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2007/10/14

てんぷら油田

クロワッサン 温度計付天ぷら鍋 22cm CR-5122 クロワッサン 温度計付天ぷら鍋 22cm CR-5122
価格:¥ 3,675(税込)
発売日:

Ebichan
おいらの仕事では二台のてんぷら油自動車を走らせているんだが、まぁ、どう考えたってそんなに普及するようなシステムではないんだが、とりあえず現在では最もエコなシステムであるのは間違いない。で、どういうシステムかというと、まず、学校給食センターとか養護老人施設とか、大量にてんぷら油を使う場所から、定期的に廃てんぷら油を集めるわけだ。で、それをプラント設備を持った工場に持ち込んでバイオディーゼル燃料に再生する。あとはディーゼル車に給油して走らせるだけなんだが、そこには色々と厄介な問題がないではない。というのも、てんぷら油というのは車を走らせるように作られてない、というか、今のディーゼル車はてんぷら油で走るように作られていないというか、ちなみに何の加工もくわえないままだと、こういう事になる

植物油をただ混ぜて使っていると、君の車はまずコールドスタートが悪化するだろう。それからフィルターが詰まり始める。じきにインジェクターが詰まって、燃料の噴射パターンが乱れてくる。やがてリングがくっついたり、シリンダー壁にグリースが付いたり、潤滑油の消費量が増えたりとあちこちに問題が出て、しまいにエンジンが止まるだろう。軽油に2割以上の植物油を混ぜるのは一時的な「実験」以外にはお勧めしない。

何故そうなるのかというと、てんぷら油は粘っこいので流れにくいのだ。特に低温時にその症状があらわれる。なので、走りはじめだけ軽油を使って、エンジンが温まったら切り替えるという方法がある。

植物油そのままでエンジンを稼働するためには、まず軽油かバイオディーゼル燃料でエンジンを始動し、暖まったところで植物油に切り替えて走り、それからエンジンを止める直前にまた軽油かバイオディーゼル燃料に切り替える。そうしないと冷たく粘っこい植物油はエンジンやインジェクターを詰まらせてしまう。つまり植物油そのままで使うためには、燃料系統と燃料タンクを並列して2セット設置するという大改造が必要。

面倒なんだが、加工しないままの油が使えるというのは便利だね。もっとも、加工してバイオディーゼル燃料を作るというのもさほど難しいことではないので、一般的には植物油がそのまま使われる事は少ないわけだ。で、欧米ではガレージ植物油田が盛んで、素人が庭で燃料を作っている。まずは、マクドナルドあたりで廃てんぷら油を貰ってくるところから始まるんだが、

廃食用油から燃料を手作りしているバイオディーゼラーたちは、1ガロン(約3.78リットル)のバイオディーゼル燃料を作るためにかかる経費は60セントかそれ以下と言う。

方法としては、原料として植物油と、メタノールと苛性ソーダ。詳しくはこちらのサイトを見ていただくとして、既に日本でもバイオディーゼルの商業的製造は始っていて、おいらのところでも、自分で作っているわけじゃない。買ってくる。

ところが、ひとつ厄介な問題があるわけだ。というのも、バイオディーゼル燃料と税金の関係というのが厄介で、今のところ勝手にディーゼル車をこの燃料で走らせるわけに行かないのだ。というのも脱税になってしまうから。なんせ軽油じゃないので軽油税がかからない。で、おいらのとこではディーゼル車を100%の再生油で走らせているんだが、コレは陸運局に届け出をして使用油種の欄を変更しているから。ためしに軽油に半分ほど混ぜてみるか、というわけには行かないのだ。技術的な問題は少ないんだが、この法律の壁があるのでなかなか普及しない。とともに、廃てんぷら油を大量に入手するというのも難しいので、次世代エネルギーの決定版とは行かないだろうけどね。

他にも、おいらのとこでは天然ガス車も何台か走らせてるし、営業車はみんなプリウスだ。自分では腐ったような中古車しか乗らないけど、仕事の車ではいろいろとやってるよ。

コメント

野次馬さんがどんな事業をやってるのか気になりますね。

 戦時中の航空機はひまし油(ひましゆ、蓖麻子油、英語 Castor oil)に添加剤を入れて戦っていた。もと航空機関士であった吉村秀雄 ”POP吉村”が二輪レースでひまし油(添加剤無し)を使用したらエンジンがあぼーん。粘っこいトリモチのようになっていたそうです。

都会にしぶしぶ就職しました。するとバスと電車と地下鉄がまめに走っていて、通勤手当もでて車いらなくなりました。ありがとうございます。都会っていいですね。よしお

いつでも電車に乗れる環境にいたら、車を持つのはバカらしくなるね。

新幹線の終電で帰ると、接続する私鉄の最終が終わっている。

↑涙

野次馬さんの会社って驚くぐらいに真面目なとこですよね。逆に社員や役員の人たちが、ネットゲリラや川本耕次を知ってるのか気になりますw

ひまし油は潤滑用のオイルで燃料ではない。
POPも大昔は使っていたかもしれない。まあ100%ひまし油ではないけどな。
カストロールのR30やR40はひまし油系で2st混合でも使えるし4st用にも使える。ただし4stで使用する場合は使用後交換必須だが。TE27レビンあたりが全盛期は使ってたはずだぞ。
カスのA747やB353は化学合成+植物油(ひまし油)だし、一部の化学合成オイルは植物油から造ったものもある。
大体カストロールの名前自体が「ひまし油」だしなw

プリウスは、製造時のCO2排出量を考えるとニセエコカーかもしれないな。大体トヨタの工場の周りでアイドリングしてるトラックが渋滞引き起こしてる時点でエコじゃない。
エコの為にはトヨタの車を買わないのが一番w

野次馬さんは、おびき出すのも料理も上手だ。

来週から始まる商品相場と株相場の同時暴落後に代替エネルギーの株は買えます。数日間掛けてまとめました。注目はもちろん、ソーラーパワーです。ビコーズ、太陽光線は無料だからです。以下、国内の大手証券を通せば、米国で上場の株が買えます。今回はハイテックブームの10倍ぐらいになりそう。

ソーラーパワー:
AKNS, ASTI, CSUN, DLSL, DSTI, ENER, ESLR, FSLR, GRSR, JASO, SESI, SLRE, SOLF, SPIR, SPWR, TSL, TSSP, WWAT, XSNX

バッテリー・蓄電設備等:
GBT, BCON, CBAK, ENEI, PWTC, ULBI, XIDE

燃料電池:
BLDP, ENEI, FCEL, HOKU, HYGS, MDTL

エネルギー効率:
CPST, DESC, KEM, MAG, PLUG

その他の資源(天然ガス、水素、エタノール、その他ガス、地熱):
CCGY, HYGS, PX, UGTH

デバイス関連:
MKTY, WFR, ZOLT

軍と宇宙開発関連:
ENEI, HYGS, KEM

石油関連株の暴落は、4月以降の予定で崩壊前の今がいちばんおいしいはずだよ。
それより、ケルベロス他のドル崩壊で影響受ける金融関連株の方が問題でないかい。
もう、情報でてるはずでしょ?

バカだな。
野次馬がエコだなんだで、車選んでるわけないだろ。腐ったクラウン乗ってる奴がどれだけエコなんだw。

左翼小児病にはわからんだろうが、天然ガス車もプリウスも助成金が出るんだよ。儲かれば、ヨタだろうが、マツダだろうがなんだっていいんだよ。
商売ってのはそういうもんだ。


野次馬さん 名前書き忘れた?

補助金で儲かるわけじゃないけど、新聞で書いてもらったりして宣伝にもなるんで、まぁ、ある意味、当たりだなw

コメントのプレビュー
【話題】愛車の燃料は天ぷら廃油 「ピースボート」の船旅で出会った二人が日本一周で「エコ」伝える
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1191489863/

Co2排出量が減るだけであって出ることは出るんだから、上のヤツラみたいに乗り回すのはどうかと思う。

わたしの質問にお答えいただいたようなエントリーありがとうございます。
質問の元になった車も商業的に売ってるバイオディーゼル燃料を買って使っていたのですが、結局の所車との相性か?フィルターつまりの問題が出てしまっています。
あるいは毎日乗る車なら問題なかったのかもしれませんね。
このオーナーは乗らないときには数週間置きっぱなしですから。

まあ、少なくとも畑で育てた食える作物をたかだか車なんぞ走らせるのに使うのは勿体無いですから、そんな覇権争いの道具になってるアメリカ人のバイオガソリン騒ぎなんかよりは余程まともな代替えエネルギーでは有るかな?と思います。

まあ、車なんて余程趣味でもなきゃ乗らないで済むに越した事無いですけどね。遊びで乗るのはケシカンラン!と言うのも一理有りますが、あんな未完成な事故の多い機械を使わないと生活できない方がある意味不幸な話しかな、なんて。

食べ物を燃料に使うなんて狂っている

WFPがそのために人道支援の食糧支援が困窮している。

やはり人類は淘汰すべき種族がいるようだわ。

小麦高騰:国連の食糧支援活動の重荷に-飢餓拡大の懸念も台頭
  10月11日(ブルームバーグ):小麦など食糧価格の高騰が、国際連合の支援活動の重荷になっている。世界最大の食糧支援組織、国連世界食糧計画(WFP:本部はローマ)のジョゼット・シーラン事務局長がこのほど来日、都内での講演会で、穀物価格の高騰が「深刻な問題である」と強調、アフリカなど最貧国の飢餓拡大につながるとの危機感を募らせた。

  国際農林水産業研究センター(茨城県つくば市)の小山修・研究戦略調査室室長は、穀物相場の上昇が最貧国にとってはダメージを与えるとの考えを示したうえで「国連から支援される食糧が減少するうえ、外貨が少ない最貧国にとって、食糧の輸入量が減少せざるを得ない」。特に、穀物相場が高値にあるときは「食糧を提供する側の米国や日本などの先進国は食糧援助を減らす傾向がある」と警鐘を鳴らす。

        食糧援助半減、援助対象国を減らすことも

   紛争や自然災害などで深刻な事態が発生した場合などの食糧配給、給食を支給しながら教育の機会を広げる「学校給食プログラム」などを展開するWFP。その食糧援助活動を支援するために資金集めなどを行う認定NPO法人「国連WFP協会」(横浜市西区)の丹羽宇一朗会長(伊藤忠商事会長)は、穀物相場の上昇を補うほどの援助募金を集めるのは難しいとの認識を示した。「援助する食糧の量を半減するか、援助の対象となる国を減らすしか解決方法はない」と半ば諦め顔だ。

  WFPが2006年度に世界で支援した食糧は672万トン。内訳は、小麦・小麦粉が全体の44%と圧倒的に多く、次いでトウモロコシなどの粗粒穀物( 25%)やコメ(10%)などが続く。

  国連食糧農業機関(FAO)ローマ本部・トレード&マーケット部でコモディティと世界貿易の動向などを調査するエコノミストのアダム・プラカシュ氏は、食糧輸入額増加の影響は最貧国に大きな衝撃を与えると分析。世界銀行が定義する最貧国は、アフガニスタン、アンゴラ、シエラリオネ、ソマリアなど、世界約180カ国のうち約30カ国が相当する。穀物価格や国際輸送運賃上昇が影響し、プラカシュ氏は「2007年の最貧国の食糧輸入総額は、2000年に比べ約9割増加する見通し」と語った。

           シカゴ小麦相場は最高値更新

  国際指標となるシカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物相場は現在、1ブッシェル当たり8.50ドル近辺で推移し、過去1年間で84%上昇している。9月28日には日中取引の最高値である同9.6175ドルを付けた。大豆相場も同 9.50ドル前後を行き来し、この1年で56%上昇した。

  「1970年代前半の食糧危機のときを思い起こさせる歴史的な高騰」(穀物商社、ユニパックグレインの茅野信行代表)を受けて、国内では、農林水産省が輸入小麦の政府売り渡し価格を四半世紀ぶりに値上げしたほか、製粉業界最大手の日清製粉が5月に値上げを実施、パン業界最大手の山崎製パンもこのほど、24年ぶりの値上げを表明した。

  国連の親善大使で、シドニーオリンピックのマラソンで銀メダルを獲得したポール・テルカド選手(ケニア)。彼は就学児童のときにWFPの学校給食プログラムの支援を受けたそうだ。第2、第3のテルカド選手を輩出させるためにも価格の乱高下に影響されない安定的な食糧援助が求められている
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003004&sid=axYBhQK9tyrM&refer=jp_commodity

フランクフルトショーレポート2
最近自動車の記事で良く目にする「140g/km」という数値。これは2008年の欧州自動車工業会のボランタリープラン(地球環境保全のための基本指針)で、1Km走行するのに排出するCO2の量を示している。近年ガソリン、ディーゼル、バイオマスなど燃料が多様化しているが、このように燃料の種類が異なると、それぞれでカーボン含有量が異なるために燃料消費量では環境負荷を計れないからだ。そこでCO2に換算して表示するようになったわけだ。

自動車メーカーの当面のターゲットはCO2排出量が「140g/km」。この数字を燃費に換算すると、ガソリン車では16.9km/L、ディーゼル車では18.9km/Lに相当する。ガソリんとディーゼルで数値が異なることにアレッと思う読者もいるかもしれないが、ディーゼル燃料の軽油とガソリンでは炭素の含有量が異なるために、同じ消費量だとディーゼルのほうがCO2を10%くらい多く排出することになるのだ。

また燃料の違いを考慮することも重要であるが、もっとも燃費に影響するのは、走り方だ。日本とアメリカと欧州ではそれぞれ走行モードが異なるので、各国の燃費値を比較するのは難しい。日本の10.15モードはエアコンのスイッチもオフにして時速40-60キロの間で走る低速モードだ。減速時間や停止時間も影響し、アイドルストップするプリウスは優秀な成績を収めることが可能。しかし、もっとも走行速度が高い欧州モードでは、プリウスのアドバンテージはあまり生かされない。つまり、その国や地域の交通事情でシステムを最適化することも必要になるのだ。
http://www.drivingfuture.com/blog/shimizu/2007/10/002214.html


日本自動工業会燃料潤滑部会より
日本のバイオディーゼル規格について
http://www.jari.jp/pdf/rt2006/05_jan.pdf


「やはり人類は淘汰すべき種族がいるようだわ。」
これは種族じゃなくて一族では?

日本は間伐材やら払った下枝やらでやれば良い。

予算が付くなら大規模いかだ作って大島やら父島やらに浮かべて
成長の早い海藻でも育てるとか。
穀物使うのは異常以外の何物でもない。まだ石油有るんだから。

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