今回旅行して、友人たちとしみじみ語り合ったのですが。
広島や沖縄に行くたびに亮ちゃんが、原爆ドームに行ったことやひめゆりの塔に行ったことを語るのって、ものすごくいいことですよね。
例え興味がなくても、「亮ちゃんがいったから」というきっかけで、平和祈念館や原爆ドームに行ったファンの子達って、きっと多いと思いますもん。
そういうことを知るきっかけが、ミーハーなことだったとしてもいいんです。
重要なのは、知る、ということ。
実は私の中学・高校以来の友人のおじいさんが、映画「ひめゆりの塔」の監督で、そのご縁会って私は今回、どうしてもひめゆりの塔を訪ねたかったのですが、ひめゆりの塔以外にも沢山の慰霊碑があることを、そして各47都道府県ごとの慰霊碑まであることを知るきっかけになりました。
沖縄は海も空も綺麗です。
でも62年前は、きっとこの空も海も、眺めることすらかなわなかった時期があったのだと、知っておかなければならないんですよね。
さて2日目。
本当はこの日は沖縄の離島・久高島だけを見る予定でした。
が、運転手さんが、
「それだけじゃもったいない! 見られるもの、全部見て行きなさいよ」
と、またまた旅程を組んでくださいまして・・・本日もお付き合いくださいました
今度の海は太平洋側。
東シナ海の逆なので、午後の海が綺麗なところです。
普段は通行止めになっていて、見られないはずなのに、なぜか偶然!通行止めが解除されていた、ニライ橋・カナイ橋からの太平洋の眺め。
太平洋も綺麗だぁ
沖縄本島の東にある久高島は、沖縄のニライカナイ信仰の聖地です。
沖縄の神様がこの地に降り立って国作りを始めたといわれています。
島中あちこちに聖地がある・・・というより、島全体が聖地になっています。
「沖縄に行くの」
と友人にいったら、
「紫ちゃんなら、ぜひ久高島にいっておいでよ!」
といわれ、詳細なプリントをコピーしてくれたので、ここは絶対にいこうと決めていたのでした。
東の安座真港からフェリーで20分。
久高島に到着です。
自転車で一周1時間くらいでまわってしまう小さな島。(でも自転車無しで行くのは辛いかも)
手付かずの自然があちこちに残っています。
久高島北端の海!!!
きれいきれいきれい!!!
北端に続く一本道。なんとも雰囲気のある風景が広がっていました。
色々な儀式の中心地である「久高殿」。
ここには入っても(というか、外から眺めても)大丈夫ですが、「斎場」とかかれたところには、基本的に立ち入らないことをお勧めします。
男子禁制の場所ですし、本当に儀式を行う「聖地」なので、巫女さん以外は入らないのが礼儀。
あまりに海が美しくて、私たちはおおはしゃぎで海でいっぱい遊んでしまいました。
運転手さんが、
「沖縄の雲は低いでしょ。子供たちがね、『おいしそうな雲だねぇ』っていうんですよ」
とおっしゃっていたのですが、沖縄は海も空も雲も太陽も、とにかく自然が美しいです。
実は22日のコンサートのMCでも、関8ちゃんたちが、
「沖縄の雲は低い!」
と盛り上がっていたのですが、クリーミィで手が届きそうな雲は、本当においしそう。
久高島に行くときも、
「沖縄の海見たら入りたくなるから、濡れてもいい服にしていきなさい!」
と運転手さんにいわれ、そうしたのですが大正解。
・・・ってゆーか、関ジャニ∞って・・・なんていうか、本当に子供並みに素直っていうか、感性豊かっていうか・・・本当に、見たまんま、感じたまんま、なんのてらいもなく行動する人たちなんですねぇ。
だから気持ちがストレートに伝わってくるし、人の気持ちを巻き込む力があるんだなあ・・・
そんなことをぼんやり考えました。
雲が低いってはしゃぐ感性も、綺麗な海を見たら飛び込む感性も、いつの間にか忘れていたもののように思います。
なにか綺麗なもの・素敵なものに触れたら、それに反応するアンテナの鋭さ。
沖縄に来てようやく、封印が解けたような気持ちになりました。
久高島から戻って、今度は首里城へ。今日もがつがつ回ってますよー(笑)
すばるとひなは首里城で雨にふられてカワイソウなことになってましたが、今年の8月、沖縄は単に「スコール」とは言い切れないような豪雨にさらされることが多かったそうです。
ひなとすばるは1日で済みましたが、リハを含めて数日間かかったKAT-TUNの場合、リハの日は曇天だったのに、翌日から豪雨にさらされ、全ての計画を練り直すことになったんだとか。
本当に、運が悪かった・・・
首里城のトイレの洗面台。蛇口がシーサーになってたんです
そしてそのあと国際通りと公設市場へ。
がっつり買い物して、16時には空港についていました。
ほぼ初めて、といってもいい沖縄。
たった1日半の観光でしたが、運転手さんのご好意で、本当に効率よく、あちこちを見て回ることが出来ました。
色々と感じたこと、思うことはありましたが、なにより印象的だったのは、「人のあたたかさ」です。
ホテルの従業員の方たちが、単に教育が行き届いているだけにとどまらず、皆とてもいい笑顔で応対してくれたこと。
2日間お付き合いくださった運転手さんが、なにより私たちのことを考えて全てを準備してくださったこと。
通りすがりにちょっとだけ話した人たちが、皆親身になってくれたこと。
全てが嬉しくて、自然と「ありがたいなあ・・・」という気持ちがわいてくるのです。
2日目の夜、ホテルのビアガーデンでバーベキューを食べたのですが、そのとき偶然「島人ぬ宝」の生演奏をまた聞くことが出来ました。
庭からの歌声が聞こえて、ホテルのベランダから見ていた男の子たちがノリノリで一緒に踊って、大盛り上がりしたのですが(あの男の子たちののりのよさがなかったら、あんなに盛り上がらなかっただろうなー)、
「教科書に書いてある事だけじゃわからない 大切な物がきっとここにあるはずさ それが島人ぬ宝」
という歌詞が、本当に・・・本当に心に染みました。
亮ちゃんが、何度も沖縄に行く気持ちがわかる気がしました。
私も是非また、沖縄を訪れたいと思います。
47都道府県ツアー、どこの土地も、「その場所に行かなければ判らない」沢山の歴史、そして沢山の人々を知ることが出来ました。
忘れられない「長い夏休み」の思い出です
〜おまけ〜
私が今回お願いしたのは、こちらの観光タクシーです。
おきなわプライベートタクシーサービス
KAT-TUNとか、そういうことは関係無しに(っていうか、本当に偶然そういう話を伺っただけなので、それ目当てにお願いするのは本当に失礼なので、絶対に絶対にやめてくださいね ここでご紹介した私に免じて、宜しくお願いします。)、良心的な価格でとても丁寧に回ってくださいますので、沖縄に行く機会があれば是非どうぞ
拍手(・・・とコメント)いただければ嬉しいです♪Web拍手
2007年09月25日
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久高島に行かれたのですね。私もその島にすごく行きたかったのですが時間が合わず今回は断念しました。その代わりといったら何ですが、斎場御嶽(せーふぁうたき)に行きました。世界遺産に登録されている所です。ここから久高島を眺めることができました。翌日にお世話になった運転手さんに初めての沖縄旅行でここを訪れる人はめずらしいと言われてしまいましたが、ここもいい気が流れていてなかなかよかったですよ。(^^)
沖縄、楽しかったみたいで、なによりでした。
紫さんのレポを読ませて頂いて、凄く考えさせられました。
実は、私の地元は終戦間近に空襲を受けています。それも、本当なら受ける必要のなかった空襲だと言われているようです。
子供の頃、今は亡くなった祖父から、どのようにして町が燃え、どうやってまだ乳児だった父を抱えて逃げ延びて、どんな風に周囲の人が死んでいったかを聞いたことがあります。
沖縄や長崎や広島のような大規模なものではなかったかもしれない。それでも、自分が普段歩いて遊んでいるこの土地の上で、地獄のようなことがあったのだと、子供心に喩えようのない気持ちになりました。
知らないということは本当に怖いことです。でも、だからこそ、関ジャニちゃん達が、『知るきっかけ』になってくれたら、それはとても素敵なことですよね。
沖縄すれ違い残念だったけど、お互いにいいたびができたみたいだねー!
私も斎場御嶽行きたかったです。これはまた次回かな。絶対にまた沖縄に行きたいです。
>あいこさん
語り継ぐことってとても大事だと、このツアーであちこちを回って本当に感じました。
そのきっかけが関ジャニ∞であったことも、私にとっては幸いだったかなあ、と。
私たちの祖父母はきっとまだまだ語っておきたいことがたくさんあるはずですよね。
できる限り、聞いておきたいものです。