2009年9月12日 10時7分更新
国内最古の庶民の学校として知られる岡山県備前市の閑谷学校で、国宝に指定されている講堂の床に釘で削られたような落書きが見つかり警察が文化財保護法違反の疑いで捜査しています。
警察によりますと、ことし7月はじめ、岡山県備前市の閑谷学校で国宝に指定されている講堂の床に落書きがあるのを県からの委託で学校を管理している人が見つけました。
落書きは「たくま」というひらがな3文字で、全体の長さがおよそ8センチあり、釘のようなもので削って書かれたと見られるということです。
閑谷学校は江戸時代に岡山藩が建てた国内最古の庶民のための学校として知られ、講堂は、学校の建築物としては国内でただ一つの国宝です。
落書きは県が目立たないように修復したということですが、被害の届け出を受けた警察で文化財保護法違反の疑いで捜査しています。