21日大川総裁:街宣 午後2時45分 高松駅前 |
高松のみなさん、こんにちは。 暑い中、ご苦労様です。私、幸福実現党総裁、大川隆法でございます。 初めてご挨拶申し上げます。 ありがとうございます。
本当は、私、四国の比例ブロックから出たかったんですよ。 四国の出身なので出たかったのですが、東京に出るといったん言ってしまったので、 四国に出るともめていたら、「大川隆法不出馬」という記事が新聞にいっぱい載ってしまって、 あわててしまいまして、どうにかしなければいけないということで、 大慌てで相談になりまして、結局やはり総裁は、全国11ブロックある中で、 人口が一番多いところで出なければいけないということで、東 京が1300万、近畿が2000万で日本一大きいんですよね。 四国は悲しいことに、まだ400万しかいないんですよ。
だから近畿は2000万で四国400万だと、近畿は5倍あるんですよね。 議席が5倍とれる可能性があるものですから、 総裁としては人口の多いところで戦わざるを得ないということで、 近畿出馬になりました。ごめんね。
ま、その分、竹尾さんが頑張ってくれるから。 きっと全員当選するものだと信じたいと思っています。
さて、先ほど、私、東京から飛行機で来たところなんですけれども、 高松が近づいてきて、飛行機が下がってまいりますと、ため池がたくさん見えました。
ああ、高松だなぁということを本当に感じたんですけれども、 ため池を見ていますと、思い出されますのが、弘法大師空海のことですよ。 弘法大師空海がため池をたくさん作ったこと。 特に有名なのが、満濃池という日本一のため池ですよね。 これを作ったことで知られていますよね。
やっぱり香川県はこの暑さで大きな川がないということですから、 長らく日照りで作物がとれないことが長年の悩みの種だったろうと思うんですね。 それを見るに見かねたのが空海だったと思うんです。
本来、満濃池なんかを作ったり修復したりするようなことは、政治の仕事ですよね。 そうですね。今で言えば公共事業ですよね。 つまり公共事業、政治家の仕事なんですよ。
政治家の仕事なんだけれども、政治家に力がなかったんですよね。 それだけの大工事をやり抜く力、それから民を思う心ですね、慈悲の心、 この民草(たみぐさ)が、食べ物で苦しんでいる、日照りで苦しんでいる、 毎年毎年水不足で苦しんでいることを、これを空海は見るに見かねたんたと思うんですよ。 政治家ではないけれどもね。
本来、政府がやらなければいけない仕事をかって出てやったんだと思うんですよ。 私たちが今感じていることもほとんど同じものです。同じ気持ちなんです。
本来ですね、政治がきちっと機能していたら、宗教は宗教の道をいけばいいので、 私も宗教家でやっておればよかったんですけれども、 空海が満濃池を修築してですね、ちゃんとみなさんが長年、そこから水を引いて、 田畑を耕し、食べていけるようにすること。 これは宗教家であってもですね、やっぱり人々の飢えをしのぎ、 助けるということを放置できなかったんだと思うんですよ。
この気持ちですね、分かりますか。 これが私が、政治も宗教も同じだと言っている意味なんですよ。 人々を助けたいという気持ちは一緒なんですよ。ええ。
ですから、その気持ちでいま、戦っています。
私たちの幸福実現というのは、公式には5月25日に立党届けを出しましたので、 まだ満3カ月経っていないんですよ。
だから非常に新しい政党で、その名前を知られるのも非常に苦労しました。 その政策も作りながら発表しているという状態で、5月、6月、7月とやってきました。 短期間のうちで、全国で政党らしき活動をして広めるのに、非常にみなさんも 苦労されたと思いますし、支持者のみなさんも苦労されたと思いますし、 私の方も矢継ぎ早にいろんな仕事をやってきました。
本来の仕事ではない部分もあったので、やはり試行錯誤も多く、 この世的に見れば、ずいぶん空ぶった部分もあるかとは思うんですが、 ただその気持ちにおいて、一度も変わったところはございません。
ですから本来、満濃池を掘るという仕事を考えますと、私どもが今、達しているところは、 まだ本当は満濃池の100分の1か100分の2ぐらいまでしか掘れていないかもしれないんですよ。 これについては、まことに悔しく情けなくという気持ちは持っています。
この県に住んでいる人たちに、水を引いて穀物を作れるように、 豊かな実りを作れるようにするためには、 もっともっと掘らなければいけないということは分かっているのですが、 残念ながらまだ十分に堀り切れてはおりません。
しかしですよ、みなさん。 しかしですよ、みなさんのツルハシのですね、一打ち、スコップの一すくい。 これは決して無駄にはならないんですよ。 この一つ一つが次第、次第にため池を作っていくんです。 大きな大きなため池が今、できようとしているんです。
まだほんの少ししか掘れていません。 だから、周りから見たら、この暑い夏に、あの人たちは何を言ってやっているんだろう。 ちょっとぐらい穴を掘ったって何の役にも立たないと言っているかもしれません。
でも、人の力というのはバカにしてはいけないんですよ。 その一掘り一掘りが、やがて大きな大きなため池に変わっていくんです。 そして、満々と水をたたえるようになったら、やがては必ずや多くの人々の乾きを癒し、 そして飢えをいやすようになる。 千何百年もそのため池が機能するように、いま私たちがやっている努力は、 必ずや後世の人たちを助け、救い、そして喜ばせる仕事へとつながっていくと思うのです。
ですから、短期的な結果、目先の結果で、どうかがっかりしたり、 力が足りないと自己卑下したりするのはやめてください。
私たちは戦いを始めたばっかりです。 3カ月前にできた政党です。政権構想や政策ができたのも、 ほんの7月くらいにだいたいまとまったところです。 ですから、戦いとしては遅れはとってはおります。 でもこれは、大事な大事な仕事であるのです。 後々の人たちのために、日本人の未来のために、そして世界の人々のために、 この仕事を始めているんです。
日本の、まだ全国の人たちは、この仕事の意義を十分には理解してくれておりません。 しかしながら、日本の国外においては、例えば空海は仏教徒ですけれども、 仏教のもとであるインドなんかでは、インドのテレビでは私の講演が流れているんですよ。 幸福実現党のことが紹介されているんですよ。インドの新聞にも載っているんですよ。
大川隆法現れて、日本を救わんとして、今、政治活動を始めているということを、 インドの人たちは知っているんですよ。 まだ知らされていないのは日本の国民の方なんです。悲しいけれども。
日本の国民の方が十分知られていない。知らされていない。 それはおそらく、今までの惰性、今までの慣性の法則、今までこれでうまくいってきたから、 新しいことは何も求めないという、国情によるものだろうと思います。
しかし、私たちはまだ、あなた方の目にはっきり見えてはいない、 国難と戦おうとしています。やがてこれははっきりと分かります。
ため池をつくるのはなぜですか。 日照りの日のためでしょう。 日照りが来てからため池を掘ったって間に合わないでしょうが。
今、ため池を掘っているのは、日照りがやってくると思っているからですよ。 だから私たちは努力しています。 だから私たちは、皆さま方にこれから「10年不況」をもう一回味わわせないように、 消費税を全廃するという主張を打ち上げたり、 北朝鮮がミサイルを日本に撃ち込んでから、 あわてて国防体制をつくるようなことをしたくないから、 今から国防体制を充実させよと言っているんです。 ため池を作れといっているんです。同じなんですよ。
それが分かるのが、私たちのような宗教家なんですよ。 ま、私は宗教家といいましたが、私は半分人間で、半分人間じゃありませんよ。 はっきり言って。
ですから人間界に降りてきて、人間と一緒に競争するのはしんどいですよ。 はっきりいって。 この、民主主義というのは、半分地獄に堕ちる人に投票権があるんですから、大変なんですよ。
非常につらい、つらい仕事であるけれども、でも、(掛け合いの声)、ありがとう。 とってもつらいですよ。 人間様に投票で選ばれるなんて、もう神様、仏様、頭から、もう火を噴きそうなくらい、 腹の立つことではございますけれども、これが、時代が時代であるので、 こういう時代もあるかな、と、今思っておるんです。
お釈迦様の時代、石つぶてを投げられましたよ。 片腕のような弟子は石つぶてで殺されましたよ。ええ。 また、イエス様の時は、イエス様やその弟子は、十字架、逆さ十字にかかって死にました。 それに比べれば、選挙戦に出てですね、 300何十人か出て、まあ300人から落ちるかもしらんけれども、死刑になったり、 石つぶてを投げられるよりマシだと思ってくださいよ。 そうでしょう。
それでね、今、当選するかどうかは別として、皆さま方の意見は、 全国津々浦々、確実に浸透しつつありますよ。
そして皆さま方が得ることができた一票はね、たとえ一票であっても、 本当は一票じゃないんですよ。 その裏には、支持者が10倍いるんです。本当に隠れた支持者は10倍いて、 まだ幸福実現党という政党についてよく知らないから投票はしなかったけれども、 隠れた支持者は10倍いるんです。潜在的な支持者は100倍いるんですよ。
そのことは決して忘れてはいけませんよ。 いいですか。 たとえ四国で何票入ろうとも、これだけがあなた方の支持者じゃありませんよ。
満濃池が完成したら、彼らは全員支持者に変わるんですから。いいですか。
私たちの戦いは始まったばっかりです。 暑い夏、皆さま本当にご苦労様ですけれども、どうか残された7日、8日くらいですね。 あと一週間ちょっとですけれども、最後まで頑張り抜いてください。
この高松というところは、教育熱心な県で有名です。 私は徳島県の育ちですけれども、小学校の時、高校の時、いつも高松と比較されましたよ。 「高松は進んでいる」って。 「高松みたいになれ」といわれましたよ。 「高松は進んでいる」、先生方が高松を見学に行って帰ってきたら、 「高松は進んでいて、一学期進んでいた」とか、「授業の内容が高かった」とか、 「だから進学率が高いんだ」とかいつも言われましたよ。
だから、徳島県は高松に追いつこうとしてがんばっていました。 それが、教育改革等で、学校群制度をやって、くじ引きで学校を決めるようになったら、 進学校がめちゃくちゃにつぶれてしまいました。
当時、日比谷高校が、学校群制度を入れたので、真似して徳島県もやったんですよ。 私の卒業した徳島城南高校なんていうのは、県下で試験やったら、一万数千人受けたらですね。 100番以内、97人が城南高校でしたよ。それくらいの名門高だったんです。
くじ引きで学校決めたら、全然できなくなっちゃいましたよ。 東大行く人なんて、年に一人もいやしないですよ。
で、どうなったか。徳島県は、今度、塾が、全国、東京23区と同じ、塾比率が70%。 日本一なんです。 で、公教育がだめだってことでしょ。 だからみんな塾に行っているんです。それほどひどくなりましたよ。
ですから教育というのは、大事なんですよ。 国費の8兆円も使って、そして今、民主党が政権取るかと、新聞にはみんな書いています。 300議席に迫るかと書いています。 民主党の中には、日教組のボスがおります。 日教組のボスが、文部科学大臣になるだろうと言われています。 その人が文部科学大臣になったら、その8兆円の教育費は、国費は、 もう本当にタダになっちゃいます。 無駄になっちゃう可能性が非常に高いんですよ。
これは、恐ろしいことですよ。 ですから高校教育タダにしてくれても、国費の8兆円はタダにならないんですよ。 みなさん。これ無駄使いになるんです。 許せますか。許せないね。許せないね。
これで財政赤字なんて言っている方がおかしいですよ。 おかしい。 明らかにおかしい。 本来の姿に戻りましょう。 国際競争力がなかったら、日本なんか発展する余地はないんですよ。資源がないんですから。
必要なのは教育力です。 知力です。 これがこの国を発展させるんです。だから彼女を通す必要があるんですよ。
どうか、四国のみなさん、高松のみなさん、幸福実現党をよろしくお願いします。 暑い中、本当にありがとうございました。
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