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平成20年度 自動車運送事業会計・高速鉄道事業会計の決算概要を公表します
問合せ先:交通局 経理担当(06‐6585‐6180) 企画担当(06‐6585‐6160) 運輸計画担当(06‐6585‐6430) 経営改善担当(06‐6585‐6163)
平成21年9月9日 15時30分発表
これは、人件費の縮減や支払利息の減少などがあったものの、運輸収益の減少などのほか、高速鉄道事業会計において特別損失があったことによるものです。
1.運輸成績
(1) 概況
20年度 | 19年度 | 差引 | 増減率 | ||
---|---|---|---|---|---|
営 業 キ ロ | 自動車 | 638.4キロメートル | 637.7キロメートル | 0.7キロメートル | 0.1% |
高速鉄道 | 129.9キロメートル | 129.9キロメートル | 0キロメートル | ― | |
中量軌道 | 7.9キロメートル | 7.9キロメートル | 0キロメートル | ― | |
鉄軌道計 | 137.8キロメートル | 137.8キロメートル | 0キロメートル | ― | |
乗車人員 | 253万9,845人 | 258万1,611人 | △4万1,766人 | △1.6% | |
乗客収入 | 4億2,643万円 | 4億2,910万円 | △267万円 | △0.6% |
※ 営業キロは年度末、乗車人員・乗客収入は年間一日平均
大阪市営交通事業全体の乗車人員は、前年度に比べ一日当り 4万1,766人(1.6%)減の253万 9,845人となりました。
また、一日当りの乗客収入も、前年度に比べ0.6%減の 4億 2,643万円となっています。
(2) 自動車運送事業
20年度 | 19年度 | 差引 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
在籍車数 | 769両 | 785両 | △16両 | △2.0% |
走行キロ | 6万7,153キロメートル | 7万5,028キロメートル | △7,875キロメートル | △10.5% |
乗車人員 | 18万4,387人 | 20万150人 | △1万5,763人 | △7.9% |
乗客収入 | 2,546万円 | 2,802万円 | △256万円 | △9.1% |
※ 在籍車数は年度末、その他は年間一日平均(観光バス等を除く)
一日当りの乗車人員は、前年度に比べ 1万 5,763人(7.9%)減の 18万 4,387人で、一日当りの乗客収入は、乗車人員の減少等に伴い前年度に比べ9.1%減の 2,546万円となっています。
(3) 高速鉄道及び中量軌道事業
20年度 | 19年度 | 差引 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
在籍車数 | 1,360両 | 1,360両 | 0両 | ― |
走行キロ | 32万8,432キロメートル | 32万8,596キロメートル | △164キロメートル | △0.0% |
乗車人員 | 235万5,458人 | 238万1,461人 | △2万6,003人 | △1.1% |
乗客収入 | 4億97万円 | 4億108万円 | △11万円 | △0.0% |
※ 在籍車数は年度末、その他は年間一日平均
一日当りの乗車人員は、前年度に比べ 2万 6,003人(1.1%)減の 235万 5,458人で、一日当りの乗客収入は 4億 97万円となっています。
2. 経営収支
(単位:百万円、%)
20年度 | 19年度 | 差引 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
収益 | 21,791 | 22,897 | △1,106 | △4.8 |
営業収益 うち運輸収益 うち特別乗車料繰入金 営業外収益 うち補助金 特別利益 | 18,312 9,293 8,775 2,461 2,199 1,018 | 19,188 10,352 8,585 3,210 2,347 499 | △876 △1,059 190 △749 △148 519 | △4.6 △10.2 2.2 △23.3 △6.3 104.0 |
費用 | 22,348 | 24,401 | △2,053 | △8.4 |
営業費用 うち人件費 うち減価償却費 営業外費用 うち支払利息 | 21,522 11,010 2,337 826 465 | 23,525 12,375 2,525 876 509 | △2,003 △1,365 △188 △50 △44 | △8.5 △11.0 △7.4 △5.7 △8.6 |
当年度損益 | △557 | △1,504 | 947 | ― |
経常損益 | △1,575 | △2,003 | 428 | ― |
累積剰余金(△累積欠損金) | △56,184 | △55,627 | △557 | ― |
資金剰余額(△資金不足額) | △1,103 | △5,731 | 4,628 | ― |
資金不足比率(%) | 6.0 | 29.8 | △23.8 | ― |
平成20年度の経営収支は、収益が 217億 9,100万円、費用が 223億 4,800万円、差引 5億 5,700万円の損失となりましたが、前年度に比べ 9億 4,700万円の収支改善となっています。
これは、乗車人員の減等に伴い運輸収益が 10億 5,900万円(10.2%)減少などがあったものの、人件費や減価償却費の減少などによるものです。
また、特別利益を除いた経常損益でも 15億 7,500万円の損失となりましたが、前年度に比べ4億 2,800万円の収支改善となっています。
この結果、平成20年度末の累積欠損金は 561億 8,400万円となりました。
なお、資金不足比率は 6.0%となっています。
(2) 高速鉄道事業会計
(単位:百万円、%)
20年度 | 19年度 | 差引 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
収益 | 169,589 | 172,731 | △3,142 | △1.8 |
営業収益 うち運輸収益 うち特別乗車料繰入金 営業外収益 うち補助金 特別利益 | 155,684 146,354 1,142 13,794 10,335 111 | 156,724 146,797 1,117 12,885 9,753 3,122 | △1,040 △443 25 909 582 △3,011 | △0.7 △0.3 2.2 7.1 6.0 △96.4 |
費用 | 157,171 | 150,190 | 6,981 | 4.6 |
営業費用 うち人件費 うち減価償却費 営業外費用 うち支払利息 特別損失 | 117,472 52,281 40,709 24,713 22,069 14,986 | 121,121 54,574 42,324 29,069 25,639 0 | △3,649 △2,293 △1,615 △4,356 △3,570 14,986 | △3.0 △4.2 △3.8 △15.0 △13.9 皆増 |
当年度損益 | 12,418 | 22,541 | △10,123 | ― |
経常損益 | 27,293 | 19,419 | 7,874 | ― |
累積剰余金(△累積欠損金) | △34,161 | △46,579 | 12,418 | ― |
資金剰余額(△資金不足額) | 35,411 | 29,400 | 6,011 | ― |
資金不足比率(%) | ― | ― | ― | ― |
平成20年度の経営収支は、収益が 1,695億 8,900万円、費用が 1,571億 7,100万円、差引 124億 1,800万円の利益となりましたが、前年度に比べ 101億 2,300万円の収支悪化となっています。
これは、退職人員の減少等に伴う人件費の減少や企業債の公的資金補償金免除繰上償還制度の活用などに伴う支払利息の減少などがあったものの、乗車人員の減等に伴い運輸収益が 4億 4,300万円(0.3%)減少したことや固定資産売却益等の特別利益が減少したことなどのほか、霞町用地及びフェスティバルゲートの売却に伴う特別損失によるものです。
また、特別損益を除いた経常損益では 272億 9,300万円の利益で、前年度に比べ 78億 7,400万円の収支改善となっています。
この結果、平成20年度末の累積欠損金は 341億 6,100万円となりました。
3. 主 な 建 設 改 良 工 事
(1) 自動車運送事業会計
・車両購入 23億 600万円
路線バス91両 (ハイブリッドノンステップバス10両、ノンステップバス81両)
※20年度末 769両中 福祉型車両(リフト付き・ノンステップ) 555両
低公害化車両(天然ガス・ハイブリッドなど) 512両
・バスロケーションシステム整備・路線施設改良工事 4億 7,600万円
MCA車載無線機の更新、日除けテントの設置など
・車両機器更新等 6,100万円
ドライブレコーダーの設置など
・営業所改良工事など 2億 1,000万円
東成営業所の建替など
(2) 高 速 鉄 道 事 業 会 計
・エレベーター等設置工事 22億 6,500万円
全駅でホームから地上までエレベーターによるワンルートの確保をめざす
我孫子駅、九条駅など 6駅8基供用開始
(ワンルート確保 133駅中129駅→133駅中132駅)
・可動式ホーム柵設置工事 3億 4,200万円
平成22年度末までに長堀鶴見緑地線に設置予定
・駅施設整備工事 22億 8,900万円
駅改装などの施設整備
長原駅など 完成
・車両改造等工事 55億 5,800万円
車内案内表示装置の設置 78両、車いすスペースの整備 18両
車両更新 (R2-1列車・6両) など
・火災対策設備整備工事 32億 6,800万円
排煙設備などの整備
長居駅など 完了
・変電所設備等改良工事など 136億 400万円
変電所機器の購入、業務機械化工事など
決算資料
《お問い合わせ先》
自動車運送事業会計・高速鉄道事業会計の決算概要について
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