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救助ヘリ墜落、原因究明に着手 登山家からも聞き取りへ

 岐阜県高山市の北アルプス・奥穂高岳付近で11日、遭難者を救助中の県防災ヘリコプターが墜落、乗員3人が死亡した事故で、県警高山署捜査本部は12日午前、運輸安全委員会の航空事故調査官と協議、本格的に事故原因の究明に乗り出した。

 捜査本部などは、同日午後に事故現場の実況見分を予定していたが、悪天候のため延期。事故直後に上空から撮影した映像を分析し、墜落した機体や現場の状況などを確認した。

 一方、捜査本部は同日、遭難して死亡した宮城県山元町の冨沢薫さん(64)と同じグループで登山していた男女9人から当時の詳しい状況を聴く。

 県警によると、ヘリは11日午後3時20分ごろ墜落。同3時5分ごろ、管制施設と交信したのが最後で、飛行中に機体の一部が岩肌に触れバランスを崩した可能性があるとみられる。

 事故では県防災航空隊の操縦士朝倉仁さん(57)、整備士三好秀穂さん(47)、副隊長後藤敦さん(34)の計3人が死亡した。〔共同〕(12日 14:01)

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