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税金のムダ遣いはやめんかい!ナニワのおばちゃんオンブズマン…【重大な決断をドラマ化!】『ルビコンの決断』
人生を賭け、会社の存続を賭け、新しい時代を切り開いていった人たちの “決断”をドラマチックに描き、見ている人たちに勇気を与えていく新しい報道番組。
これまで、カメラで撮影することの出来なかった経済の裏側を、徹底したペン取材によって浮き彫りにし、事実に基づいたドキュメンタリードラマとして描いて行きます。
番組はドキュメンタリードラマの部分とスタジオトークで構成されます。
【出演者】
メインナビゲーター:木村佳乃
キャスター:大浜平太郎
【ドラマ部分】
正司照枝、三林京子
【内 容】
カラ出張にカラ残業、裏金、収賄疑惑など、近年、大阪市をめぐる税金ムダ遣いの報道は枚挙に暇がない。制服と称して職員にスーツをただで配るなど、市民も“不正のデパート”と呆れるばかりの浪費ぶり。愛すべき地元のそんなていたらくに、怒れるオバちゃん2人が立ち上がった。
60歳の佐野トシ子さん(三林京子)と73歳の三原英子さん(正司照枝)は、もともとごく普通の主婦。2人とも、マンション管理会社の管理費使い込みを糾弾するなど、不正なことは許せない性格で、それらを機に参加したマンション管理の勉強会で知り合った。まず“大胆な行動力”の持ち主・佐野が、大阪市の許せないことを発見。「何やこれ?馬鹿にしてんな」。2005年当時、赤字続きの大阪市には4万5千人の職員がいた。大阪市より人口の多い横浜市でさえ2万8千人。その上、縁故採用も多いと噂されていた。「赤字なのに暇そうな人が多すぎるんちゃうの?コネで就職できるって大阪中の噂でっせ!」早速、市の窓口に乗りこんだ佐野は、こちらの質問にのらりくらりと対応する担当者に、ごまかされてたまるかと職員の採用記録を見せるよう要求。すると!数ヵ月後に大阪市は毎年350人ほど採用してきたゴミ収集の技能職員などの採用を5年間凍結すると発表したのだ。この出来事に感激したのは三原、愛する大阪のため、佐野と一緒にオンブズマンになろうと決断する。こうして2人のオバちゃんオンブズマン活動が始まった。
2人がまず目をつけたのは市が運営する“赤バス”。高齢者が多く利用する巡回バスだ。“赤バス”のありがたさは感じながらも、いつもガラガラの状況が気になって、決算書をもらうことに。2人が綿密に計算したところ…なんと1日460万円の赤字が出ている。“赤バス”がなくなっては困る人も多いだろうが、ルートの見直しやダイヤの改善で赤字幅の縮小はできるはず。実際にバスに乗って搭乗率を調べたり、ルートやダイヤの検証をして、その結果を市に突き付けた。2人の行動を煙たそうに見ていた市側だが、ビシッと指摘されては、むげに却下もできない。2人の提案を活かした改善により、2008年度には年間3億5千万円の経費削減が実現。オバちゃんオンブズマン、大快挙。
しかしまだまだ2人の赤字削減改革はとまらない。2人の次なるターゲットは大阪市の運営する交通機関の清掃業だ。「今度は赤バスよりてごわそうやな」「相手がデカイほうが燃えるやん!」
地下鉄駅のトイレやバス停などの清掃は市の外郭団体の交通事業振興公社に委託されていた。しかし、その契約は競争入札でなく、相手の決まった随意契約のみ。これは臭うぞ。まずは「情報公開の対象外ですから…」と渋る担当者をなだめたりすかしたりして交通公社の決算書をゲット。その清掃事業の金額を見て驚いた。「1年で24億?掃除ってそんなにかかるかな?」。ターゲットを地下鉄駅のトイレに絞った2人は得意の調査活動に。数字の得意な三原は、交通公社が清掃に払っている仕事の単価を分析。すると、民間の単価の3倍近い料金で仕事を委託していることがわかった。これで適正価格と言えるのか?
一方、行動派の佐野は現地調査。一駅一駅見て周り、きっちり清掃が行われているかどうかをチェック。一応、作業記録からは毎日行われることになっているのだが、どうも汚い…。そこに疑いを抱いた佐野は、各駅のゴミ箱の状況を写真で記録することに。すると、一日たっても状況が変わらないゴミ箱がいくつも出てきた。これは掃除してない日もしたことにして、人件費を水増ししてるのでは?そう睨んだ佐野、得意の行動力を活かし、掃除のおじさんに直撃取材!そして…「証拠見つけたで!」。高い単価で、水増し払い。この2つの証拠を武器に2人は再び市に乗り込んだが…
【放 送】
8月20日(木) 22:00~22:54 (テレビ東京系列・一部地域を除く)
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