三笠宮寛仁さまが、自身が会長を務める福祉団体の会報のコラムで、皇位継承資格について、男系維持を主張し、女性天皇の子に皇位を継がせる女系天皇の容認に異論を示す文章を掲載されていたことが3日、分かった。
首相の私的諮問機関である皇室典範に関する有識者会議は、女性、女系天皇を容認する方針を決め、吉川弘之座長が10月に発表。11月末をめどに最終報告のとりまとめ作業に入っている。
寛仁さまは「“身内”の小冊子と理解し“プライベート”に語る」として私見をつづっている。憲法が「天皇は国政に関する権能を有しない」と規定し、皇族も準じるとされることを念頭に置いたとみられる。