サムスン電子、太陽電池研究開発を本格化
サムスン電子は、半導体と液晶パネル(LCD)分野の技術力を基にPVライン装備の国産化率を85%まで引き上げた。国産装備の開発により設備の設置期間が半分以下に短縮でき、効率的に太陽電池を量産できる能力を確保したと説明した。
太陽電池の光変換効率は、外部の太陽光をどれだけ電気エネルギーに変えることができるかにより異なる。結晶型太陽電池は薄膜型太陽電池より長い期間研究開発が行われたため、光変換効率と信頼性が高いという長所がある。サムスン電子は今後、半導体やLCDの量産技術を太陽電池に適用し、原価競争力を備えた太陽電池量産技術を確保する計画だ。
光エナジー事業チームの崔東旭(チェ・ドンウク)常務は「PVラインの稼動を通じ、より効率の高い太陽電池を開発できる枠が設けられた。太陽電池の設計・設備・工程技術を土台に、2015年に太陽電池市場で先頭に立てるよう準備を進める」と話した。
サムスン電子は結晶型のほかアモルファスシリコン(a−Si)やCIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレン)などを用いた薄膜型太陽電池技術の研究開発も進めている。
PVライン稼動式のようす(サムスン電子提供)=14日、ソウル(聯合ニュース) |