民主党の鳩山由紀夫代表と外相起用が内定している岡田克也幹事長は10日、米国による核持ち込みを認める密約問題を政権発足後に調査すると明言した。
鳩山氏は党本部で記者団に「真相、事実を国民に明らかにしたいので調査する」と指摘するとともに「米国を含めた調査も必要になるのではないか。結果が出た段階で、できるだけ国民に知らせたい」と強調した。岡田氏も国会内で志位和夫共産党委員長らと会談後、記者団に「代表も私も核密約問題は明らかにすると言っている」と述べた。
岡田氏は都内で環境団体の会合にも出席し、地球温暖化ガスの削減目標に関し「いったん白紙に戻す。政府として議論を根本からやり直したい」と指摘。2020年までに05年比で15%削減するとの麻生太郎首相が提唱した目標を見直す考えを示した。
(10日 20:52)