進研ゼミの会員数は現代のホラー
Category:Essay Date:09/10, 2009 By:markovianTags: Marketing
■ベネッセここがパネェ 1 「1to1&顧客維持型」マーケティング
先に「たった一つしかないネタ」と書いたのですが、それは私がママになってから初めて耳にした、こんな噂です。
「一度『こどもちゃれんじ』を始めると、自動的に高3まで教材が届き続ける」
ベネッセの進研ゼミの会員数は不思議である。脅威のDM開封率の原動力となっている青春漫画に出てくる主人公のパネェ成績上昇っぷりよりも不思議である。
「ゆりかごから墓場まで」を社是にでもしている個人情報保有企業のベネッセが誇る進研ゼミなんですが、その会員数は小学講座が一番多く、中学講座で半減、高校講座でさらに半減している。
常識的に考えよう。
「なぜ、より勉強が必要な中学→高校と進む過程の中で、会員数が激減するのか?」を考えよう。
実は、これ、簡単なように見えて不思議な話なんです。
- 通信教育を辞める塾(教室)に行くようになるから
- 進研ゼミからZ会に移るから
- 「中学→高校と勉強するようになる」という前提が誤り。実際はだんだん勉強しなくなるから
- その他
さて、どれでしょう?
ぼくの考えでは、費用対効果を見出しているユーザが、その程度しかいないということだと思います。これは進研ゼミの責任ではありません。
大人がやるものであるユーキャンの資格講座の修了率が10%程度という話を聞いたことがありますが、これは小学校を1.0として、中学校が0.5、高校が0.25、大人が0.125という推測をすると10%という数値が妥当だったりするわけです。
進研ゼミ、続かなかった人多くないですか?「続かないなら、やめなさい!もったいない!」といわれませんでしたか?
つまり、進研ゼミの会員数に、現世に住まう人々の脱落人生が見て取れるわけです。まさに、トラウマ。リアルホラー。
人数の問題ではないですかね。
小学生は6学年で中学高校はそれぞれ3学年しかないのですから、小学生が多くなるのは当然ではないでしょうか。
また、中学生はほぼ100%高校受験しますが、高校生は半分くらいしか大学受験しませんから、これまた高校生で減るのも当然だろうと思いますよ。
小学校も3年だと思ってたー!
幼稚園からやり直します!!