ここから本文エリア プロバスケbj決定「地域に根ざす」2009年09月07日
男子プロバスケットボールのbjリーグに10〜11年の来季シーズンから宮崎県のチームが参入することが決まった。県内で初めてのプロスポーツチームとなる。チームを設立する「みやざきプロバスケットボールチーム設立準備委員会」の鎌田俊作委員長(31)が、本拠地にする都城市の長峯誠市長に参入決定を報告。「宮崎らしく温暖な気候と人柄をイメージできる、ハートフルで地域にしっかり溶け込む組織づくりを目指したい」と抱負を語った。 同委員会は昨年6月に発足。県内各地で署名活動やスポンサー企業獲得などに努めてきた。鎌田委員長は「ようやくスタートラインに立った。プロのチームだからこそできる社会貢献をし、市民の期待に応えたい」と話し、長峯市長も協力を約束した。 同委員会は今月初旬に運営会社を設立し、鎌田委員長が社長に就く予定。同市中心市街地の一角に事務所を構え、チーム名やスタッフの公募を始めるほか、ボランティア組織やファンクラブの結成準備を進める。事務所の一部はコミュニティースペースとして一般に開放する方針。 シーズンは10月開幕で、来年5月には外国人3、4人を含む選手12〜15人をドラフトで指名。それまでにヘッドコーチも決め、チーム体制を整える。鎌田委員長は「都城の名に恥じないよう、しっかり準備を進めたい」と気を引き締めた。 チームの運営には年間2億円近くが必要。ホームゲームとして都城市と宮崎市、延岡市、日南市で28〜30試合を想定し、1試合平均2千人を集客できれば安定的な運営が可能という。鎌田委員長は「自立して地域に根ざし、地域から必要と求められるチームにしたい」と意気込んだ。 問い合わせは、準備委事務局の薩摩園鎌田茶業(0986・39・3142)へ。
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