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参院補選 自民も「参戦」2009年09月11日
自民党県連は10日、10月8日に告示される参院神奈川選挙区補選(被選挙数1)に、独自候補を擁立すると発表した。地方議員や官僚ら3人が候補に挙がっており、数日中に決定する。またこの日、惨敗した総選挙についても話し合い、党本部への不満が相次いだという。 (岩堀滋) 県連の選対企画会議で、参院補選について検討し、人選は党本部選対副委員長でもある菅義偉・県連会長に一任することでまとまった。 菅会長によると、自薦と他薦で民間人と地方議員、現職官僚の男女3人が挙がっているという。菅会長は「新総裁のもとで戦う初の国政選挙になる。必勝態勢で臨むため、できれば4〜5日のうちに擁立したい」とした。 会議では、総選挙の疲れが残っているとして慎重な対応を求める意見も出たが、最終的には「県連一丸となって戦う」となったという。 今回の参院補選で当選した場合、任期は約9カ月のため、来年夏の参院選を再び戦う必要がある。県連は、来年夏の参院選で、現職の小泉昭男氏(63)を公認申請すると決めており、「現職(小泉氏)がいるわけで、何が何でも戦うばかりが能ではない」との指摘も出たという。 また、衆院6区を除く、県内17小選挙区の支部長が集まった会議が引き続きあり、3小選挙区の勝利にとどまった総選挙の総括も行った。各支部長は候補者として総選挙を戦っており、参加者によると、党本部への不満が出たという。 菅会長は冒頭、「政権交代という大きなうねりの中で、私たちの力ではどうにもならないところがあった。会長として、党選対として、素直におわびしたい」と謝罪した。 参加者によると、会議では民主党へのネガティブキャンペーンを徹底して繰り広げた選挙戦の手法について「逆効果。もっと正面から民主党との政策比べをするべきだった」との指摘や、「民主党が示した『政権交代』を上回るキャッチコピーをつくれなかったのが大きかった」など、党本部の活動方針に対する不満の声が相次いだという。 関連して、菅会長は「党本部でも再生会議が始まっている。地方の生の声を反映出来るようにしたい」として、39人の県議団全員にアンケートを出したことを明らかにした。週明けに取りまとめ、党本部に提出するという。
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