韓国で犯罪予防を学ぶ中南米の警察幹部たち(上)
グアテマラなど7カ国から14人、署長より上の警務官クラス
「韓国の治安を学びに来た」
街中の夜間パトロールを体験
9日夜8時30分。グアテマラやニカラグア、コスタリカなど中南米7カ国の検察・警察幹部が、各国の制服姿で水原市霊通区の夜の市街地に現れた。地方警察庁長クラス一人、治安監クラス(警視監相当)一人、警務官クラス(警視長相当)二人、総警クラス(警視正相当)一人、警正クラス(警視相当)から警衛クラス(警部補相当)までの中間幹部9人の合計14人。
この警察官らは、韓国国際協力団(KOICA)の招きで先月31日に来韓した。情報技術(IT)を活用した韓国の犯罪予防システムを視察するためだ。一行は、まず警察大で韓国警察の犯罪予防の手法に関する説明を受け、112センター(112は日本の110番に相当)と監視カメラ(CCTV)管制センターを統合した「天安・アサン市民安全統合管制センター」などを見学した。
この日の夜は、水原南部警察署に所属する巡警(巡査相当)と共に、霊通地区隊の半径500メートルから1キロの範囲にあるワンルームマンション密集地域や遊興街の巡回パトロールに当たった。CCTVやGPS(衛星利用測位システム)を活用して容疑者を検挙する過程などを実習するためだ。
夜9時20分、グアテマラ警察のトーマス・カマハ犯罪捜査チーム長(40)が近くの現金自動預払機(ATM)に20代の女性二人が立っているのに気付き、その場にとどまり四方を警戒した。女性たちは何事もなく、現金を引き出してその場を後にした。
同行した韓国の警察官は、「地区隊に強盗の通報が入ると、パトカーに搭載されたGPSの画面に犯行現場に近いパトカーの位置が表示される」と説明した。カマハ・チーム長は、「グアテマラでは、3人1組の巡察隊が小銃1丁、けん銃2丁を持って巡回している。女性が夜にATMで現金を引き出していると強盗に遭うケースが多いが、CCTVやGPS装備がなく、犯人を捕まえるのが難しい」と語った。
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