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産科・救急医確保へ7300万円 道が57病院に手当補助 (09/14 07:23)

 医師不足や過重労働が問題となっている産科医や救急医の待遇改善に向け、道は道内の病院に対して医師への手当などを補助する事業を始める。15日開会の定例道議会に提出する補正予算案に約7300万円を計上。延べ57病院が補助を活用する予定で、将来的な医師数増に結びつくか注目される。

 補正予算案に盛り込まれるのは、《1》産科医確保支援(約4200万円)《2》救急勤務医支援(約2200万円)《3》女性医師就労環境改善緊急対策事業(約900万円)の3事業。敬遠されがちな分野の医師を増やすことを目的に国が本年度予算に盛り込み、都道府県などに事業化を要請していた。

 道内では2006年までの10年間で、医師総数は1300人増えて1万1579人となったが、産科医は80人減の359人。拘束時間の長さや訴訟リスクの高まりから産科離れは顕著になっている。

 救急医も不規則な激務が敬遠され、確保が難しくなっているのが現状。医師不足の中、女性医師の離職をどう減らすかも大きな課題となっている。<北海道新聞9月14日朝刊掲載>

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