えーっと。
関ジャニ∞にくっついて行く旅の恒例は、「がっつり観光」なのですが(笑)今回も相当がっつり回ってきました
とても丸1日半で回ったとは思えない行程で、正直・・・コンサートにいったことが遠い記憶になるくらいで(笑)
でも沖縄初心者にとしては、できることは全部やった!という満足度の高い旅になりましたので、よかったらお付き合いください。
沖縄は、あちこちに見所があるので車で移動することが必須になります。
大体、今回コンサートをやった沖縄コンベンションセンターも、那覇空港から旭橋のバスターミナルまで行って、そこからバスで30分くらい・・・という、とにかく移動に不便なところ。
今回、私たちはコンベンションセンターの近くにあるラグナガーデンホテル(ANA系列だったので、マイレージが使えたのです)に泊まったのですが、空港からホテルに行くのもどうしたものか・・・という感じ。
判らないときは聞いてしまえ! という精神で行ったのがよかったのか、このときからラッキーは始まっていたような気がします。
空港のインフォメーションで、
「ラグナガーデンホテルに行くのに、バス出てますか?」
ときいたら、ホテルの循環バスはちょうど出てしまったところ。
うーん、それじゃあやっぱり、旭橋に出てバスなのかなあ・・・と思っていたら、
「3人さんなんですか? だったら、モノレールで古橋まで行って、そこからタクシーでいっても1500円くらいですよ」
と、インフォメーションのおじさん。
古橋からタクシー!
そんなこと、思いつきもしなかった!!
・・・結局、これがベストな行き方だということが後から判明しました。
やっぱり、地元の方の意見は聞いとけ、ってことですなぁ・・・
ホテルの部屋からの眺め。オーシャンビューです
さて、観光1日目。
より効率よく回るにはどうしたらいいか。
考えた挙句、私たちが選択したのは、観光タクシーをお願いすることでした。
たまたま仕事の関係で沖縄にいたことのある友人から、紹介していただいた運転手さんに1日ついていただくことになりました。
韓国で8万円コーディネーターを頼んだヒナみたいな発想ですが(笑)、レンタカー借りて事故の心配したり、時間のロスを考えたりしたら、ちょっとお金払って解決するなら払っちゃいますですよ。
それに、8万円もかからなかったし!(笑)
行きたいところは、美ら海水族館、ひめゆりの塔、首里城、とあらかじめ伝えておいたところ、この運転手さん、本当にいい方で・・・あらかじめものすごーーーーく考えてくださって、一日で出来るだけ効率よく回るルートを提案してくださいました。
まず、沖縄といったら海です。
海を見なくてはなりません。
しかも、東シナ海は午前中に見なければならないんだそうです。
なぜなら、午後になると太陽の方向が逆になって、海面が反射してきれいな色が出ないから。
だからまず、美ら海水族館を目指しつつ、海が綺麗に見えるルートを通っていくことになりました。
この「太陽の方向で海の色が違って見える」ということを、私たちは後から身に染みて理解します。
本当に色が違うんだから!!!
海を見るならここ、万座毛。「万人が座す」というということから名前がついたそうです。絶景。
万座毛を出て、沖縄サミットのあったブセナに行く途中の道路で海を眺めました。この海が、午後になると色が変わってしまうんです。
東シナ海は午前中が勝負!
そして、美ら海水族館へ。
美ら海水族館のシーサー。エイトコン22日1部レンジャーでマルちゃんがやった「おいシーサー!」は右のシーサーみたいなポーズでした(笑)
美ら海水族館は激混みでとにかく人に酔う感じでした。メインのジンベエザメの回遊は一番最後なので、魚に興味がない方は、ばーーーっと飛ばしてそこまでいっちゃったほうがいいかも。
美ら海水族館にいたレッドとピンク(笑)
美ら海水族館のメインイベント・ジンベエザメの回遊!
さて、ホテルを出発したのが9時で、ここまでですでに13時。
もう午後の時間帯なので、海は逆行になってしまってもう綺麗に見えません。
というわけで、今度は高速を使って一気に南下します。
その前に腹ごしらえ。沖縄名物ソーキそば。「ソーキ」というのは、「豚の肋骨の肉」ということなんだそうです。そばの種類のことかと思った・・・
軟骨まで柔らかく煮込んであって美味しいの何の!
地元の方が行くお店らしく、ちょっと外れた場所にあるのに混んでました。
美ら海水族館は北にあります。
次に目指すひめゆりの塔は南端です。
高速で飛ばしても1時間くらいかかります。
その間に、私たちは運転手さんから沖縄の戦中・戦後の話を伺っていました。
当時のアメリカ軍がどこから上陸し、どのように占領していったか。
その後、どのように統治していったか。
1972年に沖縄が返還されるまで、どんな扱いを受けていたか。
本土復帰したとき、どれほど嬉しかったか。
アメリカ軍が上陸したのは・・・私たちが泊まっていたホテルのある海岸線からでした。
ちょうど今空軍の基地がある中部地区です。
そこから南北に分かれて進攻し、ことに抵抗の激しかった南部を攻略するまで3ヶ月かかったのだそうです。
ひめゆりの塔を初め、あらゆる慰霊碑が南部に集中しているのはそのためでした。
すなわち、日本軍の本部があった首里城あたりから、ひめゆり部隊をはじめ、多くの少年少女たちが、軍とともに落ち延びて南下していったというのです。
たまたま、映画や本で有名になってしまった「ひめゆり部隊」を慰霊する「ひめゆりの塔」ですが、その周辺にはいくつもの慰霊碑があり・・・けれど、「知られてないがゆえに」参拝客すらない状態で、どんどん寂れていっているのが現実なのだそうです。
ひめゆりだけが一人歩きしている。
そのことが、どうしても解せないようでした。
実際に、他の慰霊碑(魂魄の塔など)にも回っていただいたのですが・・・
驚いたことに、車がいっぱい止まっていたのです。
参拝客じゃなくて、サーフィンをするための着替えに恰好の場所として、多くの人が車を止めているのだとか
えーっとですね。
慰霊塔って、集団になってあるのです。
ちょっと見、お墓みたいに見えるんです。
特に「魂魄の塔」は名前もわからないお骨を、地元の人たちが集めて慰霊した、一種の無縁仏のような状態で・・・
その前で、皆着替えちゃってるんですよ
これって、普通の日本人の感覚としてはちょっと信じられないのですが・・・
でも、着替えているサーファーたちはきっと、その場所がどういう意味のあるところなのか、きっと知らないでいるんだと思うんです。
ただ奥まっていて、人目につかないから着替えやすい。
それだけの意識なんだと思うんですね。
無知ってなんて恐ろしいんだろう・・・
彼らだって、その塔がどういう意味で建てられたものか知ってたら、きっと着替えたりなんかしない。
そう信じたいです。
平和記念館。右手の石碑には沖縄戦で亡くなった24万人の犠牲者の名前が、国籍問わず彫られているそうです。
ひめゆりの塔から程なく、平和祈念館があります。
7年前に新設されたこの施設は、広島同様、日本唯一の地上戦がどのように行われたかを克明に示すものでした。
山の中に沢山作られた塹壕。
生き延びたいがために、民間人の姿に身をやつす日本軍人。
民間人と軍人の区別がつかないため、手榴弾や火炎放射器で塹壕を丸ごと焼き尽くすアメリカ軍。
これを「馬のり作戦」と呼ぶそうですが、そんな言葉、初めて聞きました。
犠牲になった民間の女性の写真もあり・・・彼女の持ち物袋の中には、何かの際には自決するように渡されたものでしょう、手榴弾が入っていました。
「今年の9月29日に、久しぶりに県民大会があるんですよ」
と運転手さん。
1997年に駐留アメリカ軍人によって小学生の少女が暴行された事件依頼の県民大会だそうで、今回は「沖縄集団自決問題」が歴史の教科書から削除されることに反発しての大会なんだそうです。
平和祈念館に淡々とならべられた資料の数々を見ていると、自分がどれほど、沖縄地上戦について無知だったか、知らされてなかったか、知るきっかけを奪われていたかを思い知り、胸が痛くなりました。
戦後生まれの私たちから、「知る権利」を奪わないでほしい。
こういうことも事実としてあったのだと、語り継ぐチャンスを与えてほしい。
そう思わずにはいられません。
9月29日には関ジャニ∞の沖縄コンもありますが、同日に行われる沖縄県民大会についても、注視したいと思いました。
さて、そのあとは・・・
玉泉洞とおきなわワールドへ。
「玉泉洞」は大きな洞窟で、歩いて回るだけで30分以上かかります。
でも全然寒くなくて、むしろ蒸し暑いんです。
こうもりもいたりして、ちょっとしたトワイライトゾーン状態(笑)
うまいことお土産屋さんと直結するつくりになっているのは、さすがというか、なんというか・・・(笑)
ホテル到着18時30分。
こうして私たちのながーいながーい一日は終わったのでした
・・・二日目に続く(笑)
〜おまけ〜
今回お願いした運転手さん、なんと偶然にも「カートゥンKAT-TUN」沖縄ロケのときに同行した方でした
運転手さんいわく、
「亀梨君はいい子だぁ。あの子は頭がいい!」
と大絶賛
あんな大雨が降らなかったら、クルーザーを使ったロケも予定されていたそうで・・・そっちが見たかったですよねえ・・・
拍手(・・・とコメント)いただければ嬉しいです♪Web拍手
2007年09月25日
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