平成20年9月24日
平成20年9月24日、麻生内閣が発足しました。24日午後に衆参両院の首相指名投票が行われ、衆参両院の指名が異なったため、両院協議会が開かれましたが意見は一致せず、衆議院の議決を優先する憲法の規定により衆議院が選出した麻生太郎議員が、伊藤博文初代内閣総理大臣から数えて第92代目(59人目)の内閣総理大臣として指名されました。
これを受けて、直ちに総理大臣官邸で新内閣の組閣に着手しました。
麻生総理は記者会見を行い、「この度、総理の重責を担うことになり、その重みを改めて感じているところであります。特に景気への不安、国民の生活への不満、そして政治への不信という危機にあることを厳しく受け止めているところです。日本を明るく強い国にする、それが私に課せられた使命だと思っています。」と述べ、そのために、「私の持っております経験の全てと、この身を尽くして難題に立ち向かうことをお誓い申し上げます。」と抱負を述べました。
その後、自ら閣僚名簿の発表を行い、最後に「1つ、国民本位の政策を進めること。そして、官僚は使いこなすこと。3つ、いろいろ言っていくと切りがなくなりますが、国益です。省益ではない国益を担当。国益に専念をする。これが一番だと思っております。」と述べました。
深夜、宮中における内閣総理大臣の親任式及び国務大臣の認証式が行われ、正式に麻生内閣が発足しました。その後、総理大臣官邸に戻り、初閣議、記念撮影が行われました。