元床山から民事提訴されていた追手風親方
大相撲の追手風親方(43)=元幕内大翔山=が、3月まで所属していた元床山から民事提訴されていたことが12日、分かった。
3月に、しつけを理由に暴力をふるったことと、元床山がいじめをしていたとされる部屋の力士に、けじめとして元床山をたたくよう指示したことへの損害賠償で、同親方によると請求額は550万円という。
8月中旬に提訴され、第1回口頭弁論は10月30日に熊本地裁で行われる予定。協会関係者によると、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)も被告に入っているという。
追手風親方は「殴ったことは認めるし、悪いとも思っている。ただ、そこに至るまでに何があったかが訴状に何も書いていない」と、法廷で事情を説明する意向だ。
名古屋場所中に同親方を事情聴取した伊勢ノ海生活指導部長(元関脇藤ノ川)は「弁護士に任せてある。(追手風親方の処分は)裁判中なのでない」とした。
(2009年9月12日)