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外相予定の民主・岡田氏、鳩山発言にピリピリ (1/2ページ)
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外相就任が内定した民主党の岡田克也幹事長は、鳩山由紀夫代表の発言に神経をとがらせている。鳩山氏は9月下旬に日米首脳会談を予定しており、「核密約」問題や日米地位協定をめぐり軽はずみな発言をすれば、今後の日米関係に深刻な影響を及ぼしかねないからだ。どこまで鳩山氏の「お目付け役」を果たせるか。岡田氏の手腕が問われる。(加納宏幸)
岡田氏が、鳩山氏の発言の「軽さ」に不審を抱いたのは、社民、国民新両党との連立政権協議中の7日、鳩山氏が「基本政策閣僚委員会」の設置構想を記者団に明かしたことがきっかけだった。岡田氏は与党協議機関の代案として8日に提示する考えだったが、この発言で台無しとなり、岡田氏は事態収拾に追われた。さすがに腹に据えかねたらしく、岡田氏は8日、「鳩山さんはいろいろなことを言うのであまり引用しない方がよい」と記者団に不満をぶちまけた。
岡田、鳩山両氏には、5月の代表選のしこりがなお残るとされる。岡田氏が鳩山氏から外相就任を打診されたのは3日夜だったが、岡田氏は「分かりましたが、一晩考えさせてください」と即答を避けた。外交交渉でトップの軽はずみな発言は致命傷となりかねない。岡田氏は、軽量級の閣僚としてサポートすることも考えたようだ。
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