岡山放送局

2009年9月12日 10時7分更新

投票偽造で瀬戸内が改善策


先月の衆議院選挙の不在者投票で岡山県瀬戸内市にある老人ホームの施設長らが、入所者の投票用紙で勝手に投票したとして逮捕された事件をうけて瀬戸内市の選挙管理委員会は福祉施設などでの不在者投票には立会人として市の職員などを派遣する方針を決めました。

この事件は先月の衆議院選挙で瀬戸内市にある特別養護老人ホーム「錦海荘」の施設長らが、意思表示が出来ない入所者の投票用紙に勝手に候補者の名前を書いて投票したなどとして公職選挙法違反の疑いで逮捕されたものです。

市の選挙管理委員会によりますと福祉施設などでの不在者投票は施設長が投票の管理者を務めることになっていますが、投票が公正に行われているかどうか見守る立会人については定めがなくほとんどの場合その施設の職員が行い、今回もホームの職員が担当していたということです。

このため選挙管理委員会では不正を防ぐため、福祉施設などでの不在者投票には立会人として市の職員などを派遣する方針を決めました。

来年の参議院選挙からの導入を目指して制度を整えるということです。