自民党、党再生会議の3回目の会合 党組織見直しなどについて意見交換
衆議院選挙の「敗戦処理」をめぐり、自民党の混乱が続いている。
自民党は10日、党再生会議の3回目の会合を開き、今後の党組織の見直しなどについて意見交換をした。
小池元防衛相は「基本的にはですね。自民党を根本から立て直すという極めて建設的なご意見が多々ありました」と述べた。
会議では、党組織の在り方や選挙対策について見直しを求める声が出たほか、選挙での候補者選考にあたっては、一部の出席者から「今後は、総理大臣経験者や議長経験者は公認すべきでない」との意見も出たという。
一方、28日の総裁選に向けて、候補者擁立を模索する動きが続いている。
谷垣元国交相は「わたしは、余りよくわかりません」、「(若手の方から出るのを期待されていますが?)わかりません。よくそれは」と述べた。
石原幹事長代理は「(出ないということではない?)出ない時は『出ない』と言いますし、出る時は『出る』と言う」、「(その判断はできていない?)全く白紙であります」と語った。
総裁選をめぐっては、世代交代を求める声が高まる中、町村派の総会では、衆院選で比例復活当選した町村会長を前に、出席者から「総裁選には、小選挙区で勝ち抜いた人が出るべき」との意見が公然と出された。
また、中堅・若手議員らの会合では、新総裁について、「民主党の小沢次期幹事長らに位負けしない人にすべき」との意見が出て、世代交代論者の反発が相次ぐなど、依然、方向性は見えていない。
(09/10 20:17)