平成20年9月25日

潘基文・国連事務総長と会談

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潘基文・国連事務総長と会談の写真

 平成20年9月25日(日本時間26日)、ニューヨークで第63回国連総会に出席した麻生総理大臣は、一般討論演説を終えた後、国際連合の潘基文事務総長と会談を行いました。

 事務総長より、麻生総理が就任後にこれほど早く国連を訪れる政治的リーダーシップを発揮したことへの謝意が述べられました。さらに、日本は国連をはじめ、G8の議長国、アフリカ開発会議(TICAD)の共催国として、国際場裡で活躍し大きな成果を上げていること、特に国連に関しては、第二位の分担金拠出国であるばかりでなく、様々な形で極めて積極的な役割を果たしていることを高く評価すると述べられました。

 麻生総理は、「日本の総理大臣が国連総会に出席するのは3年振りであり、これは日本の国内事情によるものであるが、自分は是非来るべきと考え、本日訪れた。」と述べました。その上で、国連が安定した力強い機関として発展していくことを期待しており、日本もそのために可能な限り貢献したいとの考えを伝えました。

 事務総長は、開発問題における昨今の日本の活躍に言及しつつ、特にTICADでのコミットメントやリーダーシップを高く評価しており、今後とも日本が開発の分野で積極的な貢献を行うことへの期待を表明し、その関連で、日本のODAについて、近年低下していることを懸念しており、これが上向きになることを期待すると述べました。

 事務総長より、麻生総理とは日韓両国の外務大臣をともに務める時期があり、その頃にはいろいろな難しい問題もあったが、それを乗り越えてよい友情・協力関係を一貫して築くことができたことを嬉しく思っている旨が述べられ、また、これほど懇意な人が日本の総理として活躍することを心強く思うと述べました。麻生総理からは、最後に釜山で会談をした時の想い出が語られました。

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