僕は引越しの経験が比較的多く、これまで多くの不動産屋に行き、腹の立つこともあったし、心から「ありがとう」と言いたくなるようなこともあった。
今の不動産仲介業界
初めに、最近の不動産仲介業（個人、賃貸対象）について少しだけ書かせてほしい。
ここ５、６年くらい（もっと長いかもしれない）、繁華街の駅前にものすごく不動産仲介業者が増えた。雑居ビルには必ず入っていると言っても過言ではない。きっと結構儲かるのだと思う。（色々考察はあるけど割愛）
そうゆうとこは大概ホストみたいな男の人が営業やってて、接客のレベルは低い。うっかり事務所に入るとファイルを渡されて「探しててください」なんて言われちゃったりする。
それはあなたの仕事じゃない。
断言しておくと、「とりあえずお店に入ってみる」なんてことは絶対やってはいけない。
では具体的にどうしたらいいか書いていきたい。
効率的な引越し先の見つけ方
１．WEBで探す
第一段階として家賃の相場を知っておこう。
色々サイトはあるのだが、HOME'SだとかSUUMOだとか自分の好きなところで見てみよう。
HOME'S
SUUMO
２．自分の希望条件をまとめる
希望する条件を【最寄り駅】、【必須】、【あったらいいな】に分ける。（出来れば順位もつけておく）
例えば
最寄り駅
- １．新宿
- ２．代々木
- ３．代々木上原
- ４．大久保
必須
- 家賃10万円まで
- 2階以上
- 風呂・トイレ別
あったらいいな
- 日当たり良好
- 鉄筋コンクリート
- オートロック
- 独立洗面台
余り細かく書きすぎると見つかりにくいのである程度に留めておく。
３．不動産屋を選ぶ。
WEBのいいところは「一気に見れる」こと。
自分が住みたい地域の物件を扱っている不動産屋さんにメールでこの情報を送ろう。ちなみに僕は30社以上の不動産屋にこういったメールを送る。
文面としては
「以下の条件で物件を探していただいて、条件に合う物件がございましたらメールの添付ファイルにてデータを送ってください。もし御社からいい情報を頂けましたらその後伺わせて頂きたいと考えております。（以下条件羅列）」
というような感じ。
不動産屋さんたちはFAXが3度の飯より好きな人たちなので、「とにかく一度きてください」というような返信が来たりします。行ってはダメです。まだその段階ではないのです。
30社くらい送れば沢山返信が来ます。上に書いたようなサービスの悪い不動産屋ばかりじゃなく、素晴らしく対応のいい不動産屋さんもたくさんあります。
ここではそういった不動産屋さんを見極めましょう。
具体的にいい物件がなくても、とにかく自分の希望を理解してくれているか、対応が早いか、そういったところを注意して見てみてください。
あなたはこの交渉において、ものすごい優位性を持っています。
そのことを頭において超強気で対応してください。
４．いい物件が見つかったら
30社くらい連絡を取っていれば、素晴らしい対応をしてくれる不動産屋もいるでしょう。
物件の情報も１週間で何十と送られてきます。
その中にいい物件情報があった場合、一度お店に伺ってみるのもいいでしょう。
ただ、もっと効率的にしたい場合、そこそこ希望にあった物件の情報を全ての不動産屋さんに流してみましょう。
「これよりもいい物件を探してください」と。
もしくは「この物件の敷金・礼金・家賃を下げてくれませんか？」と言うのも良いかもしれません。
これくらいのことをしてから不動産屋さんに行けば、向こうも自分が何を求めているかしっかり把握していますし、見てみたい物件もそこそこ定まってます。自分から出向く回数は２、３回に抑えられるのではないでしょうか。
まとめ
忘れてはいけないポイント
- 物件を探すのは自分ではなく不動産屋
- 交渉優位性は抜群に自分にある
- WEBをフル活用する
- 不動産屋さんの煽りに負けない「早く決めないとなくなっちゃいますよ」etc.
こんなところでしょうか。
更に交渉の方法としてｌこんなのにも対応してくれたら素晴らしい不動産屋さんだと思います。
- 家賃を下げて欲しい
- 敷金、礼金を下げて欲しい
- 敷金、礼金を分割して家賃に上乗せして払いたい
- 更新料は払いません
悪魔的なやり方
更に悪魔的なやり方があるので一応紹介します。
上記のやり方でひたすら探してもらい、いい物件が見つかったら知り合いの不動産業の人にその物件を流します。
そうすると仲介手数料を半額くらいにはしてくれるでしょう。