07年10月~08年9月にかけてカッターナイフで複数の女子高生を脅してわいせつな行為をしようとしたなどとして、強姦(ごうかん)未遂や銃刀法違反など計12件の罪に問われた嬉野市塩田町谷所、無職、一ノ瀬康幸被告(26)の初公判が3日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)で行われ、一ノ瀬被告は起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、一ノ瀬被告は、女性に性的暴力を加える場面をインターネットで見て、同じ行為をしたいと考えるようになったと明かした。性的暴力に関するネットの掲示板を参考にしていたことも指摘した。
被告人質問で一ノ瀬被告は「元々好きだった」と、女子高生を狙った理由を述べた。
起訴状などによると、一ノ瀬被告は07年10月~08年9月にかけ、帰宅中の女子高生を農道で待ち伏せ、カッターナイフを突きつけて脅し、性的暴行を加えようとしてけがをさせるなどした。
毎日新聞 2009年9月4日 地方版