新種の巨大ネズミ、パプアニューギニア
2009年9月10日(木)15時18分配信 ナショナルジオグラフィック
巨大なネズミの仲間の新種が発見された。一見すると都会の下水から出現した凶暴な突然変異種のようにも見えるかもしれないが、パプアニューギニアの森に住むおとなしいネズミである。 2009年初頭のある寒い晩、生物学者のクリストファ・ヘルゲン氏とミューズ・オピアング(Muse Opiang)氏が休火山であるボサビ山の高地熱帯雨林を進んでいるときに発見した。ワシントンD.Cにある国立自然史博物館の研究員であるヘルゲン氏は、「一番驚いたのは、その巨大ネズミの性格だ。とてもおとなしくて、人間をまったく恐れていなかった」と語った。 通称「ボサビ・ウーリー・ラット(Bosavi woolly rat)」。銀色のふさふさした毛を身にまとい、その体長は90センチにもおよぶ。ヘルゲン氏はこのネズミを「本当に美しい動物」と称した。同氏はナショナル ジオグラフィック協会のエマージング探検家プログラムの支援を受けている。Photograph courtesy Kristofer Helgen [ 記事全文 ]