2009年9月 4日
大阪地下鉄、客足"急ブレーキ" 1日あたり5万人減少
大阪市営地下鉄の今年4~6月期の1日あたりの乗客数が前年同期に比べ5万人以上減り、運賃収入も約20億円の減収となったことが4日、分かった。昨年秋以降の景気悪化に加え、阪神なんば線の開業と新型インフルエンザ流行の“トリプルパンチ”に見舞われた格好。乗客数の減少がこのまま続けば、市は異例のダイヤ削減を強いられる可能性もあるという。
市交通局によると、市営地下鉄8路線とニュートラムの4~6月期の1日あたりの乗客数は約236万7千人で、前年同期に比べ約5万4千人(2・2%)減少。70歳以上の大阪市民が無料で利用できる敬老パスのICカード化に伴い、今年度の乗客数は敬老パスの利用実績も含んでいるため、実際の減少幅はさらに大きいとみられる。運賃収入も敬老パス分を除き約371億5378万円で、前年同期比で約19億4千万円(4・9%)減少した。
中でも新型インフルエンザの国内感染が神戸市で初めて確認され、関西を中心に感染が拡大した5月の運賃収入は約9億円(6・9%)の大幅マイナス。日常的に地下鉄を利用していた乗客が外出を控えた可能性が高いという。特に市立学校などが休校になった18~24日の1週間は乗客が激減し、感染発覚前の同月9~15日に比べて15%も減っていた。
乗客数は景気悪化を受けて昨年末から減少傾向に。さらに、地下鉄千日前線や長堀鶴見緑地線などと競合する阪神なんば線が今年3月に開業したことも、拍車をかけているとみられる。
今年7月の運賃収入は未確定だが、減少傾向に歯止めはかかっていない。市交通局の担当者は「乗客減少が今後も続けば、運行ダイヤを減らすなどの検討が必要になるかもしれない」と話している。
(2009年9月 4日 14:28)
タグ:大阪市営地下鉄
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