岡山放送局

2009年9月12日 10時7分更新

美作の農業被害 激甚災害に


先月の台風9号などによる大雨で美作市などで相次いだ農業関連の被害について、国は、復旧にかかる自治体の費用を財政面で支援する「激甚災害」に指定しました。

「激甚災害」の指定は11日午前の閣議で正式に決定しました。

台風9号などの影響で先月8日から11日にかけて続いた大雨では、岡山県をはじめ兵庫県など西日本を中心に農業関連の被害が相次ぎました。

内閣府のまとめによりますと、農業関連の被害はあわせておよそ50億円に上るとみられていて、このうち岡山県内では、美作市を中心に水田や畑など農地の被害が4億2千万円、用水路や農道など、農業施設の被害が2億8千万円、林道の被害は3千万円で、あわせて7億3千万円と見込まれています。

「激甚災害」の指定によって今回の大雨で被害を受けた市町村には復旧工事にかかる国からの補助金が1割程度かさ上げされるということです。