横内正明知事は8日の定例記者会見で、民主党が掲げる高速道路料金の無料化について「山梨は中央道が生命線。大渋滞になれば経済に大きなダメージが生じる」と述べ、見直しを求めた。
知事は、東京・神奈川の都県境にある小仏トンネルが現在も有数の渋滞区間であることを指摘、電車の利用率低下や二酸化炭素排出の増加などの問題も挙げ「国民の反対も多い。再検討してもらいたい」と述べた。
また、「ガソリン税などの暫定税率の廃止で道路予算が減れば、中部横断自動車道や新山梨環状道路の事業に影響するのではないか」との懸念も表明。「県選出の国会議員の先生方にお願いしていきたい」と話した。【小林悠太】
毎日新聞 2009年9月9日 地方版