前田五郎「仕事に戻りたい」代理人弁護士が会見
NGKのロッカーを整理しタクシーに荷物を積む前田五郎 |
◆ 契約解消通知は「一方的すぎる」 ◆
吉本興業の漫才師・中田カウス(60)宅に今年4月、脅迫文が届いた事件で「犯人扱いされた」として訴訟を検討していると報じられた漫才師・前田五郎(67)の代理人弁護士が11日、大阪市内で会見した。
訴訟に関し「吉本が話し合いに応じ、仕事に復帰させてくれれば提訴しない」としながらも「そうでない限りは1〜2週間以内に」と明言。請求額は7000万円から1億円を予定していることにも言及した。
一方で、前田が吉本興業に数百万円の借金があるという報道に「把握していない」としながらも「収入がないわけですから」と。「警告書(脅迫文)の筆跡は前田五郎とは一致しない」という神戸大大学院・魚住和晃教授の筆跡鑑定書も報道陣に公開されたが、その鑑定料もまだ支払われていないという。
また、吉本側から届いた「契約関係の解消について異議のある場合は5日以内にお申し出ください」という通知書も公開した。弁護士は「前田さんには、仕事に復帰したいとの気持ちがある。通知書は一方的すぎる」と話している。
◆ 荷物引き取りにNGKへ ◆
前田は11日午後10時、自身の荷物を引き取りに大阪・なんばグランド花月にタクシーで乗り付けた。集まった報道陣のフラッシュを浴びると「ご苦労さんです」と帽子を取り、一礼したものの「誰が(荷物を取りに来ることを)リークしたんや。それを言うたら何でも質問に答えたる」と報道陣に八つ当たり。吉本関係者の「今後どうされるんですか」という質問には答えず、最後には「弁護士を通して」と吐き捨てた。劇場に自ら荷物を取りに行くよう促されても「大事なもんはないから」と拒否。関係者が持ってきた、紙袋やハンガーなどをトランクに積み込んでいた。
[ 2009年9月12日付 ]
PR