2009年9月12日 18時39分
国土交通省が建設工事の入札を延期した八ッ場(やんば)ダム(群馬県)について、事業参加している6都県の民主党都・県議らでつくる「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」が12日、ダムの建設中止と地元住民の生活再建に取り組むよう求める要望書を新政権に提出することを決めた。
東京都議会議事堂で開かれた幹事会には幹事ら15人が出席。水没予定地で住民の要望を聞く集会を開くことなども併せて決めた。代表世話人の関口茂樹群馬県議は「不必要な八ッ場ダムは建設してはならないが、地元に配慮した生活再建にはしっかり対応する。それが負の負担を後世に残さない唯一の道だ」と話した。
11日には自民党を中心とする1都5県の都・県議が、鳩山由紀夫民主党代表に対してダムの早期完成を求める要望書を提出することを決めている。【真野森作】