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2009年9月11日(金) 19:15 |
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去年以上に厳しい高校生の就職
景気は下げ止まり、一部に回復の動きがあるといいますが、高校生の就職は去年以上に厳しい状態になっていることが明らかになりました。 特に事務系の採用が激減し、就職をあきらめ専門学校などに進路を変える生徒も出ています。
岡山東商業高校の昼休み、進路資料室には次々と生徒が集まります。 この高校で就職を希望する生徒は3割。その多くが事務職を希望していますが、去年60社程度からあった事務職の求人が、今年は18社からしか来ていません。 この高校では、授業で情報処理や簿記など専門的なスキルを身につけ、就職に役立てます。 今年4月の時点では82人が就職を希望していましたが、採用試験直前になって10人以上が進路を変えました。 例年なら希望者全員の就職が決まっていた関西高校。 求人が減少する中、進路指導課では現状を不安視する声が上がっています。 高校生の採用試験は期間が決まっているためです。 国が決めた1人1社制といわれる採用試験制度。 これまではこの期間だけで8割程度は採用が決まっていましたが、5割前後に減るのではといわれる今年、この制度が足かせになる可能性もあります。 不景気の中でどう高校生の就職先を確保するのか、来週16日に採用試験が始まります。
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