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大切なものを奪還しますⅣ【始】

[種別] おしゃべり [返] 458

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希影 04/22 20:51:48  削除依頼

あなたは大切なものを盗られた時どうしますか?

諦めますか?

または替えのものを用意しますか?


…――それとも、
 

「盗られたら取り返せ」がモットーの奪還屋に頼みますか?

今日の依頼者が盗まれたのは何でしょう?

物? 人? ――…それとも、、、心?

**********


暗い闇にまぎれて一つのゲームをしよう――…


『  盗みをはたらくのは己の欲を満たすオプションにすぎない。

 
       生温い馴れ合いは要らない  』


彼らが求めるのは、


もどかしいほどの喉の渇きを潤おす“なにか”


さぁ――…今日の獲物はなんだろう?


============================================

  *約束*
・一週間に1回は来ること(無理なときはお伝えください)
・キャラを壊さない(多少はOK)
・喧嘩・中傷しない(小説内はOK)

============================================

1つ目のスレ↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=390404

2つ目のスレ↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=452484&host_id=bbs&view_type=1&type_id=&page=new

3つ目のスレ↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=547995

●奪還屋●

桜田 魁の番外編↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=505732

海咲 璃音の番外編↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=501510

●始末屋●

一ノ宮 綾の番外編↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=472185

灰塚 輝の番外編↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=500370

宮倉 清の番外編↓

http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=463278

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[タグ] Ⅱが終わったらここで終わりってなんだ?←うん、継続は力なり←

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No.1 希影 04/22 21:57:56  削除依頼

*桜田 魁*

「…………ん。」

しくったな。どうやら俺はいつの間にか寝ちまったらしい
…ってか今何時だあ?

かったりー身体をソファーから無理矢理起こし、
机の上にセットされた時計に目を向けた

………17時24分、か

そして資料やら何やらと地面に散らばった紙を拾い、
机のつけっぱなしにしていたパソコンの電源を切った

ふと服を見たらこの格好で寝たのでシャツに皺が出来てたので
動きやすい服装に着替え、煙草を一服吸ってからリビングへと戻った

*******

リビングに行くとその場に残ってたのは萩萎と柳だけだった
いつもならいるはずのヤツがひとりいねぇけど……

「……璃音は?」

俺は寝起きだったので無意識でドスのきいた声でそう問い掛けた
萩萎と柳はそんな俺に慣れているのかこう答えた

「璃音ならついさっき学校がどーたらかんたら言って…うん」

「急用を思い出したらしいぞ」

上から柳、萩萎という順番でそう言ったのだが……

クソ柳……どーたらかんたら言われても、んなこと知らねぇよバカが

「ふーん。ってかアイツ学校行ってんだなあ。意外意外ー」

俺はそう言って1人専用のソファーに深く腰掛けた

……アイツたまに来ない日あると思ってたら学校行ってたのか
あまりにマセてやがるから年齢忘れてたわー



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No.2 希影 04/22 22:14:54  削除依頼

それからは柳も萩萎もそんで俺も各自好きなことをしていた

俺は始め『人間の成り方』という本を読んでいたがあまりにつまらなかったので
読むスピードが落ちるが英語で書かれた評論の本に目をとおした

読んでる途中柳が俺の読んでいた本を覗いてきたが見た瞬間硬直し、
正気を戻したかと思えば今度は萩萎のところへと向かっていった

…あいつ何したいんだか

何時間かかけて読み終えたがしょせん俺とは価値観が違うのだから
共感できるところもあれば、理解しがたいところもあった

読み終えた本を四角いテーブルに置いたと同時に深く息を吐き、他の奴らを見た

柳はうつらうつらといまにも寝そうな勢いでメイク道具を綺麗に整頓していた

…アイツもうすぐしたら寝るだろーな

萩萎は剣を磨きながら剣術の本を読んだりしていた

……こいつはホント勉強熱心だなあ

そして今度はヘッドフォンをつけて五月蝿すぎない洋楽を聴くことにした

+反省+
……短い^^;
日常編なのかこれは?←知らん
次の依頼とかは鈴音さんのアイディアで私はいいと思いますよー^^
柳くんの妹とか柳くんに似て可愛いんだろーな、なんて思ってまs((
Topの文字をもう少し丁寧に書けばよかったといまさらながらに後悔←あ


ではではおまたせしましたvコメ返でするー^^(待ってねぇし

鈴音さん>>>
検定を受けること自体あまり好かないですけどねー^^;
そして今年はワープロ検定を受ける羽目になりました><
…さてどーしたものか←
実は私、ホームポジションまともに扱ってないんですよねー
北斗の拳のように『アタタタァアッ』的な打ち方なんです、はい←あ
よし、ちょうどいい機会だ。これを打つときはホームポジションを使おうか^^
なんていってる今も北斗の拳になりつつあるんですが←オイ
僕らは英語にまとめノートってのがありますー;;
英語だけで三冊のノートが必要とか、うん、やばばば←
授業、自習、まとめ、この三冊がもったいない気もする自分がいたり。。。
魁と璃音ちゃんがカップルとなってもきちんとカップルに見えるか←
最恐的なカップルになりますねーv
僕的には輝くんと綾ちゃんカップルの初々しさにやられました^^b



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No.3 希影 04/22 22:33:58  削除依頼

ユキ絵さん>>>
メタナイト卿って二頭身にしては格好良いんですよねーv……なぜだ←
僕も二頭身は嫌だけど格好良くなりたい←
EDのポケモンたちがモンスターボールにちょこんと座ってる
あの可愛さはやられますよ!!!
ポッチャマはルビーで出てきましたよ確か←
ってかポケモンの映画とかよく見に行っていたことを思い出しました^^
僕的にルギアとか大好きでした^^ってか大好きです←あ
悪役でもやっぱり顔がカッコいいと目がいってしまうという←
んでその後、悪役の性格に惚れ直すという←
主人公の視点からじゃあ悪役は悪役だけど
悪役の視点からみたら悪役は主人公なんですよ!
最近余計に悪役の味方になりたがるおいらでs((
あ、でも悪役で好きなのもいれば普通に嫌いなキャラもいたり←
過去編のキャラは基本、本編に出したいですねーv
特に薫と秋人は特に!!
薫と秋人を現奪還屋の魁以外の人に会わせてみたいという野望が^^b←
秋人くんと魁は仲が良すぎなのですー
ってか僕的に友情系とかギャグ系大好きなんでさあ^^
美術で絵が大変なことになったときとかはよくデイタラの
『芸術は爆発的だあああ』なんて叫びながらも誤魔化しました^^;
なるほど!あの笑い方は飛段からきたのか∑
やっぱオールバックキャラいいですよねー^^
H×Hだったらもちろんオールバック=クロロですねb
あ、ってかユキ絵さんって少年系の漫画って読むんですかー?
夏祭りとか浴衣を着るとき、うなじが注目されるのですy(違います
首筋とかたまりませんねー←黙れ
おおッ!僕もユキ絵さんと同じ公式が^^v
やっぱ顔は全く持って大事ですよね!!!←こら



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No.4 希影 04/22 22:45:30  削除依頼

紫凛さん>>>
楓さんにはぜひともチャイナ服を希望しますね←
んで璃音ちゃんにも色違いでチャイナ服を着てもらうという野望が←待て
なんかの行事で仮装ダンスパーティーをさせたくなってまいりましt((
氷雨さんにはぜひとも姉御になってもらいたいです!!
ってかほんと氷雨さんかっけぇよ><!!なんて1人で暴走していますb←
僕は自分の日本語のやばさにウハウハです←(使い方違う
パロディーで家族設定考えるのも楽しそうな気が^^v
クールのデレは萌えポイントついてきますよねー★
そしてそのときにコメント出来なかったんですけど
素晴らしい絵の数々においらの視力が上がりました^^
これからも紫凛さんの絵で私の目をぜひとも潤ませてくださ(ry
あ、一つおもったんですけど柳くんや萩萎ちゃん、璃音ちゃんって
アジト以外に家があるっていう設定かそれともアジトが家っていう設定
どっちが動きやすいですか><?
もしアジト以外に家があるっていう設定だったとしても魁には
アジトで暮らせるつもりなんスけどー



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No.5 鈴音 04/23 00:01:13  削除依頼

*一ノ宮 綾*

始末屋から出たあたしはダッシュで家に向かう。
イヤだってね…英語の先生全部英語だからさめんどいんだもん。
課題以上に多いし…。

ってか今日曜だけど…なーんかあった気がするんだよなぁ…。
っつってももう午後だからどうしよーにもできないんだけど…。

そんなことを考えてるともう家についた。
家と言ってもマンションの2階なんだけど…。
するとポケットからメールの着信音。
ディスプレイを見るとそこには[灰塚 輝]の文字。
本文には

「明日ジャケット」

とだけ書いてあった。

なによこの短文…てかだったらジャケット脱げばよかった!?
背中ぱっくり開いてるんすけどっΣ
それ了解して貸してくれてたと思ってたのに・・・。
ひかるってホントケチだよね…。

あたしはひかるのジャケットを脱ぎ、洗濯機に入れる。
乾燥までできるモードにしてあたしは服を着替えようと今着てる服を脱ぐ。
するとこんどは電話の着信音が鳴った。
ディスプレイには[夜昼 南]の文字。

い・や・な・よ・か・ん…

意を決してあたしは携帯を開き通話ボタンを押した。

「もしm「綾!?あんたなにしてんのよっ!!!」

いきなり聞こえた南の声があまりにでかすぎてあたしは耳から携帯を離す。

「何してんのって…バイト終わっていま帰ってきたんだけど…」
「はぁ!?あんたもしかして忘れてんの!?」
「え?何が…?」
「明日!!学校創立記念で休みだからって今日急遽生徒会することになったのよ」
「はあ!?あたし会長なのに何も聞いてない!!!」
「そんなのあんたが悪い(キッパリ」
「そんなぁ…(泣」

聞いてないしぃ…。
なんでいきなりそんなことになってんのよぉ…。

「ってことでどうせ着替えてないんでしょ?
着替え合わせてあと15分で来なさい」
「はぁ!?ふざけっ「ふざけてない。あんたの足なら来れるでしょ?」

いや…確かに走れば10分かからないけど…

「ってことでさっさと来なさい。んじゃ」

そう言って一方的に切った南。
って早く行かなきゃじゃんかぁ!!!



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No.6 鈴音 04/23 00:03:33  削除依頼

あたしは急いで寝室に駆け込み制服を引っ張りだす。

ちょっと水色がかったワイシャツに灰色のカーディガンを着て
紅のリボンをつける。その上に胸に星の校章の刺繍がしてある紺色のブレザーをはおる。
下はチェックのスカートに紺のハイソ。茶色のローファーを履いて完成!
でも夏になるとセーラーなんだよねぇ…。
ほんと無駄に金掛けるよねこの学校。あたしは特待だから問題ないけど。

そしてほとんど何も入ってない革の鞄を取り部屋を出た。

まぁ、副会長はまあ常識人ってか苦労人でよく迷惑かけてるから
今回もあたしがいない間いろいろやってくれてるだろう…。
副会長は問題ない。問題は他だ。
特に南。もし15分過ぎたら…なんて考えるとぞくっとした。

途中、璃音に似た満月付属高校の制服を着た女の子が通り過ぎた。
まさか…璃音なわけないよね;;

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

私立”流星学院”
ここがあたしの通う高校何だけど…。

ヤバぁ…息乱れる。
てか途中でいろんな生徒に会いすぎて笑顔作るのつかれたっつーの…。

そしてついた生徒会室。
息を整えドアを開けた。

「遅れてすみませんでした~…「遅い」

ドアを開けて入った目の前に立っていたのは案の定、南。

「15分と26秒ね…。さぁて、何してもらおうかしら…」

ニヤニヤ笑う南にあたしはまたぞくっとした。
ヤダ…絶対にあれだけはやだからねっ!!

「んじゃあうちの新作できたからまたショーモデルでも「水着は却下だからね」
「はぁ!?これからの時期水着を売らないファッションブランドがどこにあるのよ!!」
「じゃああんたショーに水着着て立ってみなさいよ!!!あの女の子に交じって
後ろで見てる男のキモい視線…考えただけでぞわぞわするわっ!!!」
「あたしが立つわけないでしょう。そんな男の視線集めるなんていやよ。

矛盾してる・・・矛盾してるよあんた!!
そう心の中で叫んで南を睨んだ。

「水着じゃないのね。今度ショーの日取り教えるからちゃんと来なさいよ」

そう言ってはなを鳴らす。
この子は(一応)あたしの親友で議長の 夜昼 南(やちゅう みなみ)
高校3年生。アノ夜昼グループの一人娘だ。



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No.7 鈴音 04/23 00:05:15  削除依頼

「会長!!!この資料目ぇ通してください!!
なかなか生徒会来ないから仕事たまりにたまってるんですよ!!!」

そう言って会長の机にドンと山のような資料を置きこっちを見ているのは
副会長の 屋重 悠斗(やしげ ゆうと)
高校2年生。まぁいうなれば苦労人?助かってるけど

「どーでもいいけどさぁ…早く終わらせて…
あたし部活行きたいんだけど会長終わらなきゃ行けないし…」

そう言って電卓をたたくのをやめこちらを向いて溜息を吐くのは
会計監査の 本城 雅(ほんじょう みやび)
高校3年生。我が校のソフト部のエースだ。

「ノンノン♪ソフトボールなんてそんな肌に悪いスポーツ可愛い君には
似合わないさぁ~。さぁ僕がキャプテンのバスケ部にぜひ」

そう言って雅に言いよるナルシストバカは
書記の 城田 圭吾(しろた けいご)
高校3年生。本物のバカ。そしてナルシスト。んでもって単純。←

「あたしに近づくんじゃねぇこの糞男。
てめぇみたいななよなよした奴なんざあたしは大っきらいなんだ」

くっつく圭吾を本気で嫌そうに引きはがす雅。
圭吾はほんとに雅が好きなんだけどあの性格だしそれに

「何を照れているんだい可愛い子猫ちゃん♪」
「「「うっさい黙れ消えろカスが」」」

すると隅っこに体育座りをしてのの字を書き始めた。
あんなんじゃ雅に振り向いてもらえないってーの…。

「会長!!遊んでないでさっさと片付けてください!!!」

そう言って悠斗はあたしの背中を押して会長席に座らせた。

「ちなみにその資料のほとんどが体育祭のものなんで、よろしくお願いします」

厭味ったらしい笑顔を向けた悠斗は眼鏡をくぃっと上げコーヒーをすする。
あたしをなめんなッつーの



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No.8 鈴音 04/23 00:07:54  削除依頼

「屋重、準備しといたほうがいいぞ?」
「何がですか?」
「会長の仕事は早いから」

そう言うと雅は綾の前に立って手を差し出す。
他のみんなもそれにならっていた。
後ろで悠斗は首をかしげるがすぐにそれはなんでかわかった。

「んじゃ一つずつ片付けるわよ。
まず雅、去年の体育祭の収支表がここにあるから
今年の体育祭の予算大体出しといて。
出したらここに置いておくこと。

次に圭吾あんたは今年の体育祭の大体のタイプテーブルの作成ね。
それは先生方にも案として提出するからきちんと書くように。
去年のが一応そこの棚に入ってるから参考にして。

次に南は体育祭のアンケートの準備。毎年各学年ごとの競技と
新しい競技決めるからそのアンケートつくっといて。

んで悠斗あんたは備品の確認。新競技と学年競技以外のものは
全部体育倉庫に入ってるはずだから確認してきて。
もし壊れてたりしたらすぐに報告。

結構時間かかると思うから終わったら雅、部活行きたいのわかるけど
その分にかかる費用出しといて。
もし足りなかったらこのブラックリストに入ってる部活から部費引いちゃっていいから。
んで出したらあたしがちゃんと注文しとくってことで、みんな分かった?」

「「「りょーかい」」」

次々と言葉を出しながら資料をみんなの手の中に置いて行く。
悠斗以外のみんなが声をそろえて各自作業に取り掛かった。
それを悠斗はぽかんとして見ていた。

「何してんの?あんたは備品の確認。ここに体育倉庫に入ってるもののリストあるから
これ見て確認してきてね。あたしはちょっと調理室にいるから」
「なにしにいくのー?」
「ちょっと差し入れ作り。あぁ、言っとくけどみんなにじゃないからね」
「綾ってケチー」
「ケチで結構。んじゃ頼んだわよ?」

バタンっ

*-・-・-・-・-・-・-・-*

「南さん…」
「んーなにー?」

未だ固まってる悠斗がアンケート作りでパソコンを動かしている南に声をかける。

「会長ってやるときはやるんですねぇ…」
「そうだねぇ…(一番めんどうな仕事押し付けられたのわかってないな悠斗君)」
「んじゃ僕、行ってきますね」

そう言って笑顔で生徒会室を出ていく悠斗。
その悠斗を見て3人が思うこと。

「「「綾って人の扱い方うまいよねぇー…」」」



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No.9 鈴音 04/23 00:31:44  削除依頼

はいっ\(^0^)/
時間かなりオーバー;;
綾の日常編いかがだったでございましょうか??
次あたりから新依頼出せたらいいなぁなんて思っておりますですねww

そしていろいろ新メンバー出てきましたが…
今のとこでる予定があるのは南ちゃんだけですねぇ;;
この先なにかあれば出てくるかもしれませんが…
あとで大体のキャラ設定書きます!!!

てか今の季節春でしたかっΣ
なんか秋だと勝手に思い込んでました;;
でもまぁ、春に文化祭もおかしくないよねっ!!(次の依頼に関してですw

てか日曜日でよかったですか??
もし月曜日だったらそれはそれで勝手になおして書いてください!!

ってことでコメ返☆

ユキ絵☆さん≫そんな世の中しんようできないですねー♪(おい
もっもっもちろんOKでございますですよ(∀)b
ひかるくんにはやっぱし狼男(*´Д`*)マジ萌えますw
これで綾を襲ってほs(殴 というかむしろあたしを(止めれ
あたしもギャグになってなかったりするかもですよ!?
てかてかどうします??ひかるくんの幼馴染出しちゃいますか??←
さぁユキ絵さん♪クイズです(テーレッ♪
Q,綾が調理室に行ってつくるという差し入れさてそれは何でしょう!
A あまーいクッキー
B 甘酸っぱーいはちみつレモン
C おなかの足しになる煮物
さぁどれっ!!!(ぇ
えっ!マジ削除しちゃっていいっすか!?
告白もしちゃいますよぉぉぉぉぉ\(^o^)/←
でもそのあとひかる君たちが悲しいことになってしまう可能性が…。
ってか過去編更新してなかったですね;;
後でしとくんでみてくださいっ!!!
もちっ☆強烈度はトーガ≫セシルにするつもりですからww
もしかしたらトーガ視点も若干書くかもですので!!!
でもでも、もし幼馴染ちゃん出てきたら綾なんて沸騰して死んでしまいますからっ;;



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No.10 鈴音 04/23 00:31:56  削除依頼

紫凛さん≫深いですか!?そうでもないような気がしないでもないですけど(どっち!?
まぁいずれは治癒能力もどっかでつけたいなぁなんて思ってますけどww
そして実はおばさんである美由紀さんなにげ妖精使いなのに最強設定で←ぇ
力が完全にはなくなってないんすよ~ww
しかも何気そのちから強力というΣ
あたしもできればいろんな能力つけたいなぁなんて思っちゃったりしてますねww
んじゃいつだかに綾にもお買いもの行かせますんで!!
その時に逢っちゃって~的な感じで♪あっ!その時にゴールドカード持参で(笑
マジですかっ!?マジですかっ!?
やっちゃいましょうww(ぇ
もう、みんなでレッツゴーですよ☆
他の皆さんにも提案しなくてはですねっ♪

あたし的には、ウサギだったらエリオットのほうが…(笑

1時間!?いやあたし1時間じゃおわりませんからっ!!!
マジで素で数日はかかりますよ!?

ちょっマジ綾なんて格好してるのーっ!!!!
まぁいいやっこれでひかる君を悩殺しておいでっ☆←

希影さん≫ですよねぇ…てか1週間ごととかほんと死にますよ(;∀;)
ワープロですか!?ちなみに何級を…。
あっでもあたしもそんなホームポジションなんて決めてなく、自己流でw
あっ!これ、マジっすよ☆
うわぁ;;それはつらいっすねぇ;;
英語は先生かわったらノート使うようになり、弱点ノートとかつくらされました(泣
大丈夫ですよぉ☆なんかもう見てるだけでうっとりするような
でも実は普通に話してる感じのいいカップルになりそうですよ☆
あっでもある意味最恐って言うのはわかるかも(笑



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No.11 ユキ絵☆ 04/23 11:57:42  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「で、先輩。なんでゲームなんてやってたんデスカ?」
「あ?イライラしてたからに決まってんだろ」

ゲーセンを後にし早、15分。
ストレス発散にたまに寄り道するとこれがまた良いわけで。
格ゲーまじ楽しい。仕事やめて毎日格ゲーだけやりたい。
でもニートは流石に不安だから止めておく。金が底尽きるし。

「ちゃんと決まった時間にツクネに餌やらなきゃ可哀想デス」
「…ツクネ?なんだそりゃ」
「にゅん?嫌だな…先輩が飼ってるインコの名前デスヨ」

そうだったっけか?確か今は手羽先だった気がするけど。
ん?それともマツバだっけか?肝は…去年の名前だよな?

「あれ?あいつ今ツクネって名前だったっけ?」
「前先輩がツクネって言ってマシタ。その前は鳥皮でしたケド」

ああ、そうだそうだ。半年前に鳥皮からツクネにしたんだった。
でもそろそろツクネにも飽きてきたな…。変更するか。
今の気分は…ネギ。うん、ネギマだな。

「あっそ。でも糞インコの名前やっぱりネギマにしたから」
「にゅん?また改名したんデスカ?もう何でも良いんデスネ」
「何でも良くねぇよ。焼き鳥の名前で統一してんだからよ」

まぁ、名前だけじゃなくいつか本物の焼き鳥にしてやるけど。

「相変わらず先輩のネーミングセンスって水虫以下デスネ!」
「……」
「僕の故国では先輩みたいにセンス悪い人を、害虫――」
「照平。それ以上俺をバカにしたら地球の裏側行きだぞ」

"先輩の帰りが遅くて心配で探しに来ちゃいマシタ~"とか言って
バカにしようとして俺を探し回ってたに決まってんなコイツ。
しかし照平が俺の行きつけのゲーセンまで知ってたとはな。
今度から外歩く時は変装してねぇとマズいな。直ぐ見つかっちまう。

俺の隣で歩いている照平に軽く一発蹴りを入れてやると、
もう怖気ついたのか、照平は一二歩下がって声を震わせた。

「うわっ…冗談デスヨ。本当先輩って水虫より短気デスネ~」

そう言う台詞が俺を怒らせる原因になるって気づかねぇのか?
もし気づいてねぇなら相当頭悪いな、この糞外人。

まぁここで相手にしたらつけ上がるだけだから我慢だ。
どーせ俺を怒らせたくて言ってきてんだからよ。
何が楽しいのか知らねぇけど嫌な趣味だぜ全く…。
 



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No.12 ユキ絵☆ 04/23 11:58:32  削除依頼

 
「うるせぇな。もさもさしてねぇでさっさと帰るぞ」
「にゅん?帰らないでずっとゲームやってたのは先輩デスヨ」
「テメェ!!この俺に口答えして良いと思ってんのか!?」

照平の胸倉を掴んで怒鳴り飛ばす。

でも主婦や女子高生の通行人にジロジロ見られたから
しょうがないから胸倉は放してやった。通報されたら困るし。
解放された照平は満面の笑みを浮かべた後、再び歩き始めた。
そう、この俺をその場に置き去りにして。

「きらきらヒカル~♪お空の星よぉ~♪」
「シカトすんな!!そしてそれ俺の前で歌うなっつったろ!?」

急いで照平の後を追い、肩を掴んで引きとめた。
また通行人に白い目で睨まれたけど、もうどうでも良い!
やっぱりこいつムカツク!!怒鳴りとばさきゃ気が済まねぇ!!

「にゅん?歌詞に自分の名前が入ってるのって素敵デスヨ?」

楽しそうにきらきら星を歌っていた照平は
俺の手を振り払いムカツク程屈託のない笑みを見せた。

俺をバカにするために笑顔まで作り上げるか…。
一体全体、俺のどこがそんなに気に食わねぇんだコイツ…。
上下関係ってのが分かってねぇな。八裂きにしてやろうか。

「俺は嫌なんだよ!!自分の名前をバカにされたみてぇだから!!」
「先輩って、やぱ変わり者デスネ~。じゃ、この歌はどうデス?」

また糞くだらねぇ歌歌ってくるんだろうな…。
照平は何かを歌おうと大きく息を吸って、歩き出した。
今度は遅れを取らないよう、そんな照平に小走りで着いて行く。

「ホタ~ルのヒカ~ルぅ♪窓の雪ぃ~♪!!」

照平の歌声があまりに大きすぎて、通行人から罵声を浴びた。

「"ホタルのヒカル"じゃなくて、"ホタルのヒカリ"だろが」
「にゅん?そうでしタッケ?」
「蛍まで虚仮にして楽しんでんのかお前は…」

こいつは指の一本くらい引っこ抜かねぇと駄目みてぇだ。
昔から俺に蛍を連想する話はタブーだって知ってるくせに。
ぶっ殺されたくて言ってるとしか思えねぇな。
死にてぇなら自分で死ねよ。一々俺の手を汚させるな。

「いや、先輩格好良いと思ってマス!蛍くんも大好きデス」

にゅんにゅん、と言いながら自分の頬に人差し指を当てる照平。

まぁ、確かに蛍自体には特に恨みはなさそうだけどな。
全て俺と言う先輩を蔑ろにするために言ってんだからよ。
 



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No.13 ユキ絵☆ 04/23 12:00:29  削除依頼

 
「だったら二度と繰り返すな。次やったら最後だからな…」
「にゅん?ちょ、先輩本気で怒らないで下サイヨ~…」

照平を完全に無視するとこんなに速く歩けるのか、俺って。

スタスタと家に向かって一人前進していると
今度は照平が後ろから俺の肩を掴んで引きとめてきた。
…まだ俺をバカにし足りねぇのか?おい。

「ちょっと、どこ行くんデスカ!?先生の家あっちデスヨ」

曲がり角を指差し照平が声を荒げた。
ていうか一々騒いでんじゃねぇよ。疲れてんだよ俺は。
ゴールドカードが貰えなかった今、とてもじゃねぇけど
薬なんか打ってこれ以上苦しむ気になんてなれるかっての。
もしリナが出て来たら精神力ねじ伏せてやるぜェ!なんて。

「止めだ!止め!気が変わったんだよ!俺もう寝るから」
「そんな、駄目デスヨ!今日リナさん出てきましたヨネ?」
「なんで知ってんだよお前」
「貴方の後輩だからデス。やることはちゃんとやって下サイ」

意外に鋭いから困る。

「大丈夫だって。今のところ落ち着いてるから」
「ふーん。じゃ、もし死にたくなったら電話下サイ」
「何でお前に電話しなきゃなんねぇんだよ」

肩に乗る照平の手を振り払い、家に向かい歩を進める。
さっさと家帰って服着替えてぇんだよ俺は。
左肩からまた血でてきそうだし。病院行くにも金ねぇし。

っていうか死にたくなったら電話下さいって何だよ。
電話できるくらいなら死なねぇだろ普通。頭大丈夫か?

「先輩を思いっきりバカにするために駆けつけマス!」
「あ!ちょ、待て照平!!逃げんじゃねぇこの野郎!!」

後ろから聞こえてきた大声に振り向くと、
既に照平はセンセの家へ向って走り出していた。
…やっぱり今まで俺をバカにしてたんだなこの糞外人!!
なめやがって!覚えてろよ…いつか蹴り飛ばしてやる!!

「テルテル坊主~♪テル坊主~♪明日天気にしておくれぇ~♪」

照平のバカでかい歌声が聞こえる中、一人アパートへ向かう。
もう好きなだけ歌えって話だよなここまで来ると。

さて、さっさと糞インコに餌やってコンビニ弁当でも買いに行くか。
 



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No.14 ユキ絵☆ 04/23 12:00:40  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(`・ω・´)しゅわっち!

まだ過去編の人物紹介に名前しか乗ってない人を
本編で先に出して遊びまくるってどうよ私(´^o^);:*:;

ついに4スレ目突入ですね\(^o^)/wwww
いやたまげた(´^o^);:*:;まさかここまで続くとはww
そしてこれからも辞める気なんて1%もないですけどねwww(蹴

やるっつったらやるんじゃボケェ!な強情っ張り性格で突き進むんで
皆さんこれからも救いようのないユキ絵さんをよろしくです☆←

あ、またまたまたしても出かけるのでコメ返は後ほどで><、
多分今日はそんな遅くなりませんので!!(←何様w



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No.15 ユキ絵☆ 04/23 19:05:07  削除依頼

>>紫凛さん
そんなww一生ニート仲間になりましょうようおう(´^o^);:*:;(←死ねw
私どうしよ...|ω・`)多分大学行くとしてその後フリーターk!!
いや良く分からないんですけど下痢になって死にましたピルクル(←汚ねw
牛乳屋さんが持ってきたヨーグルトも素敵に下痢になって/(^O^)\ww
おまけに小学校の調理実習で作ったヨモギ団子も下痢になりま(自☆重
前髪が異常に長くてhttp://pr.cgiboy.com/13866103←今このくらいですww
私髪伸ばしててやっとロングって言えるようになって嬉しいのですよ(*´Д`*)
ヲタクオーラwwwやぱヲタバンド組んじゃいますぅ?アタイとww(蹴
何かその太ってる人踊ってる時隣にいた人の足踏んじゃって痛そうだt><
もちろん、踏んだデヴではなく踏まれた人が痛そうだったって意味でww←
焼餅焼かせてみましょう(´^o^);:*:;ついでに煮餅も煮てあげて/(^O^)\
彼氏さんに焼餅プレゼントして一緒に食べれば愛が深まりますよ!多分←
ていうか、昨日外にジャーキー放置してたら見事に一袋食われました犬にww
海で洗ったから怒ってたのかな(´・ω・`)今度は川で洗いますね><、
ちょwwwww輝さんwww綾ちゃん襲っちゃらめ―――!!!!(笑)
輝ちゃんみたいな獣は檻に閉じ込めちゃいまちゅよォ…ふふふはははッ!!←
アンパンwwwシンナー乱用絶対、らめ!!犯罪ですお紫凛さん!!(おいw
他にも美術の先生、私が彫刻で彫った犬を「チューリップの逆さま」とか
粘土で作った自分の顔?を「骨のない人面タコ」とか言ってきて○| ̄|_
あ!OKですブラウン系挑戦してみますね(^p^)ww提出遅れたらさーせん☆←
ただキャラ狙ってまた目にくる感じに仕上げますgフフフ(´^o^);:*:;(死ねw
清ちゃまの過去編見てきたらぐほおおおお(*´Д`*)しかも話の流れもぐh



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No.16 ユキ絵☆ 04/23 19:05:19  削除依頼

>>希影さん
メタナイトはもう存在がオアシスで(*´Д`*)メタの旦那結婚しt(ry
ていうかカービィのUSD発売しましたよね(´;ω;)マジほすぃ金ないけd
そう言えばポケモンカードってありましたよね!?何か遊戯王みたいなw
私あれ大量にあるんですけど売れるんですかね!?金欠で死にそうorz
ポッチャマって小桜さんですよね声優(´・ω・`)タママ二等兵にしかry
うぬぬポケパール欲しいなorzダイヤモンドとの違いは何で(^p^)?←
ルギア超カッコ良いですよねwwwまじホウオウざまぁ的なwww(おいw
ルギアさんの擬人化とか見たら凄そうな気がしてきたクーデレ希望d←
悪役はもう見てて飽きなくwww超悪のキャラがギャグ入ると面白くてw
最近とかだとコナンの映画見に行って黒の組織のジン様に熱が再びry
ジン様が普通にカレー食ってる姿妄想したら吹くのと同時に萌えた私←
悪役の視点からみたら悪役が主人公なんですよ!ってwwwwwwwww
名☆言☆キ☆タ☆コ☆レwwwwwこれ絶対広めて生きていきますwwww
いや確かに!悪役は悪が正義というか自分物語主人公は自分ですからねww
過去編キャラでますか!?うへぁ秋人くん薫さん楽しみですぁ(*´Д`*)
できれば本編でシリアスも希望!って注文多すぎですよね私さーせんorzw
輝の過去編のキャラも本編に出したいけど殆ど殺されて全滅という○| ̄|_
生きてるキャラ作るか考え中なんですけどどーしたら良いですかね?(知るか
デイダラの頭って爆弾意識してるんですかね(^p^)?芸術は爆発d!!☆
飛段の叫びが好きすぎて最近の輝が飛段に見えてくる程病んでしまってorz
あ、私少年漫画結構?ん?それなり読みますwwジャンプ買ってるんでw
お願いがありまs!!SKET DANCEにアンケ出してくれませんk!?(←死ねw



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No.17 ユキ絵☆ 04/23 19:05:31  削除依頼

>>鈴音さん
ついに真依頼始まりそうですね(*´Д`*)にゃいいいんワクワクさん←
胡桃ちゃん柳くんの妹ですかwwwwこれは更に萌え展開が予想されr
私はもう!どこまでも鈴音さんに着いていくでそのネタで全然OKですおw
さっそく南さんの無理やりっぷりが出ててうはうは何ですけどもww
ていうか頼むから水着きてくれ綾ちゃん切実に/(^O^)\(自☆重
輝は狼似合いますよねww近々ふわふわの尻尾が生えてきそうd(おいw
何なら綾ちゃんを赤頭巾ちゃんみたいに食べさせても良いですけd(ry
もし輝が鈴音さん襲ったら一生檻の中に閉じ込めますね(´^o^);:*:;
あ!そうだ輝の幼馴染!!どうします?私はどちらでもいけますけど(^p^)
より綾ちゃんが萌えさせてくれるのは幼馴染登場させるのとさせないの
どっちでしょうかね(`・ω・´)!?いや、それで決めたいと思って(ちょw
クイズの回答します!!ズバリ、Bの蜂蜜レモンでしょう\(^o^)/
青春といえば蜂蜜レモンwwっていうかこれただの私の願望やーん☆←
甘酸っぱいのはもうwwwww雰囲気を甘酸っぱくさせるのでね(蹴
あ、リナさん削除してやってください(^p^)ていうか鈴音さんの本名が
リナなのになんだかすっごく複雑な気分なのは私だけ...|ω・`)?←
告白すると悲しくなる!?それとも能力のせいで悲しくなるんですか!?
え、ちょ…そんな…(´;ω;)綾ちゃん死んじゃらめぇええ(おいww
過去編見てきますねえい\(^o^)/私もいい加減更新しないとヤバイ気が←
ぎゃおすトーガくん視点ですかΣ(゜Д゜ノ)ノ それは誠のお話で!?
ちょそれ絶対やってください超絶楽しみなんですけど真面目にwwWWW
それでは幼馴染出すなら設定等色々考えなければですね(`・ω・´)
いや、真面目に幼馴染出したら綾ちゃんの萌え展開増えます?(しつけぇw



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No.18 ニックネームは削除されました 04/23 19:45:35  削除依頼

*海咲 璃音*

瑞々しい音が教室に響き渡る。
「んー……もう少し肩の力抜いてリラックスしてみて下さいな。
そんなんじゃ単純な音しかでなくなりますよ?」

私は新人であろう一年生に悪魔で優しく接してやる。
―――なんであんなカチコチ?

「そりゃあ伸神出鬼没だけど学年トップの璃音ちゃんだもん。
それに加えて生徒会だし?それにそれにッ!!」

柔らかなミルキーピンクの髪に付けてある飾りをチャラッと揺らして
そう言った後幸せを思い出すかのように指をからませ瞳を閉じた。

「シルクの様に白い肌、月より眩い金糸……細い腕に刻まれた入れ墨が
また甘い甘いコーンクリームスープにスパイスとして
黒胡椒を入れたみたいにスパイシーでそれでいてやはりスッと舌に馴染む
甘さ……もう写真部にとっても最高の人材よぉッ!!
時折紅潮させた頬も涙眼の瞳もぜ~~~~~んぶ魅力的ッ!!
とれたてのお野菜に思い切り齧り付くみたいに新鮮でおいしいの!!
ちょこっと感じる泥の味も凄く凄くおいしくって…」

えーと?この人は私を食べたいのかな?私トマトじゃないよ?
何でコーンスープに黒胡椒を入れるんだ。

私はとりあえず首を傾げた後にチラリと時計を見やる。
そしてパンパンッと手を叩いた。

「はーい、もう一般生徒は下校の時間よ。お疲れ様」

「「「ありがとうございましたッ!!」」」
バイオリンやらチェロやらを片手に私にお礼してくれる一般生徒の皆。

そしてそしてまだウンチクを言っている雛貴を無理やり引っ張って生徒会室へ。
「んー?璃音ちゃん何処行くn「今日生徒会。」

雛貴はああそっか、と言いながら私に引きずられ生徒会室へ連行された。

「はいはーい、問題児のご登場って奴かなぁ~♪」
へらへらと笑うストリートアメンシトリーの髪をした男子。

「うっさいわね瑞穂。誰が問題児か言ってみなさいよ」
すーみーまーせーんと瑞穂≪ミズホ≫が手をパタパタ振る。



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No.19 ニックネームは削除されました 04/23 19:49:22  削除依頼

「うっさいわね瑞穂。誰が問題児か言ってみなさいよ」
すーみーまーせーんと瑞穂≪ミズホ≫が手をパタパタ振る。

「……会議はあと二分後に開始。さっさと席に着いた方がいい」
春菜≪ハルナ≫……そんな分刻みに動いたらぶっ倒れるぞいつか。

「うん、そうするわ。雛貴も席つきなさい。…って会長は?」
「「寝てる(よ~?)」」

「永眠させましょうか。安らかに安らかに眠りに付け「副会長…会議。」

春菜のその声でフゥっとため息をつくと普段居る夜闇 樹弥≪ヨヤミ ミキヤ≫が
居る筈の会長の席に私は腰をかける。―――タバコ臭ー。

「…さてと、これから会議を始めるわ。まず目安箱に入っていた
部費をあげろは却下、後は優先順位的にPTAね。
保護者会のお知らせは私が仕事場で作っておくわ。
そうね、涼香≪スズカ≫は部費あげろって言う野球部ツブしてきなさい。」

「ハイッ!!会長の頼みなら何でもします!!たとえ火の中水の中ッ」
「えーと次は生徒からの要望ね。
体育祭、文化祭の練習期間をもう少し早めから
実施して頂きたい、部活が少なくなっても構いません。か……
仕方ないわね。サッカーとバスケ、吹奏弦楽は伸びてるし。
春菜は二大行事の練習期間延長の知らせを作りなさい。
紫苑には私から言っておくから。そうそう、
お祭りの計画だけれど卓球台をバザーの机として使用、
飲食物の持ち込みは危険物と見なされそうなもの以外は許可する。
まあ私はその時居ないと思うけれど頑張って頂戴。
瑞穂は卓球部の顧問に一応一言入れておいて。
雛貴は部隊設置に使用する人間達を最低60人配置できるように。
尚今回の月夜祭りには……ん?」

「…今回の月夜祭は流星学院と…学園長が言ってた。
流星学院の生徒会長は一ノ宮綾だそうですが。
それと因みに会長が仕事の都合で中退致しましたので強制的に
副会長が次期生徒会長に任命されました…申し遅れてすみません」

「そうそう。会長結構可愛いらしいケド……写真部のモデル、
桜花と璃音ちゃんにはぜええええったい勝てないよ♪」
雛貴はウフフッと嬉しそうに微笑んだ。



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No.20 ニックネームは削除されました 04/23 19:49:54  削除依頼

「……すみません」
春菜は私の質問に丸眼鏡をキラリと光らせた後俯いてしまった。
んぬぁぁぁぁぁ……わかんねえ!!
何で流星学院とやらに綾が居るのかしら、きっと同姓同名?んなわけないか。

「…まあ、今回はこの位かしら。各自来週の生徒総会までに質問や意見、
ある奴は考えて来るように。以上、解散」

「あざっしたー♪」
「……(ペコッ」
上から瑞穂、春菜。
もう嫌だ……推薦とか嫌いだ、もう大っきらいだ。

「さーてと♪璃音ちゃんは我が写真部にどーぞ♪ウフフフ…
瑠華と桜花が待ってるよ☆」

私の腕を引っ張って雛貴はるんるん歌を口ずさむ。
「桜花≪オウカ≫…ご愁傷様。」
不意に「ご愁傷様じゃねぇよ!!」って声が聞こえた気がした。

―――――――――――――

「はい、これに着替えて♪」

「「断る」」
隣に居るグロッシーストレートの女の子―――――桜花。
勿論その桜花の隣に居るのは私だ。

「なんでウチがこんなひらひらまっ白いワンピなんか着るんだよ!!」
「そうよ。私達は写真部部員じゃないの。お手伝いはしないわよ」

「うぇー……璃音先輩は昔は渋々でも来てくれたじゃないっすかー。」
瑠華がうにうに嘆く。

「へぇ―――お手伝いしないの~?二人の仕事場に乗り込んじゃって
手当たり次第男は女装、女は男装させちゃうよ」

「「(雛貴……ムゴい)」」
―――――――――――――――――――――――
てれれてってれーん。
あーあ。ローテンションなむらさきさんが通りますよっと←え
私ね、月の使い痛くないんですけど期間が長いんですよ。
皆一週間くらいかもしれないけど私一ヶ月ってwwww
仕打ち酷い(-w-)
ってわけで何かコメント返すことできなそうです^^;

でもでも何か希影さんの質問に答えなくっちゃいけないのでそれだけ…。

うちの問題ッ子は家がありますね――…;
因みに紫苑先生と馨、楓お姉様との四人暮らしです^^←
馨が毎回毎回行くの止めるかもしれませんが暫く馨帰ってこないんでw
逆に質問しちゃうのですがあのアジトの所有者は現在では魁君ですよね?
魁君の個室とお手洗いと書庫、あとは適当に浴室と―――みたいな
お部屋配置で宜しいでしょうか←


そーいや鏡花の名前が出たら本当の妹の名前は水月にしよう、うん←
鏡花水月っていいますもんねw…多分?(ええええ



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No.21 希影 04/23 21:15:33  削除依頼

すみません^^;今日はかけそうにありませんです、はいorz

実は今週の土日に三年生の引退をかけた個人戦と団体戦があるんです
んで遅くまで練習してるので帰ってからどうも書けそうにありません><;
今週来れるか分からないですけど来れそうだったらコメ返や本文書くんで^^

コメ返はできませんが紫凛さんの質問に答えますねー
そうですね。現在の奪還屋のアジトの所有者は魁ってことでお願いします^^
部屋配置はそんな感じでいいと思いますー
明日来れたら部屋の見取り図貼らせてもらいます^^b



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No.22 鈴音 04/23 23:19:28  削除依頼

*一ノ宮 綾*

結局全部つくっちゃった…。
生徒会室をでて数時間。
ひかるに何かお礼ができないか~と思って調理室に行ってみると
まぁいつもどおり家庭科の先生が材料等を残していってくれてるわけで…。
家に帰ってから食べれるように煮物とあと疲れてるようだからはちみつレモン。
まぁクッキーは…ひかるに持ってけばみやもほしいと思ってってことで

つくったものをタッパーなどに詰めて生徒会室へ。
ドアを開けるとそこにはなんともまぁ優雅な光景が(1人除く)

「綾、おかえり~」

ひらひらと紅茶を飲みながら手を振る南に軽く手を振り返して席へ座る。
すると雅が紅茶を机の上に置いてくれた。気がきくねぇ…。

「さっすがね。なんやかんや仕事は早いんだから…」
「あれくらいなら何とかなるにきまってるだろぉ~?
この僕なんてたった1時間で終わっt「うるさいカス男、雅なんて30分よ?」

圭吾の言葉を遮って言う南。
あっまた隅っこでのの字書いてる…女々しいなぁ
そして南の言葉に「そんな驚くほどじゃ」と苦笑する雅。
でも、ほんと計算だけは早いわよね…。
なんで予算作成30分で終わるのよ…。

「あぁ、そう言えば悠斗は?」
「まだやってんじゃな~い?あたししらなーい」
「一応、まだ2年だからな。仕事が遅くてもしょうがないんじゃないか?」

ガチャッ

そうして3人で話してると息が乱れた悠斗がドアを開け中に入ってきた。

「おかえり~。遅かったんじゃない?」
「ハァっ…あんたらが、はやすぎなんですよ」(ごもっとも

息の乱れたままあたしの机に不足分の備品の資料を置きながらいう悠斗。
その資料を見るとちゃんと何個くらい足りないかとか事細かに書いてあった。
やっぱりこいつ生徒会にしてよかった!!

「ありがとね、少し休憩してていいわよ?」
「ありがと、ございます」

そうして悠斗は冷蔵庫(なぜある)からミネラルウォーターを取り出し一気飲みした。
良い飲みっぷり~♪
なーんて思ってると、南がいきなり「あっそうだ」と手をたたき立つ。
何があった…?



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No.23 鈴音 04/23 23:21:32  削除依頼

「綾~、さっき電話が入ったんだけど
”満月付属高校”さんの月夜祭に参加しませんかーって連絡入った」
「はぁ?なんで?ってか体育祭近いのにそんなの無理に決まっt「もうOKしちゃったって」
「はぁ!?」

南の言葉にあたしは机を叩いて立ち上がる。
その大きな音に男二人はびっくりしてた(びっくりしない雅はすごいと思う)

「学園長に聞いたら、理事長経由の話だからお断りできないからよろしくーってさ。
良いじゃん?うちの文化祭まだまだだし、体育祭は実行委員会に任せればいいし。
一応、あっちの生徒会長の名前は聞いといた~」
「あれ?満月付属高校の生徒会長って男の人じゃなかったっけ?」
「なんかねぇ~いろいろ都合があってやめたらしいよ~」

なんであんたがそんなとこまで知ってんのよ…
とつっこみたくなったが南の情報網がすごいことは昔から承知なので
やめとくことにした。

「んでその生徒会長さんは海咲璃音さん。金髪美人だって~」
「「璃音!?(金髪美人!?)」」

あたしの声と圭吾の声が重なった。
いや、まって?えっ?璃音って満月高校の生徒だったの?
同姓同名とかじゃないわよね…。
てかおーい、圭吾あんた璃音狙っても意味ないわよ~
命落とすだけだし・・・。

「なに驚いてんの…?知り合い?」
「あー…まぁちょっとね」
「んで日取りは来週の土日。あたしは用事あっていないし、綾ももちろん…」
「土日はもろバイトよ」
「てことで悠斗君よろしく」

そう言って月夜祭の資料を悠斗の前に置く。
すると目を見開き、いろいろ文句を言ってきたがそれは無視。
だって面倒だし。どうせ、何言ったって無駄なのに・・・。

ふと時計を見るともう19時近くなっていてあたりは暗くなり始めている。

「んじゃもう、7時近いから今日は上がりね。明日は何もないからゆっくり休んで」
「はいはい、んじゃーね」
「「「またねぇ~」」」

それぞれ挨拶をして、みんな家路へと帰っていった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.24  

削除されました 


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No.25 鈴音 04/23 23:32:56  削除依頼

*次の日*

いつもの通りに起きて、服を着て準備をした。
ってか創立記念日とか聞いてなかったし・・・。
まぁこれで今日も朝から始末屋行けるんだけどさぁ~。

なんて思いつつ、昨日作った煮物やらなんやらを全部バックに詰めて
借りていたジャケットもきちんと入れてあたしは家を出た。

カラン♪

「やほー☆来ちゃった~♪」

ドアを軽快にならし入るとそこにはびっくりした表情のはるとひかるの姿。
みやは、学校かなぁ…?

「なんで綾殿いるんだ?」
「なんか今日学校が創立記念日で休みらしいの~。
だからやることないし来ちゃったww」

そう言ってバックを置くとひかるが目の前に立って手をあたしの前に出した。

「ジャケット、ちゃんと返せよ」
「分かってます!!なによ、あたしがとるとでも思ったの!?」
「あのまま帰って行かれたらそう思うだろ!?」
「じゃああの背中ぱっくり開いたまま帰れって言うの!?
背中撮られたりしたら全部ひかるのせいよ!?」
「だーれーがー、おまえの背中なんて撮るっつうんだよ」
「いるかもしれないでしょー!?そしたらひかるのせい!」
「俺のせいにすんじゃねぇよ!!」

そう言ってまたテーマ”ジャケット”でトークバトルを始めるあたしら。
いや、こういう時間が結構好きだったりするんだけどさ♪
今日ははるも機嫌いいみたいだし、このトークバトルを止める人なんていないよね。


なーんて思ったのが間違いでした。

カランっ♪

「いらっしゃ「綾姉ちゃん!!!!」

ドアのベルの音が鳴り、お客さんだったようではるが声をかけたがそれを思いっきり無視し
その人はあたしの名前を呼びながら背中からギュッと抱きついてきた。



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No.26 鈴音 04/23 23:34:09  削除依頼

綾姉ちゃんって…そしてこの感じ…
まさかねぇ…

と思ってそっとその手を軽くどけて後ろを振り向くとそこには案の定…

「十賀くん!?」
「えへへぇ~久し振りっ綾姉ちゃん!!」

そう言って今度は前から普通に抱きつく十賀くん。
久々にみたけど…変わってないなぁ~
なんて思ってあたしはいつもの調子で十賀くんの頭をなでると
いきなり抱きついてた圧力が消えた。

前を見ると十賀くんの首根っこをつかんでひかるがあたしから十賀くんを引き離していた。
なんでだろ…?

「なんだよ!離せよ!!」
「それはてめぇだろ!!いきなり来たと思ったらこいつに抱きつきやがって…
何なんだてめぇは!!!」

そう言ってひかるは十賀くんを離し、2人で向き合う。

「俺は高宮十賀。14歳中2。
綾姉ちゃんのいとこだ!!!」
「ってなわけです…」

「中2の男子が高校生の女子に抱きついてんじゃねぇよ、バカかてめぇは」
「バカじゃないし。自分ができないからってひがまないでよ」
「なっ!!ひがんでねぇよバカがっ!!」

ありゃりゃ~…
完全に言い負かされてんじゃん、ひかる。
十賀くんいい子なんだけど、男の人に対してあーいうとこあるんだよねぇ…。

「まぁまぁひかる…抱きつくのなんていつものことだから…」
「いつも!?お前いつも抱きつかれてんのか!?」
「へ?まぁ会った時はね。いつものことだしもう気にしてないから…」

そう言ってひかるをなだめてると十賀くんがあたしのちょっと後ろに隠れる。
あたしと目を合わせていたひかるは十賀くんのほうに目をやると、一気に目がつりあがる。

「てめぇ今俺に向かってなにした!?」
「綾姉ちゃん、この人怖い!!」
「ひっひかる…ちょいあたしに免じて、おさえてねっ??」

そう言ってひかるの肩をつかむとしばらくして少しひかるはおとなしくなってくれた。
十賀くん…何したんだろう(アッカンベーです←

「んで、なんでその綾殿のいとこの十賀くんがここにいるんだ?」

先ほどのやり取りがまるでなかったかのようにはるが
十賀くんの視線に合わせて少ししゃがむ。
すると十賀くんはそれを無視してあたしに向きなおった。
そしてまたぎゅっと抱きついたかと思うと、顔をあげて屈託ない笑顔で

「仕事を依頼しに代理人としてきたんだ♪」

と言った。



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No.27 鈴音 04/23 23:48:27  削除依頼

えーっと途中の削除はあたしです(;д;)
なんか無理やり話をつなげてる感がありますね…。

あと、紫凛さんっ!!月夜祭って結局はバザーとか
文化祭とはまた違うという風な感じでしょうか??
ってか日取り勝手に来週の土日に…(そしてそれが依頼とかぶってる)
っていう感じになっちゃいますけどよろしかったですか!?

ほんと理解力なくてごめんなさいorz

ってことでコメ返\(^^)/

ユキ絵☆さん≫ついに新依頼始まっちゃいますよww
しょっしょっしょっぱなから何やら貸してんのトーガ!!!
ッて感じで申し訳ないですorz
南の無理やりっぷりはちょっヤバいでしょうww
大丈夫ですよっ☆次はきっと福引で『プール無料券8人分』を当てた綾と璃音ちゃんが
みなさんをプールに誘いますから/(^0^)\
あっでもそれはあたしも思いましたwwひかる君が狼で綾が赤頭巾←
いや大丈夫ですよっ!!責任とって結婚してもらいますかr(殴
幼馴染が入るといろいろごちゃごちゃになりかねませんが…。
萌えるのはきっと幼馴染がいるほうだと…あっ!!じゃなかったら
次のプールに幼馴染とばったり遭遇☆とか(ぇ
あたしはどちらでもww綾にいち早く嫉妬してほしいと思うのなら今でも♪
ユキ絵さんが決めてください(∀)b
正解は・・・全部でしたぁww(^p^)
あたしも一回自分に自分でレモンの砂糖漬けですが作ったことあります♪
美味しかったですよ☆
あっあたしもそりゃ妙に複雑…まぁでもいいんですYO!!←ぇ
大丈夫ですっ!!死にはしません\(^o^)/
まぁこれ言うともろネタばれなのですがね綾にとって
大切なものがなくなっちゃうんです(正確には忘れるのです)
まぁそれは後々…(あぁ、でも言いたい!!!
あっでも過去編更新してないという(ギャフン
すみません…今日は寝るので土日にでも更新しますねっ!!!
誠のお話ですよぉ(^^)
そうしないと話がわからないところが出てきそうなんでして…w
マジで綾を嫉妬させたいのなら幼馴染出したほうが嫉妬はします!
ただいろんなカップル?混ざってごちゃごちゃに…
ちなみに胡桃ちゃんもなんやかんや十賀くんに恋しちゃってる設定何で☆←



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No.28 ユキ絵☆ 04/24 10:11:05  削除依頼

/(^O^)\GOMENNASAI/(^O^)\

最近用事が重なりまくってて今から出なきゃいけないので
今半分投稿の記事できてるんですけど、微妙になりそうなんで
紫凛さんの投稿が終わった後くらいの時間に爆弾投下しますorz

いや、時間というものを守らないやつでごめんなさい○| ̄|_
それでは駅までダッシュしてきます(T∇T)



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No.29 ユキ絵☆ 04/24 18:45:57  削除依頼

* 灰塚 輝 *

コンビニ弁当とは、どうしてここまで不味いのか。
いや、流石に俺が作る飯よりは美味いけど…
どーもこう味気ないというか冷たいと言うか。

ま、俺こういうの慣れてるし今更別に良いけどな。

「メシ!クソオトコ!メシ!」
「さっきあげただろ!?何回食う気だよこの糞インコ!」

それにしてもさっきから糞インコが煩いわけで。

決まった量より多めに餌をやったにも関わらず
このバカ鳥は必ず暴れやがる。勿論、更なる餌を求めて。
あまりにうるせぇから箸を一本鳥籠に投げつけると
丁度籠の隙間から糞インコに箸が突き刺さり、大人しくなった。

……って、まさか死んじまったのか!?

「おい!!糞インコ!!死んじまったのかよ!?なぁ!!」

乱暴に鳥籠をぶっ壊して中から糞インコを取り上げた。
けど、やっぱ動かねぇ。箸そんな深く刺さってねぇのに!
完全に固まったままピクリともしない糞インコを
取りあえずベッドの上にあった枕に乗せ、電話帳を探す。

この時間にやってる動物病院なんて知らねぇよ俺…!
唯でさえ鳥類診れる病院なんて少ねぇのに…!

「なんで俺クローゼットの中なんて探してんだよ!!」

はっと気がつくと幾つもの洋服を引っ張りだしていて、
慌ててクローゼットの扉を閉めた。扉が音を立て壊れた。

……電話帳がクローゼットにあるはずねぇだろ!?
全く何やってんだよ俺は!一刻を争うって時に…!
電話帳どこに仕舞ったっけ!?くそ…思い出せねぇ!!

「どぅわ!!ちょ、痛てっ!!」

一番怪しい台所を探してみようと足を前に出した瞬間、
右足の小指を思いっきりクローゼットの角にぶつけた。
痛みでよろけると、滑り止めをケチっていたカーペットが
突然ぐしゃっと大きくずれて派手に前方に転んでしまった。
先に正面の壁に頭を激突させ、次に床に鼻を強打し鼻血が出た。

だけど何とか起きあがろうと両手を床につける。

すると、壁に取り付けていたカレンダーが
丁度俺の頭の上に落下してきた。ついで画鋲も一つ落ちてきた。
 



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No.30 ユキ絵☆ 04/24 18:46:15  削除依頼

 
「待ってろよ糞インコ…今助けてやるからな…」

それでも不屈の精神で立ち上がり、台所へ向おうとする。
が…今度は落ちていた画鋲を左足で踏んでしまった。
あまりの激痛に泣きそうになったが、泣いてる暇なんかねぇ。
左足から画鋲を無理やり抜き、右足だけを使って台所を目指す。

流石にもうこけねぇだろ。絶対動物病院探してやるからな!!
…と、思った俺はどうやら甘かったらしい。

落ちていた雑誌を踏み、嫌な予感がしたのと同時。
雑誌が滑り、またしても派手に前方に転んでしまった。

「畜生…!なんで雑誌がここに…」

どうしてここまで運が悪いんだ俺は…!!
溢れだしてくる鼻血と、再び傷が開いた左肩の血。
そして画鋲を踏みつけた左足からも血が出てきている。

このままじゃ糞インコが間に合わなくなっちまう…!!
そんなの絶対嫌だ!!何としてでも今すぐ病院を探せ!!

「そうだ…104に電話して片っ端から番号を…」

再び左肩の傷が開いてしまった今、しょうがねぇから
頑張って右腕だけを使い倒れた身体を起こした俺。

そしてベッドの上に置いてある携帯を取ろうと振り向いた。
……いや、振り向いてしまったと言った方が良いか。

「…って。糞インコ…お前何してんだ……?」
「ザマァw!クソオトコ!ザマァw!」

瞳に映ったのは、俺の弁当に糞便をふりかけ、
水色の羽を大きく広げて喜んでいる糞インコの姿だった。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


「…と、いうわけで昨日は一睡もしてねぇんだよ俺」
「いやしかし…。朝からいきなり寝られても困るぞ輝殿」

次の日。

仕事場のカウンターに突っ伏してうとうとしていると、
春彦に分厚い本で頭を叩かれ無理やり起こされてしまった。

普通の人間ならここで諦める者が多いが…。
残念なことに俺は違う!俺は他人より10倍諦めが悪いからな。

昨夜、糞インコに騙され大変な目に合い喧嘩したこと。
風呂に入った後も糞インコと喧嘩していたこと。
寝る支度をした後も夜通し糞インコと喧嘩していたこと。
そして朝仕事に行く支度をした後も
糞インコとまたしても大喧嘩していたこと。

これら全てを春彦に打ち明けたにも関わらず
春彦から居眠りの許可がおりることはなかった。
 



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No.31 ユキ絵☆ 04/24 18:46:32  削除依頼

 
「ケチだなお前!いいだろ!?少しくらい寝たって!!」
「おいおいケチって…まぁ良いや。ちょっとこっちへ来い」
「は?だから俺は今から寝るんだって……」

奥の部屋へ向う春彦が、こっちを振り向き一度手招きをした。

「眠気が覚めるとっておきの魔法がある」
「とっておきの魔法…?」

眠いことには変わりなかったが"魔法"という言葉につられ
ふらつく足で春彦を追いかけ奥の部屋へ向った。

――後に俺のこの行動を100人に聞いたら
100人が間違っていたと言うはずである。そう、絶対に。

「おい春彦。魔法って何だよ」
「ちょっとそこのベッドに横になれ」

…ん?ベッドに横になる?
居眠りと言わず思いっきり寝れば眠気が覚めるってことか?

「仕事場には拷問…じゃなかった治療器具が揃ってるからな」
「……?って、え!?は!?マジ、それなっ…!!」

ベッドに横になってまた少しうとうとしていると、
春彦が糞女の黒い笑みの50倍は恐ろしく感じる微笑みを見せ、
床下収納からモザイクがかかったバカでかい"何か"を取り出した。

腰が抜けて逃げることすらできない俺。
まさに蛇に睨まれた蛙!いや、それを超えた!

…ってこんなこと言ってる場合じゃなく!!殺される!!

「大丈夫だ輝殿。直ぐに治してやるから大人しくしていろ」


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


――2時間30分後。

俺は自分で自分の身体を最強だと思う。
あんな治療をされてまだ生きているんだから。

「何か輝殿のせいで耳がおかしくなった気がするんだが…」

俺より少し遅れてカウンターへ戻ってきた春彦が
耳を押さえ苦笑してコーヒーを淹れ始めた。
良くもそんな口が利けるな!!相当根性ねじ曲がってんだろ!!

「あんなことされれば誰だって叫ぶわ!!この鬼彦!!」
「でもちゃんと肩の傷治っただろ?あと左足も」
「お陰で眠気もさっぱり消え失せたぜ!!てめぇの魔法でな!!」

確かに身体の傷は完治したけど心に大きな傷を負ったぜ…。
俺ばっかり甚振って何が楽しいんだよ…!!
どうせなら糞女や餓鬼にも酷い治療しやがれってんだ!!

ま、これで病院に行かなくて済んだけどよ…。
 



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No.32 ユキ絵☆ 04/24 18:46:47  削除依頼

 
「やほー☆来ちゃった~♪」

ベルが鳴り、客かと思ってドアを見るとそこには見覚えのある女が。
このタイミングで糞女登場!…かよ。面倒くせぇな。
…ん?っていうかこいつ学校通ってんだよな?
じゃあなんで今ここに糞女がいるんだ?可笑しいだろ、おい。

「なんで綾殿いるんだ?」
「なんか今日学校が創立記念日で休みらしいの~。
だからやることないし来ちゃったww」

やることないなら俺の分も家で寝てろよ…!
俺がどんな目に合ってたなんて知らずにのこのこ出てきやがって!

まぁ…でも来たいなら来ても良いけど…。
別に来てもらいたいわけじゃなくて、春彦と二人だと
また何されるか分かんねぇし!!殺されるかもしれねぇだろ!!

一人でごちゃごちゃ考えた後、
取り合えず喧嘩でも吹っ掛けようと糞女の前に立って
掌を出してやった。勿論、ジャケット返せ的な意味で。

「ジャケット、ちゃんと返せよ」
「分かってます!!なによ、あたしがとるとでも思ったの!?」
「あのまま帰って行かれたらそう思うだろ!?」
「じゃああの背中ぱっくり開いたまま帰れって言うの!?
背中撮られたりしたら全部ひかるのせいよ!?」
「だーれーがー、おまえの背中なんて撮るっつうんだよ」
「いるかもしれないでしょー!?そしたらひかるのせい!」
「俺のせいにすんじゃねぇよ!!」

やっぱりこの女は食って掛ってくるか。
そう簡単に素直に自分の非を認めることはねぇからな。

今は何の依頼も入ってねぇし、春彦が邪魔してくることもねぇ。
何かにつけて糞女にへばりついてることの多い餓鬼もまだ来てねぇ。
と、言うことは。現在俺達を止める者は誰もいないわけだ。

…今がチャンスだな。思う存分、テーマ”ジャケット”で
トークバトルを繰り広げてやるぜェ!!もう飽きるほどな!!
今日こそ白黒つけようじゃねぇか!!絶対勝ってやるからな!!

心の中で悪代官のように爆笑した後、
新たな言葉で糞女を罵るために切りだそうとした瞬間。

「いらっしゃ「綾姉ちゃん!!!!」

ベルの音と共に、悪魔がやってきた。
 



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No.33 ユキ絵☆ 04/24 18:47:04  削除依頼

 
――あやねえちゃん!?

小崎と良い勝負のスピードで始末屋に入ってきた男は
春彦を華麗にスルーし、糞女のことを"綾姉ちゃん"と呼んだ。
そして有ろう事か糞女の背中に抱きついた。ギュッと。

いきなりなんだよ…おい!まさか客か!?この男は!!

「十賀くん!?」
「えへへぇ~久し振りっ綾姉ちゃん!!」

糞女にトーガと呼ばれた男は抱きつく手を放し、
照平に勝るほどの屈託のない笑みを輝かせてみせた。

ッチ。急に現れて抱きつくなんて非常識――

俺が舌打ちを漏らすと同時にトーガがまた糞女に抱きついた。
しかし今度は背中からじゃなく、前から普通に。ギュッと。
すると何を思ったか糞女がトーガの頭をそっと撫で始めた。

ふと漠然とした怒りを覚え、糞女に抱きついている
トーガの首根を乱暴に掴んで二人を引き離してやった。

初めて会うヤツを乱暴に扱う俺も非常識かも知れねぇけど…
そんなこと知ったこっちゃねぇ!!俺は、アレ…特別だからな!!
少しでも気に食わねぇヤツは皆ぶっ潰してやるまでだ!!

「なんだよ!離せよ!!」
「それはてめぇだろ!!いきなり来たと思ったらこいつに抱きつきやがって…
何なんだてめぇは!!!」

トーガと向き合い遠慮なく怒鳴り飛ばしてやった。

別にっ、抱きつく分には一向に構わねぇ…!!
けど俺の前で抱きつくのは止めろ!!何か気に障るんだよ!!
もしこれでトーガが客だったらどうすりゃいいんだ…。
俺いきなり客のこと殺したくなってるんだけども。
っていうかうちに依頼に来る客って何でこうもウザいんだ…。

「俺は高宮十賀。14歳中2。
綾姉ちゃんのいとこだ!!!」
「ってなわけです…」

なんだよ…従弟か…。

ていうか14歳って餓鬼より餓鬼じゃねぇか!!
しかも、あの泣きムシ蛍よりたった1歳年上なだけって…。
それで女に抱きつくとか…どんだけませてんだコイツ。

まぁ見たところ身長は160くらいしか無さそうだし、
全体的に俺が勝ってるな…!!俺は14歳で既に170を超えてた!!
…って、おいおい。何を張り合ってんだ俺は。

「中2の男子が高校生の女子に抱きついてんじゃねぇよ、バカかてめぇは」
「バカじゃないし。自分ができないからってひがまないでよ」
「なっ!!ひがんでねぇよバカがっ!!」
 



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No.34 ユキ絵☆ 04/24 18:47:19  削除依頼

 
何で俺が僻む必要があんだよ!?頭大丈夫か!?おい!!
俺は世界中の女ってのが憎くてしょうがねぇのに!!
口ばっかりで実に使えねぇからな女ってのは!!特にうちの糞女は!!

それに…!!"自分ができないから"って俺だって昨日…!!

「まぁまぁひかる…抱きつくのなんていつものことだから…」
「いつも!?お前いつも抱きつかれてんのか!?」
「へ?まぁ会った時はね。いつものことだしもう気にしてないから…」

…畜生。まぁ別に!どーでも良いけどよ。こんな奴。
俺は優しいからただ親切で言ってやってるだけだし。
こんな風に抱きつかれて迷惑じゃねぇのかなぁ…って思ってよ!!
そうでもねぇなら勝手にしろよ!俺は何も文句言わねぇから!!

何だか物凄い攻撃的なオーラを感じたから
それとなく少しだけトーガの方へ視線を落としてみた。

…するとそこには、この偉大な俺様を心底見下し
口パクでアッカンベーと言って舌を出し笑う悪魔の姿が。

「てめぇ今俺に向かってなにした!?」
「綾姉ちゃん、この人怖い!!」

絶対怖いって思ってねぇだろ!?ふざけんなよチビ男が!!
どさくさに紛れて思いっきり甘えやがって…!!
もう頭来た!!死んでもこの男ぶちのめしてやる!!!

「ひっひかる…ちょいあたしに免じて、おさえてねっ??」

トーガに殴りかかろうと右手に拳を作ると
糞女に肩を掴まれ無理やり抑え込まれてしまった。

ああ何か熱出てきたかな。全然寝てねぇし頭クラクラするわ。
その上こんなチビ男に好き勝手遊ばれてよ…。
少し頭冷やさないと高血圧でぽっくり逝っちまうぞ俺…。

「んで、なんでその綾殿のいとこの十賀くんがここにいるんだ?」

KY春彦が何事も無かったこのように
トーガに近づいて、少しだけしゃがんで微笑みかけた。
また依頼の匂いがするからって喜んでやがるな…。
なんでそんな仕事と努力が好きなんだよ!!俺に休みをくれ!!

しかしトーガはまたしても春彦をまるっきり無視して
糞女に向き直り、性懲りもなくギュッと抱きつきこう言った。

「仕事を依頼しに代理人としてきたんだ♪」
 



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No.35 ユキ絵☆ 04/24 18:47:37  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです( ゜∀゜)o彡゜

いや、思ったより早く帰って来れました(←死ね
最近本当むちゃくちゃでごめんなさい○| ̄|_

ていうか、駄文が長っ!!(地の果てまで謝ってきます○| ̄|_
なんだか輝が超可哀想になってきて楽しいwwwwWWWWW(ちょ
この調子でどんどん甚振ってやるぜェエエエエエエ!!!(´^o^);:*:;
鼻血を出させたのは完全なる私☆の☆趣☆味でstwww←

>>鈴音さん
さっそくトーガくんの小悪魔っぷりが拝めて昨日の夜の時点で
ぐわおぁああああ!!って叫びましたよwwwしかも風呂でwww
お風呂で携帯でこのスレ確認してたので良く声が響いた(´^o^);:*:;←
『プール無料券8人分』ってこの8人っていう丁度良いのがねwww
いよいよ流れるプールの滑り台を期待せざる負えなくなってきましtね←
綾頭巾ちゃんを召し上がる時はフォークを使わず豪快に!!!(ヲイ
狼輝が綾頭巾ちゃんに生卵を上からかけてヌルヌルにしt(自☆重!
責任とって結婚てw(´^o^);:*:;だめよ、そんなの絶対、らめw!!←
結婚するときは思いっきり結婚しましょうシンデレラ気分で/(^O^)\
幼馴染さんどーしましょかね...|ω・`)纏めるのが大変そうですよねw
でも嫉妬する綾ちゃんがみーたーいーのーーーー!!!!!ですっ☆
てことで、ほとぼりが冷めた頃に出しましょうかね、突然ね(こらw
原爆か!って言いたくなる程可愛い幼馴染ちゃんを登場させたくて(^p^)←
全部が正解でしたね見事に(´^o^);:*:;レモンやっふーい\(^o^)/
私前マネージャーに作ってもらったことありますレモンの蜂蜜漬けorz
でもなんだかとっても不味くてorz多分他の人が作ったのは美味し(ry
綾ちゃんの大切な物がなくなる!?ちょ、それは胸ですか!?(おいw
そんな><綾ちゃんの胸がなくなったら確かに皆泣くwww(回蹴
いや、真面目な話で始末屋の皆と過ごした記憶が消えるとかだったら
リナを削除させる行動を全力で阻止しますけど(T∇T)我が命にかえてm←
あら胡桃ちゃんもトーガくんが好きなの?じゃあお姉さんのライバルね☆
…とか言ってリナさんが出てきそうとかいうのは自重しますねwwwW



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No.36 鈴音 04/24 23:59:00  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「依頼…?」

十賀くんの言葉にはるの肩がピクッと動く。
うわぁ~キタよ…仕事大好きモードのはるさんキちゃったよー!!!

なんて思ってるとはるががしっと今度は逃がさないように十賀くんの
肩をつかむ。(うわぁ…目ぇキラキラしてる)
十賀くんはそんなはるにひかるとは違って…
なんか心の底から怖がっていたみたいで少し後ずさりした。

「そっそうだよ…うちの校長先生はじめ地区の校長先生全員からの依頼」
「ってことは実質教育委員会からってとこか…」
「うっうん。そうだけど…」
「詳しく話を聞かせてくれ」

未だ目をキラキラさせたまま十賀くんに問いかける。
十賀くんははるについて行って窓側の席に座る。
十賀くんがおとなしく男の人についてくなんてめずらしいな…
それだけはるが怖いのか、それともはるを認めたのか…?

あたしはキッチンに入ってコーヒーをカップに入れてバックからクッキーを取り出す。
みやの分を皿に取り分けといて…他を全部皿に移す。

「おい、あいつ俺と春彦でなんか態度違くねぇか?」

キッチンに入ってきたひかるがはるたちを指さして言った。
そっちを見ると怖がっているのがうそだったみたいに笑って話している2人。
ひかるには敵対心むき出しなのに…なんでだろ??

「確かに…ってか十賀くんって基本男の人に対してはひかるみたいな
感じなんだけど、何ではるにはあぁなんだろ??」
「いや、俺に疑問で返されても困んだけど…」

だってほんとに疑問なんだもん。

「そうそう、ちょっとこれ食べてみてよ」
「は?何g…」

クッキーを一つつまみひかるの口の中に放り込む。
クッキーだってわかったみたいで一瞬顔をしかめたがきちんと食べてくれた。

「どう?ほっとんど砂糖入れなかったんだけど」
「…まぁまぁじゃねーの?」

よしっ!!
ひかるの返答を聞いた瞬間あたしは心の中でガッツポーズをした。
ひかるってあたしに対して素直に褒めないから
ひかるにとってまぁまぁ=良いなんだよねっ♪



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No.37 鈴音 04/25 00:00:51  削除依頼

「あやねーちゃん!!はやくー!!」

十賀くんの叫び声が響きあたしはコーヒーとクッキーを持って席に行った。

「綾姉ちゃん、何かいいことあった?」
「へ?なんで??」
「なんか嬉しそうだったから…」

コーヒーを置いてるあたしに十賀くんが問いかける。
まぁ、あったんだけどね。あたしってそんなに顔に出てるのかしら?

「まあね♪めったに褒めない奴にほめてもらったから」
「ふ~ん…」

そう言うとはるはニヤニヤした顔でひかるを見る。
それに気付いたのか十賀くんはひかるを睨みつけた。
えっ?なんでひかるが関わってるってわかるのよ…。

その正反対の2人の態度にひかるがムカついているみたいで
右手でこぶしを作ってフルフル震えていた。

「そっそう言えば何の話してたの??」
「「綾(殿・姉ちゃん)の武勇伝」」
「は?」
「なっなんてこと話してんの十賀くん!!!」

ちょっまってよ!!
いや、武勇伝ってほどでもないけどさなんでその話をはるにするかなぁ!!!

「なんだよその武勇伝って…」

ひかるー!!!聞かなくていいのにぃ!!!

「入学式は学年首席で挨拶してその成績を3年間キープ。
女子バスケ部ではキャプテンで中総体の全国大会に導いたらしいし。
3年生では生徒会長を務めて新しい行事を考えるなど生徒のために動く。
その他にも女子生徒が被害にあっていた変質者も撃退し、
女子の人気投票では男子を抜いてトップだったとか…」
「そのせいで、同級生の男子には男扱いだったけどね…」

まぁその時あたしもう健司がいたから男扱いされてもどーってことなかったけどさ。

「今でも綾姉ちゃんの武勇伝受け継がれてるよ~
女子のみんななんて「会ってみたーい」とか騒いでたw」

はぁ…なんであたしってこう…。
ひかるに引かれるじゃんかぁ…。
まぁ若気の至り?ってことで。うん。



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No.38 鈴音 04/25 00:02:24  削除依頼

「まぁその話はもういいじゃない!!それで?依頼って何?」
「そうそう、あのさここ最近あった『学校に伝わる大切なもの』
が盗まれる事件って知ってる?」
「あぁ、そう言えば今朝ニュースでやってたな」

ニュースか…あたしこの頃テレビ見てないからなぁ…。

「それうちの地区の中学校が被害にあってるんだ。
まぁとられたのはなぜか全部レプリカなんだけどね」
「全部レプリカっていうのもまたおかしい話だな…」

確かに…。
いくら飾ってあるのがレプリカだとしても1つくらい本物盗むはずなのに…。

「だから警察も捜査打ち切りにしちゃったんだ~…。
んで、唯一被害にあってないのがうちの学校だけなんだよ。
それで、今日学校に宅配便が届いてそれをあけたら
その盗まれたレプリカと手紙が入ってたんだ」
「その手紙は今持ってるのか?」
「あっうん。コピーだけど…」

はるの問いに十賀くんは鞄からその紙を取り出してテーブルに置いた。
そこにはパソコンで打たれた字体も何の変哲もない普通の文書だった。

――――――――――――――――――――――――――――――

栖鳳中学校 校長様

この地区の中学から盗んだ”レプリカ”お返しいたします。
そのかわり、今度の土日に行われる栖鳳中学の文化祭で
”レプリカ”ではない”本物”をあなたの中学の大切なものと
一緒にある一室に展示すること。
この要件が聞けないのなら”本物”の代わりにあなたの学校の生徒
ならびに文化祭に来た方々の命を頂戴する。

――――――――――――――――――――――――――――――――

「なぁ…」

この文章を見て沈黙した空気をひかるが破った。

「なんでこの犯人は”レプリカ”ってわかってて盗んだんだ?」
「そうよね…じゃなきゃこんなこと書かないわよね」

レプリカってわかってて盗んだ…。
ってことは本当の目的は、文化祭?
それともほかに何か…?



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No.39 鈴音 04/25 00:04:41  削除依頼

「警察には…?」
「捜査打ち切りって言われたから警察には頼りたくないし、
文化祭に来てくれた方に不信感を与えたくないから頼まないって。
だから始末屋に頼んだんだ。もちろんやってくれるよね?」

そう言ってコピーをしまうと十賀くんはこっちを向いて首をかしげる。

「この依頼…受けていいよね?」
「俺は構わないが…」
「ちっしゃーねー…おい、糞餓鬼。ちゃんと依頼料払ってくれんだろーな」
「うちの中学プラス同じ地区の学校プラス教育委員会からもくるよ」
「よし、やろう。今すぐにでも」

十賀くんの返答を聞いた途端目をお金マークにして言うひかる。
あっそうか。まだ璃音からもらってなかったもんね…。
そろそろもらわなきゃな。

「よしっ!作戦成功♪」
「「「は?」」」

十賀くんはガッツポーズをして言った一言にみんなが疑問を浮かべる。
その疑問を無視して十賀くんは携帯をだしどこかに電話し始めた。

「もしもし、胡桃??そっちはどうだ?」
―あぁ、十賀?こっちも作戦成功。うまく口車に乗ってくれた
「お前は兄貴がいるからなぁ…まぁいいや。
明日こっちでまた説明するからその人たち、明日連れてきて」
―了解

簡単な電話を終えて十賀くんは携帯をぱたんと閉じる。
するとひかるが十賀くんの前に出て頭をつかむ

「おい、どういうことだよ糞餓鬼」
「いたたたたっ!!痛いって!!離してよ!!説明するから!!」

そういう十賀くんの頭からひかるが手を離すと
こちらに寄ってきてギュッと腕に抱きついた。

「十賀くん…作戦て?」
「あっあのね、依頼自体は嘘じゃないよ?
さっきの犯人からの手紙も本物だし。ちゃんと仕事はしてもらうよ。
ただねぇ…うーん。綾姉ちゃんにはこういえばわかるかなぁ」

そう言って手をグーにして口元に当てて考えるしぐさをしたかと思うと
あたしのほうを向きにこりと微笑んでいった。



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No.40 鈴音 04/25 00:07:54  削除依頼

「うちの文化祭の毎年変わる名物が今年は『ファッションショー』だってことと
うちに伝わる大切なものがうちの卒業生で今は天才デザイナーとして有名な
『夜昼 南』の処女作品だってこと」

『ファッションショー』『夜昼 南』この2つのフレーズが出たとたん
あたしは顔から血っ気が引いてくのがわかった。
そうよね…狙われるものの製作者に今回のことが伝わるのは普通よね…。
それに、母校の『ファッションショー』と聞いて南が反応しないわけがない!!

「はる、この依頼やめまsy「止めるなんてできないよー?
南ちゃんにはもうモデルさん捕まえたってメール送っちゃったし」

そう言ってどこから覚えたのか(たぶんあんただよ)黒い笑みを浮かべた
十賀くんは送信ボックスのメール画面をこっちに見せた。
そこには確かにモデルを8人確保したってメールが南に送信ささっていた。

「おい、どういうことだよ…」
「えーっとね…簡単に言うと依頼と一緒にその『ファッションショー』の
モデルをやることになっちゃったって言うことね…」
「はぁ!?ふざけんじゃねぇよ!!誰が見世物になんてなるか!!」
「ちょっとそれは俺も遠慮したいなぁ…」

ひかるはそれを聞いた瞬間目を見開き大声で叫ぶ。
いつもは仕事熱心なはるでさえ苦笑いしていた。
その姿をにこにことしてみている十賀くん。うん分かってるもう無理よね。

「ごめんひかる。ほんとにごめん。あたしもこの依頼やめたいのは山々なんだけど…
無理ね。南がドンとしている限り無理よ…」
「…誰だよその南ってやつ」

マジでトーン落として謝るあたしにびっくりしたのか冷静に聞いてきたひかる。

「会えばわかるよ…十賀くんどうせ明日南連れてくるんでしょう?」
「うん♪もちろんだよ。その作品だけじゃファッションショーにならないしね」

十賀くんのその言葉を聞いた瞬間はぁとため息を漏らす。
どんなバイトかばれちゃうじゃないのさ…。

「ひかる。文句なら明日来る南に言って。どうせ無理だろうけど…。」



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No.41 鈴音 04/25 00:14:38  削除依頼

「なぁ、ひとつ疑問なんだが…」

あたしがひかるに言うと、はるが十賀くんの携帯の画面を見て言った。

「うちには4人しかいないのになんでモデルが8人確保なんだ?」
「あぁ、それ?うちの副会長の兄さんがこの始末屋?とはまた違うけど
同じような仕事をしてるらしくて、その人たちに頼んだんだって」
「その副会長も、口で乗せるのうまいんだな…」
「まぁ、うちの副会長口車に乗せるのは得意だっけなぁ…。
なんせその人たち『奪われたものは奪い返す』って言うのを
仕事にしてる人たちらしいからどうせ
「お客さんの心を”魅了”して奪ってください。それくらいのこともできないんですか?」
みたいにけんか腰に言ったんじゃないかなぁ…胡桃のことだから」

ん???
まてよ…。さっき『奪われたものは奪い返す』が仕事って言ってたよな…。

同じようにはるとひかるもそこが引っ掛かったのか怪訝そうな顔をしていた。
いや、まさか…ここまで来て奪還屋と仕事が一緒とか…ないわよね??
うん。あるわけないよねっ!!!

「ねぇ十賀くん…その副会長のお名前なんて言うの?」

一応聞いとこうと思って遠まわしに十賀くんに聞いてみる。
するとそんな期待はすぐに崩されることになった。


そう…悪い意味で…。

「え?瀬戸胡桃だけど?」

―――そう、悪い意味で崩されてしまった。
   胡桃ちゃんは、柳の妹だったんだ…。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!ごめんなさいorz
またもや妙につなげ方が下手くそっΣ

依頼はまぁこんな感じで…皆さんにはファッションショーの
モデルさんをやっていただきます\(^0^)/

そしてユキ絵☆さんとの話し合い(?)の結果~
ひかるくんの幼馴染さんをぎっりぎりになってからモデルさんとして
出させていただきますwww
南に言わせてもらうとその理由は「みなさん背が160あるので
小さくてかわいい服を着てくれるモデルさんも欲しい」とのこと(ぇ

そしてその依頼が終わって、ファッションショーが終わった後も
後夜祭があるらしいのでそこはお楽しみに♪←ぇ

もう今回はマジで璃音ちゃんのほうも綾のほうもどんどんっラブ方面
突っ走ってくんでみなさんご協力のほうよろしくお願いいたしまーす!!!



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No.42 鈴音 04/25 00:26:30  削除依頼

そんでもってすっごい時間オーバーすみませんorz

至福のコメ返☆

ユキ絵☆さん≫風呂ですかwwそれはそれは声が響いたでしょう(´^o^);:*:;
あたしもユキ絵さんがうまくカバーしてくれて、しかも萌えるような
ひかる君の心情を書いてくださってマジ発狂しましたww
ですねですねっ!!もちろん璃音ちゃんには綾がビキニをプレゼントb←
そしてビキニを逃れようとした綾は南の監視の下ビキニを買わされます(笑
そうですよっ!!フォークなんて邪道ですから(ぇ
結婚ダメですかぁ??...|ω・`)
そうですよねっ!!ひかる君は綾のですからねっww
みーたーいーのーーーー!!!!!ですかww
ってことであたし勝手にぎっりぎりになってから南ちゃんがモデルさんを
勝手に連れてくる→ひかる君と会う→再会みたいな感じにさせちゃう予定で
よろしいですかねぇww
レモンははちみつ漬けより砂糖漬けのほうがおいしかったりするかもですよww
そんなことないっすよww!?綾の胸どんだけみんなの脅威なんですか(笑
ってかごめんなさいorz
ずばりその真面目な話とほぼ一緒にしようかなと思ってましたww
『始末屋と奪還屋とのつながり』と『ひかる君への恋の気持ち』を
忘れさせて、そしてひかる君からの告白で思い出すみたいな(^p^)
綾から好きになったのでもちろん綾からも告白しますが…
ひかる君の告白を無性に聞きたかったあたしが辿り着いた答えです(キャっいっちゃった☆(殴
あーでも胡桃ちゃん自分の気持ち押し込めるタイプなんで~
十賀くんが綾のこと好きなのももちろん知ってます(∀)b
でもこの依頼でくっつけばなぁなんて思っちゃったりしてましたww



guest

No.43 鈴音の携帯← 04/25 15:13:01  削除依頼

時間外&携帯からの投稿ごめんなさい(>_<)

文章の方に間違いが…
武勇伝のすぐあとの『綾には健司がいたから』
みたいな文がありますが綾が健司と出会ったのは
高校入る前の春休み頃でした(ノ_・。)
設定から間違えてごめんなさいorz

そこのとこを男に興味がなかったという風に
なおして読んでください;;

お願いしますっ!!!



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No.44 ニックネームは削除されました 04/25 19:03:15  削除依頼

*海咲 璃音*

――――えーと。私が課題終わらせて生徒会のお知らせ作ってる時に
居眠りしてたのは反省します。でも、でも―――――。


「萩。この柳に似てる子は誰、何処から湧いたのよ」
私は寝起きの目を軽くこすりながら目の前の瞳がパッチリした女の子を
見つめる。

「今さっき来たんだが……上手く口車に乗せられてしまって」
萩は面目なさそうに髪を掻きあげた後に困ったように笑う。

「あら、お早う御座います。彼方は――――南さんと雛貴さんを知っています?」
黒く大きな目を三日月形にしてニッコリ微笑む柳似。

「あれ、南さんって…夜昼グループの?それに雛貴は私の友人ですが」
寝起きから何か難しい事を言われた感じがした。
凄く素敵に嫌な予感がする。

雛貴は月詠グループの社長令嬢らしく毎回毎回やたら露出の多い衣服を
私に着せ、写真を撮ったりなんか色々仕事の参考にしたりなどしてる
実に腹黒い悪逆非道の輩。

『あのねー?今日のは夜昼グループの人たちと共同で作った
オリジナル商品なの♪着て見せてね璃音ちゃん♪
着ないと南さんに無理やり衣服引っぺがされても知らないから☆』

「はい、今先程そのお話とご一緒に依頼を頼んだ訳なんです。
お客さんの心を”魅了”して奪ってください。……って。」

お  前  か  。
雛貴後で殺ル、まじで殺ル。



deleted

No.45 ニックネームは削除されました 04/25 19:03:40  削除依頼

「それは私達だけでなく…ってまず始末屋をご存知ですか?」
営業スマイルを崩さない様に必死に拳を握る私。
必死に必死に、―――――必死に。

「物分かりの速い方が居てよかったわ。
皆さん不機嫌になってしまったので…本題ですが知ってますよ、
始末屋。情報によってはこの奪還屋と敵対して居るとか?」
私は知らん顔してパソコンを弄る魁を睨みつけた後、
横に居る萩と柳を睨みつけて前を向いた。

「すみませんねぇ、何せこの人達餓鬼なもんで。
それで…私達h「璃音ちゃーーーん!!」

どかーんと綺麗に華麗にドアをぶち破って聞こえたある人物の声。
素敵に華麗に嫌な予感がした。

「!?お前…何d「あーもう良いわよ魁。コイツ私の友達だから。」
椅子から立ち上がって警戒心むき出しの魁を止めるともう一度その
声の主の方向へ振り向いた。

ミルキーピンクの髪に付いた見慣れた装飾。
同じ様な色をした大きなくりくりした瞳。

「あれ、友達な関係なの?私がこんなに璃音ちゃんを愛してるのに……
てっきり恋人かと思ってたのにぃ……」

御免無理却下拒否!!言語道断!!誰が貴様なんぞを恋愛対象に入れるか馬鹿!!
唇を人差し指で押さえてうーっと唸る雛貴。

「月詠グループのご令嬢がこんな所で何油売ってるのよ」
私はクリーム色のソファに腰掛けて黒い笑みをかました。

すると雛貴も負けないくらい屈託のない笑みを浮かべ
「えー?これもお仕事ッ♪胡桃ちゃんご苦労様。」

「いいえ、月詠さん。彼方の計画でばっちり乗ってくれましたから。
海咲さん曰く餓鬼の皆様は。」

漆黒の闇が背後に渦巻いてそうな笑みを浮かべた胡桃さん。
先程萩に聞いたのだがやはり柳の妹らしい。

「…で?私達に何をしろと言うのだ」
萩が滅茶苦茶不機嫌そうなドスの聞いた声を出して問う。
すると胡桃さんと雛貴は顔を見合わせた後にニッコリ笑って言う。

「「ファッションモデル」」

―――神様、彼方は本当に存在するのでしょうか。
居るのでしたら――――首捥いで校長室の前に飾ってやるよ、ああ?

―――――――――――――――――――――――――――――――



deleted

No.46 ニックネームは削除されました 04/25 19:04:00  削除依頼

素敵に華麗に中途半端←


希影さん⇒
楓様……チャイナ服…紅い髪だからに似合うと思いますねぇ…。
でも私チャイナだけは何故か書けないんです、マジで←
では魁君には是非シンデレラの皇子的な南瓜パンツをwwww
実は氷雨さんのキャライメージってある漫画なんですよーb
因みに髪を解くと踝に届くか届かないか位までありますwww
私も最初の頃の小説は読み返すと死にたくなりますね←
あー……萩萎ちゃん御母さんで魁君お父さんでwww
何か波乱万丈っすねぇ(・_・;)
視力落とした方があんな糞絵で目を汚さなくて済みますから!!絶対に←
でも実は今までの絵、無理やり前書いたものを押しつけてたりとか
しちゃってました(えええええ
是非!!是非希影さんに璃音を書いて頂きたいとか思ってな(ry

ユキ絵さん⇒
ニート仲間ってwww何か嫌な同盟組んじゃったみたいな←
胃が弱いんすね…意外と・・・。私は目が弱いです、でもコンタクトです(は
私今尾骶骨まであるんすよ、髪www
検索してみたらスーパーロングって言われてwwwwwww
ヲタオーラ……ってか腐女子って言いますけど男子って何て言うんですかね←
うわああああwww災難だwww何、骨折れてないのその人w←
そーいやあ今日彼氏の誕生日だが雨だから行かなかったwww
ごめんねー。雨の日って嫌いなのよーBy紫織←
ええええええええwwちょ、それヤバ(ry
ドブ臭で犬涙目ってやつですかねwww
監禁ですか、変態ですね分かります←
え?アイスとかハッパとか言うでしょ?…………(妖笑
先生……いや、正直なのは良いんだよ、うん…でももう少し
気を…・・・ね?(何
頑張ってくださいーb…あと9個あるんで(わお
ツインテ!!ツインテ王道俺のよm(自重



deleted

No.47 ニックネームは削除されました 04/25 19:04:24  削除依頼

鈴音さん⇒
追加設定で精霊の法律を破ったら璃音ちゃん滅茶苦茶大変になりますw
シャドウさんが乗り移った問いより大変になりますwww
対価として“全て”持って行かれちゃうんで←
因みに法律を犯した後ってのは誰も知りません、怖くって誰も
破る事も出来なかったって設定何で璃音が史上初です(えええ
ネタバレですけどマスターと氷雨、馨と楓様だけが知っていますよ~♪
璃音が自ら法を破って大切な物を護り抜いたんですからねぇ…
実はそれは目も見えない、何も聞こえない、感じない話せなくって
動かなくて何もしない―――“出来なくなる”とか“消失”ですね。
それをどこかから観察していた樹さんが璃音を人形と呼ぶ様になったのは
これからですねぇ……うん。消失の意味はまあ……無くなるんです、何かがw
うぇえええww凄いなおばさま……
大丈夫です、ゴールドカードもブラックカードも持ってるんでww
やっちゃいますかwwいいっすねいいっすねw

二巻でアリスにいじられるエリオットが……にゅふっ(何
さて、とりまファイトっすよ鈴音さんwww
因みに何となく雛貴ちゃん雇用←
璃音は知らない奴の要求はとことん無視しちゃうんで
雛貴☆フォローとでも名付けましょうか(いるか



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No.48 希影 04/25 21:33:37  削除依頼

*桜田 魁*


―――約束の時間が近づいてきた


「……さてと」

俺はそう呟きながら流れていた洋楽を止め、ヘッドフォンをゆっくりと耳から離した

「おい、柳、萩萎。俺ちょっくら出てくるから依頼人来たらよろしくー」

そして時計を少し見てからコートを羽織り、すぐ出れる準備をした

「あ、おいちょっと待てよ!」

「魁、どこ行くんだ?」

後ろから柳と萩萎の声が聞こえたが答えるのもメンドくせぇから聞こえなかったフリをした

「ッケ、どこってどっかだよ………どっか」

萩萎の質問の答えを自分だけ聞こえるように呟いた

――って、ハハッ答えになってねぇな

そしてそう自虐的に笑みを浮かべ、アジトから姿を消していった

*******

「おッやっと来たか。毎度ながらおせぇな、魁ちゃんよー」

「ちゃん付けすんな……頭かちわんぞ」

俺の目の前には黒縁眼鏡で髪が寝起きのままなのかボサボサになった青年が椅子に座っている

この男は俺が昔居座っていた破壊屋の同業者の獅貴(シキ)というヤツだ
こいつは見た目こんなひょろっちー奴だがとことん人を陥れる策士野郎で
俺も昔こいつのせいで何度か酷い目にあっている

「んで例の件だが……あるよな?」

「フフッ当たり前だろー。俺を誰だと思ってんだよ。情報屋で有名な獅貴くんですぜー?」

いい忘れたが、こいつは今情報屋として働いている
俺が破壊屋から抜けると同時に一緒に抜けたのがこいつだ
今ではムカツクことに結構儲かっているらしい……

「あの資料はそこの机の上にあるから勝手に持っていけよ。あ、依頼料だけどまた今度貰うわー」

「今度といわず、タダでいいじゃねぇか」

「あのなあ;;意外とその情報見つかりづらくて探すのに苦労したんだぜー?
 ほら見ろよ。この目の下にある努力の証を!」

そういって目の下にあるクマを俺にほれほれと見せてくる獅貴

あーうぜぇ、こいつ

なんて思いながらもさっさとここから出ていきたかったので
机の上に置いてあるたくさんの資料を持って出て行こうとしたら



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No.49 希影 04/25 21:34:05  削除依頼

「あ、ちょっと待てよ」

ソファで横になっていた獅貴が急に起き上がって俺の顔を見つめた

「あ、何だよ?」

と苛つきながら獅貴を睨む俺

「……お前、前より表情豊かになったな……って俺何言ってんだろ?ま、いいや。そんじゃあな」

獅貴はそう言って嬉しそうに言ったかと思うとすぐさまヘラヘラ笑って俺が帰るのを見送った

俺は帰りながらさっき獅貴に言われた言葉を思い出していた


【お前、前より表情豊かになったな】


そんなに前の俺は無表情だったのか?
ってか俺が自分で気づかないぐらいこの状況に慣れていたらしい

今の俺がいるのは薫や秋人たちはもちろん、
萩萎や柳、璃音が俺の傍にいてくれるからだろーな

……フンッこんなの俺らしくねぇな
帰ったらまた柳で遊ぶとするか……

*******

そんなことを考えながらアジトへと戻ってきた俺だが……

何なんだ、この状況は?

「あ、初めまして。貴方が桜田 魁さんですね」

「ちょっと待てよ胡桃!俺は何も聞かされてないぞ」

クソ柳が2人いる……もう1人の胡桃という女はどうやら柳よりも頭がいいだろうが

「魁、どうやら依頼人らしいぞ」

「さっそくお願いしたいんですけどー始末y「その話はこの2人に任した」はい?」

俺は嫌なキーワードを聞こえたような気がしたのですぐさま萩萎と柳にその場を任せた
そして逃げるように隅においてあるパソコンへと向き合った
現にあそこにいたくなかったのもあるが
さっき獅貴にもらった資料を頼りにしなければいけないことがある

主に柳の声が五月蝿く集中できなかったがそんな時アジトの扉が開く音がした



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No.50 希影 04/25 21:34:23  削除依頼

――あ、アイツか。よくこんなタイミングで帰ってきたな

なんて呑気にそう思いながらキーボードを打つ手を止めなかった
それから璃音の声も加わって話し声が聞こえるが俺には関係ねぇ

「物分かりの速い方が居てよかったわ。
皆さん不機嫌になってしまったので…本題ですが知ってますよ、
始末屋。情報によってはこの奪還屋と敵対して居るとか?」

……やっぱ俺が今さっき聞いたのは聞き間違えではなかったのか、残念だ

ふとそんなことを考えていたら璃音から鋭い視線が突き刺さった
だが俺はそれに気づかないフリをしながら未だに手を休めることなく打ちつづけた

「璃音ちゃーーーん!!」

急にドアを突き破って“何か”が突っ込んできた
俺はすぐさま手元に置いてある武器に手を伸ばしてこういいかけた

「!?お前…何d「あーもう良いわよ魁。コイツ私の友達だから。」

璃音はというと額に手をあて呆れたようにそう言った

「あれ、友達な関係なの?私がこんなに璃音ちゃんを愛してるのに……
てっきり恋人かと思ってたのにぃ……」

「月詠グループのご令嬢がこんな所で何油売ってるのよ」

「えー?これもお仕事ッ♪胡桃ちゃんご苦労様。」

「いいえ、月詠さん。彼方の計画でばっちり乗ってくれましたから。
海咲さん曰く餓鬼の皆様は。」

何だ、こいつらは?
話の内容についていけないんだが、いややっぱついていかない方向で

「…で?私達に何をしろと言うのだ」

萩萎はしぶったような声でそう言った
萩萎のその言葉に俺も内心同意し、その答えを待った

すると柳の妹である胡桃と璃音の友達であろう雛貴という女は
顔を見合わせた後に笑顔を浮かべてこう言った

「「ファッションモデル」」

俺は一瞬思考回路が停止しかけたがすぐさま回復し、

「却下」

そう言ってパソコンのところに戻ろうとしたら、柳の妹に腕を掴まれて

「え、何言ってんですか?いまさら後になんて引けないんですから」

そうムカツクほど満面のスマイル言ってきやがった


+反省+
追いつくことができても進ませることのできない希影です←あ
この依頼を面白そうと思ってしまっていますが何か←(タヒ
ってことで文章は破滅的にヤバスです^^;



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No.51 希影 04/25 21:50:33  削除依頼

鈴音さん>>>
最近ってか前から思うんですがなんで休日は2日しかないんでしょうか?
しかもその2日はどっちとも完全に休みじゃないっていうのに><!!
現に今、大会シーズンなので死にかけています^^
今呑気に本文書いたりコメ返してますけど今日に引き続き明日も大会なのに
一体僕は何をしているんだか^^;
明日の朝早く起きないといけないので明日の大会ちょっと倒れてきまs((黙れ

ワープロは今のところ準2がいけそうなトコです^^
ま、実際本番で緊張して落ちるでしょうけど;;
そして今情報という授業でホームポジションに慣れさせる作業をやらされていますー
ホント文字が打てないし、打ちづらいですー
やっぱ自己流で挑んでいいかな←あ
じゃ、弱点ノートとか私間違いなく、人の倍書く羽目になりそーだ^^;
璃音ちゃんが大人っぽいんで魁にもぜひとも見習ってもらいたいものです←
喧嘩とかおきたら周りの人にまで被害食らわせそうだーアハハ^^;
そしてあげくの果てに馨くんに魁は殴られる、とw


ユキ絵さんと紫凛さんのコメ返は明日の朝にさせてもらう予定でs((ry



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No.52 鈴音 04/25 23:32:57  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「なんであいつらとまた一緒…?
ほんとうちの依頼人ってろくな奴いねぇ…」

十賀くんの言葉を聞いた瞬間わかりやすく肩を落とすひかる。
まぁね…何でこんなにも奪還屋と依頼が被るのかしら…。

「んなこと俺のせいにしないでくれないかなぁ?
実際依頼したの俺じゃないもん♪ねっ綾姉ちゃん?」

そう言ってこっちをにこりと笑ってみる。
十賀くーん…それひかるにケンカ売ってる態度としか思えないよー??
とばっちり受けるのあたしなんだよー??

なんて思いながら「ハハハハ…」と乾いた笑い声をもらして十賀くんの言葉に軽くうなずく。
いや、だってうなずかないとなんか十賀くん怖いし…?
キャラ違うんだもん十賀くん。

「てめぇケンカ売ってんのか…?」
「べっつにー?本当のこと言っただけだけど?
悪い悪いって思ってたけどやっぱり頭悪いんだね」
「あ゛ぁ゛!?てめぇマジぶっつぶすぞ」
「輝殿!!依頼人だぞ」

本気でキレ始めたひかるをはるが声をあげてせいした。
すると舌打ちをして椅子にどかっと座る。
十賀くんはにこにこした笑顔を崩さずひかるの行動を
(心底楽しそうに)見ていた。

なんか…十賀くんがあそこまで男の人で遊ぶの見たことなかったから変な感じ…。
まぁひかるの場合すぐつっかかるから楽しいって言うのもあるんだろうけど
健司の時はこういう感じじゃなかったもんなぁ…。



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No.53 鈴音 04/25 23:34:31  削除依頼

「まぁいいやっ。あっそうそう、今回ね南ちゃん共同制作で
服出すからその人も明日来てくれるってさ~」
「あの南が共同制作って初めてね…」

もともと南は自分でがつがつ進んでいくタイプの人だから
他のとこと共同制作なんてほとんどなかったのに・・・。

「それが意見が合って、共同制作することになったらしいよ~。
月詠グループと」
「ちょっとまって?月詠グループってちょっと露出が多い服が多いとこよね?」

南が天才デザイナーとして活動している夜昼グループと肩を並べる
程の実績を上げている月詠グループ。
夜昼グループがメンズものもレディスものも若い人に気軽に来てもらえるようにと
あまり露出の多い服は避けていた(ドレスは別だけど)のに比べて
月詠グループは露出が少し多めだ。

「うん。でも南ちゃんがいろんな系統の服を勉強したいし~って」

あぁ、そう言えば変なこと言ってたわね。
「綾スタイルいいからあたしの今までのデザインじゃいい味出せないわねぇ…
もっとほかの系統勉強してみようかしら」
的なことを…。

でもね、まさかそれがそんな方向にいくとは思わなかったけど??

「そう…うん。もういいわ」
「そう?んじゃ明日南ちゃんと月詠グループの方と一緒に来るけど…
綾姉ちゃんはどうするの??」
「あたしは1人で行くから、よろしくね?」

南と意見が合うくらいだもん。
一緒にいると何されるかわからない…。

「うん♪わかった~」

そう言って椅子から立ち上がるとまたギュッと抱きついてきた。
にこっと微笑んであたしから離すとひかるにぼそっと何か呟いてから
ドアの前でこちらを振り向く。

「春彦さんも、ぜってー手ぇ出したらダメだよ。
んじゃまた明日ね、綾姉ちゃん♪」

そう言葉をのこし軽快にドアを開けて始末屋を出て行った。
なんだか…嵐みたいだったな…。



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No.54 鈴音 04/25 23:35:37  削除依頼

「マジでやんのかよ…ファッションモデル」
「まぁ引き受けてしまったものはしょうがないな…」
「よくそう切り替えられるよな。」

そう言って手を額に当ててハァと大きくため息を吐くひかる。

「ほんとごめんね?」
「ごめんねじゃねぇよ…。ってかあの糞餓鬼どうにかしろ。つかれて仕方がねぇ…」
「いやぁ…そうしたいのはやまやまなんだけどさぁ…。
なんだろ?ひかるへの態度今までの人と一緒だと思ってたのに
なーんか違うんだよねぇ…。どうしたんだろ十賀くん」
「んなの俺が聞きてぇっつーの…まじあの糞餓鬼ムカつくっ!!!」

疑問を口に出し悩むあたしとイライラして貧乏ゆすりするひかる。
そんなあたしらをはるは交互に見たかと思うをふっと笑った。

「あ゛?何がおかしいんだよ春彦」
「イヤ別にっ。輝殿もこれから大変になるなぁって思ってな」
「どういうこと…?はる?」

疑問がさらに浮かんではるを見るとまたあたしとひかるを交互に見てから
ぶはっと笑いだす。

「なっ何笑ってんだ!!しばくぞてめぇ!!」
「はははっ…いやぁ悪いな。でも2人のっ…その態度がおもしろくてつい」

その態度ってどんな態度よ…。
もう、はると話すと疑問がどんどん増える。

「あーっおっかし。まぁせいぜい『気持ち』で負けないように頑張れよ輝殿」
「いや、だから意味わかんねぇって」

ほんと意味分からないわねぇ…。
そんなことを考えてると急に何か思い出したかのようにひかるが「あっ」と
呟きこっちに歩いてきたかと思うとまた手を差し出した。
あぁ、ジャケットか。



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No.55 鈴音 04/25 23:42:17  削除依頼

後ろに置いてるバックからジャケットを取り出す。
ひかるにありがとと一言言って渡した。

「あっそうそう。ひかる~あんた夜ごはんって何食べてんの??」
「は?コンビニ弁当か自分で作るけど」
「え?自分で作れるのか輝殿」
「おい春彦てめぇケンカ売ってんのかよ」

いや、売ってないと思うよ?
だってひかる料理だめじゃない。

「ならちょうどよかった。肉じゃが作ったからよかったら持って帰って。
あぁ、あとこれレモンの蜂蜜漬け。疲れたときにはこれ1つかじってればいいよ~」

そう言って肉じゃがが入ってる大きめのタッパーとレモンの蜂蜜漬けが入ってる
小さめのタッパーをバックから取り出してひかるに手渡す。
するとそれをカウンター席の方に置いて中身を確認すると一口つまんだ。

「!!!」
「どう??」

肉じゃがを口にしたひかるはびっくりした表情をしてからこっちを見る。
なにか言いたそうにでもなんか言いにくそうに口をパクパク開いたり閉じたりしている。
すると横からはるが肉じゃがをつまんでひとつ食べた。

「うまいじゃないか。綾殿」
「あってめっ!!勝手に人のとんじゃねぇよ!!」

そう言ってタッパーの蓋を閉めて自分の腕に抱えた。
そこまでして食べられたくなかったってことは気にいったってとらえていいのかなぁ?

「ほんと?よかったー…」
「これならいつでも嫁に行けるな~(笑」
「いやいや、もらい手ないしww」



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No.56 鈴音 04/25 23:43:33  削除依頼

そういって話してるとひかるの肩がピクッと動いた。

「トーガってやつのとこに行けばいいんじゃねぇの?」
「へ?十賀くん?あ~ないない。第一年下の男の子って恋愛対象じゃないもん」

顔の前で手を左右に振ると、ひかるは意地悪そうに笑って「ざまぁみろ」とつぶやいた。
どういうことだろ…。

「あっ!!綾殿。ちょっと頼み事していいか??」
「んー?なにー?」

キッチンのほうからはるの声が聞こえたのでそちらを向くとはるは
コーヒー豆の缶をフルフルと振りながらこういった。

「コーヒー豆切らしちゃったから買ってきてくれないか?」
「あぁ分かった~。んじゃちょっと行ってくる!
なにかほかにほしいものは??」
「鮭弁」
「はいはいりょーかい。はるは適当でいい??」
「あぁ、何でもいい」
「はーいじゃあ行ってくるねぇ~」

あたしは財布を手に取り後ろ手に手を振って始末屋を出た。
そう言えばあのカフェコーヒー豆の販売もやってたなぁなんて思いながら…。


―――――――――――――――――――――――――――――――――

ごめんなさいっ!!
今日は雨に打たれてきてちょっと疲れ気味な鈴音ですorz
明日できれば朝に(じゃなかったら携帯。それでも無理なら夜に)
コメ返しますので今日はこの辺でっ!!!



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No.57 希影 04/26 06:15:25  削除依頼

やっぱり朝コメ返できそうにないんで、
ユキ絵さんと紫凛さんのコメ返は今日帰ってからさせてもらいます^^;



guest

No.58 ユキ絵さんの携帯 04/26 10:09:18  削除依頼

ぎゃおす寝坊した(((;´д`)))
今からよびこーの進路説明会行ってきますんで
帰ったら速攻投稿させてください○| ̄|_
いや、もう私時間を守らない人になってs(ry

絶対被らないようにしますんで許してください(T∇T)
それでは駅までチャリでだっしゅしてきまs



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No.59 ユキ絵☆ 04/26 16:37:27  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「依頼…?」

トーガが発した"依頼"という単語に分かりやすく反応した春彦。

仕事スイッチオン!…ですか。もうリーマンにでもなれよ。
…こんなのに付き合ってたら俺いつか過労で死ぬな。

何度無視されても事も無げな春彦は、トーガの肩を掴み
今度こそ逃がさねぇつもりか真剣に顔を覗き込んだ。
勿論、そこらの宝石以上にキラキラと目を輝かせて。

そんな春彦が本気で怖かったのか、
それともドン引きしたのか知らねぇが…トーガは顔を強張らせ
可能な限り後ずさりした。まぁ、2歩くらいだけど。

「そっそうだよ…うちの校長先生はじめ地区の校長先生全員からの依頼」
「ってことは実質教育委員会からってとこか…」
「うっうん。そうだけど…」
「詳しく話を聞かせてくれ」

…あーあ。駄目だこりゃ。
春彦のやつ完全にやる気になってやがる。
勝手に話し進めやがって…。折角前回の依頼終わらせたってのに。
どーして休みたいと思わない?頭大丈夫か?おい。

未だに目が凄いことになってる春彦。
一方トーガは若干緊張してるみてぇたけど…
春彦に詳しい話を聞かせるため窓際の席へ移動した。

糞女も一緒に窓際へ移動するのかと思いきや…
どういうわけだかキッチンへ入りコーヒーを淹れ始めた。

うう…どーしよ。何だかまた眠くなってきたぜ……。
話し相手がいなくなり、またうとうとし始める俺。
しかし窓際から聞こえてきた明るい笑い声に顔を上げる。

春彦とトーガが何かを話して笑ってる…ようだけど。
それにしてもトーガのヤツもう春彦と打解けあったのか…?
おかしいじゃねぇか。俺にはあんなに反抗的だったのに。
俺の何が気に食わねぇんだよ。生意気な野郎だな!!

「おい、あいつ俺と春彦でなんか態度違くねぇか?」

キッチンへ入り糞女に聞いてみることにした。
…いや、まぁ本当は聞かなくても一目瞭然なんだけどな。
ただ誰かと話してないと俺今にも寝ちゃいそうだから。
このバカ女でも言葉が話せる以上、今の俺の役に立てるんだ。
有難いと思えよ?サル並み頭脳のバカブス女が。

俺が指差す先にいる春彦とトーガを見ると、
笑って話す二人に違和感を覚えたのか糞女は小首を傾げた。
 



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No.60 ユキ絵☆ 04/26 16:37:49  削除依頼

 
「確かに…ってか十賀くんって基本男の人に対してはひかるみたいな
感じなんだけど、何ではるにはあぁなんだろ??」
「いや、俺に疑問で返されても困んだけど…」

質問を質問で返すなって。アホかお前は。
それに俺よりお前の方がトーガに詳しいんだからよ。

まぁ、基本的にどんな男にも反抗的っつーことは
春彦とはたまたま気が合ったってことで良いよな?
もう良いだろそれで。面倒くせぇからそういうことで。

「そうそう、ちょっとこれ食べてみてよ」

寝てるのか起きてるのか良く分からない感じで
ボーっと春彦達の方を眺めていると、横から糞女の声が聞こえた。
何となく少し良い予感がして視線をずらしてみる。

…けど、その予感は外れていた。

「は?何g…」

糞女と目を合わせた瞬間、"何か"を口の中にぶち込まれた。
……突然何しやがる!!吃驚させんなよ!!

口の中に広がる甘い"何か"。
この頭が痛くなる妙な感じ…絶対砂糖の塊だな。
また作ってきやがったのか。…でも、何のために?
まさか、俺のため…?いや、まさかな。ただの趣味か。

…って、これじゃ自分のために作って欲しいみてぇじゃんかよ!!
こんな砂糖の塊食ってたら胃洗浄だけで金が尽きるわ!!

「どう?ほっとんど砂糖入れなかったんだけど」

不味かったって言って二度と作らせなくしてやる!!
そうすればこんな砂糖の塊もう食わな――

ん?ほとんど砂糖入れてない…?
そう言えば餓鬼用の食わされた時のより甘くねぇな…。
ってことはっ…!やっぱりこれは俺のために…!?

真剣な表情で顔を覗き込んでくる糞女から
無意識のうちに視線を右下に逸らしてしまった。
 



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No.61 ユキ絵☆ 04/26 16:38:16  削除依頼

 
「…まぁまぁじゃねーの?」

なんか、デジャブ?

どーして突き離せないんだよ。簡単なのに。
昨日からどうも調子が狂いっぱなしなんだよな…。
睡眠不足で思うように頭が働かねぇからか…。うん。

「あやねーちゃん!!はやくー!!」

重い頭の中にトーガの声が突き刺さった。
…一々大声で呼んでんじゃねぇよ蹴り飛ばすぞ。

糞女はコーヒーとクッキーを持って窓側へ移動する。
勿論、俺はここから一歩も動かねぇけどな。
トーガ相当うぜぇからできるだけ口利きたくねぇんだよ。

糞女が春彦達の元へ行くと、トーガが透かさず糞女に
話しかけているのが見えた。何話してんのか聞こえねぇけど。
でもなんとなくトーガがしかめっ面してた気がした。
糞女はそんなトーガとは対照的に機嫌が良さそうに見える…。
…一体何を話せばそういう状況が生まれるんだ?おい。

しばらくするとトーガに神がかり的な勢いで睨まれた。
…いや、殺されてぇのか?この中房。
トーガの隣にいる春彦が何かに対してニヤついていた。
良く見ると、俺の方を見ながらその笑みを浮かべてるのが分かる。

…って。どいつもこいつも!!俺が何したってんだ!?え!?
文句あるなら嫌がらせなんてしねぇで直接言ってこいよ!!

まさか糞女のヤツ俺のこと変に言ったんじゃねぇだろな!?
だからトーガや春彦が俺に対して妙な表情を…!!

奴等が何を話していたのか聞いてやろうと俺も窓際に近づく。

「「綾(殿・姉ちゃん)の武勇伝」」
「は?」
「なっなんてこと話してんの十賀くん!!!」

聞こえてきたのは意外にも俺の話ではなく、
糞女の話だった。しかもちょっとおもしろそうな内容の。
…武勇伝?そんなんあるのか?糞女って。

「なんだよその武勇伝って…」

糞女の弱みを握るチャンスかもしれねぇな。
場合によっては一生ネタにしてやる…。へへ。

「入学式は学年首席で挨拶してその成績を3年間キープ。
女子バスケ部ではキャプテンで中総体の全国大会に導いたらしいし。
3年生では生徒会長を務めて新しい行事を考えるなど生徒のために動く。
その他にも女子生徒が被害にあっていた変質者も撃退し、
女子の人気投票では男子を抜いてトップだったとか…」
「そのせいで、同級生の男子には男扱いだったけどね…」
 



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No.62 ユキ絵☆ 04/26 16:38:33  削除依頼

 
ちょっと待て。
これって弱み握るどころか派手に喧嘩売ったら
大変なことになるってことを意味してるだけなんじゃ…?
…きっと俺と天と地の差だな今までの充実度が。
しかしこれから充実すれば別にどーってことねぇけどな!!
ま、今は…ホントはまぁまぁそれなりなんだけども。

「今でも綾姉ちゃんの武勇伝受け継がれてるよ~
女子のみんななんて「会ってみたーい」とか騒いでたw」

武勇伝について話し続けるトーガに慌てる糞女。
いや、正直俺はそこまで気になるものでもなかったけど…。
良く考えたらどんな糞女でも別に変わらないと言うか。
それに元々何らかしら凄そうなイメージはあったし。

って、別に俺の意見なんてどーだって良いって話しか。

「まぁその話はもういいじゃない!!それで?依頼って何?」
「そうそう、あのさここ最近あった『学校に伝わる大切なもの』
が盗まれる事件って知ってる?」
「あぁ、そう言えば今朝ニュースでやってたな」

芸能人が公然猥褻罪で逮捕された事件と共にニュースで騒いでたな。
糞インコと喧嘩してたから詳しくは見てねぇけど。

「それうちの地区の中学校が被害にあってるんだ。
まぁとられたのはなぜか全部レプリカなんだけどね」
「全部レプリカっていうのもまたおかしい話だな…」

わざわざレプリカを選ぶ理由でもあったのか?
俺だったら絶対本物が良いけど…。
ま、他人の考えることなんて分かんねぇからな…。

「だから警察も捜査打ち切りにしちゃったんだ~…。
んで、唯一被害にあってないのがうちの学校だけなんだよ。
それで、今日学校に宅配便が届いてそれをあけたら
その盗まれたレプリカと手紙が入ってたんだ」

トーガが鞄の中からがさごそと何かを探している最中、
横から顔を出してきた春彦が

「その手紙は今持ってるのか?」

…と、トーガ鞄を覗き込み言った。
いや、少し待つってことが出来ねぇのか?依頼バカが。

「あっうん。コピーだけど…」

鞄から例の手紙を取り出し、皆が見えるようテーブルに置く。
トーガが出した紙には黒インクで印刷された文字が並んでいた。
それを一文字一文字見落とさないように読んで行く。
 



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No.63 ユキ絵☆ 04/26 16:38:54  削除依頼

 
――――――――――――――――――――――――――――――

栖鳳中学校 校長様

この地区の中学から盗んだ”レプリカ”お返しいたします。
そのかわり、今度の土日に行われる栖鳳中学の文化祭で
”レプリカ”ではない”本物”をあなたの中学の大切なものと
一緒にある一室に展示すること。
この要件が聞けないのなら”本物”の代わりにあなたの学校の生徒
ならびに文化祭に来た方々の命を頂戴する。

――――――――――――――――――――――――――――――――

この文からして、レプリカと本物を間違えた――
なーんてことはなさそうだな。
まぁ、これだけ連続でレプリカが盗まれてるんだ。
犯人は敢えてレプリカ盗っていってることに間違いねぇけど…。

「なぁ…」

それにしても。

「なんでこの犯人は”レプリカ”ってわかってて盗んだんだ?」
「そうよね…じゃなきゃこんなこと書かないわよね」

犯人は本物と偽物の見分けがつくのに敢えて偽物を盗った。
もし犯人が本物目当てだったとしたら、
何かしらの理由で本物が盗めない状況にあるんだろな。
それなら"本物を栖鳳中学校の一室に用意させる条件作り"
…って考えるのが普通なんだろうけど。

まさか本物の在処が分かんねぇなんてことはねぇよな…?
俺は栖鳳中学校に行ったことねぇから分かんねぇけど、
普通の学校なら直ぐ見つかると思うけど。諦めが早いのか?
いや、でもわざわざ至る所の学校からレプリカ盗んで
こんな文まで書いてくる奴が諦めが早いとはとても思えねぇ…。

他にここに書いてあることで気になるのと言ったら…
やっぱり、文化祭ってワードだよな。なんとも怪しいぜ。
犯人は栖鳳中学に何か恨みでも持ってんのか?

「警察には…?」
「捜査打ち切りって言われたから警察には頼りたくないし、
文化祭に来てくれた方に不信感を与えたくないから頼まないって。
だから始末屋に頼んだんだ。もちろんやってくれるよね?」

だからってなんで始末屋に。
うちは何でも屋じゃねぇんだぞ?なめやがって。
…と言ってみたものの。割と楽っぽいし金が貰えるなら……。

「この依頼…受けていいよね?」
「俺は構わないが…」

春彦と糞女も特に反対はしてねぇのか…。
まぁ春彦に関しては依頼なら何でも引き受けるだろうけどな…。
例え街中はっぱ隊横断でも。和田アキ子に鼻フックでも。
 



avatar

No.64 ユキ絵☆ 04/26 16:39:13  削除依頼

 
「ちっしゃーねー…おい、糞餓鬼。ちゃんと依頼料払ってくれんだろーな」
「うちの中学プラス同じ地区の学校プラス教育委員会からもくるよ」

銭の塊ズラ―――――――――!!!!!!!!

「よし、やろう。今すぐにでも」

おい、これ絶対逃すわけにはいかねぇだろ!!¥¥¥
これぞ楽に¥金¥が手に入るってやつじゃねぇか!!
十賀君はお金を運ぶ白蛇様だったのかなぁ?あはあは!!
何しろ学校だし、嘘つき海咲とは違って
ちゃーんときっちりきっぱり支払ってくれそうだしな!!

「よしっ!作戦成功♪」
「「「は?」」」

俺の返事を聞くが早いか行き成りガッツポーズを取り始めたトーガ。
その行動に誰もが頭にはてなを浮かべた。
しかし、トーガはそれに一切答えることはなく
どういうわけだか携帯を取り出し誰かに電話をし始める。

「もしもし、胡桃??そっちはどうだ?」

ここで一つ頷くトーガ。
電話の相手…胡桃とか言う奴に何か言われたんだろうな。

「お前は兄貴がいるからなぁ…まぁいいや。
明日こっちでまた説明するからその人たち、明日連れてきて」

電話での会話を始めてから10秒程度しか経ってないのに
トーガはもう胡桃との通話を切ってしまった。

…さて。この依頼がさっきの依頼内容だけで
済まされない可能性が出てきたわけだけど、俺ならどうする?

勿論。

「おい、どういうことだよ糞餓鬼」
「いたたたたっ!!痛いって!!離してよ!!説明するから!!」

何企んでるか力ずくで吐かせてやる!!
楽に¥金¥が貰えねぇなら全く意味ねぇだろーが!!

トーガの頭を乱暴に掴み、死の直前の苦痛を与えてやると
思いの外素直に説明するって言ってきたから放してやった。
このままトーガが死んでも一向に構わねぇけど流石にそれはな…。

とか思ってると、ソッコーで糞女の腕に抱きつくトーガ。
…1回仮死状態にまで追い込まれねぇとダメなのか?こいつは。
なんて。金蔓殺したら後悔するのは俺だよな…。

「十賀くん…作戦て?」
「あっあのね、依頼自体は嘘じゃないよ?
さっきの犯人からの手紙も本物だし。ちゃんと仕事はしてもらうよ。
ただねぇ…うーん。綾姉ちゃんにはこういえばわかるかなぁ」

トーガが口元に手を当て何かを考えだす。
やっぱりさっきの依頼だけじゃねぇっぽいな…。
 



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No.65 ユキ絵☆ 04/26 16:39:29  削除依頼

 
「うちの文化祭の毎年変わる名物が今年は『ファッションショー』だってことと
うちに伝わる大切なものがうちの卒業生で今は天才デザイナーとして有名な
『夜昼 南』の処女作品だってこと」

糞女の肩が分かりやすく揺れた。
いや、俺なんのこっちゃ意味不明なんですけど。
でも夜昼南…って誰かがどっかで言ってた気がするような…。
まぁ有名人っぽいしそれなりに噂されるか。

「はる、この依頼やめまsy「止めるなんてできないよー?
南ちゃんにはもうモデルさん捕まえたってメール送っちゃったし」

トーガが糞女にそっくりな黒い笑みを浮かべる。
…やっぱり従弟だな。何となく糞女と顔が似て見え――
あ、いや!本当は全然似てねぇけどな!こんな糞餓鬼とは!!

黒く笑ったかと思うと携帯の画面を見せつけてきたトーガ。
それを覗くと無意識に眉間に皺が寄った。
――モデルを8人確保した、だって……?

「おい、どういうことだよ…」
「えーっとね…簡単に言うと依頼と一緒にその『ファッションショー』の
モデルをやることになっちゃったって言うことね…」
「はぁ!?ふざけんじゃねぇよ!!誰が見世物になんてなるか!!」
「ちょっとそれは俺も遠慮したいなぁ…」

ふっざけやがってからに!!マジいい加減にしろよ!?

この俺が見せ物になるなんて有り得ねぇだろ!!
動物園のパンダじゃねぇんだからそんな依頼却下だ却下!!
いくら金が貰えるったってそこまでプライド捨てきれねぇからな!!
…本当は金もよこさねぇつもりなんだろ!?全てが疑わしいぜ!!

それに、あの春彦でさえ抵抗あるみてぇじゃねぇかよ!!

「ごめんひかる。ほんとにごめん。あたしもこの依頼やめたいのは山々なんだけど…
無理ね。南がドンとしている限り無理よ…」
「…誰だよその南ってやつ」

その南ってやつ、糞女の知り合いか何かか?
なんか糞女のテンションが必要以上に下がってるような…。
ていうかその南って何者だよ。そんなに強いやつなのか?
きっと湖沼に潜むワニのような人間なんだろうな…。

「会えばわかるよ…十賀くんどうせ明日南連れてくるんでしょう?」
「うん♪もちろんだよ。その作品だけじゃファッションショーにならないしね」
 



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No.66 ユキ絵☆ 04/26 16:39:50  削除依頼

 
「ひかる。文句なら明日来る南に言って。どうせ無理だろうけど…。」

大丈夫だ。責任もって俺が叩きのめしてやる。
俺は戦うぞ。例え敵がワニだろうがゴリラだろうが。
どんな怪力人間なのかは知らねぇが、俺は頭で勝ってやるぜェ!!
タコ殴りにして縄で巻きつけて丸焼にして食ってやる!!

「なぁ、ひとつ疑問なんだが…」

春彦が携帯の画面を指差し言った。なんだよ。今更。

「うちには4人しかいないのになんでモデルが8人確保なんだ?」

あ。確かにそれは疑問に思うな。

「あぁ、それ?うちの副会長の兄さんがこの始末屋?とはまた違うけど
同じような仕事をしてるらしくて、その人たちに頼んだんだって」
「その副会長も、口で乗せるのうまいんだな…」
「まぁ、うちの副会長口車に乗せるのは得意だっけなぁ…。
なんせその人たち『奪われたものは奪い返す』って言うのを
仕事にしてる人たちらしいからどうせ
「お客さんの心を”魅了”して奪ってください。それくらいのこともできないんですか?」
みたいにけんか腰に言ったんじゃないかなぁ…胡桃のことだから」

…奪われたものは奪い返す?
って、モロ奪還屋のこと言ってね?こいつ。

「ねぇ十賀くん…その副会長のお名前なんて言うの?」
「え?瀬戸胡桃だけど?」

ほら、やっぱり奪――

って、瀬戸!?あのアホバカドジで有名な瀬戸!?
まじかよ。あのバカにそんな賢い妹がいたのか…。
桜田の野郎…もっと頑張って突っ返せよ。ホント使えねぇな…。

「なんであいつらとまた一緒…?
ほんとうちの依頼人ってろくな奴いねぇ…」

また一緒に仕事することになるとかそんなのって…。
まぁ、南とかいうやつを叩きのめせば良いだけの話だけど。
でももし南とかいうやつがワニどころかゴジラみたいな怪獣で
どーしても勝てなかったらどうすりゃ良いんだ?人生オワタ\(^o^)/

一人この現実に肩を落としていると、
トーガがどこか嬉しそう笑い、こっちに向かって口を開いた。

「んなこと俺のせいにしないでくれないかなぁ?
実際依頼したの俺じゃないもん♪ねっ綾姉ちゃん?」

悪ガキならではのセコい笑顔を見せつけているトーガ。
糞女は妙な笑い声を上げながらも、その言葉に頷いていた。
 



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No.67 ユキ絵☆ 04/26 16:40:16  削除依頼

 
トーガの野郎…何の恨みがあるのか知らねぇが
糞女を味方につけて俺を虚仮にする作戦にでやがったな…。

「てめぇケンカ売ってんのか…?」
「べっつにー?本当のこと言っただけだけど?
悪い悪いって思ってたけどやっぱり頭悪いんだね」

クラッシュ。

「あ゛ぁ゛!?てめぇマジぶっつぶすぞ」
「輝殿!!依頼人だぞ」

殺してやろうとナイフを鞘から引き抜くと
春彦に大声で引き止められてしまった。
畜生…近頃の依頼人ってのにはどうしても殺意が湧く…。
そしてそれを春彦に止められる。もうお決まりのパターンだぜ…。

不貞腐れて乱暴に椅子を引いて座った後も、
トーガは厭味ったらしく俺のことを笑って見ていた。

「まぁいいやっ。あっそうそう、今回ね南ちゃん共同制作で
服出すからその人も明日来てくれるってさ~」
「あの南が共同制作って初めてね…」
「それが意見が合って、共同制作することになったらしいよ~。
月詠グループと」
「ちょっとまって?月詠グループってちょっと露出が多い服が多いとこよね?」

話しに入れん。

「うん。でも南ちゃんがいろんな系統の服を勉強したいし~って」

だから、その南ちゃんってのは何者なんだよ。
デザイナーなんだろ?それでいてゴジラなんだろ?
どういう人生を送ったらそうなれるんだ?おい。

「そう…うん。もういいわ」
「そう?んじゃ明日南ちゃんと月詠グループの方と一緒に来るけど…
綾姉ちゃんはどうするの??」
「あたしは1人で行くから、よろしくね?」

知らないうちに二人の話が纏まったのか、
トーガが鞄を手に取って椅子から立ち上がった。
…さっきから妙な壁を感じるのは俺の気のせいだ。

「うん♪わかった~」

最後に糞女にギュッと抱きつき、そう言うと
ドアに向かうはずのトーガが何故か俺の元へ少し近づいた。

…なんだ?

「競り勝つから覚悟しとけよ」
 



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No.68 ユキ絵☆ 04/26 16:40:35  削除依頼

 
まさに意味不明な言葉を呟いてきたトーガは
俺が首を傾げてる間に出入り口へ向って歩き出していた。

もしかして…こいつ他人より少し脳がおかしい…?
光琉と一緒で精神の病気を持ってんのか…?
一人で帰って大丈夫か?送って――いや、でもそんなまさかな…。
そこまで深刻な物でもねぇか。きっとただのバカなんだろ。

「春彦さんも、ぜってー手ぇ出したらダメだよ。
んじゃまた明日ね、綾姉ちゃん♪」

最後にその言葉を残した悪魔は、
入ってきた時と同じスピードで始末屋を後にした。

なんか嵐みてぇなやつだったな…。

「マジでやんのかよ…ファッションモデル」
「まぁ引き受けてしまったものはしょうがないな…」
「よくそう切り替えられるよな。」

トーガがいなくなり落ち付きを取り戻した仕事場で
額に手を当て溜息をついた俺。何かこの数分ですっげぇ疲れた…。

「ほんとごめんね?」

そんな俺を覗き込んで糞女が謝ってきた。
いや、お前が謝ることじゃねぇけど。それより――

「ごめんねじゃねぇよ…。ってかあの糞餓鬼どうにかしろ。つかれて仕方がねぇ…」

マジでトーガをどうにかしろ。血圧上がる元なんだよ。
思い出しただけでも腹が立つ…。トーガって名前がもう…!

「いやぁ…そうしたいのはやまやまなんだけどさぁ…。
なんだろ?ひかるへの態度今までの人と一緒だと思ってたのに
なーんか違うんだよねぇ…。どうしたんだろ十賀くん」
「んなの俺が聞きてぇっつーの…まじあの糞餓鬼ムカつくっ!!!」

何がムカつくのか分からないほど頭に来た俺は
あの悪魔を思い浮かべてひたすら貧乏ゆすりするだけ。
やっぱ一回で良いから地球の裏側まで蹴り飛ばせば良かったぜ…。

すると何を思ったか春彦が突然小さく笑い始めた。
先週のエンタの神様の思い出し笑いか…?
例えそうだとしても今の俺には全てが癇に障んだよ…!!

「あ゛?何がおかしいんだよ春彦」
「イヤ別にっ。輝殿もこれから大変になるなぁって思ってな」
 



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No.69 ユキ絵☆ 04/26 16:40:51  削除依頼

 
俺がこれから大変になる…?もう金銭面で大変なわけだが。
でもそれは今始まったことじゃねぇし…。
じゃあ何が大変になるってんだよ。仕事か?
まさか今回の依頼全部押し付けようなんて考えてねぇだろな?

糞女と俺を交互に見て小刻みに肩を震わせる春彦。
…おいおい。突然何なんだよマジで。アブナイ男だな。

「どういうこと…?はる?」

糞女が怪訝な顔をして春彦にそう尋ねると、
ついに耐えられなくなったのかふき出して笑った。

「なっ何笑ってんだ!!しばくぞてめぇ!!」
「はははっ…いやぁ悪いな。でも2人のっ…その態度がおもしろくてつい」

俺達の態度がおもしろいだと…?別に普通にしてたろ!?
おもしろいのはテメェの方だろうが…!!

「あーっおっかし。まぁせいぜい『気持ち』で負けないように頑張れよ輝殿」
「いや、だから意味わかんねぇって」

きっと頭が狂ったんだな。
いや、元々か?元々どっか変態気質だよな?朝木春彦(笑)
それとも何?トーガといい最近そういう意味不発言が流行なのか?
おっぱっぴー!とか、ゲッツ!とか流行はいつも意味不明だからな。

よし。こんな気違いはシカトだ、シカト。

糞女の前で掌を出してやった。勿論ジャケット返せ的な意味で。
さっき返してもらえなかったからな。邪魔が入って。

直ぐに俺の行動が意味するものに気づいた糞女は
鞄の中から洗濯された俺のジャケット(56000円)を取り出した。
そして「ありがと」と呟きジャケット(56000円)を俺に渡した。
…これで無事56000円そのまんま帰ってきたんだけど……。
でもなんか…。まぁ良いや。

「あっそうそう。ひかる~あんた夜ごはんって何食べてんの??」

ジャケットを鞄に仕舞っていると糞女に名前を呼ばれ、顔を上げる。

「は?コンビニ弁当か自分で作るけど」
「え?自分で作れるのか輝殿」
「おい春彦てめぇケンカ売ってんのかよ」

伊達に一人暮らししてねぇぞ?俺は。
料理は昔から苦手だけど自炊しなきゃ節約できねぇだろ。
…まぁ殆ど魚の丸焼か野菜の丸焼か肉の丸焼だけど。

って。なんで夕飯のことなんて教えなきゃならねんだよ。
 



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No.70 ユキ絵☆ 04/26 16:42:48  削除依頼

 
「ならちょうどよかった。肉じゃが作ったからよかったら持って帰って。
あぁ、あとこれレモンの蜂蜜漬け。疲れたときにはこれ1つかじってればいいよ~」

まず大きめのタッパーを取り出し俺に渡した糞女。
そしてその上に小さめのタッパーをどかっと乗せた。

…いきなりなんだよ。…今日はやけに親切だな。
それにしても肉じゃがか。俺にとっては砂糖の塊だな。
どーせスーパーの惣菜と大して変わらねぇんだろ?

カウンターにタッパーを乗せ、決死の覚悟で肉じゃがの味見をする。

「!!!」
「どう??」

砂糖の塊のはずなのに何故か俺の舌と胃はそれを受け付けた。
いや。これって…まさか凄すぎるんじゃね…?
18年間砂糖を避け続けたこの俺でも食べれる肉じゃがって。
どういう作り方したらこんなに――

しかしそんなこと言ったらつけ上がるだけで…。
でも褒めてあげたいような…って!!褒めたいわけねぇだろ!!

「うまいじゃないか。綾殿」
「あってめっ!!勝手に人のとんじゃねぇよ!!」

テーマ"肉じゃが"で一人心の中で自分自身と
トークバトルという名の葛藤をしていると
横から春彦が俺の肉じゃがを一つつまんで味見した。
勿論俺の許可なく!!まじ泥棒乙!!っていうかくたばれ!!

「ほんと?よかったー…」
「これならいつでも嫁に行けるな~(笑」
「いやいや、もらい手ないしww」

もらい手がない…?

「トーガってやつのとこに行けばいいんじゃねぇの?」
「へ?十賀くん?あ~ないない。第一年下の男の子って恋愛対象じゃないもん」

顔の前で右手を振るう糞女に思わず口角がつり上がった。
残念だったなトーガ…。お前の落胆の顔が眼に浮かぶぜェ!!
幸せそうに去っていく糞女を指咥えて見送るんだな…!!
これで虚しい婚活人生の幕開けだぜ!!死ぬまで苦しめ!!
せいぜい就活で困らないようにしとくんだな!!ざまぁみろww

ま。従弟な段階で既に終わってるけどな(笑)

「あっ!!綾殿。ちょっと頼み事していいか??」
「んー?なにー?」
 



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No.71 ユキ絵☆ 04/26 16:43:27  削除依頼

 
憎きトーガがもがき苦しんでいる様を想像し
心の中で悪代官の笑いを轟かせていると、
キッチンから春彦の声が聞こえてきた。いつのまに移動したんだ?

振り向くと春彦がコーヒー豆の缶を振るわせているのが見えた。

「コーヒー豆切らしちゃったから買ってきてくれないか?」
「あぁ分かった~。んじゃちょっと行ってくる!
なにかほかにほしいものは??」

金。鮭。時。
買えるものは一つだけ。

「鮭弁」
「はいはいりょーかい。はるは適当でいい??」
「あぁ、何でもいい」
「はーいじゃあ行ってくるねぇ~」

財布を手にした糞女は文句も垂れずにパシリになった。
さすが俺の小間使い。そういう面では優れていると認めてやる。

…でも。

これでまた春彦と二人になっちまったぜ…。
この際餓鬼で良いから来てくれ。また甚振られたらどーするよ。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです/(^O^)\草なぎさん…早く戻ってきてねorz

昨日は無断でお休みごめんなさい○| ̄|_
携帯から書きこもうとしたらフォームがなかたorz

さっくんお誕生日おめでとうございますぅううう(´^o^);:*:;
約束通り無理やり動画を作って参りました○| ̄|_
本当はボイスブログのを張り付けたかったんですが
兄と共同サイトで今となって許可がおりなく泣く泣く新たな物でorz
一つアドバイスがあります。再生しない方が良い!!!(ちょw
本当はもう一曲歌ってたんだけど編集に疲れきって一曲のみです(笑)
最悪な出来の物がwwwwwwwwwww申し訳ない(土下座×無限

http://www.youtube.com/watch?v=voEGZhs8UDk
勇者な方のみどぞ。
異常なテンションですけどあるこーるは入っていません(をい
そして、春彦の旦那真面目にごめんなさあああああああああいw
貴方ってどうしてこうも虐めたくなるオーラを放ってるの?
最近過剰に春さんイジメに走ってる私を許して…○| ̄|_
あと萩萎ちゃんもごめん…ダジャレが好きなんだをおおおお><、
おジャ魔女は私の趣☆味☆で☆す☆の☆(乙♪
私、このように痛いけど…仲良くしてください(*´Д`*)
あ。さっくんのケーキは動画の最後にあります...|ω・`)

☆コメント返しは仮眠とった後にやりま(死ね



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No.72 ニックネームは削除されました 04/26 18:37:59  削除依頼

*海咲 璃音*

…もう帰りたいなー。何かもう何か……うん。
人の心の中読む人間とか死ねばいい、根絶やしにしてやる、マジで。
眠いし帰る時絶対このミニスカート寒いでしょ。
もう誰か助けて、この人絶対モデルさせて写真撮るんだよな、うん。

「却下」

思考回路が見事に停止していた私の脳内に魁の短い声が響いた途端に
暗闇から引きずり戻された。

「え、何言ってんですか?いまさら後になんて引けないんですから」

見れば魁の腕には胡桃さんが纏わりついてニッコリ満面の笑みをお見舞いしていた。

チラ、と私はその二人の気色悪い光景を見た後に時計を見た。
――――八時、三九分。

―――――――わお、何か死亡フラグ立ちそうだ。
ってか誰か助けて、本気でマジで←

「あれ、そろそろあたし帰んないと~。南ちゃんに報告しないとね♪」
雛貴がくぁっと欠伸をした後に立ち上がる。

周りの私を含む皆がさっさと帰れ的なオーラを放って居る様に思えたのは気のせいだろうか。

「そうですねー。じゃあ私も帰ろっと。お邪魔しましたー」
胡桃さんも魁の腕から手を引くとさっさと鞄を持ちなおし扉に手をかけた。

「あ、じゃあ一緒に帰ろっか♪」
雛貴は強制的に胡桃さんの手を引いて扉をもう一度突き破って帰って行った。

「「「「…………。」」」」
束の間の沈黙を破ったのは柳。

「ごめんな……もう一人は知らねえけど一人は俺の妹だから……。」

私はその言葉に一つの言葉しか思い浮かばなかった。

「……ああ、だから柳と一緒で何かと騒がしいんですね♪」

目茶苦茶不機嫌なんだよオイ。生徒会の資料も纏めなくっちゃいけないのに
何ややこしいもん持って来てんだよ馬ー鹿。的なオーラを放った私。

私の言葉を聞いた後、柳は見事に項垂れてしまった。



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No.73 ニックネームは削除されました 04/26 18:38:51  削除依頼

+////////////////////////////////////////////////////////////+

私は暫く奪還屋のアジトで生徒会資料をまとめた後に
「眠いからもう帰るわ、じゃあねー」と言って適当にアジトを後にした。

露出の高い服、か。
私は暗い帰り道で月詠グループのコンセプトを思い出してみた。

そしてそっと背中に手を添えた。
包帯を巻いているとはいえ傷の抉られた跡は残ったままだ。

「……………帰らなきゃ」
私は暫くその場に立ち止まり俯いた後に自分を宥める様にそう呟いた。
何がモデルだ、気色悪い。
如何に自分の会社の地位を上げられるかに使われる人形同然じゃない。

氷雨と桜花が言った言葉を組み合わせれば酷く残酷な言葉になった。

“唯の露出狂に見える”。

あ、それと明日始末屋が居るんだったら作っておかなくっちゃ。
ベリータルト。………オマケに珈琲ゼリー作ってあげよ。

勿論、無糖のと加糖のを。

+////////////////////////////////////////////////////////////+

小鳥の囀りで、目を開ける。
あんまりお腹空いてないし……着替えるか。

私はレースのカーテンをシャッと引いた。
朝の光が眩しくて目を細めた。
「もう一回……………寝たい、なぁ。」

そんな愚痴を零しても多分雛貴が迎えにくるのだろう、無駄な事だ。
私は三つ編みをしていたことで緩い波を打っている髪を梳かした後、
七分丈の白いワンピースに白ボレロを羽織った。
――――靴はリボン付きの白いピンヒールで良いや。
脹脛まである長いワンピースが動くたびに靡く。
それを私は一度見た後にドアに手をかけた。
そしてトントンと軽快なリズムで階段を下って行く。

「あ、お早う、璃音。」
リビングのドアを開けるとテーブルにプリントを広げた紫苑の姿。

「うん、おはよう。今日は学校行けないから校長に言っておいて。
今日も頑張ってね、先生♪」
私はそう言って笑ってやる。

「まったく……出席しないと単位貰えないよ?―――まあ理事は
璃音の事気に言ってるみたいだから心配ないけど…」

紫苑は私と二つ離れている。
薄い水色の髪と瞳が私の事を見つめている。

「大丈夫よ、だって期末も中間もテスト全部首位だから。
…そう言えば馨は?その他諸々も。」



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No.74 ニックネームは削除されました 04/26 18:39:42  削除依頼

「ああ、馨君はまだ帰ってきてないよ。
諸々はどっか遊びに行ってるんじゃないのかな」
紫苑は丸眼鏡をクイッとあげて笑った。

「了ー解。じゃあ私仕事行ってくるね。」
私はへらへら笑った後に電話の隣の箪笥の上から
黒いシースルーのつば広帽子を手にした。
それと忘れないようにゴールドカードと珈琲、タルトとゼリーを持って。

「行ってらっしゃい。気を付けてね」
紫苑はそう言って笑顔で手を振る。
私は困った笑みを浮かべもう子供じゃないわと言ってやるが
充分子供です、と断言されてしまった。

靴を履いて外に出ればやはりリムジンがあった。
ウィ、と音を立てて下へと下がる扉から出てきたのは―――。

「あれ、何で綾が?しかも一人で」
ヒュゥっと吹いた風に帽子が飛ばされないように押さえながら私は問う。
普通なら雛貴が出てくるのに。

「いや…アジトに向かう途中に拉致られちゃって;;」
あははーと笑みを作る綾。―――馬鹿か?

「はいはい、良い間抜けっぷりね。雛貴は?」
私は窓に手をかけて黒い笑みを綾にお見舞いした後に車内を覗いた。

「ここに居るよー、璃音ちゃん♪」
「…ああ、助手席にいたのね。」
声の元へ眼をやればそこには桃色の髪を振り乱し微笑む雛貴の姿。

「はいはーい、乗って~。男の子たちはもう皆現地に拉致…じゃなくて
車で出発してるから」

運転手が何やらボタンを押したようで、自動的にドアが開いた。
涼しいクーラーの風がやんわりと肌を包み込んだ。

ってか絶対拉致したんだよねこの人……

私が車に乗り込むと同時、エンジンが音を立てた。
「あ、そうだそうだ。これ依頼の報酬です。」

私は籠のバッグを取り出して綾に押し付ける。
勿論珈琲達と一緒にカードも入っている。

私はおまけにゼリーも入れときましたと付け加えた。
「了解。確かに頂きました」

綾は何かの真似事の様にそう言って悪戯に微笑んだ。
―――さて、輝さんは無糖と加糖ゼリーのどっちを食べるかしら♪
因みに加糖の方は一つだけで、ガムシロップ40個入れてみた←



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No.75  

削除されました 


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No.76  

削除されました 


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No.77 ニックネームは削除されました 04/26 18:46:18  削除依頼

私はくくっと笑って帽子を取り、膝の上に乗せた。

「ねえ綾。そのゼリーの一つにガムシロップ40個入りのがあるんだけど…
面白そうだから輝さんに食べさせてみてくれない?」

「そ、そんなに入れたの!?」
「璃音ちゃんむごーいwww」

綾の言葉の後に面白そうな雛貴の声が聞こえた。

「だって面白そうなんだもん」
私がそうニヤリと笑うと綾もそうねーと言って黒く微笑んだ。

今度の喧嘩のテーマは"ゼリー"かな、と綾が呟いたのを聞き逃すような
平凡な聴力の持ち主ではないのよ←

「あ、そうだ。綾ちゃんさぁ、璃音の武勇伝聞きたくな「聞きたいッ!!」

勘  弁  し  て  く  れ  。

雛貴の声を遮ってまで聞きたいとは……まぁいいか。

「あのね、璃音ちゃんは10歳で中学の勉強終わらせちゃってw
しかも高校に入るなり期末も中間も新入生テストも満点、首位になったの。
神出鬼没な癖に先生からの信頼度も高いし部活は掛け持ちで…
生徒会役員にまで立候補されるし3年間成績オールAだったの。
いじめとかあるとウザいから邪魔とか言って蹴散らしたり
絡んでくる男の人たち片付けて女子守っちゃって何か伝説の貴公子だの
王子様だの女だってわかってて王子様的存在になっちゃってねww
そのときから女子からも男子からも告白されるようになったんだよー♪
しかもしかも歌も上手だし運動も出来るし………………ぁぅ。」

「何か最後の方雛貴自分の古傷抉ってるでしょ、どう考えても。
別に神出鬼没だろうが掛け持ちだろうが首位だろーが関係ないでしょ?
写真部で人を男装させる輩より王子様扱いされる方がマシよ」

最後の方で見事に項垂れた雛貴に間髪入れずに突っ込みを入れた。



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No.78 ニックネームは削除されました 04/26 18:47:16  削除依頼

「何か……あたしと璃音って一緒だねwww」
綾はどこか悲しげに微笑んだ。

「入学式は学年首席で挨拶してその成績を3年間キープしたとか
女子バスケ部ではキャプテンで中総体の全国大会に導いたとか
3年生では生徒会長を務めて新しい行事を考えるなど生徒のために動いたとか
その他にも女子生徒が被害にあっていた変質者も撃退して、
女子の人気投票では男子を抜いてトップとか色々言われてんのよww」

「うわー…………ご愁傷様。」

壊れたような疲れ切った笑みをする綾の肩を叩いてそう呟いた。

「「ってかさ……女子が転びそうなの受け止めただけでなんで
キャーキャー言われなくちゃいけない訳??」」

私と綾は頭を抱えてそう声を合わせて言う。
…その時雛貴が不貞腐れて居た意味が私には分からなかった。

―――――――――――――――――――――――――――――――
ちょっと待ってwwww
小説が駄文なのは分かった、でもユキ絵さんのテンションの高さに
腹筋崩壊\(゜ロ\)(/ロ゜)/
チョコレートケーキか………フォンダンショコラが好きだぞ(ええええ

魁君Happy birthdayヽ(^O^)ノ
これからも宜しくねーb
って結局投稿しちゃったよ自分OTL
今日も時間が無いので…すみません、また明日逢いましょう…
ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ



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No.79 希影 04/26 21:58:35  削除依頼

コメ返だけさせてもらいますー^^;(逃走

貼りはさっくんお誕生絵つーことでw←
その割にはモノクロと愛情があまりはいってませんけど(黙れ
スーツ姿を描いてみたかったんですよ、うん。
きっとこーいうのを自滅っていうんだろーね←

ってかユキ絵さんのボイス集聞いてて面白かったです^^
ちなみに僕はPC前でリアル3、2、1で手拍子しましたよv←あ
BGMのおジャ魔女の【魔法でチョイ2】とかマジ懐いッスわー^^
そして最後のケーキが美味しそうでしt(黙れ



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No.80 希影 04/26 22:08:50  削除依頼

ユキ絵さん>>>
よし、メタナイトに会いに逝こう^^(変換ミス
ってことでヤホー(ヤフー)で調べて参りますーv
おおッ!カービィとか懐かしいv
アニメの主題歌が出てきまs((
ポケモンカード集めて近所の男どもと対戦した記憶が^^
しかも勝ったら好きなカードをもらえるという特典付きでw
売れるんなら僕も売りたいですねー←
あとワンピースや遊戯王、デュエルマスターのカードも売りたい←どんだけ
そして金が欲しい←黙れ
私も久々にポケモンのゲームがしたくなってきましたー
ってことで誰かからカセット借りてしよーかなーなんて^^
…あ、でも時間的に問題が∑
あvやっぱルギアはクーデレのイメージありますよねー!
あの神秘的な美しさを擬人化したらどーなるのやら←
キャヒ^^!!!!やっぱジン様最高ッスよね!!!!
同士ばんざーいv←やめれ
ジン様の渋さにやられますた★←
あぷぷぷ←
名言だなんてー^^v(滅
まあ、基本悪役に惚れる時点で何者って感じなんですけど
常に悪役LOVEなんで(笑)
過去編キャラ出したいですねー^^
奪還屋や始末屋のみんなとトーキングさせたいという野望がw←
シリアスのあとは基本ギャグになりますけどいいですk((ry
私も始めは薫や秋人は殺される予定だったんですけど
ちょっくら変更して行方不明だけど生きてるって感じにしていますー^^
そーいわれてみると輝くんが飛段に見えてくるかm(待て
マジですかー^^自分はジャンプは借りて読むぐらいで基本単行本派ですねー
俺的にジャンプとマガジンとサンデーは見逃せません!!←
SKET DANCE面白いですよね><!!!
現時点で助っ人の欲しい希影でつ。。。←あ



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No.81 希影 04/26 22:19:54  削除依頼

紫凛さん>>>
楓さんがチャイナ服してカンフーしたらカッコいいと思っちゃってまs((黙れ
よく考えたらチャイナ服は自分も挑戦したことないですねー
魁にかぼちゃパンツとかマジ面白そうッスねwww
ってかイメージする度にあまりの不釣合いで噴いてしまいます^^
氷雨さんってどのキャラをイメージしたものか気になります!!
ぜひともその漫画の名を教えてくだされー><v←
結構髪長いですねーおどろキング(滅
自分の小さいころ書いてた小説とか羞恥心の塊ですね、ありゃー
読んでて突っ込みたくなりますもん^^;
お父さんが魁でいいのかはともかく柳くんは末っ子っていうポジションが最適かとw
紫凛さんの絵がupされるたびにガン見しているもようでつ←あ
絵が綺麗なんでキャラクターを想像しやすくて助かりますよーv^^
なぬぬぬ←
前描いていたものがあんなに上手いとか紫凛さん何者ですk((タヒ
押し付けどころかむしろばっちこい的な精神なんでv←黙れ
そんなこと言われたらマジで璃音ちゃん描いちゃいますけど
破壊活動起きたらどーしましょうか←オイ
んじゃあ明日描けそうでしたらupしときますー^^
……ほんとーに描いていいですね!?←しつこい



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No.82 鈴音 04/26 23:36:43  削除依頼

*一ノ宮 綾*

カラン♪
「ありがとうございました~」

高校の前のカフェに行ってコーヒー豆を買って外に出る。
運がいいのかなんなのか部活をしている野球部やソフト部の声が聞こえるが
未だ誰にも会わずほっとしていた。

――だって会うと部活手伝われるんだもん…。
  でも部長たちより怖いのは…ファンクラブ…。

「えーっと…あとはお昼だけか…。いつもの弁当屋さんでいいかなぁ…」

アジトに向かう途中にあるお弁当屋さん。
お兄さんだったらおごってくれるけどうざい。
おじさんだったらお金は払わなきゃいけないけどすぐに帰してくれる。
どっちかなぁって思いながら弁当屋さんをのぞくとそこにいたのはお兄さん(22歳)

はぁ…お兄さんか。

軽くため息を吐いてお弁当屋さんに向かうとお兄さんはあたしに気付いて
いっきにパッと顔を明るくした。

「綾ちゃん!!!何?会いにきてくれt「違います。お弁当買いに来たんです」
「そっそっか、それで?何にするの??お兄さんおごっちゃうよ♪」
「はぁ;;ありがとうございます。
んじゃあ鮭弁とのり弁とハンバーグ弁とから揚げ弁一つずつ」
「わかった、ちょっと待っててね~」

そう言って奥に入っていくお兄さん。
いや、みやも来るかもしれないからね…?

そんなこんなお兄さんを待ってると頭に軽い衝撃がきて後ろを振り向く。
するとそこにひかるが立っていた。
なんでここにいるんだろ…?

「なんでここにいるの??」
「なんでここにいるのじゃねぇよ。おせぇんだよてめえは」
「仕方ないじゃない!!コーヒー豆買ってたら遅くなっちゃったんだもん」
「コーヒー豆くらいスーパーでもいいじゃねぇかよ」
「だってはるがうるさいもん…てか始末屋には?はるが一人なの?」
「いや、餓鬼が来た。だから餓鬼の分もって思ってここに来てやったんだよ」
「あぁ、それならちゃんとかったから安心して」
「俺、来た意味ねぇじゃん…」

ため息を吐きながら心底めんどくさそうなオーラを醸し出すひかる。
んなこと言われても…。



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No.83 鈴音 04/26 23:38:32  削除依頼

「はーい、綾ちゃん。これお弁当ねってあれ?灰塚くん」
「あっどうも…」
「なんで君こんなとこにいるの??(ボソッ)せっかく綾ちゃんのこと送ってあげようと思ったのに」

ん?お兄さん最後に何言った??
よく聞こえなかったんだけど…。

「何呟いてんすか…。別に、こいつがおせぇからですけど」
「なっ!!なんであたしのせいなのよ!!」
「どう考えてもお前のせいだろうが!!」

お店の前でぎゃあぎゃあ騒ぐあたしとひかる。
そんなあたしらを嫌そうな羨ましそうなわけわかんない目で見るお兄さん。
え?何その目…?

「はぁ…俺もあと数歳若かったらな」
「十分若いですよ??」
「いやいや、これが違うんだよ。まぁいいや、はいこれお弁当ね」
「いつもいつもありがとうございます」

そう言って(営業用スマイルで)微笑むとお兄さんはパァッと顔を明るくした。

「ううん!!全然。また会いに来てね?」
「はい『お弁当買いに』来させていただきますね」

そう言ってあたしはひかるの手を引っ張ってアジトへ向かった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

カラン♪

「ただいまー、買ってきたよー」
「遅かったなぁ~…おっ、ちゃんと輝殿と一緒に来たんだな」

そう言ってはるはにこりと微笑みあたしとひかるに目を移す。
ん?見てるとこ違うような…。
そう思ってはるの目線の先を見ると、ひかるの手を握ってるあたしの手。

「うわぁっ!!ごっごめん!!」
「やっと気づいたかてめぇは…」

はぁとため息をついてあたしの手から弁当を入れてる袋を取りカウンター席に
座ったかと思うと鮭弁を取り出して食べ始めた。
あれ?「やっと気づいた」って…気づいてたってこと?
えっ?じゃあなんで離さなかったんだろ…。

そう思いひかるの手を握っていた左手をじっと見る。
おっきかったなぁ…ってあたしなに考えてんだ;;

「おか、えり…」
「あっみや!!みやもおかえり」

ひかると少し離れたカウンター席に座っているみや。
心なしか沈んでる…?

そう思いながらもキッチンに入ってコーヒー豆を缶に開け、残りを棚にしまう。
みんなのほうを見るとみんなそれぞれ買ってきたお弁当を食べていたので
あたしもみやの隣に座って食べることにした。



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No.84 鈴音 04/26 23:40:28  削除依頼

「ねぇ…アヤ…」
「ん?なぁに??」
「僕も、モデル…やんなきゃ…ダメ…なの…?」
「あぁ、はる依頼のこと言ったの??」

はるのほうを見ると、のり弁を食べていた手を止め顔をあげて「あぁ」とうなずいた。

「うーん…一応南に言ってはみるよ」
「うん…おね、がい」
「そんなこと言うなら俺のことも頼んでくれよ」

もう鮭弁を食べ終えたのか…お茶を飲みながらいうひかる。
んなこと言われてもさぁ…。

「ごめん、無理」
「は?なんでだよ」
「だってひかるもはるもきっと南にとっていい男性モデルだし?
南のとこって男性の服も出してる割に男性モデル少ないからここぞとばかりに
使われるわねきっと、いや絶対」

「ふざけんじゃねぇよ…」と呟いて溜息を吐くひかる。
溜息吐きすぎると幸せ逃げるわよ~…

そうしてお昼を食べ終え、みんなそれぞれやりたいことをし始める。
あっそうだ、体育祭の備品頼んどかなきゃじゃんか…。
なんて思いながらみんなをみると疲れているみたいで、今日休んどかないと
明日大変だよなぁと思いはるに声をかけた。

「はるー。今日仕事ないならさぁ、みんな上がらせちゃって?」
「ん?なんでだ、もし何か依頼が来たら…」

この依頼があるのにまた依頼がきたら受けるつもりですかあなたは…。

「んじゃあ明日はるぶっ倒れるわよ?あっもちろんひかるもね。
多分採寸やらなんやらはからされてそれプラス時間があれば
服のカタログのモデルにされるでしょうね。
この前男性モデルがいないって嘆いてたから」
「なぁ春彦…俺も疲れてるんだけど…」

これ以上働いたら死ぬ、てか俺を寝かせろと言いたそうな目ではるをみるひかる。
するとはるは「しょうがないな…」と言ってみんなを上がらせた。

あたしは置いといたみや用のクッキーをみやに渡してから
「じゃあまた明日ね~」と言ってアジトを出て行った。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.85 鈴音 04/26 23:41:48  削除依頼

+次の日+

「えーっと…これはどういうことですか?」

朝、起きて学校に連絡してから始末屋に行こうと歩いていると強制的に乗せられたリムジン。
こんな高そうな乗り物乗ったことないからビックリなんですけど…。

「ごめんねぇ~♪いきなりこんなことしちゃって☆」
「いや、あたしは大丈夫ですけど…えーっとあなたは…」
「あっ言ってなかったね。初めまして私の名前は月詠雛貴。月詠グループの一応ご令嬢っていうやつ?」

そう言ってほほ笑む助手席に座っている人。
この人が…南と意見があった(ある意味)すごい人…。

「あなわは綾ちゃんよね。安心して?もう学校には連絡してあるから。
それと今日始末屋のとこに集まる予定だっど急遽変えることにしたからねー」
「え?じゃあみんなに伝えないと…」
「あぁそれなら大丈夫♪残りの3人のみなさんは始末屋に集まってたらしいので、
車に乗せてもうそっちの方に向かってるから」

そんなことを話しているとある家の前で止まる車。
そしてその家から出てきたのは何ともかわいらしい恰好の璃音。

「あれ、何で綾が?しかも一人で」

あたしのとこの窓があききょとんとあたしに質問を投げかける璃音。

「いや…アジトに向かう途中に拉致られちゃって;;」
「はいはい、良い間抜けっぷりね。雛貴は?」

ちょっそんな黒い笑みで流さないでよ璃音。
窓に手をかけなかを覗き込む璃音に雛貴さんが後ろを振り向いて璃音を見る。

「ここに居るよー、璃音ちゃん♪」
「…ああ、助手席にいたのね。」
「はいはーい、乗って~。男の子たちはもう皆現地に拉致…じゃなくて
車で出発してるから」

今、拉致っていおうとしたわよね…;;
ってか拉致ったわよねうん。

ドアが自動で開き、璃音が乗り込む。そして車が発車した。



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No.86 鈴音 04/26 23:43:16  削除依頼

「あ、そうだそうだ。これ依頼の報酬です。」

「おまけにゼリーも入れときました」と言って璃音は籠のバックをあたしに押し付けた。
あぁ、これでひかるの機嫌少しはなおるかな…。
でも山分けだし、はるに渡してからにしよっと、うん。

「了解。確かに頂きました」

そうやって微笑むと不意に璃音が帽子を取りながらくくっと笑う。

「ねえ綾。そのゼリーの一つにガムシロップ40個入りのがあるんだけど…
面白そうだから輝さんに食べさせてみてくれない?」
「そ、そんなに入れたの!?」
「璃音ちゃんむごーいwww」

40個ってあたしでもそこまで入れようとしないわよ…?
あたしがビックリしてると助手席から雛貴さんの何とも楽しそうな声が聞こえる。

「だって面白そうなんだもん」

そう言って璃音はニヤリと意地悪そうに笑う。
まぁでも、確かに…。
「そうねー」とあたしも璃音と同じように笑った。

「今度の喧嘩のテーマはきっと"ゼリー"だな…」

わざと加糖のほう渡してみよっと。
そう言って呟くと璃音も黒く微笑む。

「あ、そうだ。綾ちゃんさぁ、璃音の武勇伝聞きたくな「聞きたいッ!!」

武勇伝と聞いてあたしは雛貴さんの言葉を遮って答える。
いや、だって璃音の武勇伝ってあたしよりすごそうじゃん。

「あのね、璃音ちゃんは10歳で中学の勉強終わらせちゃってw
しかも高校に入るなり期末も中間も新入生テストも満点、首位になったの。
神出鬼没な癖に先生からの信頼度も高いし部活は掛け持ちで…
生徒会役員にまで立候補されるし3年間成績オールAだったの。
いじめとかあるとウザいから邪魔とか言って蹴散らしたり
絡んでくる男の人たち片付けて女子守っちゃって何か伝説の貴公子だの
王子様だの女だってわかってて王子様的存在になっちゃってねww
そのときから女子からも男子からも告白されるようになったんだよー♪
しかもしかも歌も上手だし運動も出来るし………………ぁぅ。」



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No.87 鈴音 04/26 23:44:04  削除依頼

「何か最後の方雛貴自分の古傷抉ってるでしょ、どう考えても。
別に神出鬼没だろうが掛け持ちだろうが首位だろーが関係ないでしょ?
写真部で人を男装させる輩より王子様扱いされる方がマシよ」

最後のほうで璃音がつっこみを入れる。
璃音がすごいというのはわかったし、最後の璃音の言葉には妙に共感できるものがあった。
あたしも毎回ファッションショーでるなら王子様扱いのほうがいいわ。

「何か……あたしと璃音って一緒だねwww」

「入学式は学年首席で挨拶してその成績を3年間キープしたとか
女子バスケ部ではキャプテンで中総体の全国大会に導いたとか
3年生では生徒会長を務めて新しい行事を考えるなど生徒のために動いたとか
その他にも女子生徒が被害にあっていた変質者も撃退して、
女子の人気投票では男子を抜いてトップとか色々言われてんのよww」

「うわー…………ご愁傷様。」

口先をあげて力なく微笑むとあたしのことをポンとたたいて本当に哀れそうにする璃音。
しかもこれ、『中学の時の』武勇伝で…高校のはいまだ更新中というかなんつーか…。

「「ってかさ……女子が転びそうなの受け止めただけでなんで
キャーキャー言われなくちゃいけない訳??」」

頭を抱えてお互いに窓の外を見ながらいうと、言葉がかぶる。

それを機にいろいろとお互いにあったことを話すと案外同じようなことが多々あった。
すると車がとまり「ついたよ」と雛貴さんが言ってあたしたちは外に出る。
そこにあったのは…

「なんで夜昼グループの本社…?」
「ここのほうが何かと仕事しやすいからねー。
私の服もみんな持ってきちゃったし…ちなみに最上階のアノ部屋に南ちゃんいるからー♪」

そう言って本社に正面から入っていく雛貴さん。
てことは、今頃ひかると南が会ってるのかな…。
あってかあたしモデルやるって南に言ってなかった。
びっくりするかなぁ…。
なーんて思いながら「んじゃ行こうか」と璃音に微笑んで本社の中に入っていった。



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No.88 鈴音 04/26 23:56:39  削除依頼

はいっ\(^0^)/
毎度毎度時間オーバー申し訳ないですねorz

てかてか、どうやったら動画なんて作れるんすか!?
あたしわけわかんないんですけどww
そしてお兄さんの"愛"の手が妙によかった←
仲良いんすねぇ☆

そしてあたしからも魁くんにHappyBirthdayってことで
『ティラミスモンブラン』をプレゼント フォー ユー(笑

もう食べちゃったけど(∀)b

ってことで結局よるになっちゃったコメ返☆

希影さん≫ですよねっ!!てかもはや休日じゃないっすよね!?
そうかっ!!他の部活はもう高総体はいってるんですもんねぇ…
頑張ってくださいっ!!!岩手から応援してますぜ←
それはいいんですYO(駄目だろ
希影さんの文章がとてもたのしみなんですからっ☆
そしてこの依頼で魁くんに恋させちゃおう作戦をユキ絵さんと
決行することにしましたんで(`・ω・´)
まぁ本人同士の気持ちが一番何で璃音ちゃんと魁くんが嫌ならひそかに応援する作戦に変えます(笑

準2!?準2なんてあるんですか!?
あたし3級終わったら2級やれって言われました(泣
でもその日は夏の大会前の大事な大事な練習試合が入ってますので
11月あたりにやろうかなとww
自己流でいいんすよb(ぇ
あたしそんなんならってませんもん(笑
なんかうちの先生アホでもうホームポジション出来てるものだと思ってるらしくw
あたしは自己流で勝手にやっちゃってますww
あたしもですよ…(泣
そんなそんなっ!!でも魁くんってどっか輝君に似てませんか??←
あー…璃音ちゃんに手ぇだしたら殴られるだけじゃ済まないでしょうねww



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No.89 ユキ絵さんの携帯 04/27 11:10:35  削除依頼

ごめんなさいorzまた今日も小説投稿できそうにないので
帰ったらコメント返しします○| ̄|_今日こそはァアア!!←



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No.90 ユキ絵☆ 04/27 21:03:06  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「それにしても凄い子だったなぁ」
「誰が」
「十賀くん」

糞女がパシられてから15分とちょっと。
眠くて眠くて眠くて眠くてしょうがなくて
カウンターに小銭を積み上げてなんとか睡魔と闘っていると、
何を思ったのか春彦が突然トーガの話題を出してきた。

いや、今このタイミングでそれはあまりに酷くね?
唯でさえ眠くてストレス溜まってる俺に
追い打ちをかけようとしてるのか?こいつは。

「知らねぇよ。俺の前であいつの話すんなバカ」

仲良しになりたがる上下の瞼を擦りながら言う。
段々眠すぎて目が霞んできた。もう気絶するかも。
あ。小銭の山が崩れた。まぁ良いやもう一回積み直そ。

「輝殿は十賀くんの何がそんなに気に入らなかったんだ?」
「は?そりゃ勿論――」

あれ。勿論――何だ…?

「も、勿論その…決まってんだろ!!全体っ!!」
「そうかそうか。勿論その全体っ、か」

数秒沈黙。嫌な予感。春彦の笑い声。

「もう何なんだよ!!笑うなこの野郎…!!」
「や、ちょっ…本当にっアレなんだなって…っ」
「アレってドレだよ!!いい加減にしねぇとぶっ殺すぞ!!」

カウンターに右手を叩きつけ怒鳴り飛ばすと
またしても積み重ねていた小銭が音を立てて崩れた。

畜生。さっきから人のこと笑ってきやがって…。
何がそんなに面白いんだよ。とことん癇に障る男だな。
俺を精神的に苦しめようとしてるのが丸分かりだぜ…!
それなら対抗してやるまでだ。絶対折れねぇからな!!

「…………落ち、たよ…」
「うわっ!?餓鬼!?吃驚させてんじゃねぇよ…!」

背後から急に聞こえてきた餓鬼の幽霊みてぇな声に
思わず小さな悲鳴のようなものを漏らしてしまった。

だから何故この餓鬼は気配がねぇんだよ…!!忍者か!?
俺こういう突然現れる系のあんま得意じゃねぇんだから
音もなく現れるの止めてくんねぇかな!?バカにしてんのか!?

餓鬼は床に落ちた10円玉を拾い上げ俺の掌に乗せると、
俺から離れた椅子に座った。…って、隣空いてるのに失礼だな。
でも…。どいつもこいつもそんなに俺のことが嫌いなのか……。
どんだけ俺嫌われてんだ?ゴキブリ超える勢いじゃね?なんて…。

「困ったな。清殿の弁当頼んでないぞ」
「………別に大丈夫、だけど…」
「あ。じゃ、餓鬼の飯買ってきてやるよ。眠気覚ましに」
 



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No.91 ユキ絵☆ 04/27 21:03:27  削除依頼

 
別に愛想良くして好かれたいわけじゃなく。
眠気覚ましに少し外の空気吸った方が良いし。

散らかる小銭をガマ口の小銭入れに仕舞って立ちあがると、
二人に信じられない物でも見るような眼で見られた。

…なんだよその眼は。
別にいいだろ!?たまには本当に親切にしても…!!
くすぐってぇから見んじゃねぇよ!!超無神経な奴等だな!!

「俺が帰るまでに写メ消しとかねぇと地球の裏側行きだからな」

それだけ餓鬼に言い残してドアに手を掛けた。
何時ものベルが鳴る。…いい加減、これ煩いんだけど。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

コンビニの前を通り過ぎたが、スルー。
目指すはいつもの弁当屋。いや、どうせなら美味い方が良いよな…。

今日の店員は誰だろうか。
兄ちゃんだったら値引いてくれる。でも話しが長い。
おじちゃんの方は値引いてくれない。でも早い。
総合的に見てやっぱり兄ちゃんの方が優れているからにして。
世の中銭ズラ―――っ!!!

曲がり角を曲がると、弁当屋が見えてくる。
先客がいなければさっさと注文できるけど。

「あ。やっぱ誰か買ってやがる。…って何か見覚えのあるヤツだな」

客がいたと思って舌打ちすると、
その客、どこか見覚えのある女で。っていうか糞女で。
帰りが遅いと思ったらこんな所で話しこんでやがったのか…。
ま、ということは今日の店番は兄ちゃんなんだろな。

メニュー表か何かを見ていて全然俺に気づかない糞女。
むかついたから軽く頭に裏拳をかまして強制的に振り向かせた。

「なんでここにいるの??」
「なんでここにいるのじゃねぇよ。おせぇんだよてめえは」
「仕方ないじゃない!!コーヒー豆買ってたら遅くなっちゃったんだもん」

あ。話し込んでたんじゃねぇんだ。

「コーヒー豆くらいスーパーでもいいじゃねぇかよ」
「だってはるがうるさいもん…てか始末屋には?はるが一人なの?」
「いや、餓鬼が来た。だから餓鬼の分もって思ってここに来てやったんだよ」
「あぁ、それならちゃんとかったから安心して」
「俺、来た意味ねぇじゃん…」

餓鬼の分も買ったならメールくらい入れろや!!
全く気が利かねぇ女…。俺の小間使いとして修業が足りねぇな。
 



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No.92 ユキ絵☆ 04/27 21:03:51  削除依頼

 
「はーい、綾ちゃん。これお弁当ねってあれ?灰塚くん」

店の奥から出てきたのはやっぱり兄ちゃんで。
弁当を持ってきた兄ちゃんは、糞女と違ってすぐ俺に気づいたようだ。

「あっどうも…」
「なんで君こんなとこにいるの??(ボソッ)せっかく綾ちゃんのこと送ってあげようと思ったのに」

…ちょ、なんか今日凄まじく態度悪くね!?
俺客だぞ一応!!…ま、今日は糞女がいるからだろうけど。
この兄ちゃんいつも糞女のことでギャーギャー騒ぐからな。

でもここでキレたら次値引きしてくれなくなるかも…。
客が店員の機嫌を気にするなんてことがあって良いのか?おい。

「何呟いてんすか…。別に、こいつがおせぇからですけど」
「なっ!!なんであたしのせいなのよ!!」
「どう考えてもお前のせいだろうが!!」

店の前でテーマ"お使いの早さ"でトークバトルを大声で始める俺達。
通行人に睨まれたけど気する余裕はねぇ。
兄ちゃんにも何か変な目向けられたけど気にしねぇ。
それより糞女と白黒つけるのが先だ!!今こそねじ伏せてやる!!

「はぁ…俺もあと数歳若かったらな」

糞女と騒いでいると、兄ちゃんがふとそんなことを呟いた気がした。
…いや、若いだろ?この兄ちゃん22歳だっけ?
今の台詞録音して世間のオヤジに聞かせてやりてぇな。

「十分若いですよ??」
「いやいや、これが違うんだよ。まぁいいや、はいこれお弁当ね」
「いつもいつもありがとうございます」

弁当を渡す兄ちゃんに糞女が作り笑顔を浮かべた。
…けど、それが作り笑顔と気づかないのか
兄ちゃんは今まで曇っていた表情を明るくし、喜んでいた。

「ううん!!全然。また会いに来てね?」
「はい『お弁当買いに』来させていただきますね」

お弁当買いに、をやけに強調させて言った糞女は
有無を言わせず俺の右手を掴んで帰りの道へと向かって行った。

ああ…ホントに敵わねぇやつだな、自分もお前も。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「ただいまー、買ってきたよー」

軽快にベルを鳴らしアジトへ入る糞女。必然的に俺も中へ入る。
そのベルの乾いた音すら俺には爆音に聞こえた。
 



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No.93 ユキ絵☆ 04/27 21:04:25  削除依頼

 
何で爆音にまで聞こえるのかって?
そんなの、イライラしてるからに決まってんだろ。

「遅かったなぁ~…おっ、ちゃんと輝殿と一緒に来たんだな」

パソコンで何やら資料を作っていた春彦が俺達に視線を移す。
が。その視線の先にあるものは俺達の目ではなく、手。
これでそろそろ気づいてくれるだろうか。サル並み女は。

「うわぁっ!!ごっごめん!!」
「やっと気づいたかてめぇは…」

慌てて俺の手を離した糞女に思わず溜息ついてしまった。

やっぱり完全に気づいてなかったのかこの無神経め…。
人がどれだけ息が詰まる思いしたか分かってんのか?責任取れよ。
こんなことなら余計なこと考えねぇで離せば良かった。
もしかして自覚した上で手繋いでたら、どうする。
…とか気にしてやった俺がバカみてぇじゃんかよ。殺されてぇのか?

糞女から弁当の袋を取り上げ、さっきと同じ席に乱暴に座る。

このままじゃ折角の鮭弁の味が分からなくなるどころか
食欲まで消え失せそうな勢いだぜ…。よっぽど疲れてんだな俺。
弁当屋からずっとそわそわして落ち着かねぇし…これ死の前兆か…?

割り箸を手に取り、一度無になる。精神統一。
俺の情熱と気合を箸に込め、全神経を目の前の鮭さんに注いだ。

「おか、えり…」
「あっみや!!みやもおかえり」

…なんか餓鬼からそこはかとない灰色のオーラを感じたのは俺だけ?

手相でも見てたのか自分の手をじろじろ見ていた糞女が
やっと餓鬼の存在に気づいたのか顔を上げた。
そしてキッチンへ移り、買ってきたコーヒー豆を缶に開けた。

一方俺はというと鮭弁を食べているわけだが。
…でもさっきから感じる死の前兆のせいであんま美味くない。
美味くない鮭なんて鮭じゃねぇ。これは、生ゴミだ。
生ゴミが俺の鮭さんに化けてるような気がしてムカついたから
早くこの世から消してやろうと久々の早食いに挑戦した。

目標は、2分。フッ…余裕だな。
携帯を弁当の横に置き、自分との戦いが始まった。
 



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No.94 ユキ絵☆ 04/27 21:04:43  削除依頼

 
「僕も、モデル…やんなきゃ…ダメ…なの…?」
「あぁ、はる依頼のこと言ったの??」

自分との戦いが幕を開けてから1分30秒が経過した。
生ゴミの残りが4分の1となった時、餓鬼と糞女の会話が聞こえた。
けど、悠長に奴等の話しに加わる余裕なんかねぇ。

最後の追い込みに、"明恵流秘技・割り箸裏返し"を使う。
過去に母ちゃんから伝授された技で、割り箸をひっくり返して
太い所を使うと、本来より少し多めに鮭弁のご飯が掬えて
知らないうちにスピードがアップしちゃうという凄い秘術なのだ。

残念だったな、生ゴミ。お前は俺の敵ではない。

戦いが始まって1分45秒で無事完食した俺は
修学旅行で買った三猿の湯呑に緑茶を入れて一息ついた。

「うーん…一応南に言ってはみるよ」
「うん…おね、がい」

するとまたしても餓鬼と糞女の会話が聞こえてくる。
…そういえばさっきモデルがどーのこーのいってたな。
なんか餓鬼のことだけ南とか言うゴジラに頼んでみるっぽいし。
そんな不公平なことさせてたまるかよ。俺だって嫌なんだから。

「そんなこと言うなら俺のことも頼んでくれよ」
「ごめん、無理」
「は?なんでだよ」

依怙贔屓だったら地球の裏側まで蹴り飛ばす。

「だってひかるもはるもきっと南にとっていい男性モデルだし?
南のとこって男性の服も出してる割に男性モデル少ないからここぞとばかりに
使われるわねきっと、いや絶対」

そんな理由で…ふざけんじゃねぇよ…。
大体、その南ってやつ金剛力ゴジラ怪獣なんだろ?
男の中の男なんだから自分で男性モデルやりゃいいだろが。
天才デザイナーとか言って相当頭悪いだろ、おい。

皆まだ昼飯食べてて、何かまた眠くなりそうだったから
携帯のデータフォルダの整理をすることにした。最近放置してたからな。
…と言っても殆ど糞インコか鮭の写メで埋まってるわけだけど。
邪魔な画像(主に照平が勝手に送ってきた外人の女優)を削除して、
待ち受けを糞インコが林檎の上に乗っかった時の写メに変えた。

しばらく携帯に集中していると他の奴も食べ終わったのか
なんか自由に好きなことをやって過ごしていた。
…やばいこの感じ。…すっごい眠くなる緩さじゃねぇかよ。

「はるー。今日仕事ないならさぁ、みんな上がらせちゃって?」

天使の声が聞こえた。
 



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No.95 ユキ絵☆ 04/27 21:05:14  削除依頼

 
「ん?なんでだ、もし何か依頼が来たら…」
「んじゃあ明日はるぶっ倒れるわよ?あっもちろんひかるもね。
多分採寸やらなんやらはからされてそれプラス時間があれば
服のカタログのモデルにされるでしょうね。
この前男性モデルがいないって嘆いてたから」

そんなに依頼が欲しいなら俺が代表して
春彦に街中はっぱ隊横断の依頼してやろうか?依頼料5円で。
明日は南とか言うゴジラに半殺しにされるかもしれねぇんだから
今日はもう良いだろ?これ以上働いたら死ぬ、てか俺を寝かせろ。

「なぁ春彦…俺も疲れてるんだけど…」

"魚の死んだような眼"モードに切り替え訴えると
なんとか俺の疲労が伝わったのか渋々春彦は首を縦に振ってくれた。

これでやっと瞼が仲良しになれるぜ…。

糞女にもらった肉じゃがとレモンを忘れないように持って
ふらつく足取りでドアの元へ向かった。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

――こんなことがあって良いのだろうか。

「やっぱ余裕で8度超えてやがる…」

翌日。

常に高血圧なため寝坊こそしない俺だが、
それにしても目覚めがあまりに悪すぎた。殆ど寝てないのと同じで。
頭が重く、身体全体が通常の何倍もだるい。

もしや…。と思って体温計を手にしたら案の定これだ。
今日は依頼があるし休むわけにはいかねぇのに。
こんなに体調が芳しくない状態でゴジラと戦うのかよ…。

「どーすっかなぁ。無理に解熱剤は使えねぇし…」

他の薬を使えば何かの加減でリナが出てくる可能性が上がる。
ルール違反とか言い出しかねない。ヤツのことだから。
でも今日はトーガも来るし…。あいつを野放しにするわけには…。

と、すると。俺に残された選択肢は一つしかないわけで。

「しょーへーい!!今日俺帰って来れねぇかもしれねぇから
夕方になったらちゃんと糞インコの餌やっといてくれよー!!」

隣室に住んでいる照平に大声で餌やりを頼む。
こういう時、心底壁がうっす~いボロアパートで良かったと思う。
一々家から出ないでも壁に向かって怒鳴れば伝わるんだから。
 



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No.96 ユキ絵☆ 04/27 21:05:40  削除依頼

 
10分経って照平からメールが来た。添付は外人の女優で。
本文、分かりましたけど一々怒鳴らないで下さいよ。だと。
この前道の真ん中で大声で歌ったのはどこのどいつだ?殺すぞ。

まぁ…。今は早く仕事場に行くことを考えよう。
熱がある身体を無理やり気合でなんとかするんだからな…。
それなりに行動が遅くなることを予測してねぇとまずいだろ。

ボーっとする頭で仕事に行く支度をする。
食欲ねぇから朝飯は…いらないよな。うん。

着替え終わったらちょっとだけ糞インコの嘴を触って
そのまま玄関へ向った。なんか、やっぱり熱っぽい。
でも気合でなんとかしてやる。南ってヤツをねじ伏せるためにも。

靴を履き、仕事場へ向う。
勿論数分後に拉致される破目にあうなんてことはまだ知らない。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです...|ω・`)

先程測ったらリアルに私熱でてしまいました○| ̄|_
明日病院行くから多分パソ禁くらうと思うんで
追いつけなくなることを恐れに恐れて死に物狂いの爆弾投下ですorz
輝にも発熱させておきました。明日共に苦しむために。
でも私、流石に余裕で8度超えてる程発熱してないけど(笑)

そしてだるいのでもうおねんねします...|ω・`)
本当に死ぬほどごめんなさいコメント返し○| ̄|_保留にしまくって○| ̄|_
できれば明日携帯で○| ̄|_できなければ明後日パソコンで…
全体的に存在がもうすみません時間オバマだし○| ̄|_土下座×一億



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No.97 鈴音 04/28 00:28:00  削除依頼

*一ノ宮 綾*

受付を通り、奥のエレベーターから最上階に向かう。
そう…南専用の仕事場。別名衣裳部屋に…。

チーン♪

エレベーター独特の音が鳴ってドアが開く。
すると短めの廊下があり、右と左にひとつずつと奥にドアがあって、
雛貴さんは迷わず奥のドアに向かって行った。
ちなみに右と左の部屋は南の衣裳部屋ね…。

ガチャッ

「南ちゃーん。女性モデル2人ご到着しましたー」
「雛貴さーん。すみません、ありがとうございましたー」

そう言って奥から顔を出す南。
そしてこっちに向かってくる。

「へぇ~金髪美人♪こりゃ作りがいがあるわね…って綾、あんた何してんの?」

璃音のことをじろじろ見つめてにっこり笑ったあとに璃音の後ろにいたあたしに
ようやく気付いたのかキョトンとした目であたしを見る。
ってかこんなでかい女そうそういないんだから気づきなさいよ…。

「あたしのバイト、始末屋だから」

バイトをしていることは言っていても、バイトの内容まで言ってなかったあたし。
だから、突っ込まれないように手短に話す。
まぁ、南はあたしが精霊使いだってこと大まかには知ってるし…。

あたしの答えにポンと手を叩く。

「へぇー…なるほど…だからあんたここに来たの~ふーん…(妖笑」
「わかった;;後で全部話すからその笑いやめて」

うん、怖い。
怖いよ南さん。
確かにバイトがどんな仕事か黙ってたのは悪かったけどさ、うん。

「そう言えば他のみんなはどこなの?」
「あぁ、それなら奥にいるはずー♪」

璃音の質問に雛貴さんは答えた後に南と一緒に奥に進んでいく。
コピー機や数々のデザインなどが散らばっている仕事部屋の奥の応接室のような部屋。
そこに入ると(ひかるは妙に不機嫌だが)ゆったりとお茶を飲んでる奪還屋と始末屋のみんな。

「「あんたたちくつろぎすぎ…」」

璃音と声が揃いつつお互いに璃音は奪還屋に、あたしは始末屋のみんなのほうに座る。



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No.98 鈴音 04/28 00:29:55  削除依頼

「綾姉ちゃーん。昨日ぶりだねぇ~ww」

そう言って後ろから顔を出した十賀くんは後ろからきゅっと首に腕を回す。
その瞬間隣に座っていたひかるがピクッと動いたが言葉を何も発することなく
腕を組んで下を向いて黙り込んでいる。
どうしたんだろう…。

「十賀…あんた仕事の邪魔しないでよ。皆さんに迷惑かけるでしょ?」

首の圧力がなくなったかと思うと、べしっと良い音がした。
ふっと上のほうを見るとそこにはポニーテールで眼が少し切れ長で
どこか柳に似ている可愛いというよりきれいな女の子。

「胡桃はうっさいなぁ…別に邪魔してないじゃないか」
「どう見ても邪魔してる。いいからあんた静かに座ってなさい」

そう言って胡桃ちゃんはあいてある席に十賀くんを座らせて自分もその隣に座った。

「さてと、本題まいりましょーか」

そう言ってにこりと微笑む南。
それが悪魔の頬笑みに見えて仕方がないのはあたしだけだろうか…。

「えっと、まず今回ファッションショーで服を出させてもらいます。
栖鳳中学卒業生で現在夜昼グループで『Y☆C』の服をデザインしている
夜昼南。ちなみに綾とは親友だからそこんとこよろしく。そしてこちらが」

「月詠グループの一応ご令嬢でこちらも服をデザインしてます。
璃音ちゃんの友人の月詠雛貴です」

そう言って淡々と自己紹介をしていく南と雛貴さん。
こういうとこ回転速いんだよな、南って。

「ってことでそちらも名前だけでも教えていただいてよろしいですか?
あっあんたはいいわよ綾」

言われなくてもするつもりないって…。

「桜田 魁…」 「海咲 璃音です」
「鞍川 萩萎だ」 「瀬戸 柳!」
「朝木 春彦です。よろしく」
「…宮倉 清…」 「…灰塚 輝」

それぞれがそれぞれ自己紹介をし終えると南が満足げににこりと微笑んだ。

「さてと、んじゃまずモデルのほうの依頼内容をお話しましょうか」
「依頼…?これ、依頼なのか??」
「は?もちろんですけど。だってモデルやってほしいって言うのはまぁ、
あたしのわがままですし、ちゃんと依頼料払いますよ?」



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No.99 鈴音 04/28 00:32:12  削除依頼

南がそう言うと途端に目が金になる男が2名。
あからさまに表に出すひかると落ち着いて冷静に保とうとする桜田。

「ちなみに額は…」
「あぁ、はる。それきかなくても大体分かるわよ」
「は??」

だって南って基本めんどくさがりだし、こういうとこってホント大雑把だから多分…

「小切手渡しとくから好きな額書いて でしょ?」
「さっすが、わかってるじゃない」

そんなあたしたちの会話に唖然のみんな。
いや、あたしも最初はびっくりだったけどさ、なれると平気。

「ってことで、小切手は後で渡すとして、まずショーのほうの内容ね。
まず今回は文化祭ということで1日目は『学校生活』がテーマね。
制服のようなデザイン多めで後は各部活をイメージしたものとかまぁそんな感じね。
校則が厳しい学校でも制服アレンジできるようなそんなファッションにしていくから。
2日目は普通に店に並べる服を着て歩いてもらうわ。2日目のテーマは『休日』
デートの勝負服だったり、友達と遊びに行くための服だったりそういう服で低価格なものを
着て歩いてもらうから」

そう言ってその時のステージの図だったり、大体のデザインを並べる南。
そしてそのあとに雛貴さんが続く。

「ちなみに、今回のファッションショーは他のファッションショーとは違って
よりリアルに現実味を味わってもらおうと思って大体ストーリー仕立てになってるから
そこのところはよろしくね♪ちなみにこっちで役、ストーリー、大体決めてるから―」

そう言って『最重要!!』と書かれた資料をひらひらと振る雛貴さん。
それを南に渡して、雛貴さんはホワイトボードに役名などを書きだしていく。



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No.100 鈴音 04/28 00:34:41  削除依頼

「まずは萩萎ちゃん。あなたには大体和風テイストのものを着てもらうから。
ッて言っても、1日目は友達役と言えばいいかしらね。
2日目は夏も近いし夏祭りをイメージした浴衣だったり浴衣生地を使った服があるから
そう言う系のものだったりあとはクールなイメージのものね。
全体的にチョイ役が多いけどそれはそれで大事だからよろしく」

「次は柳くんね。柳くんには1日目は男子の制服を着て友達役。
2日目は背の低めの男の子でもかっこよく見てもらえるような
そんな服をデザインしたの。きっと気に入ってもらえると思うから
それを中心に着てほしいわ」

「あとは、春彦さんと清さん。お2人にはあたしたちの作った洋服を着て
売り子というかまぁ、ぐるぐるまわって宣伝してきてくれるかしら?
それをしながらあやしいやつがいないか確認もできると思うし、
でも、服は結構用意してあるから30分に一回は違う服に着替えてもらうから」

南、雛貴さん、南の順で一気に説明していく。
わかったのかわかってないのか…(柳以外は理解してると思うけど)
みんなはそれぞれうなずいた。
でも、わかってないのがここに4人。
そう、あたしと璃音と桜田とひかる。この4人はまだ名前すらあげられてない。
ちらりと璃音を見ると目が合いお互い苦笑い。
嫌な予感がするのはあたしだけではないらしくて少し安心した。

「俺ら聞かされてないんだけど…」

そう言ってため息をつきながら煙草を吸おうとする桜田の手を胡桃ちゃんがはたいて
ここは禁煙ですとニコッと笑って煙草を没収した。
チッと舌打ちをしてとたんにイライラしだす桜田。

「あぁ、あなたたちか…ってか言わなくても普通わかるわよねぇ…」
「普通はわかるわよね~」

そう言って笑いながら顔を会わせる南と雛貴さん。
その2人の行動に首をかしげる桜田とひかる。
あたしと璃音は大体分かった。



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No.101 鈴音 04/28 00:35:52  削除依頼

「あのねぇ…有意義な学校生活を送るために欠かせないものと言えば?」
「「恋愛」」

あたしと璃音が声をそろえて言う。
いやだって、今までどんなにこのテーマで服を着せられてきたことか…。
ってか別に欠かせないものではないけどね…。

「そうそう、よく分かってんじゃん2人とも。
これほど服で表現しやすいテーマはないわけよ。わかりますか桜田さん。灰塚くん」
「「……つまり?」」


「2人には璃音ちゃんと綾ちゃんの彼氏役になってもらうというわけです♪」


雛貴さんの言葉にはさすがのうちもびっくりした。
イヤ、だってね?
どう考えても大人っぽい2人は2人で決定でしょ?
あっもちろん璃音と桜田よ?
そしたら必然的にあたし、ひかるとになっちゃうじゃん。

ちらっと横を見ると同じようにびっくりして口をパクパクしている璃音の姿。
いや、実際あたしもそうなんだけど…。

んでそんなことに2人とも納得するわけがなく、キレた。
いや、どうせ負かされるんだろうけど。

「ふっざけんじゃねぇ!!!なんで俺が!!
好き好んでモデルやってやるわけじゃねぇのに糞女の彼氏役なんてやんなきゃいけねぇんだよ」
「ほんとだぜ…なんでこの俺が学生役?俺もう21なんだけど…」

「あら?理由聞きたい??」

ニコリと妖美に微笑む南が心底恐ろしく見えた。
でもそんな南に気付かないのかどんどんひかるの怒りのボルテージは上がっていく。

「あぁ!!!聞かせてもらおうじゃねぇか!!!」



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No.102 鈴音 04/28 00:37:47  削除依頼

「まず、桜田さんのね。俺もう21なんだけどって言うけどじゃあほかに誰がやるって言うんですか?
璃音ちゃんの身長で隣が柳君だとあまりにも柳くんが気の毒ですし、
それにファッションショーとして男子が女子より背が低いなんてありえないことです。
春彦さんに頼むとしても、春彦さんなんて26ですよ??あなたより5歳も年上なんですよ??
いくらなんでもそれはないでしょう…。26で学生なんてある意味拷問ですからね。
それに、春彦さんより桜田さんのほうがイメージに合ってるんですよ。
璃音ちゃんと並んだ感じもすっごくいいし、どんどん案が浮かんできますし」

「そして灰塚くん?さっきと同じよ。璃音ちゃんより5㎝も高い綾と並んで
しかも制服で歩けるのなんてあなたくらいなんですよ。
綾は身長の割に餓鬼で璃音ちゃんより全然大人っぽくないから桜田さんと組んだって
なんかミスマッチだし、璃音ちゃんと桜田さんが大人っぽい感じの雰囲気のカップルだったら
あなたたちはクラスにいるような友達の延長線上のカップルの代名詞ってことなんですよ
そう言うカップルが中学校んじは多いですからあなたじゃないとできないんです。
これであたしがいいたいことわかりました…?」

一気にべらべらしゃべる南に一同唖然。
ほんと、服のことになると容赦ないんだから、南は…。

ってかあたしと柳、勢いでいろいろ悪口言われたような気がするのは気のせいだろうか…(泣

「あーそーかよ…もういいよ俺は別に」
「俺は納得しねー…別に俺じゃなくても他のやつとか…」

もう諦めて、どーでもいい雰囲気醸し出す桜田の隣でいまだグチグチ言うひかる。
そんなにあたしの相手が嫌か…。
なんか地味にショック受けるわ…。



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No.103 鈴音 04/28 00:41:31  削除依頼

「えー…こいつやんないならおれやりたーi「「ダメ」」

そう言って挙手するのは十賀くん。
それを制したのは南と胡桃ちゃん。

「あんた綾の身長より10㎝も足りないでしょ?そんなの論外」
「てか、十賀。あんた会長なんだから仕事あるにきまってるじゃないの」
「えぇ…そんなぁ…」

そう言って落ち込む十賀くんをちらっと見て南はまたひかるに向きなおる。

「ほんとーにやらないんですか?」
「…ぜってーやらねぇ」
「じゃあ、綾には他の男性モデルつけましょうか。健司さん似の。
あっそれと、モデルやらないなら依頼料は無しということd
「わーったよ!!!やりゃーいいんだろ!?」
「最初っからそう言えばいいのよ」

携帯を取り出しどこかへ電話しようとした(多分男性モデルを呼ぼうとした)南の携帯を
切り、半分自暴自棄になりながらそう言ってまたどかっとあたしの隣の椅子に腰を下ろす。
ってか何でいきなり??

「なんで、モデルやってくれるの??」
「うっせーよ、別にっお前のためとかじゃねぇからなっ!!
依頼料のため、小切手のためだからなっ!!」
「??別にそんな力強く言わなくてもわかるって…」

少し小さめの声でやり取りするあたしとひかる。
ふと視線を前に戻すと璃音が軽く微笑んだ。
その微笑みにあたしも軽く微笑みで返す。

そしてその様子をニヤニヤと見守っていた奴が1人…。
――そう南だった。

「まぁ、いろいろしゃべりすぎちゃったわね~…ちょっと休憩してて♪
飲み物買ってくるから」

そう言って立ち上がる南にいってらっしゃいという意味をこめて軽く手を振ると

「あんたもくるの。聞きたいことがあんのよ」

そう言ってあたしの手をつかみ妖美に笑ってあたしを部屋の外に連れ出した。



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No.104 鈴音 04/28 00:44:01  削除依頼

はいっすみませんorz
またわけわかんない感じに進めちゃって…

ちょっと役だけでもいいから恋人同士にさせてみたかった\(^0^)/

もちろん。綾とひかるくん、璃音ちゃんと魁くんをね(笑

てかてかっ!!ユキ絵☆さん…大丈夫ですか??
ご無理をなさらずっ!!ものすごくユキ絵☆さんの小説見れないのは
残念ですが…ユキ絵☆さんの体調のが重要ですっ(`・ω・´)

ゆっくり治してくださいねっ!!!



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No.105 ニックネームは削除されました 04/28 19:53:12  削除依頼

*海咲 璃音*

「ついたよ」

綾と話をしている途中に少し不服そうに頬を膨らませて言う雛貴。
私はそれに頷くとチャッと黒塗りのリムジンの扉を開けた。
フワリと生暖かい風が吹いて見上げれば其処には―――コンクリートジャングルが←

「なんで夜昼グループの本社…?」
綾は私と同じ様に上を見上げた。雛貴は
「ここのほうが何かと仕事しやすいからねー。
私の服もみんな持ってきちゃったし…ちなみに最上階のアノ部屋に南ちゃんいるからー♪」
とへらへら笑って私の手を引いて走り、本社のドアに突っ込む雛貴。
私は周りをキョロキョロ見渡した後に走り始めた。

+////////////////////////////////////////////////////////////+

チーン♪

ベルの様なレジスターの様な…そんな金属音に顔を顰めた。
左右にとあが開くと短めの廊下の奥に左右ドアがあった。
その奥にもドアがあり何かボスキャラが出そうな感じで←
雛貴は当たり前だと言わんばかりにとことこと奥の部屋のドアへ向かう。
チラリと左右のドアを見れば羅列された大量の衣服があり
雛貴の屋敷の構造と全く同じだと感じさせられた。
そして雛貴は金色のドアノブに手をかけ躊躇する事も無く回した。

ガチャッ

「南ちゃーん。女性モデル2人ご到着しましたー」
右手を額に持って行き警察官の様に敬礼する雛貴。
「雛貴さーん。すみません、ありがとうございましたー」

メゾソプラノの声が奥から聞こえた。―――あれが南さんだろうか。
そして出てきた南さんは私を見るなりジィっと見つめた。

「へぇ~金髪美人♪こりゃ作りがいがあるわね…って綾、あんた何してんの?」

私を見てにっこり微笑んだ南さんは次にいつの間にか私の後ろにいた綾に声をかけた。

「あたしのバイト、始末屋だから」

……あれ、この人知らなかったのかしら←
綾はこの人の何かに怯えたように手短に話を終わらせた。

南さんは私の右横をすぎ去ると黒い笑みを顔に張り付け言う。

「へぇー…なるほど…だからあんたここに来たの~ふーん…(妖笑」
―――あの人とあの人にそっくりだ。
「わかった;;後で全部話すからその笑いやめて」



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No.106 ニックネームは削除されました 04/28 19:54:30  削除依頼

綾は両手の面を南さんに見せつける様に出した後、目を背けた。

「そう言えば他のみんなはどこなの?」
私はそう呟いた。
「あぁ、それなら奥にいるはずー♪」
そして狙った獲物は逃さない的な感じに目を光らせた雛貴が答えた。

私が一歩踏みすと綾も皆付いてきた。…何か怖いな。
そこに入れば空気に花でも散らそうかとでも言いたくなる位
和んでいる奪還屋、始末屋の人が居て。

「「あんたたちくつろぎすぎ…」」
私と綾がそう呟いても気に止めてはいない人達。
ついつい精霊呼び出して溺死刺せようかと思ったが
それをするわけにはいかないので渋々魁の隣に座った。

「綾姉ちゃーん。昨日ぶりだねぇ~ww」

不意に聞えた幼い声に振り向くと綾の首に絡まってる子供が一人。
…雛貴はまさか……連れてきてないよね?ね?←
そして綾が思いを寄せる輝さんに視線をあげれば顔色が悪くて。
少し息が荒くて顔色が悪い、何時も叫んで動く
ゴキブリ並みの生命力をもつ輝さんが…………熱とかwww
私は心の中で嘲笑った。

「十賀…あんた仕事の邪魔しないでよ。皆さんに迷惑かけるでしょ?」

不意に聞きなれた声が聞こえた。

「胡桃はうっさいなぁ…別に邪魔してないじゃないか」
「どう見ても邪魔してる。いいからあんた静かに座ってなさい」

ああ、この子も。
私がそう思っていると南さんが静かに口を開いた。

「さてと、本題まいりましょーか」

確実に黒いオーラを放つ南さん。それと同時にあの人とそっくりな笑みをお見舞いしてくれた。

「えっと、まず今回ファッションショーで服を出させてもらいます。
栖鳳中学卒業生で現在夜昼グループで『Y☆C』の服をデザインしている
夜昼南。ちなみに綾とは親友だからそこんとこよろしく。そしてこちらが」

「月詠グループの一応ご令嬢でこちらも服をデザインしてます。
璃音ちゃんの友人の月詠雛貴です」

チラリと私を見た雛貴。その瞳には「愛人だけどね」、と
そんな文字が浮かんでいる気がして恐ろしかった。

「ってことでそちらも名前だけでも教えていただいてよろしいですか?
あっあんたはいいわよ綾」

あ、私もするんだ、やっぱ←

「桜田 魁…」 「海咲 璃音です」
「鞍川 萩萎だ」 「瀬戸 柳!」
「朝木 春彦です。よろしく」
「…宮倉 清…」 「…灰塚 輝」



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No.107 ニックネームは削除されました 04/28 19:55:54  削除依頼

営業スマイルで微笑むと南さんもにやりと満足げに微笑んだ。

「さてと、んじゃまずモデルのほうの依頼内容をお話しましょうか」
「依頼…?これ、依頼なのか??」
「は?もちろんですけど。だってモデルやってほしいって言うのはまぁ、
あたしのわがままですし、ちゃんと依頼料払いますよ?」

私は話が面倒になったので右に目をそらした。
―――魁・・・目が醜い、目も当てられないよ?

「ちなみに額は…」
「あぁ、はる。それきかなくても大体分かるわよ」
「は??」

「小切手渡しとくから好きな額書いて でしょ?」
「さっすが、わかってるじゃない」

小切手って…あれだよね、私の財布に入ってるやつ。
でもアレどうやって使うか分らないんだよね、お金使わないし←

「ってことで、小切手は後で渡すとして、まずショーのほうの内容ね。
まず今回は文化祭ということで1日目は『学校生活』がテーマね。
制服のようなデザイン多めで後は各部活をイメージしたものとかまぁそんな感じね。
校則が厳しい学校でも制服アレンジできるようなそんなファッションにしていくから。
2日目は普通に店に並べる服を着て歩いてもらうわ。2日目のテーマは『休日』
デートの勝負服だったり、友達と遊びに行くための服だったりそういう服で低価格なものを
着て歩いてもらうから」
うん…OKOK、把握把握。
私は腕を組んで頷いた。脳みその半分くらいしか使わないけれど。

「ちなみに、今回のファッションショーは他のファッションショーとは違って
よりリアルに現実味を味わってもらおうと思って大体ストーリー仕立てになってるから
そこのところはよろしくね♪ちなみにこっちで役、ストーリー、大体決めてるから―」

雛貴はキュキュッとペンをホワイトボードに滑らせた。
そして最重要と書かれた場所を見つめた途端、背筋が粟立つ。

「まずは萩萎ちゃん。あなたには大体和風テイストのものを着てもらうから。
ッて言っても、1日目は友達役と言えばいいかしらね。
2日目は夏も近いし夏祭りをイメージした浴衣だったり浴衣生地を使った服があるから
そう言う系のものだったりあとはクールなイメージのものね。
全体的にチョイ役が多いけどそれはそれで大事だからよろしく」



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No.108 ニックネームは削除されました 04/28 19:57:43  削除依頼

あー…此処は覚える必要ないわね。
私は自分で判断すると同時に与えられた能力をといた。
―――バレて……ないよね?
私は軽く辺りを見渡すが如何やらばれて居ないらしく胸を撫で下ろした。

「俺ら聞かされてないんだけど…」

魁の声が耳に響いた。それと同時に心臓が音を立てた。
暖かくて、気持ち悪いほどに大きな感情。
何だろうか、怖い。知らないのが怖い。

「あぁ、あなたたちか…ってか言わなくても普通わかるわよねぇ…」
「普通はわかるわよね~」

ああ、やっぱりアレですかと考え無いうちに分かった。
この人達も一応“女”なのだから。

「あのねぇ…有意義な学校生活を送るために欠かせないものと言えば?」
「「恋愛」」

まあ私の場合コスプレか男装だけれども。
シスターやらメイドやら―――もう最悪だ。

「そうそう、よく分かってんじゃん2人とも。
これほど服で表現しやすいテーマはないわけよ。わかりますか桜田さん。灰塚くん」

はい、皆さん…
「「……つまり?」」
「2人には璃音ちゃんと綾ちゃんの彼氏役になってもらうというわけです♪」ご愁傷様♪(泣)

私ははぅっと息を吐いた。落ち着かないと他の物吐きそうで←

自分が酸素を求めて口をパクパクさせているのがそれほど不思議だったのか
綾が自嘲した笑みを浮かべた。

―――3,2,1。「ふっざけんじゃねぇ!!!なんで俺が!!
好き好んでモデルやってやるわけじゃねぇのに糞女の彼氏役なんてやんなきゃいけねぇんだよ」
「ほんとだぜ…なんでこの俺が学生役?俺もう21なんだけど…」
あ、輝さん切れた、魁項垂れたwwwキャラが違う、約一名伽羅がwww



deleted

No.109 ニックネームは削除されました 04/28 19:59:42  削除依頼

「あら?理由聞きたい??」

あ、あたしも聞きたいなと好奇心に胸をときめかせた。

「あぁ!!!聞かせてもらおうじゃねぇか!!!」

「まず、桜田さんのね。俺もう21なんだけどって言うけどじゃあほかに誰がやるって言うんですか?
璃音ちゃんの身長で隣が柳君だとあまりにも柳くんが気の毒ですし、
それにファッションショーとして男子が女子より背が低いなんてありえないことです。
春彦さんに頼むとしても、春彦さんなんて26ですよ??あなたより5歳も年上なんですよ??
いくらなんでもそれはないでしょう…。26で学生なんてある意味拷問ですからね。
それに、春彦さんより桜田さんのほうがイメージに合ってるんですよ。
璃音ちゃんと並んだ感じもすっごくいいし、どんどん案が浮かんできますし」

「そして灰塚くん?さっきと同じよ。璃音ちゃんより5㎝も高い綾と並んで
しかも制服で歩けるのなんてあなたくらいなんですよ。
綾は身長の割に餓鬼で璃音ちゃんより全然大人っぽくないから桜田さんと組んだって
なんかミスマッチだし、璃音ちゃんと桜田さんが大人っぽい感じの雰囲気のカップルだったら
あなたたちはクラスにいるような友達の延長線上のカップルの代名詞ってことなんですよ
そう言うカップルが中学校んじは多いですからあなたじゃないとできないんです。
これであたしがいいたいことわかりました…?」

んー…あたしって大人っぽいのかな?
ってかどんだけ腹黒いのよあんた←お前もな

柳と綾哀れなり。
ってか輝さん顔色悪いぞー、現在進行形で悪いぞ―w

「あーそーかよ…もういいよ俺は別に」
頭を抱えて突っ伏した魁。
「俺は納得しねー…別に俺じゃなくても他のやつとか…」
輝さんは子供の様に愚痴った。
私はコッソリ輝さんのバッグの中に兄さんがくれた即効性の
風邪薬と解熱剤を入れてやる。プレコー●並の奴を。

「なんで、モデルやってくれるの??」
私がコッソリしているうちに話が進んだようだ。
そうやら輝さんは渋々やってくれるらしい。
「うっせーよ、別にっお前のためとかじゃねぇからなっ!!
依頼料のため、小切手のためだからなっ!!」
ツンデレか…………ツンデレって氷雨だけで良くない?←



deleted

No.110 ニックネームは削除されました 04/28 20:06:16  削除依頼

「??別にそんな力強く言わなくてもわかるって…」

あらあら、仲が良いのねと言いたくなるが必死に抑える。
その光景に自然と笑みがこぼれた。―――何故だろうか?
そして綾と目があった私はまたにっこり笑ってやった。

そしてその様子をニヤニヤと見守っていた奴が1人…。
――そう南だった。

「まぁ、いろいろしゃべりすぎちゃったわね~…ちょっと休憩してて♪
飲み物買ってくるから」

私は小さな声で南さんの背中を見つめながら行ってらっしゃいと呟いた。
―――綾も拉致られてしまっていたが。

「あ、璃音ちゃんは私の宿題と例のアレ、それとここらの
見回り…ってか迷子探しもやって貰うから」

「雛貴……宿題は良いよ、別にやるから。でも何でアレと迷子探しも
やんなきゃいけないのかしら」

「えー?だってだって璃音ちゃんアレも絶対20分でマスターできるし
暇なときとか孤児院とか遊びに来たでしょ?
その時子供に懐かれまくりだったしさ、璃音があるいてると子供が
迷子になったって言いながらひっついてくるじゃないww
アレやってくれたら報酬代わりに“あの人達”に逢わせるからっ!!
ね、お願いっ!!」

雛貴はあの人、と口にして手を合わせて私を見つめた。

「……あの人達がいるんなら…やってあげない事もないけど…
どうせアレっつったって二点セット何でしょう?」

私は腕の組を逆に変え、足も組んだ。
歌う事と、本業と。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
すーてき華麗に中途半端―♪
すみませ……すみませ……今からご飯作ってくるんで……
コメントは明日…来れなければ明後日……しますんでッッ(逃走/え)
魁君お誕生日おめでとおおおおお!!(黙れ
ユキ絵さんお大事にいいいいいいいい(カッ(白目/怖)
時間オーバーごめんなさあああああああああい(もうお前黙れ



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No.111 希影 04/28 21:55:59  削除依頼

すみません><
いつの間にか爆睡してて何も出来ませんでした(汗

なんで授業中の産物をペタリッ←

ちなみに自分のイメージではチビ魁でつ。。。



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No.112 希影 04/28 22:00:42  削除依頼

もう一枚おいらの妄想の産物をペタッ←待て
璃音ちゃんとさっくんのツーショット^^w

後々もっと真面目に描けばよかったと後悔中。。。(泣
色んなとこ誤魔化しまくりまちた←タヒ



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No.113 鈴音 04/28 23:09:38  削除依頼

*夜昼 南*

「南、みんなの分は??」
「あんたに聞きたいことあるって言ったでしょ?
それ、聞き終わってからよ」

最上階の部屋から綾と一緒に出てきて、今は1階の自販機の前。
冷たいミルクティーを2つ買って、ひとつは綾に渡す。
だってあんなとこじゃ聞けないものね…。

「率直に聞くけどあんた灰塚くんのこと好きでsy「ゴホッ!!」

いつもの調子で言いたいことをズバッというとあたしの言葉を遮って綾がせき込む。
いやだって、遠回しってめんどくさいし・・・。

「なっなっ何言ってんのよ///」
「どもりすぎ。顔真っ赤。態度が乙女。
どう見たって恋した女の子でしょ」

顔を真っ赤にしながら言う綾をほんと素直だなぁと感心しながらも
指おり数えて今さっき見た中で思ったことを言っていく。
すると綾の顔がもっと紅くなる。

その表情に少しムッとした。
なんであんたはいつも大事なことを言わないのよ…って

「ってかなんでそんな不機嫌なの??」

その雰囲気が綾に伝わってしまったのか首をかしげる綾。

「…言ってくれれば少しはあたしだって協力したのに」
「いや、そんなこと言ったって…」
「そりゃーバイトのこと言いずらかったかもしれないけどさ…
相談してほしいよ?あんたなんでも1人で抱え込むじゃない」

今まで思ってきたことを、言葉を柔らかくして言う。



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No.114 鈴音 04/28 23:10:32  削除依頼

ご両親が亡くなった時も健司さんに裏切られた時も綾はあたしには何も言わなかった。
今でさえ、あたしは当時のことをよく知らない。
それが綾のいいところでもあり悪いところでもあるんだけど…。
あの時の綾はほんとにもぬけの殻って感じで、1か月して学校に帰ってきても
ほとんど無表情で毎日を過ごしてて…。
あたしが話しかけても上の空。ボーっとしていた綾。

でもそんな綾がいつからかちょっとずつ変わっていった。
少しずつ笑うようになった。それと同時に綾の会話からバイトの話がよく出るようになった。
綾が笑ってくれたのを嬉しく思う反面、その笑顔を取り戻したのが自分じゃないことが
すごくすごく悔しかった。バイトの皆さんにすごく嫉妬していた。
綾のことを一番わかってたのは自分だったはずなのにって…。

でも…

「そうだけどさ…南には心配かけたくなかったし…
ちゃんと自分の口で南には最初に言おうとしたんだよ?」

いつからか、助けられていたのは自分だった。
綾があたしを必要としてくれている。それを態度で示してくれる。
無意識でやっているのかもしれないが、あたしはそれが嬉しかった。

ふっと自嘲気味に笑う。また綾が首をかしげるがあたしはいつもの笑みを見せつつ話す。

「最初に言おうとしたって、もう璃音ちゃんとかにばれちゃってるでしょ?」
「え゛…何でわかったの??」
「わかるわよ…みんなの反応見れば…」

ねぇ綾。あんたはあたしの恩人だから…
だから、あたしはあたしがどうなろうとあんたの力になるから
つらい時は一番に頼りなさいよ…。



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No.115 鈴音 04/28 23:11:17  削除依頼

*一ノ宮 綾*

結局、南には何でもかんでもお見通しでやっぱりかなわないなって思った。

「うーん…でも璃音ちゃんもちょーっとあやしいのよねぇ…」
「あやしいって何が??」

口に手を当て唸る南にあたしは問いかける。

「いや、まだ確信が持てないから言わないわ。でも可能性は高いわよね…」

ブツブツ言う南にこれ以上聞いても無駄だと思ってあきらめた。
璃音がどうしたというのだろうか…。
ほんと南って人の感情読むの上手いよね…。
あたしも人の気持ちには敏感な方だけど、ほんと南のは次元が違うわ…。

「おーい…みなみー…何ぶつぶつ言ってんのー??」
「ん?あぁごめん。戻ろっか」
「って、みんなの飲み物買ってかなきゃじゃん」

エレベーターに向かおうとする南を捕まえてコーヒーやらなんやらを買う。
人数分買ってあたしたちはエレベーターに乗り込んだ。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「ただいま~。飲み物買ってきたよ~」

ドアを開けて奥の部屋に入っていくあたしと南。
適当にみんなに飲み物を渡す。みんなそれぞれ移動はどうするのかや
見張り等などはどうするかーなどいろいろ話し合っていた。
桜田とはるの合図でみんな仕事をいったん止め飲み物を飲み始める。

そんななか、全く微動だにしたいひかる。
どうしたんだろ…。
ひかるの目の前に立ってしゃがみこむ。
椅子に座ってるひかるとは少し差があって少し上を見上げる格好になってしまった。



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No.116 鈴音 04/28 23:11:58  削除依頼

「ひーかーるー??どうしたのー??
あんたが静かなんて珍しいわねー」
「ハァ、ハァ…うっせーな…黙ってろよ」

そう言って頭に手を置き苦痛の表情を浮かべる。
心なしか顔は赤く染まっていて、汗もかき始めている。
…まさか

「ちょーっとひかるごめんね??」

そう言ってあたしはひかるの額に手を乗せる。
するともんのすごい熱くなっていた。

「ちょっすごい熱じゃないのさ!!南、体温計ここにある??」
「仕事場にんなもん持ってくるわけないでしょー!!!」

一応探しながら言う南。
このままじゃ、仕事も進まないしどうしようもない…。

あっ!!そうだっ!!

「南、仮眠室みたいなのなかったっけ??」
「へ?一応そっちにあるけど…」
「ちょっとそこ借りるっ!!はる、ひかるをそっちに連れてって」

奥の扉を指さして言う南にあたしは一言だけ言ってはるにひかるを連れていくように言う。

「…ハァ、大丈、夫だっつーの…」
「それのどこが大丈夫よ、このバカッ!!!」
「バカじゃ、ねぇって」

いつもの覇気はどこへやら苦しそうに軽ぐちを叩こうとするひかる。
見ていてほんと痛々しい。



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No.117 鈴音 04/28 23:13:16  削除依頼

「いいから寝る!!!」

そう言って仮眠室のドアを開け、ひかるをベットに放り投げてもらう。

「俺、ちょっと出てるぞ??」

そう言って外に出たはると入れ替わりで璃音が氷枕と
ぬれたタオルを持って部屋に入ってきた。
あっ…あたしとしたことが、忘れてた…。
てか氷枕あるのに体温計ないってどんな仕事場よ…

璃音から氷枕を渡され、それをひかるの頭に敷く。
最初は若干抵抗していたひかるだったがほんとにヤバいのだろう
すぐに苦しそうにして、寝息を立て始めた。
濡れたタオルを璃音からもらいあたしはひかるの頭にのせた。

「輝さん、ちょっと様子おかしかったもんね」
「うん…入ってきたときから変だなって思ってたら、こんな熱上がるまで
我慢して来て、ほんとバカ」

ひかるの頬を指でつつきふっと笑うと璃音が微笑むのが空気でわかる。

「ほんと綾って輝さんのこと好きだよね」
「うんー…ってえっ!?///
いや、そんなことないわよ…うん」

説得力無いわよ、その顔と言って笑う璃音が少しだけ南に見えた。
いや、南に比べればだいぶ天使だけどね。

「うるさいなぁー…///
まず、ほら、まだストーリー聞いてなかったよねっ!!
早くいこッね?」
「あら?輝さんのそばにいてあげなくていいの??」

クスクス笑う璃音にまた顔が赤くなるのがわかる。

「また見に来ればいいのっ!!こいつならきっと大丈夫よ!!」

そう言ってあたしはちらっとひかるのほうを見てから
璃音の背中を押してみんなのほうに戻っていった。



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No.118 鈴音 04/28 23:15:51  削除依頼

はい、えーっと…
ただ単に、南は本当は綾が大好きなんです(無論親友として)ということを
どうしても書きたくて書きたくて…。
恋については応援してるけど、どこかひかるくんが憎くてたまらないのですよ南は。

あと、ひかるくんをこれ以上無理させたくなくて強制的に寝せましたっ!!!
まぁひかるくんは素晴らしい体力の持ち主なんで寝ればすぐに治ってくれる
でしょうという勝手な考え←

そして超駄文なあたしを許してくださいorz



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No.119 華樹 04/29 00:47:03  削除依頼

こんばんは~~
お久しぶりです。YUIが復活して喜んでる華樹です。
『復活!!』とかほざいておきながら蒸発してた華樹です…
ああ、なんか罪人のような気分…;;
皆さん裁判員制度で裁いて下さ(射殺



以下、余計な言い訳をいたしますので、言い訳なんか聞きたくねぇぜ!バーロー!!、って方は飛ばして下さい(汗

ここから↓


復活宣言した次の日、なんか、いきなりネットがつながらなくなりました;
インターネット繋げねぇえぇええぇぇぇぇ!!!??とパニックになり、その数日後やっとつながったのですが、そのままずるずるずると…;;
あ、番外編の方は少し更新しました~。
本当に皆さんが毎日来て書いているのを見て、ああ、私は何してんだろ。しなきゃいけない事もそりゃいっぱいあるけどそれを承知でこのリレ小に参加したんじゃないのか、最初に続ける自信はあるかと問われて、ある、と答えたんじゃないのか、参加したからには最後までやり遂げるのが道理じゃないのかと申し訳ないというか、自分が許せない気持ちでいっぱいです。


ここまで↑



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No.120 華樹 04/29 00:47:18  削除依頼

…で、今に至るわけです。
お詫びといってはなんですが、っていうかコレお詫びになってるのか;;
集合絵を描いてみました!!
服装がださいとかナシの方向で…;;え、センス?なにそれおいしいの(←

この頃宿題とか、毎日の小テストで合格点をとる為に日々PCを触らない日が続き…;;
本当にちょこちょこしか来れないっていう…ごめんなさい;
高校2年になって今更高校生の辛さを実感しております。
ふおおお!!これが高校2年生…!!
GWの宿題(特に数学)がハンパ無いです。
たったの5日間だというのに、春休みよりも多い宿題…ちょ、先生アンタ鬼だよ;
なのでその宿題を終わらせるために当分(またかよ)来れません…;
だいぶ無断欠勤しといて今更なのですが…;;

で、このリレ小もついにⅣ行きましたね!!
参加できなかったですが、璃音ちゃんの実家話の時の最後らへんの綾ちゃんとテル君の絡みににやにやにやにや頬が上がりっぱなしだった私(←
なんだ、この二人は!これがキュン死に(もはや死語?)しそうってやつなんだろうか!!

だいぶ昔の話になるのですが、ユキ絵さんのUPしていた、脳内フェチ、すっごい笑いました。
っていうかそれ以上にユキ絵さんの声が中学校時の先輩の声に似ててびっくりしましたw
ちょ、清、“毛”って…毛フェチって…(笑
燕雀さんは脚だし。美脚(?)がいいんでしょうねww
もう、深夜だったのに声を上げて笑ってしまって、母に怒られました;
今回の魁君おめでとう動画も、お兄さんの合いの手が良かったですね!!
「わっしょい」…www
ユキ絵さん、お兄さんと仲よさそうでいいですね~。。
私も上の兄弟が欲しかったです。一番上なので…;

遅れてしまいましたが、魁君、お誕生日おめでとうございました!!
これからも宜しくお願いしますw


それでは、なんだか微妙な集合絵をぽとりと投下して行きながら、ちょっと数学の宿題やってきます…



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No.121 華樹 04/29 00:48:11  削除依頼

あ、肝心の画像貼るの忘れてた…;;;
これです。



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No.122 ニックネームは削除されました 04/29 19:34:37  削除依頼

*海咲 璃音*

私は雛貴の桃色のノートを開いてさらさらペンを走らせた。
周りは殆ど無言で静かだったし。何か柳に手伝わせようとしたら
俺には無理とか言われたし。何なんだアイツ。

「―――はい、ノート終わった。」
私はフォギーブルーの様な色のテーブルにノートをつんだ。
…計10冊と言ったところだろうか。

「わーい、ありがとー♪10分と41秒、流石だね」
雛貴はライラック色の携帯をチラっと見て微笑んだ。
その後に手をぱちぱち叩き私の首に絡まり付いた。

私はそれを面倒臭げに引き剥がしソファに投げる様に置いた。

「…でね、あの人達だけど毎週土曜日の三時から五時まで
私達とかなり関係のある桜の木の下で油売ってるって情報が入ったから♪
あ、因みに璃音ちゃん一人で行けると思わないでね?
―――また四年前みたいになっちゃうから」

急に声のトーンを落とした雛貴の言葉に耳を傾けた後に
私は俯いた。アイツ達は未だに……………。

「璃音ちゃん、打ち合わせだって~♪」
窓から他のビルを見上げぼーっとしていた私の意識を
先ほどとは全く違う何時もの雛貴の声が呼び戻した。

私は雛貴の屈託の無い真っ直ぐな笑みに引き攣った笑みを浮かべると
また紫水晶色のソファに腰掛けた。

「えーっとね、まずあるいて貰う場所を特定するね?最初に柳くんは……」
雛貴が地図を広げた。輝さんと私以外がその地図を覗きこんだ。
話の内容は耳に入る様にしてあるがどうも気が乗らない。

「…で、璃音ちゃんはガードとして精霊さんは連れて行ってね?
剣持ってたら変だし。魁さんは…出来るだけパートナーの近くに居て下さいね♪それと…」

「ただいま~。飲み物買ってきたよ~」

不意にチャッとドアを開けた音と共に綾の声が聞えそちらを向いた。
そこには二人で飲み物を抱えている図があって。
私は南さんから分かってるわよと言わんばかりの自信満々の顔で
レモンティーを受け取った。

私がレモンティーを膝に乗せてフゥっとため息をつくと同時に
綾が輝さんに駆け寄った。…悪化したみたいね。薬には気が付いてないのだろうか?


「ひーかーるー??どうしたのー??
あんたが静かなんて珍しいわねー」
「ハァ、ハァ…うっせーな…黙ってろよ」

兄さんと勉強した時の事を思い出してみる。
恐らくそろそろ39度行くかしら。



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No.123 ニックネームは削除されました 04/29 19:35:26  削除依頼

「ちょーっとひかるごめんね??」

今更気が付いた様に綾が輝さんの額に手をあてた。
…それと一緒にパニクッてるし←

「ちょっすごい熱じゃないのさ!!南、体温計ここにある??」
「仕事場にんなもん持ってくるわけないでしょー!!!」

持ってくる訳無いのに何で探しているんだと聞きたくなったが
とりあえず無視して席を立った。
何か……アレだなぁ。9年前皆でやった医者の真似事見たくなりそう。

「南、仮眠室みたいなのなかったっけ??」
「へ?一応そっちにあるけど…」
「ちょっとそこ借りるっ!!はる、ひかるをそっちに連れてって」

私はそんな会話の中小さな声で雛貴にある事を問って部屋を後にした。
『水道はつきあたりを右に、氷枕は周りに居る人達に聞いて』

私はまず水道へ自分のタオルハンカチを持って移動する。
見つけた水道へ直行して蛇口を捻れば見事にビンゴ、冷水だった。
私は躊躇い無くタオルを濡らして冷やす。…普通の水より冷たいわね。

次に私は近くにいたスーツを着た男をひっ捕まえて氷嚢を受け取る。
んー……ハーブでも混ぜ込んであるのかしら、と思いつつ
小走りで部屋に入った。

「いいから寝る!!!」

そんな声が扉を開けた瞬間聞こえた。
ああ、また意地張ってるのかしら。灰塚輝と言う餓鬼は。
私は苦笑しつつドア付近に立つ春彦さんの肩を叩いた。
春彦さんは私の持つ者を見て把握したのか

「俺、ちょっと出てるぞ??」と言ってその場をどいてくれた。
…物分かりの言い方で何よりだ、本気で。

私は綾に氷嚢…氷枕を最初に渡し、その後に濡れタオルを渡してやった。
幾分か楽になったらしくスースーと寝息を立てていた。

「輝さん、ちょっと様子おかしかったもんね」
綾を宥める様に優しい声で私は笑う。…綾はきっとそっくりなんだ。あの人に。
「うん…入ってきたときから変だなって思ってたら、こんな熱上がるまで
我慢して来て、ほんとバカ」

つんつん頬をつっ突く綾を見て何処か甘ったるい空気を感じ取ってしまった私は
何かを隠すようにふっと笑った。



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No.124 ニックネームは削除されました 04/29 19:36:37  削除依頼

「ほんと綾って輝さんのこと好きだよね」
「うんー…ってえっ!?///
いや、そんなことないわよ…うん」

説得力無いわよ、ともう一度笑ってやる。
ずいぶん綾も心を開いてくれるようになったな、と思いつつ。

「うるさいなぁー…///
まず、ほら、まだストーリー聞いてなかったよねっ!!
早くいこッね?」
「あら?輝さんのそばにいてあげなくていいの??」
「また見に来ればいいのっ!!こいつならきっと大丈夫よ!!」

ゴキブリ並の生命力を信じろってことかしら?w
ぐいぐい背中を押す綾にまた微笑んだ。

「そっくりだもん……美羽と……s「りーおーんーちゃーーーーん!!」
うっかり呟いた言葉をかき消すように雛貴が飛び付いた。
…ああ、こいつは欲張りだから。

「むぅ……璃音ちゃんはまだその子の名前言うの?あの子は…
ってこんな辛気臭い話じゃなくって、採寸の話だった。
綾ちゃんは私に、璃音ちゃんは南ちゃんに着いてってね♪」
一瞬凄く不安げな顔をした雛貴。
美羽はもう居ない…か。そうだよね…。

雛貴は綾の手を引いて一つの個室に入って行った。
私も行こうかなと思った途端に腕を掴まれた。

「はいはーい、璃音さんは此方へどうぞー?」
後ろに振り返れば南さんが悪魔の微笑を仮面に描いていた。
………その微笑みの意味も分からずに私は一つの個室に入って行くのだが。

「…さてと、私の事は南で良いわ、私は璃音って呼ぶから。」
「あ、はい?…ああ、分かりました…」

キャラ違うだろーと思いつつ私は営業スマイルを振り撒いた。
南さんは…南は私の答えに満足げに微笑んだ後肩に手を置いた。

「…さて、璃音。早速だけど……脱げ」
「はぁ!?え、いやちょっと待………うきゃあああああ!?」

肩の部分の洋服を引っ張られて肩が露わになる。
綾も絶対同じ様なことされてる、絶対されてる!!

南は顎に手を当て好奇心に目を輝かせた。
肩が見えて居るのは左、傷はないけど…この状況は無理だ。

「へぇー…肌白いし腕細ーい。しかも二の腕の贅肉無いのねー…」
ちょっと待て、何なんだこの人!!

「うっわぁ、ウエストも細いわ…最高のモデルじゃないの~♪」
右肩の衣服もズルっと下げ、またにやりと妖艶に笑った。

きーもーちーわーるーいー!!!!!
フルで勘弁して下さいマジで!!!



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No.125 ニックネームは削除されました 04/29 19:43:09  削除依頼

「ん?……ああ傷なんて気にしないわ。彼方の能力で本当ならこの位の傷は
消せるでしょ?背中のも…」

腕の血の色の傷を指先でなぞりそう呟いた。

「たッ確かに消せますけど……採寸で彼方何楽しんで……ひゃッ!!??」
南は大丈夫大丈夫、ここ防音設備のある部屋だからと微笑み脹脛に冷たい手を添えた。

「え、ちょっ…無理無理無理無理!!萩たっけてー!!!」
「残念、萩萎さんも採寸中よ?それとも男の人に助けて貰う?」

「ちょ、ソレ無い、ぜっっっったい無い!!!」
メジャーを取り出しウエストに宛がう南に半泣き状態で叫ぶ。
しかし南は本当にウエスト短いわねーと言っていて完璧に無視されてしまった。

「……さて、胸の包帯解きなさい?…さあ。」
コイツ………良い人じゃない…唯の…………変態だぁぁぁああああ!!


+=======================+

「「もう嫌だぁあぁぁ!!」」
採寸が終わり部屋から逃げ出すように飛び出した綾と私はそう叫ぶ。

「全くもう…少し虐めただけじゃない。」・・と南。
「そーだよー?もぉ、鼓膜破れそうだったぁ…」…と雛貴。

お前が悪いんだろ!!!!と叫びたくなるがここは押さえておこう。
…後でじっくりシメてやるわ!!!!

「こんなんだったら……まだ男装の方が絶対良かったわ……。」
私は頭痛を覚える頭を右手で押さえ顔を顰めた。

「大丈夫よ、嫁にいけなかったら此処で存分にモデルとして働いて貰うから」
南はニッコリ微笑んだ。…本気で怖い。衣月と紬以上に恐ろしい。

「綾ちゃんももう貰い手あるでしょ?」
雛貴も綾の肩を叩いて微笑んだ。

『璃音がお嫁さんにいけなかったら…良かったら俺がなるから、な?』
『うわぁ……紬はアレ?妄想癖の持主なの?』
『ひっでぇ…零に言い付けてやろ』
『えええッ!?あの冷酷無比の大神!?分かった、分かったからそれは勘弁してッ!!』
『えー…じゃあ罰として俺等一ヶ月だけ付き合おうぜ?な、いいだろ?
嫁はその後、璃音が俺のかっこよさに気が付いた時なww』
『プッ…バーカ、誰が格好良いのよ…まあ、一ヶ月なら良いわよ。』

「…彼氏、か。」
私はまだ先程の様に窓の外を見つめる。
そして私の視界の隅に居た雛貴は苦しげな表情をしていた。



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No.126 ニックネームは削除されました 04/29 19:47:16  削除依頼

―――――――――――――――――――――――――――――
あにゃああああああ←
南ちゃんがかなり大胆です、もう璃音涙目ですwww
すみません…今日もあたしの家のマダムが帰り遅いので…OTL←
ちょっくらハンバーグでも作って来ます!!
是非是非食べてもらいたいが…くぉおぉぉ(嘆/静止)
明日返事しますね…多分(ry
お詫びに……雛貴ちゃんと…紫苑様を……添付…ぐはぁ(吐血/ちょ)
色は塗らない主義っすーb
ってか希影さんの璃音と魁君の2ショに萌えt(殴
てかてか華樹さんの集合絵に鼻血が止まらな(ちょおま
それに比べて………私って何?←



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No.127 ニックネームは削除されました 04/29 19:54:13  削除依頼

違う。ウエスト短いじゃなくて細いっすOTL
何だもう嫌だ←
因みに最後の方に出てくる子は過去編に出てきます…もうなんかww
鈴音さんが禁断の呪文を決めたみたいなので私も決めましたが…
私、本気で何?←
しかも呪は詠唱陣の中だから邪魔出来ないのに長過ぎだろorz
おまけに……瑠華ちゃん適当塗りを添付していっちゃう私←
美羽ちゃんも紬君も零君も衣月もオリキャラっす……もう何かあうあうあー!!(黙



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No.128 希影 04/29 22:03:49  削除依頼

*桜田 魁*

「却下」

俺はそう言ってパソコンのところに戻ろうとした
……が柳の妹に腕を掴まれて

「え、何言ってんですか?いまさら後になんて引けないんですから」

そうムカツクほど満面のスマイル言ってきた

「あれ、そろそろあたし帰んないと~。南ちゃんに報告しないとね♪」

「あ、じゃあ一緒に帰ろっか♪」

……やっと帰ってくれるのか...
ってかやっぱこれってもう依頼決定なのかよ
それでなくても俺、人前に出るの好きじゃねぇのに……

「「「「…………。」」」」

俺を含んだ皆、嵐がようやく過ぎ去ったかのようにげっそりしていた

「ごめんな……もう一人は知らねえけど一人は俺の妹だから……。」

苦笑しながらそういう柳

コイツもどうかと思うが妹もなかなか強烈だったな……
妹の方が確かに柳よりか落ち着いてそうだったが性格は柳以上に扱いづれぇよ

「……ああ、だから柳と一緒で何かと騒がしいんですね♪」

そう言う璃音の冷たい声に柳の肩が一瞬ビクついた

コイツ喋り方が……どうやら相当キてるらしいな
しかも不機嫌オーラ出しまくり
ってか柳はともかく俺らにまでそのオーラを向けて欲しくねぇな

柳はさっきのセリフから璃音がどれだけ不機嫌か察知し、挙動不審気味な動きになっていた



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No.129 希影 04/29 22:05:49  削除依頼

*******

それから少しして璃音は柳で遊ぶのに飽きてきたのか違う作業に移った

俺もすることがあったのでそっちを優先していた
さっき獅貴に調べてもらった資料に一通り目を通した
とは言うものの、やはりアノ情報は少ない
だが獅貴でなければ分からないところはたくさんあっただろう

あの言葉を聞いて以来、無性に気になってはいたが……


薫、秋人、お前ら今どこにいるんだよ……


確かにあの時……記憶の扉でこう言ってた

【また…また逢おうね。魁が私達を見つけてくれるまで待ってるから……】

【また逢おうな、いつか前見たように桜の咲き誇るあの丘で】

あれが偽りのモノにはどうも思えない――…

あの丘がどこかはもう察知がつく
どうせ、奪還屋のメンバーで毎回花見しに行ってたところだろ

あの事件でアイツらは俺の前から姿を消した
あの状態で絶対助かるハズはなかった
…もちろんアイツらが死ぬ瞬間を俺は見てた
なのに、何故なんだ?どこにいるんだ……?他の奴らは……

「眠いからもう帰るわ、じゃあねー」

ふと璃音の声が聞こえてきた
俺は現実に戻された気分だった

……もうそんな時間か、結局何も思うとおりに進まねぇー

別に寂しいわけじゃねぇー
……ただ、、、この胸のもやもやはなんなんだ?
俺はまた過去に縛られて生きる羽目になるのか...

俺は再び何度見ても変わらない資料を読み返した

******

どうやら寝てしまってたらしい…
俺らしくもねぇー

PCと向き合ったまま顔を伏せ、右往左往に資料が机の上に散らかして寝ていた
そして背中には一枚の毛布

多分、萩萎がかけてくれたのだろう
柳はそんな気の利く奴じゃねぇし……

俺はとりあえず洗面台で顔を洗うことにした
そして軽くタオルで拭き、服を着替えていたら

ドオオオォン――

急に扉が蹴飛ばされた

いやいやいや、ね、一応ここ俺んちでもあるからさ
……ひとまず不法侵入ってことでいいか、コレ



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No.130 希影 04/29 22:06:32  削除依頼

とりあえずすぐさま上の服も着替え、哀れな光景になっている玄関へと向かった

「あ、おはようございます」

そこにはごっついどこぞかのボディーガードマンっぽい人が何人か立っていた

「あ?ああ。ってそうじゃなくて、てめぇ朝っぱらから何なんだよ!?」

先に言うが俺の知り合いにこんなムキムキなのいねぇから

「桜田 魁、ですね。拉致りに……お迎えにきました」

…そこ誤魔化してもおせぇし。もう思いっきり言っちゃったからね
ってか【拉致りに】って何だよ、昨日来てた女どもが送ってきたのか?

「……拉致らなくていいから、ちょっと待てよ。…準備してくる」

そう言って俺はそいつらが喋る前に荷造りをした
っていっても持っていくものなんざあ、無に等しいけどよ

そして抵抗もバカバカしいので普通にされるがままに無駄に豪華なリムジンへと乗り込んだ

後から柳や萩萎も乗ってきた

柳のときは柳が物凄く暴れて手間がかかったけどな

そして控え室か何かの部屋で待っとくよう言われたので
何もすることがないまま、くつろいでいた

*******

気ままに他の奴らが来るのを待ち、後は一ノ宮と璃音が来るだけとなった

外から靴音が聞こえてきた
どーやら来たらしい

「「あんたたちくつろぎすぎ…」」

俺たちの呑気さに呆れながら一ノ宮と璃音はそう言った

…別にどこだろうが俺は俺のしたいことをするだけだし

そのセリフをスルーしたまま、準備してあったコーヒーのブラックを口に含んだ

それから十賀という一ノ宮と関係のあるガキが何か話していたが
寝起きからあまりたっていないので眠たくて内容を聞き取れなかった

「さてと、本題まいりましょーか。
 えっと、まず今回ファッションショーで服を出させてもらいます。
 栖鳳中学卒業生で現在夜昼グループで『Y☆C』の服をデザインしている
 夜昼南。ちなみに綾とは親友だからそこんとこよろしく。そしてこちらが」

「月詠グループの一応ご令嬢でこちらも服をデザインしてます。
 璃音ちゃんの友人の月詠雛貴です」



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No.131 希影 04/29 22:07:34  削除依頼

…改めて思うがなんで俺はこんなガキの集まり的なところにいるのだろうか?
一ノ宮の知り合いが南ってので璃音の知り合いが雛貴ってのか...

月詠っていやあ、大企業のとこか
こりゃあ依頼料結構もらえるかもな

「ってことでそちらも名前だけでも教えていただいてよろしいですか?
 あっあんたはいいわよ綾」

「桜田 魁…」

俺はとりあえず名前だけ言った
もちろん眠たくてドスのかかった声でだが……
別に愛想笑いなんざしなくていいし。ってか俺がしたくねぇ

それから奪還屋、始末屋の奴らと次々と名前をいっていった
そして依頼料の話になった
小切手か、俺的に現金が一番好ましいが…まあ好きなだけもらえるんだ
遠慮なく俺はもらうぞ

「ってことで、小切手は後で渡すとして、まずショーのほうの内容ね。
まず今回は文化祭ということで1日目は『学校生活』がテーマね。
制服のようなデザイン多めで後は各部活をイメージしたものとかまぁそんな感じね。
校則が厳しい学校でも制服アレンジできるようなそんなファッションにしていくから。
2日目は普通に店に並べる服を着て歩いてもらうわ。2日目のテーマは『休日』
デートの勝負服だったり、友達と遊びに行くための服だったりそういう服で低価格なものを
着て歩いてもらうから」

学校生活、、、俺学校行ったことねぇから分かんねぇんだけど?
ってかこの年で制服とか…俺、醜態さらすような感じじゃん
しかも休日平日関係なくいつもTシャツとかラフな格好だし……
ま、服は向こうに任せるんだし、いーか

「ちなみに、今回のファッションショーは他のファッションショーとは違って
よりリアルに現実味を味わってもらおうと思って大体ストーリー仕立てになってるから
そこのところはよろしくね♪ちなみにこっちで役、ストーリー、大体決めてるから―」

そういって雛貴は次々と計画をホワイトボードへと書いていった

ふーん。確かに普通のファッションショーとか違うな
ただ、ストーリー性ってのはひっかかるが…



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No.132 希影 04/29 22:07:59  削除依頼

「まずは萩萎ちゃん。あなたには大体和風テイストのものを着てもらうから。
ッて言っても、1日目は友達役と言えばいいかしらね。
2日目は夏も近いし夏祭りをイメージした浴衣だったり浴衣生地を使った服があるから
そう言う系のものだったりあとはクールなイメージのものね。
全体的にチョイ役が多いけどそれはそれで大事だからよろしく」

確かに萩萎には着物が似合うと思う
ってかアイツ自体純日本って感じだからピッタリじゃね?

「次は柳くんね。柳くんには1日目は男子の制服を着て友達役。
2日目は背の低めの男の子でもかっこよく見てもらえるような
そんな服をデザインしたの。きっと気に入ってもらえると思うから
それを中心に着てほしいわ」

少し不満そうな表情で聞く柳

ま、そりゃそーだ。だってコイツまともに男の格好するより
女の格好する方が断然好きだし……
身長はともかく、顔は整ってる方だから作りやすそーだな

「あとは、春彦さんと清さん。お2人にはあたしたちの作った洋服を着て
売り子というかまぁ、ぐるぐるまわって宣伝してきてくれるかしら?
それをしながらあやしいやつがいないか確認もできると思うし、
でも、服は結構用意してあるから30分に一回は違う服に着替えてもらうから」

俺も売り子が良かったな…
だってよ、だりぃ時はサボれるじゃねぇか
あーでも30分に一回着替えるとか面倒くさそー
…にしても宣伝まで考えるとはとことんやるつもりだな…

「俺ら聞かされてないんだけど…」



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No.133 希影 04/29 22:08:41  削除依頼

出番ねぇならそっちの方がいいし
ま、裏方でいいからマジでさあ、楽な仕事期待していいか?

俺はそう言い、呑気にそう考えながら煙草へ手をつけようとした
……が柳の妹に手を叩かれ、挙句の果てに煙草を没収された

それでなくても今日はまだ一本も吸ってねぇっつーのに…

俺は苛々しながらさっさとこの禁煙所から出たかった

「あぁ、あなたたちか…ってか言わなくても普通わかるわよねぇ…」

「普通はわかるわよね~」

は?俺全くもって分かんねぇんだが
普通は分かるって言われても知らねーよ

「あのねぇ…有意義な学校生活を送るために欠かせないものと言えば?」

「「恋愛」」

……恋愛?
それって有意義な学校生活おくるのに欠かせないのか?

「そうそう、よく分かってんじゃん2人とも。
これほど服で表現しやすいテーマはないわけよ。わかりますか桜田さん。灰塚くん」

いいや、全くもって分かんねー

「「……つまり?」」

「2人には璃音ちゃんと綾ちゃんの彼氏役になってもらうというわけです♪」

ふーん………は?今なんつった

+反省+
今のとこまで間に合わなかったとです←あ
コメ返もできない模様で…^^;
なんだ、このグダグダ感、見てて悲しいよー
ってか面白そうな話の展開に素晴らしいほど妄想力が活発にw←黙れ

時間オーバーすみませorz



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No.134 鈴音 04/30 00:08:32  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「そっくりだもん……美羽と……s「りーおーんーちゃーーーーん!!」

璃音の背中を押しながらもとの部屋に戻ろうとすると
璃音が何か呟いたような気がしたが雛貴さんがすぐに
璃音に抱きついたのでよく聞こえなかった。

「むぅ……璃音ちゃんはまだその子の名前言うの?あの子は…
ってこんな辛気臭い話じゃなくって、採寸の話だった。
綾ちゃんは私に、璃音ちゃんは南ちゃんに着いてってね♪」

ちょっと不安げな声を一瞬漏らした雛貴さんだったが
すぐにあたしの手を引いて個室へ案内する。
他の人もそれぞれ採寸を受けているみたいで…まぁひかるは寝てるけど。

そして楽しそうな南の顔が一瞬視界の端に見えた。
・・・ご愁傷様、璃音。

「はいはーい、綾ちゃんは此方ねー?」

そう言ってあたしの手を引きながらある一室に案内する雛貴さん。

「あたしのことは好きによんでねぇー」
「あっはい。わかりました。じゃあ普通に雛貴さんで」

そう言うとにっこり笑って「んじゃあたしは綾ちゃんで♪」という雛貴さん。
あっこの人は普通かも…なーんて思ったのは間違いで、
この人も服のことになるとすごいってわかった。うん。

だってにっこりな笑顔だったのがニヤリとした笑みに変わったんだもん。

すると雛貴さんはあたしの服に手をかけ
「…さぁ、綾ちゃん。早速だけど……脱ごうか」
と一応疑問形なのに命令形にしか聞こえないように言った。。

「ちょっ、まっ…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

あたしの叫び声を普通にスルーし上着を脱がされ下に
着ていたキャミだけになってしまった。
意味はないけど腕を体の前で交差しする。

ちょっこれヤバいって!!あたしでこんななら璃音はどうなってるんだろう…
そう考えると少しどころかかなりぞっとした。



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No.135 鈴音 04/30 00:09:43  削除依頼

すると雛貴さんはじろじろとかなり真剣に見たかと思うとパッと目を輝かせた。

「いいじゃんいいじゃん♪肌はそんなに白くないけど健康色だし、無駄に贅肉付いてないし
何より胸でかいっ!!」

そう言って交差していた手をほどき胸のほうを凝視される。
そんなに見ないでよ――――///

「しかも程よく筋肉がついてすらっとしたこの美脚とウエスト!!
いぃ!!いいよぉ~」

ちょっとちょっとー!!
ジーパンまくってまでんなとこ見ないでよ―――!!
下手するとこの人南よりたち悪いっ!!

「ん?この背中の傷と鎖骨の傷…。これ治してこれる??」

いつの間にかあたしの後ろに移動した雛貴さんは肩の部分から見える背中の傷を触って言う。
それにあたしはコクコクと首を縦に振った。
おばさんにやってもらおうっ!!!

すると前に回ってきた雛貴さんは机の上にある箱からメジャーを取り出した。
そしてジャッとメジャーを伸ばすとにやりと笑った。

「それじゃ、採寸いっきまーす☆」
「いやっ、ちょっとまっ誰か助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「叫ばないでよーっ。かわいい姿をアノ人に見せるためにねぇーww」
「それとこれとは話が別ですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「「もう嫌だぁあぁぁ!!」」

やっとこさ採寸が終わり叫びながら部屋を出ると同じく部屋から出てきた
璃音と言葉が被る。

「全くもう…少し虐めただけじゃない。」
「そーだよー?もぉ、鼓膜破れそうだったぁ…」

2人がそれぞれの部屋からそう呟いて出てくる。
誰のせいじゃ誰のっ!!!!!



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No.136 鈴音 04/30 00:12:06  削除依頼

「こんなんだったら……まだ男装の方が絶対良かったわ……。」

頭を抑えながらつぶやく璃音。へぇ…男装もしてたんだ…。
でもね、璃音。水着よりはまだこっちの方がいいわよきっと…。

「大丈夫よ、嫁にいけなかったら此処で存分にモデルとして働いて貰うから」

そういってにやりと笑う南。
璃音、あの子は本気よ…ってかもらい手があっても、絶対強制的にやらされるわね。

「綾ちゃんももう貰い手あるでしょ?」

ポンとあたしの肩に手を置きにこりと微笑む雛貴さん。
あぁ、そう言えばこの人にもあたしばれてたのか…。

するとふと窓の外を見つめながら「…彼氏、か。」
と璃音がつぶやき、その璃音を苦しそうに見る雛貴さん。
昔璃音に何かあったのだろうか…。
でも、あたしがそれを聞くのはきっとまだ早すぎるから…。

そんなことを考えてると続々と採寸が終わった人たちが出てきた。
口々に(一応)ありがとうございましただのなんだのお礼を言うみんな。
良いわよね、みんなは。普通の人で…。

「さぁーってと、みんなも採寸終わったみたいだし…
まず、ストーリーの説明させてもらいましょうかねっ♪」

そう言ってまとめてきたであろう資料をあたしらに渡していく雛貴さん。
それぞれ、椅子に座り前に立つ南を見る。
すると口の端をあげて楽しそうに笑う南がそこにいた。

「まず1日目の『学校生活』ね。こっちの方はストーリー仕立てのほうで、
出演者はピンマイク着用ねー。セリフあるからw
基本アドリブのほうがリアリティあるけど無理ならこっちの作った台本どうりにねー」


…まて、これがファッションショーじゃなく軽い演劇のように聞こえるのは
あたしだけだろうか…?

「結構設定細かいとこもあるから注意して―。んでまず1組目は璃音、桜田さんペアね。
2人は俺様生徒会長と交換留学制度で来た留学生役を演じてもらうから―。
あっちなみに留学制度で来る前の学校は日本語学校だから日本語ぺらぺらな設定だから―」

これのどこがリアリティなんだろうか…。
いや、確かにうちの中学私立だし交換留学制度あるけどさ…。
こんなことってありえないでしょー…。
まぁでも、桜田に”俺様”生徒会長って言うのははまり役かも(笑



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No.137 鈴音 04/30 00:21:40  削除依頼

「ちなみにそれはストーリーの大体の流れね」

そう言って璃音と桜田に渡された資料。
あたしは璃音の資料を覗き込み、前で言ってる南の説明にも耳を傾ける。

璃音と桜田の大体のストーリーはこういうものだった。

交換留学制度で1か月の期間限定で留学してきた璃音は桜田のクラスにお世話になる。
それで、桜田が璃音に一目ぼれし、生徒会長ということもあっていろいろお世話することになる。
そして、璃音に惚れてしまった桜田は毎日のように璃音を口説こうとする。
璃音はそれがうざくてうざくてたまらないという感じを醸し出す。
そして璃音は1か月限定でバスケ部に入部。男バスには桜田がいる設定。
そんなある日練習試合が男女合同で同じ体育館で行われて桜田のプレーを見た璃音はドキドキしちゃう。
そしてそれは部活の時だけじゃなくて学校の時もするようになる。
それをつゆ知らずに毎日のように口説き落そうとする桜田の言葉に毎日璃音の心臓はバクバク。
そして留学制度が終わる3日前にある球技大会。
そこでバスケ部ということもあり2人ともバスケをやることになる。
そして決勝戦の試合中に足をひねった璃音を『お姫様だっこ』で保健室まで連れていく。
そこで今までの口説いてきたような雰囲気とは違い真剣に璃音の足を処置する桜田をみて
璃音はぼそっと告白してしまう。
そして足を怪我しているのにも関わらず保健室を飛び出し、家に帰っていく。
そして3日後、元の学校に戻るために空港にいる璃音の元に桜田が来て、
璃音を『抱きしめ』告白し、『キス』そしてハッピーエンド。

という感じだった。

「ちょっと待って…この『』ついてるのは何??」

口の先をひくつかせながら璃音は南に問う。
桜田はショックやらびっくりやらで意識がどこかに飛んでいた。

「あぁ、そこは重要項目。お客さんを湧かせるにはそれくらいしなきゃねー」
「でも、キスはねぇだろうが…」

そう言ってやっとどこからか意識が戻ってきたのか息を吐きながらいう桜田。
すると隣の璃音がぴくりと動き顔をこわばらせる。
あの時のことを思い出したのかと思ったがそうではないらしく、少し傷ついたような…
そんな表情をしていて、もしかして…と思わずにはいられなかった。

ってか桜田、あんた『お姫様だっこ』とか『抱きしめる』のはいいのかよ。



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No.138 鈴音 04/30 00:22:57  削除依頼

「あぁ、そりゃ女の子にとってキスは大事だからねー。別に口じゃなくていいわよー♪
まぁあわよくば口がいいけどww」

そう言って人差し指を立て、ウインクする南。
そんな南の横で楽しそうに、でもちょっと不機嫌なよくわからない表情で笑う雛貴さん。
雛貴さんはわからないけど、どう考えても南楽しんでるよねー…。

なーんて他人事のように思っていたあたしだが、あたしに配られた資料をみて声をあげてしまった。

「ハァ――――――!?ちょっ南、あんた何考えてるわけ!?」
「あぁ、あんたやっと自分の資料見たの??
いいじゃない、やりやすいでしょ?そのストーリ―」

そうして璃音が今度はあたしの方の資料を除いてくる。
その大まかなストーリーはこんな感じだった。

喧嘩友達の綾と輝。毎日毎日喧嘩ばかりで恋愛感情なんてお互いに皆無だった。
でも、クラスの人たちから見れば毎日のほほえましい光景の一つで
「早くくっつけよこのバカ夫婦」とからかわれる毎日。
そんなときに転校生が現れる。その子は幼少時代はここの地区に住んでおりなんと輝の幼馴染。
その子は、女の子らしくほわほわしてるのにどこか活発で誰とでも仲良くできる女の子。
そして輝に恋をしていて輝の前では本当に恋する女の子だった。
幼馴染ということもあってお世話をすることになった輝。
2人が一緒にいる時間は長くなり自然と綾と輝の喧嘩の回数も減っていく。
それが妙にさみしくなる綾。そして輝が好きだと気付く。
輝は輝で、前まで綾に思いを寄せていたと思われる男子が綾に
よく近づくようになってくるのを見てイライラしだす。
それが嫉妬だなんて鈍感な輝にはわからず、このイライラが何かずーっと考えていた。
そして文化祭。クラスのみんなの計らいで一緒に文化祭を回れるようになった2人だが
幼馴染が来て、大事な話があるからと輝を連れて行ってしまう。
気になった綾はそれについて行く。すると幼馴染が輝に告白していた。
抱きつこうとした幼馴染を見て反射的にそっちに行ってしまい、2人を引きはなしてしまう。
そして綾は勢いで告白。輝は空気を読まずそれを冗談だと思い込み軽く流す。



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No.139 鈴音 04/30 00:23:53  削除依頼

すると綾は涙を流しダッシュでその場を後にする。
自分が何をしたか、なんでイライラがたまり綾の涙を見たとたん胸が痛んだのか
分かった輝は幼馴染の告白を断り、綾の後を追う。
綾がいたのは屋上でそこで綾もその男子に告白される。輝のことで精神的にヤバくなっていた綾は
何をされても抵抗せずキスされそうになるがそこで輝が阻止。
綾を『後ろから抱きしめる』格好をしながらその男子に向かって自分の気持ちを言う。
その男子が諦めて帰った途端に今度は綾が『前から抱きつく』
そしてお互いに告白しあい輝が綾の『額にキス』をして
お互いに『額をくっつけあい笑いあう』

「あぁ、確かに、綾。これいつものひかるさんと綾じゃない」

そう言ってくすくす笑うのはとなりにいる璃音。
はるも目の前で妙に穏やかに微笑んでいた。
イヤ、あのね。うん。確かにわかるよわかるけどさ…。
なんで抱きつかなきゃいけないの?なんで至近距離であの顔を見なきゃいけないのよ。

「こんなの見せたらひかるなんて言うか…。
てか、璃音だって大変じゃないの…。」

そう言って璃音を見ると明らかに顔をこわばらせる。
そして2人同時にため息を吐いた。

「「ほらほらっ溜息吐いてると幸せ逃げるよっ♪」」

そう言って雛貴さんは璃音の南はあたしの背中を叩いて微笑んだ。
誰のせいだよ誰の…。

「んで2日目の『休日』のほうね~。
こっちは普通に作った服を着て歩いてもらうだけねー…。
(ボソッ)ほんとはストーリーにしたかったけど…
あっ萩萎ちゃんと柳くんはこッから出番ねー♪」

おいっ途中何呟いた南!!
2日目までこんなんやってたらマジ死ぬからねっ!!!

「2日目はいいとして…その教室設定とか保健室とか屋上とか…
そう言うのって大丈夫なのか??」

1日目に関係ないはずの萩萎が質問する。
真面目ねぇ…萩萎って。

「あぁ背景のこと??心配しないでっ☆
演劇部で使ってるセットを横に配置しておけば後は大道具係がやってくれるし。
エキストラも少し出してくれるって言うし~♪」

楽しそうに笑う南と雛貴さん。

「あっちなみに綾たちのほうのライバル??の人たちはこっちで選出した人だから♪
ちゃんとしたモデルさんだから安心してねー☆」

いや…べつにそんなの関係ないっすけど…。
はぁ…起きたあとのひかるに説明するのやだなぁ…。



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No.140 鈴音 04/30 00:29:10  削除依頼

はいっ!!時間オーバー(泣
ほんとにほんとにごめんなさいorz

ものすごい4人がかわいそうな展開にっ…。
ってかあんな設定細かくてごめんなさいorz
でも魁くんと璃音ちゃんならできるはずっ!!(`・ω´・)
なんて考えちゃってるあたし←


てかてか華樹さ―――――――――――――――ん
復帰おめでとーございますぅぅぅぅぅぅぅぅ(^ω^)b
そしてそしてまさかの集合絵ww
マジ半端じゃないくらいの感動を覚えましたっ!!!
これはいただいて言ってOKな感じでしょうか…。

というわけで、ユキ絵☆さんの復帰を待ちつつ今日は寝ますっ!!
明日お昼休みに携帯で見てる頃には更新ささってたらいいなぁと
勝手に願いつつ就寝いたします…。

あっでも無理はダメですからねっ!!!

てことでみなさんまた次に~←何キャラだ



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No.141 ユキ絵☆ 04/30 10:59:36  削除依頼

* 灰塚 輝 *

で。ここはどこなんだ…?

「大丈夫か?清殿」
「……う、ん…」

アジトについたと思った瞬間、何者かに突然背後から首根を掴まれ
見覚えのない大型貨物自動車の中に乱暴にぶち込まれた俺。
あ、当然だけど運転席じゃなくて荷台だからな。

中には既に春彦と餓鬼が放り込まれていて、この車は俺のみならず
始末屋全員をどこかへ連れて行こうとしてるのが直ぐに分かった。
が。糞女がまだ来ていないのにも関わらず出発。
何とも荒々しい運転でここまで運ばれて、今に至るわけだけど…。

「ッチ…。きっとゴジラの仕業だろーな」

荷台から降ろされた俺達の目に映ったのは、
"地上54階・地下6階のアレ"を連想させる超高層タワービル。
事前に今回の依頼のことについて調べていた春彦のおかげで
これが夜昼グループの本社であるということが分かった。

助手席から降りてきた知らない女(多分南とかいうゴジラの手先)に案内され、
裏口のエレベータから最上階へ向う。

今朝からあった熱のせいで頭痛が物凄かったけど、
エレベーターの中で今後の戦闘イメージと作戦を思い描いた。
南とかいう金剛力ゴジラを倒すためにはそれなりの作戦が必要だからな。
いや、敵がどんな能力を使ってくるかは分かんねぇけど…。
取りあえず倒さなきゃモデルやらされる破目に遭うだろ…?

「こちらです。着いてきて下さい」

ゴジラの手先の後に続き、ゴム素材の廊下を歩く。
いくつか灰色のドアの前を通り過ぎたが、それが何の部屋かは不明。
そしてゴジラの手先が足を止め、俺達の右側に位置する水色のドアを開けた。

「うわっ、何だよこれ…。信じらんねぇな、おい」

開けられたドアの向こう側には、人が通る幅もなさそうな程
壁から壁までハンガーラックが幾つも設置されていた。
ラックには、当然隙間なく様々な服が掛けられている。

誰がどう見ても何の部屋か分かるこの部屋を、
ゴジラの手先はご丁寧に"ここは衣裳部屋です"と説明してくれた。

「なるべく服に触れないように続いて下さいね」

無理がある。

「無理に決まってんだろ?こんなに隙間がねぇんじゃ」
「輝殿、なるべくだ。なるべく」

なるほど、なるべく。

めちゃくちゃ服に触れながらも心の中では"なるべく"触れないよう
細心の注意を払った俺達は、ついに衣裳部屋からの脱出に成功した。
 



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No.142 ユキ絵☆ 04/30 11:00:15  削除依頼

 
衣裳部屋から出ると、そこには短めの廊下が左から右へ広がっていた。
そして、目の前に位置する部屋からまたしても衣裳の塊が見える。

またさっきみたいな凄まじい衣裳部屋を抜けるのか…。
…と肩を落としていると、ゴジラの手先は目の前の部屋を無視して、
短い廊下を右へと進んだ。俺達も急いで歩き着いていく。

歩きだして直ぐ。
廊下の突き当たりある部屋の金色をしたドアノブが目に映った。
…なんとなく、嫌なオーラを感じる部屋だぜここ。

「到着です。それでは私はこれで」

ゴジラの手先は俺達をこの部屋まで案内するのが仕事だったらしく
着いた途端に廊下の先にあったエレベーターに乗り込んだ。
…っていうか表のエレベーターあるならそれ使わせろよ。
わざわざ裏口から行かせやがって。害虫扱いすんじゃねぇよ。

「取りあえず入るぞ」

覗き穴から中を確認した春彦が扉を開けて、部屋へと入っていく。
こんな嫌なオーラを感じる所に良くもそんなズケズケと…。
別に恐ろしいわけじゃねぇけどこの雰囲気…絶対ゴジラがここにいる。

餓鬼に「怖いの?」とでも言いたげな感じで顔を見上げられ、
何となくムカついたから堂々と部屋へと進んでやった。
内心警戒しながらだけど。急に火の玉が飛んでくるかもしんねぇし?

しかし。そんな警戒は必要なかったようで。

部屋の中に入ると、そこは意外にどこにでもある
ふっつーのオフィスの一室で、とてもゴジラがいるように思えなかった。
いや…ゴジラどころか人一人見当たらねぇ。

印刷機やパソコン、数々のファイルが並ぶ棚を避け進み、
春彦が床に散らばっていた無数の紙の中から数枚を取り上げた。

「没になった企画書だな…」
「………服、のデザイン…もある…よ」

凄まじく散らかった床には苦笑するしかなかった。
いや、どんな奴も流石にこれにはドン引きするだろ…。
良くここまで床に紙撒けるな。ファイルに入れろよ。
良く見ると、失敗したデザインなのか紙に大きく×が書いてあるものが
ゴミ箱から大量に溢れかえってるし。掃除してねぇのか?

「あ、始末屋さーん?来たなら奥の部屋へどーぞ」

奥の応接室から聞こえてきた女の声に春彦が顔を上げる。
手に取った数枚の資料を元通りの位置に戻し、指示通り応接室へ向った。
…っていうか、床に戻さないで机の上に置いてやれよ。
 



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No.143 ユキ絵☆ 04/30 11:00:34  削除依頼

 
餓鬼と俺も春彦に倣って応接室の中を覗く。

そこには、

「…奪還屋の奴等じゃねぇか。なんでここにいんだよ」

既に奪還屋がソファーに腰かけていた。

昨日トーガに奪還屋もモデルやるとかどーのこーの言われたけど、
まさか奴等も拉致されているとは。海咲はいないみてぇだけど。

「知るか。こっちも朝っぱらから突然連れ込まれたんだからな」
「そのわりには随分寛いでんじゃねぇか?なぁ、桜田ちゃんよォ」

偉そうにソファーで足を組み踏ん反り返ってる桜田に
挑発的に返事をしてやった。いや、これは無意味な行動ではなく。
ゴジラと戦うためにはこの行動が俺の中では重要なわけで。
だってイライラした状態だと少し強くなる気がするだろ?
こいつと口利くと大抵ムカつくからな。丁度良いんだよ桜田は。

「魁、相手にするな。前々から灰塚の挑発に意味などない」
「んなこた知ってるけどな。最初から相手にするつもりなんざねぇよ」
「はぁ!?意味なくねぇよ!!ゴジラを張り倒すため…――」

さらっと俺を小馬鹿にする鞍川。それに薄笑いを浮かべる桜田。
そんな二人の態度は、当然偉大な俺様の逆鱗に触れることになる。
が。頭に血が上り怒鳴った瞬間、激しい立ちくらみがして
やむ追えず奪還屋の正面にあるソファーにへたり込んだ。

頭痛いお腹痛い気持ち悪い喉痛い関節痛い寒いけど暑い全身具合悪い。

悟られないよう下を向いて気合で風邪と戦っていると
餓鬼が俺の額と自分の額に手を当て困ったように首を傾げた。

「言っとくけど…熱なんて出てねぇからな俺は……」

疑われると困るからそれだけ言って餓鬼の手を払った。
ゴジラをやっつける前に退場させられたらシャレになんねぇ…。

それにしても、南とか言うゴジラはどこにいやがる…。

憎き奪還屋の他にこの部屋にいるのは、
ポニーテールで切れ長の目をした中学生くらいの女と、
ゴジラとは全然縁のなさそうな細くてやけに洒落た女。

南とかいう奴には何をしても無駄=大力無双の巨人
…って風に糞女に聞いたから野獣の如く飛び出してくると思ったのに。
意外に隠れて隙を突いてくる頭の良いゴジラなのか?
 



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No.144 ユキ絵☆ 04/30 11:00:50  削除依頼

 
数分後、細くて洒落た女が席をはずしこの部屋から出て行くのが見えた。

便所か?それとも飯食いに行ったとか?いや、テレビか?
…まさかゴジラを連れてくる気じゃねぇだろうな。
連れて来るなら連れて来いっつーの。この風邪うつしてやるぜ。

「もうすぐ残りのお二人も到着しますので」
「あ、どうも」

ポニーテールの女が、先程から気になってたことを教えてきてくれた。
うん…割と気が利くじゃねぇか。小娘のくせして秘書っぽいし…。
俺の小間使いに欲しいけど…俺には既に糞女という豚がいるからな。
ま、優秀そうだし近々こいつの元へ糞女を修行に行かせるか。

意識が朦朧としているせいか可笑しなことを考えだす俺。
せめて今日だけでもなんとかして耐えきらねぇと…
…とか思ってると、何時の間に現れたのかトーガの姿が目に入った。
でも…お前の相手してやれる程ひかる兄ちゃん暇じゃねぇんだよ。
頭がボーッとして身体が熱くても仕事してんの。ごめんね、トーガくん(笑)

トーガが俺に対し何か文句言ってきてるような気がしたが
その言葉は不思議と左の耳から右の耳へと流れるように抜けて行った。

「「あんたたちくつろぎすぎ…」」

ふと聞き覚えのある二人の声が。
その声に顔をあげると、やっぱり海咲と糞女がそこにはいて。
嘘つき海咲の顔見ただけで吐き気がしたから、また俯くことにした。
海咲のやつ¥ゴールドカード¥くれるとか人を期待させといて
結局くれないんだもん相当意地悪閻魔邪神を超えてる。二度と信じねぇ。

「綾姉ちゃーん。昨日ぶりだねぇ~ww」

今までとは違い、トーガの声がはっきりもう嫌と言うほど
俺の耳に突き刺さった。煩すぎて息の根を止めたくなるくらいに。
けど段々熱が上がってきたのか呼吸が乱れるばっかりで
糞女に抱きつくトーガに説教くらわすことすらできなかった。
俺は何時も頭脳明晰で冷静に動きホウネンエビ並みにデリケートな面がある。
たまには風邪をひくのもしょうがねぇ。馬鹿が羨ましいぜ、風邪ひかなくて。

「十賀…あんた仕事の邪魔しないでよ。皆さんに迷惑かけるでしょ?」
「胡桃はうっさいなぁ…別に邪魔してないじゃないか」
 



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No.145 ユキ絵☆ 04/30 11:01:09  削除依頼

 
…って、胡桃!?

気が利くと思っていたポニーテールの女が、トーガに"胡桃"と呼ばれた。
…と、いうことは。この女があのバカで有名な瀬戸の妹ってことか?
こんなにも小間使いにぴったりな奴がどうして瀬戸の妹なんだ?
明らかに頭のデキが違うだろ。瀬戸って過去に頭でも打ったのか?
それなりの時給で俺の奴隷にしてやっても良かったのによ。
まぁ?しばらくは糞女とかいう豚で我慢するしかねぇか!!なーんてな。

ああ…なんかまた熱くなってきやがった…。このまま溶けそ。

「どう見ても邪魔してる。いいからあんた静かに座ってなさい」

トーガの頭を殴った胡桃は、空席にトーガを座らせ
その隣に自分も腰を降ろしていた。

「さてと、本題まいりましょーか」

糞女と海咲と共にこの部屋に戻ってきた細くて洒落た女が
やけに偉そーに切り出した。…っていうか、こいつ何者だよ。

それにしてもゴジラは一向に現れないようだけど。
まさか糞女のやつ俺を怖がらせようと嘘ついたんじゃねぇだろーな?
何が、"文句なら明日来る南に言って。どうせ無理だろうけど"だよ。
その南とかいう金剛力ゴジラ姿も見せねぜじゃん。来て損したわ。
こんなんだったら家で寝てた方が…。でもそうするとまたトーガが…。

「えっと、まず今回ファッションショーで服を出させてもらいます。
栖鳳中学卒業生で現在夜昼グループで『Y☆C』の服をデザインしている
夜昼南。ちなみに綾とは親友だからそこんとこよろしく。そしてこちらが」

なるほど。この細くて洒落た女の名前は、夜昼南…っと。

…って。ん?
みなみ?、なみな?、みなみなみな?、南?……え。

―――こいつが南とかいう金剛力ゴジラなのか!?!?

ちょ、嘘だろ!?だって南ってスペシャルマッチョの強引で…!!
だからこそ何を言っても無意味なんだろ!?違うのかよ、おい!!
まじ騙された!!全然イメージと違うじゃねぇかよ…!!
これじゃ張り倒すとか無理だろ…非力な女に暴行した変態になっちまう!!

「月詠グループの一応ご令嬢でこちらも服をデザインしてます。
璃音ちゃんの友人の月詠雛貴です」

くそ…どーすりゃ良いんだ…。
こんなことになるなんて全く想定してなかったぜ…。
なんか勝手に話し進んでるし…。熱で思うように頭も働かねぇ…。
こんな勘違いしてたなんて格好悪すぎて誰にも言えねぇよ…。
 



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No.146 ユキ絵☆ 04/30 11:01:30  削除依頼

 
と、取りあえず落ちつけ。普通にしてればこの失態がばれることはない。
話の流れに乗るんだ。さりげなくクールな感じをイメージして…。
それで、モデルの話が出たときに何とか口で責めてやりゃ良いんだ…。
今朝から体調悪いけど…きっと俺ならできる。
母親譲りの熱血・気迫・ド根性がこんなところで負けるわけねェエ!!!

「ってことでそちらも名前だけでも教えていただいてよろしいですか?
あっあんたはいいわよ綾」

ゴジラが俺達始末屋と奪還屋に向けて言ってきた。
……よ、よし。話しの流れに乗るチャンスだ。
他の奴に続き最後に俺も何食わぬ顔で自己紹介してcamouflage!
我ながら完璧な作戦だぜ…。絶対にミスを隠し通してやる…。

「桜田 魁…」 「海咲 璃音です」
「鞍川 萩萎だ」 「瀬戸 柳!」
「朝木 春彦です。よろしく」
「…宮倉 清…」 「…灰塚 輝」

とりあえず作戦は成功したようだな…。
今の俺の感じ超自然に見えただろ?なぁ。上手く溶け込んでて。
"夜昼南=金剛力"とか勘違いしちゃってた人に見えなかったろ?
さすが俺。もう1面クリアだ…目指すは勿論全クリだけどな。

「さてと、んじゃまずモデルのほうの依頼内容をお話しましょうか」
「依頼…?これ、依頼なのか??」
「は?もちろんですけど。だってモデルやってほしいって言うのはまぁ、
あたしのわがままですし、ちゃんと依頼料払いますよ?」

――¥¥を金¥¥!?!?

「ちなみに額は…」

――¥¥額わ¥¥!?!?

「あぁ、はる。それきかなくても大体分かるわよ」
「は??」

……焦らしてんじゃねぇよ…蹴り飛ばすぞこの糞バカ女!!
さっさといくら貰えるのか聞きてぇん…って、う。頭痛い……。

「小切手渡しとくから好きな額書いて でしょ?」
「さっすが、わかってるじゃない」

銭の塊ズラ―――――――――!!!!!!!!

…うわっ眩暈が…。あんま興奮すると熱上がっちまうから抑えろ、俺…。
こんな所で倒れたらトーガを野放しすることになる……。
 



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No.147 ユキ絵☆ 04/30 11:01:55  削除依頼

 
「ってことで、小切手は後で渡すとして、まずショーのほうの内容ね。
まず今回は文化祭ということで1日目は『学校生活』がテーマね。
制服のようなデザイン多めで後は各部活をイメージしたものとかまぁそんな感じね。
校則が厳しい学校でも制服アレンジできるようなそんなファッションにしていくから。
2日目は普通に店に並べる服を着て歩いてもらうわ。2日目のテーマは『休日』
デートの勝負服だったり、友達と遊びに行くための服だったりそういう服で低価格なものを
着て歩いてもらうから」

好きな金額書いて良いんだろ…?なぁ。
それなら…見せ物になっても……あ、いや俺はプライドは……でも……。

…まだ話は始まったばかり。もっと詳しい内容を聞いて判断すべきだ。
これでキレて退場とかなったら……。
良く考えたらキレるのは依頼内容を聞いてからでも遅くねぇしな。

「ちなみに、今回のファッションショーは他のファッションショーとは違って
よりリアルに現実味を味わってもらおうと思って大体ストーリー仕立てになってるから
そこのところはよろしくね♪ちなみにこっちで役、ストーリー、大体決めてるから―」

ストーリーや配役…なんてのまであるのか?
月詠と名乗った女が弾んだ声を出し、ホワイトボードに何かを書き始める。
左手には『最重要!!』と書かれた資料がチラついていた。

「まずは萩萎ちゃん。あなたには大体和風テイストのものを着てもらうから。
ッて言っても、1日目は友達役と言えばいいかしらね。
2日目は夏も近いし夏祭りをイメージした浴衣だったり浴衣生地を使った服があるから
そう言う系のものだったりあとはクールなイメージのものね。
全体的にチョイ役が多いけどそれはそれで大事だからよろしく」

鞍川?興味ねぇな。浴衣とか…そんなのまで作ってんのかよここ…。
っていうか俺のはまだかよ、俺のは。早くしねぇと風邪うつすぞ。

「次は柳くんね。柳くんには1日目は男子の制服を着て友達役。
2日目は背の低めの男の子でもかっこよく見てもらえるような
そんな服をデザインしたの。きっと気に入ってもらえると思うから
それを中心に着てほしいわ」

瀬戸?群を抜いてどうでも良い。ていうかくたばれ。
 



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No.148 ユキ絵☆ 04/30 11:02:13  削除依頼

 
「あとは、春彦さんと清さん。お2人にはあたしたちの作った洋服を着て
売り子というかまぁ、ぐるぐるまわって宣伝してきてくれるかしら?
それをしながらあやしいやつがいないか確認もできると思うし、
でも、服は結構用意してあるから30分に一回は違う服に着替えてもらうから」

さらりときついことを抜かすゴジラ。
ゴジラ共が作った服を30分に一回着替えるとか…。
俺の寝間着"燃えたぎる真紅の火炎ジャージ"の方がセンスありそうだな。
リアルな火災現場のプリントの上に書いてある「火炎・熱血」の文字が渋くて。
真面目に火炎ジャージの方が女ウケ良いぜ?実際、老婆に褒められたし!
まぁ、春彦と餓鬼なんてどーでも良いか。それより問題なのは――

「俺ら聞かされてないんだけど…」

溜息交じりに桜田が呟いた。
…そう、たった今俺も同じことを言おうとしたんだよな。
自分の役が分からねぇんじゃ反論のしようがねぇし。
っていうかなんでこの俺がこんな先延ばし?イライラさせんな。
ただでさえ熱あってさっきから身体中熱くてたまんねぇんだからよ。

苛ついてんのか桜田が煙草を吸おうとライターを近づける。
が。その手は「ここは禁煙です」と注意する胡桃よって叩かれてしまった。
…厳しい女だ。やっぱ俺の奴隷には向いてねぇ。不採用だな。

「あぁ、あなたたちか…ってか言わなくても普通わかるわよねぇ…」
「普通はわかるわよね~」

月詠とゴジラが顔を見合せて笑い始めた。
どこか俺達をとってもバカにしてる感を臭わせる声で。
……言っとくけど、俺は、エスパーじゃ、ねぇからな!!!
普通言わなくても分かるなんてことねぇから!!蹴り飛ば――

…駄目だ奴等のペースに飲み込まれちゃ。
頭痛くなるだけだから…なんとかして抑えろ、俺。

「あのねぇ…有意義な学校生活を送るために欠かせないものと言えば?」
「「恋愛」」

ゴジラの質問に糞女と海咲が声を揃えて答えた。

恋愛って…そんなくそくだらねぇ物が欠かせない物のわけねぇだろ?
有意義な学校生活に欠かせない物といえば…カンニングとか給食費とか。
女ってのは世の中が何で回ってるのか見失ってるから困るぜ。

「そうそう、よく分かってんじゃん2人とも。
これほど服で表現しやすいテーマはないわけよ。わかりますか桜田さん。灰塚くん」
「「……つまり?」」

とてつもなく嫌な予感。
 



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No.149 ユキ絵☆ 04/30 11:02:32  削除依頼

 
「2人には璃音ちゃんと綾ちゃんの彼氏役になってもらうというわけです♪」

……は、ハァ!?

って、ちょっと待て!!!貴様ら…俺という神への冒涜か!?
ここまで侮辱されることになるとは…!!くそが!!
もうこうなったら熱なんてどうでも良い!!!
今すぐ蹴散らしてやる…!!お、俺の名誉を守るためにっ!!!

「ふっざけんじゃねぇ!!!なんで俺が!!
好き好んでモデルやってやるわけじゃねぇのに糞女の彼氏役なんてやんなきゃいけねぇんだよ」

いや、まだ糞女の彼氏役とは言われてねぇけど…!!
雰囲気で分かる!!より嫌な方に流れるのが俺の人生だから…!!
それに桜田に糞女は…なんていうか似合わねぇだろ?うん。

「ほんとだぜ…なんでこの俺が学生役?俺もう21なんだけど…」

ちょっと論点ずれた気がするけど、どうやら桜田も嫌らしい。
じゃあ学生役じゃなきゃ良いのか。どういう神経してんだよ、おい。

「あら?理由聞きたい??」

余裕の笑みを浮かべるゴジラ。跳ね返す自信があるんだろな。
でも…俺はそう簡単には折れねぇからな!!
理由を聞いた上で逆にこっちが跳ね返してやる!!

「あぁ!!!聞かせてもらおうじゃねぇか!!!」

「まず、桜田さんのね。俺もう21なんだけどって言うけどじゃあほかに誰がやるって言うんですか?
璃音ちゃんの身長で隣が柳君だとあまりにも柳くんが気の毒ですし、
それにファッションショーとして男子が女子より背が低いなんてありえないことです。
春彦さんに頼むとしても、春彦さんなんて26ですよ??あなたより5歳も年上なんですよ??
いくらなんでもそれはないでしょう…。26で学生なんてある意味拷問ですからね。
それに、春彦さんより桜田さんのほうがイメージに合ってるんですよ。
璃音ちゃんと並んだ感じもすっごくいいし、どんどん案が浮かんできますし」

「そして灰塚くん?さっきと同じよ。璃音ちゃんより5㎝も高い綾と並んで
しかも制服で歩けるのなんてあなたくらいなんですよ。



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No.150 ユキ絵☆ 04/30 11:02:50  削除依頼

綾は身長の割に餓鬼で璃音ちゃんより全然大人っぽくないから桜田さんと組んだって
なんかミスマッチだし、璃音ちゃんと桜田さんが大人っぽい感じの雰囲気のカップルだったら
あなたたちはクラスにいるような友達の延長線上のカップルの代名詞ってことなんですよ
そう言うカップルが中学校んじは多いですからあなたじゃないとできないんです。
これであたしがいいたいことわかりました…?」

………そんなに一気に喋られても追いつけねぇよ俺…。
もっとお手柔らかにお願いできませんか?一応風邪ひいてるんで。

っていうのは冗談として!!!
自分の身長をこんなにも恨んだためしはあっただろうか。
むしろ他人より優れてるとちょっと自慢だったくらいなのに。

それに…糞女が身長の割に餓鬼だからって、何故そこで俺になる!?
桜田が大人っぽいって言いたいのは分かった。けど、腑に落ちねぇ!!
それじゃ俺が餓鬼みてぇじゃんかよ!!喧嘩売ってるとしか思えねぇ…。
友達の延長線上?…笑わせんな!!別に糞女と友達になったつもりなんて…

「あーそーかよ…もういいよ俺は別に」
「俺は納得しねー…別に俺じゃなくても他のやつとか…」

桜田の奴はもう良いのか。随分諦めが早い男だな。
俺は絶対嫌だからな…例え金が貰えなくなったとしても認めねぇ…。

「えー…こいつやんないならおれやりたーi「「ダメ」」

トーガが血迷った発言をすると同時にゴジラと胡桃が声を揃えた。

「あんた綾の身長より10㎝も足りないでしょ?そんなの論外」
「てか、十賀。あんた会長なんだから仕事あるにきまってるじゃないの」
「えぇ…そんなぁ…」

くたばれKY。

「ほんとーにやらないんですか?」
「…ぜってーやらねぇ」

ゴジラの視線が再び俺へと戻された。
…本当しつけぇやつだな。俺はやりたくねぇんだよ。
どうして俺があんなでしゃばり女の彼氏役なんて…。

「じゃあ、綾には他の男性モデルつけましょうか。健司さん似の。
あっそれと、モデルやらないなら依頼料は無しということd
「わーったよ!!!やりゃーいいんだろ!?」
 



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No.151 ユキ絵☆ 04/30 11:03:25  削除依頼

 
健司さん似の。ゴジラのその発言に躍起になって、
ヤツが他を探すために取り出した携帯を奪い取ってしまった。

せっかく健司とかいう男のことあんま考えなくなったのに。
俺の意地のせいでまた健司を……なんてことさせてたまるかよ。
健司を思い出すってことはあの事件を思い出すってことだろ…?
冗談じゃねぇ。事件のこと教えてくれた時あの強情女が泣いたんだぞ?
完全に忘れることは無理かもしれねぇけど
そんな事件もう二度と思い出させるわけいかねぇんだよ。

っていうかこのゴジラって糞女の親友じゃねぇのか?
よくそんな無神経なこと言えるな。おかしな奴だぜ本当に。

「最初っからそう言えばいいのよ」

偉そうに足を組んだゴジラが少しだけ微笑んだ気がした。

「なんで、モデルやってくれるの??」

糞女が横から顔を覗き込み、控え目な声で聞いてきた。
なんでって…俺に言わせる気か!?おい!!察しろバカ!!

「うっせーよ、別にっお前のためとかじゃねぇからなっ!!
依頼料のため、小切手のためだからなっ!!」
「??別にそんな力強く言わなくてもわかるって…」

変に勘違いされても困るからな…!!
こいつは直ぐにのぼせ上る救いようのないアホ女だから!!

ああ…熱がまた上がってきやがった。そろそろ39度か…?
いや、少し怒りすぎたぜ…。なんか目の前が真っ暗になってる。
気持ち悪い…もうこのまま血吐くかも。倒れるかも。死ぬかも。

「まぁ、いろいろしゃべりすぎちゃったわね~…ちょっと休憩してて♪
飲み物買ってくるから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです/(^O^)\ふぬ~ん(途中ですみませんorz

微、復活!!←

え、何この中途半端(笑)
そしてwwwwなんか南さんのあだ名がゴジラになってる件についてwww
ま、まままままぁ恐ろしい南さんはゴジラでででも合ってるかr(蹴
ごめんんあさああああああああああい><、、、、、、(死ねwww

11時ちょい過ぎに親が町内会から帰ってくるので一時退散です(`・ω・´)
すぐにコメ返ししに舞い戻ってきますけど(´^o^);:*:;
 



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No.152 ユキ絵☆ 04/30 16:46:00  削除依頼

直ぐ舞い戻ると言いつつ結構な時間経って申し訳ない/(^O^)\

うおおおお華樹さ――――――――――ん!!!!!←
待ちに待った華樹さんが再び降臨して鼻水がぶはって出たw(汚ねw
もう最強にテンソンマックスになったあたすぃwwww><///
集合絵に頭に落雷(∵)衝撃が走ったとはまさにこのことでww
え。PCの壁紙にして良いっすかねこれww超拡大版でw(おいwww

というWAけで!!
保留にしまくってたコメ返しさせてください(´>ω<`)てへ☆←


>>鈴音さん
え、なんか凄まじく萌えを超える展開になってるんすけど(∵)放心
ちょこの作戦甘く見てたwwwwwwwこれはマジで萌えすぎて死ぬかm←
何時でも救急車呼べる状態で小説読みますこれから!!まじネ申!!!!
しかも今の輝の微妙な心境が一番難しい時期そして最も加速する時期でwww
果てしないプレッシャーと共に萌えれるよう?頑張らねばなるまいに(は
そすぃて璃音様がwwwwあとさっくんがwww発狂して良いですか?w
あのストーリーの設定マジほんと鬼やばくて(*´Д`*)尋常じゃなく萌えr
どうしたらあんな素晴らしいのが思いつくん…脳ミソわけてくださいorz←
今からどうすれば輝があの演技をやってくれるか悩みに悩んでまs/(^O^)\
もうあの台本?ていうか資料見た瞬間大変ぶちギレするだろうと(((;´д`)))
最後の方の抱きつく抱きつかれる額にキス~のあのあたりが特にwwwwW
マジどうしましょ...|ω・`)いっそのこと頭打ちつけさせrk(こらw
あ!!幼馴染さん登場決定うっしゃあああああああああああ!!!!!!
是非、輝のことは「かるちゃん」と呼ばせてあげてくださいwww(なんぞw
そして勿論蛍のことは「たるちゃん」でwww幼馴染といえばちゃん付けやろw
…という私の果てしない妄想ですけど鈴音先生の反応はいかにwwwww
あ、かるちゃんの幼馴染もしや低身長にしておkですか!?ていうかさせt
例のあの呪文やっぱり皆とのつながりの記憶が消えるものですk(T□T)
じゃあ輝の情熱の告白で綾ちゃんを目覚めさせる萌え展開しかないすねwwW
ていうか既に地道に告白計画立てさせて頂いてますよぉ私ィイイイ!!!!!



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No.153 ユキ絵☆ 04/30 16:46:24  削除依頼

>>紫凛さん
なんだか私胃というか今年から腸が大変なことになってて...|ω・`)
2週間便秘を繰り返して2週間下痢を繰り返して1週間便秘で2週間下ry
いやいやもうリアルに人生オワタ的な\(^o^)/病院バンザイ\(^o^)/(蹴
ビテイコツまで髪が伸ばしたんですか(*´Д`*)!?ひにゃこなたん(ちょw
私も対抗して地面につくまで髪伸ばそうかしら(*ノω`*)ってのは嘘☆←
あていうか紫凛さんパーマ当ててましたっけ!?もしくは染めてます!?
なんか私ヘアアレンジが死ぬほど苦手で伸ばしても美しくなくてorz←
ていうかツムジが二つあるのですよ私wwそうか頑固一徹だからk(泣
ヲタヲーラ(´・ω・`)最近いまいち腐女子に片足しか突っ込めない私で←
どっちかというとキモヲタに近くなってしまった気がしてならなく○| ̄|_
男の人はwww普通に腐男子かオタクとか/(^O^)\腐男子っておいw(え
え。そんなっていうか彼氏の誕生日行かなかったんですかΣ(゜Д゜ノ)ノ
きょえええそんな勿体ない事を(((;´д`)))私なら命張っても行くのに←
まぁ雨の日は靴が濡れちゃいますもんね(´・ω・`)ジーパンの裾とk(殴
あ、最近本編で輝さんが熱とかで良い感じに苦しんでてテンソンMAXなのは
きっと私の親友である紫凛さんも同じですおね?ですおね?ですおn(コラww
この調子でどんどん輝を痛めつけてやるぜキヤァアアア!!!(←変人の叫び
大麻がハッパとチョコで覚せい剤がアイスでしたけ(´・ω・`)??謎い…
薬中=金八先生(略して金パ)のイメージが強すぎt(´^o^);:*:;(ちょw
さて!!そろそろ紫凛先生に塗り絵提出しないと留年ですkね??(をい



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No.154 ユキ絵☆ 04/30 16:46:34  削除依頼

>>希影さん
んがあああああさっくんお誕生日おめでどおおおおお!!!(今更w
もしあの動画で希影さんが、立腹!!したらどうしようkとwww私涙目←
これからもさっくんで私を萌えさせてください、ね☆★☆(←まじ乙☆
そう言えば今日ポケモンのアニメだ(´・ω・`)久々に見ようかしr
確か今日の放送けなげバトル~とかいうサブタイトルだった気が(^p^)
ていうかアニメのナルト見る前大抵ポケモンの予告やってて(´^o^);:*:;
予告でロケット団の話だった時だけ見るようにしてる私って鬼ww(をいw
遊戯王カード売りたいですよね><っていうかあれ使って屋台やりたい←
くじ一回100円でハズレだったら遊戯王カード3枚プレゼント的なw
っていうかリレ小キャラにお祭りに行かせたいwレッツ花火大会wwWW
頭にお面つけた清ちゃまに萌えーのwたこ焼き食べてる綾ちゃんに萌えーのw
璃音様にちゃっかりリンゴ飴おごっちゃうさっくんに萌えーのwwwW←
あ、ジン様って髪色変わりませんでした?(´^o^);:*:;白髪になった気が←
どちらにしても長髪がお似合いな方でw長髪も捨てがたいことに気づいt
薫さん秋人くんが生きてるヤッフ―――イッ\(^o^)/絶対対面させr←
んでもって行方不明ですか(´・ω・`)昔テレビの力っていう失踪者を(ry
この場に及んでまだ薫さんとさっくんのラブ展開を拝みたい私って何者ww
ぬほっ借りるまたは単行本派ですか!!私、漫喫または古本派!!!(ちょw
といっても最近殆ど塾と家とバイトとふみコミュを行ったり来たりでwwW
もしSKET DANCE打ち切りになったら集英社に殴りこみに(*´Д`*)←死ねw



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No.155 希影 04/30 20:13:58  削除依頼

今日予想外なことに提出課題が半端なく出たので
本文&コメ返出来ませんん←滑り込み土下座
めっちゃいま書き応えのある内容なのに書けないので
妄想ばかりが突っ走っていまs((黙れ
ってなことで宿題と格闘してまいりまつ。。。(泣



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No.156  

削除されました 


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No.157 ニックネームは削除されました 04/30 20:51:45  削除依頼

はにゃああああああ!!!←
兄……お前正座しろ、てめぇの生命電源コード引っこ抜いて
ギタギタにした後犬に食わせるぞ…?おい聞いてんのか・・・…
?…あらどうも☆(mt

いえ、別にちょっと兄が餃子の御皿ひっ繰り返したなんてないですよ^^←
だから今日は小説投稿できないなって言って無いんですよねぇ~…糞兄貴。
おっとっと、本性が出る前にコメント返しさせて頂きます<(_ _)>


希影さん⇒
楓様が指ではーと作ってる画像ならありますが…ひぅあ(何
チャイナ服書いたことはあるんですけど……男の子でwww
冠かぶって白いプリーツのシャツ着てぜひとも金色の南瓜様をwwww
それでできれば仁王立ちするか……白馬に乗って満面の笑みをお願いしま(蹴
氷雨さんってどのキャラをイメージしたものか気になります!!
なんでしたっけ。糞兄貴が呼んでるんすけどネギま?(え?
だか何だかのエヴァさんですね?…あれ?(ちょ
もう最初から書き直していいですか、みたいに思ってもう何か←
末っ子www柳くんはとりあえずへにゃへにゃ笑って是非とも雛貴様と
くっ付けたいと思っている(`・ω・´)!!!!(ちょおま
綺麗って言うか何かもう涙目になりそうな位に下手なんで。。。。
はぬぬぁいあささささ(ちょっと待て
上手いというかピカソ並の作画崩壊です\(^o^)/
良かった……ってか春彦様書いてないな…w
ってか②ショットに盛大に鼻血出ましたが←
本当は糞兄貴の鞄とぶつかって現在進行形で流血中です←



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No.158 ニックネームは削除されました 04/30 20:52:52  削除依頼

ユキ絵さん⇒
あらら……ご愁傷様ですねぇ…私小学生のころ凄かったんでw
一年の入学式で悪戯小僧にステージから落とされ右腕骨折ー。
三年位に爪をはがされ―…遊んでた時に滑り台の頂上から突き落とされ…
コンクリートに頭をぶつけ…血だらけで(・_・;)
当ててましたっけてかなりビク付いた私←
何で知ってるんだよwww的になってwww
色は黒っすねー…でもってパーマは毛先にちょちょっとだけ…。
旋毛が二つって凄くないですか?ww
ってか旋毛って何って一瞬思った俺負け組←
だって……腐った男って何て言うんですか?←
負け組野郎?変態主義?…うーん。
だって雨降ってて面倒臭くて(おい
あー…ちょっとだけ面白かtt(ちょっと待とうか
璃音ちゃんをもっとツンデレにしてみようかと、狂わせてみようと思う←
んー…適当に使ってるんでwww
…ってのは冗談で漫画で見ただけなので分かりません、残念ッ←
留年と言うか…定年退職?(は

鈴音さんのコメントを待ちつつ時間オーバーのお礼の
楓様の聖書をしてきます。。。はうあふ←
ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ



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No.159 鈴音 04/30 23:16:38  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「んでそのモデルさんとやらはいつくるの??」
「んー?あっちで仕事終わってからくるから文化祭ギリギリだねー」

そう言って人差し指を口元に当ていう南。
あっちって…あぁ、パリ?それともニューヨーク??
なーんて考えてるとドアのノック音が聞こえて1人の女の人が入ってくる。
その手にはたくさんの本が…。

「南さん。雛貴様。お持ちいたしました」
「ごくろー様。ありがとうねw」
「いえいえ、それでは皆さん頑張ってくださいね」

そう言ってほほ笑んで出ていく見ず知らずの社員の方。
あぁ、この人も南の強引さを知ってるんだね…。
うん。頑張りますよ…。

そんなことを考えてると本をパラパラめくり使える本と使えない本に
分けていると思われる南と雛貴さん。
何してんだろーと思っているとその仕分けができたらしく、大体2つに分けて
どんと本の山を目の前に置いた。

「これ、文化祭が始まるまで読んでおいてね♪綾と璃音は今までにもやってきた
みたいだから大丈夫だろうけど…他の人たち、ちゃんと読んでおいて!!」

そう言って置かれている本は『ウォーキング入門』とか『服を美しく見せる方法50』など
ファッション系に関する本ばっかり。

そっか…みんな初めてだもんねぇ…。
・・・Fight!!!←



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No.160 鈴音 04/30 23:18:02  削除依頼

「うーん、今日はこんなとこだよね雛貴さん」
「そうだねぇ…あとはあたしたちが服をちゃっちゃと
つくっちゃえば良い話だし」

そう言って服のことを考えている2人は本当に楽しそうで
(というか楽しそ過ぎて怖いわ…。)
間に入っていけない雰囲気(というか入りたくない雰囲気)が
流れてて璃音と顔を見合わせ2人で苦笑いした。

「ってことで今日は帰っていいよー。あぁ、主役的4人は台本見ておいてねぇー。
てか、文化祭1週間後だし。覚えてきた方いいかも…」
「棒読みとかマジ許さないから。綾はちゃんと灰塚くんに説明しておきなよー。
あぁ、文句があるなら直接言いに来てねって言っておいて~」

そう言って片付け始める雛貴さんと南に小さく「はぁい」と返事をする。
まぁ、文句言っても意味ないんだけどね…。

「車は表に出してあるからそれに乗ってー。
どっちも仕事場に着くように言ってあるからー。」

んじゃひかるを起こしに行かなきゃじゃんか…。
そう思い仮眠室に入るとそこには気持ちよさそうに寝ているひかる。
起しちゃうのやだなぁ…。でも起こさなきゃ…。

「ひかるー…さっさと起きてー!!!帰るよっ!!」
「ん?んあぁ?糞女かよ…もうちょい寝かせろ」

いつもどおり変わらないひかる。
もう一度寝ようとするひかるの上半身を無理やり起こし額に手を当てる。
熱はさっきよりだいぶ下がったみたいでやっぱり疲れがたまってたのかなって思った。
この前もなんかひかる変だったし…。

「そんだけ口きけるなら平気でしょっ!!寝るなら仕事場のほうで寝てよっ!!」

そう言ってひかるの腕を引っ張るとしぶしぶベットから出て、みんながいる方に向かった。
あたしはひかるが使ってたタオルと氷枕を持って部屋を出て、南の机の上に置いておく。

「んじゃ、また明日学校でね南」
「うん、また明日。他の人たちもよろしくお願いしますねー!!」

そう言ってひらひら手を振る南を見てからあたしらは外に出た。



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No.161  

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No.162 鈴音 04/30 23:22:26  削除依頼

~夜昼グループ本社 入口~

「あの車か…」
「てか俺リムジンとかマジ初めてなんだけどー!!」

萩萎、柳の順で声を出し、柳に至ってはリムジンをじろじろ見ている。
そんな柳の頭をピコハンで璃音がうるさいと叩く。
うちに至っては、ひかるがこれは何万で売れるかなんて計算してるし。
みやはいつもどおりだし…。
はると桜田なんてあくびしてるからね;;

「んじゃまずまた顔合わせは2日後っつーことか…
んじゃな始末屋、また2日後」

そう言って桜田は前のほうの車に乗り、そのあとに萩萎、柳と続く。
あたしは最後に入ろうとした璃音の肩を掴んで耳元で

「明日の放課後、あの喫茶店で」

とつぶやき、とんと璃音の背中を押す。
一瞬びっくりしたような顔をしたがすぐにふっと笑った。

そしてドアが閉まり奪還屋が先に出発する。

「さぁ俺たちも帰ろうか」

はるのその言葉を合図にあたしたちはリムジンに乗り込み、始末屋へと出発した。


―――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!
なんか1人だけ突っ走っちゃってて申し訳ございません(泣

ってかてかあの物語(というかストーリー)あんな感じでよかったでしょうか??
マジ、心配でして…(汗

1回目のペアは璃音ちゃん魁くんペアな予定なので
そこの場面は紫凛さんと希影さんにお任せいたします☆
んでもって2回目に綾と輝君がやって3回目はてきとーにってことでww



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No.163 鈴音 04/30 23:39:16  削除依頼

紫凛さん≫”全て”!?そこまでいっちゃいますか!?
あたしの場合そしたら戻ることができなくなりそうでちょっとどころかかなり怖い(泣
すみません…チキンなんです(汗
マジですかっ!!てか過去編に出てきた夢の場面は
後々起こることと予想してもかまいませんよねっ♪
何かがなくなる…まさかっ!!綾と同じ恋心!?
あぁ、ちなみに綾の呪文は一ノ宮家に伝わる呪文なので
一応璃音さんは知らないという形になっておりましたが
よろしいですかー??
やっちゃいましょうよっ☆

ボリスがアリスに心を開いた瞬間の笑みにも萌えましたけど…
まぁ結構たくさん萌えて鼻血ブーなあたしです(笑

ユキ絵☆さん≫そんなんですか!?あたしそんな神なんかじゃないっすよ~;;
ただ書きたいことを書いてる自己チューな人間なのですww
そんな無理はしないでくださいねぇ~!!
輝君も大変かもしれないけどユキ絵☆さんの手伝いをしてあげて―♪←

璃音ちゃんのあの髪と瞳の色をうまく使ってやってみたんすよ~♪
ほとんどその場で考えた深みがない感じなのでww
どんどん補充して言ってもっと鼻血を流させてほしいっすねww

そうだっ!!輝君にどうやってやらせようか…
なんなら夕飯毎日でも作りに行くとか(笑
それはもっと輝君が嫌がるか☆←
口と口のキスはこの2人にはまだ早いということであえての額にしてみましたww
はいっ!!幼馴染ちゃん登場決定っすよ♪
「かるちゃん」!!それもいいっすねー…。
あたし的に「ひーくん」なんてのも考えてましたww

てかてか、逆に低身長にしてくださいッ!!!
綾にとってコンプレクスな身長がもっとコンプレクスになりますからww
てかてかその告白ネタばれNGな感じですかぁぁぁぁぁぁぁ!?
超聞きたくて困ってたww



guest

No.164 鈴音の携帯← 04/30 23:47:20  削除依頼

携帯からすみませんo(_ _*)o

えーとあたしさっきの文章寝ぼけながら書いたので
なんか意味分からんとあったら言ってください!!

ではまたあした(^O^)/



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No.165 ユキ絵☆ 05/01 09:19:30  削除依頼

申 し 訳 な い !!!!!!(←いきなりなんじゃw
今日はわけあってコメ返しだけになってしまいましたとです○| ̄|_
明日頑張って追いつかせますので許してェエエエエエエ!!!(乙

あと時間外すみませんorz
それでは、またみょうにち!!!!!(←うるせぇw


>>紫凛さん
ちょ紫凛さん怪我しすぎ(´^o^);:*:それも全て大怪我って(((;´д`)))
爪剥がされたってひぐらし><;;え…痛いって言葉では表せないですよね(ちょ
ていうか一年の入学式で骨折って(T□T)私不登校になっちゃうそんな←
私怪我で血はあんま出さないんですけどリアルに鼻血が出すぎで/(^O^)\
鼻炎で鼻にセメント詰めてるみたいなww人目を気にせず点鼻薬!!←
髪色黒ですか(´・ω・`)やぱ最近は黒多いですよね><銀髪憧れr(ry
うお!!毛先パーマ当ててますか!!想像通りキタコレ(´^o^);:*:;
私の周りで彼氏いる人結構パーマ率高しで!!やっぱモテるのかな…(え
そんな中ストパ当てたい私って気が狂ってるとしか言いようないですn←
もう旋毛が二つで泣きそうでwwwなんか髪結うのマジ疲れちゃってorz
気抜くといびつな形になるというかwww結わかない方が良いんじゃ的なww
でもバイトで髪縛らないと怒られるんですおう(´;ω;)助けて紫凛姉さん←
腐った男は…麻原彰晃で良いんじゃないですかねこの際www(どんなw
ていうか麻原彰晃って名前が最近妙に好きすぎて何時か殺されそうで(^p^)
璃音様更にツンデレっておまwww 絶 対 頼 む ☆(かめはめ派
では蛍と共に璃音様を麻原彰晃を超えるほど狂わせるプロジェクト開始(ry
狂った人間が大好きで><まじめに狂わせて下さい璃音様をぅおおほほ→←ちょ
薬中漫画ではなく○| ̄|_!?私も新たな漫画読み始めようかしら、、、
定年退職って私、何歳!?(´^o^);:*:;定年まで駆け抜けられたのが奇跡☆



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No.166 ユキ絵☆ 05/01 09:19:46  削除依頼

>>鈴音さん
いやいや書きたいことが見つかるだけ才能ありますて(`・ω・´)!!
私なんてグロい妄想しか浮かばないのでからして(´^o^);:*:;(ちょ
輝が病的に素直じゃない所がまた面白くてww綾ちゃんも苦労するなとorz
まさか留学生設定で来るとは思わなんだ!!その手があったか的でw
さっくんが良い感じにキザな役で吹くと同時に盛大に萌えた私(*´Д`*)
この役はもうさっくんにやってもらうしかないやろwwwと><///
どうやったら輝やってくれるでしょうね((´∀`*))ハードル高し!!
何とかして自覚させる他ないかと><でも全然自覚してないというwww←
御無理はなさらず3日に1回は夕飯作りに来てください、ね♪(←死ねwww
敢えての額がアヤテルっぽくて最強にかーわいーいのーな展開に(^p^)
額でも死んでしまう勢いの輝さんに普通のキスは無理とみた!!(おいw
そうか人前では特にツンな奴なんで二人の時間を作ってあげてキs(回蹴
幼馴染さんwwwww私も実は一個前までひーくん系で考えててwwwWW
でもそうすると蛍ほーくんかい!!ほーくんって間抜けやん!!ってなって
最終的に何故かかるちゃんたるちゃんに流れたという摩訶不思議現象でww
そうだ過去編の都合からして幼馴染さんは輝が9歳の時にサヨナラしたって
設定でもOKですかね(*´Д`*)!?やや、サヨナラした理由は色々あって←
あ、幼馴染の名前どします?やっぱ輝・蛍・光琉・明恵・照平ときたら
彼女も光りとか照らす関係にして、灯(ともる)ちゃんとか?~る、が可愛くて←
柊吾・菊宏・百合子みたいに花とか木の名前でも可愛いですけどね\(^o^)/
低身長了解しました!!じゃ、清ちゃまより低く150センチで!!(ちょw
告白のネタバレはwwwwwwむふふふ勿論まだ内緒っ☆てへ(←死んでくれ



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No.167 ニックネームは削除されました 05/01 19:54:04  削除依頼

*海咲 璃音*

『抹消しろ、02。今は仕事を……消す事だけを考えろ。
悪≪クズ≫は悪≪クズ≫のままだ』

『早くしろヨ、ゴミ共が逃げるだろぉ?』
『…璃音≪二番≫。早く行かんと………』
『同情なんて要らない筈。…それとも僕達が怖いですか?』

『………分かった…目には目を――だもん、ね』

『さあブレイカー。――消せ』

目の前には残虐極まりない光景。
炎に包まれたあの場所に立つのは刻、零、蒼夜―――エデン。
目の前の光景に立ちすくむ私。

私ガ望ンダノハコンナ事ナノデスカ?ネェ、教エテクダサイ…エデン。

「―――――ッ!!」
段差を飛んだ衝撃で体が大きく揺さぶられ勢いよく目を開けた。
―――まだリムジンの中らしい。

「あー目ざめ悪ー……背中痛ー……」
私は古傷をなぞる様に背中をさする。
ってか何で今頃あんな夢が…。

「あ、璃音おはよー」
私の隣に居る柳がピッと右手をあげて私に言う。
満面の笑みがたまらなく……………。

「…起きぬけから満面の笑み見させんな、ウザい」
眉間に皺を寄せて私はピコハンを柳の頭に振り下ろす。
うー……頭痛い、ダルい~。

柳は私が叩いた部分を押さえ叫んでいるが萩に黙れと言われていた。

…さて、如何する。
雛貴に…それとも変態雅?―――麻貴はちょっと…(汗)

不意にオルゴールの音声が聞えて私は鞄の中から携帯を取り出す。
画面には雛貴と書いてあり、題名が“お礼”だった。

「―――何」
―わぁ、随分不機嫌だね☆本題に早速入るけど璃音ちゃんの依頼料って…
「…そうね、全国から例の人間の情報かき集めて置いて?」
大企業なだけあるんだ、何処にでも行って探して来なさいよ←

―素敵に人使い粗いね…他の人たちは?
「んー…私的にはエージェントとエデン、あとは加えてあいつ等で。」
私は一度携帯を耳から離した。



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No.168 ニックネームは削除されました 05/01 19:55:48  削除依頼

「魁達は何か探して欲しい人とか居る?雛貴に探して貰うけど」
私がそう言った瞬間に右はじで何か考えていた魁の肩が揺れる。

…居るの・・かしら。
私は無言でまた何かを考えようとする魁に自分の私用携帯を押しつけた。

何か頼んでいるようで聞こうとした途端に過去仕事用の携帯が音を立てる。
私は軽く舌打ちして髪を後ろへ掻きあげた後通話ボタンを押す。
黒々と光る携帯は私が普段使っている桜色のとは違いストラップも何も
付ける事はしないシンプルな携帯だ。
多分この携帯を持っていた事は私とあいつ等以外知らないだろう。

「…02、仕事終了次第此方に来い、仕事だ」
「………」
「今回の集合場所はエージェント基地…場所は分かっているよな」
「………」
「お前の本業はこれだと理解している筈だ、嫌とは言わせない」
「……御意」

私が御意と言った途端に向こうから通話を遮断された。
プツッと言う音を確認して私も携帯から耳を離した。

ブレイカーが本業だとバレでもしたら…この人達はどんな目で私を見るのだろうか。
そんな不安が一気に込み上げてきそう。
心臓を冷たい手で握られる様な不安に顔をしかめ、黒い携帯を片手で握り締める。


メールは誰かに覗かれる可能性がある。
必要最低限の言葉は携帯では発するな、盗聴されて居る恐れがある。

面倒臭い、なんて面倒臭い仕事なのだろうか。
――こんな仕事やらなければよかったわ。ブレイカーなんて。

『コード:ブレイカー』。悪を滅する仕事…らしい。
跡形もなる消し去りその人間の存在履歴も消し去るという見事に極悪非道の
いわば正義屋気取りな仕事だ。

異能を持つ人間が集められ、その異能でヒトを殺める・・と言うより消し去る仕事。
私もその中の一人で02の称号を与えられた。
現在は06―――大神 零≪オオガミ レイ≫までがコード:ブレイカーらしい。

「……あ、通話終わった?」
少し期待を帯びた瞳をした魁から未だ通話中の携帯が渡された。

―今回のお礼は璃音ちゃんのお仲間さんにも良いみたいで良かった♪
まあその代りに璃音ちゃんは働くんだけどねぇ。



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No.169 ニックネームは削除されました 05/01 20:01:57  削除依頼

「…まあ良いや。私そろそろ行かなくちゃいけないから」
―?…何処に?
私は親指を通話停止ボタンへ運んだ。

「仕事」
短くそれだけ早口で言って問答無用で通話を切断し、電源を切る。
…そしてあ、と声を漏らした私は口に手を添えた。

「璃音……今仕事って言ったか?」
萩は私の肩を逃げないようにしっかりつかんだ。
やっば、口滑ったww←

「言ったよ?」
逃げたいんですけどー。ってか魁滅茶苦茶恐ろしい顔してるんだがー?

「……アジトに戻ってゆっくり話聞かせてもらうとするk「運転手さーん、
もう此処で結構ですー。私他に行くとこあるので…」

あははーと私は誤魔化す様に笑い萩の手を振り払った。
私がコンクリートに足をおろした瞬間に微妙な浮遊感に襲われた。

「…海咲さん、遅いご到着ですね?(黒笑」
「うわぁ…素敵にウザい奴迎えに選んだのねあの馬鹿刻。」

こんな小春日和に黒い長そで長ズボンに能面に微笑を無理やり描く大神。
下に視線をやればどうやら肩に担がれているらしい。

「大神…離しなさい?離さないと基地の屋上からぶら下げるわよ」
「冗談が過ぎますよ全く……一応エデンの依頼何でこのまま拉致ります」

「…は?いい加減にしなさいよ、マジで死ねば?」
「人はそんなに簡単に死ねませんから…クズ以外。じゃあ皆様失礼します」

スタスタ歩き始める大神を睨んだ後に「帰ってきてから説明するから~」
とリムジンに向かって声をかけた。

「あ、大丈夫仕事終われば真っ先にアジト行くから。それと魁は台本読んでね」
ヒラヒラと疲れ切った笑みを浮かべてそう告げ、次に大神を蹴り飛ばした。
トンと着地した私は腰に手を当ててニヤリと笑う

「邪魔ー。うざいー。触るなー」
「ってて……海咲さん、彼方そんなに死にたいですか?」

―――みたいな痴話喧嘩を繰り返しながら魁達に背を向けて歩いて行った。
一度振り返れば魁の見事に不機嫌で・・何処か寂しげな視線を拾う。
不意に、チクリと胸が痛んだ。

――――――――――――――――――――――――
ツンデレと言うよりビバ★自由奔放っ子ですねwww
楓様聖書完了☆……あうあうあー!!!←
ああもう楓様大好きだ―――!!!



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No.170 ニックネームは削除されました 05/01 20:22:49  削除依頼

毎日厄日ですが何か←
痛くはないんですよ、絶望感に満ち溢れてて←
不登校になる前に純腐女子な件について←
鼻血…うおおお糞兄貴其処に直r(ry
ってか染めると髪の質が悪くなるんで←
しかも面倒臭いの何ので\(^o^)/(ちょ
んー…髪よりまず性格かしら←
んー…でも充分ストレートだったきがしなくもないというwww
んまあ旋毛なんて人それぞれなんすよきっと(ええええ
微妙に七三ぽくして旋毛を埋めてから斜めで結んでしまえぃ(は
ええええwwwwちょ、一回誰かとおもたwww
石田彰は滅茶苦茶大好きです、もうあの声最高!!←
よし、じゃあ依頼が一周した所でまた問題起こしてやれよな璃音!←
漫画……文学少女シリーズの小説が好きです←は
あ、じゃあ明日までで☆…ってな事はないんでwww

鈴音さん⇒
失った後はアジトに氷雨さんが乗り込んでくる設定なので
暫くは氷雨を動かそうかなーとwwwそして氷雨が女だとばれるのは
まだまだ後のお話…END←
まぁそうですねwww
後々獅斬とか囚われたあの人が出てきて大変な事になるんで(・_・;)
恋心と同時に始末屋、奪還屋メンバーの記憶を消そうかとw
覚えて居るのは美羽とか幼馴染だけみたいな?←
あ、おkですーb
こっちは璃音自身の願望や希望、幸などの+系感情を練り込んだ
歌だの舞だのでいくらでも作れる能力を持たせてるんすよねー。
これが特別である“禁忌”のアビリティですねww

私は双子と猫男さんがアリスに懐いて何か抱きついてたりするところが好きですw
お姉さんだ、お姉さんだって群がってる双子の門番に鼻血がww

因みにうp絵は璃音の学校の校章ですね。
時間オーバーがぁぁぁ!!!
すみませぬ.....



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No.171 希影 05/01 21:57:58  削除依頼

すみませんん
なんやらと部活の疲労が溜まりに溜まり、
風呂で爆睡しかけていた希影です←

今日こそは更新せねば!と思ってたんですがどうも思うどおりにことが
進まず、あげくの果てにはついさっき寝起きで
この文自体、日本語になっているか心配でs((

誰か僕に時間をわけてくださ((ry



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No.172 鈴音 05/01 23:03:33  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「結構疲れるもんだな…採寸って」

リムジンに乗り込んだあとふわぁっとあくびをして言ったはるの言葉に
みやがこくりとうなずいた。

「でも、2人は普通の社員の方だったんでしょ??
こっちなんて…こっちなんて…雛貴さんだったんだからっ!!」

そう言ったあたしに苦笑いのはる。
もう、マジでどっと疲れた…。

「俺採寸してねぇけど…」
「あぁ…それは…うん。文句言うついでにやってきて(笑」
「は??」

確かに文句言いたらなかったけど…とそのあとに呟きわけわかんないと
言う風に顔をしかめるひかる。
イヤだって、あのストーリー見せたらどうなる事やら…。

そう考えてため息をつく。
目の前のはるはニコニコというかニヤニヤというか…
ニコニヤ?的な笑顔をあたしに見せていて
みやに至っては苦笑。
うん…だって想像出来るもん。この後のひかるの反応。

「到着いたしました。どうぞ」

いきなり止まったかと思ったらドアが開く。
そこは始末屋の前。

「あぁありがとうございました」

そうお礼を言って外に出る。
運転手さんは軽く一礼して車をまた走らせて行った。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.173 鈴音 05/01 23:04:39  削除依頼

アジトの中に入り、いつもどおりそれぞれの定位置につく。
あたしは璃音からもらったコーヒーゼリー等を冷蔵庫の中に入れて
コーヒーを作り始めた。
いや、加糖のやつ食べさせてみたいけど…これ以上ひかるの機嫌
悪くさせたら後がヤバいからねぇ…。

コーヒーメーカーをセットし終わった後璃音からもらったゴールドカードと
棚から出した耳温計を持ってみんなのところに戻る。

「ひかるー動かないでねー」

ひかるの前に立ち、軽く膝を曲げ、ひかるの横の髪をそっとどけて
耳温計をひかるの耳に当てる。
ほんと今って便利よねー…。

ピピッ

「!?いきなりっ何すんだてめぇ!!」

はかり終わった瞬間にあたしの手を勢いよく振り払うひかる。
…いや、普通の反応だけどさ…傷つくよ?あたし…。
まぁ、ギリはかれたからいっかー。

「だから、耳温計。熱下がったっぽいけど一応、はかっとかなきゃさ?
んー…6度8分。少し微熱っぽいけどだいぶ下がったんじゃない??」
「えっ…あぁ…まぁな」

耳温計の電源を切り、今度ははるの元に…。



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No.174 鈴音 05/01 23:06:02  削除依頼

「はるー…璃音からこの前の依頼料もらっt「ゴールドカードかっ!?」

なによ…元気なんじゃないのさ…。

はるにゴールドカードを渡そうとした瞬間ひかるが飛び込んできてゴールドカードを
奪い取ってじろじろ眺めてる。

「ひかるー?言っとくけど依頼料なんだから山分けよ??」
「はぁ!?なんでだよっ!!普通これは俺にだろ!!」

イヤ、全然普通じゃないから…。

「輝殿、山分けだぞ」
「いやだっ!!こんなチャンスめったにねーのに…」
「ひかるー…あたしの分もあげるからさー…」
「ほんとか!?」

あたしの発言に機嫌を良くしたひかるはあたしのとこまで飛んできて
目をキラキラさせながらあたしの両手をひかるの両手で覆った。
分かったから…わかったから…手ぇ離してぇぇぇぇぇ///

「マジでいいのか!?本気でもらうぞ!?」
「どうぞどうぞ…」

そう言った途端、喜びをあらわにするひかる。
あたしの手を離し、舞いでも踊りだしそうな雰囲気で
「俺、コーヒー持ってくるなー♪」とキッチンのほうに行ってしまった。

「綾殿…いいのか?」
「いや、これでも足りないでしょ…このモデルのほうの依頼を
ひかるにやらせるのは…」



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No.175 鈴音 05/01 23:09:16  削除依頼

ほかに何かひかるのためになるようなことないかな…。
そう考えてるとはるがポンと手を打った。

「晩御飯。つくりに行ってやれば?綾殿」
「はぁ!?///いや、それは嫌がるでしょひかるが…」

あたしは依頼なきゃ夜どうせ1人だし暇だから全然いいんだけどさ…。

「毎日タダでうまい飯が食えるってなったら輝殿喜ぶんじゃないか?」
「何?俺がどうしたってー??」

未だ上機嫌のまま鼻歌でも歌いだしそうな雰囲気で(というかもう歌ってる)
コーヒーをあたしらの目の前におくひかる。

「綾殿が晩御飯つくりに行ってくれると」
「あっ嫌ならいいのよ別に。ただ夜暇だし…」

これだけじゃひかるにモデルさせる分には足りないしね…。

え?なんであたしがこんなに頑張るかって??
ひかるモデルにしないと明日学校で南に何されるか分かんないのよっ!!!

するとピタッと動くのをやめてこっちを見る。
これで、本気で拒絶されたらマジあたし倒れるかも…。

「…お前、何作れる??」
「え?あぁ、料理なら大体…。ひかるもこの間の肉じゃが
気に入ってくれたみたいだし、あんなんで良かったら毎日作りに行くよ??」

するとうーんと考え込むひかる。
これが機嫌が悪い時のひかるだったら即答だな…。

「材料買うお金は別にいらないよ?あたし買ってくし…」

野菜とかお米ならおばさん家から時々送られてくるし…。

「…不味かったら許さねぇからな」

そう言ってそっぽを向くひかる。
初対面の人には意地悪にしか聞こえない言葉でも裏を返せば
ひかるに合う味付けをすれば行ってもいいって言うことだ。
初めて会った時には考えられないようなひかるの態度にあたしは少し
というかかなり嬉しくなった。
だって好きな人に料理作れるってあたしにとって幸せだからね☆



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No.176 鈴音 05/01 23:11:34  削除依頼

「わかってるっ!!」
「てか、材料くらい俺買えるけど…」
「いやっ大丈夫!!あたしが持ってく。だってそれくらいしないと…ねぇ」

そう言ってあたしはあのストーリーが書かれた資料と台本が
入っている自分の鞄を横目で見た。

「??あぁ、そう言えば…おれストーリーとかいうの聞いてねぇな…」

キたぁ―――――――――――――――!!!!
キちゃった―――――――――――――――!!!!

「おい、その資料とかってねぇのか?」
「ひ…かる、お願いだから怒らないでね??
文句は今日の帰りにでもまた本社に寄ってからね?」

そう言ってあたしは鞄からストーリーの書かれた資料を恐る恐る出してひかるに渡す。

「ちなみに、それピンマイク着用で台本あるから…ね?」

と言ったあたしの声は聞こえてないらしく文を目で追うごとに
どんどん顔が険しくなり、怒りのボルテージがどんどん上がっていくように見えるひかる。

そしてすべてを読み終えたと思ったとき、
紙が破れる音がして

「ふざけんじゃねぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

というひかるの叫び声が始末屋にこだました。
機嫌とった意味全然ないじゃんかぁ(泣

―――――――――――――――――――――――――――――――――

SUMIMASEN!!!
もしひかるくん、機嫌良くてもこんな返事しねーよ
バカかてめぇはって感じでしたらもうがらりと変えちゃってください☆

もう、全くの駄文で申し訳ないorz



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No.177 鈴音 05/01 23:35:26  削除依頼

ユキ絵☆さん≫いやいやっ!!今まで見たマンガの展開とか、ドラマでのいい場面とか
そう言うのをごっちゃ混ぜにしてあたしが萌える(勝手に)感じの雰囲気を
作ってるだけでして(汗
いえいえっ!!あの素直じゃないところがまた綾をもり立てるんですよ☆←
いや~璃音ちゃんの容姿を考えたときにそれがピッタリかなぁとww
まぁその役のイメージはテニプリの氷帝の跡部を若干柔らかくした感じを
イメージしましてですねっ(*´Д`*)(わかりますか??
とりあえず第一関門はそこですねっ!!!そこをクリアーしない限り
どうにもならないですからねっ><;
大丈夫っすよー(∀)b自覚させますっww
ファッションショーではクライマックスあたりアドリブの予定でちょっといろいろ考え中…。
全然ご無理じゃない感じに←
あたし的には毎日行かせたかったので機嫌がいい時をねらってみました♪
なんか半同棲的な(ぇ
そしてインコと綾が仲良くなると(^p^)
敢えての額、結構いい線いってましたか!?ちょっと自信あった←
素直じゃないひかるくんはマジかわいーのーですよ♪
そうですよっ!!だからこの夕飯を機に2人きりの時間を増やすと…(笑
それか授業中考えてたのは足して2で割って『ひーちゃん』←
でもやっぱり『かるちゃん』でww(何したい
全然設定等はそちらでお任せいたしますですよっ☆
さよならした理由は…幼馴染ちゃんが身長が低くてもモデルになる!!という
夢を追いかけるためにとか←(9歳で!?
灯ちゃんっ(´∀`)かわいーお名前でww
花・木の名前は結構可愛いのも多いですよねっ☆
おぉ!!150㎝いっちゃいますかww
んぎゃぁぁっぁぁぁぁ(*´д`*)
気になって気になって仕方がないぃぃぃぃ!!!



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No.178 鈴音 05/01 23:35:33  削除依頼

紫凛さん≫そうっすかそうっすかーww
あたしの場合は…失った後は特に…。まぁ美由紀さんが登場しますが…。
どっちかってーと精霊のほうが動くことが多いかもしれないですねっ

獅斬とか囚われたあの人ッていうのが超気になるっ!!
あたしの場合恋心と同時に始末屋と奪還屋のつながり自体をって言うことに…。
まぁ、元に戻してもらう予定ですがww
おぉ、あたしもOKですよーww
ちなみに前言った気がしないでもないですが…(てか言ったと思います

綾の涙は聖水になるということですねーっ
これも結構使うことになると思いますww

それ、わかりますっ!!
それとあたし、ユリウスがペーターにあんたにそれができるのか?
的なことを言われたのを思い出してる時の苦痛の表情??(マニアック?
がなんか嫉妬してる感が出ててすごく萌えるっ



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No.179 ユキ絵☆ 05/02 13:46:56  削除依頼

* 灰塚 輝 *

何やらゴジラが糞女に聞きたいことがあるらしく。
ゴジラは飲み物を買いにいくついでに糞女を応接室から連れ出していた。

一方俺は。

一秒毎に増す悪寒と頭痛、そして胸の閉塞感に只管耐えている。
下を向いてじっとしてるから、そろそろ誰かにばれそうで。
けど僅かでも身体を動かしたらどうにかなりそうで動けない。
あんなに怒鳴り散らしたから罰があったったんだろうか…。
それともリナの仕業なのか…?いや、こんな甘くねぇかあの変態は。
まぁ、今更何を言っても遅い…。こうなってしまったんだからな。

退場になりたくなければ、取りあえずこのままじっとしてるしかねぇ。

目の前のテーブルに何かの紙が広がる音。
それと同時に俺の周りにいる奴等がゴチャゴチャと話し始めた。
重苦しい耳に入ってくる話声からして、皆地図でも見てんだろーけど…
覗きこんだ瞬間地図の上に盛大に吐瀉、とかなったら大変だから止めとく。

「ただいま~。飲み物買ってきたよ~」

あれから何分経ったのか。やっと糞女の声が聞こえてきた。
遅せぇな…何してやがったこんな時に…。別に何も当てにしてねぇけどな。
ただ、この場にいるのといねぇのじゃ大分違うんだよ。なんとなく。
俺が見張ってねぇと糞女のやつは何しでかすか分かんねぇからな。
そういう余計な気を使うと悪化する。風邪ってのはいつも余計な気を使うから。

「ひーかーるー??どうしたのー??
あんたが静かなんて珍しいわねー」

俺の前に糞女がしゃがんだ。

……気づかれたのか?いや、そんなの絶対駄目だ。
ここまできてばれたら、迷惑かけて役を降板。なんてことになりかねねぇ。
俺は依頼料も信用も失うわけにはいかねぇんだから。
それに…この程度の熱で健司似の代わりなんて探させてたまるかよ。

「ハァ、ハァ…うっせーな…黙ってろよ」
「ちょーっとひかるごめんね??」

冷たいものがそっと額に充てがわれる。
それが糞女の手だということは目を瞑っていても分かるくらいで。

「ちょっすごい熱じゃないのさ!!南、体温計ここにある??」

糞女に続き次々と誰かの言葉が耳に入ってくる。
が。それの意味を考える余裕も体力も残っていなく。
気がついたら春彦が俺に肩を貸していて。
ここで初めてこの風邪が奴等に気付かれたと言うことが分かった。
 



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No.180 ユキ絵☆ 05/02 13:47:30  削除依頼

 
大きな鮭にまたがって、大きな鮭弁当の蓋を開けようとした時。

「ひかるー…さっさと起きてー!!!帰るよっ!!」

またしても邪魔されてしまった。
昔からこの夢を見る時は必ずと言って良い程、このタイミングで起こされる。
瞼を開ければ、いきなり糞女の姿が映って。
今年に入って最も悪い目覚めとなってしまった。

「ん?んあぁ?糞女かよ…もうちょい寝かせろ」

その前に、何故俺は寝ている?
まぁ理由は知らねぇけど、眠いんだ俺は。瞼が仲良しなんだ。
もう少し夢の中にいないと一生低血圧症になりそ。

引っぺがされたタオルケットにもう一度包まろうとすると
糞女が強引に俺の上半身を起こし、額に手を当ててきた。

ああ…そっか。俺は熱が上がって仮眠室に連れ込まれたんだ。

「そんだけ口きけるなら平気でしょっ!!寝るなら仕事場のほうで寝てよっ!!」

腕を引っ張られ、渋々ベッドから出た。

俺の役はどうなったんだろうか。それに、トーガは――。
そんな疑問を糞女に尋ねることはできず。ただ、出口へ向うだけ。

「あの車か…」
「てか俺リムジンとかマジ初めてなんだけどー!!」

表のエレベーターを使って、ビルの外へ出た。
そこには始末屋と奪還屋のために用意された2台のリムジンが。

ぴこっ。と間抜けな音が鳴り、振り向く。

リムジンを見て騒ぎまくる瀬戸の頭を海咲がピコハンで殴っていた。
…瀬戸ってピコハンの食らいすぎで頭悪くなったんじゃね?

それにしても、リムジンか。
なんとかしてこれを盗めれば金になりそうだけど。
運転免許を持ってない俺がこれを盗むには、押して行くしかないわけで。
こんなでかいの押して行くくらいなら、免許取った方が楽そうだな。
けど、免許取る金がない。このリムジンを盗んで免許取得費用にするか。
このリムジンを盗むならこれに乗って行かないと。急いで免許取らなきゃ。
でも免許取る金がねぇ。このリムジンを盗んで免許取得費用にするか。

あ、リムジン盗むのに免許がいるんだった。

「んじゃまずまた顔合わせは2日後っつーことか…
んじゃな始末屋、また2日後」

桜田に続き、鞍川と瀬戸が車に乗り込んだ。
最後に海咲が向かったが、糞女に肩を掴まれ足を止めていた。
糞女に何かを耳打ちされふっと笑うと、海咲は再び車へ向かった。
 



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No.181 ユキ絵☆ 05/02 13:47:47  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「結構疲れるもんだな…採寸って」

車に乗った後、春彦が呑気に欠伸をして呟いた。
春彦の言葉に無言そして無表情で頷く餓鬼。

高級セダンに乗っているにも関わらずなんて緊張感のない奴等だ…。
俺なんて今死んでもおかしくない勢いだってのに。
リムジンさんに傷でも付けたら大変だろ…?気張ってなきゃ駄目だ。

「でも、2人は普通の社員の方だったんでしょ??
こっちなんて…こっちなんて…雛貴さんだったんだからっ!!」

糞女が春彦に食ってかかった。
何をそんなにむきになってんだ?月詠だと何か駄目なのか?
取りあえずそんな大声出すなよ。リムジンさんが怒るだろ。

あ。それにしても…採寸。俺、やってねぇじゃん。

「俺採寸してねぇけど…」
「あぁ…それは…うん。文句言うついでにやってきて(笑」
「は??」

日本語でおk。

春彦から異様なオーラを感じるとニコニコなのかニヤニヤなのか…
よく分かんねぇニコニヤ?的な笑顔で糞女に目をやっていた。
その隣にいる餓鬼は苦笑しているようだった。…って、餓鬼が苦笑!?

苦いけど餓鬼がちゃんと笑った!!レアじゃん!!

「到着いたしました。どうぞ」

急ブレーキに近い停車。
椅子から倒れそうになったがリムジンさんに傷をつけないため堪えた。
…っていうかこの荒い運転になんか意味があるのか?
リムジンで暴走って変だろ。気が狂ってるとしか言いようがねぇ。

俺達が礼を言って外へ出ると、
運転手は穏やかな表情で軽く頭を下げて、ハンドルを握った。

その瞬間、俺は見た。
運転手がさっきの表情から想像もつかない程険しい目つきに変えたのを。
そしてまたリムジンを走らせた。暴走、爆走。凄い速さで立ち去った。

…こちかめの、本田?
 



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No.182 ユキ絵☆ 05/02 13:48:11  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

アジトへ入り、いつも通りカウンターの席へ腰を降ろした。

今朝から一度も携帯チェックしてなかったから、確認。
TSUTAYAのメルマガと、出会い系サイトか何かの登録勧誘、
弁当屋の兄ちゃんからアドレス変えました。のメールが来ていた。

なんか、死にたくなった。あまりにリアルすぎて。

「ひかるー動かないでねー」

ぴぴっ。と音が鳴った時。

「!?いきなりっ何すんだてめぇ!!」

耳に"何か"が触れた感じがして、咄嗟に"何か"振り払ってしまった。
後になって糞女の仕業だったことに気づき、怒鳴り声を上げる。

吃驚させやがって…。
何で人の耳なんて触ってんだよ…変態か!?おい!!

「だから、耳温計。熱下がったっぽいけど一応、はかっとかなきゃさ?
んー…6度8分。少し微熱っぽいけどだいぶ下がったんじゃない??」
「えっ…あぁ…まぁな」

熱…測ってくれてたのか。

…っていうか最初に言えよ!!やっぱ気が利かねぇな…!!
ちゃんと言われれば振り払うなんてことしなかったのによ…!!
その前に熱くらい自分で測れるし余計なお世話なんだよバカ女め!!

耳温計を揺すりながら微笑んでいた糞女の背を、
精一杯!持てる力の全てを使って睨みつけてやった。

「はるー…璃音からこの前の依頼料もらっt「ゴールドカードかっ!?」

春彦に近づいた糞女から聞こえた"依頼料"という言葉を
蒲郡風太郎さんの弟子である俺が聞き逃した――なんてことはなく。
俺は糞女が持っていたゴールドカードを一瞬で奪い取った。
空に舞う鷹の如く。凄まじいスピードを見せつけてやった。

手にしたゴールドカードを眺めているうちに
両目が「¥」になった。その瞬間視界が金一色に染まる。

糞女から金の匂いがすると思ってたらやっぱり貰ってたのか!!
嘘つきじゃなかったんだな、海咲璃音さんは!!最初から知ってたけど!!

「ひかるー?言っとくけど依頼料なんだから山分けよ??」

脳内BGMだったヘンデル「調子の良い鍛冶屋」がプツっと途切れた。

「はぁ!?なんでだよっ!!普通これは俺にだろ!!」
「輝殿、山分けだぞ」
「いやだっ!!こんなチャンスめったにねーのに…」
 



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No.183 ユキ絵☆ 05/02 13:48:31  削除依頼

 
春彦の分際で俺をバカにすんじゃねぇ!!
一度手にしたものをテメェに分けるとでも思ってんのか!?
俺は、がめついんだ!!汚い人間なんだ!!どうだ、参ったか!!

「ひかるー…あたしの分もあげるからさー…」

天使の声が聞こえた。

「ほんとか!?」

それは誠のお話で!?「あたしの分もあげるからさ」は、実話!?

糞女の両手を俺の両手が包み込む。
そして目じーっとを見つめて糞女の心の中を読み取った。
俺の瞳にはちょっとした特殊能力があってな。
銭に関係することなら何でも見透かしてしまうんだわ、これが!!

どうやら本気で、あたしの分もあげるからさ、らしい。
糞女がこんなにも心が広い人間だったなんて知らなかったぜ!!

「マジでいいのか!?本気でもらうぞ!?」
「どうぞどうぞ…」

視界がプラチナに変わった。
今、幸せに触ったみたい。オレの背中には羽根があるから。

急にボランティア活動をしたくなった。

困っている人を助けてあげたい!!
俺の小さな思いやりで、大きな世界を救えるかもしれない!!

キッチンへ行き、皆の分のコーヒーを持ってきてあげることにした。
普段頼まれても我儘で何も手伝わなかったから、淹れ方分からないけど。
でも。コーヒーメーカーは既にセットされていたみたいで、
抽出が完了したものを注いで持ってくれば良い状態になってて。

これなら、俺でもできる。

…と思って、コーヒーカップに液体をぶち込んだ。
確か俺以外の奴等って砂糖入れてたよな?コーヒーに。
俺自分で砂糖なんて使ったことねぇから分量が全然分かんねぇな…。
どのくらいの量でどのくらい甘くなるんだろうか…砂糖って。

まぁ、良いや。

計量スプーンで大さじ5杯ずつ砂糖を入れて
そのスプーンでくるくる掻き回した。さて。皆に配ろうか。
良いことをすると気分が良いな!!ナッハッハ!!
 



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No.184 ユキ絵☆ 05/02 13:49:02  削除依頼

 
鼻歌を歌いながらコーヒーを持っていくと
春彦と糞女が何やら俺について話しをしているのが聞こえた。

「何?俺がどうしたってー??」

コーヒーを皆の前に一つずつ配った。
力強く置きすぎたせいか少し零れたけど…別に良いよな。

「綾殿が晩御飯つくりに行ってくれると」
「あっ嫌ならいいのよ別に。ただ夜暇だし…」

晩御飯…?

「…お前、何作れる??」
「え?あぁ、料理なら大体…。ひかるもこの間の肉じゃが
気に入ってくれたみたいだし、あんなんで良かったら毎日作りに行くよ??」

手作り、か。

でも俺の家にこいつを上がらせるのはな…。
玄関から10歩もしないで部屋の中央につけるボロアパートだぞ…。
壁は薄すぎるし…照平の奇妙な叫び声を聞かれる可能性が高い…。
A型の宿命かそれなりに神経質に掃除してるから、まぁ綺麗だけど…。
それにしても金がなさすぎることが一目で分かるだろ?ダセぇじゃん…。

「材料買うお金は別にいらないよ?あたし買ってくし…」

…まぁ。でも…そこまでして作りてぇなら?
作らしてやっても…良かったりして?

「…不味かったら許さねぇからな」
「わかってるっ!!」
「てか、材料くらい俺買えるけど…」
「いやっ大丈夫!!あたしが持ってく。だってそれくらいしないと…ねぇ」

急に視線をそらされたと思ったら、先には糞女の鞄が。
もしかして…さっきの依頼のこと気にして言ってんのか…?

「??あぁ、そう言えば…おれストーリーとかいうの聞いてねぇな…」

と、言うことは配役はそのまま…ってことで良いんだよな。
健司似はナシになったってことで良いんだな?おい。
後になってやっぱり代役の健司似がやることになって
糞女があの事件を思い出しました~とかなったら蹴り飛ばすからな。
 



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No.185 ユキ絵☆ 05/02 13:49:34  削除依頼

 
「おい、その資料とかってねぇのか?」
「ひ…かる、お願いだから怒らないでね??
文句は今日の帰りにでもまた本社に寄ってからね?」

やけに震えた手で台本を俺に渡す糞女。
…って。そんなに恐ろしい内容なのか?この資料は。

「ちなみに、それピンマイク着用で台本あるから…ね?」

資料に目をやる。
一文字一文字、じっくり読み進む。読んではいけない物を。
最後まで読み終わった時。視界の色は、闇。
目の前の資料に「死ね」と言われた気分になった。

「ふざけんじゃねぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

資料を殺してやった。

どうすればここまで他人で遊べるんだ。
この世が分からなくなった。この世で生きていく気も失せた。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・ω・`)

GWすぐにいきなり盛大に寝坊した私が通りますよ/(^O^)\ででーん
高らかに謝ろうMOUSIWAKENAI!!!!!!!!!!!!←
この謝り方に謝ります。うう…ごめんなさい…○| ̄|_(土下座×130000

んぎゃあああああああああおっす!!!!!!!
NO169の楓姉さんがエロカッコ可愛すぎるてちょどびゃああああ(*´Д`*)
知らずの間に10分も眺め続けていた私が通りますよ/(^O^)\www

泣きムシ蛍くんの誕生日が昨日だったということを
ミジンコほども思い出さなかった私が通りますよ(´^o^);:*:;
輝より丁度一か月遅れにして覚えやすいようにしたにも関わらずorz
ごめん、ケーキないけど許して、ね?(死ねww

そろそろ萩萎ちゃんの誕生日でテンソンあげあげ↑で\(^o^)/
何ケーキを買ってやろうかなとむふふふふふ...|ω・`*)
萩萎ちゃんだし餅米買ってきてお萩でも作k(←いい加減死ね☆w
鞍川さんだしクラッカーd(7回死んで舞い戻る!!!
 



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No.186 ユキ絵☆ 05/02 13:49:51  削除依頼

>>紫凛さん
そうか、ある線を超えると絶望感に満ちあふれるのですね...|ω・`)
私もまだまだ痛みレベルが足りないようなのでちょっくら電車に(ry
うちの糞兄ちゃんでよければ紫凛さんの兄ちゃんと是非、交換を!←
今ならグミチョコつけてうちの兄ちゃんを郵送しますので(´^o^);:*:;
ていうか髪染めると髪質痛む前に金かかりすよね/(^O^)\ぶへーん
薬局で売ってるあの箱の染める奴とか絶対上手くできなそうやん!(え
髪よりまず性格てwwwwwwwwwそれ、禁句デース☆★☆(どんなw
性格にパーマ当てましょうかねこの際!!ぐるんぐるんに!!!!←
旋毛が3つの人もいれば旋毛がない人もいるらしいですからね(´^o^);:*:;
もう旋毛なんて!!やすりで削ってやる…(つд`)ふええええ><、(何
そう、マイナーキャラなんですよね!!麻原彰晃!!!(キャラっておいwww
麻原彰晃さんのあの臭そうなヒゲが一度見ると癖になってしまう(T∇T)
で、石田彰はwwwwケロロのむつみのイメージが強すぎてwwww
どうしてあんな爽やかな声が生まれつきとか!声優って、ほとんど天才☆←
璃音様の声を宍戸留美さんで妄想したら心臓が跳ねた私は病気…??
では問題を起こす璃音様に助手をプレゼント。勿論、春彦の旦n(何故旦那w
「何かお力になれれば良いのですが…璃音姫!!」とか言って登場させt(鬼w
文学少女シリーズうおお手出してねぇえ/(^O^)\ふがーいなーいやーいやー♪←
最近リレ小以外の作品を見る時間がちょびっつん!ふがーいなーいやーいやー♪←



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No.187 ユキ絵☆ 05/02 13:50:46  削除依頼

>>鈴音さん
参考にするの結構良いですよね(^p^)♪私音楽を参考にすることが多くてww
輝の過去編はポルノのシスターと横浜リリーをイメージして書き進んでて^^
最後シスターの歌詞と一致するフレーズがあると言っても過言ではn(←パクリ乙w
素直じゃないところがもり立てるんですかww綾ちゃんも以外に通で(ry
ぬわあああテニプリ○| ̄|_読んでないのですぐぁああん><、、
このショーをやる前に自覚させるのとショー終わってから自覚させるのって
どっちが良いですかね(^p^)前者のが進めやすいけど後者のが面白く萌(ry
クライマックスあたりアドリブあります!?うはははい楽しみが尽きない←
ていうかライバルの男役はもしやトーガくんの予定ですか(`・ω・´)!?
うおおおおお!!ていうか夕飯キタコレwwwwwwwwwwww(うるせぇ
この際、半分と言わず全部同棲しなさい綾殿輝殿(ニコニヤ←春の旦那乙ww
綾ちゃんと糞インコさん仲良くなれそうなオーラ全開でww輝嫉妬MAX!!!!!
敢えての額の後、夕飯で二人きりの時間を作るわけですねw気まずい空気萌え(乙
かるちゃん採用ですか(´^o^);:*:;潤る目でかるちゃん言われたら鼻血だなw
あ、じゃあ9歳の頃はクラスで身長一番高くてモデル目指して引っ越し、
以後伸びなくなり今は低身長で本格モデル目指してます!って設定とkwW
150センチって輝との身長差激しすぎやーん☆って所がまたツボですよね←
でも極裏設定で輝のタイプの女の子はポニーテールと強気と爽やかさでw(暴露するな
そこまで強気じゃない低身長な幼馴染が綾ちゃんに勝てる可能性はゼロかとww
他にも公開してない輝の無駄な裏設定がメモ帳に100を超えてて(キメェw
輝っぽい告白の台詞が思いつかなくて妄想回路が壊れてまうー(´^o^);:*:;


んでは!!朝ごはん食べましょうかねぇwwww(遅せぇww
朝からいきなり昨日の残りのチャーハンどうぇwww(^p^)



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No.188 希影 05/02 21:50:32  削除依頼

コメ返オンリーで^^;
……AKFG、、、いいですy((黙れ

鈴音さん>>>
GWついに入りましたー!!
っていっても全部、部活が入ってるという^^;
……課題、終わるかな。。。←
この前天候が悪くて団体戦だけ延期されて今日実はあるんです^^;
今日が三年生にとってラストの大会になるかもしれないんでめっちゃ緊張します><
私ともう1人は一応団体代表メンバーに入れたんですけど
出れない人の分も頑張りたいなーなんて←
ってことで鈴音さん私にパワーを送ってくださ((ry
野球が夏がラストですもんねー、甲子園に向けてマネ頑張ってくださいー^^

そんなこと言われたらちょっとバク転したくなるじゃあないですk(
おおvそうなると劇でいかにイチャ02させるか楽しみですねw
僕は璃音ちゃん愛してるんでむしろカモーン的な^^?(タヒ

3級の次に2級とか…は、ハード過ぎる><;
私も心の準備がまだなのでそんぐらいに受けようかな^^←あ
自己流ってなんかかっこいいですよね★(ズレてる
検定までにホームポジション慣らすのは不可能に近いですもん←こら

喧嘩っぱやいとことかなんか色々と共通点多そうですよねー、輝くんと魁って^^
でも明らかにツンデレキャラは輝くん決定でwww
もうあの子のツンデレ度には癒しを頂いてますもん!!
魁には癒しどころか生意気としか自分で書いてて感じませんもん←オイ
馨くんになら殺されてもいいかn(待て
自分は主なキャラの魁より薫が大好きなんです←こら

そういやあ、クロスゲームがアニメなったの知ってますk(



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No.189 希影 05/02 21:52:14  削除依頼

ユキ絵さん>>>
素敵な誕プレあざぁす^^★☆
もう立腹どころか余りの嬉しさでPC前でニヤけてて危ない人になってましt((ry
さっくんで萌させれるか分からないですけど頑張りますー
ってことでおいらは輝くんのツンデレっぷりに萌えさせてもらいまs((黙れ
ポケモンとうぶんの間見てないですわ^^;
あ、でも新アニメとかちゃっかり見てたりw
クロスゲームっていう野球アニメがもう素晴らしいですー^^
あだち充さんの漫画ではいまのとここれが一番好きなのですよbb
あと遊戯王が懐かしいことに進化してかえってきましたy(
遊戯王カードあるっちゃあ、ありますけど遊び方もう忘れました←
ってかカードゲームのカードを買うとき、何枚も同じザコカードばっか当たって
むかついたことを覚えていまs(蹴

花火大会ですかーwwwもういい雰囲気モードじゃないッスかw
そして花火大会といえばズバリ………浴衣ですね!!!!
私のイメージでは魁には墨色の浴衣に深紅の帯をしてもらいたいですー^^
そして面白半分で狐のお面をwwww
狐のお面は個人的に萌え要素なんですよね☆★←
じゃあ柳くんにはぜひとも綿菓子を食べててもらいたい←黙れ

あ、やっぱりですか^^;
なんかジン様の髪の色素薄くなったの気のせいかなーって思ってたら
やっぱり色が違ってましたか!
僕は基本短髪スーキな性格ですけどジン様みたいな一部の例外はありますね^^
ジン様が短髪とか……見てみたいけど想像したくない←意味不



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No.190 希影 05/02 21:52:44  削除依頼

みんなと会わせる前に薫と秋人のキャラが崩壊しないよう頑張ってキープしときます←
落ち着いたところでドドーンと出現させたいでつww
私も実は薫と魁ペア一つのCPとして考えていますー^^
薫ちゃん大好き←
漫喫または古本派ですかー!!
漫喫は行ったことないんですけど古本屋とかいいですよねー^^
個人的にブックオフとか立ち読みヒャッホーイです★←あ
今度行ったらぜひともWJのギャグマンガ日和を読んでみたいという野望がww
私は休み中は部活7割ふみコミュ2割勉強1割ですかねー^^;
とりあえず先輩の足をひっぱらない程度に部活頑張ってますbb
SKET DANCEの続きが気になってしかたないんですー
軽く貧乏揺すりが酷くなった気がwwww←
あ、僕もいっしょに殴りこみ行きますy(オイ

紫凛さんのコメ返は明日の朝か明日大会から帰ってさせてもらいまする^^;
我ながら文字うつのが遅いという←あ



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No.191 鈴音 05/03 00:10:32  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「ふざけんじゃねぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

ひかるの叫び声がアジトにこだまし、それとともにびりっと資料の破ける音がした。
あー…よかったあたしの分置いといて…。

そんなことを考えてるとひかるの叫び声に耳の奥でキィ――――ンと音がした。

「なんで、俺が、おまえの、彼氏役を、した、挙句に、
お前を、抱きしめて、額に、キッキスまで、しなきゃ、なんねーんだよっ!!」

一言一言区切りながら一歩一歩あたしに詰め寄り人差し指をあたしの
額に当ててあたしを睨む。
あたしのせいだって言いたいんですか…?
いや、確かにあたしの親友がやったことだけどね??
んなことあたしに言われても困るって…。

「んなことあたしに言わないでよっ!!」
「お前の親友がやったことだろ!?どーにかしろよっ!!」
「どーにかできるなら今頃そうやってるって!!」
「んじゃやれよ!!今すぐ奴を止めろ!!」

だからやれればやってるっつーの!!!
そうやって止めたあとの南を知らないからそんなこと言えるんでしょ!?

今までにないくらい本気で怒るひかるをどうにかしてなだめようとするけど
あたしにそんなことできるはずがなく…
もっと険悪に最悪な状況が出来上がっていく。

そんなあたしらをどうにかしてはるがなだめようとするが
そんなこと本気でキレてるひかるには意味はなく
もっともっと怒りのボルテージを上げるだけ…。

「あ゛ぁ゛!!!もう、イライラするっ!!
ったくほんとこんな依頼受けんじゃなかったぜ…」
「んなこと言わないでよ!!受けたもんは仕方ないでしょ!?」
「無理、絶対無理。俺は降りる」
「んじゃ、晩御飯も璃音の山分け分もあげないからねっ!!!」



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No.192 鈴音 05/03 00:12:25  削除依頼

お金にうるさいひかるだから…
こういえば、このモデルの依頼を降りなくても脚本変えろとか
そう言うのですむかなって思って…
ちょっと挑発的だったかもしれないけど、言ってみた。
でも…

「晩飯もお前の金もいらねぇよ!!!!
俺は降りる。ぜってーお前の彼氏役なんてやんねぇ!!
んなもんやるくらいだったら晩飯も金ももらわないほうがましだ!!!」

そう言ってひかるはあたしから目をそむけ、砂糖もなにも入れてない
コーヒーを一気に流し込んだ。


そんなひかるの態度にあたしの中の何かがぶち切れた。


確かにさ…いやかもしんないよ??
モデルやるだけでもイヤだって言ってたのに、役はあたしなんかの彼氏役だし
抱きしめろだのキスしろだのいろいろ注文付けられて…
そんなことし慣れてないひかるにしちゃすごい拷問だと思うよ??

ひかる過去にあたしは何があったか知らないけど
あたしにもいろいろあったようにひかるにもいろいろあったわけで…
もしかしたら、過去に女の人がかかわってなにかあったのかもしれない。
だから、桜田みたいに流さないで突っかかっちゃうのかもしれない。

でもさ…そこまで嫌?
そこまで嫌なの??
晩飯もひかるの大好きなお金もいらないくらい…
脚本を変えろとかじゃなくて、彼氏役も降りたいくらい…
そんなにあたしの彼氏役が嫌なの?

あっそう…んじゃもういいよ。
ひかるなんて…しらない…

「あっ綾殿??」

いつの間にかさっき考えてたことがブツブツブツブツと
口から呟きとして出ていたようではるが口元をひきつらせながら
あたしに声をかけてくる。



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No.193 鈴音 05/03 00:13:35  削除依頼

「何」
「えっ…あっいや…何でも…」

そう言ってはるをみたあたしの顔が相当怖かったのか
はるがたじたじになって答えた。

なんかいろいろどうでもいいや。
だって彼氏役こんなに嫌がるくらいだもんね…。
もう、失恋決定。見込みなし。

「ほんとにひかるこの依頼やんないのね?」
「やんねーっつってんだろ?」
「分かった、んじゃあたし帰るね」
「アヤ…もう、帰るの…?」

首をかしげてこっちを見るみや。
あたしはそんなみやのほうを向いてにこりと微笑む。
ちゃんと笑えてた…よね?うん。

「うん、ひかるの彼氏役撤回しなきゃいけないしね。
あっ璃音からもらったコーヒーゼリーとかいろいろ
冷蔵庫に入ってるから食べていいからねー。
あと明日ちょっと帰り寄り道してから来るから遅くなるー。
んじゃ、またねっ」
「あっおい、綾殿ッ!!」

椅子の上に置いてあったバックを持って
ひらひらと後ろ手に手を振ってはるの言葉を無視してアジトを出た。


*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.194 鈴音 05/03 00:18:30  削除依頼

「すみません。南いますか?」
「あら綾さん。少々お待ちください」

夜昼グループの本社に着き、1階の受付嬢さんで顔見知りの三宅さんに
南をよんでもらう。

「最上階のアノ部屋にいますよ?」
「1人ですか…?」
「はい。南さん1人ですよ?」
「ありがとうございます」
「綾さん。たまには南さんに甘えてみてはいかがですか?」
「…そうですね。そうさせてもらいます」

三宅さんとそんな話をしてあたしは奥のエレベーターに乗り込んだ。

ガチャ

「南ー?いるー??」
「んー?綾ー?どうしたー??」

扉をあけると休憩していたのか奥のさっきあたしらがいた部屋から顔を出した南。

「あれ?来るとしたら灰塚くんだと思ったんだけど…綾1人なの?」
「うん…あのね…南…」
「灰塚くんに彼氏役拒否られた??」
「えっ…?」
「あっやっぱりー?あのストーリー見たらきっと
灰塚くん怒るなーって思ってたんだけどね」

頭をポリポリとかきながらあちゃーと困った顔をする南。
分かってたらどうにかならなかったのかな…あのストーリー

「でもあのストーリーのままにしたの…?」
「えっ…あーうん。自覚させるにはあのストーリーが
一番いいと思ったんだけど裏目に出ちゃったかぁ;;」

自覚??どういうことだろ??
キョトーンと南をみると南は苦笑いして
「あんたは知らなくていいのよ」と言った。

「ねぇ南…あたし、もう駄目かも」
「なに??彼氏役以外にもなにかあった??」

コーヒーをついで南があたしの前にカップを置く。
そしてあたしの隣に座った。

あっ、コーヒー飲んでくるの忘れてた。
でもまぁいっか…とコーヒーを一気に飲み干す。

「ひかるの晩御飯つくる予定だったんだけどねぇ…
それすら拒否られちゃったー。あはは…は…」

ほとんど流したことがない涙がポロポロ流れおちてカップの中にたまってく。
そんなあたしに気付いた南は一瞬驚いた顔をしてあたしの背中をさする。



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No.195 鈴音 05/03 00:19:48  削除依頼

「たかが一回拒否られただけでしょー?
一回くらいでへこたれないの!」
「たかが一回…されど一回だよ…。
ひかるが言うと重さが違うんだ…よ」

健司を好きだった時には流したことなんてほとんどない涙が
ひかるだとどんどんどんどんあふれてくる。
あぁ…恋ってこんなに苦しかったっけ?

「言っとくけどあたし灰塚くん以外使うつもりないよー?」
「でも…一応…違う人…探しといて…?
ひかる…きっと…やら、ない…から…」

泣きすぎてどんどん眠くなってくる。
そんなあたしに気付いてか南はくすっと笑ってあたしの肩に手を回した。

「分かったから、寝るなら仮眠室。ね?」
「うん…あり、がと…。んじゃちょっと借りる…ね?」

仮眠室に連れていかれて寝かせられる。
横になった途端眠気が襲って来てあたしはすぐに眠りについてしまった。


「スースー」
「さてっと…綾を泣かせて、どう落とし前つけようかしら灰塚くん」

あたしが寝たあと仮眠室には南のドスの利いた低い声が小さく残った。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

すみませんっ!!
超時間オーバー的なっΣ

南ほんと綾大好きですよねぇ…(´・ω・`)
輝君…ご愁傷様(ぇ

これからコメ返させていただきますっ!!!



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No.196 鈴音 05/03 00:39:43  削除依頼

ユキ絵☆さん≫ですよねー♪結構参考にするとかきやすいんすよねww
マジデスカ!?へぇ…気になるなぁぁぁぁ←
素直じゃないところがまたあたしの萌え的点を突くんすよ☆(ぇ
読んでないのですかぁぁぁぁ><;
まぁ、あたしもただ単に面白いなーと思って買っただけでして、
周りのテニプリファンほどすばらい知識は持ってないんすけど~…
まぁ、とにかく俺様な感じでっ(笑
あたし的にはショーの最中になんでだかわかんないけど
こいつに糞女は渡したくねぇ的になってショーが終わった後に
トーガとひかるくん2人きりで話してもらおうかなーなんて思ってましたww
そしてその時に気付くっ!!そしてお楽しみは後夜祭(^ω^)ムフフっ←
そのもしやの予定ですよ☆トーガにライバル役をやってもらう予定ですww
全部同棲したい勢いですがその勢いを自ら閉ざしてしまった綾は馬鹿…
そしてそれを書いたあたしはもっとバカ○| ̄|_
インコにひかるくん嫉妬しちゃいますかww
そしたらあたしがPC前で発狂してしまうっww
おっそれもいいですねぇww←ぇ
額の後に後夜祭…そして夕ごはん…面白そうですね(笑
もう、綾なんて嫉妬しまくりですねっ~
今でさえ超ネガティブなのに…←お前がやったんだろ
その設定で行きましょっ!!今はモデル最低身長で世界を目指してる的な感じでっ♪
ポニーテールって…璃音ちゃんの依頼の時の綾じゃないっすかー☆
そして綾、運動するときは大体ポニーテールですよ♪
いやいや…綾、自分に持ってないものを持っててしかもおとなしいという
なんともかわいらしい女の子が目の前にあらわれて…しかもそれがライバル
ってわかったら綾のほうが負ける可能性が…(ぇ
ひかるくんっぽい告白…単純に「好きだ」と繰り返して抱きしめてほしいというのは
あたしがやってほしいこと(はいっ乙☆



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No.197 鈴音 05/03 00:39:53  削除依頼

希影さん≫あたしも全部部活ですよー;;
そして7・8日と10・11日は春季地区大会☆
んだっ課題Σ
すっかり忘れてたっ;;
マジですかっ!?岩手の地から応援してますよっ!!!
パワーを送り続けますっ!!!
はいっ!できることを精一杯頑張りますよー^^

おっマジですか!?
どんどん劇というかファッションショーでいちゃいちゃさせてあげてくださいorz
あたしは魁くんと璃音ちゃんの方の劇?には入れないもので…(悲しいことに
甘々な雰囲気を出しつつ、魁くんが璃音ちゃんに恋をすることを心から望むっ!!!!

ハードですよねぇ(泣
でもやんなきゃなんです…。
一緒にその時期に受けましょうよっww
かっこいいわけじゃないんすよーww←分かってる
ただ、あたしができないだけの話で(ぇ

ですよねー…ただやっぱり魁くんのほうが大人っ!!!
ヤバいですよねっ!!ひかるくんのツンデレっぷりには
あたしはもう泣きそうで泣きそうで(おい
てか毎日PCの前で発狂してますww
でも魁くんが時々見せる甘ーい感じ?というかなんて言うんでしょう
優しい雰囲気に「はいっ乙☆」って感じで←なにが
あたしは自分のキャラより他の皆さんのキャラが大好きなんですw
特にひかるくん(^p^)

えっ!?うそっ!?知りませんでしたぁ;;



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No.198 華樹 05/03 03:00:06  削除依頼

こんばんは~。
只今課題半分(?)終わりました~~!!
明日(もう今日だけど…)から岩手の方に二泊三日なんで、完全にその間姿を消します。
なんか…墓参りついでの旅行らしいです…
岩手は行ったことないので、今の気温とかわかんないんですが、(兵庫って結構真ん中なんで…)あっちはやっぱ寒いですかね…;;

わお、鈴音さん岩手なんですか!?
きっと(というか絶対)会わない(つか、顔知らないだろ;)と思いますが、岩手にれっつらごーします~。

一人傍観してて申し訳ないのですが、なんか、展開が!!
あああ、脚本が!!
恋愛の王道すぎて、どストライクですごいにやにやにやにやしてしまいましたよ!!
ああ、私がもっと絵が上手かったらそのワンシーンぐらい描いてみたいものを…!!精進せねば…!!!
そして綾ちゃんが、か、かわいすぎる…!!
恋に悩む女の子っていいなあ!ビバ恋煩い!(何
で、南様!やっちゃってください!(何を


あ、この前の集合絵、皆さんに気に入ってもらえたようで良かったです!
なんか描くたびに顔が変わるあたしの画力を許して下さい…;;
あの絵はもちろんリレ小メンバーであれば保存、転載OKですよ!
勉強の合間に絵の上達も兼ねて、ノートにこのリレ小のキャラ描きまくってます。
落ち着いたらそれもUPできたらいいなと思ってます。

それでは、こんな文だけで申し訳ないのですが、これにて失礼します。
残った理科の宿題やってきます…



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No.199 希影 05/03 06:30:17  削除依頼

おはよーございます^^
昨日の続きのコメ返を←あ

紫凛さん>>>
楓さんの指でハート作ってる画像がやばばばです←
もう楓さん美しい!!是非とも嫁に来てもらいたいでs((ry
ってか紫凛さんの絵の線がマジ綺麗なんスけど><v
男の子のチャイナ服は魅力的だと思いまつ^^←黙れ
そんでヌンチャクなんか持ってもらったらもう……カンフーだなあなんて←タヒ
冠はなんとか似合うと思いますけど金色の南瓜とか…ぷぷぷwwww
それで意外と似合ってたら更に爆笑もんですわー^^
性格的には仁王立ちになると思いますけど
僕的に白馬に乗って満面の笑みを見てみたいですね、はいww
おおッ∑ネギまですかー^^でも内容がうる覚え←蹴
よし、ちょっくら調べてみるか←
雛貴ちゃんですか!!…いいコンビになりそーです^^ww
いやいやいや、マジで綺麗ですから!
最近うpされていた楓さんの画像なんてネ申ですから!!!
ピカソはおいらですよー^^
あ、確かに紫凛さんの描く春彦……み、見たい←黙れ
ままま、まじどすか←何語
暑いと鼻血出やすいですよね←なんか違う
貧血注意ですね^^;



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No.200 ユキ絵☆ 05/03 10:58:09  削除依頼

* 灰塚 輝 *

俺の手により破れた資料がひらひらと宙を舞って、落ちる。

またたく間に、再び身体全体が熱くなっていくのが分かった。
だけど、これは風邪によって熱が出たわけじゃなく。
資料に並んだ数々の単語に対する激昂と含羞に血液が沸騰しただけで。

「なんで、俺が、おまえの、彼氏役を、した、挙句に、
お前を、抱きしめて、額に、キッキスまで、しなきゃ、なんねーんだよっ!!」

一言一言力を込めて、一歩一歩正確に近づく。勿論、糞女に。
資料に書いてあったことを声に出せば出した分だけ
そっくりそのまま怒りに代わって自分の元へ跳ね返ってきた。

…けど責めずにはいられねぇ。ここまでされて黙っれるわけねぇ!!
一体俺に何を求めてんのか知らねぇが…役者でもねぇ俺が
ここまで馬鹿にされても尚耐え続けてモデルなんてやるわけねぇだろ!?
奴等は遠慮ってのを知らなねぇのか!?
普通にモデルやってもらえるだけでも有難いって思うだろ普通!!

糞女の額に人差し指を当て鋭い視線をぶつけてやった。

「んなことあたしに言わないでよっ!!」
「お前の親友がやったことだろ!?どーにかしろよっ!!」
「どーにかできるなら今頃そうやってるって!!」
「んじゃやれよ!!今すぐ奴を止めろ!!」

隣で春彦がなんか言ってきたけど聞こえなかった。
宥めようとしてんだろうけど、そんなもので俺が引きさがるわけなく。
大体、自分が言われてねぇから分かんねぇんだ春彦は。
こんな役にされたら誰だって怒りたくもなるだろ?違うのかよ、え?
よくも平然と宥めるなんてことができたもんだぜ。虚仮にしやがって…!

糞女だって…俺が仮眠室で寝てる間にこの資料受け取ったんだろ?
だったらその時にキャンセルすりゃ良かったのによ。
時間が経ってから断るより直ぐ断った方が向こうにもこっちにも良いだろ?
俺が怒るのが分からなかったのか?そんなはずねぇよな?なぁ。
わざと怒らせてんだろ?俺のどこがそんなに気にくわねぇんだよ…!

「あ゛ぁ゛!!!もう、イライラするっ!!
ったくほんとこんな依頼受けんじゃなかったぜ…」
「んなこと言わないでよ!!受けたもんは仕方ないでしょ!?」
「無理、絶対無理。俺は降りる」
 



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No.201 ユキ絵☆ 05/03 10:58:49  削除依頼

 
「んじゃ、晩御飯も璃音の山分け分もあげないからねっ!!!」

元々テメェからなんて何も貰いたくねぇよ…!!逆上せ上んな!!

「晩飯もお前の金もいらねぇよ!!!!
俺は降りる。ぜってーお前の彼氏役なんてやんねぇ!!
んなもんやるくらいだったら晩飯も金ももらわないほうがましだ!!!」

用意していた無糖のコーヒーを一気に飲み乾す。

考えれば考えるほど腹立たしくなってくる。
俺はここにいて良いのか?自分で自分の首絞めてるよな?
もう辞めようか始末屋なんて。こんな奴等と一緒にいるくらいなら。
こんなの続けてたって何時かは辞める運命にあるんだからな。
センセに頼んでまたあっちの仲間に入れてもらおう。金も手に入るし。
可哀想だから始末屋の糞野郎共の顔だけは忘れねぇようにしてやるぜ…!!

「ほんとにひかるこの依頼やんないのね?」
「やんねーっつってんだろ?」
「分かった、んじゃあたし帰るね」

……。

「アヤ…もう、帰るの…?」

不安気な表情で首をかしげる餓鬼に微笑んで見せた糞女。
何時もの微笑みじゃなくて、どこかぎこちない見苦しい笑いで。

「うん、ひかるの彼氏役撤回しなきゃいけないしね。
あっ璃音からもらったコーヒーゼリーとかいろいろ
冷蔵庫に入ってるから食べていいからねー。
あと明日ちょっと帰り寄り道してから来るから遅くなるー。
んじゃ、またねっ」
「あっおい、綾殿ッ!!」

…今日で辞めんだから明日俺いねぇのに。バカな女だぜ。
最後の最後にこういう風に終わるとは思ってなかったけど
まぁ、こいつとどう別れようと別にどーだって良いからな……。

糞女は俺達に背を向けたまま、ひらひらと手を振っていた。
ドアに取り付けられたベルの音が、一度だけ鳴った。

「おい…輝殿まで何してるんだ」

家から持ってきた私物を全て鞄に放り込んでいると
後ろから春彦に肩を掴まれ邪魔されてしまった。

「何してるって帰る支度に決まってんだろ?今日で辞めんだからよ」
「辞めるってどういうことだ!?」
「お前等が嫌いだから」

意外に俺の私物って少ねぇのな。
鞄に全部入っちまったぜ。紙袋とか使うと思ったのに。へへ。
…んじゃ、さっさと退散するか。こんな所にいても意味ねぇしな。
忘れ物がないかチェックもしたし。これでやっとおさらばできるぜ。
 



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No.202 ユキ絵☆ 05/03 10:59:06  削除依頼

 
「じゃ。ちゃんと俺の写メ消しとけよ糞餓鬼」

ベルの乾いた音が鳴った。
二度と聞くこともないと思うと意外と良い音だったかも…って思えた。

さて。取りあえず…うちに帰ってからセンセの家に行くか。
昼飯まだだったし、途中のコンビニで弁当買おう。
照平に今日帰れねぇかもって言ったけど普段より早く帰れたな…。
辞めたって言ったら照平の奴どういう顔してくるだろーか。楽しみだぜ。
ゲーセン寄って格ゲーやりたいけど…風邪ひいてるし止めとくか。
家帰ってテレビでも見て…少しゆっくりしたらセンセの家へ。
きっとすぐに仲間に入れてもらえるから…そしたら新しい生活の始まりだぜ。
今までのことは忘れてもう一度やり直そ。人生リセットだ、リセット。

コンビニの前で足を止めた。そのまま、店へ入る。
弁当を一つ買って直ぐ店から出た。見た目からして不味そうだった。

まぁでもっ!!晩飯は今日から糞女が作ってくれるんだも――
あ…。そっか…もう何も作ってくれないんだった。

またさっきのコンビニへ引き返した。夕飯用の弁当を買うために。
不味そうな弁当を手に取りレジに出した。夕飯用だし弁当は温めなかった。

金を払う時。小銭を渡す手に少し力が入った気がした。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_

良い方へ進めるより悪い方へ進めるのが得意だから困る/(^O^)\
辞めるって何やねん辞めるって!!意地の塊やな(笑)

うおおおおおおお!!輝のブァカぁぁああぁあああ!!
私の愛しの綾ちゃん泣かせちゃらめぇえええいぎゃああああ!!
リナお姉さん、お仕置きでヒカルくんの睫毛全部焼いちゃうぞっ☆

今からぴくにっくなんでコメント返しは後ほどやります○| ̄|_
毎度毎度ごめんなさい○| ̄|_ううう…><、
 



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No.203 ニックネームは削除されました 05/03 14:36:48  削除依頼

*海咲 璃音*(爆弾投下ごーめんね☆←)

「…すみません、遅れました」
私はカツ...と床を靴の底で蹴る。乾いた音は部屋に反響し、やがて消えた。
黒い長そでのパーカー。腕には銀色のラインが一本加えられている。
勿論ジーパンにも。シュッと布同士が擦れる音がやけに耳に残る。

「02、お前の仕事はもう済ませておいた。…手間をかけさせたな。
お前はいつも通りを演じ、アイツを探し出せ」

「…了解いたしました、エデン」
小指までかかる衣服からすっと人差し指を私に向けたエデンに跪いて
そう感情の無い声を飛ばした。…もう、これで良いのだ。

「―――海咲璃音、か。良き仮名を付けられたものだ」
「恐れ入ります。…では私はこれにて。」

跪く私はそのまま軽く頭を下げ、立ち上がり踵を返した。
この場で殺せるのなら、殺したいのに。
如何して私がこんな正義紛いな事を……!!

止め処無くあふれ出す怒りを抑えながら長い廊下を一人で歩き続けた。
…♪~……♪......

不意に胸ポケットに入れておいた桜色の携帯が音を立てた。
私はそれを黒い手袋をはめた右手で取り出し開いた。

「……?」
誰からか分らない電話に顔を顰めた後、渋々電話に出る。
―――それは南からで。

――ああ璃音?良かったわ繋がって。急だけど私の本社に来れるかしら。
「え?んー…大丈夫だけれど……もう編集でも?」
――そうよ?月詠さんから話は聞いたから。…此方には綾もいるし。
「…随分イラついてるのね。綾の事でしょう。」
先程より声のトーンが低くドスの聞いた声になっている。
さて、今日は何を――――。
――まあそんな感じ?彼方には色々お願いがあるから…
私はフゥっと息をつき、「じゃあ今からそっちに行くわ」と言って電話を切る。

…この格好で行けと。まあ雛貴が居ると思うから別に良いや。
この際全部話してあげるか。『コード:ブレイカー』の事も。
皆軽蔑するのかしら。―――それも如何でも良いや。もう慣れた。

私は一度立ち止まっていた足をまた進めながら皆の反応を考える。
綾は信じられないという瞳で私を見つめ雛貴は多分泣くのだろう。

カツカツ無機質な音が響いて恐怖心を煽る。
少し俯きながら歩いていると前方から光が差し込んだ。



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No.204 ニックネームは削除されました 05/03 14:38:04  削除依頼

“もう、遅いかもね”
“少なくとも致命傷を負ってることは確かですね”
“紬………楽園に、彼方は居るのかしら”
“居なかったら?いなかったら彼方は何を求めるんですか”
“私はずっと嘘をつき続けるの。アイツの事を覚えさせたくないし”

光が洩れるドアに手をかけ、目の前のリムジンに目をやる。
「ほら、璃音ちゃん乗って~」

虹色の綺麗な雛貴の髪が、揺れた。

+//////////////////////////////////////////////////////////+

「南ちゃん、遅れましたー」
先程と同じ左右の扉では無く中央の扉に突っ込んだ雛貴。
私の服装は相変わらず黒尽くめ。

「ああ、お疲れ様。璃音も急に呼んでごめんなさいね?」
ライラックのテーブルで眉根を寄せて微笑む南。

私は別に良いわよと素気なく返事を返し南の正面のソファにそっと腰かけた。
私はきょろきょろあたりを見渡した後「…綾は?」と問う。
すると南は一度バツの悪そうに顔を顰め、仮眠室よと言う。

「…綾、灰塚君に彼氏役拒否されちゃったんですって。
私の隣で散々泣いた後泣き疲れて寝ちゃったの」

「へぇ…様にフラれたってか。…じゃあ聞けないなあ」
私は腕を組んで苦笑する。

「何を聞くつもりだったの?」
南はそっと私に珈琲の入ったティーカップをよこす。
それを私は受け取り掌で軽く転がした。

「恋をするって、どんな感じなの?…って」
私は恋ってしたこと無いからさ、と自嘲した笑みを浮かべてやる。
そうしないと私まで泣いてしまいそうだから。

南は困ったようにそっかと笑うと口に珈琲を含んだ。



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No.205 ニックネームは削除されました 05/03 14:39:06  削除依頼

「……だって私、ゴミ箱だったもの」
私は窓の外を見つめてそう言った。学校に行けば女子が私に
誰かの愚痴を零した。それを聞いた本人がまた愚痴を零した相手の愚痴を
私に零して。関係ない人までその人たちの愚痴を私に注いだ。
暫くそれを聞いていると私の心が小汚い物でいっぱいになって苦しくなる。
もう死にたいってあの時、何回思ったのだろうか?私と言うゴミ箱は。

ソレを私は人を殺める事で紛わせ、ゴミをぶちまけた。
誰かに言えばその人に負担がかかるから。もう迷惑なんて掛けたくない。

「綾が寝てからどのくらいたったの?」
「んー…そうね、一時間半って所かしら」
「…じゃあ眠りの森へは行けないわねぇ」
「眠りの森?なにそr「あ、それこっちの話だから」

私が口を開いて、南が口を開いて。他愛もない事で時間を潰しつつ
唯綾が目覚めるのを待ってた。

「じゃあ璃音ちゃん。ここで編集しちゃう?一応用意はできてる」
不意に黙っていた雛貴がそっと口を開く。
私は一口分残ったコーヒーを飲みほすとそっとソーサーにカップを置く。

「…そうね。南は綾の側にいてあげて頂戴な」
人って独りだと不安になるものなのよと付け加え部屋を後にした。

*//////////////////////////////////////////////////////////*

何かイヤホンやら何やらが揃いに揃った一つの部屋に入る。
まだガラスのドアを開ければマイクの下に歌詞の載った紙。

私は迷わずその場所に行ってパラパラ紙をめくる。
この構造は多分雛貴と同じ…ってか雛貴が無理やり用意したんだろうな。

すっと雛貴の方に向けばコクリと頷く。…OKなのかよく分からない。

「忘れてゆけるどんな傷さえあきれるほど美しく
眠ったままの心が痛む 疑問だけが目を覚ます」

私は眠ったままだと、誰か叩き起こしてと小さい頃願った。
何せ…あの頃の私は相当キてたから。



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No.206 ニックネームは削除されました 05/03 14:40:10  削除依頼

「同じ顔した愛はいらない鏡の中の恋は幻 鮮やかな過去優しい言葉
そんな夢より誰か今真実を―――下さい」

生温い仲間とのじゃれ合いも要らないから、今私が求める真実が欲しい。

「誰も居ないこんな世界で私は何故泣いているの?見上げる空は遥な孤独
唯生き場の無い想いの姿―――」

「胸が痛い」
あの人と過ごした時間、全てが大嫌いだけど…一部分だけ、好きだから。

その後も私は歌詞通り音程に合わせ歌い続けた。
人を愛せない悲しみと、人を信じれない苦しみをまたじっくり自分で
噛みしめる様に。苦くて泣きそうになった。幾度も、幾度も。

心を潰された息苦しさ、目の前の血だまりに足を踏み込んでしまう罪悪感。
全て全て、知ってる筈。そうだ、私はあんな過ち二度とするものか。

獅斬さんは正しいんだ、皆が間違ってる。
そう…獅斬さんは私の全て、私の誇り。
傷つける奴は誰であろうと―――――「璃音ちゃんお疲れ~」

一瞬瞼の裏にかすんだ獅斬さんの姿を感じた後、雛貴の声に振り向く。

気を抜けば全てがひっくり返ってしまうから、私は演じ続けなければ。
誰にでも嘘をついた。嘘を付けないという事を信じて居る人達には
悪いけれど―――これが、私の生き方だから。

「お疲れ様♪バッチリだったよ~。あとは私に任せて南ちゃんの所戻ろ?」
パッチリした珊瑚色の瞳を瞬かせた後私の手を引いた。
「……そだね」

+///////////////////////////////////////////////\(^o^)/////+←

「あ、お帰り~。」
「…!?何で璃音が…?」

上から南、綾。綾は腫れて紅くなった目を隠す様に俯いて言う。
私は綾の額を指ではじいて上を向かせる。
眉を下げてウル目で私を上目使いに見つめる綾に私はにっこり微笑んで…

「何時までもウジウジウジウジ泣いてんじゃないわよ馬鹿が」
と言ってピコハンをお見舞いした。それも五発。

「いったあああい!!人が哀愁漂わせてる時に何で殴るのよ!!」



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No.207 ニックネームは削除されました 05/03 14:40:46  削除依頼

「自分に哀れみ持つな馬鹿が!!何で約二時間爆睡してたお前が
また泣いてんのかしっかり説明してもらおうか、ああ??」

氷雨と桜花の性格をもった私が叫ぶ。
「べ…別に良いじゃん!ちょっと思い出しただけだもん!!」
綾は私に殴られた部分を摩りながら私を又見つめる。

「……へぇ……そっかそっか。そんなに雛貴と美羽と同じ目に逢いたいと。
先に言えばよかったのに…じゃあ綾」
私は兄さんより凄まじい黒い笑みを浮かべた。

…雛貴の表情が冷えた。

「な、何よ」
綾も私の言葉に若干ビクついたのか言葉が弱い。

そして私がいった単語。

「…良かったわよね、綾が綾で。まだ私全然本気で怒って無いから♪
……っつーわけで綾、正座」

「綾ちゃん逃げてえええええええ!!!!!」
雛貴が物陰に隠れながら叫ぶ。

…途端に黙り込んでいた南と私が思わず噴出してしまった。

「あはははははは!!やっと綾も元気になったわね…それにしても…あはははは!!!」
「プッ…本当に怯えてるし…大丈夫そんなことしないわよ、綾ww」

おなかを抱えて笑う南を振り向いた後、言葉を後に発した私とを
交互に見つめた。それもキョトンとした顔で。

「はぁ笑ったぁ…璃音、ありがと。やっぱり演技だけはうまいのねw」
「でしょでしょ?璃音ちゃんは演技なら上手なのww」
「まぁねぇ~。感情を入れるくらい簡単だし?綾みたいな単純な子を
だますのも演技って思えば赤子の手を捻るみたいなもんだし?」

南は涙を拭いながら私に微笑んだ。
…実は半分切れてたのも事実ですが←

「え、何!?あたし璃音にデコピンされた頃から…」

「「「うん、騙してたけど?」」」
雛貴も加わり平然と言ってのけた。
綾は顔をヒクつかせて私を見つめた。そして口パクでバーカと言った。

――――――――――――――――――――――――――――――――
昨日の投稿をしようとしたら寝てしまいましたwwww
途中で話を加えて昨日の分の爆弾投下ですw

今日の夜…投稿できたらしますーb
ってか綾ちゃんwwwごめん、凄いごめんwww
でも楽しませたかったんだよ、ってか愉しかった←



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No.208 ニックネームは削除されました 05/03 14:50:07  削除依頼

希影さん⇒
楓様が一番大好きな俺、登場(mt
ヌンチャクは持ってないすけど一応ペタリしておきますwww
ラメラメの南瓜パンツをお願いしたいですねw
それを実は三蔵さまに着せてみたいのが真の願望☆←
満面の笑みで御姫様ナンパして見事にフラれる所が夢に出て来そうで←ちょ
調べてみて下さいーb…ちょっと内容がヲタですが←わお
いやいやいや、マジで綺麗ですから!
春彦様が何かロープレっぽくてwww
私冷え症なので現時点でひざかけしてます←

残りの御二人様は恐れ多くも次これた時に…もう出かけなくてはOTL



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No.209 鈴音 05/04 00:11:34  削除依頼

*一ノ宮 綾*

真っ暗闇に一筋の光が先に見える。
あたしはなぜか急いでいて、その光を追いかける。
もうちょっともうちょっとでたどり着く…。
そう思ってるといつの間にか光は目の前まで来ていた。

そしてその光を触ろうとした瞬間…

――ぜって―お前の彼氏役なんてやんねぇ

きつく冷たい眼をしたひかるの顔が目一杯に広がって、あたしはそこで目が覚めた。

「起きた?綾」
「はれ…あたし…」

そう言ったとき頬を流れる何かに気付く。
あぁ、あたし泣いてるんだ。
夢でも現実でもひかるに拒否られたから…。

「2時間も寝てたのよ??まったく…」
「ん…ごめん。ありがと…」
「まぁいいけど…あんたがあたしの前でアレ以外で泣くなんて
はじめてだったからね…」

え?そうだったっけ…
そう思ったその時仮眠室のドアが開く音がしたのでそちらを見る。
するとそこにいたのは璃音と雛貴さんだった。

「あ、お帰り~。」
「…!?何で璃音が…?」

そう言えばあたし目ぇ腫れてるじゃんっ!!!
こんなん見せられないっ!!あたしは下を向いてうつむくが
璃音の近づいてくる気配がしたと思うと額に衝撃が走った。

不意に上を向くとそこにはニコッとほほ笑んだ璃音。

「何時までもウジウジウジウジ泣いてんじゃないわよ馬鹿が」

そう言ったかと思うとピコハンを持ってあたしの頭をたたいた。
しかも5発も…。

「いったあああい!!人が哀愁漂わせてる時に何で殴るのよ!!」
「自分に哀れみ持つな馬鹿が!!何で約二時間爆睡してたお前が
また泣いてんのかしっかり説明してもらおうか、ああ??」
「べ…別に良いじゃん!ちょっと思い出しただけだもん!!」

璃音に殴られた部分を摩り、なぜ知ってるのか…あぁ南か
なんて思いながら璃音を見つめる。



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No.210 鈴音 05/04 00:12:55  削除依頼

「……へぇ……そっかそっか。そんなに雛貴と美羽と同じ目に逢いたいと。
先に言えばよかったのに…じゃあ綾」

そう言って璃音ははるが治療するときに見せる笑みと同じくらいの
黒い笑みを浮かべたかと思うとあたしを呼ぶ。
不意に雛貴さんが震えるのが視界の端にとらえられた。

「な、何よ」

「…良かったわよね、綾が綾で。まだ私全然本気で怒って無いから♪
……っつーわけで綾、正座」

「綾ちゃん逃げてえええええええ!!!!!」

雛貴さんがそう叫んだがあたしが逃げれるはずもなく。
どうしてこんなことに…なんて思いながら正座する。
だって璃音怖い…。

「あはははははは!!やっと綾も元気になったわね…それにしても…あはははは!!!」
「プッ…本当に怯えてるし…大丈夫そんなことしないわよ、綾ww」

おなかを抱えて笑う南と噴き出す璃音。
え?何?何が起こった??
あたしはわけがわからずキョトーンと璃音たちを見つめた。

「はぁ笑ったぁ…璃音、ありがと。やっぱり演技だけはうまいのねw」
「でしょでしょ?璃音ちゃんは演技なら上手なのww」
「まぁねぇ~。感情を入れるくらい簡単だし?綾みたいな単純な子を
だますのも演技って思えば赤子の手を捻るみたいなもんだし?」

てか、雛貴さんまで笑ってるし…

「え、何!?あたし璃音にデコピンされた頃から…」

「「「うん、騙してたけど?」」」

3人そろった声に逆に溜息をつきたくなった。
何なのよ…もう…。

「まぁ綾は大体元気になったしいいとするかっ。
ごめんね、璃音。呼び出したりして…」
「あぁ、全然。大丈夫」

そう言って璃音は顔の前で手を横にふった。
そんな様子に南はふっと微笑んだあと、怒気を含んだ表情に一変する。
えっ!?あたしまた何かした!?

「じゃあさ、そのついでに璃音。ちょっと綾のこと預かっててくんない?」
「へ?あたしこの後アジト…てか奪還屋のみんなのとこ行かなきゃいけないんだけd「ね?お願い」



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No.211 鈴音 05/04 00:13:58  削除依頼

璃音の言葉を遮って黒い微笑みを浮かべながら璃音に問いかける南。
南の黒い笑みってどうも拒否の言葉は言えないんだよね…。
てか、そうなるとあたし奪還屋のみんなのとこ行かなきゃいけないの!?
えっ気まずっΣ

「えっ南。あたし一人でも大丈b「あんたは黙れ」「…はい」

なんで!?なんで南こんなに怖いのー!?

「ね?璃音。お願い。ちゃんと綾は迎えに行かせるから」

え?誰に??って話になるよね←

「…南は、何をする気なの??」
「言わなくてもわかるでしょー??綾をなかした『どっかのバカ』を
直々にぶん殴りに行くのよ」

そう言ってにこにこ笑う南の後ろになにか黒いオーラを感じるのはあたしだけでしょうか…。
てか南ってこんなに友情に厚いやつだっけ??いや、そんなことはなかったような…。

もしかしてあれかな…。
あたしが初めてアノ事件以外で南の前で泣いちゃったからかな…。
てかそれしか考えれないよねっ!?

「ってか南ひかるの居場所わかるの??」
「さっき調べた。わかんなかったら始末屋のみんなに聞くわよ」

そう言って印刷機の上にある資料を手に持つ。
いや、それって犯罪でしょ…。
そして鞄やらなんやら持ったあとドアに向かって行った。

「んじゃ璃音。綾をよろしくねっ」

南はそう言ってウィンクし手を振って出て行った。


――ねぇ綾
――んー?なに??
――南って強引なのね…
――…璃音今更気づいても遅いぞー(泣



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No.212 鈴音 05/04 00:15:05  削除依頼

*夜昼 南*

綾を璃音に預けたあと、三宅さんに車を出すように言ってもらい
いま、調べた灰塚くんの自宅に向かっている。

そう、どっかのバカとは灰塚くんのことだ。

綾はアノ事件が起こる前までは感情表現豊かで、嬉しければ喜ぶし、悲しければ泣くし、
ムカつけば怒るし、楽しいって感じたことはとことん楽しむ。
ほんと喜怒哀楽が激しい子だった。

でもあの事件があってから綾はパタリと感情を表に出すことをしなくなった。

始末屋のおかげか喜怒楽は大体本当の笑顔でするようになってきたけど哀だけは別だ。
綾は今でさえほとんど泣かない。
アノ事件を思い出すときは泣いてしまうけど、それ以外は普通だった。
そう、ほとんど涙を他の人に見せないようにしていたんだ。

それが今日崩された。
綾がアノ事件のこと以外で泣いたのだ。

綾にはアノ事件のことがあった分幸せになってほしい。
そう思うのはあたしの自己満足かもしれないけど
それでもやっぱり今までの分幸せになってほしい。
これ以上綾を泣かせたくない。

だから、綾を泣かせた奴はどんな奴でもあたしは許さない。

「到着しました、こちらのアパートです」
「分かったわ、ありがとう。帰りは歩いて帰るから」
「はい、では…」

そう言って運転手さんはあたしをおろし車を走らせた。
だいぶ普通そうだが周りを見る限り、奥行きが狭い。
きっとちょっとせまめなんだろーな…

そう思いながら郵便受けを見ると灰塚くんの名前が付いていて
他にもそういう名前がなかったからここだと思いその部屋まで
足を運んだ。

ガチャガチャっ…

「あれ?留守かぁ…」

ってことは待つしかないな…まぁすぐ来るだろ…。
とか思っていると、お目当てのアパートの隣の部屋のドアが開いた。
そこには…外国人??



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No.213 鈴音 05/04 00:17:00  削除依頼

「Nice to meet you. How are you?」
「にゅん?ボク、日本語できマスヨー」

若干カタコトなのね…
そんなことを思いながらその外国人さんににこりと笑う。
すると外国人さんもニコッと微笑み返してくれた。

「そこに立ってるってことは、先輩のことまってるんデスカ?」
「先輩…?あぁ、灰塚くんのこと?」
「そうデスヨ?」
「あぁ、まぁそんな感じよ」

そう言うと外国人さんは困った笑みを浮かべた。

「先輩…今日帰ってこないかもって言ってましたよ??」

外国人さんの言葉を聞きながら外を見るとそこにはあたしが待ちわびていたバカの姿が…。

「その先輩ってあれじゃないの?」
「にゅん?アー!先輩!!今日は帰らないんじゃ??」
「うっせーぞ照平。いろいろあったんだっつー…の」

灰塚くんはその照平くんからあたしに視線を落とすと機嫌が悪そうでどこか
顔を合わせづらいと判断したのか無視して部屋の鍵を開けようとする。

「にゅん?先輩?お客さんですよ??」

そう言って照平くんはあたしを灰塚くんの前に差し出す。
というか押し出す。
てか人を押し出すのどうかと思うけど…って仕方ないのか。

「そんなやつ客なんかじゃ「ないとか言わないわよ?バカ」
「バっバカとはなんだバカとは!!!」
「バカだからバカ、そんでもって鈍感の女泣かせ」
「なっお前、ふざけんじゃ!!!」
「ふざけてなんてない。あんたに話して置かなきゃいけないことがあるの。」
「ふざけてないってお前…てか勝手に人んち上がるなーー!!!」

かぎが開いてドアが開いたのを確認してあたしは部屋に入る。
中は案外きれいになっていて10歩もあるかないでリビングがありそこの
床に腰掛ける。
机をはさんで向かいにムスッとした灰塚くんが座った。



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No.214 鈴音 05/04 00:18:39  削除依頼

「糞男ッ、メシッ、糞男ッ、メシッ」
「ガタガタうっせーんだよ糞インコっ!!」

そう言ってインコに向かって叫んだあとにあたしに向きなおって溜息を吐いた。
あぁ?強引だって??当たり前、あんたみたいな相手には少し位強引な方が良いんだって。

「話ってなんだよ…糞女のことか?だったら俺もう始末屋やめたから
関係ねぇz「関係ないだなんて言わせないわよ…」

明らかに関係ないと言いそうになった灰塚くんの言葉を途中で切りあたしは続けた。
よくそんな口きけたもんよね…。綾の気もしらないで…。

「関係ないですって…?よくんなこと言えるわよね…
綾を傷つけておいて、その癖いやなことから逃げて俺は関係ありませんだ?
ふざけてんじゃないわよっ!!!あんたっ綾がどんな思いしたか分かってんの!?」

どんと机を叩いてあたしは灰塚くんに詰め寄った。
そんなあたしに灰塚くんは一瞬ひるみ、んぐっと言葉に詰まった。

「確かに灰塚くんの性格からしてあの台本はいやだったのかもしれない。
もともと彼カノなんかじゃないし、仕方ないと思うよ。
けどさ、少しでも人を引き付けられるような台本にしなきゃもう一つの
依頼だって進まないのよ!?
あっちの方の依頼も少しずつだけど犯人の情報が集まってるの!!
相手を捕まえてなおかつ他の人を傷付けないためには
他の人をひきつけるのが必要なの。
中学生ってそう言うロマンチックなものに結構憧れを抱くものだし、それに
あたしや月詠グループの服のファッションショーと言ったら一般の女性客は
ほとんど体育館に来ることは確実だわ。
だからあたしはあの台本にしたのよ。

でもね、綾はふざけんなってこんな台本じゃひかるが何言うかって
あんたの心配ばっかりしてたのよ!?
そんな綾の気持ちあんた分かって始末屋やめるとか、彼氏役なんてやりたくねぇとか
言ってるわけ??仮に綾のために言ってたとして、ほんとに綾のためになってると思ってるの?
結局自分のためでしょ??自分が傷つきたくない、見せものにされなくない
そんな自分本位の考えのために綾がどんだけ苦しんだか分かってんの!?
あんたのその考えで綾は、アノ事件以外のことで初めて人前で泣いたんだからねっ!?」



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No.215 鈴音 05/04 00:24:05  削除依頼

「…あいつが、泣いた…?」

かなり目を見開き、嘘だろとも言いたげな瞳でみてくる灰塚くん。

「そうよっ!!本社に来たかと思ったら、泣きだしたのよ!!
せっかくあなたのおかげで綾はアノ事件の溝が修復されてきたって言うのに
今度はあなたが綾の傷を広げるの?

あたしはねぇ、綾のことを助けるなんてこうやって人を責めることしかできないの。
綾の隣に最も必要なのはあたしじゃないの。あなたなの!!!
あたしが隣にいても何の解決にもならないの、綾は笑顔にならないの!
あなたが隣にいないと、綾は本気で笑うことなんてできないんだからね!?」

息が乱れてくるがそんなのも気にせず灰塚くんを睨む。
灰塚くんは下を向いていてどんな表情をしているのかわからなかった。

「あなたが何しようとあたしには関係ないわ。
ここまで責めてきてあれだけど始末屋やめようが彼氏役降りようがあなたの自由。
でも、綾のこと忘れないであげて…?」

そう言ってあたしは鞄から紙の束を取り出し机の上に置いた。
それに気付いたのか灰塚くんは下を向いたままそれを1つ1つ見ていく。

「んだよこれ…」
「調理室を借りて綾が試行錯誤して作った料理の作り方のメモ。
綾ってお菓子作るの得意でしょう?いっつも、バイト行く前に調理室寄って作ってくのよ」
「あいつ…調理実習で作ったとかって…菓子ばっかり持って来て…」
「あぁ、それ綾なりの照れ隠しでしょ。調理実習なんて週1あればいい方よ。
それに菓子ばっかりだったのは家庭科の先生がお菓子作りが
好きだからお菓子の材料しかなかったのよ。
ただ、家庭科の先生に聞いてそうやっていろんな料理
作ろうとしてたみたいだったけどね。誰かさんのために」

よいしょっと言って鞄を持って立ち上がる。



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No.216 鈴音 05/04 00:31:10  削除依頼

「あと、台本。一応置いてくわ。
やらなかったら別に捨てていいから。
あっそれと…綾今奪還屋にいるのよ~…。迎えに行ってくれれば
助かるんだけど無理よねー。うん。だから気にしないで~」

そうして玄関まで行き靴をはく。

「んじゃ急に責めて悪かったわね。それじゃお邪魔しました」

バタンっ

ドアを閉めてあたしは物陰に隠れる。
そしてその数分後、部屋から出た灰塚くんは血相を変えてあたしの前を
走って通り過ぎていく。
その姿を見てクスッと笑ってしまった。

「態度であそこまで出てるのに…何で本人気付かないのかしらねー」

そう呟いたあたしは携帯を取り出し、
璃音に灰塚くんが向かったとだけメールを送って本社に向かって歩き出した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――

はぃっ!!
ほんとにほんとにタイムオーバーGOMENNASAI!!←

そしてほんとは紫凛さんの最初のほうも南目線で書こうとしたのですが…
みすしてすべて消去してしまいショックで書く気が…orz
ほんとに申し訳ない…。

華樹さん≫えぇぇぇぇぇぇぇ!?岩手ですか!?
このわけわからん田舎の地に華樹様がいらっしゃったのですか!?
うわーぃ\(^0^)/これは愛を持ってお会いしに行かなければっ←止めれ

兵庫に比べれば寒いですよねぇ…。
今日は昨日より寒かったですね…はい。

そして岩手のどこかヒントだけでもお聞きしてよろしいかんじですk(殴
あっダメですよね…すみませんorz
それにかえせないですもんね…(泣

ただ、この果樹さんのコメが合って今日の部活の帰り、部活の帰りの通学路のお家の庭に
黒い服を着た人たちがいて、結構前にお葬式やってるの見てたんであっもしかしてお墓参りとかかなとか
そんなこと考えた瞬間に華樹さんがうかんでしまった(ぇ
あたしがみた車は習志野ナンバーだったんでちがうかなぁと
落ち込みましたが…。
もしかしたらとおもいましてっww



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No.217 ユキ絵☆ 05/04 13:14:12  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「あ、センセ?お久しぶりです。誰だか分かります?」
『声で分かるよ』
「俺始末屋辞めようと思ってるんですけど。だから18時くらいに――」
『来るのかい?』
「あれ…もしかして駄目でしたか?」
『いや。待ってる』
「っていうか実はもう辞めちゃったんですけどね。始末屋」
『仲間の許可なくかい?』
「そうなりますね。ごめんなさい」
『謝る相手が違う』
「いやぁ…でも聞いて下さいよ。奴等まじ超ウザくってモデルの依頼――」
『相変わらず話しが長い』

――ブツッ。

「あぁ!ちょっ、センセ!?」

一方的に電話を切られてしまった。

まぁ…取りあえずセンセの家行っても良いんだよな。
いつも途中で切らないでくれよ…。せめて話が纏まってからにしてくれ。
今俺そんな話し長くなかったよな?センセが短すぎるんだろ。
もしこれがセンセじゃなかったら地球の裏側まで蹴り飛ばしてるぞ俺。

携帯を鞄にぶち込んで、舌打ち。イライラするのは性格だから仕方ねぇ。
嫌なことは忘れて、急いで家に帰って昼飯食って…昼寝しなきゃな。
んじゃさっさと歩かねぇとまずいな。時間ばっか経っちまう。

…で。さっさと歩くと何故こうなる。

アパートの階段を上り2階についた途端、溜息が2連続で出た。

「その先輩ってあれじゃないの?」
「にゅん?アー!先輩!!今日は帰らないんじゃ??」

どうしてゴジラと照平が俺の家の前で一緒にいるんですか。
ゆっくり歩けばこうはならなかったよな?やっぱ俺運悪っ!!
っていうか明らかにこの二人知り合いじゃねぇよな?おかしいだろ。
その前に照平とか関係なくゴジラがこの場にいること自体変だろ!!

「うっせーぞ照平。いろいろあったんだっつー…の」

っていうか何で照平が外にいるんだよ。これからどっか出かけんのか?
まさか照平がゴジラに俺の家教えたのか…?いや、流石にそれはねぇか…。
まぁ…どうせゴジラが勝手に俺の住所調べたってところだろ。
そこまでして奴が俺に会いにきた理由って言ったら…多分一つしかないわけで。
面倒くせぇからシカトして家入ろ。家入ったらソッコーで鍵閉めよ。

修学旅行で買った三猿のキーケースを取り出し、2番の鍵を鍵穴に差し込む。
扉が壊れてるから結構力がいるけど…こじ開けようと鍵に力一杯回す。
 



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No.218 ユキ絵☆ 05/04 13:14:29  削除依頼

 
すると。

「にゅん?先輩?お客さんですよ??」

照平がゴジラを俺に向かって差し出してきた。
っていうか、押し出してきた。もう突き飛ばす一歩手前くらいの勢いで。
絶対俺がゴジラのこと避けてるの気づいた上での行動だな。
天然KYのふりしやがって。そんなに嫌がらせして何が楽しい。

「そんなやつ客なんかじゃ「ないとか言わないわよ?バカ」

足を一歩前に出し凄まじい目つきで俺を睨んでくるゴジラ。
こっちは逆に思わず一歩後ろに下がってしまった。

「バっバカとはなんだバカとは!!!」
「バカだからバカ、そんでもって鈍感の女泣かせ」

俺が女泣かせだと?俺はそんなん縁がねぇのにアホ抜かしてんじゃねぇよ!!
日本酒の女泣かせの間違いじゃねぇのか?あ?この糞女その2…!!

「なっお前、ふざけんじゃ!!!」
「ふざけてなんてない。あんたに話して置かなきゃいけないことがあるの。」
「ふざけてないってお前…てか勝手に人んち上がるなーー!!!」

ゴジラとトークバトルを繰り広げてると、ドアが開く音が。
俺がさっき差し込んだ鍵をいつの間にか照平が回してドアを開けていたらしい。
ゴジラがそのチャンスを見逃すはずなく。勝手に家に上がりこまれた。

「先輩…いつまでも恋人を家の中に入れないのは非常識――」
「体罰。死ぬんじゃねぇぞ」

照平を2階から1階まで蹴り飛ばし、急いで自分の家へ。
ゴジラは既にリビングに座り俺を待っていた。おっかない顔して。
だから俺もおっかない顔をして座ってやった。机をはさんだ正面に。
座った直後に糞インコが騒いだから怒鳴り飛ばしてやった。

さて。どうやって追い返そうか。この強引ゴジラを。

「話ってなんだよ…糞女のことか?だったら俺もう始末屋やめたから
関係ねぇz「関係ないだなんて言わせないわよ…」

遮られた。マジで人の話を聞かねぇ女だな。
ちゃんと最後まで聞いてくれね?トークバトルの基本がなってねぇな。へへ。
それに始末屋なんて辞めたんだから。分かってんのか?辞めたんだよ、辞・め・た。
今更そんな俺に糞女の話しなんかされちゃ迷惑なんだよ。
もう俺は今までのことは忘れんだからよ。関係ねぇもんは関係ねぇんだよ。
 



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No.219 ユキ絵☆ 05/04 13:14:47  削除依頼

 
「関係ないですって…?よくんなこと言えるわよね…
綾を傷つけておいて、その癖いやなことから逃げて俺は関係ありませんだ?
ふざけてんじゃないわよっ!!!あんたっ綾がどんな思いしたか分かってんの!?」

部屋に震動が伝わった。ゴジラが力任せに目の前の机を叩いていた。
別に怯んだわけじゃねぇけど…ちょっと吃驚して反論の言葉が思いつかなかった。
そんな俺に気づいたのか気づいてねぇのか、ゴジラは先程と同じよう
きつい口調で話しを続けた。真剣な顔で。

「確かに灰塚くんの性格からしてあの台本はいやだったのかもしれない。
もともと彼カノなんかじゃないし、仕方ないと思うよ。
けどさ、少しでも人を引き付けられるような台本にしなきゃもう一つの
依頼だって進まないのよ!?
あっちの方の依頼も少しずつだけど犯人の情報が集まってるの!!
相手を捕まえてなおかつ他の人を傷付けないためには
他の人をひきつけるのが必要なの。
中学生ってそう言うロマンチックなものに結構憧れを抱くものだし、それに
あたしや月詠グループの服のファッションショーと言ったら一般の女性客は
ほとんど体育館に来ることは確実だわ。
だからあたしはあの台本にしたのよ。

でもね、綾はふざけんなってこんな台本じゃひかるが何言うかって
あんたの心配ばっかりしてたのよ!?
そんな綾の気持ちあんた分かって始末屋やめるとか、彼氏役なんてやりたくねぇとか
言ってるわけ??仮に綾のために言ってたとして、ほんとに綾のためになってると思ってるの?
結局自分のためでしょ??自分が傷つきたくない、見せものにされなくない
そんな自分本位の考えのために綾がどんだけ苦しんだか分かってんの!?
あんたのその考えで綾は、アノ事件以外のことで初めて人前で泣いたんだからねっ!?」

おいおいちょっと待てよ。…嘘だろ。

「…あいつが、泣いた…?」
 



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No.220 ユキ絵☆ 05/04 13:15:12  削除依頼

 
「そうよっ!!本社に来たかと思ったら、泣きだしたのよ!!
せっかくあなたのおかげで綾はアノ事件の溝が修復されてきたって言うのに
今度はあなたが綾の傷を広げるの?

あたしはねぇ、綾のことを助けるなんてこうやって人を責めることしかできないの。
綾の隣に最も必要なのはあたしじゃないの。あなたなの!!!
あたしが隣にいても何の解決にもならないの、綾は笑顔にならないの!
あなたが隣にいないと、綾は本気で笑うことなんてできないんだからね!?」

ふと、さっき糞女が餓鬼に見せたぎこちない笑みを思い出した。

「あなたが何しようとあたしには関係ないわ。
ここまで責めてきてあれだけど始末屋やめようが彼氏役降りようがあなたの自由。
でも、綾のこと忘れないであげて…?」

ばさっ。と何かが放り投げられた音が鳴り、机の上に紙の束が。
下を向いたままその紙を手に取り、一枚ずつ捲ってみた。
所々調味料のようなもので汚れていたその紙には、
三色のボールペンで料理のレシピがびっしり書かれていて。
幾つも二重線で文字を消してあり、その度新しい作り方が横に書き込まれていた。

「んだよこれ…」
「調理室を借りて綾が試行錯誤して作った料理の作り方のメモ。
綾ってお菓子作るの得意でしょう?いっつも、バイト行く前に調理室寄って作ってくのよ」
「あいつ…調理実習で作ったとかって…菓子ばっかり持って来て…」
「あぁ、それ綾なりの照れ隠しでしょ。調理実習なんて週1あればいい方よ。
それに菓子ばっかりだったのは家庭科の先生がお菓子作りが
好きだからお菓子の材料しかなかったのよ。
ただ、家庭科の先生に聞いてそうやっていろんな料理
作ろうとしてたみたいだったけどね。誰かさんのために」

ゴジラが鞄を取って立ち上がった。

「あと、台本。一応置いてくわ。
やらなかったら別に捨てていいから。
あっそれと…綾今奪還屋にいるのよ~…。迎えに行ってくれれば
助かるんだけど無理よねー。うん。だから気にしないで~」

最後に台本を机に叩きつけて、玄関に向かいながら言ってきた。
追いかけることはしなかった。むこうが勝手に出て行くんだから。
追い返すつもりだったのに、これじゃ完全に俺の負けだな……。

「んじゃ急に責めて悪かったわね。それじゃお邪魔しました」
 



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No.221 ユキ絵☆ 05/04 13:15:53  削除依頼

 
さて。ゴジラも帰ったことだし…さっさと弁当食うか。
早くしねぇとセンセの家に行くの遅れちまうからな。

レジ袋の中から二つある弁当の内、一つを取り出す。

――あんなんで良かったら毎日作りに行くよ??

なんとなく…さっき糞女が言ってくれた言葉を思い出した。
でも。俺はもう始末屋は辞めたんだから…関係ねぇんだよ…。

「もう良い昼飯は。熱測って寝よ」

弁当をそのままゴミ箱へ捨てて、救急箱から体温計を探す。
体温計のスイッチを入れると少しだけ喉元が熱くなった気がした。

――だから、耳温計。熱下がったっぽいけど一応、はかっとかなきゃさ?

「……」

――お前の居るべき場所は?
――此処…です。

そっか。

あいつを泣かせたのは。あいつに間違った笑い方をさせたのは。
あいつのあの笑顔を奪ったのは。あいつの居場所は。

全部、俺だ―――

「センセ、ごめんなさい」

また謝る相手が違うって怒りますよね、センセは。
でも今日センセの家行けそうにないです。きっとトークバトルで急がくして。

電気も消さずに外へ飛び出す。
許してもらいたい。許してくれ。許せ。それだけ思って階段を一段飛ばしで下りた。
最後まで一段飛ばしで下りきれれば格好良いけど。まぁ、俺だからな。

途中で自分の右足が左足に躓き派手に階段から転落してしまった。

「何故いつもこうなる…」
「運が悪いからじゃないデスカ?」
 



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No.222 ユキ絵☆ 05/04 13:17:11  削除依頼

 
擦り傷だらけで地面にうつ伏せになって倒れていると、
さっき体罰を与えたはずの照平の声が聞こえて顔を上げた。

「これ、用意しといたんで精々頑張って下サイ」
「は…?自転車?」
「貴方に始末屋を辞めるなんて思い切ったこと出来マセン」

照平に身体を起こされて用意された自転車の所まで引きずられた。

畜生が…最初から全部知ってやがったなこの糞外人が。
どうせ俺が帰ってくる前にセンセから電話でも来て…
それでセンセの家に向かおうとしてゴジラに遭遇したってところか。

だったら最初から言えって。バカにして楽しみやがって。

自転車に跨りペダルを踏んだ。誰の自転車か知らねぇが…
サドルの高さまでぴったりにセットしてあって吃驚だぜ。

「さて…。照平――」
「糞インコの餌、ですヨネ?」
「その通り」

んじゃ、奪還屋まで奪還しにさっさと出発するか。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです/(^O^)\

時間オーバーの領域を超えててil||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||li
既に5月病にかかって寝坊の神となってしまいまして(←死↑ん↑で→

コメント返しは…むふふふふふふ(何
ごめんなさぁあああああああああい(おいwwww
実は…でか、海にでか。犬とでか。でかけるので…帰ってきて出来たら○| ̄|_
ふぉわわわわぁぁああああああ申し訳なさすぎてもう言い辛すぎるorz
 



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No.223 希影 05/04 21:38:33  削除依頼

*桜田 魁*

「2人には璃音ちゃんと綾ちゃんの彼氏役になってもらうというわけです♪」

ふーん………は?今なんつった

となりを見ると同じく目を見開いて口をパクパクさせている璃音がいた
そして更にその隣を見ると灰塚が石化していた

灰塚は石化してから三秒してすぐさま我に返り、

「ふっざけんじゃねぇ!!!なんで俺が!!
好き好んでモデルやってやるわけじゃねぇのに糞女の彼氏役なんてやんなきゃいけねぇんだよ」

と唾が飛んでくるかと思うぐらい大声でそう言いきった
灰塚ほどじゃあねぇけど……俺もこの役はちーとキツイな

「ほんとだぜ…なんでこの俺が学生役?俺もう21なんだけど…」

怒るとかよりもう脱力感いっぱいでそう俺は額に手を当てながらそう言った

このセリフのとおり今年で21になった俺が
なんでいまさら学生役になんねぇといけねぇんだあ?
性格はともかく顔なら柳もイケてるからアイツでいいじゃねぇか
面倒くさ…恥ずかしいんだけど?

「あら?理由聞きたい??」

そんな俺たちを面白そうに見ながらそう言ってきた

聞きたいっつーかそれは教えろよ

なんて心の中で苛立ちながらも耳を傾ける

「あぁ!!!聞かせてもらおうじゃねぇか!!!」

そのセリフに食いつくように声のボリュームをあげる灰塚

…ってかもう少し落ち着けよ、灰塚

「まず、桜田さんのね。俺もう21なんだけどって言うけどじゃあほかに誰がやるって言うんですか?
璃音ちゃんの身長で隣が柳君だとあまりにも柳くんが気の毒ですし、
それにファッションショーとして男子が女子より背が低いなんてありえないことです。
春彦さんに頼むとしても、春彦さんなんて26ですよ??あなたより5歳も年上なんですよ??
いくらなんでもそれはないでしょう…。26で学生なんてある意味拷問ですからね。
それに、春彦さんより桜田さんのほうがイメージに合ってるんですよ。
璃音ちゃんと並んだ感じもすっごくいいし、どんどん案が浮かんできますし」

別に柳が気の毒とか俺に関係ねぇし……
もう気の毒だろうがなんだろうがアイツで良くね?
ってか俺的に楽な仕事希望してんだけど?
朝木は……大人っぽい学生って設定にすりゃあなんとかイケるって
最近のガキはマセてんのばっかなんだしよー
ってかイメージってどんなのだよ、イメージって



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No.224 希影 05/04 21:46:46  削除依頼

「そして灰塚くん?さっきと同じよ。璃音ちゃんより5㎝も高い綾と並んで
しかも制服で歩けるのなんてあなたくらいなんですよ。
綾は身長の割に餓鬼で璃音ちゃんより全然大人っぽくないから桜田さんと組んだって
なんかミスマッチだし、璃音ちゃんと桜田さんが大人っぽい感じの雰囲気のカップルだったら
あなたたちはクラスにいるような友達の延長線上のカップルの代名詞ってことなんですよ
そう言うカップルが中学校んじは多いですからあなたじゃないとできないんです。
これであたしがいいたいことわかりました…?」

なんか一ノ宮ボロクソ言われていねぇか?軽く同情するわー
カップル言われても女と付き合ったことねぇんだけど?
いままでまともな女という女を見たことがないし……
例でいうと薫、だな
アイツは女と思えねぇくれぇマジ強ぇし……

「あーそーかよ…もういいよ俺は別に」

俺はそう放置気味で返事をし、ソファにどっしり座り机に頭を伏せた

……ま、依頼料さえしっかりもらえればいーか

それよかさっきから睡魔襲ってきてあんま頭が働かねぇ……
もう寝てしまおうか、よし、そうしよう
後で璃音に仕事内容聞けばいいだろーし……

そして俺はそんなことを頭がぼんやりとするなか、考えながら目を閉じた

*******

「璃音ちゃん、打ち合わせだって~♪」

ん……

いつの間にか机に伏せたまま、軽く睡眠をとっていた俺は雛貴という女の声で起きた

「えーっとね、まずあるいて貰う場所を特定するね?最初に柳くんは……」



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No.225 希影 05/04 21:47:16  削除依頼

どうやら、今から仕事内容に入るらしい……
…もう少し寝てもいいか?

俺がそう思いながら目を軽くこすっていたら

「…で、璃音ちゃんはガードとして精霊さんは連れて行ってね?
剣持ってたら変だし。魁さんは…出来るだけパートナーの近くに居て下さいね♪それと…」

とりあえず自分の名前が出てきたので適当に返事をしておいた

ってかもうこの場から去っていい系?
煙草吸わねぇと落ち着かねぇんだけど……

ってか灰塚いつも以上にテンション高ぇって思ってたら熱出てたんだな
マジどんまいだな、うん

そしていそいそと仮眠室に運ばれていく灰塚を哀れに思いながら
その場に残された俺たち……

あー、もう帰っていいですか。。。

+反省+
長文書くのを避けようとめっちゃ省略しまくった希影でs((ry
ってことでGW中になんとかみなさんのとこまで追いつくんでシクヨロ★←逝
とりあえず今日は眠いのでここまでっつーことで^^;



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No.226 鈴音 05/04 23:27:17  削除依頼

*一ノ宮 綾*


「んで、何故一ノ宮がここにいんだよ…」


南が本社を出てってしばらくボー然としてたけど何かの編集は終わったみたいだし
ということで雛貴さんに車を出すように言ってもらい奪還屋まで連れてきてもらった。
雛貴さんは「1日目の制服の方まだ完成してないから―」と言って帰っていった。

そしてなつかしい奪還屋に璃音の後に続いて入る。
他の3人がちょっとほっとした笑みを浮かべながらおかえりなどと互いに口に出し
冒頭の桜田の言葉に戻るわけだ…。

「いやぁ、南に頼まれちゃって;;いろいろあるのよ女の子は」
「いろいろってなんだよ…てか仮にも俺ら敵同士じゃねぇのかよ」
「まぁいいじゃない。今回”も”仕事一緒なんだし…」

煙草を吸いながらけだるそうに言う桜田に璃音が答える。
てか、煙い…。はるは煙草吸わないからな…。
よく一緒にいれるなぁ…煙草とか無理だわ…。

なんて考えてると萩萎がコーヒーを目の前の机に置く。
ニコッと笑ってありがとうと答えると若干苦笑して
「灰塚が原因だろ…?」と小声で言う。
そういや萩萎にもバレてたんだった(苦笑

「まぁ、そんな感じ」
「笑いたくないときは無理しない方がいいぞ?」
「あら、ありがとう」

お礼を言うとふわっと笑う萩萎。
その笑顔にちょっと見とれたのは内緒…。
萩萎っていっつも無表情に近いから…うん。
なんか新鮮だった♪

「…てな訳で、綾の迎えが来るまでここに居させてあげて?
まぁすぐ来ると思うけど」

桜田に大まかに説明したらしき璃音は開いた携帯をぱたんと閉じてニコッと笑った。
そう言えば迎えよこすとか何とか言ってたっけ…。

そんなこんなあたりをきょろきょろ見る。
ホールは始末屋とほとんど変わらないようなアジトのつくりになっていた。
柳は化粧品を整理しながら、新色がどうのこうのと言ってるし
萩萎はコーヒーを飲みながら剣術の本を読んでいる。
璃音と桜田は台本を読んでいた。

桜田はいつもどおりけだるそうな感じを出していたが璃音はどこか楽しそうで…
まさかほんとにあたしの感は当たっちゃってるんじゃないかと本気で思った。



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No.227 鈴音 05/04 23:27:52  削除依頼

そんなことを考えてるとバァンと勢いよく扉が開く。
というか金具が外れて壊れた。
びっくりして戦闘態勢に入る3人と「あぁ、やっと来た」と呟く璃音。

あたしもみんなにならって扉の方に視線を移すとそこにいたのは
…ひかるだった。

「えっ?なんで…いるの…?」

ぼそっと呟くが誰にも聞こえるはずもなく…
きょろきょろあたりを見回したひかるとあたしの目が合う。
するとずんずんとこっちに向かって歩いてきたかと思うとあたしの腕をつかむ。

一瞬何かを考え込んだひかるだが、すぐにこっちを向いて

「…帰るぞ」

と一言呟いた。

「へ?イヤ、えっ?」

頭がパニックになってついて行かないあたし。
なんでいきなりひかるがここに来たの??
南にあって何を言われたの??

―――なんで…迎えに来てくれたの?―――

あたしの手首をつかみ入口に向かうひかるの前に璃音が立つ。

「待って?連れて帰るの??」
「…そうだ」
「アンナコト言ったのに?あんたにその権利があるの??」
「……」
「りっ璃音??」
「まぁウジウジしてた綾も綾だけど」

なんか璃音さん壊れてません??←
ニコリとした笑みを崩さないまま言う璃音。
てかウジウジとかひかるの前で言わないで―;;

そしてひかるを責めないであげてー(汗
ひかるのあの態度で勝手にキレたあたしが悪いんだからさー;;

「彼氏役も降りたんでしょ?あなたに綾を連れて帰る権利があるのかしら??」

なんか璃音さん挑発的―…
というか楽しんでる??

すると今まで黙ってたひかるがあたしの手首を握る手に力を込めた。

「彼氏役…降りてねぇし。それにこいつには俺の晩飯を作る義務があんだよ。
だから、連れて帰る」

そう言ってひかるはずんずんと出口の方に向かってく。



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No.228 鈴音 05/04 23:29:03  削除依頼

さっきのひかるの言葉に疑問がいっぱい残ったがそれは後で聞くとして…
引っ張られる腕とは反対に顔を後ろに向ける。

するとにこにこと楽しそうに笑う璃音。そして「よ・か・っ・た・ね」と
口パクであたしに向かって言ったあとに何かを思い出したのか手をたたき

「綾ー!!明日の放課後、あのカフェよねー??
あたし聞きたいことあるんだー」

と大きめの声で言う。
でもひかるは足を止めないので声だけ張り上げて璃音のほうに向かって言った。

「そうだよー!!
あと奪還屋のみなさーん、お騒がせすみませんでしたー!!
ドアの修理代は始末屋の方につけといてくださーい」

そうしてあたしたちは奪還屋を出て行った。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

奪還屋を出たかと思うとあたしの腕をパッと離し、気まずい中
自転車を起してそれを押し始めるひかる。
あたしはその横に駆け寄り歩き出す。

お互い無言。あたしはさっきひかるが言ってた言葉の疑問ばかりが頭のなかを支配していた。

――彼氏役…降りてねぇし。それにこいつには俺の晩飯を作る義務があんだよ。

降りてないって…降りるって言ったわよね?
あんな役イヤだって…そう言ってたのに…。
それに晩飯だっていらないって言った…
なのにどうしてそんなこと言うの??
諦めようとしてたのに…こんなんじゃ諦めれないよ…?
…期待…しちゃうよ??

お互い無言でだんだん気まずくなってくるのもいやだったので
あたしはいつもの調子で口を開いた。

「あっあのさっ!!さっきの義務ってどういうことよっ。
ひかるいらないって言ったくせに~?」

するとひかるはピクッと肩を揺らしてこっちを見る。
じーっと見つめられてなんだかおかしくなりそうで…
体中の熱がすべて顔に集まるような感覚さえして…
でもばれたくないからあたしは無理に笑顔を作った。

「無理して…笑わないでくれよ…」
「へ?」

あたしがした質問と全く関係なく神妙に言うひかるにあたしは間抜けな声を出してしまった。

「見てて、痛々しいんだよ…。無理した笑顔なんて見たくねぇんだ…
頼むから、無理して笑うくらいなら笑うんじゃねぇよ…」



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No.229 鈴音 05/04 23:33:54  削除依頼

フイッとそっぽを向きながら静かに言うひかる。
ひかるなりに…心配してくれたのかな…。
そう思うと嬉しくなってきて、さっきの無理に作った笑顔が崩れて
どんどん顔がほころんでくのが自分でも分かった。

「ひかる、ひかる」
「なんだよ…」

肩をチョンチョンとつつきこちらを向くようにさせてひかるを向かせる。
ちょこっと見えた耳は赤く染まっててあたしはもっと嬉しくなった。

「ありがと、心配してくれてっ!!」

そう言って笑うとひかるは一瞬びっくりしたような顔をしてからいつもどおりの態度に戻って

「心配なんてしてねぇ!!」

とまたそっぽを向いた。
でもねひかる…あたし聞こえたよ?そのあとに小さく言った「けど悪かった」って言葉。
普段素直じゃないひかるが少しだけ本当のひかるを見せてくれたように思えて…嬉しかったよ!!

「そういや、彼氏役…やってくれるの??」
「…もうあいつに楯ついても意味ないってわかったからやってやるよ」

あんだけ嫌がってたのに…。ほんとにいいのかなぁ…。
南に何か言われたくらいじゃ動じないはずなのに…。
そんなことを思って首をかしげると「ただしっ!!」とひかるが声を張り上げた。

「俺の口に合う晩飯を毎日作れ。不味いやつなんて作ったらすぐに俺はやめるからなッ!!」

そう言ってひかるは片手で器用に自転車のハンドルを持ちもう片方の手であたしの額をでこピンした。
分かってないよ、ひかる。条件付けの条件ってさ普通やる人が嫌がることをいうものなのに…
あたし逆にうれしすぎるよ??

「いったいなぁもうっ!!分かってるって!!
てか、普通ドアの金具壊すー?ほんとバカ力よね」
「てめっ!!やっぱり彼氏役なんて降りる!!」
「なーに言ってんのよ、言い返して見せなさいよー」
「てか、おまえも前始末屋のドアの金具壊したじゃねぇか」
「あれはもともと壊れてたのよっ!!」

さっきの気まずい雰囲気はどこへやら。
テーマ”ドアの金具”で歩きながらトークバトルを始めるあたしとひかる。
この和やかな雰囲気が妙に心地よくて、あたしはひかるとのトークバトルと
楽しみながらひかる宅へと帰り道を歩いて行った。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ、またもや駄文申し訳ないorz
そして綾は振りまわしすぎだって言うねっ…



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No.230 ユキ絵☆ 05/05 11:34:45  削除依頼

* 灰塚 輝 *

出発してから、早10分。

急な下り坂も恐れることなく自転車をかっ飛ばし奪還屋へ急ぐ。
坂を下りきると酒屋が見えてきて、店の角を右に曲がる。
後は広くなった道を只管道形に進めば殆ど到着なんだけど…。

なんだけど。

「あのぉ…ここから一番近い駅はどこにありますかねぇ?」
「は?この酒屋の角曲がって坂上れば交番あるからそこで……」

凄まじく運が悪いことに、道に迷った婆さんに引っかかった。

この際、道を尋ねられるのは良しとしよう。そういうの慣れてるから。
でも。何故急いでる時に限って、道に迷ってるのが年寄りなんだ?
そして何故道に迷った年寄りに限って、荷物を重そうに持ってんだ?

「すみませんねぇ、乗せてもらっちゃって」
「いや、良いから二度と迷うな。マジ"俺が"可哀想だからよ」

結局、自転車に婆さんを座らせそれを俺が押してやることになったわけで。
婆さんを押しながら急な坂道を上るって真面目に疲れることを知った。
つーか…こんなことしてたら奪還屋に行く前に日が暮れちまうだろ…。
さっさと先に進みてぇのに…。バカにしやがって…。

「ああ…疲れすぎで死ぬかと思ったぜ…」

なんとか5分で婆さんを交番まで送り届け、再び坂道を下りる。
酒屋の角を曲がって、立ち漕ぎ全開!これで遅れた分取り戻せるかも!!

と、思ったけど。

「あのぉ…ここから一番近い駅はどこにありますかねぇ?」
「え」

重そうな荷物を持った爺さんに引っかかった。

結局。それから爺さんを交番まで送り届け、その後別の老人2人と
怪我人1人、妊婦1人、また老人1人の計7人を交番に届けた俺。

出発してから既に1時間以上が経過していて…。
そろそろ本気で急がないと、かなりまずくなってきた。

「ッチ。また引っかかるかもしれねぇし…しょうがねぇか」

酒屋の角を曲がらずにまっすぐ全力疾走。所謂近道だ。
この先に出てくる公園を通り、森を抜ければ行けば良いだけで。
ただ森の中をチャリでぶっ飛ばすとなると…んなこと言ってらんねぇか。
 



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No.231 ユキ絵☆ 05/05 11:35:03  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「うをっ!!痛てっ!!」

やっとの思いで奪還屋の前に辿り着き、そのまま自転車から飛び降りた。
俺のイメージでは格好良く地面に着地する予定だったけど…
現実はそう上手くいかず。背中から地面に叩きつけられ5mくらい滑った。

丁度仰向けになったから、しばらく空を見ながら呼吸を整える。

「俺がここまで痛めつけられたんだからな……」

あのバカブス女め…絶対帰ってきてもらうぞ…。
そして飽きるほど俺とトークバトルさせてやる…。
小間使いらしく毎晩必ず俺のために美味い飯作らせてやるぞ…。
死んでも俺のこと見直させて許させてやるからな。覚悟しとけよ。

ゆっくりと起きあがって、奪還屋のドアを見つめた。
あれを開けたら…もしかしたら泣かれるかもしれねぇな…。

でも、困ったことに俺はお前に負けねぇくらい強情っ張りなんだよな。

目の前に立ちはだかる余計なものを取り払うように、
うざってぇドアを開け放ってやった。力の限り開けたら金具が壊れた。
急にドアが開いたからか各々の武器を構えて
俺を睨んできた桜田、瀬戸、鞍川。海咲は…呆れた様子で何か呟いていた。

部屋の中を見回し糞女を探す。見つけた瞬間目が合った。
どうやら向こうも既にこっちのに気づいていたみてぇだ。
いや、まぁ…普通は気づくかこの登場の仕方じゃ。

逃げられねぇようにさっさと近づく。
糞女の右腕を掴んで、少しだけ自分の元へ引いてみた。

…このまま連れて帰っても良いのか?
糞女を傷つけた俺が連れて帰れるのか?謝るべき糞共に謝ってもねぇのに。
あーあ。確かに誰かさんが言う通りだったみてぇだな…。
俺は嫌なことから逃げてるだけで、いいとこ取りのバカらしい。
要するに俺は我儘なんだよ。我儘だからこそもう少しだけ。
そうだな…20歳くらい?まで…いいとこ取りでいさせてもらうぜ?

「…帰るぞ」
「へ?イヤ、えっ?」

壊したドアへ向って連れ去ろうとしても思いの外糞女は拒絶しなくて。
ただ吃驚したのか、意味分かんねぇことを次々発していた。
 



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No.232 ユキ絵☆ 05/05 11:35:21  削除依頼

 
「待って?連れて帰るの??」

足元に影が現れたと思って顔を上げると、海咲の姿が。
俺にこれ以上先へ進ませないつもり…なのか?

「…そうだ」
「アンナコト言ったのに?あんたにその権利があるの??」
「……」
「りっ璃音??」
「まぁウジウジしてた綾も綾だけど」

ッチ。一々うるせぇ奴だな…。人生リセットなんだよ、リセット。
例え何年かかっても糞女に絶対許させてやんだから…関係ねぇっつーの。
まぁ…これからも何回間違えるか分かんねぇけど…。
その度許してもらえるよう努力するから…そんなの心配いらねぇんだよ。

「彼氏役も降りたんでしょ?あなたに綾を連れて帰る権利があるのかしら??」

へへ。誰が?

「彼氏役…降りてねぇし。それにこいつには俺の晩飯を作る義務があんだよ。
だから、連れて帰る」

自然と、糞女の腕を掴むに手に力が入った気がした。

誰が彼氏役降りるなんっつった?あ?知らねぇなあ、そんな話は。
いつ俺がそんなこと言ったってんだ。何時何分何秒地球が何回まわった時?え?
それはちょっと前の灰塚輝の発言だろ?俺はそんなこと言った覚えはねぇぞ?
それとも、何?証拠あるんですか?録音でもしていたと?ないでしょ、証拠。
勝手に難癖つけないで頂きたい。迷惑甚だしい。…どうだ、参ったかァア!!

「綾ー!!明日の放課後、あのカフェよねー??
あたし聞きたいことあるんだー」
「そうだよー!!
あと奪還屋のみなさーん、お騒がせすみませんでしたー!!
ドアの修理代は始末屋の方につけといてくださーい」

糞女を引っ張っていると、背後から海咲のバカでかい声が聞こえた。
けど俺はドアへ向う足を止めなかった。なんとなく早く連れて帰りたかったから。
しょうがねぇからか、糞女は声だけ上げて海咲に答えていた。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

外に出た途端。急に気まずい空気が流れ糞女の腕を離した。
もしかしたら怒ってるのかもな。勝手にここまで引っ張ってきたこと。

倒れた自転車を起して、それを押しながら糞女を置いて先を行く。
何時もみたいに文句垂れながら着いてきてくれれば、良いんだけどな…。
 



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No.233 ユキ絵☆ 05/05 11:35:53  削除依頼

 
足音がして、少しだけ振り向く。糞女が着いてきてくれた!
最初は小走りだったけど俺の横まで来たら、俺と同じ速さで歩き始めた。
けど。やっぱり…何か違う気がしてならねぇんだよな…。

黙って下を向いてる糞女を横目に、ただ自転車を押すだけ。

何を言えば良いのかさっぱりだぜ。
許して下さい?申し訳ない?切腹します?…どれも違う気がする。
じゃあどうすれば良いんだ俺は。黙りこくりやがって…。
今までどんな風にこいつと接してたか忘れちまったじゃねぇかよ…。

「あっあのさっ!!さっきの義務ってどういうことよっ。
ひかるいらないって言ったくせに~?」

何を思ったか突然糞女が軽い声を出して、笑ってきた。

一度立ち止まり、目をじーっと見て糞女の心を読み取った。
俺の瞳にはちょっとした特殊能力があってな…。
こいつが本当に笑ってるかなんて簡単に見透かしちまうんだよ…これが。

「無理して…笑わないでくれよ…」
「へ?」

これは俺が見たいものじゃない。

「見てて、痛々しいんだよ…。無理した笑顔なんて見たくねぇんだ…
頼むから、無理して笑うくらいなら笑うんじゃねぇよ…」

そっぽ向いてそれだけ言っといてやった。
きっと俺が何も言わねぇから気まずくなって無理に笑ったんだろうけど。
俺と一緒にいるとこういう笑い方になるならやっぱ少し距離を――

ちょんちょん。と小さく肩をつつかれた。

「ひかる、ひかる」
「なんだよ…」

また作り笑顔でも浮かべてんのか…?

再び糞女へ向き直すと、耳が熱くなって左胸にあるものが騒いだ。
海咲の依頼の時に知った謎な感情がまた浮かび上がってきた気がした。

やっと、見たかったものが見れた。

「ありがと、心配してくれてっ!!」

あ!!またつけ上がりやがった!!俺何も心配してねぇけど?
大体、こんな危なっかしい女なんて一々心配してたら精神が持たねぇよ!!

「心配なんてしてねぇ!!」

なんとなく…今度は照れ隠しでまたそっぽ向いてしまった。

……届いただろうか?
最後に付け加えて言ったあの言葉は。届いてれば良いけど。
 



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No.234 ユキ絵☆ 05/05 11:36:25  削除依頼

 
「そういや、彼氏役…やってくれるの??」
「…もうあいつに楯ついても意味ないってわかったからやってやるよ」

いや、もう俺ぶっちゃけるけど。あのゴジラ正直……怖い。
次なんか糞女のことでやらかしたら殺されるんじゃねぇか?俺。
ある意味本物のゴジラを超えてんだよ。あの強引デザイナーは。

それに、本当は―――

「ただしっ!!」

上を向いて声を張り上げた。
糞女は吃驚したのか声にならない悲鳴のようなものを上げていた。

「俺の口に合う晩飯を毎日作れ。不味いやつなんて作ったらすぐに俺はやめるからなッ!!」

片手で自転車を押しながら、糞女の額にデコピンを一発。
持てる限りの力の全てを右手の人差し指に集め、思いっきり額を弾いてやった。
いつも俺の調子を狂わせてくる仕返しだ。精々苦しめよ?バカ女が。

本当は、ちょっとだけあの役やってみたかっただなんて――
今までの俺ならそんなこと思わなかったんだからよ。絶対、こいつの責任だ。

「いったいなぁもうっ!!分かってるって!!
てか、普通ドアの金具壊すー?ほんとバカ力よね」
「てめっ!!やっぱり彼氏役なんて降りる!!」
「なーに言ってんのよ、言い返して見せなさいよー」
「てか、おまえも前始末屋のドアの金具壊したじゃねぇか」
「あれはもともと壊れてたのよっ!!」

テーマ"ドアの金具"でトークバトルを繰り広げると少し安心した。
また何時もの自分とあいつに戻れた気がして。

さて。今日の夕飯は何だろうか。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(^p^)

ん?時間オーバー?知ってる(笑)←死ねwww死ね通り越して、すね!!

綾ちゃんの素直さに泣きそうになったというか号泣/(^O^)\
いつか綾ちゃんのあの呪文で…この恋心を忘れちゃうだなんて…
うおおおおおおおおおおおおおおおおお余計悲しくなってきた(T∇T)
これはもう忘れても絶対取り戻させねばなるまいに!!!!!!←

今日こそは絶対コメ返ししますので><
今日はずっと家にいるのでちょっと仮眠したら…(自☆重



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No.235 ユキ絵☆ 05/05 16:38:51  削除依頼

それでは、コメント返しますね\(^o^)/!!
時間オーバーすぎて申し訳ない○| ̄|_

>>希影さん
いや、さっくんがいないとリレ小の質が落ちるほど彼は重要な位置で←
さり気なく煙草我慢しちゃってるのが可愛かったから既に萌えて(をいw
基本なんでも萌える萌え症な私にはさっくんはネ申すぎて心臓病になry
ていうかポケモン時間的に厳しいですよね(´^o^);:*:;7時て早すぎるやろww
せめて8時…何故ゴールデンタイムが7時なのか疑問です最近(^p^);;
クロスゲームってハヤテの如くの枠に始まったアニメですよねっ!?
野球は自分がやるのは無理だけど物語にすると面白くて(*´Д`*)
熱血キャラが出てくれれば野球じゃなくてもサッカーでもバスケでも水泳dry
私も遊戯王カードもうルール完全に忘れてしまいましたようおうww(笑
っていうか複雑ですよね遊戯王カードのルールってww融合とかwww
小さい子ができるのが不思議でたまらなくて/(^O^)\次元が違う(←乙☆
花火大会、是非さっくんには浴衣で。死んでも 浴 衣 で(←お前が死ねw
黒髪だと絶対浴衣似合うから良いですよねマジで><///萩萎ちゅわああん←
輝は髪色的に浴衣着ても…な感じなんで綾ちゃんに全てを賭ける!!(ちょw
狐のお面はwwそれ頭に付けて射的やられたら真面目に惚れる/(^O^)\
あ。調べたらやっぱジン様髪色違くなってたみたいですね(´・ω:;.:...
きっと歳とったから白髪が混じったんでしょう(^p^)気にしないであげま(ry
リアルな世界では短髪オンリーでwその他は短髪≧長髪くらいの勢い(蹴
え!!!!ていうか薫さんとさっくんの組み合わせも実はありですかwww
璃音様との組み合わせを推したいけど薫さんとの組み合わせも推してぇえ!!←
むしろさっくんは璃音様と薫さんのどちらの方を愛しているのd(←自☆重しr
部活やっぱり忙しいですよね><GWなのに部活て素敵に拷問で...|ω・`)
学校にいても携帯でリレ小チェックしないの気が済まないのにぐおおお、、、、



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No.236 ユキ絵☆ 05/05 16:40:28  削除依頼

>>鈴音さん
いやいやいやいやいやいやマジどんだけっすか今回の記事!!><///←
真面目に今回の綾ちゃん素直すぎちゃって可愛すぎちゃって頭変にな(ry
今後綾ちゃんの恋心が失われてしまうなんて死ぬほど切ない...|ω・`)
アヤテルのこの雰囲気が壊れるなんて、んがぁあああああ!!!ですけど
なんとかして輝が告白して記憶を取り戻させるらしいので彼に託そうk←
テニプリ前アニメで飛び飛びで見てて微妙にキャラ知ってるのに
ストーリーがあんまり分からないという中途半端になってしまった><、
いつかお金溜まったら全巻揃えて本気出して読んでみようかしr(うるせw
っていうか…輝さんこれは自覚している、のですかね?なんか分かr(蹴
薄ら分かってるのにその感情が何なのか分からないという状態で輝ピンチ!←
性懲りもなく爪の皮一枚引っかけてるんでショーが終わったときに是非、
小悪魔トーガくんに完全に気づかせてもらう流れでいきましょうかwwwWWWW
そしてその後の後夜祭が楽しみすぎるという期待ですよねこれ(´^o^);:*:;
輝は自覚した後どんな感じになるのだろうか…好き避けするに決まってr(ちょw
お待ちかねのそして夢の晩御飯タイムが舞い戻ってきてくれてムフフフフ←
半同棲生活記念すべき一日目のお料理は何が出てくるんでしょうか><///♪(え
糞インコさんが二人の邪魔をし始めようってなら私が焼き鳥にしてやらァア!←
むしろ私のタイプの女の子がポニーテールでしてwwバイセクシュry(死ねw
運動してる女の子って爽やかで更に髪型が…って輝萌え死んじゃうやーん(えw
実際ネガティブ綾ちゃんを見て更にライバルキャラが楽しみなってきましt
まぁ障害があるからこそ燃える萌える(´^o^);:*:;これ基本ですよね!?←
あ、告白で「好きだ」繰り返すのは確かにかなり輝っぽいかもですよねwww
っていうか輝はバカすぎて凝った言葉は見つけられないという(^p^)!!←

んでは紫凛さんのコメ返を待ちつつ昼飯を食いに弁当屋まで走ります!!
雨なのに…もう嫌/(^O^)\ちゃらっちゃちゃらっちゃちゃ(マリオの歌



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No.237 希影 05/05 22:02:29  削除依頼

すすすみませぬ=3
ちょっくら睡眠とって書こう思ってたら寝過ごしてたというバカを許してくださ(ry
ってことで授業中の産物をペタリッ←
イメージは魁のする役である”俺様”生徒会長版

明日は留学生役の璃音ちゃんを描いてみようk←
…はい、そのまえに文章頑張りまつ^^;



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No.238 鈴音 05/05 23:24:02  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「あっそうだっ!!ちょっと野菜とかとっていきたいから1回家うちに寄っていい??」
「別にかまわねぇけど…」

テーマ”ドアの金具”でトークバトルをしながらひかるの家に向かっていたあたしとひかる。
ひかるのことだから…家に材料とかきっとないわよね…。
ということで1回あたしのアパートに寄ることにした。

だっておばあちゃん家から送られてくるお米とか美由紀おばさんから
送られてくる野菜とか逆に余りすぎて困るし…
丁度いいから使っちゃおう!!ってことで(笑

とか何とか言っているうちに学校近くにあるマンションに到着。
入口のオートロックを解除してボー然としているひかるの腕を引っ張る。
エレベーターに乗り込むとひかるがぼそっと呟いた。

「お前…こんなとこ住んでんのか?」
「へ?あぁ、まあね。こっちの学校入る時にもーっと安い普通のアパートでいいって
言ったのにおばさんが女の子なんだから!!ってさ…」

お金まで払ってもらっちゃってるし…。
女の子っつったって伊達に武術ならってないもん。
大丈夫なのに、なんでこんなとこ選んだんだろ、おばさん。

なんてこと考えてるとエレベーター独特の音が鳴り響き4階に到着。
402号室の前まで行き鍵を開けて中に入る。

「汚いけど…ちょっとリビングで待ってて?」

靴を脱いでひかるをリビングに促す。
あたしは押し入れやらキッチンやらに行って今日使う必要なものをそろえる。
そろえ終わってリビングに行くとひかるは立って棚の上に置いてある数個の写真たてを見ていた。

「ひかるー?座ってていいって言ったのに…」
「…こいつが健司か?」

そう言ってひかるが指さしたのは一番最初のデートの時に撮ったあたしと健司の写真。
始末屋に入ってからアルバム開けるようになってここに置いたんだっけ…。



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No.239 鈴音 05/05 23:25:47  削除依頼

あたしはその写真たてを掴んで「そうだよ」と答えた。

「結構男前っしょ?(笑」
「……」
「えっそこ無言!?反応困るってww」

そう言いながらあたしはつかんだ写真たてから写真を取り出して棚に伏せておいた。

「…なんで、取り出したんだ?」
「ん?だってもう引きずってるわけじゃないもの。
確かにあの時のことを思い出しちゃうこともあるけど…あたしはちゃんと前に進めてるしね♪」
「そうか…」

そう言って笑ったひかるは男の人にこんな表現はおかしいかもしれないけど
なんかきれいで思わず見とれてしまった自分がいた。
あたしはそれを隠すようににこにこっと笑ってまた言った。

「この写真たて、空になっちゃったし…今度ひかる一緒に撮ってくれる?」

なんて冗談ぽく言うとひかるは目を見開き「はぁ!?」と声をあげた。

「なんでっ俺が…」
「嘘だって、そんな真剣に考えないでよ!ほらっ準備できたからさ。
早く行こう??料理作るのだって時間かかるんだからねっ!!」

まぁ半分本気だったけど、嫌がるの分かってたし…。
なんて思いながらお野菜やらお米やらが入ったバックをひかるに差し出して
あたしたちは部屋を出てひかるのアパートに向かった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

しばらく他愛のない話をしながらひかるの家まで案内してもらう。

「あそこだ」

そう言って指さすアパートは普通のアパートであたしもあんな高級そうなマンションより
こういうとこに住みたかったなーなんてひかるをちょっとうらやましく思った。
するとそのマンションの下に妙にきれいなバイクを止めて座っている見慣れた男の人が…
ってはる!?



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No.240 鈴音 05/05 23:28:34  削除依頼

「はる!?なんでこんなとこにいるの!?」

あたしははるに駆け寄った。
後ろを振り向くと気まずそうな顔をしたひかるがゆっくりとした足取りでこちらに向かってくる。

「いや、ちょっと輝殿に話が合ってな…」

そう言ってはるはひかるのことを鋭い目で見る。というか睨みつけるように…。
するとひかるは一瞬たじろいだが何かを決意したようにぐっと持っていた
バックの持ち手に力を加えるとはるの元に歩み寄る。

「春彦…悪かった。俺、始末屋やめたくねぇ…。
頼む、もう一度俺を雇ってくれねぇか??」

そう言って頭を下げたひかる。
ってえぇ!? ひかる始末屋やめてたのΣ

そんな驚いたあたしなんて無視し、未だ頭を下げ続けるひかるの肩に手を置くはる。
ひかるが顔をあげると同時にはるは睨むような眼から普通の普段のはるに戻った。

「というか、俺は輝殿の辞めるという言葉を受け取ったつもりはさらさらない。
もともと始末屋にいる奴をもう一度雇うことなんてできるわけないだろう?」

そう言ってにこりと微笑むはるにひかるもふっと笑って「サンキュー」と言った。
えーっと…話が読めないのはあたしだけ??←

「それで、はるはなんでこんなとこに??」
「あぁ、綾殿台本忘れてっただろう?んで、届けようとしたら南殿から連絡が入ってな。
依頼の話とかしてて、届けてやるという話をした時に輝殿の家にいるはずだから
届けるならそっちに届けてやってくれと言われてな…。
来てみたら案の定いたというわけだ」

…南にはあたしらの行動なんてお見通しっていうわけですね…。
てか、ここまで的確に予想(通り越して予知)できる南って怖いわ。
はぁ…明日学校で今日あったこと全部問い詰められるんだろうな…。

なんて思いつつはるから台本を受け取る。

「わざわざありがとうはる。これから晩御飯作るんだけど…はるもどう?」
「いや、今日は用があるし遠慮しとくよ。それに…」

そう言ってはるはあたしの耳元に唇を近づける。

「邪魔しちゃ悪いしな」



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No.241 鈴音 05/05 23:28:50  削除依頼

そうぼそっと言った瞬間あたしの顔に熱が集まり真っ赤になるのが自分でも分かった。
別にっ!!あたしとひかるは付き合ってるわけじゃないんだからそんなことに
気なんて使わなくていいのに!!
いや、確かに2人きりのほうが嬉しいけどさっ!!

はるは意地悪そうにほほ笑みあたしから離れ、バイクに乗る。
メットをかぶり「じゃあまた明日」と言って去っていった。

「まったくはるは…。あっひかる、ひかるの部屋ってどこ??」
「…こっちだ」

はるのさってったほうを向いて息を吐いたあとにひかるに向きなおる。
するとなぜか不機嫌そうなひかるがそっけなく答えて指をさしながら
すたすた歩き始めた。
え?あたし何かしたっけ…?
そんなこと思いつつもあたしはひかるについて行った。

2階に上がるとそこにはゴミ袋を抱えた外人さんが立っていた。
こんな夕方にゴミ捨て??

「あっ先輩。おかえりナサイ」
「あぁ…」

そう言ってひかるは鍵を取り出してカギ穴に挿す。
ガチャガチャ力ずくで回そうとしているのを見ながら横にいる外人さんに目をやると、目が合った。
にこっと微笑むとにこっと返してくれた。

「こんにちは。僕、照平っていいマス」
「あっ一ノ宮綾です」

そう言ってぺこッとお辞儀すると照平くんはにこっとまた微笑んだ。

「先輩。1日に2回も違う女の人連れ込んじゃだめですヨ?」

そう言って未だかぎに苦戦してるひかるに言う。
違う女の人…?あぁ南のことかな…?

「お前分かってんだろ…。ってかあの女なんて彼女じゃねぇっつーの体罰またくらうか?」
「やめてくださいヨ~。アレほんとに痛かったんですカラ…」

そう言って照平くんはひかるを避けるようにしてゴミ袋を抱えて階段を下りて行った。
それと同時にカギが開く。

「入れよ」
「あっうん。おじゃましまーす…」

そう言ってあたしはひかる宅へとお邪魔した。



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No.242 鈴音 05/05 23:55:08  削除依頼

はいっ!!えーっと…普段コンビニ弁当のひかるくん家にはもしかしたら
材料ないんじゃないかなーと思い今回はこんな感じに…
そんでもってひかるくんを始末屋に復帰させたかったのと
はるさんに嫉妬するひかるくんを書きたかった\(^0^)/←
ごめんなさいorz 最後は趣味です…

てか、前に璃音ちゃんの編集なんちゃらかんちゃらってあったじゃないですか!
あの綾が仮眠室で寝てる時のなんですけど…
あれってなんの編集ですか??
すみません…理解力なくて(泣


ユキ絵☆さん≫いやいやいやいやいやいやいや!!ほんと駄文ですからっΣ
ひかるくんの良さを10分の1も出せなくてほんと反省orz
まぁ、綾の恋心が失われる前にライバルちゃんが現れちゃって綾のテンション急上昇から
一気に急降下いたしますからまずそこで面白くなりますよ(^p^)←
綾が恋心をなくすのは…璃音ちゃんと同じ時期にしようかなぁなんてww
まぁひかるくんの中からリナさんがいつ出てくるかによりますがww
てか、次は何にしましょうか(わくわく←早っ
プールもいいですが花火大会とか夏祭りも捨てがたいですよねっ☆←ぇ
あたしもアニメのほうは全然見てなくて…レンタルショップに借りに行き
みている感じで…。あとは友達が録画してたやつをDVDに落としたり
してみてますが、なかなか時間がなく><、
あっあたし漫画なら全巻持ってますがお貸しいたしましょうか←ぇ
また新たに続編の新連載始まったらしいですがまだ見てないって言うww



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No.243 鈴音 05/05 23:55:23  削除依頼

何言ってんすか!!そう言うところがあたしの萌えポイントを的確にヒット
させてるんすよっ!!!
よしっ!!そう言う流れで行きましょうっ♪トーガの方にも妙な落ちをつけてますんでww
後夜祭楽しみにしててくださいッ!!!中学生の文化祭の後夜祭とは思えないような
豪華な後夜祭ですから(´^o^);:*:;
あぁ!!GOMENNASAI○| ̄|_
あたしも晩御飯タイムを即効書きたかったのですがそれよりはるさんと健司に嫉妬する
ひかるくんを無性に書きたかったww
健司のほうはもう綾は吹っ切れた様子ですがww
記念すべき1品目は…定番のアレです(∀)b
インコさん邪魔させる予定バンバン入ってますよ(ぇ
ひかるにはあの態度なのに綾には猫かぶる感じのインコさんを書かせて頂こうかなとww
そしてそれを見てひかるくんが嫉妬し、それを見てあたしが萌えるっ(自重☆
ひかるくん、萌死んじゃって☆
そして秋頃には綾の文化祭に来てほしい♪綾の学校の制服着てww
んでよければ璃音ちゃんの学校と合同文化祭(笑
そうそう!!それが基本っすよv(∀)v
あぁ早く灯ちゃん出したい←ぇ、名前決定!?
そんなそんなっ!!ってかこってる言葉を使って告白するひかるくんを見たくないっ←ぇ
だとしたら、こってる言葉使って告白しようとするも結局駄目になって「好きだ」を繰り返してほしい(おい
無論後ろからぎゅっと抱きしめながr(止めれ


さて、今日も明日もひっさびさの午前部活でヒャッホイ\(^0^)/
的なテンソンなあたしです(おい
あっとか言っても結局家帰るの2時過ぎなんすけどね…。

てかてか、もっと皆さんとお話ししてみたいなぁということで…
もし暇な時間があればちょっとここ行ってみてくださいっ!!
あっ!害とか有料とかじゃないのでご安心をっ!!!

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無料チャットのルームなんですけど…。
お暇があったら話してみませんか☆というあたしの勝手なお誘いです;;
もちろんスルーして結構ですのでッ!!!



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No.244 ユキ絵☆ 05/06 11:37:50  削除依頼

* 灰塚 輝 *

誰も邪魔する奴もいなく、順調にトークバトルが進んでいる中。

「あっそうだっ!!ちょっと野菜とかとっていきたいから1回家うちに寄っていい??」
「別にかまわねぇけど…」

糞女が突然、今回のテーマ"ドアの金具"と全く関係ねぇことを言い出した。

野菜くらい俺の家にもあるのによ。半年前から冷蔵庫で飼ってるあの茄子とか。
あ…でもあの茄子は大分前から腐臭が漂い始めたからな…。
まぁ、糞女が腹壊したら大変だし食材くれるならそっちのが良いよな。
…って。何で俺のための晩飯なのに糞女の腹の心配する必要があんだよ。

「お前…こんなとこ住んでんのか?」

頭の中が腐った茄子色に支配されていると、
目の前に…ぱっと見9階建くらいのマンションが広がり、中へ。
なんていうか意外だ。もっと汚ねぇ所に住んでると思ってたのによ。
オートロックだったし。ここまで来ると軽い身分の差まで感じるよな。

何か俺の家上がらせ辛くなったぜ…だって比べられたら超ダセぇじゃん…。

「へ?あぁ、まあね。こっちの学校入る時にもーっと安い普通のアパートでいいって
言ったのにおばさんが女の子なんだから!!ってさ…」

おばさんどんだけ親切なんだ?神だろ。俺に紹介しろよ。

エレベーターに入り『4』のボタンを押した糞女を見て複雑な気分になった。
そう言えばこのくらいの時間…。放課後急いでエレベーターに乗って…
『4』を連続で何度も押してた時があったな…。誰かを迎えに401目指して。
まぁ今は…401に住んでた女は俺の中へ引っ越したけどな…。

嫌なことを思い出しながら4階へ辿り着く。
糞女は401号室を通りすぎ、402号室の前で足を止めた。

「汚いけど…ちょっとリビングで待ってて?」

鍵を開け、部屋の中へ案内する糞女。
当然無言でそれに続いた。声に出して「お邪魔します」は言わない。
だって別に何の邪魔もしねぇだろ?大人しくしてやってんだからよ。

俺の家と違って3つ程部屋の前を過ぎ、リビングへ行く。
流石俺の小間使いなだけあって掃除が得意なのか…結構部屋は綺麗だった。
まぁ本人が汚いって言ってんだから…何かが汚いんだろうけど。
 



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No.245 ユキ絵☆ 05/06 11:38:09  削除依頼

 
それにしてもリビングでじっと座ってるのもあれだ…落ち着かねぇな。
結構久し振りだし…こうやって人の家に上がるのは。色々気使っちまうな…。
まぁ、この前一応"マスター"とかいう奴の家に上がったけど…
その時は…だってあれ…あの、結構な人数いただろ…?おい。
今俺一人じゃん。よそ者で一人じゃん。どうすれば自然なのか分かんねぇよ…。

取りあえず人形っぽく座ってるのは変…だと思ったから
さっきから俺の視界にチラついている数個の写真立ての前へ移った。

妹…それと弟か。なんか糞女を幼くしたような餓鬼が映ってる写真。
逆に糞女をもっと大人っぽくしたような男女が映ってる写真。
真新しい制服を着た糞女が複数の女子と映ってる写真。そして……。

「んぁ。誰だこいつ」

一番手前にあった写真立てを一度手に取り、元の位置へ戻した。
糞女と知らない男が一緒に映ってる写真…多分男は健司とかいう奴だろ。
思い出したくねぇ事件のはずなのに…何でこいつの写真が置いてあんだよ。
まさか…糞女の奴まだ健司とかいう男のこと――いや、まさかな。

「ひかるー?座ってていいって言ったのに…」
「…こいつが健司か?」

丁度良いタイミングで糞女が食材を揃え戻ってきたから、
手前の写真を指差して尋ねてやった。最初から答えは分かってたんだけどな。
予想通り写真の男は健司だったらしく、そうだよ、と答えた糞女は
俺の横から手を伸ばしてその写真立てをそっと取り上げた。

「結構男前っしょ?(笑」

…どの辺りが(笑)

「……」
「えっそこ無言!?反応困るってww」

こんな奴と比べるならまだ春彦や俺のが10倍は良いに決まってんだろ…。
大体なんで健司のこと褒めんだよ…。おかしいだろ。ずっるずる引きずりやがって。
思い出したくねぇのか思い出したいのかどっちかにしろよ…。

再び俺の前に糞女の手が伸び視線を落とす。
そこには空になった写真立てと、裏返された健司と糞女の写真が。

「…なんで、取り出したんだ?」
「ん?だってもう引きずってるわけじゃないもの。
確かにあの時のことを思い出しちゃうこともあるけど…あたしはちゃんと前に進めてるしね♪」

ああ…。分かってて飾ってたのか。
 



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No.246 ユキ絵☆ 05/06 11:38:31  削除依頼

 
「そうか…」

ちゃんと前に進めてる、か。
嬉しいような羨ましいような…でもまぁ取りあえず良かったぜ。
何時までも昔のこと引きずってると周りの奴等が困るもんな。

俺もそろそろ…弟がいることこいつに教えてやろうか…。
なんか自分のこと言わないで糞女の昔の話ばっか教えてもらって…。

でも……。

「この写真たて、空になっちゃったし…今度ひかる一緒に撮ってくれる?」

そうだな一緒に――

……って、はァ!?
一緒に撮ってくれる?って冗談じゃねぇぞこのバカ!!
お前みてぇな不細工と写真なんて撮るわけねぇだろっ…嫌がらせか!!

「なんでっ俺が…」
「嘘だって、そんな真剣に考えないでよ!ほらっ準備できたからさ。
早く行こう??料理作るのだって時間かかるんだからねっ!!」

結局嘘かよ…調子乗りやがって!!一々ふざけてんじゃねぇよ!!
ちょっとでも大人しくしてるとすぐ付け上がりやがって。油断できねぇな。

糞女から野菜や米などが入った鞄を受け取った。
…って。何で平然と渡してんだよ!!やっぱり荷物持ちは俺なのかよ…!!

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

マンションから出て、鞄を持ちながら片手で自転車を押す。
いよいよ俺の家へ向う番だ。…でもなんかやっぱ俺の家見せたくねぇな。
だってボロいじゃん普通に。この際ホームレスのが割り切れてて格好良くね?

糞女と実にどうでも良い話をしながら歩いていると
なんか思ってたよりも数倍早く俺の住んでるアパートが見えてきて。
あんまり教えたくなかったけどしょうがねぇから自転車を止めた。

「あそこだ」

少しでも綺麗な所を指さそうと丁度バイクが止めてあったからその辺りを…

って。なんか知ってる奴がいるんだけど…。
 



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No.247 ユキ絵☆ 05/06 11:39:15  削除依頼

 
アパートの前に座っていたのは随分見慣れた糞真面目で。
春彦を見つけるなり糞女は酷く驚いてすぐさま駆け寄っていた。

っていうか、なんでいるんだよ…。

なんて謝ろうか明日までに考えようとしてたのによ…。
何で今日なんだよ…。ちょっと待ってくれたって良いだろ…?
おいおい…そんな睨むなって…。俺はそういう目は…嫌なんだよ…。

重い足取りで春彦に近づく。

「はる!?なんでこんなとこにいるの!?」
「いや、ちょっと輝殿に話が合ってな…」

鋭い目で見てくる春彦に思わず視線を離したくなった。
…けど。やっぱりそれじゃ駄目だから。

「春彦…悪かった。俺、始末屋やめたくねぇ…。
頼む、もう一度俺を雇ってくれねぇか??」

頭を下げて、言ってみた。

何を言おうか考えてなかったわりに、意外とすんなり言葉が出た。
こいつに頭を下げるのは正直かなりイラッっとくるけど…
年上の人に本気で謝る時は頭を下げなさいって教わったからな。一応、父親に。

急に肩が少し重くなったと思って、顔を上げると
そこには何時もの目つきに戻って俺の肩に手を乗せる春彦が。

「というか、俺は輝殿の辞めるという言葉を受け取ったつもりはさらさらない。
もともと始末屋にいる奴をもう一度雇うことなんてできるわけないだろう?」

あれ。んじゃ俺まだ始末屋辞めてなかったのか…?
ってことは俺はセンセに嘘ついたってことでおk?うわマジはめられた!!

…まぁ、良いか。

そんなに俺を始末屋に置いておきたいなら、いてやっても良いけど。なんて。
小さく春彦に礼を言って鞄を右手から左手へ移した。

…どうでも良いけど重いんだよこの鞄。米入ってるし。

「それで、はるはなんでこんなとこに??」
「あぁ、綾殿台本忘れてっただろう?んで、届けようとしたら南殿から連絡が入ってな。
依頼の話とかしてて、届けてやるという話をした時に輝殿の家にいるはずだから
届けるならそっちに届けてやってくれと言われてな…。
来てみたら案の定いたというわけだ」

糞女が春彦から台本を受け取った。

いや、もう何て言うかゴジラは凄い人ってことで。
占い師でもやれば良いのになあのデザイナー。絶対儲かるだろ。
どっちにしても既に金持ちだから金儲けのことなんて気にしねぇのか。
 



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No.248 ユキ絵☆ 05/06 11:39:34  削除依頼

 
「わざわざありがとうはる。これから晩御飯作るんだけど…はるもどう?」

は?

「いや、今日は用があるし遠慮しとくよ。それに…」

そこまで言って糞女に何かを耳打ちした後、春彦は小さく笑いメットをかぶる。
チラっと糞女の方を見てみると…なんかやけに顔が赤くて。

何言ったんだよ…。

バイクに乗って走り去っていく春彦を見ながら舌打ちを漏らした。
折角始末屋にある意味入り直したってのに……。

「まったくはるは…。あっひかる、ひかるの部屋ってどこ??」
「…こっちだ」

何言われたか知らねぇけど一々過剰な反応してんじゃねぇよ…。
どうせ俺には分かんねぇことだからって態と耳打ちして見せつけてんだろ?
別にどーだって良いけど。糞野郎共がすることなんて興味ねぇし。

階段に落ちてた割れた植木鉢を蹴り飛ばし2階へ上がった。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです\(^o^)/

ちょ、ごめんなさい超中途半端そして途中投稿で○| ̄|_
出かけるのに寝坊してひーひーぴーぴーな私です!!!!!←

というわけでちょっと走るのでコメ返し帰ったらします!!(←自己中乙^^;



guest

No.249 ユキ絵さんの携帯 05/06 13:00:25  削除依頼

すみません思いっきり誤字ってました^^;
写真のところ映ってるじゃなくて写ってるでした( ´゜ω゜):;*.':;

てことで訂正ですヽ(^o^)丿



deleted

No.250 ニックネームは削除されました 05/06 18:05:26  削除依頼

すーみーまーせーn(シネ
GWで旅行いってましt...
今日はサイトの方をやらなきゃなので文章も無理になりましたOTL
明日から通常です…マジごめんなさいです<(_ _)>
魁君イメ置いて行くから許して☆←



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No.251 ユキ絵☆ 05/06 19:37:42  削除依頼

すみません凄い時間オーバーで○| ̄|_
今からコメ返ししますね(・∀-)♪!!

>>鈴音さん
いやいやいやいやむしろ本来の輝より10倍素晴らしくなっていて><!!
毎日23:00~24:00くらいまで鈴音さんの投稿楽しみすぎて
PCの前にかじりついて待ってるんですよリアルな話で\(^o^)/!!!!
綾ちゃんのテンション急降下ってw悲しいような嬉しいようなww(おいw
璃音様と同じ時期ですか…じゃあそれまでに色々仕掛けときます/(^O^)\
予定ではまず輝のセンセを出してからリナさんを召喚(´^o^);:*:;(ちょ
そして最近の夢は蛍とトーガくんを会話させて友達にさせたくてw(どんなww
花火大会激しく希望でぇえええええ!!!うおおおお浴衣ぁああああ!!!←
丁度今希影さんと花火大会のこと話しててやりたいなーって思ってて><///
っていうか花火大会と夏祭りが一緒になったやつが良い!!!(わがままww
綾ちゃんタコ焼き食べて「あふっ(あつっ)」って言って切実に!!!←
浴衣着てくれたら輝が綾ちゃんのために射的でぬいぐるみ取ってくれr(ry
え!!テニプリ全巻持ってます!?いや真面目に是非借りたい…○| ̄|_
っていうか本気でオフ会やりたいですよね\(^o^)/その時テニプr(←乙w
トーガくんの妙なオチとはやっぱり胡桃ちゃんですかい(*´Д`*)!?
なんだかアヤテルを超える勢いのホノボノカップルでわくわくさん^^///←
豪華な後夜祭…南さんが絡んでくるからには最強になってしまうwwWW
更に雛貴さんまで後夜祭参加でかなりリッチな気分を味わえる私wwwwW



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No.252 ユキ絵☆ 05/06 19:37:55  削除依頼

記念すべき一日目のメニューは定番…と!!もしや、カレーライス!?←
ちなみにうち一週間に一回はカレーでwwww親が超手抜きでカレーばっかry
煮魚とか焼き肉とかコロッケとかも良いなwwwって私の好物やーん☆←
 絶 対 !糞インコさんは綾ちゃんに猫かぶりますよwwwww(笑
っていうか実は元々そういう設定のインコで(*´Д`*)まじ嬉しか><(おいw
輝は多分ダブル嫉妬ですねw綾ちゃんにベタベタのインコに嫉妬して、
自分には懐かないインコに簡単に懐かれる綾ちゃんにも嫉妬するという(´^o^);:*:;
綾ちゃんの学校の文化祭!!是非、始末屋のみんなを招待してあげて下さい^^♪
もう制服でも何でも着せるから璃音様の学校と合同文化祭設定でお願いしま(ry
灯ちゃんで名前決定で良いですか!?いや、それだと凄く嬉しくt(回蹴×10000
「こってる言葉使って告白しようとするも結局駄目」←究極な輝スタイル(爆笑
後ろからギュっとするの凄い萌えますよね(´^o^);:*:;女の子のロマンでsy

あ、っと!!チャット!!!!是非参加したいです死んでも!!!!!!←
うおおおおお真面目にリアルタイムで話したくて仕方がなかったのですww
日にちとか時間とか部屋とかどうしましょうかね(`・ω・´)!?


って、ごめんなさい今日コメ返し長っ!!!
そしてNO250の紫凛さんのイラストが上手すぎちゃって(∵)←放心状態
なんか私という存在の虫ケラ度を再確認できた気分でうほほほほ(T∇T)(おいw
感想が書ききれない!!文字数オーバーを恐れてこの辺で退散させt(ry



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No.253 希影 05/06 21:51:00  削除依頼

GW中に追いつくとかほざいてた希影です←
いやーなんかもう有限実行という言葉は私の辞書にはないようでs(ry
これからも更にスローペースになる可能性大ですね、多分^^;
それでなくても今から課題をしないといけないのに!←あ
ってことで誰か僕にGWを分けてくださ((タヒ

とりあえず昨日言っていた璃音ちゃん描いたんですケド
途中で挫折したんで役ではなく、男装中っぽい璃音ちゃんをペタリッ


鈴音さん>>>
GWってなんなんだとリアルに思った連休でした←
現にただいま課題に苦しまされています(泣
誰か助っ人としてきてくれないかな←

ウヒャ><GW明け大会だらけですねー^^;
マネの仕事とかピークで忙しくなるでしょうに><
スタディチャージというものを全部終わらせるのは無理に近いです←
とりあえずこれを投稿してから一夜かけて終わらせないと^^;

よし、イチャ02作戦を実行するぞぃ!!←
ただ一つ悩み途中なのは魁を演技上手にするか、
それとも演技下手にするか、ということなのですy(黙れ
演技上手な魁で璃音ちゃんをドキドキさせるのもいいし、
演技下手な魁で弄るのを楽しむこともいいし………さあどっちにしましょうk(
自分の脳内では練習中はセリフ棒読みだったりと不真面目にさせて
本番で真剣に演技をさせるっつーのもいいかなーなんて考えていますー^^

まあ年齢的に魁の方が上なんで年相応な性格かどうかと
文章を考える度、不安になりますー^^;;
あ、でも璃音ちゃんの方が大人っぽく見えるのはきっと錯覚であってほしい←
私は綾ちゃんと輝くんの甘々ムードに発狂していますねー←
魁には大事な人を優しくさせたいんですよ、それも無意識でwww

自分はyoutubeで4話まで見ましたけど
やっぱクロスゲームは最初の話が切なくて……もう泣いていいですk(止めれ

ちゃ、チャットw!!!!
いいですね^^質問し放題ひゃっほーい←
あ、でも自分、多分一番文字打つの遅いや←あ



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No.254 希影 05/06 21:51:49  削除依頼

璃音さん>>>
俺、参上ッ!!!
…一瞬、電王のモ●タロスを思い浮かべてしまったww←(あ
うわわわ←
カンフーだよ、カンフー><カンフーハッスルだあああ(待て
そして袖なしのチャイナ服に萌えたのは秘密でs(ry
個人的に一番右のサラサラ髪の子にキュンとしちゃいましたwww←タヒ

ムスッとした顔でラメラメの南瓜パンツを履きそうな魁にただいま爆笑中←
あ、確かに三蔵サマにも着せてみたいですね、実に面白そうだww
私の中の三蔵はへタレた子の印象があるんで南瓜パンツぴったりだv笑
ナンパしてフラれるとかどんだけ三蔵可哀想な子なんだ^^w
ま、それでこそ三蔵サマですけどー!
私は夏場は暑がりで冬場は寒がりですノ←逝
現に今日は一日中半袖でいましたww

ってかNo250のイラストがもうネ申超えて…な、なんなんだ←タヒ
でもとりあえずその絵に私の壊れかけのハートを持っていかれましt(マジ黙れ
もうかっけぇとしかいいようがないんです
自分の言葉の表現力のしょぼさにいまさらながら泣けてくる^^;



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No.255 希影 05/06 21:52:06  削除依頼

ユキ絵さん>>>
さっくんの変わりに氷雨さんなんてかどうですk((
氷雨さんのクールさに惚れそうなんです、ってか惚れましたww
それか萌えポイントを確実についてくる柳くんでカバーを^^
私もとことん萌えやすい萌え症にかかってます←
最近ではパワフルプロ野球というゲームのサクセスに登場するキャラに
萌えてしまう始末←
ゲームは基本しない派なんですけど一度ハマッたら抜け出せないという^^;

クロスゲームのOPとEDが有名アーティストで【あわわ状態】です←
僕のとこでは日曜の午後6時半と早い時間に放送してますよー^^
自分はスポーツ系の見ていたらすぐ伝染させられるタイプなんで
実際にプレーしてみたくなるんですよねー^^
改めてなんて面倒臭い性格なんだと自分でも思ってしまいます((
大体は熱血キャラとクールキャラは必ず出てきますよねー
そしてツンデレキャラは定番ですね、やはり^^wwww

私も今遊戯王のカード使って遊べませんねー^^;
子供のいいとこはアレですね、ハマッたものにはとことんマスターしていくという
もう皆浴衣でいいじゃないッスかwww
輝くんには浴衣を着くずしてはいてもらうのが私にとって密かな願いなんでつ←
祭りの中でも射的はメインイベントですもんねー
老けたとしてもジンは私の中では永久にクールでかっこいい人でありつづけるはず←意味不
漫画の中では長髪でかっこいい人いますけど
リアルな世界だったら間違いなく短髪派ですね、自分は^^w
薫×魁はアリだと思いますwww
でもギャグ的なカップルにしかならないと思うのは私だけ?←黙れ
そして間違いなく主導権は薫が持っているに違いない!←あ
璃音ちゃんと薫では性格が全然違うんですけどどっちとも大好きなんですwwww
薫はきっと家族的な意味で愛してるんですかね?←聞くな
呆れながらも一応尊敬しているという設定でw
璃音ちゃんは…どうなんだろーか?
ってかそもそも魁が恋人を作りそうな性格に見えないのは私だけですk(だから聞くな
GWは部活はもちろん、フィニッシュとして課題がトドメになっております←
結局追いつくとか言いつつ、追いつかせれない自分を罵りたい←



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No.256 鈴音 05/06 23:00:46  削除依頼

*一ノ宮 綾*

小さくおじゃましまーすと呟いて初めて入ったひかるの部屋。
玄関入って少し奥には小さなテーブルとかが見えた。

なんか…ドキドキするかも

なんて思いながらひかるに続いて靴を脱いで上がる。
ひかるは台所のところにお野菜やお米が入ったかばんをどさっと置いて
部屋のほうへと向かう。

「お前も適当に物置けよ」
「へ?あっうん…」

ひかるに続いて部屋に入って邪魔にならないように部屋の隅に鞄を置く。
その間にひかるはお茶の準備などをするようで台所の方に行った。
別に、いいのに・・・。

なんて思いながらふと目の前を見るとそこにはかわいらしいインコが1匹…。
籠の中に入って首をかしげていた。

ヤバいっ!!超可愛いんですけどっ!!

インコに近ずくとひかるもお茶を準備してきたようでお茶を持ちながら
部屋に入ってきた。

「ひかるー。この子ひかるのインコ??」
「んぁ?あぁ…そうだけど…」

ひかるの返答にあたしはもう一度インコのほうを見るとインコが口を開いた。

「オカエリ!クソオトコ!オカエリ!」
「うっせぇ糞インコっ!!!」

インコの言葉とひかるの反応につい噴き出してしまったあたしを
てめぇも笑うなとひかるがごついた。
だってっ!!ひかるってばインコにまで馬鹿にされてるんだもん!

「ねぇ、ひかるー。かごから出していい??」
「あ?大丈夫じゃねぇか…ってもう出してるじゃねぇか」
「だって指入れたら乗ってきてくれたんだもん」

ひかるの返答を聞きながら鳥籠の入口を開けて指を入れると
すぐにインコが指に乗ってきた。
そしてインコの頭を反対の手の指でなでるとインコは気持ちよさそうに
首をあたしの指にすりよせてきた。
マジかーわーいーいー♪

「ねぇ、この子の名前なんて言うのー?」
「ネギマ」
「…鳥に焼き鳥の名前なんてつけないでよ…」

ふつうはつけないでしょ;;まったくもー…。

「うっせーなー。別にいいだろ」
「まぁひかるの勝手だしねー…。あたしはペット禁止のアパートだから
かえないんだ…。いいなーペット」



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No.257 鈴音 05/06 23:03:05  削除依頼

そう言いながらウリャウリャとネギマ(通称ネギ!)の頭をなでながら
こんにちは。綾ですとあいさつする。
ひかるが隣で溜息吐いてたけど…。
別に気にしないもーん!!

なんて考えてるとネギが

「コンニチハ!アヤ!コンニチハ!アヤ!」

とかわいらしい声で挨拶とあたしの名前を繰り返す。

「やばーいっマジかわいー♪」

そう言ってちょんちょんとネギの頭を触るとどこからともなく腕がのびてきて
ネギをつかんだかと思うと鳥籠の中に返した。

「ちょっもぉ…いきなりやんないでよー」
「うっせぇ!腹減ってんだよっ!!」
「はいはい。急いで作るからそんな怒らないでー」

あたしは立ち上がって台所に行こうとした。
あっそういやあのメモかばんに入ってたかななんて思って鞄のほうに戻ろうとすると
目の前の机の上になぜかあるあたしの料理のメモと今回の台本。

「ちょっ!ひかるっ!!」
「んぁ?…あっ」

ネギのほうを向いてなにかネギと話していたひかるはこっちを振り向くと
あっと声を漏らした。
なっなっなんでこんなとこにあたしのメモがっ!!!
しかもこれ、ひかるの好み考えて作ったやつだしっ!!

急いで鞄をあさるがそこに入っていたはずのメモはなく…。
やっぱりこれは本物なんだと思われる…。

「なんで、こんなとこにこのメモが…?」
「あぁ…あのゴリ、夜昼とかいうやつが置いてった」

そのひかるの発言にあたしの口元はヒクヒク動く。

みーなーみー!!!!!!
あんたなに勝手にひとの鞄あさってんのよ!!!
しかも余計なことひかるに言ってないでしょうねー!?

「そっそう…なら、もう仕方ないか…。南に何か言われなかった??」
「……別に」

ちょっとその間が気になるんですけど…。
南変なこと言ってないよね…うん。言ってないと信じよう。

「ならよかった…。んっ、まず晩御飯作るから台所借りるねぇ~」

あたしはそう言って机の上のメモをひっつかみ台所に向かった。



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No.258 鈴音 05/06 23:03:52  削除依頼

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

台所についてとりあえず米を研いで炊飯したのはいいのよ?
良いんだけどね…なにこの冷蔵庫。
大体まとまってるわよ?うん。でもね問題は野菜室。
なんでこんなに腐ったものばっかり置いてるのよっ!!!
さてはひかる…料理ほとんどしないわね…。

「ひかるー!!ゴミ袋どこ!?」
「は?棚の一番下だけど…」

ひかるの言葉を聞いたあたしは棚の一番下からゴミ袋を取り出し
その中に腐った野菜をどんどん投げいれていく。
すると野菜室はきれいになり、ゴミ袋1つ分の腐った野菜たちが出てきた。
よくもまぁ…。

そうしてそのゴミ袋と台所にあるゴミ袋を抱えて部屋のほうをみると
台本を凝視してウンウン唸っているひかるの姿。
ふぅとあたしは息を吐く。

そんなに気ぃ張らなくても大丈夫なのに・・・。

「ひかるー、暇ならこのゴミ捨ててきてよっ」
「は?今かよっ」
「台本なら後でよんどけばいいでしょ!!
こんなのおいてたら部屋が臭くなるんだからっ」

そう言ってあたしはゴミ袋を輝に投げつけて外に出させる。
もう…。今からそんなんじゃ本番どうすんのよ…。

なんて思いながら今日使わないぶんの野菜を野菜室に入れて、
台所のところに今日使うぶんを並べる。

「よぉーっしっ!!いっちょやりますかぁ♪」

腕をまくって手を洗い、あたしは晩御飯作りを始めた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.259 鈴音 05/06 23:05:22  削除依頼

PM7:00

炊飯も終わり、ことこととなる鍋。
あの独特なスパイスの効いた香りが部屋を包む。

そう、夕飯作り初日の料理は『カレーライス』です。

小皿にちょっとカレーを入れて味見してみる。
ふんわりと甘さが広がった後にピリッと来るスパイス。
我ながらうまくできたと思う、うん。

カレー皿を取り出してご飯を盛り、カレーをかける。
焼いておいた目玉焼きを上にのせれば、うん!
『綾特製 カレーライス』の出来上がりっていうわけっ♪

「ひかるー?できたよー」

そう言ってカレーを部屋の方に持っていくと態度に出さないが
明らかに感動しているひかるの姿。
…これみればこれまでひかるがどんな食生活送ってきたかわかる気がする。

「…これ、食っていいのか??」

そう言ってカレーを指さすひかる。
どーぞと微笑んでいうと目をパァッと一瞬輝かせてウキウキしながら
スプーンを握った。

「んじゃ、いただきまs「クソオトコ!メシ!クソオトコ!メシ!」

タイミングを計ったかのようにひかるの食べるのを邪魔してネギがご飯をねだってきた。
ご飯を食べるのを邪魔されたひかるは怒りのボルテージが着々と上がっているようで…
やばい…これはヤバいぞ…

「てめぇ…人が飯食おうとしてる時に何言ってやがる!!!!
てかてめぇ照平飯もらっただろ!?いい加減にしろっ!!!
焼き鳥にして食うぞてめぇ!!この糞インコっ」

案の定キレたひかるがネギ相手につっかかってくる。
あぁもう!!ごはんくらい楽しく食べよーよー;;

あたしはひかるとネギの間にはいりひかるをまぁまぁと抑える。

「ご飯はあたしがやるから?ねっほら、カレーさめちゃうよっ」
「…わかったよ」

あたしの腕を振り払ってご飯にがっつくひかる。
美味しいかな…なんて不安に思いながらネギのご飯を用意して鳥籠を開けた。
掌にのせてそれを差し出すと食べてくれた!
そして食べながら首をひねったりするネギにあたしの頬は自然と緩んだ。



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No.260 鈴音 05/06 23:07:06  削除依頼

「おいしい?」
「オイシイ!アヤ!オイシイ!」
「よかった―♪」

ネギの反応にホッとしてると急に首根っこを掴まれて後ろに倒れそうになる。
体制を立て直して後ろを見るとムスッとした顔のひかる。

「…てめぇも飯さめるっつーの。それにおかわり」

そう言って空のカレー皿をあたしに差し出す。
おかわりってことは喜んでくれたんだっ!!

ひかるの反応にあたしの顔はパァッと明るくなって

「うんっ!ありがとう、食べてくれてッ!!」

と満面の笑顔で言ってから台所にかけて行った。
ひかるの顔がさっきより紅いことに気付かずに…。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

またまた駄文で申し訳ないっorz
うまくかけたか妙に不安…。

一番書きたかった文なはずなのにうまくいかなくてすっごい悔しいです;;

これからコメ返しますねっ☆



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No.261 鈴音 05/06 23:33:08  削除依頼

ユキ絵☆さん≫そんなそんなっ!!ひかるくんはもともと素晴らしいですよ(^^)
まってるとかそんなっ照れるじゃないっすかぁ←は
マジで綾、超テンションが落ちするよていなんでみててくださいッ!!
綾にとってあの身長はコンプレックスの1つですからww
あっでも予定ですのでどうなるかはまだ未定で…。
いろいろ仕掛けちゃいますかっ♪それもまた楽しみなようでなんか複雑…。
センセと妙に会いたくなって今超困ってるんですけどどうしたら?(∵)
あっ!でも確かにっ☆トーガと蛍くんをあわせてあげたいっ!!!
マジデスカ!?マジデシタカ!?
いやぁなんとなく花火大会…いいなぁとか思ってたらww
花火大会と夏祭り一緒ですよねっやっぱり♪
そして浴衣…いやぁ――――!!萩萎ちゃんにマジ萌える(∀)
言わせちゃいますっ!言わせちゃいますともっ!!!
そしたらひかるくんももち浴衣ですよねっ!?
浴衣で腕をまくりながら射的する姿がもう盛大に萌えポイントを突いていてww
それが綾のためとかなったらまじあの子キュン死しますねww
マジでオフ会やりましょうよっ!!!っつってもあたしは部活を引退したあと
じゃないとマジでできないですが(泣
その時にテニプリお貸しいたしますです♪
胡桃ちゃんももちろん関係しておりますww。
ただ、ちょっと勇気だして誘ったのに、伝統に阻まれ玉砕というなんとも悲しい
感じになっちゃうのですよトーガくん(笑
最終的には胡桃とトーガがカップルになってくれればなぁと…
そして柳くんは裏設定として何気シスコンということで
「お前には胡桃はわたさんっ!!」的なこと言ってほしいww
そしてそれ見て盛大に笑うっ♪←
超豪華な感じを想像しておりますのでww
後夜祭、そして南たちがいるということは…?そうです、
ドレスを着させられる予定となっておりますww

あたりですっ!!王道のカレーでいってみました☆
うちの場合、お父さんがカレーとかにこってて、時間があると2日間かけて
で――っかい鍋二つ分つくるんですよ~…。
時間ない時はおばあちゃんですけどねっww
それは後々出していくことにしますよww♪
ちょっと猫かぶった感じにしてみましたけどこんな感じで
よろしかったでしょうか??(笑



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No.262 鈴音 05/06 23:33:31  削除依頼

ひかるくんっ!!そんなっ何ともかわいらしいww
そしてあたしにネギちゃんのことで嫉妬するのを見て今度は綾が
ネギちゃんに嫉妬するという連鎖反応ww
まぁ秋頃になったらやってみようかなぁなんて思って見てましたww
もう、まじで制服着せちゃいますよっ!!!
灯ちゃんでいいじゃないっすか☆それともまだありたことww
やっぱり後ろからは女の子のロマンですよねっ☆

さんかしていただけますかっ!?
うわぁ相当嬉しい(ぇ
日にちとか合えばいいんですけど…会えるかなぁ…。

希影さん≫あたしもそれ同感です…。
もう部活三昧で疲れて眠くなり…結局何もしないという悲しい
ゴールデンウィーク(泣
あたしでよかったら助っ人行きますよっw

もう大会ばっかりですよー;;
どんどん疲労だけがたまっていく…。

練習は棒読みで本番はうまくて璃音ちゃんをドキドキさせてやってくれっ!!!
あたしの願いだったりします←
そして璃音ちゃんの反応がすごく楽しみで楽しみでww

無意識とか妙にたち悪いじゃないですかぁ(ぇ
でもそれが魁君らしくて好きだわ―ww

もうヤバいですよねっ!!
あたしもあとで見なくてはっ!!
あとで意見交換しましょうねっ♪

あたしも遅いですよww
みなさんの時間が合う日がいいですよねー♪
いつになるかなぁー(わくわく



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No.263 ユキ絵☆ 05/07 11:56:24  削除依頼

* 灰塚 輝 *

階段を上りきると…またしても照平の姿がそこにあった。
っていうか何でこいつは俺が帰ってくる時殆どの確率で部屋の前にいるんだよ。
ゴミ袋を抱えていた照平は(わざとらしく)こっちに気づき
ゴミを捨てにか階段へ向って歩いてきた。面倒臭そうなのに凄く楽しそうに。

「あっ先輩。おかえりナサイ」
「あぁ…」

階段へ向っていたはずの照平が俺の部屋の前で立ち止まった。
また何か邪魔しようと企んでんのか…?少しは大人しくしてろよ。
まぁ…良いや。相手にするとうるせぇから基本薄い反応で。

修学旅行で買った三猿のキーケースから2番の鍵を取り出す。
またこの鍵と戦わなきゃならねぇのか。結構手強い奴なんだよな…。
前なんて無理やり回したら親指の爪の横?の部分が剥がれかけて超痛かったし。
いい加減この鍵直すか。あ、直す金もねぇんだった。

「こんにちは。僕、照平っていいマス」
「あっ一ノ宮綾です」

鍵穴と鍵と俺のバトルが開始されると、
後ろから糞女と照平の調子乗った声が耳に入ってきた。
自己紹介か…。そう言えばこの二人って会うの初めてだったな。
まぁ、毎晩俺んち来て飯作るならこれから何度も顔合わせるだろうし…
一応名前くらいはお互い教えといた方が良いよな。うん。

それにしても、鍵が開かん。

「先輩。1日に2回も違う女の人連れ込んじゃだめですヨ?」

照平って実は…М、なのか?

「お前分かってんだろ…。ってかあの女なんて彼女じゃねぇっつーの体罰またくらうか?」
「やめてくださいヨ~。アレほんとに痛かったんですカラ…」

ここまで来ると体罰くらいたくて言ってるとしか思えねぇんだけど。
しかも痛かったとか…殆ど無傷だったじゃねぇかよ。ふざけやがって。
よっぽど俺のが痛かったわ。真面目に階段から転げ落ちてな!!

バリッ。っていう痛々しい音が鳴った。
…何とか鍵が開いたみてぇだな。爪ちょっと剥がれたけどまぁ良いか。

ドアを開けると略同時に照平が階段を下りて行くのが見えた。
いや今更つっこむけどこんな夕方にゴミ捨てって、どこに捨てに行く気だ…?

「入れよ」
「あっうん。おじゃましまーす…」
 



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No.264 ユキ絵☆ 05/07 11:56:41  削除依頼

 
俺に続き入ってきた糞女が玄関で靴を揃え、中に上がってきた。

きっと狭いってバカにしてんだろーな…。くそ…ムカツクぜ…!!
この俺様が1Kとか…もっとリッチな生活がしてぇよ真面目に!!
引っ越したくても金ねぇし生き地獄だぜこっちは!!神のバカ!!

「お前も適当に物置けよ」
「へ?あっうん…」

台所に食材が入ってる鞄を乱暴に投げ捨て、
糞女にもそこら辺に荷物を置くよう言っといてやった。

…さて……ちょっと急いで台所へっ!!!

「これ見つかったらマジでやべぇからな…」

糞女には茶を用意するって言っといたから多分…ばれないだろ。

音を立てずにそーっと冷蔵庫の三段目の引出を開ける。
缶ビール2本と発泡酒3本を取り出し足音を立てずに下駄箱の前へ。
糞女の靴は下駄箱に入れてねぇし…ここならばれないはず。

緊張で頭が狂いそうな中、下駄箱をゆっくり慎重に開ける。
そして酒を下駄箱の中へ入れて一瞬で扉を閉めた。勿論、無音で。

フッ…。どうやら任務は成功したようだぜ…。

糞女が冷蔵庫開けてこんなもん発見したら絶対うるせぇからな…。
『あんた未成年でしょ何考えてんの!!』…とかまるで母ちゃんみたいに。

「ひかるー。この子ひかるのインコ??」
「んぁ?あぁ…そうだけど…」

俺が適当に暖かい緑茶を用意して部屋へ戻ると
糞女はもう糞インコと遊んでたらしく、目をキラキラさせながら聞いてきた。
…こんなバカ鳥がそんなに可愛く見えるのか?バカ女は。

「オカエリ!クソオトコ!オカエリ!」
「うっせぇ糞インコっ!!!」

いやマジ本気でふっざけんじゃねぇ!!!ホント止めてくんね!?
なんでそうやって呼ぶんだよ糞女がいるときに!!
ペットにバカにされてるのばれちまっただろーが!!もう嫌だ…。
案の定糞女に笑われたし…。どう落とし前つけてくれんだ?え?焼き鳥になるか?

素で笑ってきた糞女を怒鳴り飛ばし、溜息を一つついた。
将来の夢。溜息をつかない人生を送りたい。

「ねぇ、ひかるー。かごから出していい??」

糞女が所々錆びてる鳥籠の中央扉に手を掛けながら言った。

「あ?大丈夫じゃねぇか…ってもう出してるじゃねぇか」
「だって指入れたら乗ってきてくれたんだもん」
 



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No.265 ユキ絵☆ 05/07 11:57:02  削除依頼

 
俺が返事をした時には既に糞女は扉を開け、糞インコを指に乗せていて。
籠から出してやると、糞インコは水色の羽を広げて喜んでいた。
糞女が頭を撫でてやると、嬉しいのか糞女の指に首をすりよせているようだった。

…って。いや、だから何故懐く。

「ねぇ、この子の名前なんて言うのー?」

あれ…何だったっけか…。鳥皮?違う。ツクネ?違う。
あ、そうそうネギ!ついこの前ネギマに改名したんだったな。

「ネギマ」
「…鳥に焼き鳥の名前なんてつけないでよ…」
「うっせーなー。別にいいだろ」

なかなかのセンスだと思うんだけど。ネギマ。美味いだろ?あれ。
あんな美味いものの名前にしてもらって逆に光栄だと思って頂きたい(笑)

「まぁひかるの勝手だしねー…。あたしはペット禁止のアパートだから
かえないんだ…。いいなーペット」

指でも咥えそうな勢いで羨ましがる糞女がうりゃうりゃと糞インコの頭を撫でる。
仕舞いには「こんにちは、綾です」なんて自己紹介までして。
まぁ…別に俺のバカ鳥で良いならいくらでも遊んでくれて構わねぇけどよ…。

あ。また溜息ついちまった。
…溜息つくと幸せ逃げる、か。なんだか本当に幸せが逃げそうな気が――

「コンニチハ!アヤ!コンニチハ!アヤ!」

現実、幸せは逃げて行くようだ。

「やばーいっマジかわいー♪」

……。

やばーいっマジかわいー♪…じゃねぇよ!!!
飯も作らねぇでいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもっ!!!
そして鳥は鳥で何で糞女にばっかり懐くんだよ…!!糞鳥アホウ鳥!!
俺には弁当にクソ振り撒いたり名前呼んでくれなかったりすんのに!!

未だ頭をちょんちょん撫でてベッタベタ可愛がってる糞女の手から
乱暴に糞インコを取り上げ、鳥籠の中へ戻してやった。

「ちょっもぉ…いきなりやんないでよー」
「うっせぇ!腹減ってんだよっ!!」
「はいはい。急いで作るからそんな怒らないでー」

糞女が台所へ行ったことを確認し、すぐさま鳥籠に目をやった。
絶対に糞女に聞かれねぇように小声で糞インコに話しかけてみる。

「俺の名前は、ひかるだから。ひ・か・る。覚えろよ?」
「……」
「ほら、言ってみろよ。ひ・か・る」
「クソオトコ!」
「だから…!ひ・か・るっ…!!」
「クソオトコ!」
 



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No.266 ユキ絵☆ 05/07 11:57:24  削除依頼

 
だめだ…やっぱり呼んでくれねぇ……。
なんで糞女がちゃんと呼んでもらえるのに、飼い主の俺がだめなんだ…。
ホントは結構可愛がってるつもりなのにな…。一体俺の何がだめなんだよ…。

「ちょっ!ひかるっ!!」
「んぁ?…あっ」

台所で料理を作り始めていたはずの糞女の荒々しい声が聞こえて
振り向くとそこには…ゴジラが置いていったあの料理のメモが
テーブルの上に置きっぱなしになっていた。ちなみに、今回の依頼の台本も。

「なんで、こんなとこにこのメモが…?」
「あぁ…あのゴリ、夜昼とかいうやつが置いてった」

あぶね、ゴリラ属言おうとしちゃった(笑)

「そっそう…なら、もう仕方ないか…。南に何か言われなかった??」

視線を泳がせている糞女がちょっと、何て言うか…少しだけ女っぽく見えた。
…まぁ?本当は色々言われたけど…これは本人に教えるべきじゃねぇよな。

「……別に」
「ならよかった…。んっ、まず晩御飯作るから台所借りるねぇ~」

糞女がテーブルに置いてあるメモを取って、もう一度台所へ向う。

――試行錯誤して作った料理の作り方のメモ、か。
しょうがねぇからどんな晩飯が出てくるのか腹だけ空かして待っててやるよ。

今回の依頼の台本を開き自分の役の台詞を確認していく。
俺はこういう活字を読むのは超がつくほど大嫌いなんだよな、本当は。
でもやらなきゃ何時までたっても仕事進まねぇし。

「ひかるー!!ゴミ袋どこ!?」
「は?棚の一番下だけど…」

料理を作り始めていたはずの糞女がまた声を荒げてきた。
今度はゴミ袋かよ…。っていうか何故このタイミングでゴミ袋が必要なんだよ。
スタスタと足音が聞こえて台本を読む顔を上げてみると
ゴミ袋を一つ抱えている糞女が…こっちを見ていた。何かを求める目で。

「ひかるー、暇ならこのゴミ捨ててきてよっ」
「は?今かよっ」

えー。めんどい…。

「台本なら後でよんどけばいいでしょ!!
こんなのおいてたら部屋が臭くなるんだからっ」

おいおい、本気なのかよ。

腐った野菜が詰まったゴミ袋を糞女に投げつけられた。
衝撃で袋の結び目が解けそうになったから急いで押さえた。
…こんなの部屋ん中ぶちまけたら大変なことになる所だったし。
 



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No.267 ユキ絵☆ 05/07 11:57:43  削除依頼

 
無理やり外に追い出され、結局ゴミ捨てに行かされることになった。
って、やっぱりこの女母ちゃんに似てるな。ウザさが。

「捨てるっつってもどこに捨てりゃ良いんだ…」

こんな時間にゴミ捨て場に捨てたら近所のババアがうるせぇしな…。
かと言ってゴミ持って帰ってきたら糞女がもっとうるせぇし…。

照平の野郎に電話して聞いてみるか。
さっきあいつどこかにゴミ持って行ってたみてぇだったし。
携帯のアドレス帳から照平、を探す。
アドレスの登録件数少ねぇから楽だわ…アハハハハ。

携帯を耳に当てると、なんとたったの1コールで電話に出た。流石、暇人。

「おい。お前さっきのゴミどこ捨てたんだ?」
『にゅん?先輩デスカ?最初名乗って下サイ。番号登録してないノデ』
「お前まだ登録してねぇのか…!!何回言ったら登録してくれんだ?え?」
『後1350回くらいデスネ。修行が足りマセン』

相手にしたらだめだぞ…耐えろ、俺!!頑張れ、俺!!

「…まぁ良い。で、ゴミどこに捨てた?」
『先生んち近くにある川デス』
「はァ!?」
『にゅん?嘘デスヨ。川に捨てるわけないデショ?』
「…まぁ良い。で、本当はどこに捨てたんだよ」
『母国に転送しまシタ』
「…まぁ良い。本当のホントはどこに捨てたんだ?」
『にゅん?最近の先輩の口癖って"まぁ良い"なんデスカ?」

あァアアアああ!!もうマジ嫌だ!!もう知らね!!
どうなろうと俺はゴミ捨て場に捨てる!!こんな奴の相手するくらいなら!!

「お前明日地球の裏側まで蹴り飛ばすから覚悟しとけよ」

照平の返事を聞かずに電話を切った。
さて。腹も減ってるしさっさとゴミ捨てに行くか…。
明日ババアにぐちぐち文句言われるの嫌だな…でもしょうがねぇか…。
 



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No.268 ユキ絵☆ 05/07 11:58:05  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

PM7:00

腹の虫が泣き叫んだ。

ゴミを捨て、走って家に帰り晩飯を待つ俺の腹は…もう限界のようだ。
風邪ひいてて食欲なかったから朝飯も全く食ってねぇし…
昼飯も気分が乗らなくて一口も食わずに弁当捨てちまったからな…。

だけど俺にはどうすることもできなく。
待て、と言われた犬のようにここで座って待つしかなく。

だんだん好い香りが漂ってきて余計に腹が鳴った。

「ひかるー?できたよー」

天使の声が聞こえた。

糞女が持ってきたの今日の飯は、カレーライス。
目玉焼きが乗っかってて、何だか凄い温かそうに見える。
コンビニ弁当や弁当屋の兄ちゃんが作るカレーより100倍は美味そうだった。

「…これ、食っていいのか??」

とん、とテーブルに置かれたカレーを指差し聞いてみる。
糞女は小さく微笑み、どーぞ、と答えてくれた。

「待て」と言われ「よし」と言われた犬の気持ちが分かった気がした。

目が「☆」になりそうなのを何とか堪え、急いでスプーンを握った。
おなかすいた。その6文字だけが頭を支配する中、カレーを掬う。

「んじゃ、いただきまs「クソオトコ!メシ!クソオトコ!メシ!」

……。

こんの…やきとり…。
ご主人様がまだ一口も飯食べてねぇ時に……羽全部むしってやる!!!!

「てめぇ…人が飯食おうとしてる時に何言ってやがる!!!!
てかてめぇ照平飯もらっただろ!?いい加減にしろっ!!!
焼き鳥にして食うぞてめぇ!!この糞インコっ」

腹が減ってイライラしてる俺に喧嘩売るとは良い度胸じゃねぇかよ!!
絶対食う!!焼き鳥にして一口で飲みこんでやる!!

鳥籠をぶっ壊そうとスプーンを手放すと
糞女が俺と糞インコの間に入って、まぁまぁ、と宥めてきた。

「ご飯はあたしがやるから?ねっほら、カレーさめちゃうよっ」

あ。冷めるのは嫌だ。

「…わかったよ」

しょうがねぇから糞インコとの喧嘩は御預けにして
もう一度スプーンを握った。また目が「☆」になりそうになった。
 



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No.269 ユキ絵☆ 05/07 11:58:25  削除依頼

 
早食いに挑戦してるわけじゃねぇのに、自然に早食いになる俺。
あっという間に皿は空になり、麦茶を飲んで少し休憩した。

ふと鳥籠を見ると糞女が餌を持って中央扉を開けていた。
糞インコは嘴をちょんちょん当てながら差し出された餌を食べている。
時々首を捻ったりして、俺が餌をやる時より可愛くて。つまり、ぶりっこだった。

「おいしい?」
「オイシイ!アヤ!オイシイ!」
「よかった―♪」

……お前は飯食わねぇつもりなのかよ。バカ。
それじゃ…何のために連れて来たか分かんねぇだろ……。

糞女の首根を掴み後ろに引いてやった。
思ってたより力が入って、糞女は後ろに倒れそうになっていた。

だけどお構いなしに空の皿を突き出してやった。
俺の小間使いらしく…おかわりくらいさっさと用意してくれよ。

「…てめぇも飯さめるっつーの。それにおかわり」

あ。またそっぽ向いちまった。

何となく、おかわりするのが糞女の料理を褒めることに繋がり照れくさくて。
まぁ…もっと食べれるなら別に何でも良いか。腹減ったし。

「うんっ!ありがとう、食べてくれてッ!!」

皿を受け取る糞女が満面の笑みを見せると同時。またあの謎な感情がふと出てきた。
そしてまた鼓動が少し早まってるし…そろそろ循環器科行くか。
でも可笑しいのは、苦しいんじゃなくてむしろ心地良いんだよな。
そこがまた病気の恐ろしいところだから。早めに医者に診てもらった方が良さそうだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(^p^)

時間お~ば~ごめんなさい○| ̄|_
そして相変わらず進めないでごめんなさい/(^O^)\力尽きた(回蹴

ちょっと眠すぎるのでいったん寝てきます!!!(またまた自己中乙^^;
コメント返しは後ほどでil||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||li



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No.270 ユキ絵☆ 05/07 16:35:30  削除依頼

SOREDEHA!!コメント返ししていきますよ~~~~♪(うるしぇ

>>希影さん
あああ!!氷雨さん!!ああいうクール系のキャラ私全然作れなくて
真面目に尊敬してるんですけど(´^o^);:*:;どうやったらキャラ動かせるん!?的なw
柳くんに賢い妹がいたのもまた絶妙なお味で/(^O^)\二人の生活が見た(ry
パワプロですかwwwなんてか凛凛しいより可愛いですよね絶対(´^o^);:*:;
真面目にギコ猫を彼氏にしたいと思ってた小4の私がいましたよw(ちょw
クロスゲームのOPEDって絢香とコブクロでしたっけ/(^O^)\?
なんか最近絢香とコブクロの組み合わせが最強に思えてきたんですけど><、
スポーツはプレーしたくなる派ですかΣ(゜Д゜ノ)ノ それは…マジで凄いorz
もう私最近歩くのも面倒臭くて運動不足の代表みたいになってて(死ぬww
まぁ毎回結局塾とか遅刻しそうで走る運命にあるんですけどね(´・ω:;.:...←
あ!!鈴音さんとお話しててww丁度浴衣の話になってwww(´^o^);:*:;
きっと輝は浴衣着るとしたら着崩す…というか着崩さないと窮屈で来てくれn(ry
輪投げもお祭りで定番化してますよね!!そして何といっても金魚すくいww
清ちゃまが地味に金魚すくい得意そうでww知らずの間に50匹突破!とかww
あ!そだ気になってたこと!さっくんは結論、長髪ですk?短髪ですk?(をいw
何かさっくんとか輝とか長髪っていうと大袈裟でwでも短髪とも言えなく(^p^)←
薫さん×さっくんはギャグ<甘≦シリアスが似合いそうですよねww←
主導権はwww世の中の90%は女性が握ってますよ!!きっと!!(えw
璃音様×さっくんだと急に大人っぽくシリアス≦甘≦ギャグなイメーz(ry
家族的な愛ですかwwwさっくんなんだかおっさんっぽ(自☆重しましょう♪
さっくん本当に猫っぽいんで気まぐれで恋人と会いそうですよね><///
そんなさっくんについて行ける子が一番向いているのですね(*´Д`*)(うるせw
GW…終わってしまいましたねorz宿題提出してないけど…どうなるんだ?(聞くなw



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No.271 ユキ絵☆ 05/07 16:35:46  削除依頼

>>鈴音さん
なんで綾ちゃんのテンション低いのか輝にはさっぱりなんですよねこれがwW
そか身長がコンプレックスの一つなんですよね綾ちゃん(´・ω・`);;
「この巨人!」とか輝に言われたらwんがぁあああ!!で喧嘩ですよねw←
っていうかお前のが巨人だろが!って言い返される可能性が高いけd(こらw
ん!?てかその前に璃音様も恋心が失われるのですか!?(ちょ今更w
仕掛けるが楽しくてww輝を痛めつけるのが生きがいです☆(´^o^);:*:;←
センセはww実は既に過去編に少し登場してるんですけどね(^p^)←
ただあのセンセかなり癖があるんでどう本編に出してやろうかと/(^O^)\
リョーガくんと蛍の気が合うような気がしてきた今日この頃です(をいw
その前に13歳の蛍の性格やら何やらを全く考えてない自分でorz←
花火大会と夏祭り一緒になってた方が盛り上がりますよねwwww
うちの近所でペリー祭ってのがあるんですけどイメージはそれで(知るかww
「あふっ(あつっ)」言ってくれますかwwwwうほわぁあああ(*´Д`*)
もうリンゴ飴も奢らせますよ輝にww笑顔でありがとうのためにwww←
浴衣で腕まくりですかwwwそれで射的一発も命中しなかったらダs(ry
射的で最初は高額の物狙って後で売るつもりとか言っといてww
そんで実は人形狙ってて後で「偶然取れたからやるよ」的なww輝スタイr(ry



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No.272  

削除されました 


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No.273 ユキ絵☆ 05/07 16:38:29  削除依頼

真面目にオフ会やるためなら飛行機使ってふっとんで行きますので\(^o^)/w
もし御都合が良くなったら声かけてくださいね(´>ω<`)ふふふ(←うぜw
伝統に阻まれ玉砕…えww何か輝よりトーガくんのオチが気になってきt(こらw
私も柳くんシスコン疑惑激しく希望どぅえwwwww兄妹ラブ大好き(死ねw
ドレス!?この際綾ちゃんウェディングドレス着て誰かのために(´^o^);:*:;
やっぱりカレーですよねwwwwしかも何気に新婚夫婦みたいで可愛かっ(ry
2日間かけてカレーでっかい鍋ってΣ(゜Д゜ノ)ノ もしやカツカレー??←
て い う か !ネギってかわいいいいいいいいいいいい(*´Д`*)ぶわ
もう綾ちゃんの「通称ネギ!」が可愛すぎて死にそうになった(〃゚∇゚〃) ←
既に嫉妬パーティが始まってますけどどうするよこれwww(知るかwww
お、秋頃文化祭ですか(`・ω´・ )ちなみに制服はブレザーの予定ですk?←
まぁ学ランでもブレザーでも何でも着せますけどね(^p^)にっしっし
あ、チャット私基本的に22時~なら多分大丈夫ですよ!!
日にちも、夜なら1か月に7日くらい無理かもだけど大体平気です(暇人乙w


ちょ、今日もコメント返し長っ!!(しかもミスった^^;NO272は私ですorz
KYな予感がひしひしひしなので退散です~~~~( ゜∀゜)o彡゜(色々乙かれ



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No.274 ニックネームは削除されました 05/07 19:36:00  削除依頼

*海咲 璃音*

綾達が嵐の様に過ぎ去った後何かもう……ねぇ?←

「あの…いやだからね?別に副業してても良いじゃない?」
萩の兄さんレベルの黒い笑みをもう一枚上の黒い笑みで返答する。

柳はソファの後ろで怯えながらこの状況を見つめていた。
「…で、その仕事の内容は?」

萩は質問はまだまだある的な笑みで私を見つめる。
ってか私の言葉まんま無視ですかお前さんは…

「私だってあの仕事この仕事付く頃からやってるけどさぁ…具体的に
留まって無いのよ、仕事内容。だから殆どが愛想振り撒くための面談とか
新参希望者の検定とかしてたり?後……あ、ああいや、何でも無いわ。」

私は出掛けた言葉を抑え込むように唇に指を添える。
黒い革の手袋に付いた銀色の装飾が渇いた音を出した。

――――そんな重要部分を摘出しながら話した話は三十分にも及んだ。
ああもう……大神も刻も人見さんも斎も何かあれだねぇ…。

*//////////////////////////////////////////////////////*

――ペラリと白い紙をめくり右上に視線を移動させた。
蚯蚓の様に羅列している細かな文章を読み返すのは六回目だ。

一つ一つの台詞を紬が吐いた様な甘ったるい言葉を重ねると自然に笑みがこぼれた。
その前に魁がこの台詞を言えるのかが一番重要なのだが……
………本当に大丈夫なんだろうかね、あの人。
俺様だからやりやすいとは思うよ、うん。筋金入りの俺様ね←

じゃあ後で南に聞くか?
何で私が俺様生徒会長に惚れなくちゃならないのかと!!!
演劇部の部長には何度も捕まったよ?あの人滅茶苦茶部下多いしさ。
慣れちゃうと声だけで感情を表す事は勿論心が腐り始めるんだよねぇ…

例えば学校一のイケメンさんとロミジュリやっても全然ドキドキしないって
言う…何かの催眠術的な?   (By演劇部顧問)

自分の中で面白可笑しく物語を楽しんでいると
(あ、勿論俺様会長を叩きつつ←)
携帯が音を立てる。…バイブレーションは黒の方かしら?

画面を見れば其処には“チビ変態刻”と記されていて
色々面倒くさそうな事になりそうだと思いつつも渋々電話にでた。



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No.275 ニックネームは削除されました 05/07 19:38:37  削除依頼

―反応遅ェよバーカ!!つか今日も仕事オレに押しつけやがって…!!
ロスト中なのに酷いと思わねえのかヨ!!

「………は?ああまた小さくなったのね。そして人見さんに殺されろ」
―んだとッ!?こっちはお前が居ない間さんざん酷い目に逢ってるんだってバ!!
「へー、あーそー。ご愁傷様、ストレスでもう一度死んで来い?もしくは
もう少し小さくなれ、邪魔だから」
―…璃音……お前いつからそんなサディスティックになったんダヨ!?
「知らないって。でもって幼稚園児っぽい気色悪い声で唯でさえ気色悪い言葉
自重してくれませんかねー?…じゃああたし忙しいから」

最後の最後にたっぷり刺のある言葉を吐き捨てた後に電話を切る。
…乗り込んでこないと願いつつ。

ついでに携帯の電源を落とすと右手だけにはめられた手袋を外そうとするが
如何も動く気になれなくて唯適当に台本を読み耽る事にした。

『なーなー、璃音は何になりたいー?』
『将来って事?…そうだね、あたしは出来れば普通が良いなぁ。』
小さな私は桜の木の根っこに腰かけて蒼い空を見上げて自慢げに話す。
紬は平凡な答えに顔をしかめて首を傾げる。
『んー…そっか……何かよく意味わかんねーけど楽しそうだな!』
紬は綺麗な短い髪を風になびかせ綺麗に笑った。
あの時の紬は本当に本当に、太陽みたいだった。

「…魁?そろそろ台本覚えt……?」
鮮明に蘇る過去を振り払いパソコンと向き合ってる魁を見て
もう一度口を押さえた。…この人爆睡してますよ←

台本を頬に敷いてうつ伏せで寝る魁。
まさかと思って後ろを振り向けばやはり二人も眠っていて。

「んー……冬眠?」
私はそう呟いて別の部屋から毛布を持ってきた。
…もうそろそろ春ですよ皆さんw

スースーと言う三人の寝息と私が毛布を動かすさかさかした音だけが
静かに部屋に木霊した。

私は黒いボストンバッグから大きな布と綿、裁縫道具にオルゴール取り出し
床に座り込みちまちま作っていた作品に針をさした。

…と同時に昔誕生日に貰った茶色のオルゴールの箱を開ける。
子守唄のような曲だから多分皆は起きないと思う…うん。

小さく綺麗な音に耳をすませつつちくちくと針を持つ自分の手を進めていった。



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No.276 ニックネームは削除されました 05/07 19:41:28  削除依頼

+//////////////////////////////////////////////////////+

「……出来た♪」
私はタータンチェックのソレに触れて微笑んだ。
膝に乗せると顎の位置までの大きさがあり抱き枕っぽくするのには
ちょうどいい大きさだ。……暇ってすごいなあ←

―――不意にテーブルに突っ伏していた柳が顔をあげた。
「……ん、はよー。…ってそれ、何?」

重たそうな瞼を擦り欠伸をした後私が抱えるものを指さした柳。
「何って見て分からない?テディベア……にしちゃあデカいけど」

顔の上にある茶色のボタンを括りつけるのは紅い糸。
手の先や足の先に付いているボタンも同じように紅い糸で括りつけた。

未だに柔らかなオルゴールの音は響き続けている。

「そーなんだ………うー……眠…」
柳はまだ眠いようで肩にある毛布をすっぽりとかぶってもぞもぞ蠢いている。
「…明後日からはきっと地獄だから寝てた方が良いわ」
私はそう言うと今度はサフランイエローの布と微細なビーズを取り出した。

また柳が寝息を立て始めたころ、私は抱き枕でも作ろうかしらと考えた。

~~~~五十分後~~~~

「あれ、まだ五十分しかたってないのに……出来ちゃったよ、三人分」
あれーと首を傾げる私の横には黒い抱き枕、ベージュの抱き枕に先程の
サフランイエローの抱き枕が転がっていた。

「私ってやっぱ余程の暇人なのねぇ………」
余った布でちゃちゃっと小物も作ったし……さてどうするか私←

余り布で作ったベージュのシュシュを萩の髪にそっとつけたり
同じ余り布で作った小さなマスコットは柳にあげたし…
魁には…何あげたらいいんだろうか?←

―――ふと私は自分のバッグに目をやり、閃いた。
私は粗方裁縫道具を片付けた後に多彩なビーズを取り出した。
糸もあるし黒とかのビーズも十分にある。

「よし…適当にストラップでも作るか」



deleted

No.277 ニックネームは削除されました 05/07 19:48:52  削除依頼

―――――――――――――――――――――――――――――
滅茶苦茶平凡ですねwwww←
璃音は裁縫大好きです、私が大好きだからです←おま
抱き枕五十分とか無理ぽ←えええええ
璃音は意外にアンティークとか細々した物好きなんで…OTL
私が…好きなんで…(殴
因みに可愛さを出してみようとか無謀なこと考えて璃音に
巨大テディベアを作らせた私なんかいないっすy(ry

希影さん⇒
うわわわ←
私も灰色の男の子が一番お気に入りでw
最初にこの画像おえプリ登録したらURL出ちゃったんで滅茶苦茶焦りました←
姉に殺されるだけじゃすまないわ…もうマジで←シネ

金色の王冠と白いファー、紅いマントは忘れちゃあいけませ(ry
よし、氷雨の髪短く切って着させてみよう←
ってか三蔵さまのウエストの細さに毎回泣いてしまうwww
Σ半そで!!無理無理無理っすよおおおお(黙ろうか?

ってか実はこれ姉貴と共同で←
でも姉貴は背景の光だけだったr←mt



deleted

No.278 ニックネームは削除されました 05/07 20:09:59  削除依頼

ユキ絵さん⇒
あ、電車より多分リストカットの方が(わあああああああ
あたしの兄貴ヘタレ兼ショタい兼ヲタで\(^o^)/オワタですけど?←mt
…?グミ、チョコですか?…それって美味しいんですかねwww
最近あたしの父親が白髪交じりきている事にかなりショックを受けてww
白髪染めでも父の日に是非!!!(駄目www
ああ、姫巻って奴ですかwwww
小さい頃からカチューシャどめしてたので私実は旋毛つぶれt←
臭そうなひげwwwwwひどい言い方だなこりゃまたw
んー…妹が見てた学園アリスとかですかね、私は(お前もヲタだ
うぉわ、それ誰(ちょwww
旦那様ですかwwwそれなら助手よりわ・た・し・の御婿に(自重しろ貴様w
私も最近他の伽羅でしかスレ立ててないなぁ……ふむ←


鈴音さん⇒
ああ、精霊は時々準と璃音が"願っていたモノ"…所謂眠りの森ですねw
そこで会話させるつもりですww
璃音は獅斬に滅茶苦茶忠誠誓ってるんでもし人殺しの依頼でも
獅斬の言う事なら何でも聞いちゃう優れモノ←おい
ってか眠りの森ってアレっすよね、マスターさまと璃音しか
入れないとか(一応璃音の夢の創造なのでw)条件がキツくて…疲れr(

ペーターはアレが好きですね、やっぱりアリス一途な所?←
もう最近文章がわけわかめ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

んー……狼のザリザリです(・_・;)
ザリザリだと作画崩壊がww
…実は英名だと楓様はロジェと決めている私です←おま



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No.279 希影 05/07 21:44:36  削除依頼

*桜田 魁*

一ノ宮達が出て行ってからなにやらこんなことに……

「あの…いやだからね?別に副業してても良いじゃない?」

璃音は苛々しているのを表すように、
にっこりと笑いながら空気中に黒オーラを飛ばしていた

まあ、誰も副業してちゃあいけねぇなんていってないもんな
仕事に影響がかからねぇならいいと思うけど…
だから、、、せめてその黒オーラを抑えてくれないか?
こっちはそれでなくてもこの台本にうんざりしてるっつーのに……

「私だってあの仕事この仕事付く頃からやってるけどさぁ…具体的に
留まって無いのよ、仕事内容。だから殆どが愛想振り撒くための面談とか
新参希望者の検定とかしてたり?後……あ、ああいや、何でも無いわ。」

ふーん、、、つまり万屋みたいなモンかあ?
守備範囲が広いから依頼たくさん来そうだし、
厄介なのもくるんだろうなあ

――――例えば人に言えないようなコト、とか

それから大方30分程度、台本に目を通しながらうっすらと聞いていた

*******

「………なんだよ、この台本」

俺は一通り目を通した台本を机にパッと落とし、
予想以上の気色悪いセリフにうんざりした

そして右手を目の上に覆いかぶして一呼吸した

ま、やるからには大成功でおさめねぇと奪還屋の名に傷がついちまう

俺はそう意を決めたように再び台本を持ち、
最初から自分のセリフをボソボソと呟いていった

「『俺の女になれ』…………やっぱ無理だわ、この役ぜってぇ俺に合わねぇー」

このセリフを言ってて恥ずかしくはないが醜態は曝すようなもんじゃねぇか

慣れないセリフのオンパレードに精神的にまいり、
椅子に深く腰掛け、手に掲げて読んでいた台本をそのまま顔にのせて目を閉じる

……ああ、できたての紙とインクのにおいがする

やらとくだらないことを考えながら机に頬をつけ、うつぶせになった
……もちろん、この忌々しい台本は下敷き役という輝かしい役割をもった



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No.280 希影 05/07 21:45:02  削除依頼

****(夢の中)***

――ここ、どこだ

見る限り草原に覆われたどこか

知らない、、、ただ懐かしくて…どこか切なくなる

俺はこの胸の違和感を思い過ごしだと思いたくてすぐさま、
目を閉じてこの目の前の光景が見えないようにした

全てを消し去る勢いで……

『…………違うよ。あんたは逃げてるだけなんだ。
 無くなった記憶を取り戻すとかそう言いながら
 結局は自分の知らない未知の部分にふれるのが怖いんだろ?

 そんなんだからあのトキ“                ”だったんだ』

どこからか聞こえてくる脳内に響く少し高めの声
聞いているとどこか悲しくなってくる……ただまったく知らないハズの声

いつもだったら絶対ムカついているであろう言葉もここでは何もかもが【無】にする

ただ……一部だけノイズが入って聞こえなかったところがある
普段の俺なら気にならない……
ただきっとその言葉は俺にとって影響力のものであることは間違いない
あのときがいつなのか分からない自分が怖い
まるで自分に弱点ができたような気分に陥ってしまう


きっと俺が忘れてしまった記憶は


一番思い出したい記憶でもあり、

――――ともに一生忘れてしまいたい恐怖だろう……

*******

「…………一体なんだっつーんだ」

それからはあまり覚えていない
ただ最近やけに過去に干渉してくる夢ばかり見てしまう
……これは何かの前触れなのか?

だとしたらとてつもなく嫌な予感しかしねぇな、オイ



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No.281 希影 05/07 21:45:19  削除依頼

俺はそう呟きながら寝ていた身体を起こした
するといつの間にか背中に毛布がかかっており、起きた反動で下へと落ちた

周りを見る限り柳も萩萎も寝てる……っつーことは残るは璃音か

予想通り璃音が何か作業をしていた

とりあえず落ちた毛布を拾い、璃音のいるところまで近づき

「おい、何やってんだ?」

と顔だけ覗き込むように上から眺めた

「あー、魁起きたんだー。んとちょっとした手芸してんの」

そう言って俺に合わせていた目を、すぐさまその作っているものに目を戻した

「……毛布サンキュ。ただかけるくらいなら起こしてくれよ」

などとお礼を言いながらも文句を吐いた

「分かった……今度はスリッパかハリセンで思いっきりぶっ叩いて起こすからw」

そう言って黒オーラをとばしてくる璃音

寝起きに黒オーラってキツイな……

いつの間にか寝てしまった自分を憎たらしく思いながらも
そして逃げるようにとそう言ってすぐ椅子の方へと戻った

+反省+
コメ返延期させてもらいまーす^^;
そして追いつけそうな気がしなかったので省略してしまいましt((ry
なんだ、この魁という奴は!
もうなんだ、こうなったらどんどん生意気で自己中な奴に仕上げていってやる!!!←逝



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No.282 鈴音 05/07 22:48:39  削除依頼

*一ノ宮 綾*

あれからあたしもカレーを食べ始めたんだけど…
ひかる、食べすぎじゃないかな??
明日の朝にでもと思って多めにつくっておいてよかったとほっとした。

あたしがカレーを食べ終わった頃に5杯目のカレーを平らげたひかるは
「ごちそーさん」と言ってお茶を飲む。
ひかるの分のお皿とあたしのお皿を流し台に持っていく。
カレーのなべを見ると少々余っていた。

んー…明日朝からカレーも変だけど…
カレーうどんにしてもらうか。
うどんくらいならできるだろうし…。

と思って皿を水でうるかしといて、だし汁を作る。
すると横からひかるが顔を出した。

「今度は何作ってんだ??」
「わぁ;;びっくりした…。いや、カレー少ししか余ってなかったからさ。
だし汁つくっとくから明日の朝カレーうどんにでもすればいいんじゃ
ないかなぁって思ったんだけど…迷惑だった?」
「イヤっ…別に」

首をかしげて聞くとまたそっぽを向いてあいまいに答えるひかる。
これはOKってことだよねっうん。

「ならよかった。明日これにうどん入れてあっためて食べてね?」
「…分かった」

そんな会話を繰り広げているうちにだし汁のほうもあったまった。
火を消して蓋をする。
そして部屋にいるひかるの方に向かった。



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No.283 鈴音 05/07 22:52:04  削除依頼

部屋に入るとまた唸りながら台本を読んでるひかる。
ピタッと止まったかと思うと「だぁ―――――!!!あぁ、クソッ」と
声を荒げながら髪をかき乱す。

ひかるに近づきひょいと後ろから台本を奪い取った。

「あってめっ!返せ。お前にも台本あるだろーが!!」
「別にいいじゃないの、ケチねぇ…」

そう言ってあたしはひかるの隣に腰を下ろす。
台本を返してあたしも自分の台本を開く。

・・・・まて、一番最初から『アドリブ~いつもの喧嘩のように~』って
どういうこっちゃ;;
いつもの喧嘩って…あれはトークバトルであって喧嘩ではないっ!!うん←
なんてどこの誰に言ってるのかわからない否定をした後にまた読み進めた。

『…どうせ、どうせあたしはデカ女よ!!(ライバル名)みたいに
可愛くおしとやかなんてできないもん!!
でも、だからってあたしの告白冗談にしないでよ!!輝のバカ!!』

…ってこんなかわいらしいことをあたしがこの方に言うの…??
まて、無理!!とりあえず、台詞忘れるし…。
アドリブでもどうにかなるよねぇ…うん。

「ひかるー…覚えた??」
「渡されてすぐ覚えられるわけねぇだろ。
しかも、こんな痒いセリフ…」

そう言いながら台本を見てため息を吐くひかる。
それは…わかる気がする;;
てかもともとこれあたしらにしかやらせない予定だったのね…。
印刷時から名前が印刷されてあるってありえないでしょ(泣



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No.284 鈴音 05/07 22:52:58  削除依頼

なんて思った瞬間、窓の外からあの黄色っぽい青っぽい光が見えたかと思うと

ゴロゴロゴロっ バチンっ

「ゃ、イヤぁ;;」

アノ低い音がして、ブレーカーが落ちる。
すると外から雨の音がポツポツと聞こえてきてザーザーと振り始めた。

「うぉっ!いきなり雨かよ…。しかもブレーカー落ちやがるし…
さすがぼろアパートだな…。えっと懐中電と…ってあ゛?」

無意識にひかるの服の裾をつかんでたあたしの手。
イヤ、離したいのよ?離したいんだけどね…離れてくれないのよこの手。


――だってあたし雷苦手なんだもん…。


「おい、離せよ。懐中電灯探せねぇだろ?」
「無理無理無理」
「…もしかしてお前、雷苦手??」

そのひかるの問いかけにビクッと肩が跳ね上がる。
その瞬間ひかるが意地悪げに笑うのが空気でわかった。

「へぇーふ~ん…雷ねぇ…」
「おっ面白がってんじゃないわよ…」

返す言葉も震えてしまう。
そして握る手にも力が入る。
服が伸びるとか構うもんか…笑った罰よ。うん。

「でも雷怖いなんてお前って結構…」
「なによっ;;バカにすんじゃな ピカッ ゴロゴロゴロっ
「イヤぁーーーー!!!」

ひかるに反抗してる途中にまた雷が光大きな音が鳴る。
叫ぶと同時にひかるの腕にしがみついてしまった。

「ハァ!?ちょっはなれろよおまえっ!!」
「無理、無理。絶対無理。断固拒否!!」
「断固拒否はこっちのセリフだっつーの!!
雷なんてすぐ通り過ぎるし、雨だって次第に止むだろ!?
だから離れろっ」
「イヤぁ!!無理、絶対に無理ーー!!」

アパートの外壁に打ち付ける激しい雨の音。
未だつかない電気と去らない雷。
これ以上怖いものがどこにあるのよっ!!

お願いひかるっこのときだけ我慢してっ;;

「だぁっ!!ったく、しょうがねぇ…。雷がすぎるまでだからなっ!!」
「ありがと…」

そう言って両腕を組むひかるの腕を離さないようにしっかりとつかんで
ぎゅっとしがみつく。
うぅ…またこれで嫌われちゃうじゃんかぁ…。
雷のばかぁ…(泣



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No.285 鈴音 05/07 23:03:59  削除依頼

SUMIMASENorz
なんかもう春に雨ってどういうこっちゃ;;
いや、ある時はあるんですけどね;;

この後は雨がやみ始めて電気がついて紅い顔を隠しながらそそくさ帰るか
叫びすぎて疲れた上に雨がやまないので泊まってこうゼ☆
的な展開にするか悩み中です(笑)

みなさんはどちらがこのみ??(おい
流れ的には前者のほうがいいかなぁとか思ってますね…。
次の日は璃音ちゃんの恋とはっ!!というご相談をうける
予定なので。綾はww


というわけで(どんなわけだ コメ返☆

紫凛さん≫なるほどなるほど…。
なんかいろいろ楽しみに…なってきたですね(ぇ
ってか璃音ちゃんにとって獅斬さんがすべて…ですか;;
それがいつしか魁くんとか奪還屋メンバーになってくれることを
心の底から願うっ!!!
確かにそうですよねっ;;
綾の場合はそんな深いとこまで考えてないですけど…
まず綾の精霊たちにとってのそう言うとこはありますね~…。
これは綾の記憶がなくなる時に使おうかと思っているものでして…。

あぁ!!確かに…でもペーターはあたし的にはあまり好かんキャラ(ぇ
あんなキャラいるのも楽しいんですけどねっww

ちょっ楓おねぇさまぁー(ぇ
萌えしんでしまいますがどう責任とってくれましょうか(おい



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No.286 鈴音 05/07 23:27:35  削除依頼

ユキ絵☆さん≫鈍感さんですからねっ(笑 綾もある意味鈍感で…
自分に向いてる気持ちには気づきませんからそういう意味では超鈍感ですね(ぇ
そうなんですよー;;綾にとって身長はでかすぎて嫌になるんです(泣
だから小さい子をみるとかわいーと言っていますが本当はうらやましいだけだったり…。
かわいいと思うのは本当なんですよ!?
でも心の奥底でうらやましいという感情がぐつぐつと…
「この巨人!」とかひかるくんに言われたらもう記事の台本通りに(笑
そしてこの部分でもちょっとアドリブ発揮しちゃおうかなとww←ぇ
台詞はほとんど変わらないんですよっ!!でもですね…
綾は本当にこういうことが現実で起こりそうで『輝』にじゃなく『ひかる』
に対して言っちゃうんですねーwwこういうセリフを♪
らしいですよ!?璃音ちゃんの恋心とかいろいろなものが…(号泣
登場!?ってことは進めたんですか!?ややっこれは見に行かなくてわ(`・ω´・)
超気が合いそうですよねっwwそしてあたし的に胡桃ちゃんをめぐって
三角関係に発展してほしい(笑 今版と幼少時代版で(ぇ
ペリー祭!?なんとっ行ってみたいww(おい
あたしも祭があるんですけど…1・2日目が祭りで3日目が花火って感じなんですよー…。
でも出店とかは花火のほうが並んでて面白いんですよww
りんご飴まで!?うわぁ~「ひかるっ!ありがとっ(ニコッ」なんてお安いご用ですよぉぉ!!
それイイっ!!超絶萌えるっ!!!
ひかるくんっ!あたしのためにとってくr(殴
ごめんなさいorz 綾のためにでした(笑
あたしもオフ会やるためだったらどこへでもすっ飛んできますっ\(^o^)/
高3になればどうにかなるかな…なんて真面目に考えてるあたしって変ですか??←



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No.287 鈴音 05/07 23:27:43  削除依頼

ふふふっ交換条件としてひかるくんの告白エピソードをっ!!(おい
てかどういう状況にしてほしいとかあったらどうにかそう言う流れに
持ち越すことができるように頑張りますよっあたし!!!
何気シスコンだと思うんですよね…柳くん(笑
ウェディングまでいっちゃいますか!?
いやぁ最後の後夜祭はですねぇ…もういろいろやらせちゃいますよっ☆
それあたしも思いましたっ!!新婚さんいらっしゃいに出て来いお前らっ!!って感じでww
カツカレーというか…出来上がった日から3日3晩はカレーですね(苦笑
可愛いですか!?いやぁうちの中学の頃の友達にネギと呼ばれてる子がいましてww
そう言えばネギって可愛いかも…とか思ってww
あたし的にはひかるくんの嫉妬パーティーがもうたまんないです(*´Д`*)
ひかるくんにはブレザーが似合う気がするけど…一昔前に戻って
ガクランに学生帽をかぶせたいっ!!!!(自☆重

平日は分かんないっすけどあたし休日のその時間からなら
この小説を書き終わった後とかからできますよっ!!!
良かったらお話いたしましょー!!!



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No.288 ユキ絵☆ 05/08 09:16:10  削除依頼

時間外ごめんなさい○| ̄|_

Happy birthday to you~♪
Happy birthday to you~♪
Happy birthday, dear 萩萎ちゃ~ん♪
Happy birthday to you~\(^o^)/♪

萩萎ちゃんお誕生日おめでとうございます^^

感謝の気持ちを込めてユキ絵さんが駅前の抹茶ケーキを贈呈します(´^o^);:*:;
いやいや、お~いお茶にしようと思ったけど流石に(コラww
中に小倉っぽいのが入っててきっと美味しいよ!…というか美味しかっt←
ってことで!!これからもよろしくお願いしまうま><♪

今日はちょい今から出かけなきゃならないので投稿お休みしますorz
コメント返しは夕方します(´・ω:;.:...
いや、毎日が激しく時間オーバーでごめんなさい○| ̄|_



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No.289 ニックネームは削除されました 05/08 19:23:58  削除依頼

*海咲 璃音*
するすると糸にビーズを黙々と通しながらオルゴールの音に耳を澄ませる。
――不意に「おい、何やってんだ?」と低い声が聞えて軽く上を向く。

あ、低血圧魔王が目覚めたな、と思いながら私は平然を装って言う。


「あー、魁起きたんだー。んとちょっとした手芸してんの」
それだけ言うとまた手元のビーズ細工に手を戻した。
小さくかちかちと時々ビーズがぶつかり合う音がする。

「……毛布サンキュ。ただかけるくらいなら起こしてくれよ」
あれ、人の善意に文句を付けるのかなぁ?
…んー…ちょっと虐めてやろうか←

――不意にもう一度心臓がなる。……温かくも無い、青い感情を乗せて。
血液と共にその感情が流れ込んだ感じがして思わずぎゅっと手を握る。
…このまま黙り込む訳にも行けないので私は


「分かった……今度はスリッパかハリセンで思いっきりぶっ叩いて起こすからw」

と黒いオーラを含んだ笑顔で言った。
すると魁は顔を軽く引き攣らせた後そそくさと椅子の方へ戻ってしまった。

…外では天気が悪くなったのかごろごろと音がしている。
―――そう言えば綾“も”雷嫌いだったよねぇ…昔アレでどんなに苦労したか←
てかさ、雷とか存在しなくていいよね、精霊だけでもちょっとビクつくのに。
ヴォルトとリジェアが敵対してるのは良いわ、別に如何も出来ないし←
でも喧嘩してヴォルト落雷落とすのやめてくれないかなぁ…。

テーブルの上のビーズの穴に器用に針を差し込み針を今度は糸に通り
ビーズを落とす。段々と長くなってくるのを確かめながらその行動を
二回ほど繰り返した後、紙袋に視線が移る。

さり気無く魁の横顔を覗いてみれば見事に――――。



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No.290 ニックネームは削除されました 05/08 19:43:17  削除依頼

「魁ー。下敷きにしてた台本のインク見事に顔に付いてるけど…ウケ狙い?」

霞んだ黒が魁の頬に薄ら付着している。
魁は私が手渡した手鏡で頬を見た後鏡を私に突っ返して洗面所に
早足で消えていった。

…見事に下敷きにしてたのね、台本。
私は爆笑したいのを押さえながら(だって萩と柳寝てるし)
オルゴールの蓋をパコンッと閉じた。
先程感じたのは紛れもない"罪悪感"だった。
魁なのに魁じゃない人間と重ねて見つめていた。

紙袋の中にある抱き枕(…と言っても少し小さいけど)を一度見つめた後
ソファに寄り掛かっている萩の首辺りにそっと敷いたり柳の頭の上に乗せて
遊んでみたりした。…ああ、悪い人だねぇ←

静かに笑いながら柳で遊んでいると低く響く音が外から聞こえて
思わず左手に持っていたビーズ細工を離してしまった。
あーもー…作り直しじゃない……って雷嫌だなぁ…。

カツカツっとビーズが床に落ちて弾けるような音を出した。

『ひっ……!!碧が…碧ちゃんが……!!!』

高い木で雨宿りしていた希花 碧は―――。

…その頃からもう無理、雷とか却下、拒否、言語道断←
「……璃音?」

「あ…魁」
ビーズを呆然と見つめていた私を現実に引き戻したのはタオルで
頬を擦っている魁の姿だった。

私はハッとして一粒一粒ビーズを拾おうとする。
…が指が震えて上手く拾えない。
何処かに逃げたいと思う私はまだアレかしら、子供かな?

そう思っているとまた黄色の光が部屋の中に充満した。
「―――――ッ!!!」

黄色の光と共に碧の顔が蘇って両手で思わず顔を覆った。
『ん?ああ、りぃちゃんかぁ…吃驚しちゃったじゃーん!!
ってか七海と弥生は?加えてつむちーとひなぽんも』
『お子様四人組の事?…あたし的には後十分はかかるわね』
『まあ………あたし達に比べりゃあ餓鬼だよね、性格』
『うっわぁ、後で何か四人に殴られそうだw』
『え?そんときはりぃ置いて逃げるから心配しないで☆』
『酷ッ!!!この極悪非道野郎!!よし、氷雨に怒られそうな時も碧に任せるw』



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No.291 ニックネームは削除されました 05/08 19:52:17  削除依頼

―――――――――――――――――――――――――――――
時間が無いお←
そして中途半端に拍車をかける(^o^)/(死ね
りぃってのは…うん璃音ですねぇ…多分w
つむちーは紬君、ひなぽんは雛貴ちゃんで←え
さてと、萩萎さん誕生日祝いの塗り絵だy(殴
ちょっと勝手にいろんなもの盗み見て作ってみt←
何となく狐のお面の魁君を\(^o^)/
今度線画の方投稿できたらしに来ますOTL
もう何か仕事疲れて死んできま(絞殺


鈴音さん⇒
ってか適当に考えてるだけの所も一部あったり←
獅斬はアレっすね、準様と氷雨様とも関係がある…らしくt(え
自称なんでも屋さんとかほざいてますがね、あの人達(・_・;)
ってか後夜祭あるんすk←えええええww今更w
まあそんな感じっすねー。って仕事忙しOTL
絵描きが仕事なんで…ってか楓様愛してるんで←

まあ結構批判はありますよねぇ、あの糞兎←



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No.292 希影 05/08 22:17:44  削除依頼

*桜田 魁*

俺は璃音の黒い笑みに口元を引きつらせながらも元の席へと戻った
そして再び台本をブツブツ言っていたら猛烈に視線を感じ、
視線の先を見ると璃音と目が合った
そして璃音は軽く鼻で笑いながらこう言った

「魁ー。下敷きにしてた台本のインク見事に顔に付いてるけど…ウケ狙い?」

……は?マジでか
そういやあ、台本を腹いせに下敷きにしてたっけなあー
…ありゃあ失敗だな、うん

そう思いながら璃音に手鏡を渡され、見てみると綺麗に文字が写っている

…ここまで綺麗に写ってたらなんかスッキリするなあ

なんて下らない冗談に1人で笑いながらすぐさま洗面所へと向かった

*******

「ったく、台本のくせになんでこんなことになったんだよ」

俺は上のように面倒臭がりながら顔に手でたくさんすくった水をぶっ掛けた
勢いがありすぎて前髪が濡れ更に機嫌が悪くなる中、
ぶっ掛けた割に全然消えていない文字たちを右手で強めに擦った

…あ、やべー
ちーっと擦りすぎたかなあ

そう少し紅くなった頬を見ながら思った
そしてすっかり文字も消え、ところどころ顔に水の雫がついてる中、
鏡に映っている自分を見つめた

「……俺も大きくなったよな」

少し童顔気味ではあるが前より骨格がはっきりしてきて
前の自分と比べると明らかに違いが分かる

「って何俺、哀愁に浸ってんだ?だせぇな」

そう言ってタオルで頬を無意識に擦りながらさっきまでいた部屋へと戻った



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No.293 希影 05/08 22:18:24  削除依頼

*******

「……璃音?」

部屋に戻ってみると見事に雷が豪快に鳴り続けていた
そして璃音が1人で何もせず固まっていたことを不思議がり、そう呼んだ

すると璃音はぎこちない動きで首だけ俺の方に向けた

「あ…魁」

璃音はそういってから少しして我に戻ったかのように
急いで床に落ちているビーズを拾おうとした

…が俺の身間違えでなければ微かに璃音の指先が震えているように感じた

するといきなり今までの中で一番大きい雷が鳴った

多分近くにでも落ちたのだろう
……ん、待てよ。ここに落ちたとかいうのは無しだぞ

少しカーテンがあいていてその隙間から黄色い稲妻が見えた

…ッチ大人しくしとくか

なんて呑気に思っていたらさっきから様子の可笑しい璃音の方を見ると
わずかに明るいからか璃音が震えているように見える

「……ったく」

俺はそう面倒臭そうに言いながらすぐさま璃音の腕を掴み、

「…ここ座っとけ」

そう言って璃音を柳、萩萎の寝ている隣に座らせた
そしてもちろん俺もずっと立っとくのは嫌だから璃音を座らせてから
すぐさまその隣へと座った

未だに雷は止みそうにない……

+反省+
あわわわ←タヒ
時間オーバーすみませorz
そして短文申し訳ない><;
コメ返は再び延長ってことで(ry

ってか狐のお面被った魁がかっこよく見えるんですけど!!!
熱く語りたいですけどそれは紫凛さんのコメ返のときにさせてもらいまs((



deleted

No.294  

削除されました 


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No.295 鈴音 05/08 23:00:40  削除依頼

ごめんなさい;;;
上の削除記事あたしです…。

えーっと実は今日春季の地区予選がありまして、あたしの学校
今日試合だったんですよっ!!
結果は何と奇跡的に10%しか勝つ確率がないと言われてたところに
7-0でコールド勝ちしちゃったんすけど←

いや、これに関してはあたしも喜びよりもビックリでww
未だに夢ではないのかと思ってしまって…。

んでそうやってぼーっとしてるうちにこの時間になってしまっt(殴
嘘ですorz
ただ単につかれて寝ちゃってただけなのです;;

なので今日はコメ返だけに…(泣
あっ!!ユキ絵☆さん!!進める場合はどんな形でもOK(∀)b
なので…アヤテルらしく進めれれば進めてほしいなぁ…なんてww

ちなみにあたし明日は午前練の予定なので明日はきちんと進めますっ!!

あと萩萎ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんっ(ウザい
お誕生日おめでとうございますです\(^0^)/
ケーキ買えなくてごめんなさいです(泣

明日買えたら買ってこようかしら…(おい


ってことで紫凛さんにコメ返っ☆

紫凛さん≫紫凛さんで適当だったらあたしどうすれば←
マジデスカ!?なんか璃音さんの相関図を作ってほしいですよっ;;
頭の中がごちゃごちゃで(単にあたしがバカなだけですが(´・ω・`)
後夜祭ありますよぉぉぉぉぉぉ!!ちなみに超豪華でダンスパーティー的なww
ちなみにこれにもジンクス的なものがありましてですね…。
それを軸にトーガたちを動かして行こうかなと思っておりまして…。
もちろんあたし的には璃音ちゃんと魁くんに踊っていただく予定でっ(ぇ
絵描きがうまいっていいですよねぇ…。
てか未だに線絵が完成できてないあたしって…(泣
ほんとこういうの苦手で苦手で…。

あたしもあのひねくれ具合のすごさにちょっと引き気味;;
アレについて行くのはつらいと思いましたww



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No.296 ユキ絵☆ 05/09 10:51:21  削除依頼

* 灰塚 輝 *

駄目だ。腹減りすぎてどんなに食っても足りねぇ。
3杯目のカレーをぺろっと完食した時、「カレーは飲み物」だと思った。
でも本当はカレーとか控えねぇと更に高血圧に…けど足りねぇんだよ!!

結局、5杯目を食べきって終わりにした。腹八分目…ってところか。
まぁこれだけ食えば十分だろ。メタボったら折角の二枚目キャラが台無しだし。

修学旅行で買った三猿の湯呑(仕事場用のと色違い)に麦茶を追加し、
それを飲みながら使い終わった食器を糞女に渡した。
…ああ何かこの、ゆった~りした感じ。☆麦酒☆欲しい…テレビ見ながら。
あの鬼みてぇに口煩い女の目さえ盗めればな…。畜生…。

しばらくすると食器を洗っているはずの糞女が
鍋で何やら料理っぽいものを作っているのが見えた。

へへっ…面白そうだからちょっと驚かしてやれ。

足音を殺すように床を踏み糞女の背後に近づく。気分は忍者だぜェエ!

「今度は何作ってんだ??」
「わぁ;;びっくりした…。いや、カレー少ししか余ってなかったからさ。
だし汁つくっとくから明日の朝カレーうどんにでもすればいいんじゃ
ないかなぁって思ったんだけど…迷惑だった?」

鍋の前に立つ糞女の横から顔を出すと、意外な言葉が返ってきた。

「イヤっ…別に」

何となく糞女から顔を背けた。

明日の朝の分…か。そっか、明日の朝はもう俺一人なのか…。
どうせだったら朝も作りに来れば良いのによ。あ、でもこいつ学生か…。
…ま!どっちにしろ朝からこんな女の顔見るのなんて御免だし!!

「ならよかった。明日これにうどん入れてあっためて食べてね?」
「…分かった」

再び翌朝用のだし汁に視線を落とす糞女を後目に、部屋へ戻った。

さて…。のんびりテレビ見てぇところだけど…台本読むか。
早く台詞覚えねぇとうるせぇだろうし。特にゴジラとか春彦あたりが。
大体なんであの台本…役名じゃなくて俺の本名が印刷されてんだ…?
最初から俺と糞女以外にはやらせねぇつもりだったのかよ。
健司似の代役探す――とか、脅しやがって。

ん?待てよ。

つーことは、ゴジラは俺が何て言われればこの役を引き受けるか
最初から全てお見通しだったと。…ノストラダムスと戦わせてみたい。
 



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No.297 ユキ絵☆ 05/09 10:52:43  削除依頼

 
「だぁ―――――!!!あぁ、クソッ」

台本のページを捲る手を止め、髪を掻きまわした。
今、ストレスを光の玉に変えられる能力があったら多分地球壊せる。

活字。活字。活字。活字。どこを見ても活字。
書いてある内容も史上最悪。ストーリーが痒すぎて蕁麻疹が出そうだ。
こんな気色悪いもの良く思いつくよな。天才としか言いようがねぇよ。
大体…恋愛なんてくだらねぇお遊び誰が楽しいって思うんだよ。
少なくとも俺はそんなもん一生するつもりもねぇし、興味すらもてねぇな。

急に手元から台本が消えた。
振り向くと、俺の台本を奪い取って1ページ目を開き頷く糞女が。

「あってめっ!返せ。お前にも台本あるだろーが!!」
「別にいいじゃないの、ケチねぇ…」

頬でも膨らましそうな声を出す糞女が俺の隣に腰を下ろす。
俺の台本を返し、自分の台本で台詞を暗記しているようだった。

…俺も負けてられねぇな。
学生だった時のテスト勉強を思い出して本気で集中してみるか。

一文目『アドリブ~いつもの喧嘩のように~』…くたばってくれませんかね?

いや、いきなりやる気失せるんだよ!!手抜きにも程があるだろ!!
しかもいつもの喧嘩って何だよ、喧嘩って!!
俺達のトークバトルなめてんのか!?あ!?蹴り飛ばすぞ!!

「ひかるー…覚えた??」

なんだか既に疲れてる糞女が台本をパサッと閉じて聞いてきた。

いや、俺がこんな短時間で覚えられたら奇跡だろ。
俺の記憶力なめんなよ?自慢じゃねぇけど中学の成績は家鴨と棒だぜ?
海咲の名前覚えるのなんて一年かかったんだからな。うん。

「渡されてすぐ覚えられるわけねぇだろ。
しかも、こんな痒いセリフ…」

見てるだけでも蕁麻疹出そうなのに実際演じるなんて出来んのか…?
いや、やるっつったからには精一杯やるけどな。失敗なんてしてたまるか。
…それに。これ以上糞野郎共に迷惑かけらんねぇしな。

紙とペンを持ってきて台詞を書いて暗記しとうとした時。
窓の外から、青白い光の線が空から下方に伝わっているのが見えた。
 



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No.298 ユキ絵☆ 05/09 10:55:59  削除依頼

 
「ゃ、イヤぁ;;」

バチッ、と一瞬で部屋中が暗闇に包まれた。
さっそくブレーカー落ちやがったな…。何かにつけて停電になるから困るぜ。

雷鳴がここまではっきりと聞こえてきて、小さく雨が降りだす。
けどその雨はすぐにアパートの外壁を叩きつけるほどの豪雨に変わった。
全体的に壁が薄いこのアパートだから、雨や雷の音は必要以上に聞こえる。

「うぉっ!いきなり雨かよ…。しかもブレーカー落ちやがるし…
さすがぼろアパートだな…。えっと懐中電と…ってあ゛?」

取りあえず懐中電灯を探そうと腰を上げる。いや、腰を上げようとした。
が、この状態でまさかの邪魔が入る。糞女に服の裾を捕まえられていた。
…そんなに暗闇が好きなかよ。変わった趣味だな。

「おい、離せよ。懐中電灯探せねぇだろ?」
「無理無理無理」

服を掴む糞女が首を左右に振ったのが雰囲気で分かった。
僅かでも雷が鳴る度に身体を震わせビビってるようだ。

つまり、これは……。

「…もしかしてお前、雷苦手??」

真っ暗で何も見えねぇけど、糞女の方に顔を向けた。
図星なのか糞女は俺の問いかけに肩を大きく跳ね上がらせていた。

…そうか、雷が苦手なのか。へへっ。
結構女っぽいところあるじゃねぇかよ。鼻垂れ童女の方が似合うかァ?
これは良い情報手に入れたぜ。次なんかあったら雷で脅してやる。

「へぇーふ~ん…雷ねぇ…」
「おっ面白がってんじゃないわよ…」

震えた声が返ってきた。そんなに恐いのかよ…。
俺の服の裾を掴む手も震えていて、更に力を入れているようだった。
…服伸びたらちゃんと弁償しろよ?

「でも雷怖いなんてお前って結構…」
「なによっ;;バカにすんじゃな ピカッ ゴロゴロゴロっ

再び大きな雷が。
部屋を一瞬だけ照らした後に、独特の鈍いが伝わってきた。

「イヤぁーーーー!!!」

服の裾を離したかと思うと…今度は俺の腕にしがみついてきた。

「ハァ!?ちょっはなれろよおまえっ!!」

ちょっと待ってくれよ!!
なんで俺がこいつの支え棒的な役割しなきゃなんねんだよ!!
雷と雨煩くてさらに真っ暗でイラついてんのに…冗談じゃねぇぞ!!
 



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No.299 ユキ絵☆ 05/09 10:56:30  削除依頼

 
「無理、無理。絶対無理。断固拒否!!」
「断固拒否はこっちのセリフだっつーの!!
雷なんてすぐ通り過ぎるし、雨だって次第に止むだろ!?
だから離れろっ」
「イヤぁ!!無理、絶対に無理ーー!!」

糞女を引き剥がしてやろうと抵抗すると、必死に俺の腕に捕まってきた。
それでも諦めず払おうとすると糞女は今にも泣き出しそうな声を上げた。
ぎゅっとしがみついてくる手は小刻みに震えている。

……もう、つくづく面倒くせぇ女だな!!畜生が!!

「だぁっ!!ったく、しょうがねぇ…。雷がすぎるまでだからなっ!!」
「ありがと…」

雷の何が恐ろしいのか知らねぇが…こうしてれば大丈夫なのかよ?
本当に仕方ねぇ奴だな。強がりなくせに怖がりなのか?

怖いなら怖いって口で言えって。

おいおい、そんなに強くしがみつくなって…痛いっつーの。
暗すぎて何が何だか分かんねぇよ。まさか泣いてたりしたらどうする。
電気ついたらなんて声掛けようか。考えるだけで気まずいじゃねぇかよ。

電気がつかない中、じっと座って雷が去るのを待つ。

「ひかる…まだ?」
「知るかよ!俺に聞くな!…まぁ雨はさっきより小降りになってきたけどよ」

大分止んできたのか壁を叩きつけていた雨の音が静まっている。
あのうざい雷鳴も随分間隔が広くなってるし…。
ここでじっと待ってたらまた大雨になって雷が激しくなるかもな…。
だからと言ってこんな女を泊まらせるなんて死んでも御免だぜ。
一度帰らせるなら雷が落ちついてる今しかねぇな。

「ほら、今なら雷静まってるから帰れよ」
「え!?ちょ、待ってよ!!帰れるわけないでしょ!?」
「帰れなくても帰るんだよバカ女!!!」

しがみついてる糞女をズルズルと無理やり引きずって玄関まで歩く。
こういう時部屋が狭いと便利だよな。すぐ玄関に到着するんだからよ。

「嫌、ヤダ無理!!!ねぇお願いだから!!!」
「大丈夫だっつの。今なら絶対雷来ねぇから」
 



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No.300 ユキ絵☆ 05/09 10:56:45  削除依頼

 
ドアを開けると外の街灯から僅かだが光が入ってきた。

その光を頼り傘立てから傘を一本取り出し糞女に渡そうとする。
が、糞女がそれを受け取ってくれるはずもなく。
最終的に俺の前から両腕にしがみつき、膝を震わせ崩れ落ちた。

「そんなこと言ったって……。もう少し待ってからに……」
「もう少し待ったらまた雷強くなるかもしれねぇだろ!?」
「イヤっ…!!本当に…ホントに怖いの…」
「……」

しょうがねぇ女。

「こうしてりゃ怖くねぇならそうしてろ」
「…へ?」
「家まで送ってやるっつってんだよ!!さっさと靴履けバーカ!!」

片腕に糞女をしっかり掴まらせ傘を一つ差して外へ出た。
ああ…。早速肩濡れちまった。やっぱ二人でビニ傘は無理がある…。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです...|ω・`)

璃音様の恋とは何かの質問を絶対聞きたい。
けど、このまま綾ちゃんとすんなりサヨナラは勿体ない。
両方取るのが私流wwwwwwwってことで家まで送らせます(笑
ごめんなさい、本当は相合傘がやりたかっただけです(´^o^);:*:;

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
待ちに待ったアイスの日きたぁあああああああああああああ!!!!!!

まじもう超ダッシュでサーティワン並んでくるぜェエエ!!!!
募金してアイス貰えるとか奇跡だべこれwwwww全米のドケチが泣いた!!!
10円で31のアイスですよ!? 1 0 円 !!!!!(T∇T)ほっはっ!
甘い物がダメな輝も10円につられて31に並ぶらしいですぜ(´^o^);:*:;

ってことで!!うちから一番近い31は12時までに行かないと
アイスくれないみたいなんで、ちょっくら電車までダッシュしてきます○| ̄|_
昨日コメント返し出来なくてすみませんorz久々の部活で死んでましたorz
ですので!今日は帰ってきたらコメ返やります/(^O^)\(自己中星人ユッキー絵



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No.301 ニックネームは削除されました 05/09 19:13:24  削除依頼

*海咲 璃音*


「…ここ座っとけ」

投げ飛ばされる様に魁がソファに座らせてくれる。
…ってか半分投げられたんだけども←

本当に雷と炭酸は存在しなくていいよね、うん。
…と思っていると魁は思い出したようにキッチンに足を運んだ。
んー素敵に嫌な予感が……。

微妙に顔を引き攣らせてキッチンの扉を見つめて居ると魁は
右手に珈琲を、左手に黄色い缶ジュースを片手に戻ってくる。
そしてその魁から無言で手渡された黄色い缶。

滅茶苦茶バリバリ炭酸系じゃないですか←
ちょっとそこの俺様野郎は知ってるのかしら?
私が炭酸が飲めないという事を知っててこんな事をしてるのかしら?

手元にあるのは●●レモン。
…レモンは好きだけれどこれ飲んだこと無いわよ?
ってか飲みたくないと言っていいのかしら。

そんな事を考えながら横目で魁を見つめると珈琲を飲んでいる魁と丁度目があった。
「…んだよ」

「いや……これ嫌がらせかなーと。」
私は両手で持っている缶ジュースを持ち上げ示す。
魁は少し考えた素振をして知らねぇと素気なく答えた。

………マジですかね?
知ってたりしたら今日から毎日怨念を送ってから寝ますよ?
知ってたりしたらとりあえずさらし首状態にさせますけどいいですかね?←

「………笑ったら殺す」
私はかなり低い声でそう呟いた。
…と同時に雷が鳴って驚いた拍子に舌を噛んでしまって蹲る。

「…あのね、雷も嫌いだけど……炭酸も嫌いなの」
口の中に広がる鉄の味に顔を顰めながらぽつぽつと呟いた。

「…なんで」
…うわあ、滅茶苦茶楽しそうな眼してますよこの俺様野郎←
そうですかそうですか、そんなに人の弱味を握るのが好きですかぁ?



deleted

No.302 ニックネームは削除されました 05/09 19:13:57  削除依頼

「……酔う、から」
耳まで赤くして呟いた私の言葉を確実に聞き取ったらしく
急に咽はじめた魁。

「だ、だってさ!!何か口の中パチパチして気色悪いんだもん!!
こんな微生物住み込んでそうな飲み物飲めないわよ!!」

…あーあ、自分何言ってるんだろう←
何で炭酸が微生物?あれ、何か雷なんて怖くなくなってきちゃったよ←
とりあえず声を殺して爆笑してる魁を黙らせなきゃな…あーもう死にたい。

「子供のころアレ飲んで死にそうになったんだから!!
ってかそんなに笑わないでよね!!!」

すくっと私は立ち上がり真っ赤になりながら叫ぶ。
もう雷とか全然平気です、全国の雷嫌いな人に謝りたい!←

「ん…お前ら何騒いでるんだ?」
ふと背後で萩の声がして急いで振り返る。

「いいタイミングで起きたな萩萎。実は……いや、何でもねえ」
笑いを押し殺して起きぬけの萩に早速私の秘密をぶちまけようとした魁に
横で寝ている柳のポシェットの中にある拳銃を取り出し頭押しやる。

勿論『てめぇ吐きやがったら命はないと思え』オーラで。
「…?何なんだお前達…」
萩は頭の上に疑問符を浮かべ首を傾げた。

「え?何と言うか……まあ…うん。嫌いな物は嫌いで良いのよ、萩」
そういや萩って基本的に何でも食べるからこんなこと関係ないか。
でもその前に理由知られるわけにはいかない…絶対に。

自分の動作が意味不明になって来た事に不機嫌になって
舌打ちをして渋々銃口を魁の頭から離す。

「おかげ様で雷も怖くなくなりましたー。お礼に一回……死ね」
素敵な棒読みで魁に言うと魁の足元目掛けてトリガーを引いた。

パァン!!と乾いた銃声と共に床から微かな煙が立ち上った。
そう、魁の足から三センチほどずれた位置に銃弾が撃ち込まれていたのだ。

「あれ、意外に簡単に打てるのね。と言う訳で次は外さないわ。
…魁、其処に立て」

私は銃口を軽い笑みで見つめた後トーンの低い声で黒く微笑んだ。
そして標的になる桜田 魁は顔を引き攣らせていた。

+////////////////////////////////////////////+



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No.303 ニックネームは削除されました 05/09 19:19:07  削除依頼

+////////////////////////////////////////////+
「なーなー璃音ー。」
先程起きたばかりなのにハイテンションな柳の声にイラつきながら振り返る。

「なn―――!!!」
振り向いた瞬間に口にコップを押しつけられ声にならない叫びをあげる。

「何か魁がこれ飲ませてみろって。でさ、何で炭酸水?」
そんな事を言いつつも柳はコップを私の口にあてがったままだ。
…ヤバイ、あたし飲んでる、これ飲んじゃってますよ←

無邪気な笑顔で腹黒い事をしている柳を睨みつけて居ると不意にコップが口を離れた。
…が、もう遅い。

「ぅ…俺様魁の馬鹿……ついでに柳も馬鹿ー……・・」
カァっと紅くなった顔を隠す事も出来ず、ぼーっとしながら目の前の柳に向かって倒れこんでしまった。

炭酸好きの皆様、ごめんなさい。
――――――――――――――――――
ギャグにしてはwwwひどすぎるぞ←
今日は忙しいのでこれで退散します……OTL
呉服屋って面倒臭いヽ(^。^)ノ



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No.304 ユキ絵☆ 05/09 21:00:05  削除依頼

うっほほい(´^o^);:*:;←
まじ間に合わなそうで駅の近くで一人で(サンダルで)走ってたら
ファミマのゴミ箱の扉?みたいなのにサンダルが引っ掛かって(´^o^);:*:;
サンダルだけ地面に置き去りにして5歩くらい走ってしまった(恥ずかしいw
でもサーティワン5分前についてアイス貰えました(*´Д`*)わーい!
しかもカップじゃなくてコーンとか><///ものすご嬉しか(*ノω`*)
私の前に並んでたお爺さんとお婆さんの夫婦が31来るの初めてらしく
色々教えてあげたら一緒にアイス食べることになって楽しかった\(^o^)/!

んー!!ってことで!!←
遅くなってしまいましたけどコメ返しさせて下さい(´>ω<`)←(うぜw

>>紫凛さん
リスカって(((;´д`)))そういや腕時計でリスカの痕隠してる子がいたな;;
私手首なんて切ったら「うおぉおお!!」って野太い叫び声上げそうorz(w
あ!!!紫凛さんのお兄様もヲタさんですか!?私の兄ちゃんもヲタでwww
ヲタ友達になれるのではないか(´^o^);:*:;ショタくはなくてロリ好きで><;
いや、ヲタだと面白いけどうざいですよね^^;なんか分からない話されると←
グミチョコんまいですよwww苺味のスーパーで売ってます100円で(うるせw
苺のグミをチョコでコーティングされてるお菓子なんですけどね\(^o^)/
それのチョコだけを口の中で溶かして、グミを丸出しにさせるのが好きd(ry
え…最近お父様白髪交じりですかΣ(゜Д゜ノ)ノ ちょ、お父様おいくつ…?←
うちの父ちゃんが変なのか…5年以上前からオール白髪で…^^;(あはははorz
母ちゃんは頭のてっぺんハゲてるしwww私遺伝でハゲ&白髪になるやんorz



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No.305 ユキ絵☆ 05/09 21:00:25  削除依頼

小さい頃からカチューシャどめですか><///お洒落なママの子って感じg(蹴
でもでも!カチューシャといえば璃音様が超似合いそうですよね\(^o^)/ww
メイド服っぽいのにカチューシャしてくれたら鬼可愛い乙女すぎて(*´Д`*)
いやいや麻原彰晃のあの髭はラーメン食った後超くせぇってのwwww(おいw
ああいう髭伸ばしてる人、髭もシャンプーとリンスするんですk?(知るかw
おろ!?妹さんもいらっしゃるのですか(*´Д`*)!?っていうと何人兄弟?←
そろそろ春彦の旦那の誕生日なんでどういう爆弾しかけてやろうか悩み中☆(乙
思いっきり嫌がらせしちゃうもんね(´^o^);:*:;ぶははははは!!!(死ねww
ゴキブリでもプレゼントしようかしら(^p^)ってのはまだ内緒(そろそろ自☆重


>>鈴音さん
うははははい\(^o^)/ちわっす部活お疲れ様っす先輩!!!!(何キャラww
でも試合とか青春で羨ましか(*ノω`*)マネってところがとくに(*´Д`*)←
綾ちゃん自分に向いてる気持ちはマジで気付かなくて可愛いですよね><///
それゆえ必死でアピールしてくる男の人は似合わないの…かな??...|ω・`)←
え!?それじゃあ清ちゃまにも羨ましい感情があったり…なかったり?(おいw
でも小さい子って言っても身長の問題ですからねw歳下の子はきっとOKですよねw
アドリブwwwなんですかその萌えるアドリブwwwww(´^o^);:*:;ぐへぇ
『輝』にじゃなく『ひかる』にですか(*´Д`*)はうわぁああなんかツボった←
それじゃあ綾じゃなくて糞女にって流れも行けちゃうっすかn(真面目に乙ww
璃音様も…色々失われてしまうのですね…(´;ω;)さっくんにフラグ立った♪←
でも綾ちゃんが輝との繋がりを忘れたら彼うつ病になりそうでリアルに怖(ちょw



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No.306 ユキ絵☆ 05/09 21:00:36  削除依頼

ああ!w実は輝の過去編のChapter1でもセンセ登場してるんですよwwww←
でもあまりに変態だから嵐のように去らせてしまったんですけどね(´^o^);:*:;
Chapter2でも登場させたにはさせたんですけどwwこれも嵐の様に(こらw
胡桃ちゃんをめぐって三角関係(´^o^);:*:;可愛いんだかドロドロなんだかww←
所謂ショタ系キャラをマセ餓鬼にするの超可愛いですよねww(*´Д`*)ほわあ
リンゴ飴を美味しそうに食べて輝が「呑気に食いやがって」って不貞腐れた瞬間
「ひかるっ!ありがとっ(ニコッ」って言われて可愛いかったから帳消しにww
ん!?部活高3で引退ですか(°0・)?それならオフ会できるかも…\(^o^)/
あでも私大学生(´^o^);:*:;オフ会やるなら是非、土日でお願いしたy(死ねww
んんんどういう状況で告白させましょうかねぇいえいえい((´∀`*))ww
取りあえずあまりに普通だとつまらないんで何かハプニングを用意したくてw
せっかく新婚さんごっこしてるしプロポーズさせましょうかね(させるなw
ネギと聞いたらインコさんがネギ色のイメージになってきて(´^o^);:*:;
水色の羽なんだけど結構ネギ色よりってことにしましょうwww(ちょww
輝にガクラン学生帽w想像したら面白いことになったwww楽しすgるww(乙w
いや、輝ってリーゼントにボンタンとかリアルに憧れてそうで恐ろしい(えw

お、休日ならその時間チャットOKですか><///
私20時からでも大丈夫そうでした(^p^)!!なんか近々PC許可おりて←
皆さんはどんな感じでしょうかね!?リレ小のこととか相談したいですよね^^♪



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No.307 希影 05/09 22:08:49  削除依頼

*桜田 魁*

……にしてもまだ雷止まねぇのかよ
さすがにこうジメジメしてると喉渇いてくるぜ
俺は珈琲でいいとして…こいつはどーしようか?
なんか冷蔵庫にジュースあったっけなあ?
……おッ!そーいやーアレがあったじゃねぇか

俺は雷の鳴る中すんなりと立ち、台所へと向かった

珈琲はいつものものをブラックで入れ、冷蔵庫からアレを取り出した

「お!あったあった。璃音はこれでいーか。あいつガキだし炭酸で十分だ」

そう言って璃音たちのもとへとその飲み物を持っていった

*******

そして璃音のとこまで戻った俺は
無言で璃音に黄色い缶の炭酸ジュースを差し出した

そして再びソファに座り俺はゆっくりと珈琲を飲みながら
カーテンの隙間から見える雷を見た

ふと璃音の方を見ると眉間に軽く皺を寄せ不機嫌そうしていたので、こう言った

「…んだよ」

俺はそう言って璃音を見ながら一口珈琲を飲んだ

「いや……これ嫌がらせかなーと。」

……は?何が嫌がらせなんだよ?
この俺が珍しく物を持ってきたのに嫌がらせ?
………だとしたら、ああいうことか?
ふんッまさかのまさかだな

俺はその嫌がらせとやらの意味を知らないフリをし、流すかのようにこう言った

「さあな、知らねぇ」

そういう俺を見て璃音はまたなんか悩み始めたかと思ったら今度は

「………笑ったら殺す」

と低い声で呟いた



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No.308 希影 05/09 22:09:33  削除依頼

俺はそんな璃音にッゲっと思っていたがそのセリフを言った瞬間雷が鳴り、
それにビビる璃音を見てたら恐くもなくなった
むしろ見てて面白いし……

「…あのね、雷も嫌いだけど……炭酸も嫌いなの」

ッハ、やっぱりか……
雷は分かりやすかったが炭酸も嫌いとはこんなに予想が当たるとは思ってもみなかったわー

「…なんで」

俺はニヤける口元を最小限に留めようとしたが
少ししか隠せれず璃音がそれに気づいて睨んでくる

やべーすっげぇ璃音が睨んでくるけどそれさえも笑いの要素になってしまう
…ぷ。だってよーやっぱ人の弱点ほど優越感に浸れるもんはねぇよ

「……酔う、から」

……あ、マジでかよ!クククッこりゃあ傑作品だなあ

俺は顔を紅くしながらそういう璃音を見て完全にスイッチが入ったかのように笑い出した

「だ、だってさ!!何か口の中パチパチして気色悪いんだもん!!
こんな微生物住み込んでそうな飲み物飲めないわよ!!」

更に逆切れしだす璃音に次々と笑いが込み上げる
声に出さないよう笑っていたら自然と目が涙目になってきた

「子供のころアレ飲んで死にそうになったんだから!!
ってかそんなに笑わないでよね!!!」

雷が鳴ってんのに醜態を曝したことで平気になったのか
璃音はスッと立ち上がってそう叫んだ

…っておい、、、そんな大声で叫んだら……

「ん…お前ら何騒いでるんだ?」

ほらほら起きちまったじゃねぇか



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No.309 希影 05/09 22:10:33  削除依頼

萩萎からしたら今の状況は明らかに異様だろう
何せ俺がニヤニヤしてて璃音が顔を真っ赤にしながら眉間に皺を寄せているのだから…

「いいタイミングで起きたな萩萎。実は……いや、何でもねえ」

俺は早速起きたての萩萎を呼び耳元でさっきの出来事を言おうとしたら
璃音が柳の拳銃を持ち出し俺の頭に押し付けてきた

ったくそんなに知って欲しくない弱点なのかよ
更にいい情報を得たとばかりに拳銃を押し付けられてる中喉で笑う俺

「…?何なんだお前達…」

萩萎は首を傾げながら変なものを見るかのように俺たちを見た
変なのはコイツの弱点だけで十分だ、ククッ

「え?何と言うか……まあ…うん。嫌いな物は嫌いで良いのよ、萩」

口元を引きつらせながらそう萩萎に言い聞かせながら…いやあれは自分にか?
んま、とりあえずそう勝手にまとめる璃音

そして銃口を頭から離したのかさっきより動きやすくなった
なので璃音の方を向いたら……

「おかげ様で雷も怖くなくなりましたー。お礼に一回……死ね」

にっこりとすがすがしそうに笑顔を浮かべながら俺に銃口を向ける璃音

っておい、諦めたんじゃねぇのかよ

心の準備はまだなのに容赦なくトリガーを引いた璃音

………ほ

どーやらさっきのは威嚇射的らしく次は間違いなくコイツは容赦なく殺りにくる

「あれ、意外に簡単に打てるのね。と言う訳で次は外さないわ。
 …魁、其処に立て」

おいおい、さっきまで顔を真っ赤にさせてたのはどこのどいつだよ?

俺は口元を引きつらせながら璃音を見た



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No.310 希影 05/09 22:11:22  削除依頼

*******

「なーなー璃音ー。」

呑気な核爆弾こと、柳の声が聞こえた
よし、あの作戦を開始させるか

「なn―――!!!」

璃音はテンションの高い柳の声にイラッとしたのか声をあげて振り向こうとした

…んま、今の状況は璃音が口にコップをくわえてる感じになるんだけどな?

「何か魁がこれ飲ませてみろって。でさ、何で炭酸水?」

ッフよくやったぞ、柳
これでお前も全然使えない奴から少しは使える奴に昇格だ

俺は璃音の焦る顔を見て楽しみながら
璃音がどうなるのかを楽しみにしながらまった

「ぅ…俺様魁の馬鹿……ついでに柳も馬鹿ー……・・」

ッム
最後の最後まで余計なことを…
俺様は余計だ、俺様は!
ま、柳がバカなのは前からだしな、うん

璃音はすぐさま顔を紅くさせ、焦点の合ってないような目で
目の前にいた柳に向かって倒れていった

「おーおー、こりゃあ泥酔してるなあ」

俺は呑気に倒れた璃音を見ながらそう言った

「え!?か、魁!!璃音どーなったんだよ!??」

柳は自分のもとに倒れてきた璃音をしっかり支えて焦りながら俺に聞いてきた

「ッハ、さあな。後で璃音にでも聞いてみたらいんじゃね?
 …ま、璃音が覚えていたらの話だけどな」

俺はそう笑ってソファにドカッと思いっきり座った

「魁、お前また何かしでかしたんじゃあ、あるまいな?」

萩萎は慣れたのか呆れたように俺に言ってきた

「いやいや俺はただ心優しいことに、璃音の弱点の克服をさせてあげようかと思ったんだよ」

…だなんてこと一ミリの思ってねぇけど
ぶっちゃけただの興味本位だし……

+反省+
魁がドSになってきた^^;
でもSな子は書いてて楽しい←
コメ返は出来そうだったら明日の朝させてもらいますorz



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No.311 鈴音 05/09 22:52:04  削除依頼

*一ノ宮 綾*

少し風もおさまってきて、さっきより遠くのほうから雷独特の
あのゴロゴロとした音が聞こえる。

「ひかる…まだ?」
「知るかよ!俺に聞くな!…まぁ雨はさっきより小降りになってきたけどよ」

確かにそうだけど…。
ひかるがそんなの知るわけないと思いながらも聞いてしまうのは
苦手なものがあるという事実があるから仕方ないわけで…。
これがはるだったらわかりそうだなぁなんて思った。

「ほら、今なら雷静まってるから帰れよ」
「え!?ちょ、待ってよ!!帰れるわけないでしょ!?」
「帰れなくても帰るんだよバカ女!!!」

いきなりのひかるの発言。
イヤイヤと首を振るあたしを無視してひかるはずるずると
あたしを玄関の方に引っ張っていく。
やっぱり男の力にはかなわない…ってそうじゃなくて!!!

雷、まだ鳴ってるのに帰れるわけないでしょ!?
1人でこんな夜道??無理無理無理っ!!!!

「嫌、ヤダ無理!!!ねぇお願いだから!!!」
「大丈夫だっつの。今なら絶対雷来ねぇから」

どこにそんな確証があるのよっ!!って怒鳴りたくなったが
そんな口を叩いている余裕がなく未だひかるにしがみつく。
だって怖いもんは怖いもん…。
 
するとひかるは玄関のドアを開ける。
ドアが開くと少しだけ明かりがもれて、その明りを頼りにひかるは傘立てから
傘を一本取り、あたしに渡そうとした。

受け取るわけないでしょ!?
帰りたくないって言ってるのにぃ!!

それでも無理やり傘を渡そうとするひかるを振り切って両腕を掴んだ。
また外から雷の音が鳴り、肩を震わせたと同時に膝に力が入らなくなって
その場に崩れ落ちてしまった。



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No.312 鈴音 05/09 22:54:50  削除依頼

「そんなこと言ったって……。もう少し待ってからに……」
「もう少し待ったらまた雷強くなるかもしれねぇだろ!?」

でもやむかもしれないじゃない!!
確かにさっきよりも雨は弱まってきたけど、雷鳴ってるし…
外くらいし…アノ非科学的なものが出てくるとかなったらいやよ!?
そんなんだったらあたしこの雨の中きっと道の真ん中でうずくまって歩けなくなるもん!!

「イヤっ…!!本当に…ホントに怖いの…」
「……」

無言のひかる。
そして何を思ったかひかるの両腕をつかんでいたあたしの腕を
片腕に移させ傘をさして外に出る。

「こうしてりゃ怖くねぇならそうしてろ」
「…へ?」
「家まで送ってやるっつってんだよ!!さっさと靴履けバーカ!!」

そう言葉を吐いたひかるはぶつぶつ言いながらビニ傘をあたしの方に少し
傾けて歩いてくれた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「んで、ここ…右」
「もう少しか…」

ひかるの家を出てから10分くらいたった、
暗くなってる道を指をさして案内しながら家まで2人で歩く。
時々聞こえる雷の音にビクッと肩を揺らして立ち止まってもひかるは
文句ひとつ言わずあたしを誘導してくれた。

そうして少し落ち着いてくると同時に雷の音もだいぶ遠ざかっていき、
次第に雨も弱くなってくる。
そして早鐘のようになっていた心臓が落ち着いてきたと思ったら、
今まで気付かなかった今の状況にまた心臓が早鐘のようになった。

あたし、ひかるの腕にひっついてる///
んでもってこれは…その、いわゆる…あっ相合傘というやつで///

ひかるはきっと相合傘のほうには気付いていないのであろう。
(てか気づいてたら絶対自分がぬれてでも傘を差し出すにきまってる)
平然とした顔でうちに向かって歩く。

本当は、雷も遠ざかってきて別にはなれてもいいんだけど…
せめて、家に着くまでは…いいよね。
こんな機会きっとないもん。

…また雷が鳴らない限り(苦笑



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No.313 鈴音 05/09 22:57:08  削除依頼

「ここじゃねぇの??」

気付くともうマンションの前についていて、何か早かったなぁなんて
考えてるとひかるが傘を閉じる。
そこでようやくひかるの片方の肩がぬれてることに気付いた。

もしかしなくても…あたしのせいだよね;;

「あっありがとっ!!」
「雷もおさまってきたし…ここまでくれば平気だろ??
んじゃ俺、帰っから」

そう言って正面玄関まで送り届けてくれたひかるはもう一度傘をさして歩き出そうとする。
あたしはひかるの服を引っ張ってそれを慌てて引きとめた。

「ちょっちょっと待って!!」
「うおっ;;んだよ、まだなにかあるのかよ…」
「ちょっちょっとこっちまで来て!!」

そう言ってあたしはオートロックを解除して無理やりひかるを部屋の方につれていく。
玄関の鍵を開けて、あたしは玄関までひかるを入れてちょっと待っててと言って中に入った。

洗面所からタオルを一つとって玄関まで走る。
玄関にはちょっと不機嫌なひかるがいた。

「ごめんねっ!!」
「何のために呼んだんだよ…。俺、早く帰りてぇんだけど…」
「こっこれっ!!タオル…あたしのせいで肩濡らしちゃったから。
良かったら使って!!」

そう言ってひかるの手の中に無理やりタオルを押し込める。

「は?別に、これくらいどーってことねぇよ」
「あたしが嫌なの!!あたしのせいでまた熱上げたとかなったら困るじゃない!!
だから持ってって!!」
「…わかった」

これ以上言っても無駄だと思ったのか何なのかわからなかったが
どこか腑に落ちない感じにタオルを受け取るひかる。

「そうだっ!!明日のさっ、夜ごはん。何がいい??」
「あー…お前の一番得意なやつ。てか俺の口に合えばそれでいい」
「そっか、わかった!!」

そう言ってにこっと微笑む。
雷の恐怖はもうほとんどなくて震えてた指先や体ももう震えが止まっていた。

「んじゃ俺、帰るな」
「うん。あっありがとね!!」
「あぁ、んじゃな」
「うん。おやすみっ!!」

バタンと扉が閉まる。

両腕に残るひかるの熱とほのかな香りに幸せを感じ、自然と口元が緩む。

「///あたしバカみたい…さてとっ、お風呂入って寝よっかな」

時刻を見るともう10時近くなっていた。
あたしはスウェットを取り、お風呂場へ向かう。

30分後、明日は何を作ろうかななんて考えながら、あたしは眠りについた。



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No.314 鈴音 05/09 23:27:43  削除依頼

はいっ!!えーっとこんな感じでよかったでしょうか…;;
どうしても綾からひかるくんにタオルを渡す光景を作りたかったあたしは
根っからのマネージャー体質なのだとつくずく思います(苦笑

今日は練習午前中だったのですが弟のシニアの練習試合につきあわされ…
結局帰ったのが3時過ぎてて;;
まぁそっから寝たんですけどねww

んでもって起こされたのが6時15分過ぎてて…
メジャー最初から見れなくて超ショック○| ̄|_
ここ最近昼寝しまくってトシくんの妹とトシくんの再開あたりを見忘れていた
のでちゃんと見ようと思ってたのに寝てしまっているあたしはバカ;;

ってなわけでなぜか目がさえちゃってる鈴音です\(^0^)/
今からチャットしたいなぁとか思っても…ですよね...|ω・`)
すみませんっ!!こんな計画性のないやつでっ;;

ってことでユキ絵☆さんにコメ返っ!!

ユキ絵☆さん≫wwユキ絵さんのほうが先輩なんすからww(笑
羨ましいですか??あたし昨日は補助員だったんでスタンドで応援できなかった○| ̄|_
でも!!自分の試合のアナウンスしてきましたよん♪
「1番~センター~○○くん~」とか言うやつです(*ノω`*)
明日も補助員なので応援できない…(泣
明日負けて敗者復活に回ればできるのですが…ダメですねっ!!こんな弱気じゃ!!
勝って波に乗って県大会いくんだーー!!←
可愛いっすかねぇ~…。
ちなみに学校での綾は中学からのアノ武勇伝がいまだ更新中で…
でも中学の時とは違ってモテてるんですよね~これがまた(笑
ただ、綾のことが好きな男の子達は綾のファンクラブ的な女の子たちに
告白を邪魔されるので未だ告白されたことがないとww
てか告白されても自分より背の低い男子はそっこー断りますからこの子ww



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No.315 鈴音 05/09 23:28:21  削除依頼

背がちっちゃくてうらやましいって言う感情はあると思いますよww
ただ灯ちゃんにはきっとそれ以上の感情が湧きでてきますが…。
まぁ基本綾よりちっちゃい子はみんな綾にとってはうらやましいんですよ♪
あっ萌えちゃいますか??どんどん萌えちゃってください∩^ω^∩
普段一緒にいる人にしかわからない微妙な『輝』と『ひかる』の違いww
ひかるくんはそれがわかってくれるのかなぁってちょっと思ってます(笑
その流れに持っていけちゃう感じにしちゃいますk(おい
いろいろなくなってしまうのですよ(pдq)璃音ちゃん…
てか璃音ちゃんの気づいてないけど魁くんに対しての気持ちとか…
あの酔ったとこが可愛くて02萌えてしまったのはあたしだけ??←
大丈夫ですよっ!!そんなときはひかるくんの熱い告白でっ!!!
もしかしてあのエレベーターのとこのあの人でしょうか!?
てかそうとしかかんがえられなくt(黙れ
分かりますわかりますっ!!!
その三角関係超見てみてぇwwと思うあたしww
てか蛍くん…あたしの中じゃ腹黒化してるんですよ…って失礼ですね(д)
普段可愛い微笑みを見せといて中黒いみたいなww
トーガと似てる雰囲気が出てると思ってますが…実際のとこは!?
あははぁ~wwそうなってひかるくんが真っ赤な顔を隠すようにそっぽを向いてほしい!!!
んでもってしめは花火!!ですよねっww
そうだっ!!ユキ絵☆さん大学生だっ!!
でもあたし大学は行きたい科が近くても関東にしかないので…
夏休み最中のいつかはオープンキャンパスとかそっちに行くかもです(笑
千葉とか東京には親戚もいるのでそこあたりなら真面目にお会い出来るかも\(^o^)/
確かに確かにっ!!!この際、記憶をなくした綾の元に
健司似のキャラを新たに投入させましょうか!!(笑
でもっひかるくんのプロポーズ聞いてみたいっ!!!
あっでもそれわかります!!でもひかるくんにリーゼント…(笑
いつだかの魁くんみたいにオールバックなら似合いそうかも…

平日はきっとつかれて寝ちゃうので…。
てか今からでも(バカか
それよか明日とかどうでしょうか!?←
皆さんはどうなんでしょうか…みなさんともお話したいですね~♪



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No.316 ユキ絵☆ 05/10 11:21:30  削除依頼

* 灰塚 輝 *

遠くの方から僅かに聞こえる雷鳴すら恐ろしいのか
時々肩を跳ね上がらせ、道の真ん中で立ち止まる糞女。
その度目をぎゅっと瞑って俺の腕にひっついている手に力を入れていた。

いや、そんなに雷が苦手だったとはな…。
過去に何かあったのか?へそ取られそうになったとか。

「んで、ここ…右」
「もう少しか…」

そろそろ家を出てから10分程経とうとしている時。
さっき上がったあのオートロックさんのマンションが見えてきた。
いつ見ても羨ましいとしか言いようがねぇマンションだな。

静かに降り続ける雨が弱弱しく俺のビニ傘(420円)を叩く。

糞女の方に傘を傾けると自分の肩が濡れた。
自分の方に傘を傾けると糞女の肩が濡れそうになった。
だから糞女の方に傘を傾け、自分の肩を濡らしながら歩く。

って、あれ…。何で俺…自分の方に傾けねぇんだ?
全てはこのビニ傘が安物だからか小せぇのがいけねぇんだぞ…。

「ここじゃねぇの??」

マンションの前に着いたのにも関わらず呆けっとして
いつまでもしがみついてる糞女を軽く払って、傘を閉じた。
肩は濡れたけど髪はあんま濡れてないし珍しくついてる…なんて思った。

「あっありがとっ!!」
「雷もおさまってきたし…ここまでくれば平気だろ??
んじゃ俺、帰っから」

さっさと正面玄関まで送り届け、来た道をそのまま戻ろうと傘を差す。

「ちょっちょっと待って!!」

が。またしても糞女に服を掴まれ引きとめられてしまった。

「うおっ;;んだよ、まだなにかあるのかよ…」
「ちょっちょっとこっちまで来て!!」

糞女に腕をぐいぐい引っ張られてエレベーターへ乗せられた。
丁度誰もエレベーターに乗ってなかったせいかすぐに4階に辿り着く。
この段階で糞女の部屋に行かされるのは分かったけど…何のためだよ。
早く帰ってプレステやるんだよ俺は。…あ、でも台詞覚えなきゃな。

402号室の前で俺の腕を離され、玄関の中で待つよう言われた。
糞女は俺を玄関に置き去りにし、何が目的か慌しく部屋の奥へ進む。
しかし30秒と経たずに(またしても慌しく)俺の元へ戻ってきた。

…騒がしい。

「ごめんねっ!!」
「何のために呼んだんだよ…。俺、早く帰りてぇんだけど…」
「こっこれっ!!タオル…あたしのせいで肩濡らしちゃったから。
良かったら使って!!」
 



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No.317 ユキ絵☆ 05/10 11:21:48  削除依頼

 
白くてふわっとした物を渡されて目をやれば、タオルが一枚そこにあって。
別にこれくらい濡れたからって…そんな騒ぐほどでもねぇっつの。

「は?別に、これくらいどーってことねぇよ」
「あたしが嫌なの!!あたしのせいでまた熱上げたとかなったら困るじゃない!!
だから持ってって!!」

無駄に声を張り上げる糞女に首を傾げた。

「…わかった」

まぁ借りたらまずい理由なんてねぇし、取り合えずタオルを受け取った。

…それにしても。
また熱上げたとかなったら困るって…俺そんなに身体弱くねぇし。
俺さり気なく世間からのイメージ下がったよな、今日ので。まじ最悪。
雪山で遭難して風邪ひかなければ丈夫だって分かってもらえるだろーか。
今度雪山行こう。あ、遭難したら帰って来れねぇかもしれねぇんだった。

「そうだっ!!明日のさっ、夜ごはん。何がいい??」
「あー…お前の一番得意なやつ。てか俺の口に合えばそれでいい」
「そっか、わかった!!」

もう震えは収まったのか糞女は微笑むくらいの余裕ができたらしい。
俺のお陰…っていうのは言いすぎか。送っただけで特に何もしてねぇしな。
…ま、良かったな。取りあえず何とか落ちけて。

「んじゃ俺、帰るな」
「うん。あっありがとね!!」
「あぁ、んじゃな」
「うん。おやすみっ!!」

今まで雷にビビってた女はどこに消えたんだろうな。
明るく、おやすみ、と言う糞女に返事をしないで扉を閉めた。

さて。帰るか。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「メシ!クソオトコ!メシ!」
「飯ぃー糞男ぉー飯ぃー♪って何歌わせんだよ糞インコ」

風呂から上がって"燃えたぎる真紅の火炎ジャージ"に着替え、
ベッドに身を投げて団扇でぱたぱた顔を仰ぐ。まさに最高の一時っていうか?
それが証拠に今は糞インコのうるせぇ声もそんなに気にならねぇし!

メールチェックして誰からもメールが来てないことを確認する。
糞インコが暴れて外に出たそうにしてたから籠から出してやった。
そしたら肩の上に乗ってくれて、感動で取りあえず大騒ぎして写メ撮った。

…なんか一人で盛り上がってつまんね。
 



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No.318 ユキ絵☆ 05/10 11:22:49  削除依頼

 
家に帰ってすぐに冷やしておいた☆麦酒☆を一本持ってきて
先週買った柿ピー(99ショップにて99円!)を適当にドバっと皿に盛った。
コンセントを差すだけでOKの状態にセットしてあったプレステを用意。
直ぐさま電源を入れて待ちに待った格ゲーを開始した。
…いや、ゲーセンの格ゲーのが最強に楽しいんだけど金かかるし。

この頃、既に時刻は23時を回っていたけど…2時くらいまでなら良いよな。
今となっては誰も叱る奴はいねぇし。好き勝手遊べるぜ。

片手でコントローラーを掴み、起用に皿に手を伸ばす。柿ピーの柿の方だった。
☆麦酒☆を一口。またゲームに集中。画面を見ながら柿ピー(また柿の方だった)
それを30回以上も繰り返し、俺はある異変に気がついた。

どうして、柿ピーのピーが来ない。

「あ!お前!!病気になるだろ!?」

嫌な予感がして皿に視線を落とす。案の定糞インコがピーを完食していた。

プレステの電源を落として急いで糞インコを籠に戻す。
……こんなに豆食って平気なのか?結構な量あったぞ今の…。
まぁ、籠の中でばたばた暴れるくらいだし…大丈夫だよな。

缶に4分の1程残ってたビールは一気飲みして
皿に残ってた柿ピー(と言っても全部柿)は袋に戻した。

時計を見ると…まだ1時15分か。
予定より早いけど…もう寝るか。明日居眠りしたら春彦うるせぇし。
あ、結局台詞覚えられなかったな。ま、いっか。

風呂場から歯ブラシを咥えてきて、ベッドに横になり漫画を読む。
値段につられて得体のしれない歯磨き粉買ったのが間違いだったな。
この歯磨き粉ハイパー不味い。スースーしすぎて頭狂いそうだぜ。

風呂場で口を濯ぎ読み途中の漫画を読もう…とベッドに座った時。

「ん…そだ」

鞄の中に入っていた謎の薬を取り出した。
帰ってきた時発見したんだけど…誰がこんなもの入れたんだろうな。
しかも何の薬だよ。センセすらこんな薬使って――

「あ!!!嘘だろ!?」

急いで携帯を開いてアドレス帳を開いた。
俺、センセに電話してねぇじゃん!!約束すっぽかしたのに…!!
いや、怒られるだろ真面目に…!!どうするよ…ああ、人生オワタ/(^O^)\
 



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No.319 ユキ絵☆ 05/10 11:23:03  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(-ω-)むにゅ~ん(時間オーバーごめんなさいorz

何がしたいのかわからないとです(^p^)
取りあえず柿ピーの柿が嫌いな私はバタピー買った方が良いというね←
でもバタピーだと飲むとき父ちゃんに怒るから結局柿ピーになるというね←
普通の柿の種じゃなくてわさび味の柿の種ならんまいんですけどね…orz

お。ってことで!←
ちょっと朝ごはん食べたらコメ返しさせてください○| ̄|_(蹴



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No.320 ユキ絵☆ 05/10 12:49:01  削除依頼

今読み返したら凄い誤字だらけですみません○| ̄|_
しかもところどころ文章凄まじく変になってるやん○| ̄|_
あとレスNO319のは父ちゃんに怒るじゃなくて父ちゃん「が」怒るですww←
いや、日本に来たばっかりで私日本語ワカリマセンヨーw(嘘つくなw
なんか本当に申し訳ないです(´・ω:;.:...ぐほおお

では、鈴音さんにコメ返し(*ノω`*)てへ←

>>鈴音さん
え!?試合のアナウンスとかやらせてもらえるんですかΣ(゜Д゜ノ)ノ
ちょ、それは真面目に最強に羨ましか...|ω・`)!!楽しそ\(^o^)/!
マックのCMで野球でドナルドのアナウンスを思い出した…(何w
私今放送部始めたんですけど新人だからラジオ放送の番が回ってこなく○| ̄|_
実は演劇部もやってて、3月入院したら役を降板されたという(T∇T)のほほ;
まぁ騒いでもしゃーないですから!!にゅふふ、輝は降板されませんように←
いや、もう夢は大きく全国制覇を狙いましょう(´^o^);:*:;(←素人がうるせw
私の無駄に熱い気迫でよければいくらでもあげます!うガァアアあラァアア!!←
そういや女子のファンクラブがいるのが凄いですよね綾ちゃん(´^o^);:*:;
自分より背低い子だと断るって(´^o^);:*:;トーガくんがwww(ちょw
灯ちゃんもまたそんな綾ちゃんに嫉妬するんで輝うへうへやん(*´Д`*)w←
『輝』と『ひかる』の違いはよーく聞かないと分からなそうですよねwww
ひかるはその違いが一瞬で分かると思いますよきっと…た、多分(おいww
今回の璃音様はwwww超萌えました私も(*´Д`*)酔うのかわうぃwww←
そして炭酸を璃音様に用意するさっくんも可愛くてww結果炭酸嫌いだたけど←
ホントお似合いですよねさっくんと璃音様wオチがどうなるのか気になりすぎてw
薫さんとか、馨くんとか他のカプもあるから色々期待してしまうですよww←
あ、センセはエレベーターのあの人ですよwwww「蛇いるかい?」のww
柊吾達に向かって全裸で突っ走ってきた人もセンセですwww(´^o^);:*:;



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No.321 ユキ絵☆ 05/10 12:49:09  削除依頼

蛍はww腹黒を通り過ぎて病んでるかmwww刃物振り回す勢いで/(^O^)\w
普段皆に可愛くぶりっこしてるけど本当は腹黒ダークなキャラにしまs←
トーガくんを若干大人しくして更に性格を邪悪にすると蛍になる感じでww
お!!鈴音さんの希望学科関東にあるんですか\(^o^)/!?近い!!!
もしオープンキャンパス行くことになったら言ってください(・∀・)!!!
神奈川じゃなくても関東なら直ぐにすっ飛べるので(´^o^);:*:;(暇人乙ww
記憶をなくした綾ちゃんの元に健司くん似の人が来たら、もしかして
綾ちゃんその人に惚れたらどうすれば良いの輝さん(´^o^);:*:;死んでまうw←
取られる前に告白して手に入れるほかない状況を作るのですねwww(何w
輝のリーゼント想像したら吹いた(´^o^);:*:;バリ派遣って漫画の主人公やんw←
バカだから厳つい不良に憧れたりして無駄に短ラン着たりしそうで…←
オールバックで白スーツ着てホストやらせたら儲かるかしらね(´>ω<`)(おいw

あ!!!今日チャット!!!鈴音さんがよろしければやりましょうよ!!!
昨日は爆睡しちゃってて気づかなくてごめんなさい○| ̄|_うほぉ
何時頃でどこのチャット部屋にしますか!?あひゃひゃ楽しみどぅえwwwWW←
あと他の皆さんは今日どうでしょうかね(`・ω・´)!?



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No.322 鈴音の携帯← 05/10 15:39:59  削除依頼

時間外投稿もうしわけないです(;_;)
チャットの時間とかだけ確認したくて…;;

ルームは取りあえずブルーの待ち合わせルームは
いかがでしょーか??

あたしの場合小説書いてからしか参加出来ないので
23時過ぎにそちらにいくかと…
終わったら一応鈴音で行きますので!!


てなわけで…また10時過ぎに登場させていただきます\(^0^)/



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No.323 ニックネームは削除されました 05/10 16:41:54  削除依頼

はい紫さん登場★←
チャットのお話ですが実は8時から夜遅くとっぷりぷりん←
になるまで毎日毎日呉服屋の手伝いg(ry

http://www.nicotto.jp/
…一応貼っておく←
私が最近やってる『新・仮想生活つきコミュニティ ニコッとタウン』
のURLです←

一応入会制です。基本的に無料サイトです…人によっては違うと思いますがw
でもこれ面倒臭いんですよ、本気でw
着せ替えだの家の改築だのぐちぐちと←黙れ
一応名前教えてくれりゃあ支援するつもりですg(シネ
私は滅茶苦茶に華麗なる暇つぶしとして利用してます。
仕事の合間にブログ書いて着せかえしてコイン稼ぐというねヽ(^。^)ノ
そして年齢をそこで素敵に偽ってる私が居たりとかはしない←

つーわけでニコッとさんがより金持ちになるたm…じゃない、
皆さんが暇をしなくなるためにサイトを張って逃げて行こうとする紫さんでした☆(蹴

23時にはきっと仮眠取ってる(糞兄貴がパソコン占領してる)時間帯でorz
暇があったら行かせてもらいますよぉおおおおおう←そろそろ黙れ

時間外投稿、並びに無駄レスすんません(・_・;)



deleted

No.324 ニックネームは削除されました 05/10 18:09:44  削除依頼

そしてもう一度登場←
先程急に依頼が入りまして←シネ
今日はお休みさせて頂きますorz
ああもう....璃音をちょっとロリっぽくさせたかったのに←え
すんません・…死んできます。(蹴



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No.325 希影 05/10 21:29:49  削除依頼

ただいま友とのショッピングから帰還してまいりましたー^^
ちょっとはしゃぎ過ぎて疲れたので今日は何も出来ない模様でs((ry

んでチャットなんですが遊び行ってて課題が後もう少しという状況なので
今日はちょっと無理かもしれませんんorz

そんな暇あるならコメ返しろよっつー感じなんですけど
紫凛さんの紹介したサイトが面白そうだったんでちょっと登録してきます(逃走



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No.326 ユキ絵☆ 05/10 21:34:08  削除依頼

時間外投稿ごめんなさい(´>ω<`)てへ(蹴
チャットのことで!!
では今日23時頃ブルーの待ち合わせ部屋に行きますのでw
名前はユキ絵☆で\(^o^)/それでは後ほど!!(`・ω´・ )



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No.327 鈴音 05/10 22:21:20  削除依頼

*一ノ宮 綾*

AM7:30

「あぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

おはようございます。
ご近所の皆さん、朝からこんなに発狂してしまってすみません。
いや、これには深い事情がございましてね…

璃音の依頼終了→英語の課題をしようとした→しかし生徒会→トーガくんの依頼
→採寸やら色々→ひかるのご飯等色々→雷いろいろ…→就寝→んでもって朝\(^0^)/

てな訳で…英語の課題やってないっΣ
ってか1限目から英語ってどうよ…。
やばいっやばいっ!!早く学校行って…見返り覚悟で南に見せてもらうしかない…。

あたしは制服に着替えて、鞄をひっつかみ、トーストをかじりながら家を出た。
でも、南っていっつも遅刻ギリギリなんだよね…。
雅がいれば一番いいんだけどな…。


*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

早く出たおかげで10分チョイで学校に着く。
校門をくぐると朝早いにもかかわらずそこにいたのはあたしのファンクラブと名乗る女生徒たち…。

「「「おはようございますっ!!綾さん」」」
「うわっおはようみんな。いつも早いね(苦笑」

てか7時30分過ぎにこんなに学校いるってどうよ…。
あたしいつも学校着くの8時だから今日はいないと思ったのに…。
あたしが来る時間まで把握してるって…驚き通り越して怖いよ;;

「「「はいっ!!綾さんの登校をお出迎えするのが私たちの日課ですから」」」
「そっそう…ありがとね」

そう言って軽く微笑むと後輩たちはキャーキャー騒ぐ。
いや、あたしなんかよりさ君たち男の子に目を向けてみなって…。
すると同級生の自称ファンクラブ会長の皆川さんがこちらに歩み寄ってきた。
皆川さんもかわいらしいのになぁ…。
なんであたしなんかのファンクラブなんて発足させたんだろ…
ってあたしが皆川さんを痴漢から助けたんだっけか…。



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No.328 鈴音 05/10 22:22:41  削除依頼

「おはよう、綾さん。今日はまたずいぶんお早い登校なんですね」

にこっと微笑む皆川さん。
大企業の娘とあってやはり気品が漂っている。それでいてかわいらしい。
あぁ、あたしもこんな子になりたかったな…なんて。

「ちょっとね…土日はいろいろと忙しかったから…」
「御兄弟のお世話ですか??」
「そうそう、給食費とか集金とかおばさんにお世話になりっぱなしだから
休日くらい弟たちの相手しなきゃね;;」

なーんて、ほんとは仕事してたんだけど。
バイトは禁止されてないけど、してる仕事がこんな仕事だとわかれば
先生よりこの子たちのほうが怖いもん…。
だから、バイトの仕事内容を知ってるのは昨日教えた南だけ。
あとバイトをしてると知ってるのは生徒会だけね。

「「「さすがですっ!!綾さん!!」」」

いやこんなとこで感動しなくても…。嘘なんだし;;
なんて思って時計を見るともう8時近くなっていた。

「うわっヤバいっ!!ごめん、急いでるから先行くね」
「「「はいっ!今日も色々頑張ってください」」」
「みんなも遅れないようにねっ!!」

そう言ってファンクラブのみんなに手を振りあたしは校舎の中に入っていった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「Did not you do Aya, why homework? 」
(綾さん、なぜ課題をしてこなかったのですか?)

はい、ただいま1限目。英語の授業中です。
結局あの後、南は服作りのため遅刻してくるそうで…
んで頼みの雅にはもう出してしまったと言われ、授業中にも関わらずお説教を受けています。



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No.329 鈴音 05/10 22:23:20  削除依頼

周りからの視線がイタイ…(泣
あのねぇ、あたしだって忘れることくらいあるんだからそんな目で見ないでよっ!!

もう、ここはどうにか乗り切るしかないっ!!演技で(ぇ

「I'm sorry. Ms. Minako.
I have forgotten I was pressed by care of younger brothers, and to do it…. 」
(ごめんなさい、美奈子先生。
弟たちの世話に追われててしてくるのを忘れてしまいました)

反省した感じにうつむき加減で言ってみる。
キレたときのあたしや普段のあたしを知ってる雅が少し笑いをこらえてるのがわかった。
みやびー!!笑うなぁ!!!

「That reminds me, in the house of Aya, there were not your parents.」
(そう言えば、綾さんのお家はご両親がいらっしゃいませんでしたね)

反省したあたしを見てか美奈子先生はふだんのやさしい口調に戻った。

「But this is over only for an excuse.
The punishment is popular properly. 」
(でも、これは言い訳にしかすぎません。
きちんと罰は受けます)

なんてしらじらしく言ってみる(笑
すると前のほうの生徒が英語の意味が分かったのか
また尊敬するようなきらきらした目をしてあたしのほうを見てくる。
あっ;;やっちゃった…。

「No, it is good. Let's overlook it today. 」
(いえ、いいのです。今回は見逃しましょう)

普段…きちんとやっておくものねぇ。
こういうところで信頼感って使えるわよね…。
まず、よかった…。

「Are you true? ? Thank you.」
(本当ですか??ありがとうございます)

そう言ってあたしは席に着いた。
すると先生はテキストを開くように指示する。
予習はきちんとしてあるから内容は大体頭に入ってる。

あたしは席から窓の外を眺めボーっとしていた。

――今頃みんな、なにしてるんだろー…



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No.330 鈴音 05/10 22:45:45  削除依頼

えーっと希影さんが投稿できないということで…
ちょっと早めの投稿\(^0^)/

綾の学校生活編っ!!
次あたりまで学校生活編にしようかなって思ってます。
次あたりでは南と雅と恋バナさせようかななんて思ってました(笑

んでもっと紫凛さんのニコッとタウンというやつですが…
ここで期間限定でやってたときあったじゃないですか??
一応その時登録したんですよ~ww
でも服とか家具とかめんどくさくてそのまま放置っ☆←

みなさんとお話しできなくてチョイ悲しいですが;;
あたしがひとりでに進めてた話ですので仕方ないですね(泣
また日にちが合った時にでもお話しましょう!!!

てことでユキ絵☆さんにコメ返!!

ユキ絵☆さん≫そうなんですよ~ww今日もやってました(えへ☆←
うらやましいですか??でも自分の学校ならまだいいんですけど…
間違えたりなんかするとすごいハズいんすよねぇ(д)
しかもこれが夏の大会で私立となるとブーイングが来たり(泣
しかたないじゃんっ!!人間だれしも間違いあるもんだっ!!
なんて1人逆切れしてたり(笑
ちなみに今日の試合負けちゃったんで...|ω・`)
明日も試合あるんですけど~応援部隊に回れるっ\(^0^)/
ただ明日の天気がよろしくなさそうでちょっと…(泣
放送部と演劇部ッ!?ユキ絵さんすごいっすよっ!!!
役に復帰できるように頑張ってくださいですっ!!!
あっひかるくんは降板させるつもりみじんにもありませんから(笑
もうユキ絵さんの気迫選手に分け与えてあげてくださいッorz
全国制覇…無謀です(泣 とりあえず県大会出場してほしいです;;
あっ!!でも県大会出場すると沿岸の方に泊まりだからリレ小更新できねっΣ(°д°ノ)ノ
うわっあたし生きていけるかな…○| ̄|_



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No.331 鈴音 05/10 22:45:54  削除依頼

女子のファンクラブ出させてみましたがいかがですかww
トーガくんねぇ…もうほんと綾ってそう言うとこ鈍感で(笑
全く恋愛対象として見てないですねあの子ww
そうですよっ!!てか素直になれない綾はその嫉妬をひかるくんに八つ当たりしてしまうかもww
てか絶対しちゃいます(ぇ
ひかるくんにはわかってほしいなぁ…と思いますww
そしてアドリブ→トーガくんからの最終宣告Σ→気付く的な流れで(おい
ほんと可愛かった璃音ちゃんww
そして魁くんが隣に璃音ちゃんを座らせた時もまた萌えっ!!!って感じでww
ほんとにお似合いっ☆あぁ…くっついてほしいなぁ…
ですねですねっ!!ただくっつく時の馨くんがものすごく怖そうで(苦笑
あっやっぱりあの方でしたかっ!!!
てか全裸の方もせんせいっ!?Σ(°д°ノ)ノ
あっそこまでいっちゃいますかwwやっぱり腹黒ダークキャラなんすねww
あたしもその方が期待通りで嬉しいでs(殴
まだ高2なんで決めてないんですけど…。一応進学するんで一回岩手は出ようかなとww
てか親が一回東京のほうで住んでみたほうがいいとか、それより就職しろとか
わけわかんないことばっかり言ってて←
でも関東に進出すると思いますよ鈴音はww
ユキ絵さんそう言えば神奈川でしたねっ!!!
もしあれだったらあたしが神奈川の方にすっ飛んで行きますのでww
記憶をなくした綾はもしかしたら惚れてしまうかもww
てか同級生にそう言うキャラの子を作ろうかなんて考えてたりしちゃいますww
そうなんすよっ!!そのライバル君が告白するのを邪魔して自分が告るみたいなww
あっわかりますそれっ!!
ひかるくんのホスト姿を想像したら萌死んでしまったあたしはいったいどうすれば…(ぇ


てなわけで…これからチャットルーム行ってきますですよっ!!!
こんどは皆さんと喋れたらなぁなんて思ってる鈴音でしたww



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No.332 ユキ絵☆ 05/11 12:53:15  削除依頼

* 灰塚 輝 *

まだ起きてるかな…。いや、起きてる可能性のが高いか?
どっちにしろ電話かけねぇとダメだよな。後でキレられても困るし。

取りあえず鞄に入っていた"謎の薬"を枕元に置いた。
そしてベッドに横になり、毛布に包まる。…少し眠いな。
携帯を耳に当てると、センセは照平と同じようになんと1コールで出た。
…って、だから何故皆暇ぶっこいてんだよ。しかもこんな時間に。

「あ、センセ…?」
『……』

携帯に向かって喋ったものの、無言。返事がない。
…やっぱり怒ってんのか?そりゃ怒るよなこんな時間まで電話しなきゃ。

『鮭ハラス…おでん…焼売…毛蟹…麦焼酎に三蛇酒…』
「は?」
『用意っ…し、てたっ……』
「…って!ちょ、泣かないでくださいよ!」
『嘘泣きも見抜けないのかい?』

…んだよ、嘘泣きかよ。驚かせないでくれよ、ったく。

暑かったから上半身を起こし、毛布を一枚床に投げ捨てた。
もう一度横になり、たまたま近くにあった漫画を読みながら話を続ける。

「いやぁ…まぁ?別にっ最初から見抜いてましたけどね」
『そうか。じゃあ、うちに来なかった理由を10文字で』
「ようじができてしまって」
『そうか』
「そうなんです。ごめんなさい」
『それだと11文字。"っ"も一文字に含む』

漫画を閉じた。表紙が大きく折れ曲がった。
なんでかって?イラっときたから力いっぱい押したんだよ、表紙をな。

「…ようじができたんです。これで良いですか?10文字だし」
『分かった』

もう分かってもらえたみてぇだし電話切るか。

「PWR」ボタンを押そうと携帯を耳から離した時。
さっき枕元に置いた気持ちわりぃ"謎の薬"が目に入り思い止まった。

これはセンセに聞いといた方が良いだろ…多分。
まぁ別に毒じゃねぇけどな。それくらいは見ただけで分かるけど。
でも報告しといた方が良いよな。命を狙われてる可能性もあるし。うん。

「あ、そうだ。変な内用薬が急に鞄に入ってたんですけど」
『呑んじゃ駄目!!!』
「いや、知ってますよ。誰がこんな得体の知れないもの…」
 



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No.333 ユキ絵☆ 05/11 12:53:35  削除依頼

 
センセが珍しく声を荒げた。けど、的が外れてるっつーか…。
そんなに怒鳴らないでも誰も呑まねぇっつの。
どうせならもっと有効にその怒鳴り声を使って欲しいよな。
例えば糞女に怒鳴り飛ばす時とか。あ、センセは糞女のことなんて知らねぇか。

『俺が見てやる。今から行く』

「今から!?」と驚いた瞬間、腰が潰れる程の重みが。
それと同時に死ぬほど苦しくなった。っていうか死んでもおかしくねぇ。
苦しすぎて声は出ないが何とか呼吸は止まらずに済んだ。

「どれだい?その薬は」

センセの声が聞こえ、一度部屋が大きく振動したかと思うと
突然腰に乗った重みがなくなり身体が軽くなった。

ゆっくりと身体を起こし、何が起きたかと部屋を見回す。
俺がさっき床に投げ捨てた毛布の上に鉛玉が一つ落ちていた。
スイカの7倍くらいの大きさの鉛玉だ。やけに光っている。
その上にセンセが両手に焼酎を一本ずつ持ち、バランスを取り立っていた。

…っていうか!!こんなもの腰に乗せられてたのかよ!!
しかもこんなの投げ捨てられたのに…床に穴開かなかったのが奇跡だぜ。

「急にテレポートしないでくださいよ…しかも何ですか?その鉛は…」
「おお、なかなか格好良い火炎ジャージだね。で、薬はこれか?」

鉛の件はスルーですか。別に良いですけど。

センセの今日の服装はわりとまともだった。家にいたからか面もしてない。
俺が着ている"リアルな火災現場プリント"の火炎ジャージと違って、
"消防士が老人を救出してるプリント"の火炎ジャージを着ていたセンセは
鳥籠の上に置きっぱなしにしていたオレンジ色の袋を手に取った。

「それは柿ピーです。薬はこっちです」

柿ピーと薬を間違えるなんて信じられなかったけど…
つっこんでてもしょうがねぇから、謎の薬をセンセに投げ渡した。
センセは紙袋に入った薬を袋から取り出すことはせずに首を傾げる。
袋の上から匂いを嗅いで、直ぐに表情を緩めた。

「ああ…確かに変だな。でもただの風邪薬だよ。呑みな」
「呑みなって!!ちゃんと調べてもないのに呑むわけないじゃないですか」
「匂いだけで分かる。俺の凄さを忘れたのかい?」

紙袋の上からでも分かるのか。…まぁ、そりゃそうか。センセだし。
そしてさり気なく自分で自分のこと凄いって言ったよな、今。
意外にナルシストなのか?別になんだって良いけど。
 



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No.334 ユキ絵☆ 05/11 12:53:55  削除依頼

 
「…まぁ良いです。午前中風邪ひいてたけど治ったんで」
「そうか。じゃあ遠慮なく」

一度小さく頷くと、センセは床にどさっと座り紙袋から薬を取り出した。
そして「美味いな」と一言。持ってきた焼酎のつまみに薬を呑んでいた。
ここまで来ると呑んだというか、食ったと言った方が良さそうだな。
薬を平らげると、人差し指から火を出して満足気に紙袋を燃やしていた。

うん。取りあえず火事にならねぇようにしてくれ。
火炎ジャージが現実になっちまうからな。

「始末屋、どうして辞めなかったんだい?」

薬は食い終わったが焼酎が残ってるから飲みながら聞いてきた。
っていうか1800mlそのまま飲むなよ。飲んだくれが。

「…何でそのこと知ってるんですか」
「照平から聞いたよ」

照平の野郎チクリやがったな。やっぱ明日蹴り飛ばす。

「そうですか。まぁ最初から辞められてなかったみたいですけど」
「辞めた気になってただけか」
「そうですね。そういうことになります」

センセが勝手に台所まで移動し、コップを一つ部屋までもってきた。
当然だがそのコップに焼酎を入れて俺に渡してきたわけで。
いや、お願いだから。朝まで飲み明かしましょう的なオーラ放たないで。
もう眠いんだって俺は。特に用がないなら帰ってくれ頼むから。
電話では話が長いとか言ってすぐ切るくせによ…。むかつくなマジで。

「どっちにしろ始末屋は辞めない方が良い」
「…どうしてですか?」
「君のためになるよ」
「え?」
「それに、辞めない方が後で色々面白いからね」

センセが一瞬薄笑いを浮かべた気がした。
その瞬間糞インコがこれでもかと暴れだしたから籠を睨みつけてやった。

「もう帰る」
「あ!!ちょい待ってくださいセンセ!!」
「なんだい?」

腰を上げようとするセンセを引きとめた。
この人に聞きたいことが一つだけあるんだわ困ったことに。
 



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No.335  

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No.336 ユキ絵☆ 05/11 13:01:05  削除依頼

 
「蛍…元気ですか…?」

何となく視線をそらしたくて、落ちてた鉛を撫でながら言った。
しばらく蛍のことは聞いてなかったから、どんな言葉が返ってくるか。
正直聞きたくねぇけど…聞きたい気もするんだよな。これが。

「元気だよ。よく笑って幸せそうだ」
「本当ですか…?」
「ああ。学校にも行き始めてな。部活もやって、普通の中学生だよ」

……。

「センセ…俺に嘘、ついてないですよね」
「君は俺の大切な兄弟。嘘なんてつくわけないよ」

嘘だ。

「それと最後に一つ」

センセが膝に手を当て立ちあがった。鉛に片足を乗せふっと優しく笑う。
そして、最後に俺にこう言い残し姿を消した。

「蛍くんが、早く君に会いたいと言ってたよ…」


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´>ω<`)(←この顔文字むかつくwww

璃音様にせっかく貰った薬センセに食わせてしまったwwwwwww
いや、ごめんなさい(´^o^);:*:;でも楽しかった/(^O^)\(死んでこいw

今日も華麗に時間オーバーすみませ/(^O^)\(蹴
寝坊ですごめんなさい○| ̄|_はうぇwww○| ̄|_←
そしてお昼御飯食べに行く約束があってデニーズに向かうので…
鈴音さんのコメ返は帰ってきてからやらせてください(つд`)
そしてNO335は私です...|ω・`)間違ってしまってごめんなしあ><

大きな声でMOUSIWAKENAI!!!(←分かったから死ねw



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No.337 ニックネームは削除されました 05/11 19:41:13  削除依頼

*海咲 璃音*

現時点でソファに座ってる魁は楽しげに微笑んでいて
萩は呆れた顔で魁に話してるらしい。
柳は倒れてきた私を床に座らせ魁に何かいろいろ質問をしていた。

そして今一番哀れであろう私は地べたに力無く座り後ろにあるソファの
背凭れに身を任せうー…と唸っていた。
顔が熱くて周りの全てが見事に分身したように見える。

そんな世界を見ているだけで悲しくなってくるので良く長いと言われる足を
たたんで膝小僧に顎を当てた。

―――言う体育座りって奴だ。

自分の警戒心の無さに暫く項垂れた後桜色の携帯を開き、
震える指でキーを押した。とりあえず迎えに来てもらおうかな?

そう、秘密が口から洩れる前に逃げなくては。
刻にバレた時、正直殺しそうになったからさ←

震える指を押さえてメールを送信するとパクンと携帯を閉じた。


時折襲ってくる痛みに顔を顰め米神に手を添える。
…それと同時に毎回魁の押し殺した声が聞えて本当のこの場でさらし首に
してやろうか?…と怒りが湧いてくるのだが今が私にとって二番目に
ヤバい状態なのでなんとか感情を抑え込んでいるが……いいから誰か早く来い←

もう明日は家に引き籠ってようかな?
…ああでも綾との約束があるんだったわ……すっぽかそうかな←

そう言えば周りの声がよく聞こえないってパターンは久しぶりだなと
思いつつ顔を伏せた。

*////////////////////////////////////////////////////////////*

「はい、失礼しまーす」
綾達が半壊させて帰ったドアから声が聞こえた。
亜麻色の髪が雨の水滴で所々光り輝いていた。

「あ、璃音に指輪あげたえーと…………魁に似た名前の人!!」
大分耳だけは治ってきたようで音声だけは聞き取れる様になった。

「………馨?」
自分の声、随分甘ったるくなったなあと思いつつ
背凭れに手をかけ何とか膝をついて立ち上がる。

「あ、璃音いた。何処かの赤眼の糞馬鹿に炭酸飲まされたんだっけ?
大丈夫大丈夫、後でちゃんと殺しておくから。」



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No.338 ニックネームは削除されました 05/11 19:42:50  削除依頼

ペラペラ話した後と黒い傘を外においてニッコリほほ笑む馨。
その後機嫌を損ねた魁が馨と喧嘩腰で話し合っていたらしく
柳と萩はさり気無く此方に移動(てか避難)して来ていた。
てか魁に名前似てるのか?その前に柳は名前もろくに覚えてなかったのね←

「そう言えば璃音さ、色々聞かれた事正直に話したりしてないよね?
……簡単にいえば何か聞かれた?」

「ふぁ……ごめ、頭痛い……聞かれた事には答えるつもりだよー?」
「うわ、凄い今の璃音危険じゃん…璃音帰るよ」

……と言われた途端魁に腕を引っ張られる。

「聞かれた事には答える…か。じゃあ洗いざらい吐いて貰うしか無いだろ。
つーわけでお前帰れ」

「……魁何か凄い楽しそー……」
私の腕を引っ掴んでにやりと笑う魁を見てへらへら笑う私。
振り払おうとすれば振り払える…訳ないわな。
ケケッと悪魔のような笑いを今にもしそうな魁は見事に大胆不敵に
“あの馨に”そう言ったのだ。
…だって馨、怒ると怖いんだもん。

馨は一度驚いたかと思うとまた兄さんに似た黒い笑みを浮かべる。
「璃音に何聞くつもり?大体君何も分かって無いくせに生意気だね?
…あ、でもそっか。お前はそんな姑息な手段使わなくちゃ
璃音に何も話して貰えないもんねぇ。それじゃあ何も変わんないよ。
結果何かに頼る事せずに何も得る事が出来ない無力な人間なんだね」

フンッと鼻で笑って軽い見下し目線で魁に言う馨。
柳はパソコンの椅子の陰に隠れて状況を窺ってるらしい。

魁は馨の言葉に軽くキレたらしく私の腕を掴む手に力が入って痛い。
「ゃ、魁腕痛い……」

私の腕を握っている魁の手を押しやろうとしてそう呟いた。
すると急に腕を放されソファに先程と同じ様に投げられるように座らされた。

び、尾骶骨………orz

その後色々馨と魁が言いあいをしている時も私は
バレないように、バレないように……と静かに願い続けた。

+//////////////////////////////////////////////////////////////+



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No.339 ニックネームは削除されました 05/11 19:54:49  削除依頼

「チッ……璃音。後で帰る時メールは雅か姫倉さんにね。
多分車で迎えに来てくれると思うから。
……糞野郎、璃音困らせたらマジで殺す」

馨……伽羅、違うよ?←
私は無言のまま頷く。
きっと魁は勝者の笑みを浮かべて居るのだろう。
――――何かあったのかな。

――――――――――――――――――――――
はい、璃音の伽羅崩壊映像です←シネ
ってかニコッとタウンで希影さんの名前見つけてコメント
したんすけどアレ魁君の飼い主の希影さんですか?(殴

因みに璃音は雷と炭酸と○○○が苦手です←
璃音は炭酸飲むと力で無くなるので取り扱いにご注意をw
……普通の力無い女の子って、書きづらいわ(シネ


ユキ絵さん⇒
アレって本当は死なないらしいですよ←
私の場合はきっと痛くて痛くて即効で絆創膏www
でも出血量多くてすぐ絆創膏駄目になって結局失血死と言うヽ(^。^)ノ
兄より優しい姉が欲しい☆←
グミチョコ………べ、別々に食べたいな !(^^)!
あ、えっと44です←
因みに母親もですーb……今後ろでちくちく着物縫ってますね(・_・;)
よし、アートネイチャーの出番d←
カチューシャだとね、昔給食配るのも髪こぼれ無くて便利でしたw
璃音には白いリボンカチューシャかリネンですね(・´Д`・)←キモいwwなんですかそのラーメンの後ってwwww
するんですかね?……金の無駄だ←mt
えっと私と姉兄妹で四人ですーb
気が多い両親でしt(強制終了乙☆
春彦様はそうだな……よし、今や名もなき璃音のリーダーさんの
絵でもあげちゃおうかね!!←

鈴音さん⇒
大丈夫です、鈴音さんの設定は神様ですんでw
あう…適当にソレ過去編にうpしておきますねーb
何か文化祭ってジンクス多いですよね、満月の夜告白するとー…とか←
私的には三日月の方が好きなんですけどwww
あら、魁君踊ってくれるかしら(蹴
大丈夫です、上手じゃないんでwww
じゃあアレの次簡単なのにしましょうか。291の絵とかw
アレは一応魁君とかのイメなんでトーガ君も大丈夫…かな?
まあアレにひかない奴はいないですwww



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No.340 ユキ絵☆ 05/11 22:15:39  削除依頼

ほぁいっ!!バレッタ探して横浜まで旅に行ってました(´^o^);:*:;
1200円の可愛いリボンバレッタあったけどドケチな私に買えるはずなくorz
結局780円の蝶のバレッタで断念です…畜生、人生って厳しい...|ω・`)
おまけに帰り切符無くてしまってorz410円払わされて改札通れた(T∇T)
これだったら1200円のバレッタ買って切符なくさなければ…○| ̄|_

>>鈴音さん
うわあああい\(^o^)/昨日はチャットありがとうございました(`・ω´・ )
またお休みの日チャットできたら皆さんも一緒にやりましょうね\(^o^)/!
ああ…確かに試合アナウンス間違えると超恥ずかしそう><;;
大音量で間違いが流れると思うと…ほわわわ何かの恐怖症になりそ(((;´д`)))
放送部の方は良いんですけど演劇が…○| ̄|_皆仲悪くって疲れたwww
私KYなんで演劇部で仲悪いグループ2つあるんですけど、もうめんどいし
どっちのグループにも顔だしていてww乱入したりして超小崎の時があってww
その時はさすがにウザすぎて皆に苦笑されt(´^o^);:*:;けど気にしないww
っていうか!!その前に良く考えるとトーガくんが超一途ですよね><、
従姉弟なのにずっと想い続けてるなんて…私にゃ真似できん!!(おいww
いやいや何でもかんでも基本浮気大好きどぇwwww(7回死んで舞い戻る!
そう言えば輝が自覚する日も近いんですよね(*´Д`*)無駄に緊張する!!←
きっと自覚しても絶対素直にはならないんだろーな…><うっす、疲れる(何w



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No.341 ユキ絵☆ 05/11 22:16:07  削除依頼

さっくんと璃音様くっついたら馨くん怖すぎますよね真面目にwww(´^o^);:*:;
今日ので更に馨くんが恐ろしいのが分かった、そしてさっくんシマウマ(おいww
あ!そら進学するならマジで東京来た方が社会勉強になr(`・ω・´)!←
就職はwwまだ学生でいた方が私は良い気がしますけどどうなんでしょ><、
関東に進出したらリア友になりましょうwww色々案内します\(^o^)/!!
綾ちゃん健司くん似にリアルで惚れそうですよね><でも展開が面白くなる!←
惚れたとしても輝がもう一度自分に惚れてもらえるよう死ぬほど努力するので
まぁその辺は全く心配いらないと思われますけど(*ノω`*)ぬっふっふ←
でも意外にその健司くん似の子と気があったりするのも輝だったりしたり?←
何だかんだ言って嫌われながらも知り合いは多そうだww特に何かの店員の←


>>紫凛さん
え!!!やっぱり死なないんですか(´・ω・`)けど、精神的には死にそうで←
なんか手首切った瞬間青い脈がダレーンって垂れるイメージがあってwww
実際そんなにはならないと思いますけど超痛そう○| ̄|_想像しただけでry
出血多すぎて絆創膏じゃwwwwそれじゃただの赤いシールやんけ!!←
布団とかに押し付ければ血止まるんですかね...|ω・`)糊で貼る\(^o^)/
もしや紫凛さん「マシュマロチョコ」も別々に食べたい派ですか!?(何ぞw
あとは「アーモンドチーズおかき」とか(´^o^);:*:;んますぎるーー!!←
なんでも一緒こたに食べる私は食うのだけは早い自信がある!!(意味ないw
44て若Σ(゜Д゜ノ)ノ …ってありゃ、これ前聞いたっけ(^p^)(ぼけ老人乙
ちくちく着物縫ってるって可愛いwwwwちくちくって表現がツボッたwwwW
もうこの際私の成人式の着物をお願いしちゃいましょうかね(´^o^);:*:;



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No.342 ユキ絵☆ 05/11 22:16:24  削除依頼

私の学校で給食配る時はなんか白いキノコみたいな帽子被らされましたww←
先生にマジギレされるから帽子に前髪全部入れて宇宙人みたいになったよ!
んにゃΣ(゜Д゜ノ)ノ リネン…って、何ぞ(^p^)??(じ、時代遅れか??
ラーメンもっさもっさ食った後の髭はマジくせぇwwww嗅いだ事ないけd!←
前TVチャンピョンの大食い選手権で麻原彰晃並みの髭したおっさんが
凄い勢いでちくわ食べててもっさもっさww超臭そうで母ちゃんと発狂しtw
4人兄弟ですか!私のうちの丁度2倍ですね(´^o^);:*:;超楽しそう><
常に家に誰かいる感じですよね(`・ω・´)!?絶対暇にならなそう...|ω・`)
春彦の旦那が、プレゼントは璃音様のバニーガールの絵が良いらしいですよ!!
できたら、萩萎ちゃんと綾ちゃんもバニーガールにさせて!!って言ってます!
…っていうのはまだ内緒☆(いい加減にしよーかー殺すZOYっ☆



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No.343 鈴音 05/11 23:12:10  削除依頼

*一ノ宮 綾*

英語の授業も終わって時がたち、気づけばもうお昼の時間。
今日はつくってくるの忘れたから南と雅と一緒に学食です。
私立ってすごいよねー…学食のメニュー豊富すぎ;;
基本弁当だから久々なのよね、学食。

なんて思いながらみんなで頼んで席に着く。

「てかさー…ほんと綾って上手いよね」
「え;;何が」
「「演技」」

んでもって、なんで途中から来た南がそんなこと知ってんの…
って思ったけど、そうだ雅がいたんだ。

「演技って言われても…仕方ないじゃん?あーいうふーに
するしかなかったって言うか」

頼んだオムライスをつつきながらあたしはいう。

「でも、あのうつむきながらのThe女の子な感じは笑えたぞ」

お箸をあたしに向けながら雅はいつもの笑顔を見せる。
てか雅…いくらソフト部だからって日替わり定食+お蕎麦は多くね??

「どー考えても綾のキャラじゃないのに。他のみんなは
綾さんってあんな面もあるんだーってキラキラしてたらしいじゃない」

南は購買で買ったパンをほおばりながら言う。
んなことあたしに言われても困るんですけど…。

「んなこと言ったってみんなが勘違いしてるだけだし…。
それになんであたしにファンクラブとかあるのよっ!!
まずそこからしておかしいってっ!!」
「でも確か雅にもあったよねー」
「綾ほど大規模じゃないが…ソフト部ファンの子がな;;」

そりゃ雅のその性格じゃファンクラブあって当たり前でしょ…。
それでいてソフト部のエースだもんね…。

なーんて話をしながらご飯を食べ終わり、食後のデザートにうつったときだった。

「てかさぁ、ぶっちゃけ綾って灰塚くんとどうなってんn「ゴホッ!!」

いきなりの南の問いにあたしはむせてしまう。
よかった、ゼリーでもこんにゃくゼリーとかじゃなくて…。

そんなむせているあたしの横で雅が誰だ?なんて質問してて
南が綾のバイト先の人なんて和やかにこたえてる。
おいおいおいっ!!いきなり何で恋バナ的方向に行くかなっ!!



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No.344 鈴音 05/11 23:13:04  削除依頼

「なーんかいい雰囲気なのに今一つこう面白みに欠けるって言うか…」
「人の恋に面白みを要求しないでほしいんですけどー」
「え?綾の恋を面白がんなくて誰の恋をおもしろがれって言うのよ」

ちょっと…この人マジだれかどうにかして(泣

「へぇ…綾が恋…。ファンクラブが知ったらどうなるかな」
「頼むから、あんまり大声でそう言うこと言わないでよ…?
てか、何でそう言うことあんたは言うのよっ!!」

そう言って南をびしっと指さす。
だってこんな人が大勢いる学食でしかも生徒会メンバーが
全員そろってるってなれば誰が聞き耳立ててるかもわからない。
きょろきょろあたりを見回したがみんな自分たちの話に夢中か
遠くから見ているだけでちょっと安心。

「え?ただ単にあんたの反応がおもしろいから」

さらっと言った南の一言にあたしの頭がフリーズ。
あぁ…そうだ、こいつはこういうやつだった。

でもどうにかして話をかわさないとっ!!
もっとやばい方向に話が進んでしまうっ!!

「そっそう言えば南は恋してないの?」
「してないわね。てか相手がいない」
「南についていける奴はそうそういないと思うが;;」

雅…その意見すっごい共感できる。
南の彼氏って言ったら、南にいじられるMな感じか
南よりも1枚上手な人しか思い浮かばない…。

「そういう相手を探してるのにいないから問題なんじゃない。
いつになるかしら…あたしの恋」

知らないよそんなの…。



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No.345 鈴音 05/11 23:14:39  削除依頼

「てか、あたしの話は置いといてー、雅はどうなのよ」

そう言って食べていたイチゴポッキーを雅のほうに向ける。
よかったあたしにまた話が回ってこなくて…
なんて思ってると雅がさっきのあたしみたいにむせる。

はっはーん…。雅もいるのか…

「あっあたしがそんなもんするわけないだろ!?」
「「雅…あんた反応可愛すぎ」」

普段男っぽい雅が恋の話一つ振られただけでこんなに慌てるなんて…
マジツぼるわっ!!雅っ

「~っ///いないったらいないっ!!」
「雅…素直になったほうが南が後から怖いわよ?」

そう言って憐れみも込めて雅を見ると雅は口元をひくつかせた笑顔のまま
あたしから南の方に目線を移動させる。
それと同時にあたしも南のほうを見るとにっこり笑顔でどこかオーラがすごい
南の姿がそこにあった。
なんかもう「さっさと話しやがれコノヤロー」的なオーラが見える…。

「まぁ、話さないって言うならこっちから当てさせてもらうわよ^^」
「うっ…」

あっほんとに当てそうで怖い。

「雅がそこまで教えたくないってことはあたしたちがよく知る男子ねー。
そうなると一般の生徒はもう無しになるし、そうなると生徒会の2人しか
選択肢がなくなるじゃない??んでもってあんなに否定するってことは
普段邪険に扱ってる人間…ってことでもうわかるわよね綾」
「まさか…圭吾??」
「っ…///」

南の見事な推理にピンと来て、まさかとは思ったけどナルシストバカの名前を出してみる。
すると、言葉を詰まらせて普段の雅からは想像もつかないような真っ赤な顔をして
口元を押さえる雅。
それを見てやっぱりという顔をする南と驚きを隠せないあたし。



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No.346 鈴音 05/11 23:15:51  削除依頼

「えっ、でも何で??いつもあんなに邪険にしてるのに」
「///あたし自体あーいうナルシストバカなタイプ大っきらいだったんだよ。
そりゃもう、生理的に受け付けない勢いで」

それはちょっとかわいそうよ?
いや、でもちょっとわかるけどさ…。

「でも、友達の付き添いで男バスの試合を見に行った時にあいつを見つけて、
普段バカばっかやってるのにバスケの時だけは真剣で、そしたらあいつのこと
見る目が変わってきたって言うか…なんつーか///」
「ジー・エー・ピーね」
「??何それ」
「GAPよGAP!!」

いちいち日本語っぽく言わないでほしいんだけど…。

「でも、態度なんてそうそう変えれないだろ??しかもあいついつもあたしに
付きまとうけどあれが本気なのかすら怪しいし。あの言葉をうのみにして
実はからかってるだけだったとかなったらすっごくあたしバカじゃないか」

いや…それはないと思うんだけど…。
あいつナルシストでバカで他の女の子も口説いてるように見えるけど
なんだかんだいってあーいうふーに言ってるの雅だけだし…。

そう思って南を見ると同じことを考えてたようで南とも目が合う。
まぁ、でもこういうことは敢えて言わない方がいいよね…。

「だから、あいつのことは好きかも知れないけどあいつの言葉は簡単には信用しない。
もし、他の女の子と同じようにあたしのことも考えてるんだったらあたしは
あいつのことを諦める。というかこんな風に考えられる時点でまず
恋してるとは言えないんだよ。きっと」
「確かに、あんなふうにかるーく毎日好きだって言われても信用ならないわよね…」
「だから、あいつのことは気になってはいるけど、好きではない。
そう言うことにしといてくれ」

そう言った後雅は、「初めて女の子に恋バナなんてしたぞ」とはははっと笑った。
その時の雅の表情は、笑ってるけど笑ってなくてでもなんか楽しそうで…
なんていったら分かんないけど『恋してる女の子』の表情だった



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No.347 鈴音 05/11 23:43:11  削除依頼

はいっ!!1人だけ翌日に進んじゃってる鈴音ですww
でもこの恋バナで時間稼ぎあるんで気にしないでくださいっ!!
そして璃音ちゃんのとこ行く前に部長につかまり、テニス部の
助っ人する予定ですのでその辺もあるのでww

てことでコメ返☆
紫凛さん≫なんですかそれっ!!あたしが神とかマジないことですからww
ほんとですか!?すっごく嬉しいですっ♪
てかあたしがバカなばっかりに…すみません(泣
ジンクスって言うか…ネームカードみたいなのを配られるんですよ。
それを男子から女子に渡して「Will you become my partner this evening?」
(今宵、私のパートナーになってくれませんか)とお願いしてそれで
OKもらえたら晴れてダンスパーティーにと♪
今まではこれのキャンプファイヤー版だったんですよww
あっもし返事がだめだった場合、それ用の人たちの部屋が用意されてて
そこから相手を…って感じですねww
そこはどうにかして踊らせますからww
イヤイヤっ!!ほんとあたし絵が超ド下手何で;;



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No.348 鈴音 05/11 23:43:23  削除依頼

ユキ絵☆さん≫いえいえっ!!こちらこそありがとうございました\(^o^)/
また来週にでも良ければやりましょーね♪皆さんも☆予定が合えばいいですねぇ(汗
超恥ずかしいっすよ(泣
しかも夏の大会とかひと多いっΣ(°д°ノ)ノって感じでマジ(泣
あー…それはちょっとめんどいですね(-д-;)
ユキ絵さんが気を使わなくちゃいけない状況になってるなんて…
あたしがどうにかして喝をっ!!!!←
そんなの気にしない精神のトーガなんでww
まぁぶっちゃけ恋に近い憧れだったという落ちでもいいかなとかww
そうですよーwwもう少しでひかるくん自覚しちゃいますよー♪
その素直にならないとこがまたひかるくんらしくてあたしの萌え的
ポイントを突いているわけでして(笑
今回のでもちょっと恐ろしい感じでしたからねー(汗
でも、やっぱりあたしとしてはどんなことが合っても2人にはくっついてほしいww
魁くんシマウマwww←殴られる;;
ですよねーwwやっぱり大学生やってみたいですよねーww
あっそしたらマジでいろいろ案内お願いしますっ!!
電車とか電車とか電車とか…(おい
こっち電車なんて『東北本線』が一番大きいので後ほとんどないですからww
展開面白くさせるために投入しますよ(わはっ決定!?
というか性格似てないけど、眼鏡外せば似てますね的な感じにして~ww
あっちなみに新キャラはちょっとこれ以上はあたしの許容範囲を超えそうなので
悠斗君にしちゃおうかとちょっとリアルに考え中ww
そすれば、学校にひかるくん編入生としてはいってくれるかななんておい
大丈夫ですよっww最終的にはきちんとひかるくんに惚れさせますww
そうそう、最終的に2人はいい友達みたいな感じにww



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No.349 ユキ絵☆ 05/12 10:18:38  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「言われた通り餌3人用意したら肩凝っちゃいマシタ」

樹海。

俺の状態。上半身、半裸。靴は穿いていない。鉄製の椅子に腰かけている。
椅子の背から天に向かい2メートルの棒が一つ伸びている。
棒の先に取り付けられた電灯が俺とその周囲を照らしている。
自分の爪先を見ている。赤黒の爪が15センチ程伸びている。
腕が椅子の背に回されている。手首は縄で縛られている。
上半身と椅子を長鎖環で巻きつけられ固定されている。故、腕は動かない。
左足も椅子に長鎖環で固定されている。しかし右足だけは自由だ。
頷くよう首を動かした。
喉元辺りまで伸びた二つの牙が鎖骨に当たり皮を斬った。

準備は、整っている。
これから俺が何をするか想像するだけで武者震いしそうだ。

「先輩も困った人デス。今何時だと思ってるんデスカ?3時デスヨ。3時」

切断が完了したのか。

着ている赤いシャツを嫌々絞りながら、照平が声を落とした。
まるで水を入れたコップをひっくり返していくかのように、
照平の赤いシャツから赤い液体が草の上にボタボタと降っていた。

それすら草にくれてやるのは勿体ない。

「さっき先生に何言われたか知りませんが
こんな時間に"発作"なんて…よっぽど蛍くんの話が苦手なんデスネ」

蛍。その名前に長鎖環を斬り照平を殺そうとした。
だが餌を貰えなくなるわけにはいかない。

「…って言っても俺の声なんて聞こえねぇか。今は食人鬼だもんなお前」

照平が俺の牙を静かに撫でる。そしてせせら笑い。
油断しているのか片言キャラを忘れているらしい。つくづく哀れな奴だ。
俺はこの姿だがまだ頭が悪くなったわけではない。きちんと理解している。
センセに言われた内容も全て覚えている。…夕飯の記憶も、残っている。

「全部聞こえてるぞ…食われたくなきゃさっさとしろ」
「にゅん?あれれ、僕の声まだ聞こえてマシタ?そりゃごめんなサイ」

照平が一人目の餌の髪を掴み持ち上げた。若い女の首が地面を離れ宙に浮く。
聞いたところによるとこの女、俺が夕方交番まで送り届けた妊婦らしい。
だがそんなこと俺の知ったことではない。餌が食えればそれでいい。
 



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No.350 ユキ絵☆ 05/12 10:19:05  削除依頼

 
女の髪を掴んだ照平が、女の顔面を俺にそっと近づけてきた。
女の鼻先が俺の鼻先に触れた。思わず生唾を飲んだ。
唯一気に入らないのは女の拡大した瞳孔が俺の目を捕え離さなかったこと。
気に入らない女のその両目を、牙の先で器用に穿ってやった。
本来眼球は丸いはずだが、俺の牙により女の瞳の形は早速失われて
フォークで突き穿られたゆで卵のように地面に落ちて行く。

それの一部が俺の腿の上にも落ちてきた。ぬるくて不快だ。
おまけにそのせいでズボンが汚れた。まぁ、どうせいつかは汚れるが。

「アハハ、流石先輩!良い食いっぷりデス!美味しいデスカ?」

女の右頬を切り裂き口に含むと、それだけで照平が喜んだ。
けど一々相手にしてる暇はない。調子に乗ってうるさくなるのが落ちだ。

露出した歯と歯茎の間に牙を刺し、邪魔な右奥歯を一つ残らず毟り落とした。
歯が生えてあった箇所に連続で穴があいている。
その穴にするりと舌を伸ばす。一つ一つの穴から血液を収集するよう舐めた。
べちゃ。嫌な音がなった。歯齦から出た血液が俺の舌を流れ食道を通った。

……相当不味い。これは食うべきものじゃなかったようだ。

「やっぱこの牙スゴーイ!骨まで砕いて食ってるし面白っ」

一人目を一滴残らず食い終わり、二人目の上腕骨を噛み砕いてる時
照平にデジカメで写真を撮られた。二人目の餌は中年の男だった。
焼いてない生の状態で餌に牙を当ててるため、既に身体中が血まみれだ。
家に帰って風呂に入らなきゃとてもじゃないけど仕事には行けそうにない。

「あ、リナさんが出てきそうになったら早めに言って下サイネ。
まぁ食人鬼になってしまった貴方に薬打つなんて出来ないですケド」

照平が地面に落ちた一人目の餌の眼球の欠片を食べた。
信じられないほど不味かったのか結局吹きだして苦笑していた。
普通の人間がそんなもの食ったって美味くないというのは当然のことで。
頭が悪いと色々苦労するな。

「それと死にたくなったら早めに言って下サイ」

照平が二人目の餌の頭をリフティングして俺の脚元に蹴り飛ばした。
そして「サッカー」と言って爆笑していた。何が面白いのか理解できない。
 



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No.351 ユキ絵☆ 05/12 10:19:21  削除依頼

 
飛んできた餌の頭を、自由が利く右足で少しだけ自分の元へ転がした。
餌の口から垂れた舌を、伸びた赤黒い爪で刺し椅子の脚に向け引いた。
餌の舌は引きちぎれたが、地面に落ちたこの頭をどう食えばいいんだ?
まさか右足だけを使って自分の口元まで運べなんて言わないだろうな?

考えるだけで嫌になって涙があふれ出た。
俺の目から頬を伝う筋が口の中に入り鉄の味がした。筋の色は、紅色。

「にゅん?一々泣かないで下サイヨ。赤色の涙なんて気持ち悪いデス。
でもやっぱり食人鬼の涙って最初は血なんですカネ?…ん、鉄の味だ」

地面に落ちた頭を両手で抱え、俺の顔前まで持ってきた照平。
そして俺の頬に伝う涙を一度だけ舐めると顔をしかめてそう言った。

「いい加減うるせぇんだよ。黙れ」
「にゅん?あーはいはい、精々頑張って食事に集中して下サイ」
「飲み物を用意しろ」
「注文が多いデスネ。僕ってシェフとか向いてる気してきマシタ」

二人目の餌を食い終わった。あまり美味くなかったから下半身は残した。
そろそろ喉が乾いて飲み物を用意してもらうことにした。

飲み物には三人目の餌を使う。5歳くらいの子供だった。
照平が手動コーヒーミルに子供の指を一本入れる。ハンドルを回す。
がりがりごり。コーヒーミルがぶっ壊れないか不安になる音が鳴った。
それを両手の指10本分繰り返し、底の深いコップに挽いた粉を入れた。
水でも良かったが気分的にコーヒーが飲みたくて、
粉を入れたコップの中に、用意していた缶コーヒーを注がれた。

「これって最初から缶コーヒー飲めば良かったんじゃないデスカ?」
「挽くのと挽かねぇのじゃ味が大分違う」

コップを口元へ運ばれた。
手抜きだからかコーヒーと指の粉がちゃんと混ぜられてなかった。
だから舌で混ぜてやった。頷いて合図を送ると照平に液体を流し込まれた。
時々舌に触れる粒が良かった。挽く時は若干粗いくらいが良いらしい。
骨が喉に痞えた。ああ、指入りコーヒーを全部吐き出してしまった。
まぁ良い。早く最後の餌を平らげてやろう。
 



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No.352 ユキ絵☆ 05/12 10:20:19  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「……って、うお!?」

目覚まし時計を見ると、既に午後5時を回っていた。
この時点で大大大遅刻が決定しているわけで。人生が終わっているわけで。

「嘘だろ!?俺がこんな寝坊とか!!高血圧なのに!!」

昨日風呂に入ってそのままにしていたせいか床が血だらけだった。
…けど、これ拭いてたら更に遅くなるよな。
糞女が夜家に来る前に…なんとかして拭ければ良いんだけどよ…。

「取りあえず出る支度するか…!!照平ー!!糞インコの餌!!」

壁に向かって照平に怒鳴りつけといた。
これでもし照平も「まだ寝てました」的なこと言ってきたら蹴り飛ばす。
まぁ寝たの朝の7時だったから…まだ寝てるなんてことまずねぇか。

「糸切り歯も短くなったし…爪もOKだな」

風呂場の鏡で牙がなくなったのを確認し、服を着替える。
おっと、台本忘れたら話にならねぇよな。
まぁ今日は来るの遅すぎて台本持ってても何の役にも立たないだろうけど。

携帯を見ると春彦からメールが30件と着信が152件着ていた。
…なんか。行きたくなくなった生きたくなくなった。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´^o^);:*:;

全部MOUSIWAKENAI!!!!!!!!!!

カニバリズムうへえええええい\(^o^)/(変人乙
輝の食人鬼の話はもう少し過去編を進めてから…と思ったけど
我慢できずにちょろりと大きくネタバレ爆弾投下!!!(おいww

そして翌日の17時過ぎまでワープさせましたwwwww
まさに、時を超えたーー!!って感じですけどもwworz
これから仕事場に行くまで色々するんで時間稼ぎます...|ω・`)←

ってことで!ちょい朝ごはん食べに行ってきます(`・ω´・ )(死ね
 



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No.353 ユキ絵☆ 05/12 12:14:39  削除依頼

サポ校うざい…○| ̄|_
てなわけで!コメ返しさせてください○| ̄|_!


>>鈴音さん
是非来週やりましょ(^p^)皆さん時間どうですかね(´・ω・`)
私は暇人なんで塾の時間等色々変更できると思いますけど\(^o^)/!
夏の大会は...|ω・`)確かに人が多そうだそういうとき><、
人が多いと逆に緊張して間違えたりしちゃいますよねそういうのって(泣
なんか最近演劇部で仲悪いグループが2つだったのが3つになってきてww
私と私の親友はどのグループにも属してるKYなんですけどね(´^o^);:*:;
ただ皆自分のグループに引きずろうとしてくるからもう疲れちゃってorz
トーガくんは実際の所今胡桃ちゃんをどう思ってるんですかね(^p^)!?
綾ちゃんが憧れだとするとやっぱり好きなのは胡桃ちゃんかえ!?(うぜw
いや、今回の記事で書いたとおり輝が食人鬼ということが綾ちゃんにバレたら
自覚したところで拒絶されてしまうとヒヤヒヤしてる私がいます...|ω・`)
隠し通すかカミングアウトするかどっちが良いですか(・∀・)!?(聞くなw
リナさんの件は必然的にカミングアウトになると思いますが><、
食人鬼の件は…^^;綾ちゃんが物凄く怖がるというか嫌いそうで○| ̄|_
色々問題かかえてる奴でホントごめんなさい○| ̄|_すぐ殺してきます(をいw
璃音様とさっくんの結婚式がみたい(´^o^);:*:;さっくんオールバックで←
そしてもうさっくんがシマウマにしか見えなくなt(´^o^);:*:;(コラwww
この際シマウマのプリントが入ったTシャツとか着せたら可愛いかmwww←
お!電車ですか\(^o^)/京浜急行ならまじで任せて下さい(^p^)(京急かいw
横浜駅西口なら結構な頻度でうろついてるんで突然声かけてくだs(無理w
やぱ悠斗くん健司くん似にしちゃいます(´>ω<`)!?はうぁああ楽しみ←
いや今から悠斗くんをライバル視してて良いですかね?眼鏡ありな状態でも←
輝編入させますか真面目にwwあ、でもバカすぎて学生は厳しいぞwww
そっか、編入試験に落ちて学食でアルバイトさせゆ!食道のおばはん!(何w
何が合っても輝は綾ちゃんをずっと待ってます!ハチ公のように!(うるせw
だから綾ちゃん、浮気、絶対らめ`;:゛;`;・(゜ε゜ )!!!!(自☆重



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No.354 ニックネームは削除されました 05/12 17:36:55  削除依頼

すんません、今日急に39度熱が出てorz
この文章じたい打つのちょっと大変なんで泣き泣きお休みします(/_;)
お詫びに幼き楓様を置いて行きます....

か、可愛がってやって!!(絞殺

ああもう楓様膝枕してくださ(教育的指導
明日復帰出来たら……OTL
そして15日中間とかもう全国の学校消え失せr(mt



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No.355 鈴音 05/12 23:00:06  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「でも、ほんとあのナルシストバカなんなのかしら…」
「だから、いいんだって。あいつのことは好き…だけど
あいつのことは信用しない。てかできない」

呟いた南に雅が苦笑いで返す。
好きなのに素直に好きになれなくて、信用したいのに信用出来なくて
雅はこんな性格だから人に恋バナも出来なくて…
どんだけ我慢とかいろいろしてきたんだろ…。

そりゃ圭吾にもいろいろあってそう言う風になっているのかもだけど
こんな雅見てると…なんかね…。

「雅…」
「ん?なーにそんな泣きそうな目で見てんだよ。
あたしは平気だってwいっつもこんな感じだし」
「でも好きなのに信用出来ないってつらいわよね」
「んー…でも慣れた。慣れればこんなの平気だ」

そう言って笑う雅にまた胸がキューっと苦しくなって
圭吾に対して漠然とした怒りがこみ上げて来て…。
あいつだって本当に雅のこと好きなはずなのに、
なんであんな態度でしか口説かないんだろ…。

なんて思ってると一瞬寒気がしてあのアホっぽい声が学食に響いた。

「みーやーびー♪今度の土曜日部活オフなんだって~??
だったら僕と映画にでも「うっさい、黙れ、暑苦しい」
「…いつにもましてひどいね…雅」

花を飛ばしながら駆け寄ってくるナルシストバカを
いつものようにバッサリ切り捨てる雅。
そして○| ̄|_て言う感じになってる圭吾。
いつもの光景、いつもの2人。だけどやっぱり恋バナしたあとだと
どうしても雅が不憫に思えてきて…。



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No.356 鈴音 05/12 23:01:02  削除依頼

「どうしていつもそうやって僕の誘いにのってくれないんだ??」
「お前なんかと外歩く暇があったら自主練したほうが100倍ましだ」
「…ひどいなぁ~…」

ちょっと回復したかと思うとまた切られ、床にのの字を書いてうずくまる。
そんな圭吾のところに1人の女の子が駆け寄ってきた。
確か…圭吾ファンのリサちゃん。

「けーいーごっ♪まーた振られてんの??」
「んー?リサちゃんかぁ…そう、また振られたの」

圭吾の背中に抱きつくようにして肩から顔を出す。
そのせいか妙に2人の距離が近い。

「んじゃあそのチケットもったいないしぃ~。リサと一緒にいこッ♪」
「んー…そうしよっかなー」
「ねっそうしよそうしよっ♪」

なんて会話を繰り広げるぶりっこ女(※注リサちゃん)とナルシストバカ。

「……ど、……だな」
「え?」
「悪い。部室に行かなきゃいけないから先戻るな」

隣にいた雅がぼそっと呟いて食器があるトレーを持ってドアのほうへ向かう。
南と顔を見合わせる。どうやら南も聞いていたみたいだ。


――確かに断ったのはあたしだけど、ツライもんだな…


 



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No.357 鈴音 05/12 23:01:54  削除依頼

雅のその言葉と苦しそうな表情が脳裏にこびりついて、
未だにじゃれあうバカ2人に漠然とした怒りを覚える。

あたしはつかつかと2人に歩み寄り女のほうを引っぺがして圭吾の胸倉をつかむ。
そして…力いっぱい殴った。

「~って!!いきなり何するんだよっ!!」

見事に飛ばされ、尻もちをつく圭吾。
あたしはまた歩み寄り圭吾の胸倉をつかむ。

「ちょっと面貸せ。このナルシストバカ」
「へっ?あっ…えっ!?」


困惑している圭吾の胸倉をつかんだままあたしは
圭吾を引っ張って、南を連れて生徒会室へ向かった。

――in 生徒会室

生徒会室についた途端床に圭吾を投げ飛ばす。
すると、またうまく体勢を取れなかった圭吾が尻もちをついた。
その前にあたしと南が腕を組んで仁王立ちする。

「なんのようだよ~。2人してそんな怖い顔してっ」
「圭吾…あんたまた投げ飛ばされたい?」
「真剣に聞きなさい。これじゃかわいそうだわ…」

普段と違うあたしたちに気付いたのか圭吾は口をつぐんだ。

「あのさ、ひとつ聞くけど…あんたほんとに雅のこと好きなの?」
「そんなの聞くまでもないだろ!?こんなに好きだっていうオーラ
毎日だしてるのに…」
「じゃあなんであんなに毎日好き好き言う必要があるの??」
「言わないと伝わらないだろ??」
「じゃあなんで他の子とデートに行こうとするの?」
「あれは雅に断られたからで、自分から誘うことなんてめったにないって。
てかほんと2人どうしちゃったわけ!?」



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No.358 鈴音 05/12 23:02:45  削除依頼

手を大げさに振って身振り手振りで自分の言いたいことを
伝えようとする圭吾。
分かってないのかしら…なんで怒ってるか…。
まぁ分かられても困るんだけど。

「あんなに毎日好き好き言ってたら伝わるもんも伝わるわけないでしょ!?
あんたねぇ女の子にどんなイメージ持たれてるか知ってるの??
『来るもの拒ず、去る者追わず』思いっきり遊び人なイメージなの。
雅にもあんなんじゃ伝わってないってわかってるんじゃないの??」

南も激怒し、一気に言いたいことを言う。
するといつものあの明るい声がなくなり、圭吾はうつむいていた。
…え?やっぱ言いすぎた??

「仕方ねぇじゃん…」
「「へ??」」

うまく聞き取れなくてすっとんきょな声を2人であげると圭吾が顔をあげる。
その時の圭吾の顔は、いつものあのニヘラとした笑顔じゃなくて
すごい真剣で目がぎらぎらしていた。

「仕方ねぇじゃんか。俺、あーいうキャラになっちゃってるし。
確かに毎日言ったって本気になってもらえないのかもしれないけど
俺、バカだからあーいう風にしか伝えられねぇんだよっ!!
一回真剣に言おうとしたよ??したけどさ、邪魔は入るし冗談にしか
受け取ってもらえねぇし。もうどうしたらいいかわかんねぇんだよっ!!」

いつもの”僕”から”俺”に一人称が変わって気持ちを精一杯吐き出す圭吾。
言えるじゃん。こんなにちゃんと自分の気持ち。

「変にキャラ作んないでそうやって素直に言えばいいんだよ」
「そうよ。あのナルシストキャラよりこっちのほうが断然真剣味が増すわ」

ふうと息をはいて圭吾を見る。

「てか、あの映画雅見たがってたわよね~…」
「そう言えばそうよね~…どっかのバカがちゃんと誘えば行ってくれるかも知れないのにねぇ…」
「!?おっ俺…いってくるっ!!!」

ちょっと演技が入ったあたしと南の言葉をうのみにした圭吾は目を見開いて
映画のチケットをギュッと握りしめて生徒会室を出て行った。

さぁ…あとは雅が素直になるだけ…ね。



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No.359 鈴音 05/12 23:19:20  削除依頼

雅ちゃんの恋バナ編いかがでしょうか??
次はこの後は雅視点で書こうかなとww

てかてか、紫凛さん大丈夫ですかぁ!?
ちょっ39度って;;保健所ー!!保健所に連絡しなきゃ―!!
てか楓さん萌え的なww
ちょっこの子マジもらっちゃっていいっすか!?←

ユキ絵☆さん≫やりましょやりましょっ\(^0^)/☆
あたし基本的夜しか無理な人間なんで○| ̄|_
あぁぁ…部活がなければできるのに…その日に限って遠征(泣
超多いですよっ!!しかもブラバン応援とかすごいとこが来たら
自分の間違い確認できなくてちょっ困るんすけど!?みたいな><、
うわぁ…それは超疲れる;;
でも、そんな人たちの色に染まらないでっ!!ユキ絵☆さんはユキ絵☆さんらしくっ
頑張ってくださいッ!!!
トーガは今はまだ綾にLoveな状態なんですけどー…
この依頼を通して憧れってことが分かって、胡桃ちゃんを意識し始める
って感じにしようかなって(^p^)
あっでも綾姉ちゃんは誰にもあげない☆精神はまだまだ継続中ですので
ひかるくんに対してはライバル意識続くと思います(∀)
食人鬼のほうはメルのとーりでwwお任せくださいb
んでリナさんの件は流れでユキ絵さんにお任せいたしますよぅ♪
メルでも言ったと―リ綾はどんなひかるくんでもひかるくんにどんな過去があっても
受け入れる準備はばっちりなのでっ!!!
やべぇ超見てぇwww(´^o^);:*:;
魁くんにシマウマのTシャツ…なんかツぼってしまいましたっ(∀)w
もう、電車なんてこっち30分に1本ですから\(^o^)/
ビックリでしょ??(^p^)w
もちろん声掛けさせていただきまs(おい
しちゃう感じにしちゃいますよww
良いっすよいいっすよ♪てか悠斗は恋心がありつつ、それを自覚出来てなくて…
生徒会で活動するうちに好きになるけど、ひかるくんのことを南と話してるのを聞いて諦めようとして
でも記憶のことがあって以来、”健司”としか見られてないけどそれでもいいと
なんかそんな不憫な子を演じてもらおうかなと…。
最終的にはひかるくんに奪ってもらう予定でww
学生のほうはお任せを☆南さんが理事長に頼んで特待にしますから(^^)
浮気…しないとは限りませんよっ←ぇ
だから、悠斗からも健司からも奪って見せてっ!ひかるくんっ!!



guest

No.360 ユキ絵さんの携帯 05/13 09:43:36  削除依頼

ほわΣ(゜Д゜ノ)ノ すくーりんぐなのに寝坊した!!
投稿記事半分出来てますけど流れ的に微妙になりそうなんで
明日纏めて投稿させてください><、ごめんなさい○| ̄|_それでは走ってきますorz



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No.361 ニックネームは削除されました 05/13 19:33:52  削除依頼

*海咲 璃音*

「……………」

柳はパソコンの前の椅子に腰かけていて、
萩は私の右斜め上に立っていた。魁は私の隣に腰かけて居る。
そして私はと言うと座らされたあと上を向いて腕で目を隠している状態で。

少しは楽になってきたもののかなりダルい。
てか考えてみれば雅と麻貴に電話するのって自殺行為だよね←

魁は未だ楽しそうに私を見つめている。
………ああ、もう帰りたい。

「で?他の弱点は?」
「…魁、単刀直入にそう言うな」

ニヤリと魁が笑いそう私に言ったかと思ったら
萩が眉間に皺を寄せたような顔をして魁に言う。

「……薬」
ポツリと呟いた言葉に軽く目を見開いて魁が此方を向いた。
―――勿論、萩と柳も。

「シンナーとかじゃなくて……普通の、風邪薬……とかは…駄目。
兄さんが言ってたんだけど…あたし…兄さんが処方してくれた薬じゃないと
効き過ぎちゃうんだって。逆に熱、出たりとかしちゃうんだって。」

呂律が回らなくてやたら句読点が多い←
そう言えばマスターに風邪薬のまされた時大変な事になったっけ。
……そう、飲む前に確か夢を見た気がして―――――。
…なんだったっけ←おま
でも…何か悲しかった気がした。―――それだけ。

思い出そうとすればするほどに頭痛が増して頭が割れそうになる。
「…っごめ、本気で何かもう………」

意識が遠くなりそうで軽く手を握るが手が悴んでいるような感じがして
力が入らない。

「そー…いえば……あの仕事忘れてたよ........平家さんに…怒られそ」
もはや独り言と化した言葉に三人は疑問符を浮かべた。

「…?璃音、あの仕事って?それと平家って誰?」
柳が私の右横の背もたれ辺りに手をかけ私の顔を覗きこんだらしく、
指の間から差し込む光が微妙に人の形となった。

「…『コード:ブレイカー』……存在…………しない、者――――」



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No.362 ニックネームは削除されました 05/13 19:35:40  削除依頼

裏抹殺組織『コード:ブレイカー』。
時々"存在しない者"と呼ばれているらしいが。

私がゆっくりと意識を離そうとする刹那、半壊しているドアを見事に
蹴り飛ばして入って来たのは――――見えなかった。
…私のまぶたが閉じる方が少し早かったようだったのだ。

///////////////////////

*宝城 雅*

あら、はじめまして♪
知ってる人は知ってると思うけれど……今丁度有希のボウヤに
お使い頼まれてるのよ。…愛しの璃音ちゃんを奪還屋から奪還しろって。

あたしは青い屋根に目を付けた後もう一度早足で歩き始める。
雨の日でもタンクトップに短パンな私ってすごいわよね~♪←

そうして自己満足みたいなことを何回か繰り返しているうちに
ダークブラウンのドア―――金具が壊れて中が見えてる―――から
そっと中の様子を窺い、半壊していたドアを蹴り一発でぶちのめす。

「はぁーい♪アクセサリー店『blue cross』でーす。
この度はあたしの店で働いてる璃音ちゃんの御迎えに上がりましたー♪」

右手で完全に崩壊して木屑となった残骸を退け、
左手を靴箱の所に置いてへらへら笑ってあげる。

璃音ちゃんから貰った(あたしが作り方教えたけど)青い薔薇と十字架の
イヤリングが耳で踊る。

「えー…と。まあ怪しい者じゃないんでとりあえず彼方達その
物騒な武器達しまってくれないかしらー?」

静かに寝息を立てる璃音ちゃんを起こさない様に若干小さめの声で
あたしは呟いた。…だって寝顔も可愛いもん☆

「…いや、お前十分怪しいんじゃないか?」
黒髪ミディアムの可愛い女の子――情報によると鞍川萩萎ちゃんね――が
眉間に皺をよせて私を見つめる。

「そうだよなぁ。キレイなお姉さんが何でドア壊せるんだ?」
山吹色の髪した男の子…確か瀬戸柳クンかしら。
その子は武器をしまってはいるけれど警戒心は薄らいでないみたい。

「いや、その前にとりあえずお前誰だよ」
…ああ、この子が。
生意気でウザくて俺様ナルシストの桜田魁クンか。



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No.363 ニックネームは削除されました 05/13 19:39:14  削除依頼

「自己紹介?あたしは宝城雅。璃音ちゃんとは初代万屋メンバーの仲間兼
『blue cross』の仕事仲間って所だけど……もしかしてそこの赤眼クンは
ココの初代メンバーだったりするの?…ってまあ知ってるんだけど」

さらさらとぺらぺらと言葉を流す。
なんだっけ、準が言ってたのよ。女のくせに強い奴が居るって。
男の方が尻にしかれ気味だって←
…ってか目を見開いている赤眼クンが居るんだけどw

「お前…本気でなn「まあ今回はそんな話はする気無いわ。
タイムリミットよ。璃音ちゃん連れて帰らなくちゃいけないから
それに人に頼り過ぎちゃあいけないわよ?童顔ボウヤ☆」

そうウインクして悪戯してあげる。
すると赤眼クンは顔を引き攣らせ凄まじいほどの殺気を放っている。
……余程気にしてるのね…よし、璃音に教えてあげよ←まて
数メートル先にある車まで大切に運んであげなくちゃねぇw
…まあ赤眼クンはまだ納得行かないみたいだけど。
あたしはヒールを玄関に脱ぎすて顔を赤くして寝息を立てる璃音ちゃんを
二秒ほど見つめた後ひょいと姫抱きして持ち上げてやる。

そして横に居る赤眼クンは睨みつける様にあたしを見つめている。
あら、惚れちゃった?←

「…んもぅ、そんなに邪険にしないの。そんなに聞きたいんなら
ホラこれあげるから。」

あたしはお財布の中から十字架の真ん中に蒼い薔薇がのっている
綺麗な名刺を赤眼クンに差し出してあげる。
赤眼クンもそれを乱暴に受け取ってくれる。

「…じゃあ私達はこれで。今日はこれで『blue cross』閉店ね♪」
あたしはベルトの装飾が付いた黒いパンプスを履くと微笑み外に出る。
三つ編みをしていても邪魔な自分の薄紫の髪を掻きあげて
もう一度寝て居る璃音ちゃんを見る。

「…see you next☆」
そう一人で呟くと肩の所にある璃音ちゃんの頬に優しくキスを落とした。

/////////////

えっとですね、全然治って無いです(・_・;)
文章が文章じゃないOTL
熱は38………ああもうOTL
しかも雅ちゃんキモいよおおお←黙
この調子で雅、輝君のところいってみてくr(蹴



deleted

No.364 ニックネームは削除されました 05/13 19:55:53  削除依頼

鈴音さん⇒
じゃあ神様はきっと希影さんだ、うん←
じゃあ暇があったらきっと…必ず←おま
へぇー…私英語が最近苦手で上の通訳サイトに任せっきりでwww
だから時々凄い変な文章に←
パーティ……そうだ、璃音に屋上行かせてみよう(は
ってか断られた人素敵に哀れwwwww←
私も小学生のころ神的に絵がカオスでwww
今もその絵、その気になればかけますが←なんでwwwww

ユキ絵さん⇒
ってか私一度やったことあるんですけどwww
大きめの絆創膏で貼ってその日は普通に爆睡←
理由=プールの検定嫌だもん(ノωノ)←死ねwwww
と言うより何かゴミついてますよ的に扱われそうっすよねw
簡単なのはやはりセロテ!!はがす時絶対瘡蓋終わるけど!!(蹴
ってかマシュマロチョコてなんすkwwww
私アレが好き、山葵柿ピー!!←
生協で売ってるんですけど滅茶苦茶好きです←
私も普通に食べるのって十分位ですね、食後の余韻は三時間←シネ
あれ、私前に言いましたっけ(殴
ああ、じゃあ私が縫いましょうか?ぞうきんになり果てますけd←
それはあったwwwアレ滅茶苦茶ダサくてwww
んー…何と言うか生地の名前?←
ちょっとガサついたような?←
もうシラネ(死
ってか竹輪なんでwwww何で竹輪←
いや、現時点で暇なので大丈夫です←
じゃあサイトに置いてある誰とも当て嵌められないメイドの二頭身だか何だか
持って来て適当に張り付けるかね!!←
バニーとか露出多いのは描けないのよ!!(シネ

……あ、それともサイト紹介?……いやそれは姉に殺され(ry



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No.365 ユキ絵☆ 05/14 11:12:19  削除依頼

* 灰塚 輝 *

携帯で時間を確認しながらアパートの階段を下りる。
今度こそ「派手に転落!」…とかならねぇよう細心の注意を払いながら。

「ッチ…17時18分とか。既に皆帰ってんじゃね?おい」

サブディスプレイに浮かび上がる時刻に舌打ちした。
今すぐにでも春彦から電話がかかってきそうな雰囲気だったから
携帯の電源を切って鞄にぶち込んだ。これでうぜぇのが一つ消えたな。

っていうか。逆にもう今日ばっくれた方が良いんじゃね?
ここまで遅刻してのこのこ行くより適当に理由つけて休みてぇし。
面倒くせぇからゲーセン行こうかな。…いや、でも流石にそれは駄目か。

「まだ始末屋の連中はアジトにいるよ」
「わっ!!センセ!?急に何するんですか危ねぇな!!」

見覚えのある「童」の面が視界に入ったと思った瞬間、
学生服に下駄を履いたセンセに突進された。けど、間一髪で躱した。
…今日の服装はまた思い切って変だな。学ランに下駄っていつの時代だよ。
まぁ今回は全裸とかじゃねぇからまだマシだけどよ…。

「何故俺が君の前に現れたか分かるかい?」
「人肉嗜食。その件で来たんですよね」
「そうだ」

センセの右手の人差し指が俺の額に突き立てられた。
その指先は冷たく、そこから銀色の毒液が一筋俺の鼻骨を通り顎まで通った。
まるでブリザードでも吹き込まれたかのように頭の中が冷えていく。

「テレポーテーション。30秒後に呼吸を止めろ。出来るかい?」
「ストップウォッチ見ないで30秒ぴったりに止めるのが特技ですから」
「そうか」

自分でも忘れる程こんな地味な特技も役に立つことがあるんだな。
次はストップウォッチ見ないで1分に挑戦してみるか。

額に人差し指を当てられ毒液を次々と流される中、
心の中で30秒のカウントダウンを始めた。
…そして今思った。携帯のサブディスプレイ見てた方が確実だったと。
まぁ結果、30秒ぴったりで息止められたから問題ねぇけどな。

「成功ですね」

呼吸を止めると、冷たくなっていた頭の中が通常に戻る。
閃光が走る。カメラのシャッターを押すように景色が切り替わった。
 



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No.366 ユキ絵☆ 05/14 11:12:37  削除依頼

 
真先に目についたのは黒板の真横の壁に取りついた5年前のカレンダー。
その壁に銀色をした大鎌が立てかけられていて、刃先が左を向いている。
机が等間隔で並んでいて、部屋の半分がそれで埋まっている感じだった。
そして、この木が湿ったような独特な匂い。やっぱりセンセの家は苦手だぜ…。
"廃校舎に住んでる"なんて、いかにも夜中アレに遭遇しそうだしな。
ま、センセ自体が亡魂みてぇな存在だから気にならないのかもしれねぇけど。

「飛んできて早々悪いが罰を与えるよ。"狼娘"に食事を持って行け」

…いや、この発言スルーしたいけど…無理だよな。

センセが人差し指の先からバゲットを一つ出し、俺に投げ渡してきた。
そしてつけていた面を外して、それを教団の上にそっと置く。
素顔を現すが早いが早速金色のその瞳で俺をきつく睨みつけるセンセ。
…でも。学ランに下駄履いた男に睨まれてもギャグにしか見えねぇわけで。

「え。食人鬼が食人鬼に食事を、ですか…?」
「人を喰らった獣が。この罰に何か文句でもあるのかい?」
「いやぁ…。まぁ良いですけど…いやでもあの女に会うのは…ちょっと…」

ちょっと、と言うかかなりストレスになる。

「罰を受ける気がないなら死んでもらうよ」

センセが黒板に火炙りの刑に処せられている棒人間のイラストを描いた。
上手く描けたからか「傑作だと思わないかい?」と笑ったセンセは
持っていた白いチョークをガリガリと食って「美味いな」と呟いていた。

ん?チョークって、美味いのか?

「いや、俺がセンセの命令に背くわけないじゃないですか。
…っていうか。それにしても今回罰にしては物凄く軽くないですか?」

狼娘に飯をやるのは正直、頭の血管ハサミでぶった切る程イラつくけど
それが食人の咎め…っていうにはちょっと甘すぎる気がすんだよな。
別に反省してぇから重い罰を与えてくれ…なんて言ってねぇけど。
あまりにもそれじゃ…何の罪もねぇのに俺の餌になったあの三人が……。

……そんなこと、俺が言える立場じゃねぇけど。

「今回は俺の責任が大きいからね」

俺に投げつけてきた物と同じバゲットをもう一つ人差し指から出し
それを齧って控え目な声を出したセンセ。どこかばつが悪そうに見える。
 



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No.367 ユキ絵☆ 05/14 11:15:12  削除依頼

 
「…やっぱりセンセ、俺に蛍のこと嘘ついたんですね」
「ああ、そうさ」
「正直に言うとそれが今回の発作の原因になりました」
「知ってる。だから今回は俺の責任だって言ってるんだよ」

センセは齧っていたバゲットを人差し指から出した炎で燃やす。
バゲットが跡形もなく消えると、立てかかった大鎌をむんずと掴んだ。

そして。大鎌の刃を自分の胸に向け、振った。

胸から刺された大鎌の刃は背を貫通し、センセの背後にあった黒板を突く。

ん…きっとセンセなりの自分への罰なんだろうな。
大量の血飛沫が黒板を汚した。白いチョークで描かれたイラストが
赤い鮮血に溶け、床に向かってだらだらと流れ落ちて行く。
勿論、胸から出た血が床や教団、机を濡らしていた。
俺の脚元にもセンセの血が飛び散り、ズボンの裾と靴の先が赤く染まった。

「それで俺には軽めの罰ですか…俺に食われた者達はどう思いますかね」
「さぁね。死んだ奴など気にしても意味はないよ」
「……そうですね」

刃を引き抜き今度は腹部に大鎌を刺すセンセを後目に、引戸を開けた。

「じゃ、早く始末屋行きたいし俺もさっさと罰受けてきます」
「頼んだよ。うぅっ……いくらな、んでも痛いなっ、やっぱり…」

あまり顔には表れてねぇけど、やっぱり刺した箇所が痛いらしい。
珍しくセンセが苦しんでる声を聞けてなんとなく面白かった。
まぁセンセだから出来ることであって。普通死ぬだろこんな怪我したら。
あ。バゲット少しセンセの血で汚れちまってる。
…まぁ狼娘に食わせるものなんて汚ねぇもので十分だろ。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「うぉら!狼娘!!飯ださっさと食え!!糞バカアホカス!!」

時々割れたガラスの破片が散らばっている階段を下りて
しばらく廊下を真直ぐ歩くと4階の4年1組の教室の前に辿り着いた。

修学旅行で買った三猿のキーケース
(今回は茶色。因みに家の鍵が入ってるのは青)から
1番の鍵を取り出して、扉の鍵穴に乱暴にそれをぶち込んだ。
扉を開けると教室内にある机などは全て処分されていて、
やけに薄暗いがベッドなど生活に必要なものが色々揃えられていた。
 



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No.368 ユキ絵☆ 05/14 11:15:38  削除依頼

 
そして、部屋の中央で車椅子に座り転寝していた狼娘に近寄る。
太腿から切断された右足。義肢をしてなく両腕の上肢からその下がない。

「…灰塚輝!!……何しに来たのよ!!食い殺すぞ!!」

俺の姿を見つけるなり怒声を上げる狼娘。
地獄まで蹴り飛ばしてやろうか?つーか窓から投げ捨ててやるよお前ごと。

バゲットを狼娘の額にぐりぐり押し付け攻撃した。
既に力を込めすぎてバゲットはぶっ潰れていた。それの粉が周囲に飛び散る。
左足で股間蹴りをお見舞いされそうになったが、躱して胸倉を掴んでやった。
すると、狼娘…その名前に似合うギラギラした瞳を向けられ威嚇された。

「飯やりに来たっつったのが聞こえねぇのか?この耳聾が!死ね!!」
「死ぬのはテメェだ!この部屋の酸素は一滴たりともやらないわよ!」
「あ゛!?テメェ歳下のくせに生意気なんだよ!食うぞマジで!!」
「たった1歳の違いでしょ!?テメェに食われる前に食ってやるわ!」
「胃袋引き千切ぎられてぇか!?ぶちまけるぞオンドリャァア!!」
「逆にあたしの胃袋でテメェの頭を叩き割ってくれるわ!アホ灰塚輝!」

胸倉を突き離し、潰れたバゲットを狼娘の口元へ持って行った。

「へへ…未だセンセに認めてもらえねぇ女が何言ってやがる」

バゲットを齧り一口口に含んだ狼娘の眉がぴくりと釣り上がった。
そして今にも吠え出しそうな猛犬のように睨みつけてくる。
…いっその事猛犬になっちまえよ。それができねぇならさっさと死ね。

「は?認められてねぇのはお前だろ?つーかもう先生に構うな。
あたしが先生の一番弟子になるんだから。いい加減うぜぇから引き下がれ」
「お前こそ構ってんじゃねぇよ。お前に負けて終われるわけねぇだろ?」
「テメェは始末屋と仲良しごっこやってりゃ良いのよ。それか死ね」

上下関係が分かってねぇな。一回真剣に教えてみるか。
案外素直に聞きうけるかもしれねぇし。…その可能性は1%もねぇけど。

食べ途中のバゲットを狼娘の口元から離し、一度御預けする。
そして狼娘の頭に右手をそっと置き、控え目に注意してやった。

「先輩にその口の利き方は駄目だぜ狼娘」
「…うるさいっ!お前だって口悪いだろ?今更先輩面なんて非常識よ!」
 



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No.369 ユキ絵☆ 05/14 11:16:44  削除依頼

 
狼娘が頬を膨らまし拗ねた。

「大体…なんで灰塚輝が飯持ってくんだよっ!先生はどうした」
「発作の罰で仕方なく俺がテメェに飯やらされてんだよ」

再びバゲットを狼娘の口の前に持って行ってやると、
嫌々だが狼娘はまたそれを齧って食べた。…やっぱ腹減ってたんだな。

こんな薄暗い部屋に一人で閉じ込められて飯も自由に食えねぇで。
必要な時以外誰も訪ねてきてくれなくて…不愍っちゃ不愍だけどよ。
ただ、うぜぇんだな。だから嫌われるんだよ俺とかその他諸々に。

「はぁ?また発作?そろそろ檻にぶち込まれんじゃない?」
「なんで俺が檻に入らなきゃならねぇんだよ!!心臓握り潰すぞ!!」

残りのバゲットを全部一気に口に押し込んでやった。

「痛ててっ…押しこみすぎ!こんな食べさせ方非常識よ!!」
「食わせてもらえるだけ有難いと思わねぇのか?」
「これなら食べない方がまだマシよ!!もっと丁寧に食べさせろ!!」

丁寧にってどうやれっつーんだよ。あ?一口ずつ口拭けってか?
んなことしてたら日が暮れちまうだろーが。もう既に暮れてるけど…。
大体俺は狼娘の召使でもねぇに気使う必要がどこにあるってんだよ。
どこまで偉そうにしゃしゃり出れば気が済むんだか。いつか絶対殺す。

「知るか。これ以上テメェの相手してる暇ねぇんだよ俺は」

バゲットの粉を手から払った。
携帯の電源を再び入れて時刻を確認すると…17時32分だった。
そろそろ仕事行かねぇと本格的にヤバくなってきたな。未来の俺も。

メールが来てるか確認しながら扉に向かって歩き出す。
案の定春彦からメールが5件着ていた。…ああ良かった。着信はなしか。

「え。もう仕事行くの?」
「とっくに5時過ぎてんだよ。さっさと行かねぇとまずいだろ」

振り向いて狼娘に答える。

「そうだな!!テメェの面なんて見たくねぇしさっさと失せろ!!」

答えた瞬間怒鳴り飛ばされた。
…って!!何故俺がこのタイミングで怒鳴られなきゃいけねぇんだよ!!
 



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No.370 ユキ絵☆ 05/14 11:17:44  削除依頼

 
「っだから一々癇に障ることを…やっぱ地獄に突き落としてやる!!」
「バカ灰塚輝が粋がってほざくな!!バカはバカらしく死んでろ!!」
「バカバカ言ってんじゃねぇよテメェのがバカだろ!?この食人鬼!!」
「は!?お前も食人鬼だろ!!あたしばっか狼扱いなんて非常識よ!!」

ッチ。もう相手にしてても長くなるだけだな。照平と同じで。
久々に長く話したからか何時も以上に声がでけぇし…まじうるせぇ。

「あーあ。お前の声がでかすぎて耳がおかしくなったぜ」
「うるせぇ!!…さっさと仕事でも何でも行っちまえバカっ!!」
「言われなくても今帰るっつーの!!」

携帯の電源を切って鞄に放り投げた。

「二度と来るなよ!!顔も見たくねぇんだから!!絶対来るなよ!!」

扉に手をかけそっと開けた。
廊下の電気が流れ込んでくる。部屋の外のが明るいんだな、やっぱり。

「ああ。二度と来ねぇよ」
「絶対来んなよ!!絶対!!来た瞬間食い殺してやるからな!!」
「じゃ、あばよ」

「そんな挨拶非常識よ!!」

軽く右手を上げて扉を閉めた後も、狼娘の怒鳴り声が廊下まで響いた。
シカトして階段まで向かい前進する。早くしねぇと夜になっちまうからな。

「うぜぇから始末屋の連中に殺されちまえ!!」

未だ声を荒げ続けている狼娘。
だが、ここで返事をしたら負けだな。遅くなるだけだ。

「絶対永久に会いに来るなよ!!お前なんて大嫌いなんだからなっ!!」

…無視、無視。

「おい灰塚輝!!聞いてんのか!?もう仕事行っちゃったの?ねぇ!!」

……。

「あーもう、うるせぇな!!気が向いたらまた来てやるよ!!」
「…別にっ!!来たきゃ勝手に来りゃいいだろ!?食ってやるからな!!」

あーあ。真面目に疲れる…。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(^p^)

全体的に申し訳ない!!
文字数オーバーを恐れ反省は次レスで><、その前に朝飯食べてきま(死ね



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No.371 ユキ絵☆ 05/14 13:26:31  削除依頼

はい、舞い戻ってきましたユキ絵さんです/(^O^)\(蹴
ああ狼娘の読み書くのわすれてたorz
狼娘の読みは(本当は)そのまんま、おおかみむすめです(´^o^);:*:;
でも長いからロウコって(読んで)呼んでますけどね皆様は(`・ω´・ )!←

お、真面目に宝城さんの方の雅さんに輝に会いに来て頂きてぇw(おいw
彼女のノリが面白すぎてww絶対輝マジギレするだろこれ(´^o^);:*:;
いやもうこういうノリの女の人が大好物すぎて発狂しそう私www(爆笑

そして本城さんの方の雅さんにも会いに来てい頂きてぇwww(こらww
できたら、喧嘩さしてくれ(´^o^);:*:;!!!!!!(趣味丸出し
輝の夢は勿論ハーレムというのはまだ内緒!!!!(流石に嘘ですww

んではではっ!
コメント返しさせてください\(^o^)/!



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No.372 ユキ絵☆ 05/14 13:26:43  削除依頼

>>鈴音さん
夜しか無理系ですか(`・ω・´)!!では夜にチャットしましょねっ♪♪
ブラバン応援Σ(゜Д゜ノ)ノ ひやぁああやっぱそんなん来るんですか!!
なんか自分の声が聞こえなさそうで喋れなさそうですよね^^;ぬん
この依頼を通して胡桃ちゃんに、ですか!!始まったばっかり(*´Д`*)
命かけてトーガくん応援するんで絶対胡桃ちゃんを柳君から奪っ(ry
そしてやっぱり綾ちゃん大好きは変わらずwww一途かわゆし><///←
輝にとってはトーガくんがライバルなのは嫌だろうけどこのまま頼む!(おいw
どんな過去があっても受け入れてくれるなんて(´;ω;)凄まじい良い子さ><
では輝はどんなことがあっても綾ちゃんを待ってるって誓いますので(^p^)
そして待ってるだけではなく熱烈な告白で記憶を取り戻させるというw
うん、その後はプロポーズして完全に手に入れるという黄金の流r(自☆重
さっくん大きなシマウマプリントのサイズ大きめのTシャツ(薄ピンク地)に
グリーンのカーゴパンツにスニーカー履いてほしい(´^o^);:*:;
そしてそれにipod!!耳かけタイプのイヤホン(青色)してくれ(マニアック
お!!声かけてくれますかwwwwでは高島屋の前で(調子乗るなwww
にゃん\(^o^)/悠斗くんの恋バナが一秒でも早く見たくて(*´Д`*)←
自覚できてないのですか(*´Д`*)え、尚悠斗くん目離せないんですわwww
健司くん似として扱われるのも可哀想ですけど…でも萌えるからなww(ちょw
輝がいない時奪っても良いからね!何故かと言うと、奪い返すから!!(うぜw
南さんマジよろしく頼んます!!これで輝もギリギリ高校生になれるかも…?
授業ついていけない&宿題やらない&早弁&テストALL赤点ですけどwww
校則とかあった瞬間やぶりまくりになる気がして恐ろしい(´^o^);:*:;
その時は生徒会の皆さんで箒でぶん殴って叱ってあげてくださいねw(殴



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No.373 ユキ絵☆ 05/14 13:26:55  削除依頼

>>紫凛さん
えええええええええΣ(゜Д゜ノ)ノ やったことあるってそんな!!(ちょ
いたいたいたいたそう…><;大丈夫だったんですか(((;´д`)))ひょええ
プールwwwなるほど、それでですか(´^o^);:*:;確かに水泳は…orz
美術の時間で彫刻等で人差し指をガリ――ッ!ってやったとき水泳休めた(笑
そして美術のあの毒舌の先生に「この指腐るね」とか脅されて(´^o^);:*:;
結局腐るどころかバリバリ普通に戻りましたけど的な(^p^)ふふふ
マシュマロチョコはwwなんかマシュマロの中にチョコが入っててww
良くコンビニの105円のお菓子コーナーに置いてあるの見ますよ\(^o^)/
むしろ普通のマシュマロが食べれないのにチョコが入ってると食べれる←
山葵味柿ピー美味しいですよね(*´Д`*)それ柿の方10粒口に入れて
飴みたいにずっと舐めようと思って実戦したら鼻が死にました(´^o^);:*:;
でも柿ピー結局途中で飽きていつもピーしか食わなくなってしまうorz
アーモンドチョコとかもずっと舐めてアーモンドだけにするのが好き(汚ねw
食べるの10分くらいですかwwwそれはww私より早い…かも?←ちょw
焼き肉とか鍋だと超遅くてw普通のご飯だとやけに早くなってしまうw(笑
着物お願いしまs\(^o^)/できたら、ぞうきんじゃないのがいいな♪(おいw
そして縫ってもらった着物を着て、給食当番の帽子を被って成人式♪…wW
いやwwwなんか竹輪早食い&大食いのパフォーマンスでwwwww
すげぇ髭もっさもっさ動かしながら竹輪もふっもふっって食っててwww
チーズ竹輪だったらもうその後の髭の臭さがハンパねぇなとwwまじくせぇw
んにゃああサイト紹介!!!!なんとかしてお願いしたい現状(おいwww
でも風邪お大事にです(´・ω・`)無理せず、萌えさせてくださいっ(←死んで



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No.374 ニックネームは削除されました 05/14 19:30:34  削除依頼

*宝城 雅*

…それにしてもこの子かなり昔とは違うわねぇ…。
あたしは自室のベッドに璃音ちゃんをそっと置き、
近くの椅子に腰かけ璃音ちゃんの頬を突く。

かなり目が腐っている気がしてたまらない。
やはり紬クンや美羽ちゃんかしら……それとも“アイツ等”?
例外は獅斬……か。

「彼方…色んな人と関わりすぎよ」
マニキュアを塗った爪が璃音ちゃんの頬に食い込んでいるのを見て
慌てて指を自分の方に戻す。

案の定眠りが深いらしく少しむずがる程だったから良かったけど。
変わらないのは無邪気な寝顔と綺麗に澄んだ声だけで。

「美羽も紬も元気よ。璃音ちゃんは如何?…ねえ、璃音。」
胸元までずり下がった毛布をもう一度首元までそっと移動させる。
美羽も紬も璃音にとってはきっと大切な人達なんでしょう?

その中にあたしも入れて居ればどんなに幸せなのかしら。
――――ねえ、璃音。

不意に璃音“ちゃん”が顔を顰めてもぞもぞと動き――そっと目を開けた。
昔の純粋な瞳があたしを真っ先に捉える。
…一瞬の喜劇にあたしの胸は高鳴って心臓が暴れそうになる。
そうだったわ…璃音ちゃんは“嘘ツキ”だから…バラせば
元に戻るのかしら。誰も寄せ付けはしない璃音ちゃんじゃない、昔の――。

「あぅ……頭痛ーい……あれ、雅…おはよー」
また酔いが醒めていないのかへらへらと璃音ちゃんが笑う。

あたしはそうひぃひぃ悲鳴をあげる璃音ちゃんの姿を見て笑みを作ると
「はーい、お早う。でもまだ夜よ☆そうだ、あたしと一緒に寝る?
大丈夫、性的暴行とかしないから♪」

「せーてきぼーこー?何それ、膀胱の病気の新種?」
目をこすりながら璃音ちゃんが首を傾げる。
ああもう、ホントに食べちゃいたいっ☆←

「まあそれは良いとして、何か食べる?」
このまま楽しい情事を行いたいのを無理やり押さえ健全な笑みを浮かべ
そう問う。璃音ちゃんは少し考えた後に笑いながら

「…じゃあ雅が作ったお粥、食べたいな」
えへへっと笑いを零す璃音ちゃんを見てあたしも微笑む。

「じゃあ向こうに行きましょ?璃音ちゃん立てる?」
あたしは璃音ちゃんの手を取って立ち上がる。
璃音ちゃんも「よいしょッ」と言ってベッドから立ち上がった。



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No.375 ニックネームは削除されました 05/14 19:31:09  削除依頼

*////////////////////////////////*

カランとドアにとりつけた鈴が鳴る。
「「いらっしゃいませー」」

あたしはレジの前から、璃音ちゃんは小物を整理しつつお客さんを
笑顔で迎えた。

昨夜、あたしの作ったお粥を食べもう一度寝てしまった璃音ちゃんは
朝起きると完全復活していたみたいで、お粥のお礼に仕事を少しだけ
手伝ってもらう事にした。うん、コスが可愛い☆←

「ねぇ雅……この洋服恥ずかしいんだけど///」
璃音ちゃんは小物が入っていたバスケットをぎゅっと握り赤い顔、
そして軽い涙眼であたしにそう言う。

太もも辺りまでのチャイナドレスに七分丈レギンス。
長い髪を後ろでお団子にしている。……あらいやだ、鼻血が←

「我慢よ我慢ッ☆人に助けばっかり求めちゃダーメ、女々しいわよ☆」
え、私女なんだけどと声なき絶叫をする璃音ちゃんに
口元がほころぶ。

現在、15時57分。

「あれ、璃音ちゃん今日用事あるんじゃなかったっけ?」
あたしは紅い携帯のディスプレイを見た後璃音ちゃんを見る。

「…やっばぁああ!!早く行かなきゃッ!!ごめん雅!また後で来るからぁ!」
あたしに手を合わせ階段を昇り、三分が経過した。

「ヤバいー……;;じゃあ行ってきまあす!!」
金色の髪に黒いリボンカチューシャをして
ギャザーがたくさん入った灰色のハイネックチュニックの上に
黒いボーダーロングのカーデを羽織り、下には黒いスキニーデニムを履き
靴はベルト付きの黒いパンプス。バッグはフリンジのついた黒いソフト
レザーバッグと言う全身真っ黒の格好だった。

「ああ、洋服にあってるわ~。皆に自慢してらっしゃい☆」
あたしの背中を向けヒールをカツカツ鳴らして走りゆく璃音ちゃんに
手を振りながらそう呟いた。

――――――――――――――――――――――
はいはい駄文乙☆何かもう…ね!!!←
璃音のチャイナ服も私服も私の趣味、以上‼‼‼(それ以上に死ねwww



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No.376 ニックネームは削除されました 05/14 19:47:19  削除依頼

ユキ絵さん⇒
はい、水泳が嫌なだけで血を犠牲にしましたが何か←死んでくれ
はいはい、全然大丈夫でしたww三日後位に急に痛みましたけど←駄目やん
あうあうあうあうあ(・´ω`・)←そっちの方が痛そうで><。
え、ちょwww腐りはしないと思うのですがwww先生酷いww
あ、じゃあネモトにでも行って買ってこようかな←
あそこキャラメル10円でwww滅茶苦茶安くてもう大好きd(蹴
あれ時々気管に入って山葵のつんとしたあれがwww
もう死にかけましたよアレww
ってか本当は早く小説の更新が見たくてと言う下心☆(黙れ
じゃあアレっすかね……布きれになりますy(格さがったwww
そんなパフォーマンス死んでも見たくないwww
チーズ竹輪手なんぞwwwwそれ上手いのかね鬚パフォーマンスのひt←
でも本当に最近姉のサイトになりかけててw
殺されるのが嫌なのでちょっと闘ってきまふ←
萌えさせてって…・・・分かりましt(mtmtmtwww

希影さんと鈴音さん、華樹さんとサイドさんと音祢々さんと*あす*さんが
現われますように。。。。うぉおおおう(;O;)

さてと、聖様添付ッッ!!



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No.377 鈴音 05/14 23:28:48  削除依頼

*本城 雅*

「はぁ…いつものことなのに…」

1人勝手にいらいらして、食堂を出て部室にきて約5分。
昼休みの部室には珍しく誰もいなく、あたし1人だけだった。
あっそっか…。一般生徒は午後から月夜祭の準備だっけ…。

いつもなら…軽く流せる話題だった。――話題のはずだった。
でもあたしを誘ったあとにすぐ目の前で違う女と行こうとするその行為に無性に腹が立った。
恋バナ効果だろうか…なんて考える自分に笑いが起きる。

2人の”おかげ”か2人の”せい”か…
”気になっていた人”が”好きな人”に変わってしまった。

「明らかに2人のせいだな…」

そう呟いたあと、本日最大のため息をついた。
そのまさにその時だった

「みーやーびー!!!!」

ソフト部の部室の真下からあいつの叫び声が聞こえた。
(※ソフト部の部室は2階です)
校舎から少し離れているからいいものの…。
本気でうざいぞあのバカ…。

「てか、なんで居場所知って♪♪~♪~♪

見事なタイミングで携帯が鳴る。
ディスプレイを見るとそこにはEメール1件の文字
メールを開いてみると南からで、本文に書いてあるのを読んであたしは
自分でも眉間にしわが寄ったのがわかった。

――――――――――――――――
○夜昼 南
タイトル:無題
本文:圭吾そっちむかったからー♪
雅も素直になってみたら??
信用出来ない奴ってきめつけるの
今の圭吾にはよくないよー☆
――――――――――――――――

今の圭吾ってどういう意味だ…?

「ねぇ!!みやび!!そこにいるんでしょー?」

なおも外からバカでかいバカの声が聞こえる。
もう一度叫ばれるのは勘弁なので、シカトしようとしたが窓をあけることにした。

ガラっ
「雅っ!!やっと顔をだしてくれt「ウザい、バカ」
「ひどいなぁ~;;」

あれ?いつもみたいにいじけないのか…?
なんて考えてるといきなり深呼吸しだす圭吾。
いきなりの意味不明な行動に疑問しか浮かばなく首をかしげる。



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No.378 鈴音 05/14 23:31:02  削除依頼

「なにしてるんだ??」
「ちょっちょっと待って、すぐに準備できるから!!」

準備…?

すると圭吾は何か決意したように「よしっ」と小さくつぶやき
あたしのほうに顔をあげた。
その時の圭吾の目は真剣で…そう、あのバスケの試合の時の目と一緒だった。
まだ何も言われたわけじゃないのに自然に体が固まる。

「雅!!俺、雅が好きなんだっ!!」

顔を真っ赤にして叫ぶ圭吾。
だから声でかい…そしてそんなのいつも聞いてるじゃないか。

なんか違うと思ったけど結局言ってることはいつもと一緒で固まってた体も
徐々に柔らかくなっていってあたしは圭吾に向かって苦笑する。

「そんなのいつも聞いてるじゃないか。全く…いきなり叫んだかと思えb
「違うっ!!いつものとは違うんだよっ!!」

受け流そうとしたあたしの言葉を圭吾が必死に遮って止めた。
どうしてそんなに必死なんだ??

「俺…この高校入って、初めての高総体の時、ソフト部の応援行ったんだ。」

いきなり話し始めた圭吾。止めるのもなんかなって思ってあたしは聞くことにした。

「その時、俺と同じ1年生の子が投げてた。
その試合の結果とか、流れとかまったく思い出せないけど…その子が真剣に
キャッチャーに向かって投げてる姿が印象的で…一目ぼれした」

あれ??そう言えば1年生の時ベンチ入った1年ってあたし1人だったような…。

「でも、今までの自分のキャラを壊せなくて、いろんな女の子と遊びながら
必死に情報だけ集めて…その子に近づこうとした。
そして2年生になったとき、その子が生徒会入るって言ってるのを聞いて
俺もすぐに立候補した。生徒会入って前より話すようにはなれた。
でもキャラを崩せないまま、その子にも他の子と同じように扱ってしまって
自分の言葉を本気に受け止めてもらえなかった」

えっ…まさか…それって…



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No.379 鈴音 05/14 23:32:38  削除依頼

「雅…俺、本当に雅が好き。高総体で一目ぼれしてからずっと…
雅のことが好きなんだ。これはほんとに本気だよ。だから俺と付き合ってほしい」

いつものあのナルシスト笑顔じゃなくふわっと笑ってそれでいて真剣な圭吾。
いつもと違う圭吾にドキッてして…
いつもと同じこと言われてるはずなのになんか違う感覚で…

顔に熱が集まるのがわかった。

そんなあたしをみて圭吾は困ったように笑った。

「返事はいつでも良い。いきなり本気にしてくれって言われても無理だろうから…。
でも、冗談とは受け取んないで」

そう言った圭吾は手をぶんぶんとふった。

「んじゃ俺、戻るなッ!!放課後生徒会、忘れんなよっ」

そう言ってかけていく圭吾。
なにか言わなきゃ…なにか言わなきゃ…
ギュッと窓のさんを掴んであたしは大声で圭吾を呼び止めた。

「けっ圭吾っ!!!」
「えっ?」
「…あっあのさ、チケットっ!!誰かと見に行くの??」

…あたし、何言ってるんだろ。
呼びとめた挙句映画のこと聞くなんて…。

「見にいかねぇよ?俺がみたいのは雅とだけだから」
「っ///行ってあげる」
「へ??」

なんであぁやって素直に思ったことを口にできるんだろ…。

あたしの声が小さすぎて聞こえなかったのか圭吾は耳に手を当てて聞くしぐさをした。
こうなったらもう開き直るしかないって思ってあたしは窓から乗り出し、圭吾に向かって叫んだ。

「映画っ!!行ってあげるっ!!///」
「…えぇっ!?マジッ!?よっしゃっ。ドタキャンとか無しだからなッ!」

圭吾はそうやって叫びながらもと来た道を走ってもどってった。

窓を閉め、その場にずるずると座り込む。

「はぁ…言ってしまった///」

まず、あたしにしては1歩前進…かな??

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.380 鈴音 05/14 23:34:01  削除依頼

*一ノ宮 綾*

そのころ、教室。

「雅、うまくやってるかな…」
「まぁ、何とかなるんじゃない??」

よいしょっと言って南が道具を全部かばんにしまう。
そう、この後は月夜祭に出る人はその準備、それ以外の人は部活か帰宅
なのであたしも急いで準備した。
まだ2:30…これなら余裕だよねっ

なんて思いながら南と昇降口まできたその時っ!!

「あーやーさーんー!!!!!」

ズドドドドドっと前方からすごい勢いで誰かが走ってきたかと思うとあたしの前で急ブレーキ。
するとそこにいたのはあたしのファンクラブ(自称)会長兼テニス部部長の皆川さん。

「どうしたの??そんなに血相変えてっ」
「試合…」
「へ?」
「試合にちょっと助っ人来てくださいッ!!Sun Right high school
のテニス部がいきなり乗り込んできてッ!!!」

そう言ってテニス部の部室まで連れて行こうとする皆川さん

「ちょっちょっとあたしこれから用事が…」
「自分のやつが終わったら帰っていいのでお願いしますよっ!!」

部室前に連行されきらきらした目でお願いされる。
ウゥ…生徒の頼みは断れない…(泣

「やってあげれば?終わってすぐ行けば璃音だって許してくれるって」
「そうかなぁ…ってなんであんた璃音と会うこと知ってんのよっΣ」
「あたしの情報網?」

もう、この人すごすぎてわけわかんなくなってきた…。



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No.381 鈴音 05/14 23:36:36  削除依頼

「まぁいいや。いいよ。やったげる」
「ほんとですかっ!?ありがとうございますっ!!じゃあさっそくユニフォームに着替えてくださいね♪」

にっこり笑う皆川さんは部室のドアを開けた。
え゛…あのユニフォーム着るんですか…?

「えっちょっマジで!?」
「はい♪マジです。ちなみに髪邪魔になるのであげてくださいね?」

いや、運動するときは基本あげるからそれは別にかまわないけど…。

「あららー大変そうね。んじゃあたしはこれで」
「ちょっ南!!この裏切り者―!!」
「服に勝るものなんてあたしにはないのよー♪」

そう言っておほほほほっと笑って去っていく南。
畜生…少しでも友情に厚いやつだなんて思った過去の自分に言ってやりたい。
南は友情に厚いやつなんかじゃないと…

「それじゃぁ、着替えたらコートにお願いしますっ!!
先にダブルスの試合やってますんで!!」

そう言ってかけていく皆川さん。
はぁ…やるしかないか…。
あたしは目の前のテニスのユニフォームを見てため息を吐いた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「んで、何で1つの試合に1時間以上もかかるの!?」
「しかたないじゃないですかー;;コート2面しかないですし
SRHSは地区でもライバル同士なんですもん(泣」
「あーわかったから泣かないでよっ…」

そうただいまの時刻3:42。
タイブレークまでかかったりいろいろあってこんな時間に…。
しかもスカートのユニフォーム用意するか普通!?
勝手に乗り込んできたのあっちなんだからそんなの気にしなくていいのに…。

黒いロングの髪を上で一本のポーニーテールにまとめて、淡い水色に白いラインが入った
ユニフォームとサンバイザー。シューズは部室にあったものを拝借した。



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No.382 鈴音 05/14 23:36:50  削除依頼

「でも…ごめんなさいー;;この後用事あったんですよね…」

しょぼーんとする皆川さんの頭にあたしは手を乗せてポンポンと軽くはたいた。

「大丈夫15分で終わらすから」

そう言ったあたしにギャラリーから黄色い声が飛んで、目の前の皆川さんは
顔を真っ赤にして倒れる寸前。
てかいつの間にギャラリーいるのよ…。

真っ赤になった皆川さんを支えながらマネージャーさんが

「綾さんの相手、今結構勢力伸ばしてるルーキーなので…頑張ってください」

と言ったのでありがとうとほほ笑んでコートに入っていった。

そしてそのやく15分後。

「ゲーム 一ノ宮 6-0!!」

審判の声とともに周りから歓声が上がった。
ねっ?15分だったでしょ??

「綾さんっ!!流石ですっ!!」
「あはは…ありがと」

復活したらしき皆川さんがタオルを持って駆け寄ってきた。
それを受け取り汗を拭く。

「てか今何時??」
「え?4:05位ですが…」
「えっ!?マジでっ!?ヤバいっ!!行かなきゃ!」

時間を聞いた途端あたしはラケットをその辺にいる人に返し
皆川さんにタオルを返して部室棟へ向かう。
すると後ろから皆川さんの叫び声が聞こえた。

「今日はありがとうございましたー!!!
時間ないのでしたら、部室にあるウィンブレはおって帰っていただいても
かまいませんから―!!!」
「ありがとー!!」

確かに今は時間がない。
超テニス部ッて感じだけど遅れるよりましだっ!!!

あたしは部室に入るなりその辺にあったウィンブレをはおり、制服をバックに詰めて
スプレーをして軽く香水を振って部室棟を出た。

「もう璃音来ちゃうよー!!!」

大爆走してカフェまで約5分。
璃音…もう来ちゃってるかな…。



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No.383 鈴音 05/14 23:48:16  削除依頼

はいっ!!昨日無断欠勤した鈴音です\(^0^)/
いやぁ…ほんとすみません;;
県大会近くなってきまして、家に着くのが9:30過ぎという
生活になってきてましてね(泣
できる限り来たいと思いますが…無断欠勤なったらすみません。

そして、テニスの終了の掛け声ってあれでいいでしたっけ??
なんとなくこんな感じだったかなって思って;;

それとっ!!雅の恋編一応これで一区切りですww
てか土曜日とか月夜祭やんっw(^p^)
南も綾もいないし、2人デートに行くとかなったら悠斗君1人やんww
流石苦労人ってとこですね(笑

ってことで遅くなりましたコメ返をさせていただきますねっ!!

紫凛さん≫熱は!?熱は大丈夫なのでしょうかぁぁぁぁ(泣
マジ心配で心配で…。ご無理はなさらず|...ω・`)
希影さんはマジ神ですよっ☆何と言ってもこのリレ小の主様であらせられますからww
このリレ小無かったら紫凛さんと出会わなかったかも(泣
あたしもあの文章、ヤフーの翻訳のやつを使わせていただいたものでww
あれと「Sall we dance?」←スペル合ってないですよね(汗
とどっちがいいと思いますか!?
あっ屋上はトーガとひかるくんが予約済みです(^p^)
あたし的には璃音ちゃんが生徒たちに誘われてるところにちょうど魁くんが
通り、対応に困った璃音ちゃんが「この人と踊るから」と魁くんの腕を
引っ張ってしまうという感じを勝手に妄想してた(おい
そしてその断られた人はそのルームにれっつらご―☆って感じで(笑
あたしなんて今もヤバいですからね;;
マジ絵とか幼稚園生並ww



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No.384 鈴音 05/14 23:57:00  削除依頼

ユキ絵☆さん≫夜しか無理系なのですよ、悲しいことに><。
夜でよければいつでも言ってください!!!平日でもいくときゃいくんでb
私立の吹奏楽強いとことかヤバいですよ;;
スタンドの声が聞こえなくて演奏メインみたいなww
後は旧制中学のとことかは応援団が仕切ってたり・・・
学校によってまちまちでしたねww
まぁ、この回は好きになるというのに気付くだけで…柳君から奪うのは
もっと先にしようか…それとも一気に勝負決めちゃうか悩みどころですw
でもトーガにとってもひかるくんは第一のライバルだと思いますよww
ひかるくんにとって一番のライバルはやっぱり今は亡き健司君ですね(笑
あのやつで思い知ったんでww
ほんと待っててください!!そして悠斗君から奪っちゃって☆
プロポーズ…?ぷろぽーず…ぷ・ろ・ぽ・-・ず!?
やっやっヤバババ///想像しただけでマジ萌え死ぬ><///
これで妄想しちゃったらもっとやばいことになる(ぇ
それすごいわかりますょ!!ちょっそれマジやってほしいww
高島屋っ!!一回行ってみたいですww
悠斗君のはまだまだ先になりそうですねぇ\(^o^)/
綾の記憶がなくなってからになるかなぁwwまぁ話の流れで♪←
そして健司君として扱われ、最初はよかったけどだんだん悲しくなってきて…
そしてひかるくんが現われ、ライバル意識とともに思い出してもらえないのに
あんなに頑張ってるなんて…と尊敬心☆
そんなときは生徒会の雑用をやらせまくるっ♪



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No.385 鈴音の携帯← 05/15 07:48:29  削除依頼

今更ながらに誤字発見(-.-;)

Rightって右っていみですよね(><;)
そこをLightに直して欲しいです::

いやぁ月、星ってきたら太陽かなぁなんて思って
勝手に高校つくってみました(笑



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No.386 ユキ絵☆ 05/15 09:51:17  削除依頼

* 灰塚 輝 *

階段を使い1階まで下りた。

そして1年1組、2組、3組の教室を過ぎ、後は4組の前を超えれば
出てきた角を右に曲がるだけで出口へ繋がる裏口のドアが現れる…という時。
4組の扉と床の隙間から白く薄い"何か"がスピンしながら廊下を滑った。
白く薄い"何か"は、4組の扉の向かいにある壁にトンと当り動きを止めた。

動きを止めたそれの前にしゃがみ、手に取ってみた。

…どうやら、至って普通の紙のようだ。
二つに折り畳まれていて内側から薄らと黒い文字が透けて見えた。
取りあえず二つに畳んである紙を開き、書かれた文字を読んでみる。

―――――――――――――――――――――――――――――――
突然ごめんなさい。僕はヒカルと申します。
あなたの足音が聞こえて、通り過ぎてしまう前にと
急いでこの手紙を書いています。だから字汚くてすみません。
背流先生に気付かれるとまずいので、声は出せません。
もしこの部屋の鍵を持ってたら扉を開けてくれませんか?
気付かれてしまうかもしれないのであなたも声は出さずに
返事はこの下に書いて扉の隙間から滑らせてください。
―――――――――――――――――――――――――――――――

"ヒカル"って、俺と同じ名前じゃねぇかよ。
まぁ、手紙からするとこいつもセンセに閉じ込められてるのか。
でも残念なことに俺はこの部屋の鍵は持ってねぇんだよ。
4階から上の階の部屋は一応全部渡されてるんだけどな。

ベルトポーチからボールペンを取り出し、
"ヒカル"が書いたメッセージの下に返事を書き込んだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――
悪いな。俺はこの部屋の鍵は持ってねぇんだ。
閉じ込められてるってことは何か特別な能力でもあるのか?
センセ(背流先生のこと!)に関わったお前が悪いんだ。
出してもらえる時を待つ方が良いと思うぜ。死にたくなきゃ。
ま、俺は閉じ込められたことがねぇから
閉じ込められてるお前の気持ちは分からねぇけど。
ただ、俺もヒカルって名前で。同じ名前だな(笑)
―――――――――――――――――――――――――――――――

元通り二つに折って、扉の隙間から部屋へ手紙を滑らせる。
部屋の中にいた者に届いたのか、ぺらっと紙が開かれる音が聞こえた。
 



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No.387 ユキ絵☆ 05/15 09:51:43  削除依頼

 
一体どんな奴がこの扉の向こうにいるんだろうか…。
センセに閉じ込められるくらいだからそれなりの理由があるよな。
危険な能力があったり…狼娘みてぇに発作が起きると手つけられなかったり。

ただ雰囲気的にこの部屋からそんな危険なオーラは感じねぇんだよな…。

爪先を何かが弾いた感覚がし、視線を落とした。
するとさっきの紙が二つに折りたたまれ俺の足元に落ちているのが見えた。
…さっき俺が投げたものに"ヒカル"からの返事がきたのか。

―――――――――――――――――――――――――――――――
持ってないですか…。それじゃ諦めるしかないですね…。
いやいや、全然特別な能力なんて何もないです!!!
だからどうして閉じ込められてるのかも分からないんです;;
たまに背流先生に稽古をつけてもらいますが、
それ以外はこの部屋にずっと監禁されてる状態で…。
僕、前々から殺してやりたいって思ってるやつがいて…
それで強くなりたくてここへ来たんですけど…。
こんなことになるなら止めとけば良かったなって思ってます…。
それよりあなたもヒカルって名前なんですか!?
わぁ!なんか凄い偶然ですねっ!!!運命とかですかね!?なんて。
まぁ僕、ヒカルは本名じゃなくそう名乗ってるだけなんですけどね;
昔の自分は忘れようって背流先生の提案で改名することになって。
それで背流先生にヒカルって名付けられたんですけど…
でも!驚くことに実はヒカルって名前の人が既に僕の家族にいて!(笑)
けど折角つけてもらった名前だし言い出しづらくて結局ヒカルに!!
―――――――――――――――――――――――――――――――

手紙を開くと結構長文で返ってきていて少しだけ驚いた。
が。更に驚いたのはこいつの家族にもヒカルという名前の奴がいたこと。
まぁこいつ自身は本当はヒカルって名前じゃねぇみたいだけど…。
なんかヒカルヒカル言っててわけ分からなくなってきたぜ…。

それにしても…。

特別な能力は特になにもねぇのか…。じゃあなんで閉じ込められてんだ?
考えれれるのは、こいつが外に出て誰かに目撃されると困る…とか。
それか、こいつ自身が誰かを目撃すると困るとかいうのも考えられるな。
まぁセンセが考えることなんて謎だらけだからな。
俺がいくら考えたところで解決策なんて浮かばねぇだろうし…。
 



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No.388 ユキ絵☆ 05/15 09:52:10  削除依頼

 
ただ何となく…気になるんだよな…。この"ヒカル"ってやつ。
放っておけないっていうか……んー、何でだろうな。超不思議だぜ…。

―――――――――――――――――――――――――――――――
別に特別な能力はねぇのか…。
じゃ、何かお前が外に出るとまずい理由があるんだな。
時間かかるかもしれねぇけどセンセにお前のこと聞いといてやるよ。
まぁお前が外に出たがってるの気づかれねぇようにしてやるから
その辺は心配しなくて大丈夫だぜ。
ただ殺したいやつがいるってのはな…。
別にお前が誰を殺そうと構わねぇが後悔したくなきゃ止めとけよ。
って言ってもそこまで恨んでるならどうせ殺すんだろうけど。
それにしてもヒカルって名前のやつって結構多いんだな(笑)
んで。どうもお前と俺なんとなく他人とは思えなくなってきたし!
ヒカル仲間として時々手紙投げるから暇になったらまた話そうぜ。
じゃ、仕事があるから今日はこれで。
薄暗くて不安かもしれねぇけど絶対負けるなよ。また来てやるから。
―――――――――――――――――――――――――――――――

ボールペンの先を先程と同じよう、"ヒカル"のメッセージの下に当てる。
さらさらと返事を書いて、扉の隙間から投げ込んだ。
全く、顔の見えねぇ相手なんかと壁越の会話とか何やってんだか俺は…。
せめて声だけでも聞ければな…何か凄く気になるんだよ、こいつ…。

足元に返事が飛んできた。直ぐに開いてそれを読む。
次に、滑ってきた"ヒカルからのプレゼント"を手に取った。
そして手紙と"プレゼント"を鞄に仕舞って再び歩きだした。

出口は、すぐそこ。

"ヒカル"が監禁される1年4組の教室が遠ざかっていく。
少しだけ振り向いた。手紙で良いからどうしてもまた話してみたい…
…と思う俺は今日もどうかしているようだ。
知らない奴と、しかも顔も声も分からない相手と話したいだなんて。
ただ名前が同じだからって…やっぱ人間って時々可笑しなことを考えるな。

「じゃあな…また来るから…」

誰にも聞こえないよう小さく呟く。
センセに気づかれちゃいけねぇからな…。

せめて俺の声だけでも良いから、"ヒカル"に教えてやりたかった。

出口の扉の前で、足を止めた。
さっきもらった"ヒカル"の最後の返事を取り出し、もう一度読んだ。
 



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No.389 ユキ絵☆ 05/15 09:52:30  削除依頼

 
―――――――――――――――――――――――――――――――
ヒカルさんへっ

あ、はい!!
お手紙だけど久々に背流先生以外の人と話せて楽しかったです!
お仕事頑張ってくださいね。
そしてこれ僕が折った☆手裏剣☆です。ヒカルさんに差し上げますね。
暇だから折り紙ばっかやってたら作品だらけになっちゃって(笑)
それじゃ!できたらまた来て下さい。待ってますのでっ。

ヒカルよりっ
―――――――――――――――――――――――――――――――

「本当に…どんな奴なんだろうな……」

折り紙で作られたプレゼント――紙手裏剣を鞄から取り出し
手紙の中に挟んでから、手紙ごと懐にしまった。

いつかあの部屋の鍵が手に入れば、外に出してあげられるから…。
そしたら顔が分かるな。良い友達になれそうだ。何となく、だけど…。
その前にどうやってセンセから鍵を貰うか――盗むか、が問題だけどな。
けど絶対なんとしても俺が外に出してやるからな。
ずっと監禁なんてさせてたまるか。…って、何俺本気になってんだ?

まぁ、良いや…。

早く行かねぇと6時になっちまうからな。
出口の扉を開けると、空はまだ橙なのに薄らと月が映っていて
…また、憂鬱な気分になった。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(`・ω・´)

僅かに時間外になってしまってごめんなさいorz
手紙の相手が誰だかは皆様のご想像にお任せします(´^o^);:*:;(なんぞw

ちょいとこれから面接という○| ̄|_な物に出かけるので
コメント返しは後ほどやらせてください><;;すみません;;



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No.390 ニックネームは削除されました 05/15 19:20:26  削除依頼

*海咲 璃音*(わ、璃音side久々www←)

……綾、あんたが早く来ないから悪い。
「あのー…嬢ヶ咲さん……何か御用ですか?」

現在約束のカフェ店内。コーラルレッドのソファに座り
レモンティーを飲んでいると急にこの人が乗り込んで来たのだ。

「ああ、これは運命と言う物ですわ海咲さんッ!!!
折角ですからわたくしとフランス料理ご一緒致しません?」

頭の上に桃色のリボンを付けた姫盛りヘア(金髪)の嬢ヶ咲さんが
ライラックの瞳を輝かせ私の手をしっかり握っている。

てか話が一方的よ、全く……。

「んー……恐縮ですが私これから用事があるので……
また今度機会があったらご一緒しませんか?嬢ヶ咲 瑠璃さん。」

あはははと営業スマイルを浮かべさり気無く手を振り払った。

「そんな....わたくし達RFCは何時でも彼方の御側にと…」
キラリと校章の隣に蒼い薔薇のブローチが光りああ、と首を縦に振る。

「あの朱莉さんや夏樹さんに扇囃さん等が集まっている?」
「そうですわッ!!わたくし達璃音様ファンクラブは彼方様の為に
あるのですッ!!さあ、私達のリーダーとして、そしてラブラボの…!!」

…そういや綾のファンクラブもあったな←
…ってちょ、ラブラボは…(^_^;)←

「ラブラボって恋愛研究会ですよね、最近は部活動になりかけているとか。
それにあそこには通称エノとかサヨとか―――」

恋愛、全く興味御座いません☆

「ええ、夏糸センパイや榎本さん……水嶋センパイ………素敵な方々が
勢揃いですのッ!!ですから是非海咲さんm「璃音、ごめ、お待たせッ‼」

不意にウィンブレを羽織肩で息をしている綾を見つけ嬢ヶ咲さんは
不服そうに顔を顰める。邪魔されてしまったわ的なオーラで。

「海咲さん、今日は此処で失礼致しますわ。また後日お誘いに参ります♪」
嬢ヶ咲さんはそう言って私の手を離すと綾の前で一礼して店を後にした。

「…え、何今の人~」
「えっと……何かのファンクラブの人よ。まあ綾が来てくれて助かったわ」

見事にお茶を濁しそう言いきった私は左に一つずれ綾を座らせてやる。
綾は適当何かを注文したらしくメニューをテーブルの隅に置いていた。



暫しの沈黙。



deleted

No.391 ニックネームは削除されました 05/15 19:23:17  削除依頼

その沈黙を破ったのは綾だった。
「そう言えばさ、璃音あたしに聞きたい事あるって言ってたよね?」
必死に空気を変えようと必死なのか時々舌をかみそうに危うい。

「ああ、アレねぇ。所で話が変わるけど"ラブラボ"って知ってる?」
なんて聞けばいいのか分らなくて咄嗟に話題を変えてしまう。
……だってさ、恋愛って何って聞けないだろ普通←

「ラブラボ…?何それ。あたしははじめて聞いたけど?」
「チッ……やっぱ満学だけなのねぇ……華月さんもよくやるわね」

華月ちえ。それが学園長の名前で―――それで、それで。←
あ、因みに満学って私が通う学校の短縮ねw

「……あーあ、もう面倒くさいから単刀直入に言うわ。」
降参したように目をつむりとんと背凭れに体を預けた。


「………恋をするってさ、どんな感じ?何が楽しい?何に希望を持ってるの?」
自分の心を自分の言葉でずたずたに切り裂き、血をぶちまける。
その声は低くて、自分でも驚く位に悲しそうで。

「言い寄ってくる人は沢山いた。でも誰も心まで入って来る事なんて出来なかったわ」
結局形だけで終わった。何もせず、何も感じずに。
唯男は私が隣にいる事を言いふらして鼻を高くしているだけ。

「"あの人達"以外は何も知らない。"あの人達"は―――」
ドクンと心臓が大きく音を立てた。
駄目だ、駄目だ……
 こ の 後 の 事 を 他 人 に 言 っ て は い け な い ! !

頭の中であの人が差し伸べてくれた手が、アイツがくれた世界が蘇る。
綾は私が言葉を切ったのを疑問に思ったのか眉根を寄せると口を開く。

「良くわかんないけどさ、あたしにとって恋って―――」
綾が一口飲み物を口に含み、ニッコリ笑いもまた言葉を紡ぎ始めた。

―――――――――――――――――――――――
何か意味わかんないっすねwww
嬢ヶ咲さんが自分でもウザいと思う件について←mt
ユキ絵さんの手紙の差出人、何故か蛍君だとおも(ry
後夜祭で綾ちゃんと璃音に歌わせたいと思っている私←シネ
歌うんだったら綾cにはプラス思考の歌を踊って陽気に踊って
貰いましょうかね!!←
勿論璃音はhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm5599631です!!!
また来たぜメルツェェェェェェル!!(黙。



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No.392 ニックネームは削除されました 05/15 19:35:59  削除依頼

鈴音さん⇒
あ、まあまあっすw
今は37度近くまで下がったので多分豚さんインフルではない筈ですw
ってかこんなに続いたリレー小説止める時きたら泣きますてwww
それを言ったら鈴音さんともであえませんでしたよおおおう(/_;)
ああ、良かったwww私英語が最近苦手になっててwww
あ、多分スペル合ってます、……多分←しね
ああいあやや、どちらでも結構ですーb
うぉ、ヤンキーが占領しちゃったk(mt
あ、じゃあそれでいきましょうかwレッツ、魁君巻き込み大作戦☆←
あたしもしかしたらクレヨンもにぎれないかm(ry



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No.393 ユキ絵☆ 05/15 23:36:23  削除依頼

魔法がねっ♪私たちっ♪使えるのっ♪←

はい><、非常に遅くなって申し訳ないっ!
ばいと(また茶屋w)面接は一応^^な感じでした\(^o^)/わーい
ただ、週2だからな…落ちたら真面目にショッキング!!!ほふ
うおおおお下着買いたいのに金ねぇええええええ!!誰か買ってorz

そんで明日朝から部活に行くことになりまして○| ̄|_
明日の投稿お休みすることになってしまいました○| ̄|_ふおおorz
もし早く帰って来れたら投稿させてください○| ̄|_(土下座×億

>>紫凛さん
おほほほほあの手紙の差出人に気がついてしまいましたkwwwww←
いや、普通気づくk(´^o^);:*:;蛍と輝が超バカすぎるだけで(´^o^);:*:;
水泳の時は半分以上は生理という技を使いますよね中学生女子wwww
もう女子血だしすぎやろ!って中3の時クラスの男子がキレてた記憶が((笑
指なんて相当なことがない限り腐りませんよねwwwまじ意味不明でw
学校のキャンプで富士山行った時もその先生のせいでうちのクラス遭難してw
なんか知らないけど間違った道教えられて4時間くらい山の中をさ迷ったorz
超寒くて携帯つながらないし死ぬかと思ったら学年主任の先生が助けにきてw
なんとかバスに戻ったら、その美術の先生がバスでおにぎり食ってたwwww
キャラメル10円Σ(゜Д゜ノ)ノ え、ちょ箱の奴ですか!?単品!?←
クリームみたいになってるキャラメルを食パンに塗って砂糖かけるとうま^^
ていうか私このリレ小始めてから身の回りのこと相当に適当になってwww
勿論、小説の更新を確認したくwwwそして投稿記事を書きたく(´^o^);:*:;
チーズ竹輪は、竹輪の穴にスティック状のチーズが挿入されている者で!!!←
それを髭もっさもっさの超デブのオッサンが「おう」を連呼しながらwwww
くせぇっていうかキメェwwwwって発狂せざるおえなくなりました(´^o^);:*:;
お姉さまのサイト化しているのですか(`・ω・´)よし、乗っ取ろう!!!←



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No.394 ユキ絵☆ 05/15 23:36:34  削除依頼

>>鈴音さん
やっぱ高校まで来ると吹奏楽とか超ヤバそうですよね(((;´д`)))
中学の段階で皆素晴らしいってのに高校まで続けてた人はwwww
楽器を途中で飽きないのが不思議で不思議でたまらなくww(ちょw
柳くんは手強いですので時間をかけて奪いましょうトーガの坊ちゃん!(何w
そして輝からも綾ちゃんを奪ってみせよ!!ふぉっほっほほ(調子乗るなww
そうです!!そうなんです!!!!!輝の一番のライバルは健司くん!!!
健司くんを超えなきゃならないのが…本当に輝にできるんでしょうかねorz
ただ輝は綾ちゃんをあんな目に合わせた健司くんを許さないつもりで/(^O^)\
天国行って一度ぶん殴るらしいですけど、輝は将来地獄行きが決まってr(ry
プロポーズは、バラの花束を差し出しながら流し目でwwww(おいw
それか、「毎日味噌汁(ry」って雰囲気も何もあったもんじゃねぇwww
でき婚だったら殺してやってください、もちろん綾ちゃんでなく憎き輝を!!←
そういやでき婚といえば高2の時兄のクラスの人ができ婚で学校辞めたな(苦笑
では悠斗くんは今はまだ好きではない…?いや、自覚ないだけですか\(^o^)/
健司くんとして扱われるのはやっぱり悲しいorz最後には悠斗くんとして
見てもらえる日がくると良いけど...|ω・`)勿論、友達という意味d(おいw
そんな!!!あの輝が他人から尊敬される日が来ようとは!!奇跡←
これは綾ちゃんを思いきり幸せにさせてあげないと悠斗君がマジギレするw←



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No.395 鈴音 05/15 23:47:47  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「璃音、ごめ、お待たせッ‼」

学校から5分。カフェまでの道を大爆走して急いで店内に入った。
あたりを見回すと璃音らしき人が見えたので近くに駆け寄って声をかける。

でも何かお取り込み中だったのか…璃音と話していた女の子から
妙な強い無言の圧力をかけられてちょっとぞくっとした。

「海咲さん、今日は此処で失礼致しますわ。また後日お誘いに参ります♪」

そう言って女の子は璃音の手を離し先ほどと打って変わってさわやかな笑みで
あたしに一礼してから店を後にした。

てか派手だったなー…。あんなに盛るもんなの?髪って…

「…え、何今の人~」
「えっと……何かのファンクラブの人よ。まあ綾が来てくれて助かったわ」

あぁ、なるほど。あたしとは少し違うけどまぁファンに言い寄られてた
って感じか…。うん分かるよ。

璃音が一つずれたのであたしは璃音の隣に腰掛ける。
ミルクティーを頼んであたしははしっこにメニューを置いた。

暫し沈黙。

イヤだってさ、いきなり「聞きたいことって何?」って直球すぎない?
もっとデリケートな話だったらさ、ちょっとあたしKYじゃん?

なんて考えてても、璃音は話す雰囲気がないのであたしは思ったことを
そのままべらべらと口に出した。

「そう言えばさ、璃音あたしに聞きたい事あるって言ってたよね?」

やばっ、舌噛みそうになった←

「ああ、アレねぇ。所で話が変わるけど"ラブラボ"って知ってる?」

アレ…?話かえられた??
まっいっか。無理に聞かなくても璃音が話したい時で…。



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No.396 鈴音 05/15 23:49:09  削除依頼

「ラブラボ…?何それ。あたしははじめて聞いたけど?」
「チッ……やっぱ満学だけなのねぇ……華月さんもよくやるわね」

そう言って舌打ちしながらブツブツ言う璃音。
なんだそれ…?部活動か…?
あっでもなんか『恋愛について語ろうの会』とか言って勝手に同好会
つくってる人たちいたな…。それに皆川さんいたようないないような…(ぇ

「……あーあ、もう面倒くさいから単刀直入に言うわ。」

また少し沈黙したあと今度は璃音がそう言って目をつむり、背もたれに体を預ける。
あたしはテーブルに肘をついて璃音のほうを向いた。

「………恋をするってさ、どんな感じ?何が楽しい?何に希望を持ってるの?」

昔に何かあったのかな…。
質問を口にした璃音の声は妙に低くてどこか悲しげで…。
何か苦しいものを背負ってるみたい。

「言い寄ってくる人は沢山いた。でも誰も心まで入って来る事なんて出来なかったわ」
「"あの人達"以外は何も知らない。"あの人達"は―――」

途中璃音が言葉を止める。
聞こうとも思ったが、無理やり聞いてもダメだろうし、何より
璃音が話したくなさそうだから聞くのはやめる。

そっか…璃音も過去と戦ってるのかな?
それで、今生きていて不意に恋がどんなものかわからなくなったのかな?

それとも…そう感じると思う人ができたのかな…?

「良くわかんないけどさ、あたしにとって恋って―――」

そこで一つ区切ってあたしはミルクティーを口に含んだあと、璃音に向かってほほ笑む。
ほんとにあたしの考えってだけだけど…ね。


「理由なんてなくて…でもその人しか考えられない…それがあたしにとっての恋かな」

 



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No.397 鈴音 05/15 23:50:40  削除依頼

「理由が…ない?」

首をかしげて疑問を口に出す璃音。
その表情が妙に可愛くて…クスッと笑ってしまった。

「ちょっとおおざっぱ過ぎたかもね…。
でも、ほんとあたしにとって恋ってそうなのよ。
どこが楽しいって聞かれたら苦しいことのほうが多いし、
何に希望をもってるのって聞かれてもうまく答えられない」

両手でミルクティーが入ったカップを持ち口に運ぶ。
ミルクティー独特の甘味が口いっぱいに広がった。

「でも…その人しか考えられないの。
気がつけばそばにいてくれて、それがとてつもなく嬉しくて
一緒に笑ってる日常が限りなく楽しくて。
気づけばその人がいつも目に入ってて…。
その人がほかの子と楽しそうにしゃべってたりすると少しむっとして
どうしても自分じゃ抑えきれないくらい気持ちが表に出ちゃって…」

璃音は聞き入ってるのか相槌を打とうともしない。
でも、それだけ少しでも璃音のためになればいいななんて思って
あたしは自分の気持ちをそのまま言葉に乗せる。

「人には限界があるはずなのに、その人のためなんて考えるだけで
何でも出来ちゃうような気になっちゃうの。
それで大抵のことができるから恋って不思議じゃない?
恋って、人を奮い立たせる原動力になると思うの。
それが、いい方向にしろ悪い方向にしろ…ね」

健司のことがあったとき、あたしは健司に裏切られたショックで
奪還屋のアジトで暴れ狂った。
それの元は『健司が好き』というその気持ち。
健司の時は悪い方向に行ってしまったけど…今度はそうはなりたくない。



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No.398 鈴音 05/15 23:51:53  削除依頼

「恋は…苦しいよ。でもそれ以上にね、温かいんだ。
その人のことを考えるだけであったかくなれる。
その、璃音に言い寄ってきた男子は本当の恋をするのが怖いから
だから璃音の心にまで踏み込もうとしなかった。
でも…璃音の心に1歩でも温かい手を差し伸べて踏み込んでくれる人が
いるならそれは璃音にとっての希望。
きっと璃音にとってもその人の存在はきっと大切なものになる。
もしかしたら…もういるのかもしれないしね?」

その言葉にキョトーンと目を丸くする璃音。
え゛…まさか璃音気づいてない??
自分がいつも桜田のほうを見てること…

「あたしに…そんな人が…?」
「あー;;ごめんこれあたしの推測だったから気にしないで。
てか、悪かったわ…ほんとあたし国語力ないって言うかなんて言うか…」

言いたいことをうまく言葉にまとめれなかった;;
ちくしょー…文才0な作者め(わるーございました

「うん。まずあたしにとって恋ってこんな感じかな。
よく言うけど好きに理由なんてないから。
実際あたしひかるの好きなところ聞かれても答えられないし…
ムカつくことばっかり浮かんでくるし(笑」
「それもどうかと思うけど(笑」
「でもほんとのことだしさ。こんな、まとまってない話だったけど
少しは役に立てたかな??」

首をかしげて聞くと璃音はニコッと笑って頷いた。
その璃音の態度にホッと一安心。

でも、今回話しててやっぱりあたしってひかるのこと好きなんだなって
再確認ささっちゃったなぁ…。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっと…まず今回の投稿でわかったのは
あたしに文才がないということですね☆



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No.399 鈴音 05/16 00:06:43  削除依頼

えーっとま、こんな感じでしょうか;;
マジで文章力なくて(泣

そして綾のこの話は若干(というかほとんど)あたしの恋愛談議入ってたり←

んでもってコメ返☆

紫凛さん≫おっならよかったです;;復活おめでとです―☆
ですよねっ!!ですよねっ!!マジ号泣しちゃいますよ(泣
そうですよそうですよっ紫凛さんと出会えなかったんですよー;;
そう考えるとやっぱ出会いって素晴らしいですよね←ぇ?
あたしも英語苦手なので…なのに進路選択Bは英語という(アハッ☆
ヤンキーが占領しちゃった感じです(笑
あっいいんすか!?いや、そうしないと魁くん踊ってくれなさそうだったのでww
魁くん巻き込み作戦行動開始ですっ;;

ユキ絵☆さん≫ほんと私立はヤバいですよー;;
吹奏楽なくても部員数が多いとことかはどうにかりますけど
ほんとやばいですね~(汗
アノ応援は…;;
もちろん時間の掛けてじっくりとの予定なのでサポート頼みましだぜ←
ですよねっですよねっ!!やっぱりライバルは健司ですね☆
ひかるくんならきっと超えることはできますよっ!!!
ちょっとストーリー変えて、健司城に戻ってろうやな感じですww
あははははっ!!でも何気ひかるくんぽいwwてか朝からバラの花束♪
でもでき婚だったらおばあちゃんだったよユキ絵さん!!
孫の顔も早く拝みたくないですか←ww
自覚がないだけ…って感じですかねぇ…。
やっと見てくれると思ったらあの大会のやつじゃないっすか?
マジみんな心配してっ(泣
友達としてなら来ると思うよーn;;
幸せにしないと南と雅と圭吾で輝君に…あぁぁ;;
がんばれっ!!輝君!!ファイトだっ!!ひかるくん



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No.400 ユキ絵☆ 05/16 20:08:29  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「寝坊した、で良いか」

いや、寝坊したことには変わりねぇけど寝坊したのにも理由があって。
夜中起きたの発作のせいで寝坊したってのは分かってるんだけど。
ただそんな詳しく話したくねぇっていうか…教えたくねぇし、色々。
別に秘密にしたいとか、そういうわけじゃねぇよ?ただ―――

『寝坊した』と、一言だけメールで糞女に伝えといた。

アジトに向かう前に遅れた理由言っといた方が良いだろうしな。
ただ春彦に送ったらソッコーで電話掛ってきたりしてうざそうだし。
まぁ、別に餓鬼でも糞女でもどっちに送っても良かったけど。
俺の携帯のアドレス帳は五十音順だから。朝木春彦の次は一ノ宮綾なんだわ。

「っつーか、ズボン血で汚れたんだった。靴も」

溜息を混じらせ、裾と靴についたセンセの血痕を見降ろした。

こんなの履いて「寝坊して遅れました~」的に現れても…なぁ。
なんか疑われるかもしれねぇよな?っていうか俺なら確実に疑うし。
その前に血吹っ掛けといて代わりの服渡してくれねぇのかよセンセは。
まぁ別に良いけど…。もしこれが糞女とかだったら蹴り飛ばすけどな。
ただ、センセの血は何とか誤魔化せるとして…。
俺の家の床に広がってる大量の"餌の血液"は誤魔化せねぇよな…。
今日糞女が晩飯を作りにくる前に処理できる隙なんてあるのか?

…どうすりゃ良いんだ、俺は……。

沈み切れていない太陽が鮮やかな橙色の光で道を照らす。
右足、左足。赤く染まった爪先が交互に動く。それを眺めまた脚を動かす。

ある一軒家の前を通り過ぎた。そこから焼き魚の匂いが届いた。
そして子供…そうだな、声からして5、6歳くらいの餓鬼の
大きくて明るい「いただきます」がここまではっきりと聞こえた。
ふと後ろを振り向くと、スーツを着た中年…50歳くらいのおっさんが
携帯を耳にあて、「ああ、ちゃんとケーキも買ったよ」と笑顔で言っていた。
確かに左手には、ホールケーキが入っているらしき大きめの白い箱があった。

――カラカラ、カラ。

前方から車輪が回る音が耳に入り、再び前を向き直す。
買い物袋を下げ、ベビーカーを押した20代くらいの女がそこにはいた。
そのベビーカーで眠る赤ん坊の顔を時々覗き込んでは、幸せそうに微笑んだ。
 



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No.401 ユキ絵☆ 05/16 20:10:07  削除依頼

 
ああ。知らないうちに街灯が灯っていたらしい。

暗いのに。暗いのに。真っ暗なのに。
こんなに明るくされちゃ…逃げる隙間なんて、どこにもない。

「かーらーすー。なぜ鳴くのー。からすは山にー……あーあ、あーあ」

もう二度と発作が起きませんように。

「止めよ。今は…何も考えねぇでいいや…」

センセも言ってただろ?死んだ奴なんか気にしたって意味ねぇって。
餌になった奴のことを思い出したって何かが変わるわけでもねぇ。
後悔したところで変わらねぇ。変われない。それなら考えない方がマシだ。
このまま俺は何も変わらず、このまま同じように過ごすんだからよ。
始末屋に行って、それなりに金もらって差支えなく…やってくんだ。
誰にも言って良いはずがねぇんだよ。リナのこと発作のこと。蛍のことも。
そう今まで通りにしたい――まぁ、してもらいたいなら、な。

「さて!!逆ギレの準備はOK、と!んじゃ、行くか」

街灯が並ぶ道を抜けアジトへ向った。走って。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(超絶時間オーバーごめんなさい><、

うおおおお、ちょwwwwww今日の輝さん最強に鬱すぎる(´^o^);:*:;
何故かというと、今現在私の気分が鬼鬱だからですorz部長泡になって←
やっぱり鬱すぎるときは「かーらーすー。」を歌いたくなるってことで
罪悪感を感じまくる輝にも歌ってもらいました、魂の抜けた声で...|ω・`)

そして短すぎてごめんなさい○| ̄|_
ぞじで駄文すぎてごめんなさい○| ̄|_((額割れるほど土下座
途中で父ちゃんが車で迎えにきたから文章はなんとか掛けたんですけど
スーパー眠い…ので鈴音さんのコメント返しは…
あ、あ、明日で(T∇T)ふおおおおお
ハイパーごめんなさい○| ̄|_ちょっと一度熟睡してきまs。。。
 



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No.402 希影 05/16 20:54:39  削除依頼

皆さんお久しぶりでs((
逃走中の希影です←
最近どうも妄想ばかりで文章が書けません^^;
さてさてどーしたものか。。。
誰かいいリラックス方法教えてくれませんk(ry
それもありつつ、ちょっと明日から三日間入院っぽいことになったので
今の状況でも申し訳ないのですけどもまた来れなくなります><

あ、でも必ず戻ってくるんで安心してくださいー
とりあえず放置ぎみな僕を許して(タヒ



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No.403 鈴音 05/16 23:09:13  削除依頼

*一ノ宮 綾*

あたしの恋愛談議が終わって…
少しずつ違う他愛のない話をしていく。
始末屋のこと、奪還屋のこと、今回の依頼のこと、南のこと、雛貴さんのこと…

そんな風に他愛のないはなしをしててもやっぱり引っ掛かるのは
あたしが恋愛談議する前に璃音が止めた言葉の後。

「"あの人達"以外は何も知らない。"あの人達"は―――」

璃音が言う”あの人達”
それはきっと奪還屋のみんなではない他のだれか。
聞いちゃダメな雰囲気だったとしても…聞きたいんだよねー;;


でも…それ以上に気になるのは…

璃音が自分の気持ちに気付いてないってことっ(※注 推測←)


イヤだってさ??桜田に口移しで飲ませたときに真っ赤になってたけど
それはたぶんファーストキスってだけじゃないと思うの!!
それにね、璃音自分では気づいてないけど、妙に桜田のこと気にかけてんのよっ
てか目線がそっちに行ってる時があるし…。

あぁ~…なんかもう、じれったいっ!!
いっそのこと言ってしまおうかなんて思ってしまう。

いや、自分で気づいたほうがいいよ?そういう気持ちは。
でもさ、他人に言われてから気付くことってあるんだよね…。

ちらっと璃音を見るが璃音も何か考え事をしてるのかボーと前を見つめてる。

うーん…。も少し、待つか…。
人の恋路は邪魔しちゃいけないってわかってるけど…。
でも、やっぱり応援したいし…。気付いてほしいし。
この依頼が終われば、少しは自分で気付くかなぁ…。

なんて1人でもんもんと考える。
璃音もあたしのことを心配してるとは知らずに(笑←ぇ

「てか、綾。時間大丈夫なの??」
「へっ?えってか今何時!?」
「6時になるとこ」
「…えマジで?」
「うん、マジで」



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No.404 鈴音 05/16 23:09:49  削除依頼

目の前にかかってる時計を見ながら真顔で言う璃音。
一応携帯も見ていたがそこには17:56と時刻が表示されている。

「ヤバーい!!!いくら遅くなるって言ってても遅すぎるっ;;
ごめん璃音!!あたしこれから始末屋行かなきゃ;;」
「大変ねー…綾も。てかあたしも帰んなきゃな」

2人そろって席を立ち、会計して外に出る。
春も少し過ぎてきてからだろうか、夕方になってもまだ少し暖かさがのこっていた。

「また話そうよっ♪璃音。まだまだ話足りないし」
「そうねー輝さんとのことも聞きたいしー」
「なっ///ひっひかるとは何もないわよっ!?」
「はいはい、わかったから」

自分から言っといて最後に受け流さないでよー;;
超むなしいじゃないかぁ(泣

「まぁいいや、んじゃ次は璃音が桜田のこと自覚したときにでも♪」
「え?魁が…なに?」

・・・あ゛―――――――――!!!!
やっばーい…あれほど言わない言わないって思ってたのに
結局ポロッと口からこぼれてしまった☆(殴

「いっいやぁ?なんでもないわよw」
「ねぇ、あたしが魁のこと自覚するってどういう意味?」

じりじりとあたしに近寄ってくる璃音に苦笑いで返しながら後ずさり。
顔からは冷や汗がだらだら流れていた。
こういうときは…

「アッ…」
「あ?」
「アデュ―――――――ノシ」

あれ?なんかデジャヴ?←
道路近くまで追いつめられたあたしはそのまま歩道に飛び出して
始末屋のほうに全力疾走。
あぁ…明日が怖いけど…気にしない気にしないっ☆(おい

「ちょっ綾ー!?」

後ろから璃音があたしを呼ぶ声が聞こえたがあたしはそれを聞こえないふりして
始末屋のほうに駆けて行った。



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No.405 鈴音 05/16 23:12:13  削除依頼

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

カラン♪

「ごめんっ!!遅くなった;;」

ベルの軽快な音が鳴り、それとともに中に入る。
そこにはいかにも不機嫌そうなはるといつもどおりのみや。
えっ…あたし、なにかした??

「おかえり綾殿。ところで輝殿は知らないか?」

黒い笑みを浮かべたままにこりと微笑むはる。
あぁ…そう言うことか。てかこの格好にも気づいてない系ですかおい。

「あたし何も知らな…いや、知ってた」
「なんだって??」

はるの質問に答えながら携帯を開くとそこには新着メール1件の表示。
それはひかるからでそこにはただ「寝坊した」と書かれたメール。
それを無言ではるに見せるとより一層黒い笑顔になる。
連絡来なかったのかしら??

それとほぼ同時にドアのベルの音が鳴って、入ってきたのはひかる。
うわー…超バットタイミング☆←

「ただい…ウオッ。何だよ春彦…」

入ってきたひかるの目の前に立つはる。
あたしは避難のためみやのとなりに座った。

「おかえり、輝殿。何で連絡しなかった?」
「あ゛ー…糞女に言っとけばどうにかなると思っt
「俺、何度も連絡したよな?
それなのにかけようともしないのか」

はるのその言葉を聞いて口元を引きつらせるひかる。
はる…いますごい表情なんだろーな…。

「そんな輝殿には罰だ」

そう言ってはるはキッチンに入り冷蔵庫を開けたかと思うと
おもむろに何かを取り出しひかるのほうに持っていく。

はるの手の中には璃音が作った”有糖”のほうのコーヒーゼリー。
あぁ、なるほど。はる、間違って食べちゃったのね…。



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No.406 鈴音 05/16 23:15:44  削除依頼

「コーヒーゼリー?こんなもの、余裕で食えるから」

そう言ってドカっと椅子に座りスプーンを口に運んだ。
その瞬間、目を見開き口を動かすのを止めたひかる。
あっ・・・キタんだ(笑

そしてはるをみて何か指さしたかと思うとそこには飲み物。
あたしは急いでそれを取りひかるに渡すと、今度はひかるが
コーヒーゼリーを吹いた。

「ちょっきたなーい…。何すんのよ!!」
「お前こそなんだよそのカッコっ!と髪型」
「あんたに関係ないでしょー!?」

時間なかったんだもん仕方ないじゃんか;;
そう言いながら飛んできたコーヒーゼリーを取る。

「なっ!だからそう言うことじゃなく「これ以上怒らせたいか?
さっさと食え」

そう言って残りのコーヒーゼリーをひかるの前に突きつける。
ひかるはまだ何か言いそうだったけどぶつぶつ言いながら、
コーヒーゼリーを平らげた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっと…ほんとは璃音ちゃんとの絡みを書こうと思ったのですが;;
うまくできなく…結局進めてしまいました☆
トークバトルはまでな予定で♪

途中付け足すことあったら途中でお願いしますっ!!!

あとユキ絵☆さんww
昨日のコメ返、超日本語が変になってて、もろ、寝ぼけてるって感じで
わけわかんない文章になってしまったりして(汗
頑張って訳してやってくださいなッ(汗



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No.407 華樹 05/17 01:06:56  削除依頼

*宮倉清
+++++++++


ファッションショーの依頼…
思い返して清は神社の社務所…もとい自宅の自室でため息をついていた。
良かった。売り子(?)で。
下手すれば自分の性別がバレる恐れがあったからだ。
別に性別が明らかになったとしても不都合な事はこれと言って思いつかないのだが、なんだかそういう風にしておいた方がいいような気がしていた。
女だと、見くびられるのは嫌だ。だからと言って清が女という存在を卑下しているのではない。
始末屋で唯一自分を女だと知っているハルは清の事を女扱いしないし、清よりも年上のアヤとテルと同じような目線で接してくれる。
だから、始末屋にいる真の目的を抜きにして、なんだかあの場所が居心地良くなりはじめていた。
だが、そう思う度、こんな感情を持ってはいけないのだと自分に言い聞かせる。
アヤとテルは知らないことだが、自分はあんな事をしてしまったのだから。
自分の目的は果たされていない。
償いもできていない。
あの場所に居ていいのだろうかと、時々本気で考える事がある。

本気で、自分の心に宿る復讐心と悔恨の念をふと忘れてしまいそうになる。

自分が本当は何なのか、忘れてしまいそうになる。


自分が、本当は人間では――……



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No.408 華樹 05/17 01:07:31  削除依頼

「っ……!!」

何か音が聞こえた気がしてはっと顔を上げた。

「なんだ、清。起きていたのか。床で膝を抱えて俯いてるから寝ているのかとおもっていたぞ」
「…」
襖を少し開けて上半身を出しており、別段驚いた様子もないのにそう言葉で驚いたように言う燕雀を無言で見詰めた。
この人、絶対に驚いてなかった。きっと、判ってた。そう確信する。
まぁ、こっちもいつもの事なので気にしない。
…でも気になるのは。
「何で…此処に…いる、の」
「ああ、この頃布団を干していなかったからな」
「…」
「お前の布団も干そうと… …どうした?」
あっけらかんと言う燕雀にため息をついた。
清がため息をついたのを見て燕雀は清を気遣うような声を掛けたが、本当はもう分っているのだろう。
こっちだってわかっている。
布団…云々というのは此処に来る口実に過ぎないという事に。

臆病になっているのか。
…いや、燕雀は臆病になっているのではない。
きっと、恐れているのではないかと、思う。
もう7年も前の事だ。
あの時の事は、今では覚えている。
しかし事件の後のいくらかの期間はあまりの衝撃に口も利けなかったし、その時の記憶も曖昧だった。
燕雀は、7年経った今でも、後悔している。
同時に、清があの頃の様に戻ってしまわないかと恐れているのではないだろうか。


本当は、強い人だ。

でも、その強さが逆に弱さを生みだしている。
強いからこそ、自分の失敗や悲しみを一人で背負いこんでしまう。


7年経った今でも燕雀の容姿はあの頃となんら変わった所が無い。
…それを言うなら、あれから7年経ち15歳という年齢になった自分も、実質外見的には4年位の成長しかみせていない。
それが何だか不思議だった。
いや、不思議…というよりも、不気味、だ。
歳相応の成長をしない自分の体。
人は、成長は個人差だと言うが、そうではない事は自分がよく分っている。
きっと自分の時間が人よりもゆっくりなのだという事。



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No.409 華樹 05/17 01:08:39  削除依頼

燕雀が昔ぼやいていた言葉を思い出す。

『友人が自分より先に次々と老いて、死んでゆく… お前に私と同じそんな思いをさせたくはない…』

確か、その時燕雀は喪服を着ていて、出迎えた清を静かに抱きよせていた。
当時は何で珍しく黒い服なんかを着ているのだろうと不思議に思っていた。
だが今なら何故燕雀が喪服を着ていたのかわかる。きっと、友人の葬式だったのだ。
なんだか肩が少し震えていたような気も、しないでもない。


「…また中学校に行っていないのだな」
「…」
時計の方に視線をやりながら言う燕雀につられて時計を見た。
時計を表す二本の長さの異なる針は学校の本鈴が鳴り響く8:30をとっくに過ぎて、10:15辺りを指示していた。

行く気になれない。
あんな所。

「行く気になれないといったような顔をしておるが、行った方が良いと思うぞ?」
「…」

いつものように心を見透かしたような言葉を言って布団を運びにかかる燕雀に溜息をついた。
これも慣れたものだ。

「っ…」

いきなり開けられた窓から差し込んでくる光に思わず顔をしかめた。
目が痛い。

「さて、こんな天気のいい日に部屋に閉じこもっているとは情けない。学校に行かないというのなら…」
「…」
「久しぶりに稽古でも、するか?」
「!」


その言葉に清はこの日初めて驚いた顔をした。



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No.410 華樹 05/17 01:08:56  削除依頼

++++++++++++++++++++++

身体が、少し痛む。

清は燕雀が稽古場と称している部屋で壁を背に座り込んでいた。


あの人、本気でやった。
中でも一番痛む腹部を手でおさえ、けほ、と咳を零した。
短刀の柄で腹部を突かれた時は、一瞬意識が飛んだ気がする。
だがそれも床に叩きつけられた時点で引き戻されたが。
だいぶ始末屋で仕事をして場慣れして、実戦を積んで少しは強くなったと思っていたのに。

「全然…勝て、ない…」

呟いて、自分の言葉が耳に届いて更に悔しくなった。
腹部に受けた突きの攻撃は本気で力を込めていたようだが、他の攻撃は全部本気を出していなかったように思われた。
全力で本気を出さなくても、一瞬の本気を出すだけで勝ててしまう相手…という事か。
自分はまだまだだという事だろうか。
苦虫を噛みつぶしたような気持になりながらも、窓の外を見て、夕方になっているのに気づき、壁に掛けてある時計をぼんやりと眺めた。

16:32…

そろそろ仕事に行く時間だ。
よろよろと起き上がり、服を着替える。
「?」
服を着替えようとしてふと何か白いものがひらりと床に落ちたのに気づく。
見ると、それは一枚のメモだった。
何か書いてある。それに目を通した清はそのメモを置いて黙々と着替え、仕事へ向かう為に玄関へ行き…鍵を閉めた。


『清へ
すまないが、私は急用が出来たから少しの間家を空ける。
その間留守を頼んだぞ。
食費などは私の部屋の箪笥の2番目の引き出しに入っているからそれを使うように。
神社の管理の方はこっちで誰かに頼んでおくからお前は気にしなくていい。
家を出る時はしっかりと鍵を閉めるのだぞ。
  燕雀 』



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No.411 華樹 05/17 01:47:41  削除依頼

++++++++++++++

おおおおお、お久しぶりです。
なんか久しぶりの小説投稿に身震いしております、華樹です!
そしてイキナリな清side!
多分、これから始末屋に行って、輝君がはるさんに怒られる所を見るんだとおもいます、はい。
あ、でも清が行った時にははるさんしか居ないか…
きっとイライライライラしてらっしゃるのだろうと…;;

そして過去編ネタばれしそうな勢いです、今回!
私がこのまま順調に此処にこれれば、ですが、少し清の身内でちょっとした波乱が起こりそうです。燕雀さんが居なくなったのにはちょっとした訳が…(ゲフンゲフン
あー、でも来週からテストなんで、さ来週の木曜辺りまではきっと(絶対)来れないと思います。



遅ればせながら、鈴音さんから頂いた質問のお返しをば!
えっとですね、きっとその集団は違うと思います…
黒い服着てる人一人しかいなかったし…私の妹はどピンクと言ったらいいか、なんていうかショッキングピンク(?)っていうんですかね?…のパーカー着てました…;;
そして、行ったのは釜石ですね。
会いたかったです;;会ってみたかったです。
でも、いい所ですね!
兵庫県では桜はみんな葉桜だったんですが、5月上旬だとそっちではまだ桜が残ってるんですね…!!(ちょっとそれで感動しました!
母の旧姓が織笠というのですが、そういう名前の駅と学校があると聞いていたのでそこにはちょっと行ってみました。



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No.412 華樹 05/17 01:47:55  削除依頼

ちょ、希影さん大丈夫ですか!?
私も妄想ばっかして、小説書く手が全然動きませんが…考えばかりが先走りしてしまって、さて書こうと思ってどうやって書こうか迷うんです…;;
入院ですか…お大事にしてください…;;
私もかなり放置で申し訳なく思っているのですが、私のほうが重罪だと思いますよ;;



鬱ですか…ユキ絵さん。(フフフ ←何
私は中学2年の頃が一番やばかったですねー。
毎日自分って死ねばいいんじゃないのかとか本気で考えてましたから…
あの時はなんでそう思ってたのかよくわかんないんですけど、今考えるとアホらしいですね…;;
プチ鬱だったのかもしれません。。



紫凛さん、ちょ、なんすか、あの素敵絵はぁぁぁあぁぁ!!!
なんであんな絵が描けるのか不思議ですよ、もう。
文才、画力共に下さい…!!
まじで紫凛さんの弟子になりたくなってきた;



あ、お詫び…といってはなんですが。
これからも多大な迷惑をかけると思いますので…
お詫び、と言う事にしておきます。

動画、作ってみました。

動画…というか、なんというか、静止画を組み合わせただけなんですけどね?
前の、綾ちゃんを巡るトーガ君と輝君を見て、どうしても作りたくなってしまって…!!
トーガ君初描きなのですが…
髪の色が分からなかったので一応黒髪なのですが…
イメージと違ってたらすいません。
ついでにまさかのキャラ崩壊寸前です。
突っ込みどころ満載です。
画が、下手です…
あああ、もぅちょっと輝君とかトーガ君とかカッコよく描いてあげたかったああああ;;;
綾ちゃんももっと可愛くかいてあげたかったぁぁぁ;;;

というわけで、勇気のある方のみ、見て下さい。
音が鳴りますので音量注意。
http://www.youtube.com/watch?v=uNCez0N__tc



avatar

No.413 ユキ絵☆ 05/17 11:45:04  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「ッチ。あと少しで着くんだから大人しく待ってろや糞彦」

アジトに向かっている最中。
走り出してから5分しか経ってないのに、その5分の間で
既に春彦から5件もメールが届いていた。1分に1通着てるってことか。
そんなにメール送っても意味ねぇってことに気づかねぇのか?
ま、真面目と言うかバカと言うか。変な奴だからしょうがねぇか。

「……。もっと速く走るかっ…!」

さっき聞いた子供の元気な、いただきます、それがもう一度頭に浮かんで。
俺の餌になったあの子供もそんな感じで…楽しくやってたのかななんて思って。
その子供は先程通りすがったベビーカーを押した幸せそうな女、みたいな親に
ずっと大切に育てられていたのかもしれねぇな、なんて思って。
俺の餌になった、腹の大きな女も…生まれてくる子供に会うのが
きっと俺が想像してるよりよっぽど楽しみだったのかな、なんて思って。
そんで、あのおっさん。帰りを待ってる人の元へケーキもって帰るんだよな。
俺の餌になったおっさんも、誰かに帰りを待たれていたかもしれねぇな。

いや、みんな今現在も"大切な人"に帰りを待たれているかもしれねぇな。
どんなに待ってももう帰ってくるはずなんて、ねぇのに…。

…なんて思った。

センセの罰、ちゃんと受けたのにこれじゃ全然意味ねぇじゃんかよ。
いや?これが本当の罰なのかもしれねぇな。償うには一生分の苦が必要ならば。
そう考えると罪悪感に苛まれれば苛まれるだけ俺は気分が良いのかもしれない。

だけど。

始末屋に行けば…そんな苦しい思いなんて、償いなんて必要なくなる。
そしてこの汚れたズボンの裾や靴の先も、魔法みたいに綺麗になる。
食人――残酷なやり方で人の未来を奪ってしまった事実も、嘘になる。

そんな気がして、アジトまで直走った。

始末屋に着いたところで嘘になるはずなんてねぇのに。
嘘になって良いはずがねぇのに。
ただ忘れたいだけ。その時だけ、忘れられる気がするから。楽になるから。
――どうして…忘れられる気がするんだ?始末屋に何があるって言うんだよ。
 



avatar

No.414 ユキ絵☆ 05/17 11:45:29  削除依頼

 
あった。いつものドアだ。

「うっしゃあ!これで何時もの俺だぜェ?」

気休めにしかならねぇけどタオルで爪先のセンセの血痕を拭き取る。
ズボンの裾もなるべく目立たねぇように擦った。少しマシになったか…?
乱れた髪を適当に直して、目指していた場所に足を踏み入れた。

――カラン。

「ただい…ウオッ。何だよ春彦…」

本来ならカウンターやソファーが真先に目につくところ、今日は違った。
頭にツノ…が生えてる春彦が俺の目の前(っていうか顔近すぎ)に立って
通せんぼ状態になった。…怒ってんのか?怒ってるんですね?おい。

いや、もうなんかいきなりどっと疲れた…。
こんなに疲れて良いのか?俺。ハゲるだろ、白髪出るだろ。
おまけしてくれよ。いつも遅刻しねぇで朝早くから来てるだろ?
それに、たかがメール40件と着信152件シカトしただけじゃん的な。

「おかえり、輝殿。何で連絡しなかった?」
「あ゛ー…糞女に言っとけばどうにかなると思っt
「俺、何度も連絡したよな?
それなのにかけようともしないのか」

え、いや。あの、起きたの朝の9時でぇー、急いで電話掛けようとしてぇー。
でもぉー、俺今日実は塾があってぇー、午後5時に塾終わってぇー、
それから急いで春彦さんの携帯に電話掛けたんスよぉ?
けどぉー、何かぁー、パネェぐらい鬼電波悪くてぇー、繋がらなくてぇー。
財布忘れて公衆電話も使えなくてぇー、超焦るって感じぃ?みたいなぁー。

…っていう言いわけは通じなさそうだな。

だからと言って、真顔ではっきりと
「掛けたらうざそうだったからm9(^Д^)プギャー」なんて言ったら
余計に怒る…っていうか騒ぎ出すかもしれねぇから止めた方が良いし…。
ああ…学生とか言って遅く来ても責められねぇ糞女と餓鬼が本当羨ましい…。
どうして俺だけ朝早くから毎日!糞真面目と仕事しなきゃならねぇんだよ。
俺も学校入ったって嘘つこうかな。そして午前中は趣味探しに使いたい。

目の前で黒いオーラ、いや、それを通り越して
邪悪なオーラを振りまく春彦にただ顔を引きつらせ黙りこくるしかなかった。

「そんな輝殿には罰だ」

おいおいまた罰かよ!!俺今日何回罰受ければ良いんだ!?
毎日が罰だわ。人生が罰。呼吸をすることでさえ罰に感じるんだよ俺は。
 



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No.415 ユキ絵☆ 05/17 11:46:07  削除依頼

 
冷蔵庫から皿を持ってくる春彦。
その皿の上には黒っぽいような茶色っぽいような…富士山の形みたいな物が。
それは弾性があるのかないのか不安定な動きでプルプルふるえていた。

どう見てもゼリーです。ありがとうございました。

いや、余裕だからな?だってこれコーヒーゼリーだろ?
砂糖が俺の大弱点だと知った上で持ってきたんだろうけど
コーヒーゼリーなんて全然甘くねぇだろ?普通。
怒りすぎで元々おかしい頭が更におかしくなったんだな、春彦。

「コーヒーゼリー?こんなもの、余裕で食えるから」

スプーンで一口分掬った。
…なんか嫌な予感、というかこのゼリーに鼻を攻撃されてる気がするけど。
まぁ、良いや。面倒くせぇからさっさと食って終わらせてやるぜェ!!

ぱくっ。と、頭上に文字を書かれそうな感じでスプーンを咥えた。
コーヒーゼリーが舌に触れた。その瞬間。焼けるような痛みが走る。全身に。

俺が食べたものは、砂糖の塊だったらしい。

カールマイヤー。
頭の中に流れているのはそれだけ。

身体中を信じられない数のアリが這いまわる幻覚が見えた。
そのアリ達が糖分を求め俺の胃を破壊する、胃だけじゃない全てだ。
心臓も骨も脳も人格まで!!全部黒いアリに支配され、ぶっ壊される!!

アリの触角がにょきにょきと頭から出てきた。(※幻覚です)
……このままじゃ本格的にまずい!!完全にアリになっちまう!!

春彦を『おいお前飲み物取れ!』って感じで睨みつけた。が、シカトされた。
アリに支配される手を何とか動かし、飲み物を指差す。
お願いだ誰でも良いから助けてくれ…それ飲まないと俺もう…もう…っ!!

ことん、目の前にそんな音が聞こえた。

涙が溜まりぼやける瞳を音がした所へ向ける。
テーブルの上に、さっき俺が指差していた緑茶が置かれていた。

誰が置いてくれたんだ…?顔を上げると…あの…糞女らしき女が。
思わず口に含んでいた砂糖の塊を吹きだしてしまった。
まさに、(´^o^);:*:;この状態だ。

「ちょっきたなーい…。何すんのよ!!」
「お前こそなんだよそのカッコっ!と髪型」

砂糖の塊を吹きだしたからかアリの幻覚は綺麗さっぱり消えた。
が、別のものが眼に入ってくるようになってしょうがねぇ。
 



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No.416 ユキ絵☆ 05/17 11:46:44  削除依頼

 
どういうわけかテニスウエアの上にウィンブレを羽織っていた糞女。
そんで、髪を上で一つにまとめて……。って運動でもしてたのかよ!!
着替えてから来いよ!!そんなスカート穿いて、全然似あってねぇんだよ!!
んで、髪くらいすぐ下ろせるだろ!?動く度一々髪が揺れて…目障りだし!!

くそ、また調子狂わせやがって…!!バカにすんのもいい加減にしろや!!
まぁこいつがどんな格好してようが全然全く1ミリも眼中にねぇんだけど!!
でもイラっとくるんだよ、イラっと!!なんとかしろ、今すぐに!!

「あんたに関係ないでしょー!?」
「なっ!だからそう言うことじゃなく「これ以上怒らせたいか?
さっさと食え」

テーマ"糞女のカッコと髪型"でトークバトルを始めようとした。
…のに、春彦が横から(凄い顔で)割り込んできて砂糖の塊を突き出してきた。
ここまで来て、まだ食わせるんですか。そうですか。分かりましたよ。
食えば良いんだろ!?食えば!!盛大にゲロったら責任取れよ糞彦!!

スプーンを手に取り鼻をつまんで、一気に2分の1を口に入れた。
緑茶と一緒に流し込んだにも関わらず、砂糖の塊の味がしっかりと分かる。
吐きそうになったから、残りのゼリーの半分を緑茶の中にぶち込んだ。
湯呑の中にスプーンを入れて、ミックス。
…ゼリーと緑茶が溶けあって気持ち悪い色になったお( ^ω^)

ああ、失敗したな。緑茶が砂糖の塊になっちまった。
量が増えただけだろ…これ。緑茶も全部飲まなきゃだめだなんて。
まぁ少し味が薄まってる…わけもなく。
全部飲みほし、ついに4分の1になったゼリーを眺めた。
…もう、限界かも。頭の中にクモの巣が巡ってるイメージなんだわ、今。

でも。ここまできて負けてたまるか!!
火影になるってばよ!!の、誰かが言ってた通り漢に必要なのはド根性だ!!
ケチャップのキャップをはずし、中身を全部ゼリーにぶっかけた。

死ねェエエ!!!

一口で残りのゼリー(砂糖&ケチャ味)を食った、押しこんだ。
やった、平らげたぞ…へへ、終わった。勝った…。勝った、勝ったぞォオ!!

色んな意味で頭が切れた。
 



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No.417  

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No.418 ユキ絵☆ 05/17 11:50:23  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

目を開けると、糞女の顔がドアップで。

……って!!!

「う、うわっ!!顔近っ!!ざけんじゃねぇぞブス女!!」
「痛っいな!!何すんのよ!!」

糞女を突き飛ばし、仰向けになっていた上半身を起こした。
見回すと、ここは奥の部屋らしくて。俺はシーツの上に座っていた。

「ゼリー平らげたと思ったらひかる気絶すんだもん!
なかなか起きないから様子見に来てやったのに…その態度って何!?」

ああ、なるほどそれで奥の部屋で寝てたのか俺は。

「知らねぇよ。お前が勝手に様子見に来たんだろ?」
「人が心配してやったのにそんな言い草…!!」
「心配してくれなくて結構だっつーの。余計なお世話だって言ってんだよ」

いきなり気分悪くなったぜ。勿論、色んな意味で。
しかもまだ着替えてねぇのかよ…!!それに髪型も…!!殴るぞこの野郎!!

「っていうか…もう8時かよ。結局一滴も仕事しねぇで終わったな今日」

携帯のサブディスプレイを覗き、髪をガシガシと掻きまわした。
さてと、また春彦が怒ってるだろうからさっさとカウンター行ってくるか。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです/(^O^)\駄☆文☆す☆ぎ☆て☆申し訳ないってばよ!!
そして↑の削除はわ・た・し♪間違えちゃった、てへ♪(死んできますorz

ごめんなさい、また大寝坊ですけど許してください...|ω・`)

そしてなんとなく気絶、させたかった(笑)←コラwwww
ちょっと母ちゃんが朝飯食えって煩いんで食べてきます(´・ω・`)
ので、反省とコメ返しは後ほど!!!!!!!(←自己中乙☆



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No.419 ユキ絵☆ 05/17 16:33:47  削除依頼

えー、はい!!
朝ご飯といいながら昼ご飯まで食ったユキ絵さん登場!←
サンドイッチ満腹食べて3時間後に塩焼きそば満腹食った私って、
ピザデブまっしぐら…?というか、既にブデ?(´^o^);:*:;

希影さぁああんにゅぁうにゅうううううううううん><、
大丈夫ですか真面目に○| ̄|_入院って、そんな○| ̄|_ず~ん
私の気合でよければいつでもチャージしますので言ってくださいね><、
「ハァァアアァァアアァ!!!」←漫画のキャラが気合入れてる時の声。
なんなら病院まで書けつけてテンソンもりもりで騒いでも(やめろwww
医院だったら夜はorzだと思いますけどどうでしょう...|ω・`)
真面目に暗くて怖くてしょんべん漏らす勢いでふぉふぉふぉ(変態仮面!
これを機に、妄想力を鍛えましょう!ベッドの上では常に妄s(自重してね♪

ぞじで!!
華樹さんお帰りなさいませ!!!!!(*´Д`*)ばうばう←

叫んで良いですか?え、私の性格上叫びますよ?

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
もう一発!!ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(荒らしかw
ハァアアアアアアアアア!!!!くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

このキチガイ気味の叫びの原因は誰しもが分かるようにw動画見ました!!1←
ウエスタンショーきたぁあああああああ!!ヒャダインくぉおおおお!!!!
まさかここで始末屋とヒャダインさんのコラボ(w)が見れるとはwwww
生きてて良かった、ありがとう。神様(・▽・)!!(←大丈夫かw
1:17の綾ちゃんが><///wwでもってネギマが想像を50倍超える可愛さでw
ふおおお私の愛しのツクネ、じゃなかったネギマぁあああああああ(*´Д`*)
そしてやっぱり私をノックアウトさせたのは……ww

うおおおおおおおおおおおおおお春の旦那ァアアアアアアア!!!(うるせw

いや、最後に旦那ドンと登場ってwwどことなくやる気ない表情に見えて←
旦那ヲタの私にはハードルが。すまん耐えきれなくて吹いた(´^o^);:*:;
おまけに清ちゃまがwwさり気なく持ってくって詐欺やろ戦えやw(なんぞw
ネ申すぎて私の頭では感想が述べられなくて、ちょっと色々超えました←

てことで!!!次レスで鈴音さんにコメ返しです☆てへ♪(おいw



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No.420 ユキ絵☆ 05/17 16:34:00  削除依頼

>>鈴音さん
ほよよんそう言えば鈴音さんは公立高校でしたっけ(`・ω・´)!?
私もふと吹奏楽がやりたくなってきましたおよおよ何かww(´^o^);:*:;
中学の時に吹奏楽部の仮入部にいってクラリネットやったら面白くww
けど楽器買わされる的なこと言われて諦めて実はバスケ部に入ってた時期がw
でも心臓が弱くドクターストップで半年で辞めたとです/(^O^)\オワタ
マネージャーやらないか、って話になったけど練習がうざくて辞m(おいw
そして各部活を転々と回るさすらいの旅が始まってwwwww(黒歴史w
正直何部だったの?と聞かれると困ることが多くおよよ(´^o^);:*:;
入部してないのに部員に混じって皆と一緒に部活やってました\(^o^)/
でも殆どは自転車部で一輪車やらしてもらって、放送部でビデオ弄くって
最後家庭部に乗り込んで菓子だけ食わしてもらうってスケジュールでしたww
っていうのが事実で(´^o^);:*:;ごめんなさい、引いたら、ごめんなさいorz
ライバルは健司くんだけど健司くんに会ったことがない輝って何ぞww
健司くんと綾ちゃんのラブラブデートを妄想し勝手に一人でキレてますよww
健司くんの性格も知らんのに…知らない所は妄想で埋める痛い奴です輝はw←
朝からバラの花束はwwwwウザイというか熱いというか(´^o^);:*:;
リアルに光琉さんは明恵さんにバラの花束&赤ワインの口移しをしてtww←
その性格が輝にも乗り移ってたらいつかそういうのに目覚めたり…(おいww
悠斗くんはこれから先もずっと苦労キャラでいく感じですよね...|ω・`)ふおお
うん、輝をぶちギレさせても構わないので一度綾ちゃんとの萌えシーンを←
そしたらチャリぶっとばして輝が悠斗くんを蹴り飛ばしにいくのd(なんぞw



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No.421 鈴音 05/17 23:16:49  削除依頼

*一ノ宮 綾*

ひかるがはるに渡された有糖のコーヒーゼリーを平らげた瞬間
机にうっ潰すように上半身が前に倒れる。

「ひっひかる!?」
「あー…完全に伸びたな…」
「白目…むいてる…キモチワルイ…」←ぇ

みや…ひかるが気絶してるからって言いすぎよ??

顔をのぞくとみやが言ったように白目をむいて倒れこんでるひかる。
そりゃガムシロ40個はさすがにきついでしょーね…。
あたしもそれは無理だわ。みやなら行けそうだけど…。

「これで罰ゲームも済んだし、とりあえず邪魔だから奥の部屋に寝かせとくか…」

そう言ってはるは後ろから両腕をひかるの脇に入れ奥の部屋までずるずる引きずっていった。
なんか…みんなしてひかるの扱い悪くない??
てか罰じゃなくて罰ゲームだったんだ…。

はるがひかるを寝かせに行ったのであたしもコーヒーを作るためキッチンに入る。
みやの分の有糖のコーヒーゼリーとはるとあたしの分のホイップクリームが乗った
無糖のコーヒーゼリーを出してそれぞれの机の上にコーヒーと一緒に置いた。
なんか…コーヒーだらけ…。

そんなこと思いながらカウンター席のいつものところに座る。
やることもなさそうなので台本を取り出してコーヒーゼリーを食べながら
台本を読むことにした。



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No.422 鈴音 05/17 23:18:11  削除依頼

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「そう言えばはる?今日は依頼とかなかったの??」

ひかるを寝せて南からもらったのか学校の見取り図等の資料を眺めているはる。
顔をあげてこっちを見ながら「なかったよ」と答えた。

「あぁ…でも電話があったぞ。南殿から」
「南からっ!?」

あれ?はるが女の子を名前呼びってめずらしいな…。
まぁ南とはる、あった時から2人だけ空気違ったからねぇ…。
あっ甘い空気とかじゃないよ?なんかお互いを探るようなピリピリした空気。
妙に2人って似てるから…。

てかさ…いやな予感しかしないのはあたしの気のせい?

「1日目…と2日目…の、ショーの演目…入れ替え、だって」

みやが電話を取ったのだろうか??
そう言ってさっきあげた2個目のコーヒーゼリーを食べるみや。

「え?なんで…?」
「さぁ…俺たちもそれだけしか聞いてなくてな…」

机に資料をとんとんと叩いてそろえる。
確かに『学校生活』のほうはあたしとひかると璃音と桜田だけだから
他の4人は警備に専念できる…。
2日目のほうが、狙われる可能性があるってこと…?

「あと、明日衣装合わせするから学校休んで来いって」
「はぁ!?それ、本気??」
「本気らしいなー…。なんでも、あの、綾殿達のほうのライバル役?の子が
木曜日に来るらしくて、今いるみんなはできるだけ早めに衣装合わせしたいらしいな…。」

そういえば…どんな子なんだろ。
南のことだから…すっごくちっちゃい子連れてきそう。
あたしのコンプレックスが身長だってわかってるし…。

「そろそろ8時か…。そろそろ店閉めるから、綾殿。輝殿の様子見てきてくれるか?」
「えっあーうん。わかった」

きっとコーヒーゼリーで相当まいってるし…今日はひかるの好きな鮭にしよっかなー♪
そう言えば、ムニエルこの前作って結構よかったし…それにしよっと。
なんて考えながらあたしは奥の部屋に向かった。



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No.423 鈴音 05/17 23:20:11  削除依頼

カチャッ

ドアを開けてそっと中に入る。
ベットを覗くとまだ寝ているみたいで…。
てかいつの間に寝てたのよ…台本覚えてるんでしょうね…。

なんて考えてるとひかるが目を覚ました。

「あっおはy「う、うわっ!!顔近っ!!ざけんじゃねぇぞブス女!!」
「痛っいな!!何すんのよ!!」

いきなり目の前で叫ばれ、いきなり突き飛ばされ、あたしはそのまま後ろに倒れて尻もちをつく。
もうすぐ女の子の日なのにっ←おい

てかブス女って…分かってるわよ…どうせっどうせっブスだもん…
でもさ…好きな人に言われると結構クルのよ?女の子って

「ゼリー平らげたと思ったらひかる気絶すんだもん!
なかなか起きないから様子見に来てやったのに…その態度って何!?」

なんて気の弱い部分なんてひかるに見せたくないのでいつもの強気なあたしで接する。
いや、これも本音だけどさ…。
するとひかるは寝起きだからか不機嫌そうにぶすっとした態度で言い放つ。

「知らねぇよ。お前が勝手に様子見に来たんだろ?」
「人が心配してやったのにそんな言い草…!!」
「心配してくれなくて結構だっつーの。余計なお世話だって言ってんだよ」

はいはい、どうせ勝手よ…どうせ余計なお世話よ…。
ほんとに心配したのに…ひかるのバカ…

「っていうか…もう8時かよ。結局一滴も仕事しねぇで終わったな今日」

携帯を見てガシガシと頭を掻いたひかるは立ってホールのほうに戻ろうとした。
そんなひかるを見るとなぜか気持ちが落ちてたのがイライラにかわって…
いや、気持ちは今も落ちてるんだけど…
女の子の日が近いからかな??←何度も言うな

あたしはそのイライラをすべて足にこめて、ドアを開けて出て行こうとした
ひかるの背中に飛び蹴りをかました。
なに?パンツ見える?どうせだれも見ないでしょ(おい

ドアが開いてたので案の定ホールのほうまで吹っ飛ばされるひかる。

「グホッΣゴホッ…」
「輝殿ッ!?」

はるはコーヒーを飲んで機嫌が直ったのか本当に心配そうにひかるの名前を呼ぶ。
ふんっざまーみろよっ!!



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No.424 鈴音 05/17 23:22:41  削除依頼

「んにすんだよっこのバカッ!!糞女っ!ブス女っ!!」
「何度も何度も言うんじゃないわよこのバカッ!!」
「そう言うことか…」

キッと睨んでこっちを見てくるひかるにあたしもにらみ返して応戦する。
1日に2回も言わなくていいじゃないっ!!ひかるのバカッ!!

はるはひかるの言葉とあたしの言葉を聞いて大体流れがわかったらしく苦笑いをしながら
資料をファイルに入れていた。ちなみにみやはコーヒーのカップを洗ってくれてるみたい。

「バカだと!?俺のどこがバカだよっ!!」
「そう言うところがバカだって言ってんのよっ!!」
「んだと~!?もういっぺん言ってみろ!!」
「バカバカバカバカバカバカ」
「いっぺんだっつっただろーが!!」

もう2人はなれたのかはるとみやは帰り仕度をはじめていた。

「2人とも…鍵閉めるから喧嘩なら帰りながらしなよ…」
「「喧嘩じゃないっ!!トークバトル!!」」

あたしからすればテーマ”ブス女”のトークバトルだ。
あっちはそのテーマじゃないと思ってるだろうけど…

はるの忠告を無視してギャーギャー騒いでるあたしらの耳に何かがキレる音が聞こえて
それと同時にみやのため息が聞こえた。

「さっさと出ろ(黒笑」
「「…はい」」

はるの黒い笑みに圧倒されあたしらは急いで荷物を取って外に出た。
すると後ろから鍵をかける音がして
「じゃあ明日は10時に夜昼グループの本社だから」
とはるが普通の笑みで言った。
はるって…怖いね…。

それだけ言うとメットをかぶりバイクを走らせるはる。
みやも手を小さく振って家の方向に歩いて行った。

「「……」」

残されたあたしらもずっとここにいるのもなんなのでひかるの家に向かって歩き出した。



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No.425 鈴音 05/17 23:27:08  削除依頼

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「てかよぉ…なんだよそのカッコ…」

ずっと沈黙だった空気を先に破ったのはひかるだった。
不意に普通に聞かれたのであたしも普通に返してしまう。

「えっ…あー…テニスの試合の助っ人頼まれて…時間なかったからこのまま来たの」

合ったことをおおざっぱに説明する。
ふーん…とどこか納得してないように眼をそらしていうひかる。
なによ…どうせ似合わないとか言うんでしょ?

「なによ…なにか言いたいことあるの?」
「イヤその、お前にそんなカッコ似合…わねぇなって」

やっぱりっ!!
つい強気で聞いてしまったのにむっとしたからか「似合わない」と口にしたひかる。
分かってた分なんか悲しい…けどいいよっどうせ似合わないもんっ!!

とまぁこんなことを心の中で繰り広げるとやっぱりイライラはたまるわけで…
「大体、時間なんてどうでもいいんだから着替えて来い――うんたらかんたら」
と喋り続けるひかるの脇腹にこぶしを入れた。
もちろん100%の力で。

「ゴフッ!てめぇ…ゴホッ2回も攻撃しやがって…」
「あんたが2回も似合わないとか言うからでしょ!?」

あっでも殴ったらちょっとスッキリした…。

「ほんとのことなんだから別にいいだろうがっ!!」
「っ~~!!んなの分かってるわよっ!!もういいっ、今日の夕飯鮭のムニエルに
しようとしたけど、ひかるにはあげないっ!!野菜炒めで十分よっ!!」
「はぁ!?鮭が目の前にあるのにどう我慢しろって言うんだよこのくそ女っ!!」
「あげないったらあげない。どうしても食べたきゃ自分で作れば?
材料揃えとくから」

イライラがだんだんおさまってきていつもの毒舌ぶりを発揮する。
ひかるを置いていくようにすたすたと早く歩く。



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No.426 鈴音 05/17 23:30:46  削除依頼

「ちょっまてよっ!!俺に料理作れるわけないだろっ!?」
「少しくらいできるでしょ?ムニエル結構簡単だし、勝手に作れば??」

あたしに追いつこうと早歩きめで向かってくるひかる。
それをばっさり切り捨ててあたしも歩く速度を速める。

「ちょっおい!!待てってっ!!」

本気で鮭が食えないと思ったのか焦った声を出しながら走ってきたひかる。
あたしも走り出すが男にはかなわないわけですぐに肩を掴まれてしまった。

「俺に料理しろなんて無理な話なんだってっ!!だからさ、作ってくれy「ひかるんちついたよ」

ひかるの言葉を遮ってあたしは前のアパートを指さしながらアパートの階段を上がっていく。

「おっおいっ!!」
「ひかるこなきゃ中入れないんだけど…」

ハァとため息を吐きながら階段をのぼるひかるを上から見下ろす。
少しムッとした表情をしたが「ムニエル」とあたしがつぶやくとダッシュで駆け上がっていった。

てかあたしが作らないわけないでしょ??
2品もメインつくるのめんどくさいんだから…

そう思いながらあたしは鍵に苦戦しているひかるの元に急いだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっと…駄文で申し訳ないですorz

てかてか希影さん入院だいじょぶですか!?
って大丈夫じゃないから入院しているんでしょうけど…
希影さんが見られないとすごく悲しくて02><。
でも、無理はしないでくださいねっ(`・ω・´)
希影さんの帰りを待ってますからっ☆



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No.427 鈴音 05/17 23:52:01  削除依頼

てことでコメ返☆

華樹さん≫そうなんですか…(´・ω・`)
釜石って言うと沿岸ですねっ☆あたしはもろ内陸ですので…(^0^;)
そうなんですよーww
あたしの地元にも桜の名所があってwwきれいですよーww
あっそうだ!!今度リレ小作者メンバーでお花見でも←ぇ
織笠っ!!知ってますよーww
小学校・中学校で弟のスポ少の追っかけをしてた頃県大会にいました!織笠♪

てかてか…あの、あたしも叫んでいいですか…?
てか叫びますww

ンキャ―――――――――――/////
マジあれなんすか!?なんすか!?あの萌える動画マジすごいっすよ!!!
ちょっかれこれ10回以上も繰り返し見ても飽きないというこのなんでしょう
運命的なものに出会ってしまった感じ!!!
トーガとかセシルとかマジ考えていた通りで!!!
絵にしてもらって、しかもそれが動画になっててマジ感動モノでww
てかてか、綾の泣き顔に萌えてる2人がマジウケて!!!
それに加えてひかるくんとトーガの「男はハートで勝負」のとこがマジ
ギャフンっ///て感じでっ!!
もう今まさにウォークマンに入れていて!!毎日萌えさせていただきますよぉぉぉぉぉぉぉ!!!


最終的に何が言いたいかってもうしますと華樹さんが神ということを言いたかったのですはい。



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No.428 鈴音 05/17 23:52:08  削除依頼

ユキ絵☆さん≫公立高校でしたよ☆←おい
楽器買うってなるとヤバいですよね;;超値段がっv(☆0☆)vって感じで(汗
心臓!?大丈夫なんすか!?はわわわわわっ無理だけはだめですよ(´・ω・`)
そうなんですかっwwてかお菓子食べるだけとかおいしいどこどりやーん♪(殴
てかちょっと過去編の設定変えようかと…思ってましてね;;
健司は黒じゃなく白で警察行きが決まるんですよ…。結局始末屋が白に戻した感じで…。
んで一応今はもう死刑が決行されたことになってますが…どうしようかと思って;;
てか裁判で決まったら何日くらいしてそれが実行されるんでしょうか(汗
そういう情報まったくないのでほんと自分の想像だけで掻いてるようなもんでして(汗
憲法違反だったり矛盾してたりっていうのが結構ある気がします(駄目だろ
そんなそんなっ!!きっと灯ちゃんが出てきたら小さい頃の2人を思い浮かべて
イライラしてると思いますよ綾も\(^0^)/
それか1人落ち込んでますねww確実に(^p^)
してんすか!?その血がひかるくんに受け継がれているのか…←
てことは心のどっかでそう言うことをしたいという願望があるのではww(殴
そしてそのキャラを一回見てみたいww
悠斗君はかわいそうですが苦労人キャラで行く予定ですね…。
1度作りますかwwてか綾の記憶がなくなれば必然的にそう言うシーンが出てきますよ(笑
んじゃひかるくんが蹴りに来るのをこころよりお待ちしてまーす←



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No.429 華樹 05/18 01:10:12  削除依頼

*宮倉清
++++

カランと聞きなれた音を響かせ、始末屋のドアを開ける。
時間にして大体五時くらいだろうか。
入った時点で見渡すと、そこにはまだアヤとテルは来ていなかった。
見えるのはカウンターの椅子に腰かけているハルの後ろ姿のみ。
ここまでは予想した通りだった。
いつもあの二人よりも先にハルが居て、二番目に自分が来る。
その繰り返しで。

だが、今日は、今日だけは予想できない事が清を待っていた。


「!!!」

カウンターの椅子に同じように腰掛けた清は、見てしまった。
…というか、ハルがこっちをむいた。

「ああ、清殿。おかえり」

そこには、今までかつてないほどにどす黒いオーラの笑顔を顔に張り付けたハルがいたのだから。
びくっとそれを見て飛びあがってしまったが、自分でもその度合いに吃驚した。
これは、殺気とかそういうものを、そういう次元を軽く超えているような気がしないでもない。

「…清殿。 輝殿をしらないか?」

未だ視線を逸らせずに硬直している清に、笑顔でそう尋ねるハル。

「……し…ら、な……い」
「そうか」
清が消え入りそうな声でそう言うと、ハルは清から視線を外す。

一方清はハルの視線の呪縛から解き放たれてほっと息をついていた。
そして改めてさっきのハルの言葉を考え、何故テルの事を聞くのだろうと思ったが、唐突に理解した。
ハルの姿を改めて見て。

きっと、返事返ってこないんだ。テルから。


ハルは手に携帯を握りしめていた。
それも、みし、と嫌な音が響いてきそうなすごい勢いで。
そしてさっきからぶつぶつと呟きながら女子高生並みの速さで携帯をカチカチとやっている。

怖い。

素直にそんな言葉が頭に浮かんだ。

いくらなんでも怖すぎるので距離を取ろうとしていると、清の行動に気づいたハルがそのままの笑みを絶やさないままこっちを向いた。
目が合ってしまった瞬間、ひっと息を飲み込んでしまったことは否定しない。
我ながら、情けなかったと思う。

「どうした、清殿? なんだか顔色が悪いようだが」

黒いオーラをこれでもかと振りまいている笑顔を向けられて、慌てて首を横に振った。
そして、なんとか気分を変えるため、この空気から抜け出す為に冷蔵庫に何か無いかと扉を開きかけた。

「あ、そこに入っているコーヒーゼリーは食べては駄目だぞ」



avatar

No.430 華樹 05/18 01:11:36  削除依頼

扉を開きかけた手が、びくりと止まる。
そろそろと振り返ると、ハルはもう清の方を見ていなかった。相変わらずにこやかな笑みを浮かべながら携帯を凝視している。
その事にほっとして冷蔵庫に視線を戻していると、また声が聞こえて驚いた。

「…有……の…………コーヒー……を…………輝殿…………を…で………は……………」

独り言、だったらしい。
ふぅ、とため息をついて冷蔵庫の中にあったオレンジの缶ジュースを手に取った。
スチール製の缶は熱をよこせと言わんばかりに清の指先から熱を奪い、かわりに冷たさを置いて行った。


でも、ハルがこんなに怒るなんて珍しい。
ぷしゅ、と音を立てて缶を開けながらそう思う。
いつもより、度合いがすぎるような。
メールの返信が来ないからと言って、普通男が何通もしつこく特定の人物におくるだろうか。まぁ、束縛的な性格の男なら彼女にそんな事をしそうだとは思うが。
この場合、ハルがテルに…つまり、男が男に、だ。

「…」

ということは?

ハルって…テルの事好きなんだろうか…!?

考えてみた結果、そんな言葉が浮かんだ。
だからあんなにメール送って、返事が無いからって怒って……
「!」
そこまで考えて、ふと気づく。

この頃アヤとテルが結構いい感じになってきて、劇も彼氏彼女の役で出るとか言ってて…もしハルがテルの事好きだとすれば、アヤと仲良くしてるテルってハルにとっては全く面白くないのでは…。

そこまで考えて、ぶんぶんと頭を左右に振った。

いや、自分は何を考えているんだろう。
そんな事があるのか。
いや、ないとも言えない。
だって自分はハルの心の中なんて読める訳が………

「………」

……読めるんだった。

心が。



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No.431 華樹 05/18 01:12:13  削除依頼

無意識に左目を触っている自分に気づいて、は、とやめる。
これを使えば体力をかなり消耗する事になるし、何より他人の心を無暗に読む事を嫌っていたのは自分だし、それにこの眼は使い過ぎるとどうなるか分らない。
…でも。
今に限っては読んでみたい、と思ったりもする。
なんせ本人がこんな調子なのだから。

「…」

一瞬考えて、やめよう、とオレンジジュースを一口飲んだ。
冷たさ、それに甘さと酸味が口の中に広がる。
少し、冷静になれた気がした。

あんなどす黒いオーラを出している人の考えている事なんて知ってしまったら、こっちがおかしくなってしまうかもしれない。
視線をやると、まだハルは薄ら笑いを浮かべながら携帯をいじっている。

やっぱり、好きなんだろうか。テルの事。

好きにも種類が色々あるが、これは、loveの方?
愛ゆえの行動?
……よくわからないが。


別に男同士の愛は否定しない。
勝手にやっててくれと思う。本人達がよければいいんじゃないか。
日本ではできないが、海外では同性同士が婚姻を結ぶ事を許している国もあるし。

でも気になるのは。

アヤ……ハルっていう強敵が現れたね…

そっちだった。


自分でもよく分らない事を考えているのを終わらせた後、時計を見やってため息をつく。

早くアヤ来ないかな。

そんな事を思ったのは、清の予想では二人のうち先に来るのはアヤだと思ったからだ。

…というか、誰かに来てほしい。急速に。



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No.432 華樹 05/18 01:13:36  削除依頼

++++++++++++++

カラン♪

切実な清の願いから約十分後、「ごめんっ!!遅くなった;;」という聞きなれた声と共に見慣れない格好をしたアヤが現れた。
何かの部活のユニフォームみたいだ。
髪は高く一つに括っていて、尻尾のようにアヤが動く度に揺れる。

ふとアヤの表情が、少し不安そうな色を帯びる。
何故だろうと思ったが、すぐにわかった。
ぎ、ぎ、ぎ、ぎ、と音を立てそうなぐらいの速度でアヤの方を見たハルがそこにいたからだ。

「おかえり綾殿。ところで輝殿は知らないか?」

そう訊くハルの表情は、先ほどまでとあまり変わっていない。
笑う表情をし続けて、頬の筋肉はつかれないのだろうか。

「あたし何も知らな…いや、知ってた」
「なんだって??」

即座に答えようとしたアヤが答えを変えたのを聞いてぴくりと反応するハル。
少し、笑う表情のままで細められていた目が開いたような気がする。
ハルは、携帯を取り出して何かいじっているアヤをそのまま見つめていた。
やがてお目当ての物を見つけたのかアヤはハルの前に携帯の画面を突き出した。
何を書いてあるかは分らなかったが、きっと何度も連絡しようとしたハルにではなく、アヤに連絡がはいっていたのだろうと予想できる。

ハル…負けた?

やっぱりテルはアヤの方が大事なのだろうか。


ハルが一層黒いオーラを濃くした笑みを浮かべ、この空気が変なものになりだした瞬間、この雰囲気には似合わない軽快なベルの音が鳴り響き、件の人物の足音が聞こえた。


やっぱ、運悪いのかもしれない…テル。


ハルは運悪く、一番間の悪い時に入ってきた人物の前に立ちふさがる。
勿論、その人物はハルが邪魔で前に進めないのだから、いきなりの事だし、驚きと抗議の声を上げるわけで。

「ただい…ウオッ。何だよ春彦…」

テルは来て早々のハルの剣幕に、驚いているようだった。
その表情は、ただ驚いている、のではなく、何かうしろめたいものがあるようで。

その雰囲気で危険を察知したのか、アヤが無言で清の隣に座った。
避難。
そういう言葉がよく似合う。



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No.433 華樹 05/18 01:14:39  削除依頼

「おかえり、輝殿。何で連絡しなかった?」
「あ゛ー…糞女に言っとけばどうにかなると思っt
「俺、何度も連絡したよな?
それなのにかけようともしないのか」

言い訳をするテルに更に詰め寄るハル。

やつぱりテルがアヤの方に連絡したのが気に入らなかったのだろうか。
好きだからっていくらなんでも攻めすぎじゃないのか…
まぁテルもテルで、一つぐらい連絡をよこしておけばいいものを、と思いながら、そう気楽に思えるのは、ハルの今の表情を見ていないからだと確信している。
あの笑顔(怒り)の矛先が自分に向けられていたなら、とてもじゃないがこんな事を考える余裕はない。


テルのひきつった顔を見て、不意にハルは「そんな輝殿には罰だ」と言って踵を返し、冷蔵庫の前に行く。
何をするのだろうと三人が見ている前でハルは一つのコーヒーゼリーとスプーンを持って戻ってきて、こと、とそれを机に置いた。

コーヒーゼリー?

先ほど『食べるな』と言われたものだ。
まさかあの中にはテルを苦しめる毒かなんかを盛ってあったのだろうか。


でもテルは毒などの調合が出来たハズ…じゃなくて、それは流石に危ないか。
じゃあ毒以外のものでテルを苦しめるものといえば。

考えて、答えがでた。

あれしか。


「コーヒーゼリー?こんなもの、余裕で食えるから」
何も知らないテルは出てきたものがコーヒーゼリーだと知って、は、と笑いを零して椅子に座った。
そしてなんの警戒もなくそれを口に運ぶ………


数回咀嚼し、次の瞬間、苦しそうにもがきだした。
そして何かを伝えたいのか、ハルを睨みつけて何か指さしている。
だが、ハルはというと知らないフリをしてあさっての方向を向いていた。
アヤが慌ててテルの前に飲み物の入った湯呑を置く。
するとテルはそれをひっつかんで中の液体を飲もうとしたのだが…




飲み物を持ってきてくれたアヤを見た瞬間、吹いた。



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No.434 華樹 05/18 01:15:46  削除依頼

ああ、もったいない。お菓子が。
だからと言って、人の口に入った後、さらには床に落ちたモノを食べる趣味は無い。
言いたいのは、一度口に入れたお菓子は最後まで食べてくれという事だ。

「ちょっきたなーい…。何すんのよ!!」
「お前こそなんだよそのカッコっ!と髪型」

むせながらもアヤに言い返すテル。

「あんたに関係ないでしょー!?」
「なっ!だからそう言うことじゃなく「これ以上怒らせたいか?
さっさと食え」

それにアヤが言い返して、いつもの喧嘩が始まろうとした瞬間、ハルがすごい形相で二人の間に入っていって、コーヒーゼリーを置いた机を、ばん、と叩いた。

ああ、やっぱりアヤとテルが一緒に居るのが気に入らないのだろうか。
それとも、ただ罰を受けさせたいだけなのか。
ハルはアヤには勝ち目が無いように思えるのだが。

ハルのその言葉に盛大に嫌な顔をしてからテルはまたテルにとっては有毒の、清にとっては特効薬のコーヒーゼリーを一気に半分口の中に押し込んだ。
そして湯呑に入っていた液体と共に流し込む。
…が、やっぱり味は残っているようだ。
吐きそうな顔をしている。
それをハルは満足そうな顔をして眺めていた。
怖い…。

テルは何を思ったか、残りのゼリーの半分を湯呑の中にぶちこみ、無理やり飲み干した後、最後はケチャップをこれでもかとかけて口の中に放り込んだ。

ラストスパートは流石に、飲み物と混ぜるやらケチャップをかけるやらしていたので若干引いたのだが、ついに食べきったテルをすごいと思った…
刹那。


どごん、と鈍い音がして、見るとテルが生命力使い果たしましたといったような感じで上半身を机に突っ伏していた。
嗚呼、完全に伸びている。

「ひっひかる!?」
「あー…完全に伸びたな…」
「白目…むいてる…キモチワルイ…」

顔を覗き込んだが、思わず身を引いた。
そんなに劇薬だったろうか。
……糖分。



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No.435 華樹 05/18 01:21:54  削除依頼

「これで罰ゲームも済んだし、とりあえず邪魔だから奥の部屋に寝かせとくか…」

罰ゲームだったのかと思いながらも、ハルによってズルズルと奥の部屋に引きずられていくテルを見送った。

「…」

ふと、気付く。
テルが引きずられていく時足が見えたのだが、足元に何かシミみたいなものがあった気がする。
二人は気づいていなかったかもしれないが…
あれは……血痕…?

そう思ってから、いや、と思いなおした。
自分達は始末屋という仕事についているのだから血が服につくのは当たり前だ。
自分の血かもしれないし。

でも…そう思うのなら、何故さっきやたらに目についたのだろう。
そう思っていたのなら。
何故だか左目が疼いたような気が、した。


+++++++
お…おいつけなかった…
というか、昨日さ来週の木曜まで来れない…云々と言っていた華樹です!
何故私が今のうのうと此処でテス勉もせずに小説を書いているのかと言いますと!!

なんか、新型インフルエンザの関係で、明日は自宅待機になりました☆
兵庫県なのでね…
感染者が発見された神戸とか高砂とかって結構近いんですよね…;;;;
妹の中学は明日から一週間休みだっていうし…私もできれば一週間休みがいいですね!!テストの提出物終わらせれるし!!

という事です…

あ、もう、動画皆さんに喜んで(?)いただけたようで安心しました!!
あれが初動画制作だったんで…緊張しました…;;

ではでは、コメ返しは後ほど!
宿題してきます!!



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No.436 ユキ絵☆ 05/18 11:45:33  削除依頼

* 灰塚 輝 *

ああ…確かにここの床って汚ねぇな。埃や砂だらけだぜ。
で、何故俺は床なんかに倒れてるんだ?しかも、腹這いで超だせぇ格好で。
背中が超痛い気がする。背中に足跡が赤い色してついてる気がする。

少し前のことを思い出してみよう。

「グホッΣゴホッ…」
「輝殿ッ!?」

…うん、丁度こんな感じで俺が取りあえず咳きこんで、ぶっ飛ばされた。
そしてカウンターでコーヒーを飲んでいた春彦が驚いた。
ここまでは分かる。問題は何故俺が咳きこんで飛ばされたか、だ。

考えられるのは一つだけしかないわけで。

「んにすんだよっこのバカッ!!糞女っ!ブス女っ!!」

背中が痛いっつーことは背中から衝撃を受け吹っ飛ばされたってこと。
奥の部屋にいたのは糞女だけ。ってことはこいつの仕業だろ!?
何のために蹴り飛ばす必要があんだよ!?あ゛!?
蹴り飛ばすのは俺の十八番で!!それを自分が食らう屈辱ときたら…!!
…逆に俺が地球の裏側まで蹴り飛ばしてやろうか!?容赦しねぇぞ!!

「何度も何度も言うんじゃないわよこのバカッ!!」
「そう言うことか…」

苦笑する春彦をそっくりそのままスルーして起きあがった。
俺の瞳は今、目の前にいる敵――そう、糞女しか映らねぇ。
糞女というアホナスをねじ伏せるために集中力の全てをトークバトルに注ぐ。
今度こそ上下関係ってものをその少ねぇ頭に叩き込んでやらぁ!!

「バカだと!?俺のどこがバカだよっ!!」
「そう言うところがバカだって言ってんのよっ!!」
「んだと~!?もういっぺん言ってみろ!!」
「バカバカバカバカバカバカ」
「いっぺんだっつっただろーが!!」

人の話も聞かねぇでバカバカ連呼してんじゃねぇよバカ!!
大体他人のことをバカって言う方がバカなんだぜ!?このバカ!!
…って。あれ、俺も他人のことバカって言っんじゃん。
ま、まぁ俺は特別だから良いんだよ!!小間使いは下手に出てろや!!

「2人とも…鍵閉めるから喧嘩なら帰りながらしなよ…」
「「喧嘩じゃないっ!!トークバトル!!」」
 



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No.437 ユキ絵☆ 05/18 11:45:51  削除依頼

 
燃えたぎる熱いトークバトルの火花を散らしている最中に
春彦が「喧嘩」とか言って割り込んできた。……素人は引っ込んでろ!!
どこをどう見てもテーマ"バカ"についてのトークバトルだろ!?
俺達の熱いバトルに感動して仲間に加わりたいとでも思ってんだろうが
トークバトルと喧嘩の違いも見抜けねぇようじゃやっぱ参加させられねぇ!!
へへっ!精々修行してから出直すんだな!!は・る・ひ・こ・ちゃん!!

…と、若干調子乗って糞女とトークバトルの続きに熱中していると
普通有り得ない"何か"がキレる音が聞こえて俺達の動きはぴたりと止まる。
何が起きても顔色一つ変えねぇ餓鬼が、一つだけ溜息ついた。
…え?何だよ?どうしたってんだよ。おいおい、ははは…何だこの嫌な予感。

「さっさと出ろ(黒笑」

背筋が凍った。

「「…はい」」

怖すぎる。

春彦のスリル満点のその笑みに生命の危機を感じた俺達は
荷物を取って速やかに外へ退散した。これで慰み者…とかにされずに済んだ。
何時の間に餓鬼が外に出てたのか無表情でこっちを見ていた。
…いや、もう良いや。こいつはそういう奴ってことで。幽霊ってことで。

そして最後に春彦が続きドアの鍵を回していた。

「じゃあ明日は10時に夜昼グループの本社だから」

先程と態度が一変し何時もの微笑みを見せメットを被る春彦。
いや、もうこいつにとっての通常の笑みが黒か白か良く分からねぇけど…。
春彦がバイクを走らせると、餓鬼もひらひら手を振ってさっさと家路を行く。
…なんか関わりたくねぇと思ってる?いや、まさかそりゃねぇか。

「「……」」

あーあ。結局取り残されちまった。糞女と。
 



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No.438 ユキ絵☆ 05/18 11:46:09  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

今日の晩飯はなにかなー。
なんて考えながら糞女を連れて家まで戻る。けど沈黙が続きすぎて重苦しい。
俺の隣で歩く糞女をちらっと横目で見やるが、直ぐ反らした。
上で束ねられた長く艶のある黒髪が揺れている。
思わずそれの動きを暫く観察したい気が起きたけど、何て言うか…直視できねぇ。

意識しすぎて墓穴を掘ったか、気分的に余計に気まずくなった。
だからこの沈黙を破るためにも、訊くことにした。

「てかよぉ…なんだよそのカッコ…」
「えっ…あー…テニスの試合の助っ人頼まれて…時間なかったからこのまま来たの」

ふっつーに、真顔で説明されちまった。
大まか言った後また黙す糞女に、ふーん、と相槌を打ち左上に目線をやった。
別に左上に何かあったわけじゃねぇけど…唯視線を反らしたいだけで。
第一、隣でこんな「テニス部です!」みてぇな奴が歩いてたら
誰だって調子狂うと思うんだわ、別に俺がおかしいわけじゃなくて。そうだろ?

それに、別に似合うとかじゃなくて…それなりに様になってるっていうか…。
……と、取りあえず俺は嫌いなんだよ!!そういうカッコは!!

「なによ…なにか言いたいことあるの?」
「イヤその、お前にそんなカッコ似合…わねぇなって」

自然と早足になって、糞女を置いてすたすたと行く。

「大体、時間なんてどうでもいいんだから着替えて来いよ。
普通仕事とか行くのにそんなカッコしねぇだろ?着替え持ってねぇのかよ。
その前に試合の助っ人とかそんなもんスパッと断れっつの。金も貰えねぇし。
お前本当はそのカッコ自慢したいだけじゃねぇの?へへっ、そうなんだろ?
でも全然似あってねぇから!!素材が悪いって言うか!?ブスは何し――」

一人ぶつぶつと呟いていると突然脇腹に衝撃が走り、断ち切られた。
が、変わりのものが出る。そう、咳きしかないわけで。

「ゴフッ!てめぇ…ゴホッ2回も攻撃しやがって…」
「あんたが2回も似合わないとか言うからでしょ!?」

殴ってきた糞女に、脇腹を押さえながら目を剥いた。
つーか逆ギレかよ!?…似合わねぇもんは似合わねぇんだ!!認めろや!!
 



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No.439 ユキ絵☆ 05/18 11:46:30  削除依頼

 
「ほんとのことなんだから別にいいだろうがっ!!」
「っ~~!!んなの分かってるわよっ!!もういいっ、今日の夕飯鮭のムニエルに
しようとしたけど、ひかるにはあげないっ!!野菜炒めで十分よっ!!」
「はぁ!?鮭が目の前にあるのにどう我慢しろって言うんだよこのくそ女っ!!」
「あげないったらあげない。どうしても食べたきゃ自分で作れば?
材料揃えとくから」

今度は糞女が早足になって、俺を置き去りにして先へ行く。
って!何で俺が自分で作らなきゃなんねんだよ!!意味ねぇだろそれじゃ!!
折角の☆鮭☆が俺の手により生ゴミになっちまうだろが!!

動かす足を速め後に続く。

「ちょっまてよっ!!俺に料理作れるわけないだろっ!?」
「少しくらいできるでしょ?ムニエル結構簡単だし、勝手に作れば??」

いや、無理ですって!!冗談じゃねぇぞ!!
こいつにとっての簡単は俺にとっての難しいなんだよ、くそが!!
未経験でも優しく指導してくれるバイトがあるの知らねぇのか!?
素人にいきなり「勝手に作れば?」とかそりゃねぇだろ!!人でなし!鬼畜!

「ちょっおい!!待てってっ!!」

更に歩く速度を速める糞女に向かい、全力疾走。
鮭がどんどん遠くなっていくような気がして、糞女の肩を捕まえた。

「俺に料理しろなんて無理な話なんだってっ!!だからさ、作ってくれy「ひかるんちついたよ」

ああ、完全に怒ってんな糞女のやつ…。

ある意味追いかけっこをしていたせいか、
通常より2倍くらいの早さでアパートについた俺達。
ムスっとした表情で、糞女は階段を一人ずんずん上って行く。

このままじゃ…俺の鮭さんがっ…。

「おっおいっ!!」
「ひかるこなきゃ中入れないんだけど…」

偉そうに見下ろしてくる糞女に腹が立ったけど、
一言「ムニエル」と脅されて精一杯のダッシュで階段を駆け上る。
部屋の前で急ブレーキして、修学旅行で買った三猿のキーケースから
2番の鍵を取り出し、鍵と鍵穴と俺のガチバトルを開始した。

後から糞女が着いてきたが…鍵が開く気配ゼロで。
いや、やっぱ便所行きたくて急いで帰ってくるとか絶対できねぇなこの家。
何度か爪が剥がれそうになるものの、そこは経験の力で何とか堪える。
かちっ。と待ちわびていた音が漸く響き渡り鍵を引き抜いた。
 



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No.440 ユキ絵☆ 05/18 11:48:21  削除依頼

 
「よっしゃ、開いた……ぜ…」

ドアを開けた瞬間、力任せに閉めた。

「何よ?早く中入らせなさいよ。この服結構寒いんだから」
「お、おい。お前帰れ。きっ今日俺用事あるから…」

駄目だ。手と声が震えて不自然になっちまった。

部屋に広がった現実を見て、再び獣の記憶が蘇る。
何で忘れていたんだ…どうして処理してないことを思い出せなかったんだよ…。
そっか。忘れたいと思って始末屋に行ったんだった。目を背けるために。
これが忘れるということか。自分で自分の首絞めたな、完全に。

床にべったりと伝わる餌の血痕なんて、糞女に見せられるわけがない。

「…?今更帰れって。さては…ひかる何かあたしに隠してるでしょ!?」
「別に何も隠してねぇよ…。だからさっさと失せろつってんだよ…」

忘れたことに更なる罪悪感を感じ、
その罪悪感を忘れようとすることに罪悪感を感じる。悪循環だ。
吐き気すらしてきておかしくなりそうだった。変だな、俺は強いのに。
糞女に顔を覗かれ、視線が痛くてぎゅっと目を瞑った。もう逃げられない。

「…ねぇ。何か、あった?」

逃げられないなら逃げない。
心配そうな声を出す糞女をシカトし、ドアを開けて玄関へ入った。

「ちょ…ちょっと…!?何よコレ…!!」

後ろから部屋の中を覗いた糞女が声を荒げたのは、言うまでもなく。
返事はしないで、靴を脱ぎ血で汚れた床に足をつけ、鞄を投げ捨てた。
糞女は着いてくるだろうか。逃げるだろうか。二度とうちに来なくなるだろうか。

なるべく――

「オカエリ!クソオトコ!オカエリ!」
「……」

糞インコの羽が少し血で汚れていた。けど、いつもと変わらず煩せぇ鳥だ。
記憶にねぇけどきっと帰ってきてから血が付いた手で触ったんだな。

…糞女は、帰ったか。やけに静かだし入ってこねぇもんな。

冷蔵庫から適当に飲み物を漁ろうと後ろを振り向くと、糞女がそこにはいた。
怒ってるけど泣きそうな顔をして、ただ俺の顔を睨んでいるだけだった。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(`・ω´・ )(そろそろ新しい顔文字仕入ようかしらww←
文字数オーバーを恐れ反省コメ返は後ほどで^^;(ごめんなさい;



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No.441 華樹 05/18 15:01:02  削除依頼

堂々と時間外投稿すいません☆テヘッ(射殺
結局、一週間臨時休業になりました…学校…
私的にはよおぉぉぉっしゃぁぁぁああ!!って感じなのですが、新型にかかっている人もいる訳で…
おだいじに…としか言えませんが…;;


えと、じゃぁ、コメ返しいきまーす。


>ユキ絵さん
ただいま帰還(?)しました!
ふお!動画見て頂けて、叫んでいただいて有難うございます!!
もう、私も動画出来上がった瞬間違う意味で叫びました。
恥ずかしいのと、達成感で!!ww

で、ヒャダインさん知ってましたか!!
皆さん知ってるかどうかわからなかったのですが…
もう、ヒャダインさんは神だと思ってます!どうしても三人の掛け合いを見て作りたくなって…テスト前だというのに母に怒られながらも作ってしまったという…;;
飽き症のあたしにしては完成させれたのが奇跡です…;;

ネギマはセキセイインコでしたっけ…?描く瞬間に忘れてしまったのですが…;;
うちにもセキセイインコが居るので、インコは描き慣れていたのです!(キラーン
あああ、描きたいシーンとかめちゃくちゃあるのに絵にできない自分が腹だたしいというか、なんというか…;;

うわああ、ハルさんあんま出してあげられなくて申し訳ないです!
そして結局清が最後もっていくという…
清は漁夫の利が一番うまい子だと思ってますww(ぇ



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No.442 華樹 05/18 15:05:50  削除依頼

>鈴音さん
はい。沿岸…というか、なんていうか…
海には行ってないんですけどねー。
宮沢賢治記念館とか行ってきましたよ!!

いいですね、リレ小メンバーでお花見!!
その時は狐のお面かぶっていこうと思います(何故
おお!織笠知ってますか!?
まさかの通じあい(?)ww
前から知ってて行ってみたいな~と思ってたんですよね~

…で。
も、萌えますか!?ww
わああ、有難うございますwww
トーガ君とセシル君は初描きだったんでイメージにあわなかったら…と思いましたが…
正直ドキドキだったんでそう言ってもらえてうれしいですw
アヤちゃんに萌える2人って、(特に輝君)あまり本編では見れないかなと思ったので!!
実は『男はハートで勝負!』の所、この言葉、輝君っぽくないかな…?と思ったのですが、他に良い言葉が思いつかず;OTZ...
いや、でも本気でハートで勝負してもらおう!と!ええ、勢いです(ぇ


+++++++

神とは程遠いです…ていうか、神というならアヤちゃんと輝君の掛け合い、あの微妙な距離の、二人を、思わず読んでるこっちが切なくなるような文章を書けるユキ絵さんと鈴音さんだと思います!!
もう、おかげでキュンキュンさせて頂いてます、毎回!!



…一枚目の絵は輝君です。二枚目はろーこちゃん…
この前の食人鬼のくだりを読んで衝動的に描きたくなってしまってぇぇぇ
もうちょっと血がついてた方がよかったですかね…

ろーこちゃんは、ちょっと名前の通り狼を意識してみました。
全然反映されてませんが…;;
ろーこちゃんは、ほんとはちょっと可愛い女の子じゃないのかな?と華樹は思ってます。
あ、両腕無いって描いてあったんですけど、ちょっと描きたくて…
両腕なくす前だと考えて頂ければ!!

それでは、また…



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No.443 華樹 05/18 15:06:58  削除依頼

すみません、画像貼ってないのに気づくΣ
失礼しました…!!



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No.444 ユキ絵☆ 05/18 17:38:29  削除依頼

不死鳥のごとく舞い戻ってきましたユキ絵さんです!!!!

はい、取り合えず分かったのは
輝さんがわたくし同じで大のポニーテールフェチだというこt(ry
ごめんなさい少しだけ地面に潜ってきますモグラのように!!!

てことで!!
大分遅くなりましたけどコメ返させてください(´>ω<`)(←これうぜぇw


>>鈴音さん
楽器はやばいすよね(´^o^);:*:粋がってうちの兄ちゃんが前ギター初めて
ギター買うだけでも5万超えて/(^O^)\それで1か月で辞めたというww
父ちゃんにマジギレされてたけど「あの時は寝ぼけていた俺のせいじゃない」
とか開き直って○| ̄|_そのせいで暫くご飯のおかずが一品へりましたorz
心臓はなんか生まれたときからちょっと変で(´^o^);:*:;普通に健康なのに(^p^)
家庭科部の子は何故かお優しくて材料費とか支払わないのに一杯菓子くれt←
ただ家庭科部の顧問(中国人)がやけに厳しくてそれこさトークバトルでwww
健司くん!!!思い切って脱獄した設定にしましょう(´^o^);:*:;(なんぞw
それがおかしければ黒で捕まって黒で脱獄したあと白に戻されたとか/(^O^)\
死刑執行は噂だと宣告を受けた順ではなく罪の重さや冤罪の疑いとかで
どうやら死刑囚によって執行の順番が異なるらしいですよ(((;´д`)))
しかも朝起きたら突然執行するみたいに言われたり><でもその日の朝ご飯は
好きな物を食べさせてもらえるらしいですけど(´^o^);:*:;そこだけ羨ましい←
あうあうあう輝と健司くん対面させてみてぇえええええ(ムンクの叫び?的なw
光琉さんは明恵さん命だったんで自殺されて精神が少し病気になったと思われorz
バラの花束は彼等が学生時代から継続して渡し続けていたので(´^o^);:*:;
輝も少しは…その血が受け継がれていたらどうするおwwwww(^p^)(しるかw
性格が明恵さん似の輝より、若干光琉さん似の蛍の方が危険度は高そうd(ちょ
綾ちゃんの記憶がなくなったら1からのスタートってことで悠斗くんにも
可能性がバリバリ最強NO1になってしまいますよねこれって(´>ω<`)←
思いっきりいちゃついて輝の頭をぶっこわしてあげてください悠斗君www←



avatar

No.445 ユキ絵☆ 05/18 17:38:41  削除依頼

>>華樹さん
うわわわわわわあああああああああ(*´Д`*)ちょ、狼娘ぉおおお!!!!←
いやKAN☆DOでちょ、素敵すgおうおおおおおおおおおおおおお(黙れwww
私華樹さんにイメージ転送する能力とかないのに何故イメージ通り!?!?←
ま、ままままさか華樹さん…超能力者(((;´д`)))!?!?(ちょwww
ありがとうございます(T∇T)もう一生宝物にしますいや、死んでも!!!
血まみれの輝も「マグロ裁けて嬉しいお!」って言ってますよ!!(またマグロw
いあこれカリバニズム大大大好物の私にとっては宝くじ当選より価値がある><
ヒャダイサン知ってましたwwwwwはじめてのともだちで涙腺が爆破してw
自分の犬と重ねたらもう、鼻血でるほど鼻水が噴射してやばかった記憶が←
私も結構飽き性なんですけどこのリレ小は飽きる気配がなく\(^o^)/わーい
きっとなんか特別な力があるんですね、この小説には(`・ω´・ )しゃきん
なるほどどうも鬼可愛いインコだと思ったら描きなれていたのですか><///
ネギマはセキセイインコですよ\(^o^)/華樹さんもインコ飼っていたとは!!!
いやいや、元々輝には何かしらペットを飼わせたくて最初イモリの予定でw(何w
私がイモリ飼ってるってのもあったけど色が輝っぽいかなと(´^o^);:*:;(ちょw
でもどうせだったら、喋れるペットの方が面白いのではと考えた末
中学の時の親友が飼ってたセキセイインコの「ピー太」が浮かび(´^o^);:*:;
それをちょっと過剰に喋るようアレンジしてネギマが出来上がりましたww
そして!くくくく…(えw 春の旦那はあの地味さが良いんですおひょ(コラw
漁夫の利が上手いてwwwwwwwそれは良いのか悪いのかww(´^o^);:*:;
周りの評価はあれですけど本人としてはとても優れた能力ですおね^^!!!←
私も清ちゃまを見習いたい…けど輝とトーガくんのように争ってる人が…いなy←



guest

No.446 紫さん(mt 05/18 18:55:34  削除依頼

紫凛です←
実は今姉に打って貰ってるのですが
小指の骨、おりましてwww
あしたには多分復帰できると思います~。←mt
と言う訳で小指が鬱血しかかってww
とりあえず安静にしてます、華樹さんの絵も動画も萌ましt←
失礼します....OTL



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No.447 鈴音 05/18 23:15:20  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「よっしゃ、開いた……ぜ…」

カギとの格闘が終わったらしきひかるはドアを開ける。
やっと中に入れると思いしたに置いていたかばんを持ちあげたとき
バタンッとドアがしまる音が聞こえた。
顔をあげるとひかるはドアに背を向けていて、こっちを向いていた。
顔に少し焦りの表情が浮かんでいる。

「何よ?早く中入らせなさいよ。この服結構寒いんだから」

いくら春だと言ってもさすがにこの格好は寒い。
上はウィンブレを羽織っているからまだいいけど下はスカートだ。
できれば早く中に入りたい。

「お、おい。お前帰れ。きっ今日俺用事あるから…」

そう言った声は震えている。
手も心なしか震えていて、目線をあげると何か怯えて焦った表情のひかる。

「…?今更帰れって。さては…ひかる何かあたしに隠してるでしょ!?」

お酒を出したままで、あたしに怒られるとか思ったのか!?
イヤ、怒るけど…。そこまで責めたりしないのに…。
ひかるなら一度はありそうなことだったし…。

「別に何も隠してねぇよ…。だからさっさと失せろつってんだよ…」

どう見ても何か隠してるひかる。
でもそれはお酒が出しっぱなしだった☆テヘッ とか
そういう軽いものじゃなくて…なんかもっと深くて重い秘密…。

下から顔を覗くとギュッと目を瞑るひかる。
…ひかるなんか苦しそう??
こういうことは無理して聞かない方がいいのかもしれないけど、
でも…ひかるの苦しそうな顔見たくないよ…。

「…ねぇ。何か、あった?」

するとひかるは目をあける。
すぐに前を向いたからあまり見えなかったけどその目は何か決意したような
強い瞳で少しドキッとした。

ガチャとドアの開く音がして中に入るひかる。
あたしも続いて中に入った。



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No.448 鈴音 05/18 23:16:08  削除依頼

ドサッ

手の力が入らなくなってカバンが玄関に落ちた。
あたしは目の前の光景に目を見張った。

「ちょ…ちょっと…!?何よコレ…!!」

床には真新しい血痕だらけ。2人以上の血…だろうか、いろんな血が混ざった
独特な生臭い匂いが部屋に充満している。
そしてひかるには見えないであろう”負の感情”がうようよと上の方に浮かんでいた。

…いや、あれは違う。
確かに”負の感情”なのだけれど…形が人
負の感情が人間化したのかわからないが、ひかるが帰ってきたとわかると
ひかるの周りをうろうろする人たち。
1人はおじさん、1人は子供、もう1人は妊婦さんだ。

そのなかをひかるは普通に歩き、かばんをその辺に投げる。

「オカエリ!クソオトコ!オカエリ!」
「……」

ネギはとりあえず元気そう。
だがひかるがあのネギの言葉に反応しない。

するとひかるはこっちを振り向く。
その表情はどこか悲しげでイライラするのと同時に泣きたくなった。

何があったのか、そんなことあたしに聞く資格はないのかもしれない。
でも、何も話してくれないで、ずっとため込んでいるひかるに無償にいらいらした。

血痕があるからとか、そう言うことじゃなくてひかるがあたしを頼ってくれないことに
とってもいらいらした。

ねぇ…ひかる何があったの?
あなたは何をそんなに隠しているの?
そんなにあたしに知られたくない?
あたしは知りたいよ…ひかるに何があったのか、ひかるを苦しめるものが何なのか。

ねぇ…あなたは

――ナ ニ ヲ セ オ ッ テ イ ル ノ デ ス カ ?
 



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No.449 鈴音 05/18 23:17:01  削除依頼

ほぼ無意識的に靴を脱ぎひかるの元に一歩一歩歩く。
普段なら泣きたくなるほどの血痕の上を歩いているあたし。
ほんと…ひかるのためなら何でもやれちゃうんだあたし。

近づいてきたあたしにびっくりしたのか目を見開くひかる。
ひかるの周りにいた”負の感情”たちがすごい形相でこちらを見る。
ぼそぼそと何か呟きながらこっちを見ていた。

[ナニモシラナイクセニ]
[ソイツノミカタヲスルノカ]
[フザケルナ、ソイツハオレタチノイノチヲ]

精霊使いだからだろうか周りのやつの声が聞こえる。
ひかるが…何かしたのかな…。

「なにか…あったの?」

すっとひかるの目を見る。
一瞬ひかるは目をそらしたが、拳をぐっと握りしめまたこちらを見る。
その眼はひどく悲しげで、罪悪感であふれていて…まるで氷の塊のようだ。

「あたしには…言えない?」
「そっ!!そんなことねぇ…けど…」
「けど…?」
「おっれは…最低な奴だから…お前が…嫌がるような話になるから」

あたしはそれを溶かしたい。
少しづつになるだろうが…溶かしたい。
ひかるを苦しめ続けるものから解放したい。

あたしは…どんなひかるでも受け止める。
あの時…そう決めたもの。

「大丈夫、大丈夫」

拳にしているひかるの手を”負の感情”達を払いのけ握る。
その手はひどく冷たくてあたしの手から熱がどんどん出ていく。
でも…それでいい。今度はあたしがひかるを助けてあげるから。

「ひかるは…最低なんかじゃないよ?
何があったってひかるはひかるだよ?
ねぇ…話してくれないかな?頼りにならないかもしれないけど…」

力になりたい…どんな小さな力でもいい。
あなたを助けたいの…。

ニコッとほほ笑むと先ほどの氷のような目に温かみが戻る。



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No.450 鈴音 05/18 23:18:06  削除依頼

「サンキューな…」
「…うん」

そう言ってふっと微笑むひかるを見てうれしくてポロッと涙がこぼれた。

そしてその涙が床に落ちた瞬間、あたりがパッと光ったのと同時に
床に残った涙跡から小さな小瓶が浮き上がってくる。
その小瓶はあたしの目の前でとまり、ふよふよ浮いているかと思うと
コルクが開けられた。

「なっ!?なんだ!?」
「どう…なってるの…?」

ひかるにはただいきなりひかっていきなり小瓶があたしとひかるの前に
現れただけにしか見えないようで…。
それだけでも驚いてあたしが握っていた手をパッと離す。

少しその手がさびしくなったがあたしは今の光景がよくわからなく頭に疑問符を浮かべたまま。
そんなことを思ってるとひかるのそばにいた”負の感情”たちは小瓶の中に吸い込まれていく。
それはきれいな薄桃色の水になってどんどん小瓶にたまっていく。

「なっなんだこれ!?どんどん水がたまってってるぞ!?」

やがて”負の感情”が消えてなくなり、それと同時に小瓶にも薄桃色の
水が満タンになった。
コルクが瓶の口に納まるとそれはあたしの手のひらの中にコロンと転がり落ちてくる。
なんだったんだろうか…。

「なんだこれ…?」

ヒョイと小瓶を取り上げられる。
振ってみたり覗いてみたり…そしてひかるが栓を開けた瞬間あたしの元に
聖水独特のあのにおいが届いた。
まさか…聖水!?えっでも…どうして…。

バッとひかるから取り返して栓を開けてみる。
このにおい、この純粋さ…どっからどう見ても聖水。
でも何でだろう…後でおばさんのところに行ってみなきゃな。

そう思ってポケットの中に小瓶を突っ込んだ。



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No.451 鈴音 05/18 23:19:12  削除依頼

「ひかる…もしかして肩軽くなったりしてない?」
「は?あー…そう言えば少し軽くなったかも」

そう言って腕をぶんぶん振りまわすひかる。
やっぱりか…
もしかしなくてもあの”負の感情”の正体は成仏できていない霊。

ん…?霊…?

そう考えた瞬間顔から血っ気が引くのがわかった。
あっ…あたし…幽霊みちゃったよ…

手を離したひかるの手をもう一回ギュッとつかむ。

「は?おい、どうしたんだよっ」
「幽霊…みちゃった…」
「は?」
「幽霊見ちゃったよ~!!!」

そう言ってギュッとひかるに抱きつく。いやもう、ほぼ無意識的に。
この世であたしが怖いのは雷と南と←ぇ
そしてさっき見た非科学的なモノである幽霊なのだ。

すると「はなれろよっ!!」と言いながらあたしを引っぺがそうとするひかる。

「無理無理無理―;;」
「だーっ!!塩まいとくからとりあえずはなれろっ!!!」

そう言ってひかるは無理やりはなした。
だって…怖いじゃんか…。

すると頭の上にポンと手が置かれる。
少し上を見るとひかるが困ったような顔をしながらこっちを見ていた。

「いなくなったんだろ?ならいいじゃねぇか。
俺が一緒にいてやるんだから心配ねぇだろ?」

そう言って自慢げに笑うひかる。
ひかるにとっては冗談だったかもしれないけどあたしにとっちゃほんとに助かる言葉で。
「うん…ありがと…」なんて素直に頷いてしまった。

するとポリポリとほほをかくひかる。
こんなことじゃなかったのになということだろうか←

「あー…とりあえずあれだ。飯っ、飯作ってくれ」
「あっうん。んじゃひかるそれまでにこの床の血痕とっといてね」
「あー…そっか、わかったとっとく」

自棄に素直だな…あっそっかムニエルか…
なんて思いながら冷蔵庫に向かおうとするとぱっと腕を掴まれた。

「??なーに?」
「言うから…」
「へ?」

何をいうのだろうか

「今日、部屋が何でこうなってたか説明するから…だから早く飯作れよ」

そう一言言ったかと思うとひかるは奥の部屋の血痕落としを始めた。

頼ってくれたのが嬉しくて。
話してくれるって言うのが嬉しくて。
あたしは小さくうなずきつつ、どんなひかるでも受け止めようと決意した。



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No.452 鈴音 05/18 23:34:25  削除依頼

えーっとはい、駄文申し訳ないです;;
そして妙に青春くさいところがちらちらと←

まぁこの後はユキ絵☆さんとひかるくんにお任せしていこうかなと
思っております次第ですww

てことで眠いので文章ヘンになってたらメンゴ☆なコメ返が始まります

華樹さん≫海に行ってないんすか!?もったいなーい(´・ω・`)
宮沢賢治記念館って花巻ですか!?
あたしの家花巻の下の市なんすよっ!!そんでもって学校は花巻市内の
一番上だと思われます☆

無論顔は見せていただけますよねww
華樹さんのかわいらしい顔を拝みたいww

マジ2人とも思い通りでっ!!
あの、あの2人の(てかできれば全部)持って帰りたいのですが!?
そうなんですよー;;ひかるくん、綾に萌えてくれなくて←おい
綾ももっと精進せねばっ!!!

ユキ絵☆さん≫てか1か月しかやってないんすかww
それはそれはお兄さん飽きっぽいww
てかほんとこのリレ小って飽きないですよねww
そうなんですかっ;;何かあったらいってくださいねっ!!
中国人なんているんですか!?それはそれはすごいですねぇ…
脱獄ですかっwwでもつかまって逃げて白に戻され捕まるという流れとかww
そうなんですか!?てかどうしよっかなーww
もう死刑されてて殺されてるかまだ生きてて待っているのかというのに
しようかちょっと考え中で(笑
対面させたいっすねぇぇぇぇぇぇ!!!!(おい
そりゃ大切な人を失うとおかしくなってしまいますけえドネ;;
それはそれで最初は笑いを生み、だんだん萌えていくという黄金な流れとかww
悠斗にもチャンス来ちゃいますねww
もちろんひかるくんの前でいちゃつかせますからww(^^)



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No.453 華樹 05/19 03:39:25  削除依頼

*宮倉清
++++++

ハルがテルをずるずるとひきずって奥に消えると、アヤは冷蔵庫から三つのコーヒーゼリーを出してきて、ホイップがついていない(多分有糖)のほうを清の前に置いた。
お礼を言って銀色のスプーンを手に持ち、珈琲色の幸せを口の中に含んだ。
飲み物のコーヒーは無理だけれど、食べ物になったら平気だから不思議だ。
あ、でも飲み物のコーヒーも砂糖を沢山入れたらいけるかもしれない。
今度挑戦してみようかなと、密かに思った。

ゼリーを食べながらちらりとアヤの方をみると、定位置のカウンターの椅子に座って台本を読んでいるようだった。
その目の前にはコーヒーゼリーとコーヒー。(コーヒー三昧?
恋愛モノなだけに、それなりのセリフが書いてあるのだろうか。
当日は警備にあたるので見る事は出来ないと思うが…
ちょっと見てみたい気もする。二人の演技。


やがてテルを寝かせてきたのかハルが戻ってきて、見取り図のようなものを広げて見ていた。
あれは、学校のだろうか?
自分も後で見せてもらわなければ。

そう思っていると、アヤの声が聞こえた。


「そう言えばはる?今日は依頼とかなかったの??」

アヤのその問いに「なかったよ」答えたハルだったが、急に思いついたように口を開いた。

「あぁ…でも電話があったぞ。南殿から」
「南からっ!?」

何故かアヤが焦りの混じる声を上げた。



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No.454 華樹 05/19 03:40:06  削除依頼

そんなに焦る事があるだろうかと首をひねったが、『電話』という単語で、さっきの電話を思い出した。
そういえば、電話があった。

確か内容は…

「1日目…と2日目…の、ショーの演目…入れ替え、だって」
「え?なんで…?」
きょとんとアヤが疑問符を浮かべるように首を傾げた。
「さぁ…俺たちもそれだけしか聞いてなくてな…」
そうだった。
確か、電話の相手は忙しかったのかなんなのか知らないが、それだけ言い残すと切ってしまったのだった。
何故なのか分らなかったが、その方があちらの都合がいいのだろう。
そう思っていたので深く考えていなかった。

「あと、明日衣装合わせするから学校休んで来いって」
「はぁ!?それ、本気??」
「本気らしいなー…。なんでも、あの、綾殿達のほうのライバル役?の子が
木曜日に来るらしくて、今いるみんなはできるだけ早めに衣装合わせしたいらしいな…。」

付け加えて出たハルの言葉に、思わずといったような感じで声を荒げるアヤ。
確か、生徒会…にも入っているアヤにとってはきついだろうか。
まぁ清はまた学校に行かないつもりなので余裕なのだが。
『ライバル役』と聞いた瞬間、何か考えるような表情をしたアヤを見て、やっぱ気になるんだ、と思ったりした。

ハルが自分の腕時計をちらりと見る。
それにつられて清も携帯の表示をみると、もうすぐ八時になろうとしていた。
閉店時間だ。
ハルはそれを考えていたようで、カウンターに置かれた皿を流し台に移動させながらアヤを見た。


「そろそろ8時か…。そろそろ店閉めるから、綾殿。輝殿の様子見てきてくれるか?」
「えっあーうん。わかった」

アヤは言われた通りに席を立ち、テルが居る奥の部屋へと歩いて行った。

アヤが奥に消えたのを見送ってから
清もゼリーが乗っていた皿を流し台に持って行く。ついでに誰かが飲み終わったマグカップも。

「ああ、すまない清殿。ついでに洗っておいてくれるか?」

ハルの言葉に頷いて、蛇口から水を出す。
ピンクのスポンジがあったので、少し洗剤をつけて泡立ててから皿とマグカップを洗いはじめた。
ハルは何をしているかというと、箒を持って軽く掃除をしているようだった。
いくら掃除しても何故か埃はわんさか湧いてくるのだが、しないよりはマシらしい。



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No.455 華樹 05/19 03:41:13  削除依頼

さて、このマグカップを洗ったら終わ――…


不意に大きな音が聞こえて、思わず振り向いた。

ふりむいたそこ、奥の部屋の入口からの直線上。
何故かテルがうつ伏せで倒れているわけで。

その後ろには何故か憤然とした表情のアヤが仁王立ちしているわけで。

「グホッΣゴホッ…」
「輝殿ッ!?」

思い出したように咳きこむテルに、さきほどまでの剣幕は何処へやら機嫌が直ったらしいハルが心配そうに声をかけた。
テルは咳きこみながらも起き上がる。

まさか、手でも出した…?


「んにすんだよっこのバカッ!!糞女っ!ブス女っ!!」
「何度も何度も言うんじゃないわよこのバカッ!!」


…なわけないか。


二人の論争を聞いて、なんとなく予想がついたのかハルが「そう言うことか…」と苦笑しながら出っぱなしになっていた資料などをファイリングしてゆく。
清もそんないつもの二人に呆れながらも最後のマグカップを水でゆすいだ。
そして食器置きに入れておく。

「バカだと!?俺のどこがバカだよっ!!」
「そう言うところがバカだって言ってんのよっ!!」
「んだと~!?もういっぺん言ってみろ!!」
「バカバカバカバカバカバカ」
「いっぺんだっつっただろーが!!」

流し台を離れて帰り支度をしている間も背後では二人の怒鳴り声が聞こえていた。
なんだか音楽みたいな扱いになってきた。
バックミュージックみたいな。
意識しないでも耳に入ってくる、みたいな。聞き流せる、みたいな。



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No.456 華樹 05/19 03:41:56  削除依頼

「2人とも…鍵閉めるから喧嘩なら帰りながらしなよ…」
「「喧嘩じゃないっ!!トークバトル!!」」

上着を着たハルが未だ喧嘩を続けている二人にそう言うが、見事に声を揃えて二人は反論した。
ケンカするほど~ってやつ?

喧嘩じゃなくてトークバトルだと言いきった二人はハルを無視して未だにぎゃーぎゃーと言い合っている。
見ると、ハルが笑顔のまま二人を見ていた。
ハルがそのまま一つ息をついたのを見て、
おもわず、ため息が出た。


「さっさと出ろ(黒笑」
「「…はい」」

それからの二人行動の速さは今までになかったんじゃないかと思う。
素早くあっという間に全員が外に出る。
先に外に出ていた清は、やっぱり引っかかりを覚えてテルを見た。
さっき近くに居た時に確認したが、あれは確かに血痕だった。
誰の血?
いや、さっきも思ったように依頼をこなしたときについた血かもしれないし、または自分の血かもしれない。
だが、今日は依頼が無かったし、テルも何処か怪我をしているようには見えない。
鼻血、とか見えない所で怪我をしているのかもしれないが。
そんな事を思ったのは、その血痕がまだ新しいように思えたからだ。
血は衣服につくと確かにとれにくいが、洗濯すれば少しは取れる。
だが、アレはそのままこびりついているような。血がついた衣服を洗濯せずに放置している…となればまた別だが。

ハルがドアに鍵をかけたのか、カシャン、という錠の落ちる音が響く。

「じゃあ明日は10時に夜昼グループの本社だから」

そう言い残してバイクで帰って行ったハルを見送って、アヤ達に軽く手を振ってから帰路についた。
…あの事は、深く考えないようにするか。
そう考えながらも、何故服に血痕がついているからというだけで深く考え込んでしまったのか自分でもよく分らなかった。
昔聞いた燕雀の話を思い出す。
先祖からの、血がそうさせるのか。

燕雀の姿を頭に浮かべたとき、そういえば、と思いだす。
今日から居ないんだった。

清は今日の夕飯を買う為、コンビニへと足を向けた。



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No.457 華樹 05/19 03:44:51  削除依頼

こんばんは…
うおおおお、眠い。。
てなわけで、コメは、後ほど…(ぐふぁっ(吐

ちなみにセシル君の絵を置き去りにしていきます…(ウエスタンショーのやつです)



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No.458 ユキ絵☆ 05/19 12:44:44  削除依頼

ちょ、ちょいとレス数足りないんで
希影さんに代わってスレ立てさせてもらいますです(´・ω・`);
てことで次スレで会いましょう\(^o^)/



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