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JR東日本「好まない手法」で大幅割引の高速道路に対抗

大幅割引の高速道路に対抗するため、鉄道の利用をPRするJR東日本のポスター
大幅割引の高速道路に対抗するため、鉄道の利用をPRするJR東日本のポスター
Photo By 共同

 大幅割引の高速道路に対抗しようと、JR東日本は渋滞する高速と新幹線の写真を上下に並べたポスターを東京都内の主要駅に掲示し、鉄道の利用を促すPRを始めた。キャッチコピーは「渋滞はこりごりと思ったあなた 秋の大型連休は列車で行こう」。

 車よりも鉄道の優位性を訴える比較広告を展開するのは、1999年のスキーシーズンに「やっぱ新幹線でしょ」と宣伝して以来という。

 月刊「宣伝会議」の田中里沙編集長は「競合他社と比較する広告は米国では主流だが、日本人は従来好まない手法。それでも、世間の関心が集まる高速道路のイメージを活用し、鉄道の速さや確実性をうまくアピールしている」と分析する。

 上限1000円で乗り放題となる高速道路の休日割引制度が導入されて以降、お盆期間の新幹線や特急の利用客が前年より8%落ち込むなど、JRは苦戦続き。ポスターの下段には鉄道とレンタカーを組み合わせた企画旅行を掲載し、売り込みに懸命だ。

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