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映画へのヌード出演や海外での“逮捕歴”告白など“過去が多彩すぎるセンセイ”として注目を集める民主党・田中美絵子衆院議員(33)について11日、同党の岡田克也幹事長(56)が口を開いた。定例記者会見で「プライベートのことなので、必要があれば本人が説明をされれば足りる」などと見解を述べた。田中氏の地元・石川2区では、怒りより励ましの声が多く上がっていることも判明。“美絵子旋風”は党執行部も選挙区も巻き込み、ますます大変なことになってきた。
毎日のように、何かしらの意外な過去が明らかになり、まだ上京してもいないのに一躍、永田町の“主役”に躍り出た田中氏。党執行部が、ついに口を開いた。
外相就任が内定し、超カタブツキャラで知られる岡田氏は、この日が幹事長として最後の定例会見。「報道について田中氏から何か説明はあったか?」の質問に「私自身が報告を受けたということはありません」とした上で「基本的には(報道内容は)議員としての行動ではなく、それ以前のプライベートのことなので、必要があれば本人が説明をされれば、足りることではないかと思います」と述べた。
田中氏は河村たかし現名古屋市長の秘書を務めていたというふれこみで、衆院選に石川2区から出馬。その美ぼうから「政界の井上和香」の異名をほしいままにし、小選挙区では森喜朗元首相(72)に小差で敗れたものの、大善戦。比例復活で当選した。
しかし当選後は、かつて雑誌でパンチラ写真を披露する「コスプレ風俗ライター」だったことや、映画のぬれ場にヌード出演していたことが報じられ、短大時代はエジプトで身柄を拘束される“逮捕歴”があったことも発覚。一部では、サブカル誌で袋とじの出会い系コーナーに登場していたことも報じられた。
岡田氏は冷静に見解を述べたが、地元の反応は複雑だ。4日に風俗ライターの過去が報じられて以来、田中氏の事務所には問い合わせが殺到。事務所関係者によると「おしかりを受けるよりも『がんばれ』と励ましていただけるケースが少し多いです。6・4ぐらいの割合でしょうか」と明かす。
特に女性からは「いろんな経験を国会で生かしてほしい」「なかなか思うような仕事に就けない気持ちはすごくわかる」という同情の声も。ただし11日の「逮捕歴」報道には「逮捕ってどういうことですか! 今まで(の報道)は我慢してきたけど!」と、厳しい意見も寄せられたという。
現在、田中氏は選挙区内でのあいさつ回りを続けている。多忙な中で秘書も決まっておらず、道のりは多難。それでも15日、都内で行われる党の「新人ガイダンス」で、主役の座は間違いない。
(2009年9月12日06時01分 スポーツ報知)
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