和漢朗詠の会
IIBCでは、国際間の相互理解を促進させる機会の一つとして、室伏寿冠先生による「漢詩・日本の古典朗詠鑑賞会」を国内外で開催しています。
漢詩は中国が世界に誇る文化芸術作品であり、世界各国の文化人が漢詩を中国語で読み、その内容と音楽的な美しさを高く評価しています。日本では古来、漢詩を日本語読みで味わうのが習慣であり、多くの日本人が漢詩に親しむのには大きな効果がありました。さらに中国語読みによって、漢詩固有の音楽的美しさが倍加されて中国や世界各国の人達と共通のコミュニケーションの場を持ち、漢詩をより深く味わうことが可能になり、日本の国際化、世界化に大きく貢献するものと信じます。「和漢朗詠の会」を設立し、普及活動を始めたのは、このような趣旨によるものです。
この会は当初から中華人民共和国の温かいご後援をいただいております。
国内では、これまで国立劇場を中心に会を開催しており、漢詩を中国語で味わう運動がさらに大きく発展していることは、まことに喜ばしいことです。漢詩を中国語で朗詠すると同時に、漢詩の日本語朗詠と日本古典の朗詠を披露することにより、日中文化交流を深め、日中友好の発展と相互理解の増進に寄与することを願っています。 | |
室 伏 寿 冠(むろふし じゅかん)先生 プロフィール
香雲流詩歌朗詠家元
5歳で長唄、三味線を始め、10歳で吟詠界の巨匠、伊藤長四郎先生に入門、以後伊藤先生の志を守りながら朗詠を音楽としての芸術に高めることに情熱を傾ける。1983年に、漢詩を中国語で味わう運動を提唱し、漢詩と日本の古典を朗詠して日本と中国の文化交流に新しい分野を開いた。現在も国内外で精力的に活動を続けている。 | |
これまでの活動実績
・日本国内
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