岡山放送局

2009年9月13日 22時12分更新

水上バイク事故で1人死亡


倉敷市の高梁川の河口付近で、水上オートバイがえん堤を乗り越えて波消しブロックに衝突する事故があり、乗っていた女性3人のうち1人が死亡、2人が大けがをしました。

13日午後3時20分ごろ、倉敷市の高梁川の河口付近にあるえん堤を水上オートバイが乗り越え、乗っていた女性3人が水上オートバイごとおよそ10メートル先の波消しブロックに衝突しました。この事故で倉敷市に住む山口優鯉さん(44)が死亡したほか、21歳と22歳の女性2人が足の骨を折るなどの大けがをしました。

現場で救助にあたった男性は、「釣りをしていたら後ろでバーンと音がした。振り返ったら人が倒れていたので救助に向かった」と話していました。

えん堤は、海水が川に流れ込まないように海面から1メートル程の高さに設けられています。
川の水面との高低差はなく、川から見るとえん堤があることや海面と段差になっていることがわかりにくくなっています。

国土交通省岡山河川事務所によりますと、河口付近には危険を呼びかける看板が設置してあり、水上オートバイで遊ぶ人はほとんどいないということです。
警察と海上保安部では目撃者から話を聞くなどして事故の状況を調べています。