平 安 時 代 一
ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく舟をしぞ思ふ
小野篁
今昔物語集
萩野 貞樹
つひにゆく道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを
在原業平
古今和歌集
篠 弘
思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを
小野小町
古今和歌集
中村 彰彦
君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をもしる人ぞしる
紀友則
古今和歌集
一戸 冬彦
見わたせば柳櫻をこきまぜて都ぞ春の錦なりける
素性法師
古今和歌集
大竹 英雄
東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな
菅原道實
拾遺和歌集
石川 忠久
秋來ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
藤原敏行
古今和歌集
米長 邦雄
其二
其三
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