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【新型インフル】短時間で子供が呼吸困難に 特異な症例相次ぐ (2/2ページ)
このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
新型インフルが拡大を続けた今月上旬、森院長は都内で開かれた小児科医の勉強会で男児の症例を報告した。すると、同席した小児科医のうち3人が同じような症例を経験していたことが分かったという。
小学生に集中?
東京都府中市の都立府中病院でも同様の症例が出ている。
同病院では7月下旬以降、新型と診断された子供のうち、呼吸状態が24時間以内に悪化して入院した子供が8人に上った。季節性では乳幼児が重症化するケースが多いが、患者の年齢は3〜13歳で半分以上が小学生だった。
同病院小児科の寺川敏郎医長は、「長く医師をやっているが初めての経験。重症化する子供が小学生に集中している理由も分からない」と話す。
入院した子供のうち4人にぜんそくの持病があったものの、ほかの子供にはなかった。
目を離すな
子供が新型に感染した場合、保護者は何に注意すればいいのか。
日本小児科学会会長で横浜市立大小児科の横田俊平教授によると、呼吸状態が悪化している子供には、問いかけに答えることができない▽呼吸が異常に速い▽鼻がビクビクする−といった症状が出るという。
「子供のインフルといえば脳症が心配されてきた。しかし、新型では呼吸状態が急激に悪化する子供もみられる」と横田教授。「季節性、新型を問わず、子供がインフルにかかったら保護者は目を離さないことが重要だ。高熱だけなら慌てる必要はないが、呼吸の状態が悪い場合には医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。
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