週刊大極宮

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- 第413号 - 2009/09/11
HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ
  • 赤子。
　O塚が食べたらしい……。

赤子

過去の大極宮へ
燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー  
  • 『ユーラシアンホワイト』
　すっかり秋めいてきました。真夏には見られなかった晴天が続いていて、夜歩きも気持ちのいい季節です。
　しかしこの一週間、ひたすら仕事をしております。というのも…
　かつて「週刊プレイボーイ」で連載し、かねてより単行本化が遅れていたオイラの作品中最長となる『ユーラシアンホワイト』の手入れを、懸命にやっているからです。
　その単行本化に向けた手入れ時間を捻出するために、ほかの連載原稿を前倒しして書いたりする状況なのです。
　毎日天気が良くて季節もいいのにゴルフに行くこともなく、釣りに行くこともなく…机に縛り付けられているわけです。
　せめて再来週のシルバーウイークには、また勝浦に集結する予定なので晴れてほしいもの。もし天気が崩れたら…ちょっと悲しいぞ。
　まあ、毎度毎度言っておりますが、ほんとうに“天気の貯金”ができたらいいのになぁと思いつつ…ときおり空を眺め、ペンを動かしている毎日であります。
　なんて…
　つまりネタはこれしかないということです……。
安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー  
  • ゲーム女の生きる道
　今週はお休みさせていただきます。
arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー  
  • ◎今週から16年目◎
　本人が忘れていた15周年のお祝いを編集さん達がしてくれました。
　編集さんのご好意を無にしてはいけませんので、とりあえず一所懸命仕事しまして（そっちが大事ですからね）、行きました熱海。なぜか熱海。
「いやーそんな大袈裟にしなくても、ワタミとかでいいよ」と言ったせいかもしれません。「テングとかでいいよ」だったら高尾山になっていたのか。シロキヤとかだったらどこになっていたのだろう。
　いや、横山大観ゆかりの立派な旅館でございました。
　講談社、中央公論新社、集英社、角川書店、徳間書店、新潮社、メディアファクトリー、祥伝社、文藝春秋各社の歴代担当さんたち＋校閲のKさん、印刷関係のSさん、総勢27人。修学旅行というか社員旅行というか。

修学旅行というか社員旅行というか

　というか、「魍魎の会」って!!!!
　そんな会だったのか……。

魍魎の会

　いや、僕は弔いごとは慣れているわけですが、お祝いごとは不慣れなんですハイ。特に自分が祝われるのは慣れてませんで。裏方好きなものですから、どうにも申しわけなくなっちゃうわけで。
　まあ、15年ももったのはお集まりくださいました方々と、読者のみなさんのお蔭であります。ありがたいことでございますと心の中で手を合わせましたが、中々上手にしゃべれませんな。
　でもって、出て来ましたのが特製ケーキ。

特製ケーキ

　こりゃあすごい！
　背表紙まで再現されている「ノベルス版姑獲鳥の夏ケーキ」。

背表紙まで再現

　いやあ、考えた人も発注した人もすごいですが、作ったケーキ屋さんもスゴイ。

ざくざくと切って

　ざくざくと切ってみんなで食べました。おいしかったですが、赤子の部分とか誰が食べたんだろう。
　そして、記念品がオリジナル時計、しかも和時計。丑の刻とかわかってしまいます。呪いに便利。1点物です。

オリジナル時計

　宴会終了後は、僕の部屋で二次会。全員入れるところがびつくり！

二次会

　小説家なんぞというものはあまり愉快な商売ではないわけですが、こういう人達と知り合えて、一緒に仕事が出来たということこそが、スバラシイことなのだと思いました、ハイ。

　15年もへっぽこな小説家を支えてくださった魍魎の会のみなさん、ありがとうございました。
　そして読者のみなさんにも感謝させていただきます。ほんとうにありがとうございました。

魍魎の会のみなさん
　
  • ◎今週の秘宝◎
　一夜明けまして、というかほぼ明け方まで宴会だったわけですが（そうだね青木（仮）くん）、とりあえず解散。
　歩く秘宝館・講談社K部長の引率で、熱海秘宝館なんぞを十数名で見学。

熱海秘宝館

　それから東京に戻りまして、O塚くん、編集Rとともに「赤塚不二夫展」の秘宝を見学。いや、最終日前日だったわけです。まず行けないだろうと思っていたので、この機会にぜひと誘われたわけですね。
　ついでに店長Cも呼んだり。40分で来ましたC。
　バカ大ノートも欲しかったし。で。行ってみると見覚えのある写真が展示されていたり。それにしてもものスゴイ人出でした。
　やはり偉大なり、赤塚先生。

赤塚不二夫展

　やがて五所川原乱子さんも雑じったので、なんとなく内輪でお祝いの続き的な感じになってしまいました。いや、いつもどおりなんですが。

五所川原乱子さんも
　
  • ◎今週の演芸◎
　落語大秘演會・笑福亭鶴瓶JAPAN TOURに行ってまいりました。ゲストは立川談春さん。強力コラボですなあ。
　談春さんは文七元結、鶴瓶さんはらくだ。長い話を端折らずじっくりする対決ですね。堪能させていただきました。
　会場にはあんな人やこんな人の姿も。
　
　さて、そんなことをしているうちに明日は怪談ノ宴ですよ。
　壇上にはコワイ人やオソロシイ人たちがいっぱい集まります。生きて帰れるかなあ。
　祟られなかったらまた来週。
編集者Sのウラ情報  
  • ネタ探しもラクじゃない……
　タイトルに深い意味はありません。
　先週は朗読会の演目に触れることなく、ウワサで「超有名なコミック」が、と思わせぶりで済ませてしまいました。みなさんは何だろうと思われているのでしょうか。三人が書いているコミック作品というと数も限られていますからね。こんな小ネタで引っ張るのもなんですが、ネタがないのですよ。
　厨子王からのおみやげのセンベイ、毎度おいしくいただいております。「富士宮焼きそば」は個人的にヒットでした。ただの紅ショウガ味じゃん、といわれてしまいましたが。
　さて、朗読会のパンフレット作製に戻るとしましょう。
まるひの秘書ヒショバナシ  
  • 今週の厨子王原稿メール件名
　鉄腕大極宮ム
　元ネタがいつも古めなのは、年代のせいということで（？）。
　ま、新しいのをもってこられても、ワタシがわかりませんけどね！
　
  • 発送は終わっていますー。
　裏で書いたとおり、「厭なサイン本」の発送は、9月8日に終わっていますー。
　この段階で届いていない方は、残念ながら落選ということで……。次の機会をお待ちくださいね♪
　ちなみに3冊のサイン本は、新潟市と川崎市と江戸川区にそれぞれ飛んでいきました。
　
  • ただの紅ショウガ味じゃん
　誰だよそんなヒドイこと言ったのはっ！　ってワタシでした。厨子王様ごめんなさい。ぺこぺこ。
　だって紅ショウガ、あまり得意じゃないんですもの。焼きそばや牛丼なんかに添えてあっても、除けて食べるぐらい。
　今度のせんべいは、紅ショウガが入ってないやつで、ひとつお願いします。
ノリノリ編集後記  
  • その2
「シェーッ！」

シェーッ！

　ポーズ完成度70％ぐらいでしょうか…むずかしい。

（不謹慎とは思いつつ、つい…ノリ）
アンケートから  
  • 最終チェックが甘いとこうなります……
◆ときどきしかパソコンを立ち上げないので立ち上げたときにまとめて拝見しています。
　久しぶりに楽しく週刊大極宮を読んでいたのですが、厨子王の今週のシワの２段落目の最後、「それについてももいろいろあったり。」
　うん？　私の目がおかしい？　“も”が多いような…気のせいでしょうか。

◆毎回楽しみにしています、誤字探し。今回で3度目の発見です。他の皆さんも発見されているかもしれませんが…
　まず、厨子王の「今週のシワ」のコーナーで
　それについてももいろいろあったり。→「も」が重なってます。最初「ももいろ」と読んで？？？でした。
　続いて、「アンケートから行ってきました編」の
　先週京都で行われた化け大際→「祭」の間違いではないかと
　週刊大極宮を読むひと時が週末の癒し時間です。これからも編集がんばってくださいね。

・最終チェックが甘いとこうなります……とほほ〜。（まるひ）

裏大極宮へ

- 第413号 -
2009/09/11