平成20年9月25日
平成20年9月25日(日本時間26日)、麻生総理はニューヨークでオーストラリア連邦のケビン・ラッド首相と首脳会談を行いました。
会談では、日豪間の戦略的パートナーシップが順調に強化されてきていることを確認し、安全保障、経済等あらゆる分野で日豪関係の更なる発展に向け協力していくことで一致しました。この関連で、麻生総理より、陸上自衛隊がサマーワにおいて豪州軍に協力頂いたことに改めて謝意を表しました。また、ラッド首相より、双方の経済により利益となるような経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)実現に向け両首脳で協力していきたい旨の発言がなされました。
また、ラッド首相より、捕鯨問題の外交的解決に向け両首脳間で引き続き議論していきたい旨が述べられたのに対し、麻生総理より、この問題が良好な二国間関係を阻害しないよう、二国間及び国際捕鯨委員会(IWC)等の場で引き続き議論していきたい旨を述べました。
その後の共同プレス発表で、麻生総理及びラッド豪州首相は、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」の委員が確定した旨を発表しました。これら委員の選定は、同国際委員会の共同議長である川口順子元外務大臣とギャレス・エバンス元豪外相が協議を進め、個別に連絡をとり行われたものです。