新型インフルエンザに感染すると重症化しやすい妊婦について日本産科婦人科学会(吉村泰典理事長)は12日までに、「別の妊婦への感染拡大を防ぐため、できるだけ一般の内科医を受診してほしい」と改めて注意喚起した。
妊婦が新型インフルエンザに感染した際、かかりつけの産婦人科医を受診すると、別の妊婦に院内感染を広げてしまう恐れがある。同学会は一般病院への受診が困難な場合を除き、原則として一般の内科医を受診するよう求めている。ただ、方針が妊婦や医療関係者などに浸透していないとして改めて徹底を求めた。
10月にも接種が始まる見通しの新型インフルのワクチンについては「妊婦や胎児に悪影響は報告されていない」として、季節性インフルのワクチンとともになるべく接種するよう求めている。(13:40)