9月13日のながさきニュース
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長崎新聞
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陸自相浦、銃携え佐世保市街行進 駐屯地創立記念、平和団体など抗議

| | 反対のシュプレヒコールを受けながら行進する陸自隊員=佐世保市島瀬町 |
陸上自衛隊相浦駐屯地(長崎県佐世保市大潟町、宮本修一司令)の隊員らが12日、買い物客でにぎわう同市中心部をパレードした。隊員らは迷彩服姿で銃を携行。地元の労働、平和団体は「軍事力の誇示」「憲法9条の改悪につながる」などとして反対行動をした。
パレードは同駐屯地創立54周年記念行事の一環。音楽隊33人を先頭に、同駐屯地にある西部方面普通科連隊の185人が実弾を装てんしていない小銃などを携えて参加した。
島瀬公園前では佐世保地区労などが抗議集会を開き「迷彩服や銃火器を市民に慣れさせ、市民を威圧し、軍事行動を誇示。市民生活を蹂躙(じゅうりん)するもの」との決議を採択。原水爆禁止佐世保協議会なども同公園前で「軍事パレード反対」などとシュプレヒコールを上げた。
沿道では手旗を振るなど歓迎する市民も多く、若葉町の無職男性(60)は「パレードは何回も見て、もう慣れている。弾は入っていないと聞いているし、安全面でも問題ない」。一方、抗議集会に参加した山祇町の女性会社員(28)は「威圧感で鼓動が早くなった。戦争を連想させる銃をアーケードに持ち込まないでほしい」と話した。
市中での陸自パレードは同連隊発足と市政100周年に合わせて2002年に初めて実施。翌03年からは駐屯地創立記念として毎年秋に実施している(06年は台風で中止)。13日は駐屯地を一般開放し装備品の展示や訓練の公開などがある。
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