江 戸 時 代
信濃なる大野の御牧春されば小草萌ゆらし駒勇むなり
田安宗武 天降言 小嶋 孝三郎
敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山ざくら花
本居宣長 肖像自贊 林 巨樹
霞立つながき春日をこどもらと手まりつきつつ今日もくらしつ
良寛 はちすの露 新井 寛
わぎもこが額髪結ふ元結のこむらさきなるふぢなみの花
香川景樹 桂園一枝拾遺 八嶌 正治
妹が背にねぶる童のうつつなき手にさへめぐる風車かな
大隈言道 草徑集 赤川 徹彌
たのしみはまれに魚煮て兒等みながうましうましといひて食ふ時
橘曙覽 志濃夫逎舍歌集 應本 昌三
我が胸の燃ゆる思ひに比ぶれば煙は薄し櫻島山
平野國臣 平野國臣遺稿 宇野 精一
親思ふこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん
吉田松陰 安政六年書簡 小田村 四郎
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