ドル、90円台半ば=売られた流れ引き継ぐ〔東京外為〕(14日午後5時)
9月14日10時1分配信 時事通信
14日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ドル安・円高の流れが強まった前週末の海外市場の水準を引き継ぎ、続落した。午後5時現在は1ドル=90円57〜60銭と前週末(午後5時、90円92〜95銭)比35銭のドル安・円高。
ドル売りの勢いはやまず、朝方は90円ちょうどに迫る場面があった。ただ、前週末急落した反動で買い戻しも入りやすく、その後は底堅さが目立つ展開となった。
市場では「市場ではもっともらしいドル安の理由が飛び交っているが、直接のきっかけは金の1000ドル超えではないか」(邦銀)との見方があった。投資家のリスク許容度上昇に伴い、原油より規制の緩い金に資金が流入。「逆相関とされるドルが対ユーロで売られ、これが全体に波及した」(同)との見立てだ。
ただ、この逆相関はドルを起点とすべきで、金価格がドルを動かす関係ではないと指摘。「材料視するには根拠が不十分。終盤にかけてドルが買い戻されたところを見ると、ドル安局面はこれで終わりかもしれない」(同)と話している。
ただ、積極的なドル買いには材料不足との声も。別の関係者は、ドル高方向に進むには「各国の口先介入や、米連邦公開市場委員会(FOMC)で出口戦略をにおわせることが必要だ」(シンクタンク)としている。
ユーロは対円、対ドルで下落。午後5時現在は1ユーロ=131円92〜96銭(前週末午後5時、132円80〜83銭)、対ドルで1.4565〜68ドル(同1.4605〜08ドル)。(了)
【関連ニュース】
・ 〔マーケット情報〕株と為替の最新市況
・ 242円安の1万0202円06銭=14日の平均株価
・ 円相場、90円42〜43銭=14日正午現在
・ 円続伸、90円台前半=前週末の流れを継続
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ドル売りの勢いはやまず、朝方は90円ちょうどに迫る場面があった。ただ、前週末急落した反動で買い戻しも入りやすく、その後は底堅さが目立つ展開となった。
市場では「市場ではもっともらしいドル安の理由が飛び交っているが、直接のきっかけは金の1000ドル超えではないか」(邦銀)との見方があった。投資家のリスク許容度上昇に伴い、原油より規制の緩い金に資金が流入。「逆相関とされるドルが対ユーロで売られ、これが全体に波及した」(同)との見立てだ。
ただ、この逆相関はドルを起点とすべきで、金価格がドルを動かす関係ではないと指摘。「材料視するには根拠が不十分。終盤にかけてドルが買い戻されたところを見ると、ドル安局面はこれで終わりかもしれない」(同)と話している。
ただ、積極的なドル買いには材料不足との声も。別の関係者は、ドル高方向に進むには「各国の口先介入や、米連邦公開市場委員会(FOMC)で出口戦略をにおわせることが必要だ」(シンクタンク)としている。
ユーロは対円、対ドルで下落。午後5時現在は1ユーロ=131円92〜96銭(前週末午後5時、132円80〜83銭)、対ドルで1.4565〜68ドル(同1.4605〜08ドル)。(了)
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最終更新:9月14日18時1分
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