JR池袋駅で、痴漢撲滅を訴えビラを配る女子高校生=14日夕 電車の痴漢撲滅キャンペーン 警視庁、女子高生も参加悪質化する電車の痴漢を重点的に取り締まろうと、警視庁は14日から5日間、JR埼京線や山手線など東京都内を走る9路線で「痴漢撲滅キャンペーン」を始めた。 男女の私服警察官のほか、手先や不審な挙動を見極める技術にたけた、すり捜査専門の警察官も投入した。 JR池袋駅では14日夕、駅を利用する女子高校生ら約200人が痴漢防止を訴えるビラとティッシュを配った。 参加した私立高校2年の女子生徒(17)は「友人と痴漢にあったことがよく話題になる。泣き寝入りせず、積極的に声を上げたい」と話した。 警視庁によると、今年1~6月の電車内などの痴漢と盗撮の摘発件数は975件。路線別では埼京線が11%を占め最多だった。埼京線では昨年、ネット掲示板で情報交換して集まったとみられる男数人が、女性を取り囲んで体を触る事件も発生している。 【共同通信】
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