【NQNニューヨーク=古江敦子】11日のニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比9.6ドル高の1トロイオンス1006.4ドルで終えた。一時1013.7ドルまで上昇し、中心限月として昨年3月17日に付けた史上最高値(1033.9ドル)以来の高値を付けた。ドル安などを背景に、買いが優勢だった。
消費者心理の改善を示す経済指標の発表などを受けて、外国為替市場でドルが対ユーロで下落。ドルと逆行しやすい金に買いが入った。原油先物が買われた局面で、金はつれ高したとの声も聞かれた。
ただ、買い一巡後は利益確定の売りが出て上げ幅を縮めた。この日の安値は996.3ドル。
(06:06)