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まだ西川社長辞任を唱える馬鹿どもへ ニュース記事に関連したブログ

2009/09/13 11:15

 

民主党だけでなく、アホ保守まで西川日本郵政社長辞任を訴えている。少なくとも、株主総会で選任された人物を国家権力で以て辞任させるとは社会主義国家に他ならない。

 

そもそも、鳩山元総務大臣も出来レースの証拠が見つからず『出来レースと見える』と緊急記者会見でごまかしている。

 

世界に冠たるインベストメントバンクのメリルリンチが政府の息の掛かった日本郵政を舞台に出来レースの片棒を担いだと、そういう認定をするのですか。
答:
いや、それは分かりませんけれども、なんらかの、なぜ、メリルリンチにするために意図的な採点をしたのかということに非常に疑問がある。それは何か、その辺の最初からの出来レース的なものが強かったのではないかと申し上げている。
問:
それが総務省としての判断ということですか。
答:
少なくとも16の問題点を見ていけば、そういう判断になりますね。
問:
この内容を見ると、出来レースだと認めない限り、今回の16の問題点も、日本郵政側が踏まえた改善ということにはならないのではないでしょうか。 出来レースと認めるか認めないかというのは改善の原点になるのでしょうか。
答:
まあ、要するにこの16の問題点は、出来レースだったと十分に疑われる事柄でしょうから、そこにどう反省して今後どうやっていただくかということが一番重要な課題なのでしょうね。少なくともたたき売り寸前で止めることはできたわけですから。
問:
結局、総務省としては、この件は出来レースと認定されたという理解でよろしいでしょうか。
答:
まあ、出来レースというのも、日本語の一つの単語ですから、国民から見ればそういうふうに見える、私も国民的立場に立ってみれば、出来レースだなと見える内容であることは間違いありませんね。

www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/090403_2.html

 

証拠もなく、『国民的立場で』『出来レースだなと見える』から西川社長を辞任させようと鳩山元総務大臣はし、鳩山新首相も同じような理由から辞任させようとしている。

 

何とも馬鹿げた兄弟だ。

 

 

 

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危機管理すらできない麻生太郎 ニュース記事に関連したブログ

2009/09/13 09:42

 

 

通常、新旧総理大臣は引継をするのに、麻生首相は鳩山新首相の顔を見たくないとの幼稚な理由で拒絶し、危機管理すら放棄している。

 

ネトウヨよ、自民党が国を守れるとか、民主党は国を守れないとかいってたが、これはどういうことだ!

 

金返せ、麻生!

 

 

 

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恐怖のシナリオか? ニュース記事に関連したブログ

2009/09/13 05:37

 

があり、党が大きく二分する可能性が出てくる。河野氏を支持する議員でさえ、「河野氏は劇薬みたいなものだ。妥協を一切許さない性格ゆえに、ひとりだけ突進して逆に党を壊す心配がある」とも指摘する。

河野氏は11日、産経新聞の取材に対し、推薦人が集まれば総裁選に出るかとの質問に「(告示の)18日になればわかることだ」と述べるにとどめた。

≪谷垣、石破氏も≫

一方、谷垣氏については、甘利明行政改革担当相が11日の記者会見で「適任者の一人だ。機会があればぜひ(出馬を)勧めてみたい」と表明した。また「保守本流の重厚感があり、ディベート能力も高い。責任野党としてさわやかな論戦を挑めるのではないか」とも述べた。

谷垣氏が所属する古賀派内でも若手や中堅クラスから「正直な人間であり、信念を持って邁進(まいしん)する人だ」(中谷元・元防衛庁長官)などと「谷垣待望論」は出ている。

石破氏を擁立する動きも水面下である。

石破氏は衆院選直後、与謝野馨財務相に総裁選出馬を求めたところ、与謝野氏が逆に石破氏に出馬を促したとされている。

与謝野氏は11日の記者会見で、総裁選に関し、「諸外国で政権政党が政権を失った場合の共通点は、党首を思い切って若返らせることだ。旧態依然たる党内 力学だけで総裁を選ぶとまた失敗する可能性がある」と指摘した。その上で、「30代、40代、50代の若い方が主導的に自民党を生き返らせるのは自分たち だ、という気概をもってやってほしい」と述べた。

総裁選管理委員会は11日、総裁選期間中の20〜26日に全国11ブロックに分けて立候補者による街頭演説を開くことを決めた。

 

イギリスの保守政党を立ち直らせたのは30代の若さだった。

 

当方が一番怖いと思っているのは、自民党が若手を総裁にすることだ。当方は町村か、石破か、ネトウヨの望む麻生太郎自民党の没落を望んでいたのだが、ここにきて河野太郎が急浮上し始めた。

 

ネトウヨは左翼だと警戒しているが、憲法改正を唱える彼のどこが左翼なのか理解できない。二重国籍を認めたというが、これも問題ない。

 

国籍法改正も閣法で議員立法ではないため彼は関係ない。

 

当方は、ネトウヨが河野は左翼だと無知蒙昧を振りまいて、町村あたりを総裁させればよいと思っている。

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失敗した中国の民族政策

2009/09/12 12:26

 

 

中国の少数民族優遇政策は異常であった。以前も書いた以外にも、少数民族犯罪者に対する『両少一寛』すなわち少殺、少捕そして従寛処理である。これらは、要するに、例えばウイグル族と漢族が喧嘩をすれば、漢族の処罰がウイグル族より重くなるのである。現実に、漢族の小学生が乱暴なウイグル族の同級生を殴ったら、その夜に40名以上のウイグル族に宿舎に押し寄せられ、公安も出動しなかったり、ウイグル族女性が漢族男性を刺殺しても懲役2年など、漢族差別政策が続いていた。

さらに胡耀邦時代には、『招生・工・兵(学生、労働者、兵士)』の定員6割は少数民族に分け与えられ、漢族も無能な少数民族が出世できると憤っている。さらに自治区の漢族は内地の学生よりも高得点をとらないといけない。そして、極めつけは、広東省の書記がウイグル闘争当日に、ウイグル人側の病院に行き、見舞いをしたことだ。

もちろん、少数民族優遇政策だけが悪いのではなく、その背後にある『民族主義』こそが主犯である。例えば、漢民族には『大漢主義』があり、ウイグル族にも同様の思想がある。当然のことだが、民族主義に甲乙は付け難く、非常に政治色が強い。このため、当方は民族主義には否定的だが、諧謔社会を作る為にはやはり否定されるべきである。

このように、中国の少数民族政策とは、かつて我が国で部落や在日に行った特権的待遇と変わりがないのである。つまり、マイノリティーは差別を受けたと感じ、マジョリティーは逆差別だと憤る点である。これは決して、民族間の溝を埋めない。一番良い民族政策は同化政策で、現に、戦前の日本、現在のアメリカでは成功している。

中国は鄧小平時代に、パンで口を塞ぐ方針を立て、経済成長で民族間の闘争に終焉を打とうとした。しかし、もはや同方針は機能しておらず、胡主席からは強攻策に舵を切っている。

当方は、中国が取るべき民族政策は甘やかしでも、厳しさでも無く、同化だと考えている。当然、同化には、厳しさと甘さが混在している。これ以外に、中国が取るべき民族政策は無い。

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保守主義を理解できないネット保守 ニュース記事に関連したブログ

2009/09/12 00:01

 

 

 

当方は『日本改正案』を再読した。同書は三島由紀夫氏の作った『憲法研究会』の討議を基に三島由紀夫氏が纏めた憲法改正提言である。彼は提言の中で、自民党が政体と国体を一致させたことを強く批判している。現在、ネット保守は政権交代が行われれば、我が国の国体は毀損されると説くが、そもそも、政体=国体一致路線を進めたのは自民党である。そして、より重要なのは政体—国体路線批判は後に彼らが大日本帝国憲法を排して理由と繋がるからだ。例えば、大日本帝国憲法には『天皇は神聖にしておかすべからず』とあるように、天皇無問責を書いているようで、儒教的道徳観が反映され、政体と国体の一致を招いているのである。そして、彼らは思想的源流である吉田松陰、北一輝らの国体観をも否定していく。彼らは非常に儒教的バイアスが強く、天皇は神聖だから神聖と押し付けるが、天皇の神聖性とは人間の生理学的行為があっても犯されないより高級であり、ネット保守は目が飛び出るだろうが、楯の会の真の仲間とは反天皇制グループなのである。当方は、彼らの主張に共感できるのは、我が国を蝕んで来た儒教思想を攻撃し、天皇陛下のあるべき姿、より正確に書くならば、真の国体を語っているからである。最近のネット保守は、儒教的影響を受けた靖国神社などに参拝し、天皇陛下に『徳』を求めて皇太子妃へのバッシングをしたり、武士道や非合理主義を賞賛し、中には官僚組織をも持ち上げる保守派がいるが、彼らは保守派ではなく、儒教思想に犯された反保守派である。さらに、近年保守的グループは出来ているが、内輪で、高度な政治哲学論争が行われたことを聞いたことが無い。彼らは思想的、哲学的バックボーン無く、ただ保守論壇の時流に沿って『保守』を叫んでいるのである。一体、保守派で、トュクビル、ハミルトン、バーク、マディソン、バジョットなどの著作を読んだ人間はいるのか?あるいは、三島由紀夫氏や楯の会メンバー並みに勉強した人間はいるのか?いい加減、思想哲学も無く、民主党に反対すれば保守になれるバカみたいな認定基準は改めるべきだ。

さて、当方は、以前から三島由紀夫鳩山由紀夫氏の名前が似ていることが気になっていたが、同書によると三島由紀夫と鳩山威一郎氏の親交が深く、それぞれの長男に互いの名を命名し合ったことで、鳩山由紀夫が誕生したそうだ。彼は中曽根康弘氏を『鳩山一郎の孫だ』と唸らせたように、憲法問題の神髄を理解している。ただ現在は、社民党との連立等で本音が言えないだけだ。

必ずや、鳩山由紀夫氏が、帝国憲法から続き自民党政権まで流れた儒教的思想に終止符を打ち、官僚政治打倒、新追悼施設建設、政体=国体の分離などを行ってくれると信じている。

 

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ネトウヨ、妄想の末に殺傷 ニュース記事に関連したブログ

2009/09/11 20:41

 


■■■■■■■■■■■ 「中国が攻めてくるぞー(笑)」 - ネトウヨの悲惨な末路 ■■■■■■■■■■■

【社会】「中国が攻めてくる」 "ひきこもってネット三昧"のニート暴力二男、家族殺人未遂で供述★9

1 :☆ばぐ太☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2005/10/29(土) 20:43:13 ID:???O

★愛知県大府市で両親と兄を包丁で切りつけ重軽傷を負わせた38歳の男を現行犯逮捕

・24日早朝、愛知県大府市で38歳の無職の男が、両親と兄を次々と包丁で切りつけて
重軽傷を負わせ、現行犯逮捕されました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、大府市の無職、布目光隆容疑者(38)です。布目
容疑者は午前5時ごろ、自宅の1階で寝ていた61歳の母親を突然、包丁で切りつけ、
止めに入った68歳の父親と40歳の兄も次々と包丁で刺した疑いが持たれています。
「息子が刃物を振り回している」と母親が110番通報し、駆けつけた警察官が、布目容疑者
を現行犯逮捕しました。父親と兄は頭や全身を刺され重傷、母親は軽傷です。

布目容疑者は以前、父親の建設業の仕事を手伝っていましたが、最近は働かずに
自宅に引きこもっていたということです。布目容疑者は警察に対し、「みんな死んだ方が
楽だ」などと話していますが、詳しい動機については意味不明な発言を繰り返している
ということです。布目容疑者は6月ごろから離れの自室に引きこもってインターネット
などをしながら過ごしていたということで、警察は犯行に至った経緯を調べています。

http://nagoyatv.com/LanDB/jsp/NewsH0200/NewsH0200.jsp?id=15670

・同容疑者は布目さんの仕事を手伝っていたが、半年ほど前から「体が疲れた」と仕事に
行かなくなり、離れの自室に閉じこもってインターネットをするようになったという。
同容疑者は中国が攻めてくる」などと話しているという。(抜粋)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000100-kyodo-soci

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1130586193/

 

自民党に投票しなかった親と殴り合いをし、窓ガラスを割り、家出しているネトウヨ同様、ちょっとドン引きですよね。

 

そのうち、愛国無罪と叫んで殺人を犯さないでください。

 

ところで、刑務所で人気の新聞が産經新聞って知ってました?

 

きっとネトウヨの犯罪者は多いのでしょうね。最近も鳩山由紀夫氏のポスターに落書きして逮捕された上に、『小沢をポアしよう』と書いたネトウヨが警察に通報されたそうだしね。

 

ネトウヨ=犯罪者は危険です。

 

早期に逮捕、早期に死刑!

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群衆の叡智とは?2

2009/09/11 16:53

 

 

 

群衆の叡智が働く為には4つの条件が必要だ。群衆が多様性に富み、互いに独立し、権力集中が無く、集合知を作り出す集合体が存在することだ。多様性は、多種多様な意見の存在と個人の本音を排出される意味でも重要だ。ピッグス湾上陸事件の時にケネディー大統領は賛同者の意見だけを聞いて、派兵を判断し、失敗した。全員が同じ意見を持つと、同じように失敗する確率が増えるのである。また同じように自分の持っている情報では無く、他人の情報に依存して判断下す『人まね』あるいは『群れ』(Herd)も群衆の叡智を群衆から生み出さない。だから、互いに独立し、多様な意見があることが条件として求められる。ファンドマネージャーは『群れ』ることで顧客の安心を勝ち取れるため、株式市場を混乱させる原因となる。一方で、雨が降るかわからない日に、傘を持ってでかけるかの目安の一つに窓外の通行人が傘を持っているかどうかに着目する。これも一種の『群れ』であり『人まね』で、高確率で傘を持つ通行人を信頼すると雨が降る。しかし、日常生活レベルの判断よりも重要な判断が求められるビジネスでは、『人まね』する前に実験や試行錯誤を重ねるため逆に『人まね』が起き難い。たしかに日常生活等判断の重要性が低い場合は『人まね』は有効だが、ビジネスなどの判断の重要性が増す場合は逆だ。そして、より重要度の高い判断が求められると、群衆の叡智の正確さを増す。

権力集中が無いとは分権的と考えるべきで、矛盾しているが集合知を作り出す集権的集合体も必要である。イラク戦争が始まった時に、テロリストグループは分権的に動いた。彼らは『セル』のようにテロ行為をし、アメリカ軍を困らせたが、全ての分権的テロ行為を集計する集合体が無かった為に、アメリカ軍に勝つことは出来なかった。一方でアメリカ軍こそが分権的で、ネットワークによって個々の情報を集計することに成功したのである。分権は、アダムスミスが唱えたスペシァライゼイション(分業)を促し、ハイエクの唱えた『暗黙知』の重要なファクターにもなり得る。米軍の成功は分権的だとしても、より分権的なCIAFBIはテロ事件を防げずに911事件を引き起こした。彼らはある一定の情報を持っていたが、それを集計するメカニズムが無かった。これもまた、分権的に情報を集めることが集権的に情報を集計することを抜きには成り立たないことの一例である。結局、いくら分権的でも、群衆の叡智は単純には引き出せないのである。最近、経済学で『制度』が注目されるのと同じである。

今まで、見て来た群衆の叡智は4つの条件があれば、正しい回答が出せるのである。それらの問題はWhatに対応している。一方で、Howなどの問題に対処する際はコーディネーションなる概念が出てくる。混雑した町を歩いていたときのことを思い出してほしい。なぜ、彼らは交通整理もないのに、問題も無く歩けるのだろうか?これこそが、コーディネーションの問題である。次稿ではコーディネーション問題を述べよう。


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続、中国産より怖い国産

2009/09/11 10:12

 

 

前回、中国産農産物の方が国産よりも安心安全であると書いたが、より補足したい。そもそも、中国産のみならず外国産の農産物などが危険だと思われているのは、官僚が輸入品に対するチェックで、基準値を上回る農薬などを検出することを発表するからである。

 

これは不公平である。なぜなら、国産の農産物には重量チェックも無ければ、農薬事前検査すら無く、表示義務は原産地と名称だけでOKとの大甘基準で検査をしているからである。要するに自分には優しく、他人には厳しいのである。例えば、蜂蜜の国内独自規格(公正競争規約)と国際食品規格を比べても、前者が大甘であることは明々白々である。

 

もし、国産の農産物に国際基準か、輸入品に行うほどの厳格な基準でチェックをすれば、国産の農産物の方がどれだけ基準値を上回っているかが即わかる。

 

逆に中国では、農産物の仕入れ先を信じていないため、スーパーや工場では入荷した原料を一つ一つ重量チェックをし、農薬が規定以上含まれていないか試薬で検査をして店頭に並べるため、ノーチェックの国産の農産物よりも安全性は高いのである。

 

もちろん、我が国のようにお互いの信頼度が高い国だと、文化的に馴れ合いが横行するため、ノーチェック体制に陥るが、これこそ危険だと認識するべきである。毒ギョウザ問題だって、我が国企業の中国現地における管理・輸入体制が如何に大甘が元凶であった。

 

ゲーム理論によると、外集団に対する信頼が低く、内集団内の評判を気にする日本人は内側へのコミットメントを強めざる負えなくなる。今回の食品問題の根底だけでなく、企業、文化もっと書けば、日本自体の問題の縮図である。

 

内に優しく、外に厳しくは、日本人のもはや性質の一つとなってしまっており、外国産への恐怖をアンフェアな規格や基準で煽るのが得意のようだ。

 

確かに、フランシスコ・フクヤマがたかるように信頼とは社会の潤滑油であるが、人間には本質的に他人を裏切り利益を得るインセンティブがあることを忘れてはならない。他人とは、外集団だけでなく、内集団内においてもである。

 

日本人はコンビニの弁当などをあまり信用していないが、外食産業の方こそ、検査体制は充実しており、抜き打ち調査と称したセレモニーを行う工場などとは違う。

 

とにかく、国内の農産物に対する食品検査の基準を国際基準まで引き上げるべきだ。


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ブラックスワンと保守主義

2009/09/11 06:37

 

 

 

我々がブラックスワンを認識できない理由を前稿で書いたが、予測も出来ない。人間は、視野狭窄とトンネル化さらには、予測の過大評価で予測はできない。人間の予測能力には、そもそも構造的限界があって、将来発見される科学技術を把握しない限り将来は予測できないのである。そもそも、歴史すら把握できない人間が将来をも掌握できないことは自明である。予測はできないが、ブラックスワンを利用するか、対応することはできないのだろうか?たしかに、予測はできないが、影響は把握できる。例えば、『いつ』地震が起きるかはわからないが、地震による『影響』はわかるのである。このときに、影響に注目し、損害が利益よりも小さい非対称な結果に基づいて投資などをするべきなのである。『バーベル戦略』と呼ばれ、損害が利益よりも大きい良い方のブラックスワンだったら、大きくリスクを取り積極的に動くべきなのである。その他にも、『凸結合』と呼ばれる、リスクテイキングもある。もちろん、両戦略ともブラックスワンに満ちあふれた現代生活にも適応できる。

一方の非拡張可能性でガウス的ベル型カーブは現実世界には適応できずブラックスワンには対応できず(ギャンブルなどのゲームを除く)、フランクタル的ランダム性やベキ乗数を推奨するが、それらもブラックスワンを予測することはできず、あくまで、『黒い白鳥』を灰色にさせるぐらいだ。しかし、カモにならずには済む。結局、彼が今回の投資銀行の自滅や世界的経済悪化をある程度想定でき、損失を出さず儲けられたのは、彼が、ブラックスワンの本質を理解していた何よりの証拠だ。

実は、同書にはポパーが何度も参照されており、ポパー→ハイエクと流れた認識論的遺伝子を見ることができ、勉強にもなった。もっと書けば、ヒュームなども含まれるが、当方はヒュームに関する著作はあまり読んだことが無いので言及は避けたい。どちらにせよ、欧米保守主義には、認識主義的側面があるはずだ。マルクス主義者や左翼などは歴史には一定の法則があり、未来も予想できるなどと馬鹿げた思想を持ち、歴史に一種魔性を持たせた。一方の保守派は、同思想と戦ったのに、日本では同じように、歴史に一定の法則性を持たせる考えを保守派が受け入れ、社会運動まで起こした。すなわち、反米史観である。常に外圧に曝された我が国が如何に立ち上がったかとする200年単位の史観である。詳しくは、今後も検証していくが、日本における左翼と保守の相違点は佐藤優氏が指摘した通り、『大きな物語』を盲目的に支持する点だろう。歴史は事実の羅列に過ぎないのに。
 

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気骨の判決2

2009/09/11 03:17

 

 

 

ところが、司法への国家統制の魔の手が差し迫る中で、昭和19年司法官たちは総理大臣との会食が持たれ、当然、東条英機により『裁判所はけしからん、時局をわきまえない』との批判と共に、威圧的訓示が行われた。その訓示とは必勝のための司法権の行使をせよ、さもなくば、政府が非常措置を行使するぞとの脅しである。これに対して、法律上、司法行政監督権は司法大臣にある上に、天皇陛下の名の下で裁判が行われているため、一総理大臣が非常措置を軽々しく言及するなとの批判の声もあった。もちろん黙殺されてしまったが。

さて、話を吉田判事に戻すと、彼はその頃、出勤中に特高に監視されるなどの監視下におかれ始めた。さらに昭和20年6月には義勇兵役法が成立し、裁判官も軍隊を作り、東京を守る必要性まで出てきた。もはや、司法の独立もへったくれも無くなり始めていた。その3ヶ月前の3月1日にやっと大審院の判決が下ることになる。

判決では明確に翼賛政治体制協議会すなわち、候補者の推薦、非推薦を決める機関を『政府の意図を体して結成せられたる政治結社』と位置づけ東条答弁に異を唱え、政府による翼賛選挙を『憲法および選挙法の精神に照らし、果たしてこれを許容し得るべきものなりやは、大いに疑の存する所』と書き、鹿児島県第2区での個別の選挙妨害を事実とし、『選挙法の目的とする選挙の自由と公正とが忘却せられた』と結論付けた。そして、有名な『選挙ハ之ヲ無効トス』とし、再選挙を命じたのである。当方は、現状でさえ、違憲判決や国の敗訴判決を出せない司法の現状を見ていると、法の精神を殺しているのは犯罪者ではなく裁判官ではないかと暫し思う。

東条英機は選挙法に違反する翼賛選挙を行った罪だけでなく、以前も検証した通り幾つもの陸軍刑法にも違反する。もはや戦争犯罪人以前に、凶悪犯罪者である。なぜか
れが、司法を行政の下に置こうとしたのかが理解できる。もちろん、有事になれば法も憲法も非常大権の下で、一定の制約はできるが唯一非常大権を行使できる天皇陛下一度も行使していない以上、司法権が制約させる必要性は無かった。

とにかく、東条英機の暴挙に対して、一人法治主義を守り、司法権の独立を守ったのが、吉田判事だったわけである。当方は、現行憲法には非常大権等の司法権を制約する条項が無い以上、ぜひ、法に照らして司法権を行使しするべきで、政府の意向や自身の人事のために先輩が残した大切な司法権と法治主義にこれ以上泥を塗ってほしくない。

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万葉至乃輔のパノラマ至考

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CNetJapan

 

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