今年7月、千葉市で自宅に放火し、祖母を殺害したなどとして逮捕された17歳の少年について、千葉地検は殺人と殺人未遂の疑いについては殺意の立証は困難と判断し、不起訴としました。
この事件は今年7月、私立高校3年の17歳の少年が、美浜区の自宅2階に灯油をまきライターで火をつけ、2階で寝ていた85歳の祖母を殺害したうえ、19歳の姉にけがを負わせたとして放火のほか、殺人と殺人未遂の疑いで逮捕されたものです。
しかし、少年は「部屋に火をつけたことは間違いないが、どうして火をつけたのか覚えていない。殺すつもりはなかった」などと供述、千葉地検は先月、放火の疑いで家裁送致しましたが、殺人と殺人未遂については処分保留としていました。
しかし、千葉地検は最終的に、殺意の立証は困難と判断。11日までに、殺人と殺人未遂については不起訴としました。(11日20:15)