放送予定
   
   
   
9月14日(月)放送予定
“希望”を科学する

希望学という新しい学問が注目を集めている。東大の社会科学研究所を中心に、経済学、歴史学など40人をこえる研究者が参加、大規模な調査などを行い、「希望とは何か」を科学的に読み解こうという一大プロジェクトだ。プロジェクトが注目したのが岩手県釜石市。かつては「製鉄の町」として栄えた企業城下町だったが、今から20年前、製鉄業の規模縮小という危機を経験した町だ。希望学では、この釜石を日本の未来像と位置づけ、大規模な現地調査を行ってきた。希望学の4年にわたる研究から浮かび上がってきた「希望」再生のヒントとは。
(NO.2788)

スタジオゲスト 玄田 有史さん
    (東京大学社会科学研究所教授)
 

   
   
9月15日(火)放送予定
シリーズ アジア新戦略(1)
“国づくり”をビジネスに


シリーズ第1回は、アジアの国づくりを支援する、新たなビジネスモデル。成長が続くベトナムなどで急速に高まるインフラ需要に応えようと、日本の企業が、発電所や高速道路、鉄道などの運営に乗り出している。これまでのように「作って終わり」ではなく継続的に収益が得られ、貢献にも繋がるのがメリットだ。国もこのビジネスを新たな成長戦略と位置づけ、「PPP」という官民連携の新たな事業手法で企業の進出を支援している。また、こうした事業によって、これまで注目されなかった貧困国にも投資が集まっている。バングラデシュでは、NTTドコモが巨額の資本を注ぎ携帯電話の普及を進める。また、手作業で行われている銀行の事務をIT化し、経済の基盤を作ろうというプロジェクトも産学連携で進む。将来は、1億6000万の国民に多機能カードを普及させ、ライセンスフィーやメンテナンスで利益をあげる大きなビジネスに育てようとしている。活発化する「支援型ビジネス」の可能性と課題を探る。
(NO.2789)

スタジオゲスト 木村 福成さん
    (慶応義塾大学経済学部教授)