音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより検索フォームへ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

郵便事業会社、宅配事業の統合延期を発表

 日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)は11日、10月1日に予定していた日本通運との宅配事業統合を見送ると正式発表した。総務相から統合に必要な認可が得られず、顧客への説明などが間に合わないと判断した。新たな統合時期は未定。顧客離れが進むなど「収益悪化が想定される」(伊東敏朗専務)といい、統合の先行きは不透明さを増している。

 総務相は研修や既存顧客の引き継ぎなどの準備に懸念があるとして、統合に待ったをかけている。日本郵便は早期の認可を目指し、総務省と調整を続ける考えだ。

 10月から日通との共同出資会社「JPエクスプレス」に移す予定だった「ゆうパック」サービスは、引き続き日本郵便が提供する。JPエクスプレスが日通に委託している地方での集配業務は日本郵便の支店に引き継ぐ。新会社への人事異動を取りやめるほか、9月に異動した社員も戻すことになるという。(11日 23:41)

関連特集

関連記事

経済 | 景気ウオッチ | 統計データ | 統計用語集